JPH10151952A - 車両用駆動力伝達装置のポンプ取付け構造 - Google Patents

車両用駆動力伝達装置のポンプ取付け構造

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JPH10151952A
JPH10151952A JP31369396A JP31369396A JPH10151952A JP H10151952 A JPH10151952 A JP H10151952A JP 31369396 A JP31369396 A JP 31369396A JP 31369396 A JP31369396 A JP 31369396A JP H10151952 A JPH10151952 A JP H10151952A
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JP
Japan
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pump
hydraulic
driving force
oil
hydraulic oil
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JP31369396A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Murakami
賢一郎 村上
Tatsuo Wakahara
龍雄 若原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプ内への空気の混入を確実に阻止してエア
レーションノイズの発生を防止することが可能な車両用
駆動力伝達装置のポンプ取付け構造を提供する。 【解決手段】ポンプロータ部104cが回転すると、オ
イルタンク105から吸入ポート142を介してポンプ
室104a3 に吸入される作動油は、昇圧されて所定圧
のライン圧で吐出ポート144から流れ出ていく。ここ
で、冬季などの低温時に粘度の増大により作動油が流れ
にくい状態となると、ポンプロータ部が回転してもオイ
ルタンク内の作動油が吸入ポートまで流れにくくなる。
このとき、ポンプハウジング104a、ポンプカバー1
04bなどの僅かな隙間に、ポンプ室に向かう方向に吸
引力が発生する。この吸引力が発生すると、ポンプ収納
部140内に充填している作動油が隙間を通過してポン
プ室内に流れ込み、ポンプ室には空気等の不純流体が混
入せず、エアレーションノイズが確実に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用駆動力伝達
装置のポンプ取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の駆動力伝達装置として、本出願人
が先に提案した特開平8−91070号公報に記載した
装置が知られている。
【0003】この駆動力伝達装置では、例えば、エンジ
ンからの駆動力を変速機で所定の駆動力に変速した後、
湿式多板クラッチを有するトランスファを介することに
よって所定の駆動力配分比にしたがって駆動力を配分
し、前輪側への駆動力は湿式多板クラッチのクラッチハ
ブに連結された第1のスプロケットが回転することによ
って、この第1のスプロケットと前輪側の出力軸と連結
された第2のスプロケットとの間に巻装されたチェーン
を介して前輪側の出力軸にトランスファで配分された駆
動力が伝達されるようになされている。
【0004】そして、このとき、トランスファでの駆動
力の配分は、制御部からの制御信号に基づき、油圧供給
装置でクラッチ圧を制御することによって、トランスフ
ァの湿式多板クラッチクラッチの締結力を制御し、これ
によって駆動力の配分制御を行うようになされている。
【0005】また、油圧供給装置では、変速機の出力軸
と直結して回転駆動されるメインポンプによって所定の
ライン圧を発生させ、このライン圧を制御部からの制御
信号に基づいて所定のクラッチ圧に制御するようになさ
れている。
【0006】そして、例えば、低車速時、又は後進時
等、変速機から回転駆動力が充分に得られないためにメ
インポンプが充分に作動せず、必要とするライン圧を得
ることができないとき、モータを起動してサブポンプを
作動させ、サブポンプからの油圧と、メインポンプから
の油圧とで必要とするライン圧を確保するようにしてい
る。
【0007】そして、これら第1のスプロケット、第2
のスプロケット、チェーン等は、オイルタンクを兼ねた
トランスファケーシング内に格納され、変速機からの回
転駆動力に応じてメインポンプが駆動され、また、必要
に応じてモータが駆動されサブポンプが駆動されること
によって所定のライン圧が確保され、このライン圧を制
御部からの制御信号に応じて所定のクラッチ圧に変換
し、このクラッチ圧に応じてクラッチの締結力が制御さ
れて変速機からの回転駆動力を駆動力配分することによ
って、クラッチハブが駆動力配分に応じて回転し、第1
のスプロケットが回転することによってチェーンが回転
し、チェーンがオイルタンクの作動油を攪拌すると共
に、必要な作動油の流れや潤滑を行いながら第2のスプ
ロケットを駆動して駆動力を前輪側に伝達するようにな
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6は、上述したサブ
ポンプの取付け構造を示すものである。ここで、前述し
たようにトランスファケーシング1はオイルタンクを兼
ねてその底部に作動油を格納しているが、サブポンプ
は、トランスファのレイアウト上の制約によってオイル
タンクのオイルレベルより上方位置に取付けられてい
る。
【0009】図6によりサブポンプの取付け構造を説明
すると、符号1で示すトランスファケーシングの外側に
凹陥状のポンプ収納部2が形成されており、このポンプ
収納部2内にサブポンプ3が装着されている。そして、
サブポンプ3のロータ部3aに直結するように、モータ
4がトランスファケーシング1に外付けされてポンプ収
納部2内にサブポンプ3が密閉されている。
【0010】そして、モータ4の駆動によりロータ部3
aが回転すると、オイルタンクから吸入ポート1aを介
して吸入された作動油はロータ部3aで昇圧され、吐出
ポート1bを介して油圧供給装置に供給されていくよう
になっている。
【0011】ところで、低温時の作動油は粘度が高くな
るので、冬季などにおいてはオイルタンクに格納されて
いる作動油が吸入ポート1aまで流れにくくなる。ここ
で、上記構造ではサブポンプ3を密閉しているポンプ収
納部2内の空隙5に空気が存在しており、冬季などにサ
ブポンプ3が駆動すると、サブポンプ3及びポンプ収納
部2の取付け面の僅かな隙間から空気を吸い込んで作動
油に混入する場合がある。
【0012】これにより、空気が作動油に混入するとき
発生するエアレーションノイズにより運転者等に違和感
を与えるおそれがある。また、作動油に空気が混入した
サブポンプ3は、実際に必要とするライン圧を確保する
ことが難しいという課題も発生してしまう。
【0013】そこで、作動油への空気混入を防止するた
め、高精度のシール部材をサブポンプ3及びポンプ収納
部2の取付け面の間などに装着して空気を確実に遮断す
ることが考えられるが、そのシール部材を装着するため
の構造変更などによって大幅なコストアップを招くおそ
れがある。
【0014】この発明は上記の未解決の課題に着目して
なされたものであり、ポンプ内への空気の混入を確実に
阻止してエアレーションノイズの発生を防止するととも
に、コストアップを抑えてエアレーションノイズの発生
を防止することが可能な車両用駆動力伝達装置のポンプ
取付け構造を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係わる車両用駆動力伝達装置のポンプ取
付け構造は、ケーシング内に、回転駆動源から駆動力が
伝達される入力軸と、この入力軸からの駆動力を車輪側
へ伝達する出力軸と、所定圧の作動油の供給により前記
入力軸に伝達された駆動力を変更可能とする油圧回路
と、この油圧回路に所定圧の作動油を供給する油圧供給
装置とを配設し、前記ケーシング内の底部を前記油圧供
給装置のオイルタンクとするとともに、モータの駆動力
により前記オイルタンクから吸入した作動油を所定のラ
イン圧で前記油圧供給装置に供給するポンプを備えた車
両用駆動力伝達装置において、前記オイルタンク内の作
動油レベルより上方位置の前記ケーシングの外側に、前
記オイルタンクと接続する吸入ポート及び前記油圧供給
装置と接続する吐出ポートを設けた凹陥状のポンプ収納
部を形成し、前記吸入ポート及び吐出ポートにポンプロ
ータ部を対応させた前記ポンプを前記ポンプ収納部内に
装着し、前記ポンプロータ部にモータ軸を直結した前記
モータを前記ケーシングに外付けして前記ポンプを前記
ポンプ収納部内に密閉するとともに、前記ポンプが油内
に位置するように前記ポンプ収納部の密閉空間に作動油
を充填した構造としている。
【0016】また、請求項2に係わる発明は、請求項1
記載の車両用駆動力伝達装置のポンプ取付け構造におい
て、前記吸入ポートより上方位置の前記ポンプ収納部内
で開口し、且つ前記オイルタンクと連通する作動油戻し
路を形成し、前記ポンプの周囲からリークして前記密閉
空間に溜まった作動油が前記作動油戻し路の開口部まで
上昇したときに、その開口部に流れ込んだ作動油を前記
作動油戻し路を介して前記オイルタンクに戻す構造とし
た。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の車両用駆動力伝達装置のポンプ取付け構造によると、
モータが駆動すると、そのモータ軸からポンプのポンプ
ロータ部に回転力が伝達され、オイルタンクから吸入ポ
ートを介してポンプ室に吸入された作動油がポンプロー
タ部に昇圧されて所定圧のライン圧で吐出ポートから流
れ出ていく。
【0018】ここで、冬季などの低温時において、粘度
の増大により作動油が流れにくい状態となると、ポンプ
ロータ部が回転しても、オイルタンク内の作動油は吸入
ポートまで流れにくくなる。このとき、ポンプを構成し
ているポンプハウジング、ポンプカバーなどの僅かな隙
間に、ポンプ室に向かう方向に吸引力が発生する。この
吸引力が発生すると、ポンプが油内に位置するようにポ
ンプ収納部内に充填している作動油が、隙間を通過して
ポンプ室内に流れ込んでいく。
【0019】したがって、作動油が粘度の増大により流
れにくくなっても、本発明では、ポンプ室に空気等の不
純流体が混入しないので、エアレーションノイズを確実
に防止することができ、運転者等に違和感を与えること
がない。
【0020】また、ポンプ室には常に作動油のみが供給
されるので、ポンプは、常に、必要とするライン圧を油
圧供給装置に供給することができる。また、請求項2記
載の発明によると、夏期などの高温時において作動油の
粘度が低くなると、ポンプ室内の作動油は、ポンプを構
成しているポンプハウジング、ポンプカバーなどの僅か
な隙間にリークしてポンプ収納部内に溜まっていく。そ
して、ポンプ収納部内に溜まった作動油のレベルが作動
油戻し路の開口部まで達すると、その開口部内に流れ込
んだ作動油がオイルタンクに戻されていく。このとき、
作動油戻し路の開口部は吸入ポートより上方位置に設け
ているので、サブポンプの略全域は作動油内に位置す
る。
【0021】このように、本発明では、ポンプ室内から
作動油がリークするのを許容する構造とし、ポンプの略
全域が作動油内となるようにポンプ収納部内に作動油を
積極的に溜めているので、常に、エアレーションノイズ
を防止することができる。
【0022】また、本発明は、作動油をポンプ収納部内
に積極的に溜める構造としたことから、高精度のシール
部材、或いはそのシール部材を装着するための構造変更
が不要となり、コストアップを抑えてポンプを取り付け
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1に示すものは、FR(フロントエ
ンジン,リヤドライブ)方式をベースにしたパートタイ
ム四輪駆動車であり、回転駆動源としてのエンジン10
と、前左〜後右側の車輪12FL〜12RRと、車輪12FL
〜12RRへの駆動力配分比を変更可能な駆動力伝達系1
4と、駆動力伝達系14による駆動力配分を制御するた
めに油圧を供給する油圧供給装置16と、油圧供給装置
16を制御するコントローラ18を備えた車両である。
【0024】駆動力伝達系14は、エンジン10からの
駆動力を選択された歯車比で変速する変速機20と、こ
の変速機20からの駆動力を前輪12FL、12FR及び後
輪(常時駆動輪)12RL、12RR側に分割するトランス
ファ22とを有している。そして、駆動力伝達系14で
は、トランスファ22で分割された前輪駆動力が前輪側
出力軸24、フロントディファレンシャルギヤ26及び
前輪側ドライブシャフト28を介して、前輪12FL、1
2FRに伝達され、一方、後輪側駆動力がプロペラシャフ
ト(後輪側出力軸)30、リアディファレンシャルギヤ
32及びドライブシャフト34を介して後輪12RL、1
2RRに伝達される。
【0025】図2はトランスファ22の内部構造を示す
ものであり、トランスファケーシング40内において同
軸突き合わせ状態で配設されている入力軸42及び第1
出力軸44は、入力軸42がフロントケーシング40a
にラジアル軸受46を介して回転自在に支持され、第1
出力軸44がリアケーシング40bにラジアル軸受48
を介して回転自在に支持されて相対回転可能に配設され
ている。そして、これら入力軸42及び第1出力軸44
に対して平行に、フロントケーシング40a及びリアケ
ーシング40bにそれぞれ配設されたベアリング50、
52を介して第2出力軸54が回転自在に支持されてい
る。なお、入力軸42は変速機20の出力軸56に結合
し、第1出力軸44は後輪側出力軸30に結合し、第2
出力軸54は前輪側出力軸24に結合している。
【0026】そして、入力軸42及び第1出力軸44に
は、副変速機構58と、2輪ー4輪駆動切換機構60と
が設けられている。副変速機構58は、遊星歯車機構6
2と、この遊星歯車機構62に同軸的に配設された噛み
合いクラッチ形式の高低速切換機構64とで構成されて
いる。
【0027】遊星歯車機構62は、入力軸42の外周に
形成されたサンギヤ62aと、フロントケーシング40
a内部で固定されたインターナルギヤ62bと、これら
サンギヤ62a及びインターナルギヤ62bに噛合する
ピニオン62cと、ピニオン62cを回転自在に支持す
るピニオンキャリア62dとで構成されている。
【0028】また、高低速切換機構64は、第1出力軸
44の外周に設けられた複数条のキー溝と内歯64b1
とのスプライン結合により軸方向にスライド自在とさ
れ、外周に外歯64b2 が設けられてなるシフトスリー
ブ64bと、シフトスリーブ64bの内歯64b1 と噛
合可能な入力軸42の外周位置に形成された高速シフト
用ギヤ64cと、シフトスリーブ64bの外歯64b2
と噛合可能なピニオンキャリア62dの内周部に形成さ
れた低速シフト用ギヤ64dとを備えている。また、シ
フトスリーブ64bは、副変速機レバー(図示せず)の
手動操作を行うことにより、フォーク(図2の符号84
がフォークの先端部)を介して高速シフト位置、中立位
置、低速位置までスライド移動する。そして、シフトス
リーブ64bが高速シフト位置までスライド移動する
と、高速シフト用ギヤ64cと内歯64b1 とが噛合
し、シフトスリーブ64bが低速シフト位置までスライ
ド移動すると、低速シフト用ギヤ64dと外歯64b2
とが噛合し、シフトスリーブ64bが中立位置までスラ
イド移動すると、内歯64b1 及び外歯64b2 は高低
速切換機構64の他のギヤのいずれにも噛合しないよう
になっている。
【0029】また、2輪ー4輪駆動切換機構60は、前
後輪に対する駆動力配分比を変更する可変トルククラッ
チとしての湿式多板摩擦クラッチ(以下、摩擦クラッチ
と略称する。)66と、第1出力軸44に回転自在に配
設された第1スプロケット68と、第2出力軸54と同
軸に結合された第2スプロケット70と、第1及び第2
スプロケット68、70間に巻装されたチェーン72と
で構成されている。
【0030】摩擦クラッチ66は、第1スプロケット6
8に結合されたクラッチドラム66aと、このクラッチ
ドラム66aにスプライン結合されたフリクションプレ
ート66bと、第1入力軸44の外周にスプライン結合
されたクラッチハブ66cと、クラッチハブ66cに一
体結合されて前記フリクションプレート66b間に配設
されたフリクションディスク66dと、第1出力軸44
の外周に配設されクラッチドラム66a側への軸方向移
動によりフリクションプレート66b及びフリクション
ディスク66dを当接させる回転部材66eと、クラッ
チハブ66cに一体結合されてクラッチハブ66cと回
転部材66eとを係合するピン66kと、リアケーシン
グ40bの内壁に装着されて軸方向の移動が可能とされ
たクラッチピストン66gと、このクラッチピストン6
6gの軸方向の移動を回転部材66eに伝達するスラス
ト軸受66fと、クラッチピストン66gとリアケーシ
ング40bとの内壁間に形成されたシリンダ室66h
と、回転部材66eに対してクラッチピストン66g側
へ付勢力を与えるリターンスプリング66jとで構成さ
れている。
【0031】そして、シリンダ室66hと連通するリア
ケーシング40bに形成された入力ポート74に、油圧
供給装置16からクラッチ圧PC が供給されると、シリ
ンダ室66h内の押圧力発生によりクラッチピストン6
6gが図3において左側へ移動し、このクラッチピスト
ン66gの移動がスラスト軸受66fを介して回転部材
66eに伝達され、相互に離間していたフリクションプ
レート66b及びフリクションディスク66dが、フリ
クションディスク66dの移動により当接し、摩擦力に
よるクラッチ圧Pcに応じた締結力が付与される。これ
により、第1出力軸44の回転駆動力が、摩擦クラッチ
66の締結力に応じた所定のトルク配分比で、第1スプ
ロケット68、チェーン72及び第2スプロケット70
を介して第2出力軸54に伝達されるようになってい
る。
【0032】また、供給されるクラッチ圧Pcが低下し
てリターンスプリング66jの付勢力によって回転部材
66e及びクラッチピストン66gが図3において右側
へ移動してフリクションプレート66b及びフリクショ
ンディスク66dが相互に離間すると、第1出力軸44
の回転駆動力は第2出力軸54に伝達されない。
【0033】また、第1スプロケット68には、シフト
スリーブ64b側の外周に4輪駆動用ギヤ80が設けら
れており、前述した低速位置までシフトスリーブ64b
が移動すると、外歯64b2 と低速シフト用ギヤ64d
との噛合とともに、前記4輪駆動用ギヤ80が内歯64
1 と噛合する構造とされている。これにより、シフト
スリーブ64b及び4輪駆動用ギヤ80は、低速位置L
で第1出力軸44及び第2出力軸54を強制的に結合す
るドグクラッチを構成している。
【0034】また、前記油圧供給装置16は、図3に示
す回路構成によりトランスファ22の入力ポート74に
所定のクラッチ圧Pcを供給するようになされている。
この油圧供給装置16は、変速機20の出力側と連結す
る第1出力軸44と直結して回転駆動する正逆回転形の
メインポンプ100と、このメインポンプ100と並列
配置され、電動モータ102を動力源として回転駆動す
る正回転形のサブポンプ104を油圧源としている。こ
れらメインポンプ100及びサブポンプ104は、オイ
ルタンク105内の作動油をストレーナ106a、10
8aを介して吸入し、吐出側の配管106b、108b
に吐出する。また、配管106b、108bを収束する
収束配管110aには、オイルエレメント112が接続
され、このオイルエレメント112の上流側(メインポ
ンプ100及びサブポンプ104側)に、他端が潤滑系
114側に連通するリリーフ路116が接続されてい
る。
【0035】また、オイルエレメント112の下流側
(トランスファ22側)にライン圧調圧弁118が接続
され、収束配管110aから分岐する配管110b、1
10c、110eに、それぞれ電磁切換弁120、クラ
ッチ圧力調整弁122、減圧弁124の入力側が接続さ
れている。また、クラッチ圧力調整弁122の出力側に
は、電磁切換弁120からパイロット圧が供給されると
トランスファ22にクラッチ圧Pc を供給するパイロッ
ト切換弁126の入力側が接続し、減圧弁124の出力
側には、デューティ制御電磁弁128の入力側が接続し
ている。なお、オイルタンク105内には作動油の温度
を検知する温度センサ130が配設されているととも
に、ライン圧調圧弁118により減圧設定された圧力を
検知する油圧スイッチ132及びパイロット切換弁12
6から出力されるクラッチ圧Pcを検知する油圧スイッ
チ134が配設され、これら検知信号はコントローラ1
8に出力される。
【0036】コントローラ18は、摩擦クラッチ66で
の駆動力配分制御処理を行う第1マイクロコンピュータ
と、所定油圧を保持するために電動モータ102の駆動
制御処理を行う第2マイクロコンピュータと、第1マイ
クロコンピュータからの制御信号に応じて油圧供給装置
16のデューティ制御電磁弁128のソレノイドに所要
デューティ比の励磁電流を供給する駆動回路と、第1マ
イクロコンピュータからの制御信号に応じてオン・オフ
される励磁電流を油圧供給装置16の電磁切換弁120
のソレノイドに供給する駆動回路とを備えている。
【0037】そして、油圧供給装置16は、実際の車両
ではトランスファ22の内部に配設されており、オイル
タンク105から作動油を吸引するメインポンプ100
は、図2に示すように、第1ギヤ136a及び第2ギヤ
136bを介して第1出力軸44と連結している。ま
た、サブポンプ104は、トランスファケーシング40
に外付けされた電動モータ102と連結している。
【0038】トランスファケーシング40は、図2に示
すように、前輪側に配置されたフロントケーシング40
aと後輪側に配置されたリアケーシング40bとで構成
したアルミダイキャスト製の部材であり、フロントケー
シング40a及びリアケーシング40bは、周縁部に形
成されたフランジ部40a1 、40b1 の複数のボルト
挿通孔40a2 、40b2 どうしを対応させ、各ボルト
挿通孔に連結ボルト40cを装着していくことにより一
体化されており、一体化されたトランスファケーシング
40の内部が、油圧供給装置16のオイルタンク105
とされている。
【0039】また、サブポンプ104は、図2に示すよ
うに、リアケーシング40bの下部に装着されており、
電動モータ102と直結している。そして、サブポンプ
104と対向するリアケーシング40bの内側にはコン
トロールユニット210が装着され、このコントロール
ユニット210とチェーン72との間にストレーナユニ
ット220が配設されている。
【0040】そして、メインポンプ100及びサブポン
プ104によってオイルタンク105の作動油がストレ
ーナユニット220を介してコントロールユニット21
0に供給され、コントロールユニット210に組み込ま
れた油圧供給装置16において、所定の処理が実行さ
れ、クラッチ圧PC として摩擦クラッチ66に供給され
るようになされている。
【0041】前記コントロールユニット210は、ブロ
ック形状のユニット本体に穿設された弁装着孔に、図3
で示した弁及びセンサ類が装着されたユニット体であっ
て、ユニット本体の内部には、図3に示した配管路と同
様の油路が各弁装着孔を連通して形成されている。
【0042】また、前記ストレーナユニット220は、
図4に示すように、内部にメッシュ体を配設した吸入室
としてのストレーナ室221aと222aとがそれぞれ
別室として設けられ、ストレーナ室221aは図3で示
したメインポンプ100用のストレーナ106aに対応
し、ストレーナ室222aは図3で示したサブポンプ1
04用のストレーナ108aに対応している。また、そ
れぞれのストレーナ室221a、222aには、吸い込
み口221b及び222bと、メインポンプ用吐出口2
21c及びサブポンプ用吐出口222cとが設けられて
いる。そして、このストレーナユニット220は、メイ
ンポンプ用吐出口221cがリアケーシング40bの内
側に形成したメインポンプ用油受入口(図示せず)に接
続し、サブポンプ用吐出口222cがコントロールユニ
ット210に形成したサブポンプ用油受入口(図示せ
ず)に接続している。したがって、図4に示すように、
リアケーシング40b内に、コントロールユニット21
0が配設され、その上部に一体化してストレーナユニッ
ト220が配設され、その上方に、第1及び第2のスプ
ロケット68、70との間に巻装されたチェーン72が
位置している。
【0043】そして、前述したようにトランスファケー
シング40内をオイルタンク105としているが、オイ
ルタンク105内に格納した作動油のオイルレベルは、
図4における符号A、A間の一点鎖線で示すレベルに設
定されている。これにより、摩擦クラッチ66の締結力
に応じた第1のスプロケット68の回転によりチェーン
72が回転すると、オイルタンク105内に位置してい
るチェーン72が作動油を攪拌しながら回転して第2の
スプロケット70を回転させる。
【0044】ところで、電動モータ102を動力源とし
て油圧を発生するサブポンプ104は、図4の破線の円
で示すように、符号A、A間の一点鎖線で示したオイル
レベルより上方位置のリアケーシング40bに装着され
ている。
【0045】図5は、電動モータ102と直結してリア
ケーシング40bに装着されているサブポンプ104の
構造を詳細に示した図面である。この図によると、リア
ケーシング40bの下部には凹陥状のポンプ収納部14
0が形成されており、このポンプ収納部140内にサブ
ポンプ104を装着している。
【0046】ポンプ収納部140の底面には、作動油吸
入口(吸入ポート)142及び作動油吐出口(吐出ポー
ト)144が形成されており、作動油吸入口142はコ
ントロールユニット210に設けたサブポンプ用油受入
口(図示せず)と接続し、作動油吐出口144はコント
ロールユニット210内に設けた吐出管108b(図3
参照)と接続している。
【0047】そして、ポンプ収納部140の底面の最上
部には作動油戻し孔146が形成されている。この作動
油戻し孔146は、前述した作動油吸入口142及び作
動油吐出口144より上方位置に形成されており、コン
トロールユニット210内に設けたドレイン路(図示せ
ず)を介してオイルタンク105と連通している。さら
に、ポンプ収納部140の底面には、位置合わせピン穴
148が形成されているとともに、周方向に120°の
間隔をあけて3つのネジ穴150が形成されている。
【0048】そして、ポンプ収納部140内に装着され
ているサブポンプ104は、ポンプハウジング104a
と、ポンプカバー104b及びポンプロータ部104c
とで構成されている。
【0049】前記ポンプハウジング104aは、ポンプ
収納部140の内径より小さな外径寸法の円筒部材であ
り、ポンプ収納部140の位置合わせピン穴148及び
ネジ穴150と対応する位置に、ピン貫通孔及びボルト
貫通孔が形成されている。また、軸心位置にポンプ室1
04a3 を設けている。そして、ポンプカバー104b
が当接する端面にはOリング104a4 を装着してい
る。
【0050】また、ポンプカバー104bは、ポンプハ
ウジング104aの外周と同一寸法の円板部材であり、
ポンプハウジング104aのピン貫通孔及びボルト貫通
孔と対応する位置にピン貫通孔及びボルト貫通孔が形成
されているとともに、軸心位置にポンプロータ部104
cの軸部を挿入する軸孔104b3 が形成されている。
【0051】そして、ポンプハウジング104a及びポ
ンプカバー104bは、互いに対応させたピン貫通孔に
位置決めピン152を貫通し、さらにその位置決めピン
152を位置合わせピン穴148内に嵌入することによ
りポンプ収納部140内に配設されている。そして、ポ
ンプ収納部140の各ネジ穴150にボルト貫通孔を対
応させ、それらのボルト貫通孔内を貫通させた連結ボル
ト154をネジ穴150にねじ込むことによりポンプ収
納部140内に装着されている。
【0052】また、ポンプロータ部104cは、リアケ
ーシング40bに外付けした電動モータ102のモータ
軸102aと同軸に連結してポンプ室104a3 内に収
納されている。そして、このポンプロータ部104c
は、電動モータ102の駆動とともに回転し、作動油吸
入口142から吸入した作動油を昇圧して作動油吐出口
144から吐出する。また、電動モータ102は、ポン
プ収納部140の外縁部に当接し、連結ボルト156に
よりリアケーシング40bに固定されるフランジ部10
2bと、ポンプ収納部140の開口部に嵌まり込む内筒
部102cとを備えている。そして、内筒部102cの
外周にはOリング102eを装着して外気との液密を保
持している。
【0053】ここで、電動モータ102の内筒部102
cにより開口部が閉塞されているポンプ収納部140
は、そのポンプ収納部140の内周面とポンプハウジン
グ104a及びポンプカバー104bの外周面との間
や、ポンプカバー104bと内筒部102aとの間に空
隙を設けた状態でサブポンプ104を装着しているが、
本実施形態では、その空隙の略全域に作動油Osが充填
されている。
【0054】そして、車両が低速走行するとき、或いは
後進走行するときに電動モータ102が駆動すると、そ
のモータ軸102aからサブポンプ104のポンプロー
タ部104cに回転力が伝達される。そして作動油吸入
口142からポンプ室104a3 に吸入された作動油
は、ポンプロータ部104cに昇圧され所定圧のライン
圧PL として作動油吐出口144から流れ出ていく。
【0055】ここで、冬季などの低温時に粘度の増大に
より作動油が流れにくい状態となると、オイルタンク1
05に格納されている作動油は、ポンプロータ部104
cが回転しても作動油吸入口142まで流れにくくな
る。このとき、ポンプ収納部140の底面及びポンプハ
ウジング104aの当接面の僅かな隙間、ポンプハウジ
ング104a及びポンプカバー104bの当接面の僅か
な隙間等にポンプ室104a3 に向かう方向に吸引力が
作用するが、この吸引力が作用すると、ポンプ収納部1
40内に充填されている作動油Osが、前記隙間を通過
してポンプ室104a3 内に流れ込んでいく。このた
め、作動油が粘度の増大により流れにくくなっても、ポ
ンプ室104a3 には空気等の不純流体が混入せず、ポ
ンプ収納部140内に充填した作動油が流れ込むので、
エアレーションノイズを確実に防止することができる。
したがって、運転者等に違和感を与えることがない。
【0056】また、ポンプ室104a3 には常に作動油
のみが供給されるので、サブポンプ104は必要とする
ライン圧PL を油圧供給装置16に供給することができ
る。また、夏期などのように高温時に作動油の粘度が低
くなると、ポンプ室104a3 内の作動油は、ポンプ収
納部140の底面及びポンプハウジング104aの当接
面の僅かな隙間や、ポンプハウジング104aとポンプ
カバー104bとの当接面の僅かな隙間などからリーク
してポンプ収納部140内に溜まっていく。そして、ポ
ンプ収納部140内に溜まった作動油のレベルが作動油
戻し孔146まで達すると、作動油戻し孔146に流れ
込んだ作動油がオイルタンク105に戻されていく。こ
のとき、作動油戻し孔146は作動油吸入口142より
上方位置に設けているので、サブポンプ104の略全域
は作動油内に位置する。
【0057】このように、本実施形態では、ポンプ収納
部140とポンプハウジング104aとの間や、ポンプ
ハウジング104aとポンプカバー104bとの間から
作動油がリークするのを許容する構造とし、サブポンプ
104の略全域が作動油内となるように、ポンプ収納部
140内に作動油を積極的に溜めているので、常に、エ
アレーションノイズを防止することができる。
【0058】また、作動油をポンプ収納部140内に積
極的に溜めてる構造としたことから、高精度のシール部
材、或いはそのシール部材を装着するための構造変更が
不要となるので、コストアップを抑えてサブポンプ10
4を取り付けることができる。
【0059】なお、上記実施形態では、後輪駆動車をベ
ースにした四輪駆動車について説明したが、これに限定
されるものではなく、前輪駆動車をベースにした四輪駆
動車であっても同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる車両用駆動力伝達装置の概略を
示す構成図である。
【図2】本発明に係わるトランスファの内部構造を示す
図である。
【図3】本発明に係わる油圧供給回路を示すブロック図
である。
【図4】本発明に係わるリアケーシング内にコントロー
ルユニット及びストレーナユニット装着された状態を示
す図である。
【図5】本発明に係わるサブポンプの取り付け構造を示
す図である。
【図6】従来の駆動力伝達装置のサブポンプの取り付け
構造を示す図である。
【符号の説明】
10 エンジン(回転駆動源) 16 油圧供給装置 18 コントローラ 22 トランスファ 40 トランスファケーシング 40b リアケーシング 42 入力軸 44 出力軸 66 湿式多板摩擦クラッチ 102 電動モータ(モータ) 102a モータ軸 104 サブポンプ(ポンプ) 104a ポンプハウジング 104b ポンプカバー 104c ポンプロータ部 105 オイルタンク 140 ポンプ収納部 142 作動油吸入口(吸入ポート) 144 作動油吐出口(吐出ポート) 146 作動油戻し孔(作動油戻し路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に、回転駆動源から駆動力
    が伝達される入力軸と、この入力軸からの駆動力を車輪
    側へ伝達する出力軸と、所定圧の作動油の供給により前
    記入力軸に伝達された駆動力を変更可能とする油圧回路
    と、この油圧回路に所定圧の作動油を供給する油圧供給
    装置とを配設し、前記ケーシング内の底部を前記油圧供
    給装置のオイルタンクとするとともに、モータの駆動力
    により前記オイルタンクから吸入した作動油を所定のラ
    イン圧で前記油圧供給装置に供給するポンプを備えた車
    両用駆動力伝達装置において、 前記オイルタンク内の作動油レベルより上方位置の前記
    ケーシングの外側に、前記オイルタンクと接続する吸入
    ポート及び前記油圧供給装置と接続する吐出ポートを設
    けた凹陥状のポンプ収納部を形成し、前記吸入ポート及
    び吐出ポートにポンプロータ部を対応させた前記ポンプ
    を前記ポンプ収納部内に装着し、前記ポンプロータ部に
    モータ軸を直結した前記モータを前記ケーシングに外付
    けして前記ポンプを前記ポンプ収納部内に密閉するとと
    もに、前記ポンプが油内に位置するように前記ポンプ収
    納部の密閉空間に作動油を充填したことを特徴とする車
    両用駆動力伝達装置のポンプ取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記吸入ポートより上方位置の前記ポン
    プ収納部内で開口し、且つ前記オイルタンクと連通する
    作動油戻し路を形成し、前記ポンプの周囲からリークし
    て前記密閉空間に溜まった作動油が前記作動油戻し路の
    開口部まで上昇したときに、その開口部に流れ込んだ作
    動油を前記作動油戻し路を介して前記オイルタンクに戻
    す構造としたことを特徴とする請求項1記載の車両用駆
    動力伝達装置のポンプ取付け構造。
JP31369396A 1996-11-25 1996-11-25 車両用駆動力伝達装置のポンプ取付け構造 Pending JPH10151952A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206092A (ja) * 2000-01-24 2001-07-31 Fuji Univance Corp 駆動力配分装置
JP2002326522A (ja) * 2001-05-07 2002-11-12 Fuji Univance Corp 駆動力配分装置
JP2009264549A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Univance Corp 駆動力伝達装置
JP2015124820A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 本田技研工業株式会社 動力装置

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