JPH10151720A - 凸版作製方法及び孔版原紙及び熱膨張シート及び凸版作製装置 - Google Patents
凸版作製方法及び孔版原紙及び熱膨張シート及び凸版作製装置Info
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- JPH10151720A JPH10151720A JP31074696A JP31074696A JPH10151720A JP H10151720 A JPH10151720 A JP H10151720A JP 31074696 A JP31074696 A JP 31074696A JP 31074696 A JP31074696 A JP 31074696A JP H10151720 A JPH10151720 A JP H10151720A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手間が少なく時間が短く容易に凸版が作製で
きる凸版作製方法及び凸版作製装置を提供する。 【解決手段】 感熱性孔版原紙20に穿孔画像を形成
し、前記感熱性孔版原紙20の穿孔部から熱線照射装置
30により熱膨張シ−ト10の発泡剤13を発泡させ凸
版を作製する。
きる凸版作製方法及び凸版作製装置を提供する。 【解決手段】 感熱性孔版原紙20に穿孔画像を形成
し、前記感熱性孔版原紙20の穿孔部から熱線照射装置
30により熱膨張シ−ト10の発泡剤13を発泡させ凸
版を作製する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穿孔済みの孔版原
紙を用いた凸版作製方法及び凸版作製装置、更に詳しく
はスタンプ用の凸版作製方法及び凸版作製装置に関し、
さらにそれに用いる孔版原紙及び熱膨張シートに関す
る。
紙を用いた凸版作製方法及び凸版作製装置、更に詳しく
はスタンプ用の凸版作製方法及び凸版作製装置に関し、
さらにそれに用いる孔版原紙及び熱膨張シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、凸版の作製方法としては、印鑑の
作製方法の様に平面を彫刻する方法、凸版印刷等に使用
されるフォトレジスト方法がある。
作製方法の様に平面を彫刻する方法、凸版印刷等に使用
されるフォトレジスト方法がある。
【0003】しかしながら、彫刻により凸版を作製する
方法は、手間と時間と熟練が必要であり容易に凸版を作
製することが出来ない。
方法は、手間と時間と熟練が必要であり容易に凸版を作
製することが出来ない。
【0004】また、フォトレジスト方法では硬化しなか
った部分の液体樹脂を洗い流すため廃液の処理が必要で
あったり、紫外線を用いて硬化させるので特殊な露光装
置が必要であり、容易に作製することが出来ない。
った部分の液体樹脂を洗い流すため廃液の処理が必要で
あったり、紫外線を用いて硬化させるので特殊な露光装
置が必要であり、容易に作製することが出来ない。
【0005】上述の問題点をなくすことを目的として、
加熱、自然放置、あるいは紫外線照射等の処理で硬化す
る樹脂材料を、穿孔済みの感熱性孔版原紙の穴から押し
出し、硬化させる方法が特開平2−276641号公
報、特開平5−96873号公報に開示されている。
加熱、自然放置、あるいは紫外線照射等の処理で硬化す
る樹脂材料を、穿孔済みの感熱性孔版原紙の穴から押し
出し、硬化させる方法が特開平2−276641号公
報、特開平5−96873号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平2−276641号公報、特開平5−96873
号公報等で使用されている樹脂材料は、液状であるため
硬化するまえに手で触れてしまうと希望する凸版が出来
なくなる。更に、液状であるため固まるまで水平に保っ
ていないと樹脂が偏ってしまい凸版が出来なくなると言
う問題点があった。
特開平2−276641号公報、特開平5−96873
号公報等で使用されている樹脂材料は、液状であるため
硬化するまえに手で触れてしまうと希望する凸版が出来
なくなる。更に、液状であるため固まるまで水平に保っ
ていないと樹脂が偏ってしまい凸版が出来なくなると言
う問題点があった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、手間が少なく時間が短く容易に
凸版を作製できる凸版作製方法及び凸版作製装置を提供
する事にある。
になされたものであり、手間が少なく時間が短く容易に
凸版を作製できる凸版作製方法及び凸版作製装置を提供
する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の凸版作製方法は、孔版原紙に穿孔画
像を形成し、前記穿孔済み孔版原紙と熱膨張シ−トを重
ね合わせ、前記孔版原紙側から熱線を照射することによ
り容易に凸版を作製するが出来る。
に、請求項1記載の凸版作製方法は、孔版原紙に穿孔画
像を形成し、前記穿孔済み孔版原紙と熱膨張シ−トを重
ね合わせ、前記孔版原紙側から熱線を照射することによ
り容易に凸版を作製するが出来る。
【0009】また、請求項2記載の凸版作製方法は、熱
膨張シ−トの表面に熱線吸収層を備えているので弱い熱
線で膨張させることが出来る。
膨張シ−トの表面に熱線吸収層を備えているので弱い熱
線で膨張させることが出来る。
【0010】また、請求項3記載の凸版作製方法は、孔
版原紙の表面に熱線反射層を備えているのでより選択的
に熱膨張シ−トを膨張させることが出来る。
版原紙の表面に熱線反射層を備えているのでより選択的
に熱膨張シ−トを膨張させることが出来る。
【0011】請求項4記載の孔版原紙は、孔版原紙の表
面に熱線反射層を備えているのでより選択的に熱線を通
過させることが出来る。
面に熱線反射層を備えているのでより選択的に熱線を通
過させることが出来る。
【0012】請求項5記載の熱膨張シ−トは、熱線によ
り膨張する発泡剤を含む熱膨張シ−トの表面に、熱線吸
収層を備えているので弱い熱線で膨張させることが出来
る。請求項6記載の凸版作製装置は、穿孔済み孔版原紙
と熱膨張シ−トを所定の圧力で重ね合わせることの出来
る台と、前記孔版原紙と前記熱膨張シ−トを覆って熱線
を照射する熱線照射装置を備えているので、簡単な構成
で容易に凸版を作製することが出来る。
り膨張する発泡剤を含む熱膨張シ−トの表面に、熱線吸
収層を備えているので弱い熱線で膨張させることが出来
る。請求項6記載の凸版作製装置は、穿孔済み孔版原紙
と熱膨張シ−トを所定の圧力で重ね合わせることの出来
る台と、前記孔版原紙と前記熱膨張シ−トを覆って熱線
を照射する熱線照射装置を備えているので、簡単な構成
で容易に凸版を作製することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0014】熱膨張シ−ト10は、図1に示すように、
発泡剤13、バインダ−14からなる熱膨張層11と基
材15と熱線吸収層16からなる。
発泡剤13、バインダ−14からなる熱膨張層11と基
材15と熱線吸収層16からなる。
【0015】本実施形態の発泡剤13は、熱分解により
無毒性のガスを発生するパラジカルボン酸アルミニウム
を使用した。なお、発泡剤13には、炭酸水素ナトリウ
ム等の重炭酸塩、各種過酸化物、ジアゾアミノベンゼ
ン、及びアゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物等
の熱分解により無毒性のガスを発生するものを使用する
ことが可能である。
無毒性のガスを発生するパラジカルボン酸アルミニウム
を使用した。なお、発泡剤13には、炭酸水素ナトリウ
ム等の重炭酸塩、各種過酸化物、ジアゾアミノベンゼ
ン、及びアゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物等
の熱分解により無毒性のガスを発生するものを使用する
ことが可能である。
【0016】また、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エ
ステル、ポリアクリロニトリル、ポリブタジエン、ある
いはそれらの共重合体からなる殻材の内部にプロパンや
ブタン等の低沸点の気化性物質を封入して、直径10〜
20μmのマイクロカプセル化した熱膨張性カプセル
を、発泡剤13として用いることも可能である。
リ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エ
ステル、ポリアクリロニトリル、ポリブタジエン、ある
いはそれらの共重合体からなる殻材の内部にプロパンや
ブタン等の低沸点の気化性物質を封入して、直径10〜
20μmのマイクロカプセル化した熱膨張性カプセル
を、発泡剤13として用いることも可能である。
【0017】これらの発泡剤13を、バインダー14と
して用いる樹脂の溶液あるいはエマルジョン中に、ロー
ルミル、サンドミル等の公知の分散装置を用いて分散す
る。この分散液が、公知の塗布装置を用いて、基材15
上に塗布され、さらに乾燥されて熱膨張層11が形成さ
れる。
して用いる樹脂の溶液あるいはエマルジョン中に、ロー
ルミル、サンドミル等の公知の分散装置を用いて分散す
る。この分散液が、公知の塗布装置を用いて、基材15
上に塗布され、さらに乾燥されて熱膨張層11が形成さ
れる。
【0018】前記バインダー14用の樹脂には、発泡剤
13が加熱されることにより熱分解して、ガスを発生し
た時、あるいは熱膨張性カプセルが熱膨張した時に、同
時に熱軟化して安定な発泡層を形成できるように、酢酸
ビニル系ポリマー、アクリル系ポリマー等の熱可塑性樹
脂が用いられる。
13が加熱されることにより熱分解して、ガスを発生し
た時、あるいは熱膨張性カプセルが熱膨張した時に、同
時に熱軟化して安定な発泡層を形成できるように、酢酸
ビニル系ポリマー、アクリル系ポリマー等の熱可塑性樹
脂が用いられる。
【0019】更に、上記の方法で作製された熱膨張層1
1の表面に厚さ2μmのカ−ボンブラックからなる熱線
吸収層16が塗布される。熱線吸収層16の厚みは10
μm以下が好ましい。10μmより厚いと熱線照射によ
り吸収した熱が熱膨張層11に十分伝わらなかったり、
発泡剤13が加熱されることにより熱分解して、ガスを
発生した時、あるいは熱膨張性カプセルが熱膨張した時
に、熱線吸収層16が障害になり安定して発砲しなくな
る。
1の表面に厚さ2μmのカ−ボンブラックからなる熱線
吸収層16が塗布される。熱線吸収層16の厚みは10
μm以下が好ましい。10μmより厚いと熱線照射によ
り吸収した熱が熱膨張層11に十分伝わらなかったり、
発泡剤13が加熱されることにより熱分解して、ガスを
発生した時、あるいは熱膨張性カプセルが熱膨張した時
に、熱線吸収層16が障害になり安定して発砲しなくな
る。
【0020】本実施形態では基材15に、50μmのポ
リエチレンテレフタレ−トフィルムを使用した。なお、
基材15には、紙、木材、プラスティック、ゴム、ガラ
ス等を使用することも可能である。
リエチレンテレフタレ−トフィルムを使用した。なお、
基材15には、紙、木材、プラスティック、ゴム、ガラ
ス等を使用することも可能である。
【0021】一方、感熱性孔版原紙20は、図1に示す
ように、熱線反射層21と熱可塑性フィルム22と、接
着剤層23と、多孔性支持体24とで構成されており、
熱可塑性フィルム22と多孔性支持体24とは、接着剤
層23により接着されている。
ように、熱線反射層21と熱可塑性フィルム22と、接
着剤層23と、多孔性支持体24とで構成されており、
熱可塑性フィルム22と多孔性支持体24とは、接着剤
層23により接着されている。
【0022】本実施形態の熱線反射層21は熱可塑性フ
ィルム22の表面に、公知の真空蒸着装置を用いて厚さ
0.1μmのアルミニュウム薄膜を蒸着することにより
形成される。なお、熱線反射層21の材質は上記のアル
ミニュウム以外に金、白金、タンタル、酸化チタンなど
を使用することも可能である。また、真空蒸着装置の代
わりにスパッタリング装置を使用することも可能であ
る。
ィルム22の表面に、公知の真空蒸着装置を用いて厚さ
0.1μmのアルミニュウム薄膜を蒸着することにより
形成される。なお、熱線反射層21の材質は上記のアル
ミニュウム以外に金、白金、タンタル、酸化チタンなど
を使用することも可能である。また、真空蒸着装置の代
わりにスパッタリング装置を使用することも可能であ
る。
【0023】本実施形態では熱可塑性フィルム22は、
厚さ2μmのポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使
用したが、その他ポリエチレン、塩化ビニリデン−塩化
ビニル共重合体等のフィルムが使用可能である。ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルムの厚みとしては1μm〜
4μmが好ましい。
厚さ2μmのポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使
用したが、その他ポリエチレン、塩化ビニリデン−塩化
ビニル共重合体等のフィルムが使用可能である。ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルムの厚みとしては1μm〜
4μmが好ましい。
【0024】1μm未満は製造コストが高く、機械的強
度が弱く実用的でない。また、4μm以上では定格が5
0mJ/mm2程度の一般的なサ−マルヘッドでは厚す
ぎて穿孔することが出来ない。
度が弱く実用的でない。また、4μm以上では定格が5
0mJ/mm2程度の一般的なサ−マルヘッドでは厚す
ぎて穿孔することが出来ない。
【0025】本実施形態の多孔性支持体24は200メ
ッシュ/インチのポリエステル繊維を使用した。なお、
多孔性支持体24の材質は上記の200メッシュ/イン
チのポリエステル繊維以外にマニラ麻、みつまた、こう
ぞ等の天然繊維、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリビ
ニルアルコ−ル、ポリアクリルニトリル等の合成繊維、
レ−ヨン等の半合成繊維を主原料とした多孔性枚用紙が
使用可能である。
ッシュ/インチのポリエステル繊維を使用した。なお、
多孔性支持体24の材質は上記の200メッシュ/イン
チのポリエステル繊維以外にマニラ麻、みつまた、こう
ぞ等の天然繊維、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリビ
ニルアルコ−ル、ポリアクリルニトリル等の合成繊維、
レ−ヨン等の半合成繊維を主原料とした多孔性枚用紙が
使用可能である。
【0026】更に、本実施形態では孔版原紙に感熱性孔
版原紙20を用いたが、刃物を用いて穴を開ける孔版原
紙や、薬品を用いて選択的に穴を開ける孔版原紙なども
使用可能である。
版原紙20を用いたが、刃物を用いて穴を開ける孔版原
紙や、薬品を用いて選択的に穴を開ける孔版原紙なども
使用可能である。
【0027】次に凸版作製装置40について図3を用い
て説明する。
て説明する。
【0028】凸版作製装置40は、ランプ31、外に光
が漏れるのを防ぐと共にランプ31と熱膨張シ−トの間
隔を所定の距離に保つためのリフレクタ−32からなる
熱線照射装置30と固定台41から構成される。
が漏れるのを防ぐと共にランプ31と熱膨張シ−トの間
隔を所定の距離に保つためのリフレクタ−32からなる
熱線照射装置30と固定台41から構成される。
【0029】リフレクタ−32には、感熱性孔版原紙2
0と熱膨張シ−ト10を押さえるための枠33が取り付
けられている。
0と熱膨張シ−ト10を押さえるための枠33が取り付
けられている。
【0030】本実施形態ではランプ31には、24V1
00Wのハロゲンランプを使用した。
00Wのハロゲンランプを使用した。
【0031】なお、ランプ31には、タングステンラン
プ、クリプトンランプなども使用可能である。
プ、クリプトンランプなども使用可能である。
【0032】固定台41には、感熱性孔版原紙20と熱
膨張シ−ト10を圧着させるための付勢手段例えばスポ
ンジ43が取り付けられている。
膨張シ−ト10を圧着させるための付勢手段例えばスポ
ンジ43が取り付けられている。
【0033】なお、前記スポンジ43は、後述するよう
に熱膨張層11に熱線照射装置30により熱線が照射さ
れ、熱膨層11が感熱性孔版原紙20の穿孔部分をとお
して膨張するときには、熱膨層11の膨張を妨げないよ
うに収縮する。
に熱膨張層11に熱線照射装置30により熱線が照射さ
れ、熱膨層11が感熱性孔版原紙20の穿孔部分をとお
して膨張するときには、熱膨層11の膨張を妨げないよ
うに収縮する。
【0034】また、スポンジ43の変わりに図4に示す
ように圧版45、バネ46を使用することも可能であ
る。
ように圧版45、バネ46を使用することも可能であ
る。
【0035】次に凸版作製方法について図3を用いて説
明する。
明する。
【0036】まず、最初に感熱性孔版原紙20に印刷画
像を形成する。この方法は図示しないが、サ−マルヘッ
ド等を使用して、画像情報に応じて感熱性孔版原紙20
の熱可塑性フィルム22を選択的に加熱溶融することに
より感熱性孔版原紙20に穿孔画像を形成する。この場
合、通常のサ−マルプリンタを使用することが出来る。
像を形成する。この方法は図示しないが、サ−マルヘッ
ド等を使用して、画像情報に応じて感熱性孔版原紙20
の熱可塑性フィルム22を選択的に加熱溶融することに
より感熱性孔版原紙20に穿孔画像を形成する。この場
合、通常のサ−マルプリンタを使用することが出来る。
【0037】次に凸版作製装置40の固定台41に、製
版した感熱性孔版原紙20の多孔性支持体24側の面
と、熱膨張シ−ト10の熱線吸収層16側の面とを合わ
せ感熱性孔版原紙側が上に来るように置く。
版した感熱性孔版原紙20の多孔性支持体24側の面
と、熱膨張シ−ト10の熱線吸収層16側の面とを合わ
せ感熱性孔版原紙側が上に来るように置く。
【0038】そして熱線照射装置30を固定台41を覆
うように設置する。この時感熱性孔版原紙20と熱膨張
シ−ト10は、枠33とスポンジ43により所定の圧力
で保持される。
うように設置する。この時感熱性孔版原紙20と熱膨張
シ−ト10は、枠33とスポンジ43により所定の圧力
で保持される。
【0039】そして、熱線照射装置30により10秒間
露光を行う。
露光を行う。
【0040】上記のように熱線照射装置30により露光
を行うと、感熱性孔版原紙20の穿孔された部分は熱線
が通過し、熱線吸収層16に吸収され、熱が熱膨張層1
1に伝達され、発泡剤13が発泡する。
を行うと、感熱性孔版原紙20の穿孔された部分は熱線
が通過し、熱線吸収層16に吸収され、熱が熱膨張層1
1に伝達され、発泡剤13が発泡する。
【0041】同様に感熱性孔版原紙20の穿孔されてい
ない部分は熱線が熱線反射層21により反射され、熱線
吸収層16には熱線が到達しない。
ない部分は熱線が熱線反射層21により反射され、熱線
吸収層16には熱線が到達しない。
【0042】従って、熱線照射装置30により露光行う
ことにより、感熱性孔版原紙20に記録された穿孔画像
に従って、熱膨張層11が発泡する。
ことにより、感熱性孔版原紙20に記録された穿孔画像
に従って、熱膨張層11が発泡する。
【0043】更に、熱膨張層11の発泡にともないスポ
ンジ43が収縮する。
ンジ43が収縮する。
【0044】この後、凸版作製装置40から熱膨張シ−
ト10を取り出すと、図2に示すように凸部17が形成
された凸版が作製できる。
ト10を取り出すと、図2に示すように凸部17が形成
された凸版が作製できる。
【0045】以上詳述したことから明らかなように、本
発明の凸版作製方法及び凸版作製装置は、手間が少なく
時間が短く容易に凸版を作製できる。
発明の凸版作製方法及び凸版作製装置は、手間が少なく
時間が短く容易に凸版を作製できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1記載の凸版作製方法は、孔版原紙に穿孔画像を形
成し、前記穿孔済み孔版原紙と熱膨張シ−トを重ね合わ
せ、前記孔版原紙側から熱線を照射することにより容易
に凸版を作製することが出来る。
求項1記載の凸版作製方法は、孔版原紙に穿孔画像を形
成し、前記穿孔済み孔版原紙と熱膨張シ−トを重ね合わ
せ、前記孔版原紙側から熱線を照射することにより容易
に凸版を作製することが出来る。
【0047】また、請求項2記載の凸版作製方法は、熱
膨張シ−トの表面に熱線吸収層を備えているので弱い熱
線で膨張させることが出来る。
膨張シ−トの表面に熱線吸収層を備えているので弱い熱
線で膨張させることが出来る。
【0048】また、請求項3記載の凸版作製方法は、感
熱性孔版原紙の表面に熱線反射層を備えているのでより
選択的に熱膨張シ−トを膨張させることが出来る。
熱性孔版原紙の表面に熱線反射層を備えているのでより
選択的に熱膨張シ−トを膨張させることが出来る。
【0049】請求項4記載の孔版原紙は、孔版原紙の表
面に熱線反射層を備えているのでより選択的に熱線を通
過させることが出来る。
面に熱線反射層を備えているのでより選択的に熱線を通
過させることが出来る。
【0050】請求項5記載の熱膨張シ−トは、熱線によ
り膨張する発泡剤を含む熱膨張シ−トの表面に、熱線吸
収層を備えているので弱い熱線で膨張させることが出来
る。請求項6記載の凸版作製装置は、穿孔済み孔版原紙
と熱膨張シ−トを所定の圧力で重ね合わせることの出来
る台と、前記孔版原紙と前記熱膨張シ−トを覆って熱線
を照射する熱線照射装置を備えているので、簡単な構成
で容易に凸版を作製することが出来る。
り膨張する発泡剤を含む熱膨張シ−トの表面に、熱線吸
収層を備えているので弱い熱線で膨張させることが出来
る。請求項6記載の凸版作製装置は、穿孔済み孔版原紙
と熱膨張シ−トを所定の圧力で重ね合わせることの出来
る台と、前記孔版原紙と前記熱膨張シ−トを覆って熱線
を照射する熱線照射装置を備えているので、簡単な構成
で容易に凸版を作製することが出来る。
【図1】本実施形態の凸版作製方法を示す拡大部分断面
図である。
図である。
【図2】本実施形態で作製した凸版を示す図である。
【図3】本実施形態の凸版作製装置の断面図である。
【図4】本実施形態の凸版作製装置の他の実施の形態を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
10 熱膨張シ−ト 11 熱膨張層 13 発泡剤 16 熱線吸収層 20 感熱性孔版原紙 21 熱線反射層 30 熱線照射装置 40 凸版作製装置
Claims (6)
- 【請求項1】 孔版原紙に穿孔画像を形成し、前記穿孔
済み孔版原紙と熱膨張シ−トを重ね合わせ、前記孔版原
紙側から熱線を照射して凸版を作る凸版作製方法。 - 【請求項2】 前記熱膨張シ−トの表面に熱線吸収層を
備えたことを特徴とする請求項1記載の凸版作製方法。 - 【請求項3】 前記感熱性孔版原紙の表面に熱線反射層
を備えたことを特徴とする請求項1記載の凸版作製方
法。 - 【請求項4】 孔版原紙の表面に熱線反射層を備えたこ
とを特徴とする孔版原紙。 - 【請求項5】 熱線により膨張する発泡剤を含む熱膨張
シ−トの表面に、熱線吸収層を備えたことを特徴とする
熱膨張シ−ト。 - 【請求項6】 穿孔済み孔版原紙と熱膨張シ−トを所定
の圧力で重ね合わせることの出来る台と、前記孔版原紙
と前記熱膨張シ−トを覆って熱線を照射する熱線照射装
置を備えたことを特徴とする凸版作製装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31074696A JPH10151720A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 凸版作製方法及び孔版原紙及び熱膨張シート及び凸版作製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31074696A JPH10151720A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 凸版作製方法及び孔版原紙及び熱膨張シート及び凸版作製装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10151720A true JPH10151720A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18008992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31074696A Pending JPH10151720A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 凸版作製方法及び孔版原紙及び熱膨張シート及び凸版作製装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10151720A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001287435A (ja) * | 2000-02-02 | 2001-10-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 点字及び隆起パターン記録媒体 |
-
1996
- 1996-11-21 JP JP31074696A patent/JPH10151720A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001287435A (ja) * | 2000-02-02 | 2001-10-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 点字及び隆起パターン記録媒体 |
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