JPH07233863A - デファレンシャル装置 - Google Patents
デファレンシャル装置Info
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- JPH07233863A JPH07233863A JP4544094A JP4544094A JPH07233863A JP H07233863 A JPH07233863 A JP H07233863A JP 4544094 A JP4544094 A JP 4544094A JP 4544094 A JP4544094 A JP 4544094A JP H07233863 A JPH07233863 A JP H07233863A
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 22
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 abstract description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 65
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 7
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
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- Motor Power Transmission Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 両差動回転方向で差動制限力を得ると共に、
ポンプモータの負担を軽くし、かつ油圧回路に故障や破
損が発生した場合でも差動機構を介して駆動力の伝達を
可能にする。 【構成】 この発明のデファレンシャル装置7は、差動
機構27と、差動制限用の可変トルククラッチ55,5
7と、液圧を供給されてクラッチ55,57を締結させ
るアクチュエータ59,61と、後車軸39,41によ
り各別に駆動され循環回路101,103を介して連結
されたオイルポンプ63,65と、差動回転に伴うオイ
ルポンプ63,65の吐出量の差により循環回路10
1,103に生じる液圧を前記アクチュエータ59,6
1に供給する圧力路113と、圧力路113の液圧を制
御する制御部125とを備えたことを特徴とする。
ポンプモータの負担を軽くし、かつ油圧回路に故障や破
損が発生した場合でも差動機構を介して駆動力の伝達を
可能にする。 【構成】 この発明のデファレンシャル装置7は、差動
機構27と、差動制限用の可変トルククラッチ55,5
7と、液圧を供給されてクラッチ55,57を締結させ
るアクチュエータ59,61と、後車軸39,41によ
り各別に駆動され循環回路101,103を介して連結
されたオイルポンプ63,65と、差動回転に伴うオイ
ルポンプ63,65の吐出量の差により循環回路10
1,103に生じる液圧を前記アクチュエータ59,6
1に供給する圧力路113と、圧力路113の液圧を制
御する制御部125とを備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両のデファレンシ
ャル装置に関する。
ャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は平成5年6月18日付けの日経産
業新聞に記載された四輪駆動(4WD)車用の動力伝達
装置201を示している。この車両は通常前輪駆動状態
で走行し、前輪203,205が空転すると前輪側のオ
イルポンプ207が後輪側のオイルポンプ209より高
速で回転駆動されるから、両者のオイル吐出量差により
油圧回路211に生じる油圧によって多板クラッチ21
3が締結され、後輪215,217がエンジン側に連結
されて4WD状態になる。
業新聞に記載された四輪駆動(4WD)車用の動力伝達
装置201を示している。この車両は通常前輪駆動状態
で走行し、前輪203,205が空転すると前輪側のオ
イルポンプ207が後輪側のオイルポンプ209より高
速で回転駆動されるから、両者のオイル吐出量差により
油圧回路211に生じる油圧によって多板クラッチ21
3が締結され、後輪215,217がエンジン側に連結
されて4WD状態になる。
【0003】又、特開昭61−268530号公報に図
7、図8、図9のようなトルク配分装置が記載されてい
る。
7、図8、図9のようなトルク配分装置が記載されてい
る。
【0004】図7のトルク配分装置219はセンターデ
フ221(エンジンの駆動力を前輪と後輪とに分配する
デファレンシャル装置)の入力軸223と前輪側出力軸
225との間で駆動されるオイルポンプ227により油
圧アクチュエータ229を介して多板クラッチ231が
締結され、センターデフ221の差動が制限される。図
8のトルク配分装置233ではセンターデフ235の前
輪側と後輪側の各出力軸237,239にそれぞれ駆動
されるオイルポンプ241,243の吐出量差により油
圧アクチュエータ245を介して差動制限用の多板クラ
ッチ247が締結される。図9のトルク配分装置249
では左右輪間のデファレンシャル装置251の左右の出
力軸253,255に駆動されるオイルポンプ257,
259の吐出量差(油圧)により油圧アクチュエータ2
61を介して差動制限用の多板クラッチ263が締結さ
れる。
フ221(エンジンの駆動力を前輪と後輪とに分配する
デファレンシャル装置)の入力軸223と前輪側出力軸
225との間で駆動されるオイルポンプ227により油
圧アクチュエータ229を介して多板クラッチ231が
締結され、センターデフ221の差動が制限される。図
8のトルク配分装置233ではセンターデフ235の前
輪側と後輪側の各出力軸237,239にそれぞれ駆動
されるオイルポンプ241,243の吐出量差により油
圧アクチュエータ245を介して差動制限用の多板クラ
ッチ247が締結される。図9のトルク配分装置249
では左右輪間のデファレンシャル装置251の左右の出
力軸253,255に駆動されるオイルポンプ257,
259の吐出量差(油圧)により油圧アクチュエータ2
61を介して差動制限用の多板クラッチ263が締結さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6の動力
伝達装置201では、油圧多板クラッチ213を介して
後輪215,217がエンジン側に連結されるので、油
圧回路211が故障や破損した場合には後輪215,2
17の駆動が不可能となる。また、動力伝達装置201
の油圧システムは前輪203,205がスリップした時
だけ多板クラッチ213が作動するように構成されてい
るから、前後輪あるいは左右輪のいずれが空転するか分
らないセンターデフあるいは左右輪間デフの差動制限用
には不適当である。
伝達装置201では、油圧多板クラッチ213を介して
後輪215,217がエンジン側に連結されるので、油
圧回路211が故障や破損した場合には後輪215,2
17の駆動が不可能となる。また、動力伝達装置201
の油圧システムは前輪203,205がスリップした時
だけ多板クラッチ213が作動するように構成されてい
るから、前後輪あるいは左右輪のいずれが空転するか分
らないセンターデフあるいは左右輪間デフの差動制限用
には不適当である。
【0006】また、図7のトルク配分装置219のオイ
ルポンプ227は差動が生じたときだけ駆動されるよう
に構成されており、起動時と停止時に衝撃が掛り易い上
に1台で多板クラッチ231の押圧力を発生させている
から負担が大きい。また、図8,図9の各トルク配分装
置233,249はいずれも一側の出力軸239,25
5が他側の出力軸237,253より先行回転したとき
だけ多板クラッチ247,263が作動するが、これと
反対の場合はチェックバルブ265,267により油圧
が発生しないように構成されており、出力軸237,2
53側の車輪が空転した場合に差動制限力が得られな
い。
ルポンプ227は差動が生じたときだけ駆動されるよう
に構成されており、起動時と停止時に衝撃が掛り易い上
に1台で多板クラッチ231の押圧力を発生させている
から負担が大きい。また、図8,図9の各トルク配分装
置233,249はいずれも一側の出力軸239,25
5が他側の出力軸237,253より先行回転したとき
だけ多板クラッチ247,263が作動するが、これと
反対の場合はチェックバルブ265,267により油圧
が発生しないように構成されており、出力軸237,2
53側の車輪が空転した場合に差動制限力が得られな
い。
【0007】そこで、この発明は、いずれの方向の差動
回転が発生しても差動制限力が得られると共に、差動制
限用の液圧を発生する液体ポンプ・モータへの負担が少
なく、また、油圧回路に故障や破損が発生した場合でも
差動機構を介して駆動力の伝達が可能なデファレンシャ
ル装置の提供を目的とする。
回転が発生しても差動制限力が得られると共に、差動制
限用の液圧を発生する液体ポンプ・モータへの負担が少
なく、また、油圧回路に故障や破損が発生した場合でも
差動機構を介して駆動力の伝達が可能なデファレンシャ
ル装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、入力側部材を介して入力
したエンジンの駆動力を一対の出力側部材を介して分配
する差動機構と、その差動制限用の可変トルククラッチ
と、液圧を供給されてこの可変トルククラッチを締結す
る締結手段と、前記各入出力側部材のいずれかを介して
各別に回転駆動され作動液体の循環回路を介して互いに
接続された一対の液体ポンプ・モータと、差動機構の差
動回転に伴うこれら両液体ポンプ・モータの回転差によ
って循環回路に生じる液圧を締結手段に供給する圧力路
と、該圧力路内の液圧を制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
に、請求項1に記載の発明は、入力側部材を介して入力
したエンジンの駆動力を一対の出力側部材を介して分配
する差動機構と、その差動制限用の可変トルククラッチ
と、液圧を供給されてこの可変トルククラッチを締結す
る締結手段と、前記各入出力側部材のいずれかを介して
各別に回転駆動され作動液体の循環回路を介して互いに
接続された一対の液体ポンプ・モータと、差動機構の差
動回転に伴うこれら両液体ポンプ・モータの回転差によ
って循環回路に生じる液圧を締結手段に供給する圧力路
と、該圧力路内の液圧を制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデファレンシャル装置であって、前記液体ポンプ・モ
ータが、前記一対の出力側部材を介して各別に回転駆動
され作動液体の循環回路を介して互いに接続されたこと
を特徴とする。
のデファレンシャル装置であって、前記液体ポンプ・モ
ータが、前記一対の出力側部材を介して各別に回転駆動
され作動液体の循環回路を介して互いに接続されたこと
を特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、差動機構が差
動回転すると各液体ポンプ・モータの回転差によるオイ
ル吐出量差によって循環回路に生じた液圧が、液圧制御
手段によって制御され、圧力路を介して締結手段に供給
される。そして、締結手段により可変トルククラッチが
作動して差動機構の差動を制限する。このように、2台
の液体ポンプ・モータの回転差によって差動制限力が発
生するように構成したから、前後輪あるいは左右輪のい
ずれが空転しても差動制限力が得られる。又、各液体ポ
ンプ・モータは各入出力側部材のいずれかを介して各別
に回転駆動され、車両の走行中は常時回転しているか
ら、図7の従来例と異って、差動に伴う起動停止の繰り
返しがないと共に2台で作動圧の発生を分担するから、
それだけ負担が軽く耐久性の点で有利である。さらに、
油圧回路に故障や破損が発生した場合でも差動機構装置
を介して駆動力の伝達が可能である。
動回転すると各液体ポンプ・モータの回転差によるオイ
ル吐出量差によって循環回路に生じた液圧が、液圧制御
手段によって制御され、圧力路を介して締結手段に供給
される。そして、締結手段により可変トルククラッチが
作動して差動機構の差動を制限する。このように、2台
の液体ポンプ・モータの回転差によって差動制限力が発
生するように構成したから、前後輪あるいは左右輪のい
ずれが空転しても差動制限力が得られる。又、各液体ポ
ンプ・モータは各入出力側部材のいずれかを介して各別
に回転駆動され、車両の走行中は常時回転しているか
ら、図7の従来例と異って、差動に伴う起動停止の繰り
返しがないと共に2台で作動圧の発生を分担するから、
それだけ負担が軽く耐久性の点で有利である。さらに、
油圧回路に故障や破損が発生した場合でも差動機構装置
を介して駆動力の伝達が可能である。
【0011】また、請求項2に記載の発明によれば、各
液体ポンプ・モータは一対の出力側部材を介して各別に
回転駆動されるよう配設されているので請求項1と同等
の作用が得られ、かつ感度のよい差動制限が行えると共
にオイル配管やバルブ取付けなどが容易となる。
液体ポンプ・モータは一対の出力側部材を介して各別に
回転駆動されるよう配設されているので請求項1と同等
の作用が得られ、かつ感度のよい差動制限が行えると共
にオイル配管やバルブ取付けなどが容易となる。
【0012】
【実施例】図1ないし図3により第1実施例を説明す
る。図1はこの実施例のデファレンシャル装置を用いた
フロントエンジン・リヤドライブ(FR)車の後輪側の
動力系を示し、図2はこの実施例の機構部を示す。左右
の方向はこの車両及び図2での左右の方向であり、符号
を附していない部材等は図示されていない。なお、本第
1実施例はオイルポンプ(後述)が出力側部材により回
転駆動される事例である。
る。図1はこの実施例のデファレンシャル装置を用いた
フロントエンジン・リヤドライブ(FR)車の後輪側の
動力系を示し、図2はこの実施例の機構部を示す。左右
の方向はこの車両及び図2での左右の方向であり、符号
を附していない部材等は図示されていない。なお、本第
1実施例はオイルポンプ(後述)が出力側部材により回
転駆動される事例である。
【0013】図1の車両において、エンジンの駆動力は
トランスミッションからプロペラシャフトを介して、図
1に示したドライブピニオンシャフト1を回転させ、こ
の回転はドライブピニオンギヤ3からリングギヤ5を介
してリヤデフ7(後輪側に配置された実施例のデファレ
ンシャル装置)のデフケース9(入力側部材)を回転駆
動する。
トランスミッションからプロペラシャフトを介して、図
1に示したドライブピニオンシャフト1を回転させ、こ
の回転はドライブピニオンギヤ3からリングギヤ5を介
してリヤデフ7(後輪側に配置された実施例のデファレ
ンシャル装置)のデフケース9(入力側部材)を回転駆
動する。
【0014】図2のように、ドライブピニオンシャフト
1はベアリング11,13を介してデフキャリヤ15に
支承されている。ドライブピニオンシャフト1は前端に
固定されたフランジ17を介してプロペラシャフト側に
連結されており、フランジ17とデフキャリヤ15との
間にはシール19が配置されている。又、リングギヤ5
はボルト21によりデフケース9に固定され、デフケー
ス9はベアリング23,25を介してデフキャリヤ15
に支承されている。
1はベアリング11,13を介してデフキャリヤ15に
支承されている。ドライブピニオンシャフト1は前端に
固定されたフランジ17を介してプロペラシャフト側に
連結されており、フランジ17とデフキャリヤ15との
間にはシール19が配置されている。又、リングギヤ5
はボルト21によりデフケース9に固定され、デフケー
ス9はベアリング23,25を介してデフキャリヤ15
に支承されている。
【0015】デフケース9には傘歯車式の差動機構27
が配置されている。差動機構27は、デフケース9に支
承されピン29で抜け止めされたピニオンシャフト31
と、ピニオンシャフト31上に回転自在に支承されたピ
ニオンギヤ33と、ピニオンギヤ33と噛合った左右の
サイドギヤ35,37とを備えている。サイドギヤ3
5,37はそれぞれ左右の後車軸39,41(出力側部
材)にスプライン連結されている。各車軸39,41と
デフキャリヤ15との間にはシール43,45が配置さ
れている。
が配置されている。差動機構27は、デフケース9に支
承されピン29で抜け止めされたピニオンシャフト31
と、ピニオンシャフト31上に回転自在に支承されたピ
ニオンギヤ33と、ピニオンギヤ33と噛合った左右の
サイドギヤ35,37とを備えている。サイドギヤ3
5,37はそれぞれ左右の後車軸39,41(出力側部
材)にスプライン連結されている。各車軸39,41と
デフキャリヤ15との間にはシール43,45が配置さ
れている。
【0016】デフケース9に入力したエンジンの駆動力
はピニオンシャフト31からピニオンギヤ33を介して
サイドギヤ35,37に分配され、各車軸39,41を
介して左右の後輪47,49を駆動する。差動機構27
の左右にはハブ51,53が配置され、それぞれ車軸3
9,41にスプライン連結されており、各ハブ51,5
3とデフケース9との間には差動制限用の多板クラッチ
55,57(可変トルククラッチ)が配置されている。
はピニオンシャフト31からピニオンギヤ33を介して
サイドギヤ35,37に分配され、各車軸39,41を
介して左右の後輪47,49を駆動する。差動機構27
の左右にはハブ51,53が配置され、それぞれ車軸3
9,41にスプライン連結されており、各ハブ51,5
3とデフケース9との間には差動制限用の多板クラッチ
55,57(可変トルククラッチ)が配置されている。
【0017】デフケース9の左右には油圧アクチュエー
タ59,61(締結手段)とオイルポンプ63,65
(液体ポンプ・モータ)が配置されている。油圧アクチ
ュエータ59,61のシリンダ67,69とオイルポン
プ63,65のケーシング71,73は、左右のサイド
フランジ75,77と共にボルト79,79によりデフ
キャリヤ15に固定されている。オイルポンプ63,6
5は車軸39,41に固定された駆動歯車81,83
と、ケーシング71,73に回転自在に支承され駆動歯
車81,83と噛合った内歯歯車85,87とを備えて
いる。
タ59,61(締結手段)とオイルポンプ63,65
(液体ポンプ・モータ)が配置されている。油圧アクチ
ュエータ59,61のシリンダ67,69とオイルポン
プ63,65のケーシング71,73は、左右のサイド
フランジ75,77と共にボルト79,79によりデフ
キャリヤ15に固定されている。オイルポンプ63,6
5は車軸39,41に固定された駆動歯車81,83
と、ケーシング71,73に回転自在に支承され駆動歯
車81,83と噛合った内歯歯車85,87とを備えて
いる。
【0018】油圧アクチュエータ59,61は後述のよ
うに、オイルポンプ63,65による作動圧を受けると
ピストン89,91とベアリング93,95と押圧部材
97,99とを介して、それぞれ多板クラッチ55,5
7を押圧して締結させる。各クラッチ55,57の連結
力により差動機構27の差動が制限される。
うに、オイルポンプ63,65による作動圧を受けると
ピストン89,91とベアリング93,95と押圧部材
97,99とを介して、それぞれ多板クラッチ55,5
7を押圧して締結させる。各クラッチ55,57の連結
力により差動機構27の差動が制限される。
【0019】図1のように、各オイルポンプ63,65
は循環回路101,103を介して連結されている。各
循環回路101,103は油路105,107とチェッ
ク弁109,111と圧力路113とを介して各油圧ア
クチュエータ59,61に接続されている。循環回路1
01,103に油圧が発生すると各チェック弁109,
111が開放されて油圧アクチュエータ59,61に作
動圧が供給される。
は循環回路101,103を介して連結されている。各
循環回路101,103は油路105,107とチェッ
ク弁109,111と圧力路113とを介して各油圧ア
クチュエータ59,61に接続されている。循環回路1
01,103に油圧が発生すると各チェック弁109,
111が開放されて油圧アクチュエータ59,61に作
動圧が供給される。
【0020】各油路105,107は吸入路115,1
17を介してオイルタンク119に連結されており、各
吸入路115,117はオイルタンク119へのオイル
の逆流を防止するチェック弁121,123が入ってい
る。
17を介してオイルタンク119に連結されており、各
吸入路115,117はオイルタンク119へのオイル
の逆流を防止するチェック弁121,123が入ってい
る。
【0021】圧力路113は制御部(制御手段)125
を介してオイルタンク119に接続されている。制御部
125は圧力路113とオイルタンク119とに対して
並列に配置されたオリフィス127とリリーフ弁129
とからなり、オリフィス127の絞り部断面積を変え流
量を変えることにより圧力路113から油圧アクチュエ
ータ59,61に供給される作動圧を調節することがで
き、リリーフ弁129は作動圧が設定値を超えると開放
され、油圧アクチュエータ59,61に過大な油圧が掛
らないようにする。
を介してオイルタンク119に接続されている。制御部
125は圧力路113とオイルタンク119とに対して
並列に配置されたオリフィス127とリリーフ弁129
とからなり、オリフィス127の絞り部断面積を変え流
量を変えることにより圧力路113から油圧アクチュエ
ータ59,61に供給される作動圧を調節することがで
き、リリーフ弁129は作動圧が設定値を超えると開放
され、油圧アクチュエータ59,61に過大な油圧が掛
らないようにする。
【0022】車両が良路を直進走行する場合などのよう
に差動機構27に差動が生じないときは、オイルポンプ
63,65の回転数が等しくオイルの吐出量が等しいか
ら、それぞれの吐出しオイルは循環回路101,103
を循環し大きな油圧は生じない。このとき、オイルポン
プ63,65の一方は他方の吐出オイルを受けて回転駆
動されるから、各オイルポンプ63,65を駆動するエ
ンジンの駆動力は互いに回収される。
に差動機構27に差動が生じないときは、オイルポンプ
63,65の回転数が等しくオイルの吐出量が等しいか
ら、それぞれの吐出しオイルは循環回路101,103
を循環し大きな油圧は生じない。このとき、オイルポン
プ63,65の一方は他方の吐出オイルを受けて回転駆
動されるから、各オイルポンプ63,65を駆動するエ
ンジンの駆動力は互いに回収される。
【0023】車両が旋回すると、あるいは悪路などで後
輪47,49の一方が空転すると、差動機構27の差動
によりオイルポンプ63,65の吐出量に差が生じ、こ
のオイル吐出量差によって循環回路101,103のう
ちオイルポンプ63,65の高速回転側の吐出オイルが
流れる方に油圧が生じる。
輪47,49の一方が空転すると、差動機構27の差動
によりオイルポンプ63,65の吐出量に差が生じ、こ
のオイル吐出量差によって循環回路101,103のう
ちオイルポンプ63,65の高速回転側の吐出オイルが
流れる方に油圧が生じる。
【0024】例えば、車両が左旋回したときは外輪側の
右後輪49がデフケース9に対して先行回転し内輪側の
左後輪47が後行回転するから、図1の矢印131のよ
うに高速側のオイルポンプ65の吐出しオイルにより循
環回路101に油圧が生じる。この油圧によってチェッ
ク弁109が開放され、圧力路113を介して油圧アク
チュエータ59,61に作動圧が送られて多板クラッチ
55,57が締結され差動機構27の差動が制限され
る。この作動圧は上記のようにオリフィス127により
調整され、オリフィス127からオイルタンク119に
戻ったオイルは、低圧の循環回路103側のチェック弁
123が開いてオイルタンク119から補充される。
右後輪49がデフケース9に対して先行回転し内輪側の
左後輪47が後行回転するから、図1の矢印131のよ
うに高速側のオイルポンプ65の吐出しオイルにより循
環回路101に油圧が生じる。この油圧によってチェッ
ク弁109が開放され、圧力路113を介して油圧アク
チュエータ59,61に作動圧が送られて多板クラッチ
55,57が締結され差動機構27の差動が制限され
る。この作動圧は上記のようにオリフィス127により
調整され、オリフィス127からオイルタンク119に
戻ったオイルは、低圧の循環回路103側のチェック弁
123が開いてオイルタンク119から補充される。
【0025】差動機構27の(オイルポンプ63,65
間の)差動回転ΔNが大きい程吐出しオイル量の差が大
きくなり、差動制限力(作動圧)が強くなる。図3のグ
ラフ133はこのような差動制限特性を示している。こ
の差動制限特性はオリフィス127を可変絞り弁型にす
るか絞り部断面積(流量)の異なったものにすることに
より調節できる。図3のグラフ135,137はオリフ
ィスの流量を小さくした場合の特性であり、グラフ13
9,141は流量を大きくした場合の特性である。
間の)差動回転ΔNが大きい程吐出しオイル量の差が大
きくなり、差動制限力(作動圧)が強くなる。図3のグ
ラフ133はこのような差動制限特性を示している。こ
の差動制限特性はオリフィス127を可変絞り弁型にす
るか絞り部断面積(流量)の異なったものにすることに
より調節できる。図3のグラフ135,137はオリフ
ィスの流量を小さくした場合の特性であり、グラフ13
9,141は流量を大きくした場合の特性である。
【0026】又、油圧アクチュエータ59,61及び多
板クラッチ55,57をそれぞれ過大な作動圧や締結力
から保護するために、作動圧が設定値を超えるとリリー
フ弁129が開放され図3の横線143のように差動制
限力のリミッタ機能が働く。この上限値もリリーフ弁1
29の設定値を変えることにより調整できる。
板クラッチ55,57をそれぞれ過大な作動圧や締結力
から保護するために、作動圧が設定値を超えるとリリー
フ弁129が開放され図3の横線143のように差動制
限力のリミッタ機能が働く。この上限値もリリーフ弁1
29の設定値を変えることにより調整できる。
【0027】左旋回と同様に、右旋回あるいは悪路での
左後輪47及び右後輪49の空転時にも、更には後進時
も前進時と同様に、差動機構27の差動に伴ってオイル
ポンプ63,65のオイル吐出し量に差が生じ、差動回
転数ΔNに応じた差動制限力が得られる。
左後輪47及び右後輪49の空転時にも、更には後進時
も前進時と同様に、差動機構27の差動に伴ってオイル
ポンプ63,65のオイル吐出し量に差が生じ、差動回
転数ΔNに応じた差動制限力が得られる。
【0028】このように、図8、図9の従来例と異っ
て、オイルポンプ63,65のいずれが先行回転しても
差動制限力が得られる。又、車両の走行中はオイルポン
プ63,65は常時駆動されていると共に作動圧の発生
を2台で分担しているから、差動の発生と停止に伴って
ON−OFFを繰り返し1台のオイルポンプで作動圧を
発生させている図7の従来例と異って、1台当りの負担
が軽く耐久性の点で有利である。また、図6の従来例と
異って、循環回路101,103や圧力路113に故障
や破損が発生し多板クラッチ55,57が締結されない
場合でも差動機構27を介して後輪47,49へ駆動力
の伝達が可能である。
て、オイルポンプ63,65のいずれが先行回転しても
差動制限力が得られる。又、車両の走行中はオイルポン
プ63,65は常時駆動されていると共に作動圧の発生
を2台で分担しているから、差動の発生と停止に伴って
ON−OFFを繰り返し1台のオイルポンプで作動圧を
発生させている図7の従来例と異って、1台当りの負担
が軽く耐久性の点で有利である。また、図6の従来例と
異って、循環回路101,103や圧力路113に故障
や破損が発生し多板クラッチ55,57が締結されない
場合でも差動機構27を介して後輪47,49へ駆動力
の伝達が可能である。
【0029】更に、この実施例ではオイルポンプ63,
65を直接車軸39,41上に設けているので大きな差
動が得られ、感度のよい差動制限が行える。又、オイル
ポンプ63,65のケーシング71,73はデフキャリ
ヤ15側に固定できるからオイルの配管やバルブの取付
けなどが容易となる。
65を直接車軸39,41上に設けているので大きな差
動が得られ、感度のよい差動制限が行える。又、オイル
ポンプ63,65のケーシング71,73はデフキャリ
ヤ15側に固定できるからオイルの配管やバルブの取付
けなどが容易となる。
【0030】次に、図4により第2実施例のデファレン
シャル装置を説明する。図4はデファレンシャル装置を
センターデフ145に用いた4WD車のトランスファ1
47を示している。図4において図1、図2の部材と同
機能の部材等には同じ符号が与えられており、これらの
詳しい説明は省く。又、符号を附していない部材等は図
示されていない。なお、本第2実施例は2台のオイルポ
ンプ(後述)のうちの一方は入力側部材により、他方は
出力側部材によりそれぞれ回転駆動される事例である。
シャル装置を説明する。図4はデファレンシャル装置を
センターデフ145に用いた4WD車のトランスファ1
47を示している。図4において図1、図2の部材と同
機能の部材等には同じ符号が与えられており、これらの
詳しい説明は省く。又、符号を附していない部材等は図
示されていない。なお、本第2実施例は2台のオイルポ
ンプ(後述)のうちの一方は入力側部材により、他方は
出力側部材によりそれぞれ回転駆動される事例である。
【0031】センターデフ145は差動機構27、多板
クラッチ55,57、一対の油圧アクチュエータ、オイ
ルポンプ149,151、制御部125、チェック弁1
09,111、121,123、循環回路101,10
3、圧力路113、油路105,107、吸入路11
5,117、オイルタンク119などから構成されてい
る。
クラッチ55,57、一対の油圧アクチュエータ、オイ
ルポンプ149,151、制御部125、チェック弁1
09,111、121,123、循環回路101,10
3、圧力路113、油路105,107、吸入路11
5,117、オイルタンク119などから構成されてい
る。
【0032】差動機構27はトランスミッションの出力
ギヤ153を介して駆動され、エンジンの駆動力を前輪
側の出力軸155と後輪側の出力軸157(出力側部
材)に分配する。又、オイルポンプ149はギヤ組15
9を介してデフケース(入力側部材)9に連結され、オ
イルポンプ151は他のギヤ組161を介して後輪側の
出力軸157に連結されている。
ギヤ153を介して駆動され、エンジンの駆動力を前輪
側の出力軸155と後輪側の出力軸157(出力側部
材)に分配する。又、オイルポンプ149はギヤ組15
9を介してデフケース(入力側部材)9に連結され、オ
イルポンプ151は他のギヤ組161を介して後輪側の
出力軸157に連結されている。
【0033】車両の旋回時、あるいは悪路などで前輪又
は後輪が空転すると差動機構27の差動回転によりオイ
ルポンプ149,151の吐出量に差が生じ、循環回路
101,103に発生した油圧により油圧アクチュエー
タを介して多板クラッチ55,57が締結され、差動が
制限される。この差動制限特性は制御部125により変
えることができる。
は後輪が空転すると差動機構27の差動回転によりオイ
ルポンプ149,151の吐出量に差が生じ、循環回路
101,103に発生した油圧により油圧アクチュエー
タを介して多板クラッチ55,57が締結され、差動が
制限される。この差動制限特性は制御部125により変
えることができる。
【0034】この実施例においても、従来例と異って、
いずれの差動回転方向でも差動制限力が得られると共に
オイルポンプ149,151の負担が軽い。さらに、循
環回路101,103や圧力路113に故障や破損が発
生し多板クラッチ55,57が締結されない場合でも差
動機構27を介して出力軸155,157へ駆動力の伝
達が可能である。
いずれの差動回転方向でも差動制限力が得られると共に
オイルポンプ149,151の負担が軽い。さらに、循
環回路101,103や圧力路113に故障や破損が発
生し多板クラッチ55,57が締結されない場合でも差
動機構27を介して出力軸155,157へ駆動力の伝
達が可能である。
【0035】次に、図5により第3実施例のデファレン
シャル装置を説明する。図5はこのデファレンシャル装
置をセンターデフ163に用いた4WD車のトランスフ
ァ165を示している。図5において図1、図2の部材
と同機能の部材などには同じ符号が与えられており、こ
れらの詳しい説明は省く。又、符号を附していない部材
等は図示されていない。なお、本第3実施例は2台のオ
イルポンプ(後述)のうちの一方は入力側部材により、
他方は出力側部材によりそれぞれ回転駆動される事例で
ある。
シャル装置を説明する。図5はこのデファレンシャル装
置をセンターデフ163に用いた4WD車のトランスフ
ァ165を示している。図5において図1、図2の部材
と同機能の部材などには同じ符号が与えられており、こ
れらの詳しい説明は省く。又、符号を附していない部材
等は図示されていない。なお、本第3実施例は2台のオ
イルポンプ(後述)のうちの一方は入力側部材により、
他方は出力側部材によりそれぞれ回転駆動される事例で
ある。
【0036】センターデフ163は差動機構27、多板
クラッチ55,57、一対の油圧アクチュエータ、オイ
ルポンプ167,169、制御部125、チェック弁1
09,111、121,123、循環回路101,10
3、圧力路113、油路105,107、吸入路11
5,117、オイルタンク119などから構成されてい
る。オイルポンプ167はギヤ組171を介してトラン
スミッションの出力ギヤ(入力側部材)153側に連結
され、オイルポンプ169は他のギヤ組173を介して
前輪側の出力軸155(出力側部材)に連結されてい
る。
クラッチ55,57、一対の油圧アクチュエータ、オイ
ルポンプ167,169、制御部125、チェック弁1
09,111、121,123、循環回路101,10
3、圧力路113、油路105,107、吸入路11
5,117、オイルタンク119などから構成されてい
る。オイルポンプ167はギヤ組171を介してトラン
スミッションの出力ギヤ(入力側部材)153側に連結
され、オイルポンプ169は他のギヤ組173を介して
前輪側の出力軸155(出力側部材)に連結されてい
る。
【0037】前輪側とデフケース9側との差動回転に伴
ってオイルポンプ167,169間に生じる吐出量差に
より、差動が制限される。従来例と異って、この差動制
限力はいずれの差動回転方向でも得られると共に、各オ
イルポンプ167,169の負担が軽い。さらに、循環
回路101,103や圧力路113に故障や破損が発生
し多板クラッチ55,57が締結されない場合でも差動
機構27を介して出力軸155,157へ駆動力の伝達
が可能である。
ってオイルポンプ167,169間に生じる吐出量差に
より、差動が制限される。従来例と異って、この差動制
限力はいずれの差動回転方向でも得られると共に、各オ
イルポンプ167,169の負担が軽い。さらに、循環
回路101,103や圧力路113に故障や破損が発生
し多板クラッチ55,57が締結されない場合でも差動
機構27を介して出力軸155,157へ駆動力の伝達
が可能である。
【0038】なお、制御部125は例えばソレノイドバ
ルブなどのようなコントロールバルブを用いて構成して
もよい。又、この発明において、液体ポンプ・モータは
例えばベーンポンプやねじポンプのような他の型式の容
積形ポンプ・モータでもよい。又、可変トルククラッチ
は他の摩擦クラッチでもよい。
ルブなどのようなコントロールバルブを用いて構成して
もよい。又、この発明において、液体ポンプ・モータは
例えばベーンポンプやねじポンプのような他の型式の容
積形ポンプ・モータでもよい。又、可変トルククラッチ
は他の摩擦クラッチでもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明のデファレンシャ
ル装置は、一対の液体ポンプ・モータを入出力側部材の
いずれかを介して各別に回転駆動されるよう配設し、差
動機構の差動回転により一対の液体ポンプ・モータ間に
生じるオイル吐出量差により作動油圧を発生させて、差
動制限用可変トルククラッチを締結するように構成した
から、両差動回転方向で差動制限力が得られると共に、
各液体ポンプ・モータの負担が軽くなり耐久性が向上す
る。さらに、油圧回路に故障や破損が発生した場合でも
差動機構を介して駆動力の伝達が可能である。
ル装置は、一対の液体ポンプ・モータを入出力側部材の
いずれかを介して各別に回転駆動されるよう配設し、差
動機構の差動回転により一対の液体ポンプ・モータ間に
生じるオイル吐出量差により作動油圧を発生させて、差
動制限用可変トルククラッチを締結するように構成した
から、両差動回転方向で差動制限力が得られると共に、
各液体ポンプ・モータの負担が軽くなり耐久性が向上す
る。さらに、油圧回路に故障や破損が発生した場合でも
差動機構を介して駆動力の伝達が可能である。
【0040】請求項2に記載の発明のデファレンシャル
装置は、請求項1に記載の発明と同等の効果が得られる
と共に、一対の液体ポンプ・モータを出力側部材を介し
て各別に回転駆動されるよう配設したから感度のよい差
動制限が行え、オイル配管やバルブ取付けなどが容易で
ある。
装置は、請求項1に記載の発明と同等の効果が得られる
と共に、一対の液体ポンプ・モータを出力側部材を介し
て各別に回転駆動されるよう配設したから感度のよい差
動制限が行え、オイル配管やバルブ取付けなどが容易で
ある。
【図1】第1実施例の構成図である。
【図2】第1実施例の機構部を示す断面図である。
【図3】第1実施例の差動制限特性を示す図である。
【図4】第2実施例の構成図である。
【図5】第3実施例の構成図である。
【図6】第1の従来例の構成図である。
【図7】第2の従来例の構成図である。
【図8】第3の従来例の構成図である。
【図9】第4の従来例の構成図である。
7 リヤデフ(デファレンシャル装置) 9 デフケース(入力側部材) 27 差動機構 39,41 後車軸(出力側部材) 55,57 多板クラッチ(可変トルククラッチ) 59,61 油圧アクチュエータ(締結手段) 63,65,149,151,167,169 オイル
ポンプ(液体ポンプ・モータ) 101,103 循環回路 113 圧力路 125 制御部(制御手段) 145,163 センターデフ(デファレンシャル装
置) 153 トランスミッションの出力ギヤ(入力側部材) 155,157 出力軸(出力側部材)
ポンプ(液体ポンプ・モータ) 101,103 循環回路 113 圧力路 125 制御部(制御手段) 145,163 センターデフ(デファレンシャル装
置) 153 トランスミッションの出力ギヤ(入力側部材) 155,157 出力軸(出力側部材)
Claims (2)
- 【請求項1】 入力側部材を介して入力したエンジンの
駆動力を一対の出力側部材を介して分配する差動機構
と、その差動制限用の可変トルククラッチと、液圧を供
給されてこの可変トルククラッチを締結する締結手段
と、前記各入出力側部材のいずれかを介して各別に回転
駆動され作動液体の循環回路を介して互いに接続された
一対の液体ポンプ・モータと、差動機構の差動回転に伴
うこれら両液体ポンプ・モータの回転差によって循環回
路に生じる液圧を締結手段に供給する圧力路と、該圧力
路内の液圧を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
するデファレンシャル装置。 - 【請求項2】 前記一対の液体ポンプ・モータが、前記
一対の出力側部材を介して各別に回転駆動され作動液体
の循環回路を介して互いに接続されたことを特徴とする
請求項1に記載のデファレンシャル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4544094A JPH07233863A (ja) | 1993-12-28 | 1994-03-16 | デファレンシャル装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33673493 | 1993-12-28 | ||
JP5-336734 | 1993-12-28 | ||
JP4544094A JPH07233863A (ja) | 1993-12-28 | 1994-03-16 | デファレンシャル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07233863A true JPH07233863A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=26385426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4544094A Pending JPH07233863A (ja) | 1993-12-28 | 1994-03-16 | デファレンシャル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07233863A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010190238A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Kcm:Kk | 複合式差動制限装置 |
CN102661379A (zh) * | 2012-05-09 | 2012-09-12 | 北京理工大学 | 液压无级速差转向装置 |
WO2023209814A1 (ja) * | 2022-04-26 | 2023-11-02 | ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド | 可変特性リミテッドスリップデファレンシャル |
-
1994
- 1994-03-16 JP JP4544094A patent/JPH07233863A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010190238A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Kcm:Kk | 複合式差動制限装置 |
CN102661379A (zh) * | 2012-05-09 | 2012-09-12 | 北京理工大学 | 液压无级速差转向装置 |
WO2023209814A1 (ja) * | 2022-04-26 | 2023-11-02 | ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド | 可変特性リミテッドスリップデファレンシャル |
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