JPH10151665A - 多層パリソンの製造方法、この多層パリソンを使用するブロー成形方法及びその装置 - Google Patents

多層パリソンの製造方法、この多層パリソンを使用するブロー成形方法及びその装置

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JPH10151665A
JPH10151665A JP8325925A JP32592596A JPH10151665A JP H10151665 A JPH10151665 A JP H10151665A JP 8325925 A JP8325925 A JP 8325925A JP 32592596 A JP32592596 A JP 32592596A JP H10151665 A JPH10151665 A JP H10151665A
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JP
Japan
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parison
blow
resin
blow molding
annular
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JP8325925A
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Hidenobu Nakayama
秀伸 中山
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Placo Co Ltd
Original Assignee
Placo Co Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外層パリソンのドローダウンを伴わずに、多層
パリソンを製造し、かつブロー成形可能とする 【解決手段】発泡してない溶融発泡樹脂をブローダイヘ
ッドAに押出成形機により供給し、その吐出口10から
厚肉の環状パリソンCとして押し出す。一方、環状ダイ
20の環状吐出口21より、薄い膜状にABSなどの高
温度成形樹脂からなる非発泡樹脂製の被膜を吐出し、こ
れを前記環状パリソンCの外周面に被覆して、最外層パ
リソンDを形成する。2層のパリソンをブローアップ
し、環状パリソンCを50%程度発泡した状態で、一対
の金型内に挿入し、ブロー成形し、内層が発泡樹脂層
で、外層が非発泡樹脂層からなるブロー成形品を成形す
る。このブロー成形品の外面は非発泡層の樹脂で被覆さ
れているため、鏡面化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多層パリソンの製造方
法、この多層パリソンを使用するブロー成形方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のブロー成形装置としては、例え
ば特公平8ー25230号がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
前記発泡成形品の表面は多孔状態であり、その製品の光
沢度は射出成形品に比べて見劣りするものである。この
発明は、このような発泡成形品などのブロー成形品の表
面の光沢を簡易に高め、その使用範囲の拡大を図った多
層パリソンの製造方法、この多層パリソンを使用するブ
ロー成形方法及びその装置を市場に提供することを目的
とする。この発明の他の目的は、外層パリソンのドロー
ダウンを伴わずに、多層パリソンを製造し、かつブロー
成形可能とすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特定発明はブロー・ダイヘッドの吐出口より最内層
の合成樹脂製パリソンを押出し、この吐出口より所望距
離離れた位置に配備された少なくとも一つの環状ダイか
ら外層の合成樹脂製パリソンを吐出し、この最内層の前
記パリソンの外周面を外層の前記パリソンで被覆するこ
とを特徴としてある。
【0005】前記課題を解決するために、関連発明は請
求項1記載の多層パリソンを使用して、中空成形品をブ
ロー成形することを特徴としてある。
【0006】前記課題を解決するために、関連発明は、
ブロー・ダイヘッドの吐出口より厚肉の発泡樹脂製パリ
ソンを押出し、この吐出口から所望距離離れた位置に配
備された少なくとも一つの環状ダイから非発泡樹脂製の
外層パリソンを吐出し、前記発泡樹脂パリソンの外周面
をこの非発泡樹脂製の外層パリソンで被覆することを特
徴とするブロー成形方法としてある。
【0007】前記課題を解決するために、このブロー成
形方法における前記ブロー・ダイヘッドの吐出口から前
記環状ダイに至る範囲において、この発泡樹脂を未発泡
の状態に維持し、この環状ダイからの前記非発泡樹脂で
その外周面を被覆した後においては、この発泡樹脂を半
発泡状態として、金型内にこのパリソンを供給し、閉じ
込め加熱して、この発泡樹脂を完全発泡して、所望の中
空成形品を成形することを特徴としてある場合もある。
【0008】前記課題を解決するために、このブロー成
形方法における前記発泡樹脂をPEなどの低温度成形樹
脂に発泡剤を添加したものとし、前記非発泡樹脂としA
BSなどの高温度成形材料とすることを特徴としてあ
る。
【0009】前記課題を解決するために、このブロー成
形方法における前記環状ダイを、ブロー・ダイヘッドの
垂直軸線方向に沿い複数個段積みし、前記外層パリソン
を複数層の樹脂で形成することを特徴としてあることが
好ましい。
【0010】前記課題を解決するために、関連発明は請
求項1記載の多層パリソンの製造方法を実施することを
特徴としてある。
【0011】前記課題を解決するために、関連発明は請
求項2、3、4、5又は6記載のブロー成形方法を実施
することを特徴としてある。
【0012】前記課題を解決するために、関連発明はブ
ロー・ダイヘッドの吐出口から発泡樹脂をパリソンとし
て開いている成形金型内へ押出し、ブロー成形するブロ
ー成形装置において、前記ブロー・ダイヘッドから所望
距離離れた位置に、前記発泡樹脂製パリソンの外周面を
被覆する非発泡樹脂製の外層パリソンを吐出する少なく
とも1つの環状ダイが配備されていることを特徴とする
ブロー成形装置としてある。
【0013】前記課題を解決するために、このブロー成
形装置における前記外層パリソンの樹脂はABS等の高
温度成形樹脂としてあることを特徴とすることが望まし
い。
【0014】前記課題を解決するために、このブロー成
形装置における前記ブロー・ダイヘッドの吐出口と環状
ダイとの間の環状空間は減圧室としてあることを特徴と
することが好ましい。
【0015】前記課題を解決するために、このブロー成
形機における前記ブロー・ダイヘッドの前記から所望距
離離れた位置に、前記発泡樹脂製パリソンの外周面を被
覆する非発泡樹脂製の外層パリソンを吐出する複数の環
状ダイが積層して配備されていることを特徴とする場合
もある。
【0016】前記課題を解決するために、関連発明はブ
ロー・ダイヘッドの吐出口より最内層の合成樹脂製パリ
ソンを押出し、この吐出口から所望距離離れた位置に配
備された少なくとも一つの環状ダイから外層の合成樹脂
製パリソンを吐出し、最内層のパリソンの外周面を外層
の前記パリソンで被覆することを特徴としてある。
【0017】前記課題を解決するために、このブロー成
形方法における前記環状ダイを、ブロー・ダイヘッドの
垂直軸線方向に沿い複数個段積みし、前記外層パリソン
を最内層の前記パリソンと異種又は同種の樹脂で複数層
に形成することを特徴としてある。
【0018】前記課題を解決するために、関連発明は、
ブロー・ダイヘッドの吐出口から合成樹脂をパリソンと
して開いている成形金型内へ押出し、ブロー成形するブ
ロー成形装置において、前記ブロー・ダイヘッドから所
望距離離れた位置に、最内層の前記パリソンの外周面を
被覆する合成樹脂製の外層パリソンを吐出する少なくと
も一つの環状ダイが配備されていることを特徴としてあ
る。
【0019】前記課題を解決するために、このブロー成
形装置において、この外層パリソンの合成樹脂はABS
等の高温度成形樹脂としてあることを特徴としてある。
【0020】前記課題を解決するために、このブロー成
形装置において、前記ブロー・ダイヘッドから所望距離
離れた位置に、最内層の前記パリソンの外周面を被覆す
る外層パリソンを吐出する複数の環状ダイが上下に積層
して配備されていることを特徴としてある。
【0021】
【発明の実施の形態】請求項7、8、9、10、11、
12記載の発明における実施の形態を説明する。図1に
おいて、Aはブロー成形装置Bのブロー・ダイヘッドで
ある。このブロー・ダイヘッドAは厚肉の発泡樹脂製パ
リソンCを吐出する吐出口10を有している。この吐出
口10から所望距離離れた位置に、この発泡樹脂製パリ
ソンCの外周面を被覆する非発泡樹脂製の最外層パリソ
ンDを吐出する環状ダイ20が前記吐出口10と同心に
配備されている。このブロー・ダイヘッドAの吐出口1
0と環状ダイ20との間の環状空間は減圧室30として
ある。この最外層パリソンDとしてはABSなどの高温
度成形樹脂が使用される。なお、パリソンを3層以上と
する時には前記環状ダイ20を複数積層して配備する
(請求項12記載の発明に対応)(図3参照)。
【0022】この形態の作用を請求項1、2、3、4、
5、6記載の方法発明の代表的な実施の形態と併せて説
明する。発泡してない溶融発泡樹脂(例えば、PEなど
の低温度成形樹脂に発泡剤を添加したもの)を前記ブロ
ーダイヘッドAに押出成形機により供給し、その吐出口
10から厚肉の環状パリソンCとして押し出す。この
際、前記減圧室30を減圧し、この環状パリソンCが完
全発泡するのを阻止する。
【0023】一方、前記環状ダイ20の環状吐出口21
より、薄い膜状にABSなどの高温度成形樹脂からなる
非発泡樹脂製の被膜を吐出し、これを前記環状パリソン
Cの外周面に被覆して、最外層パリソンDを形成する。
この減圧室を通過した後、この2層のパリソンをブロー
アップし、前記環状パリソンCを50%程度発泡した状
態で、一対の金型(図示せず)内に挿入し、ブロー成形
し、内層が発泡樹脂層で、外層が非発泡樹脂層からなる
ブロー成形品を成形する。このブロー成形品の外面は非
発泡層の樹脂で被覆されているため、鏡面化する。 こ
の際、前記環状ダイ20を複数個段積みすれば、この外
層は複数の非発泡樹脂層で成形される。環状ダイと最内
層パリソンの間に、非発泡樹脂下方案内用の環状コア体
40が配置される場合もある(図2、図3参照)。また
内層である発泡樹脂層は外層のものに比べて厚肉(例え
ば5:1好ましくは3:1の範囲)としてあるため、ブ
ロー成形品は剛性を有し、かつ軽量となる。
【0024】実施の形態2 この形態は請求項15、16、17記載の発明の代表的
な実施例である。図2において、B1はブロー・ダイヘ
ッドA1の吐出口10から合成樹脂をパリソンとして開
いている成形金型(図示せず)内へ押出し、ブロー成形
するブロー成形装置である。前記ブロー・ダイヘッドA
1から所望距離離れた位置に、最内層のパリソンC1の
外周面を被覆する合成樹脂製の外層パリソンDを吐出す
る少なくとも一つの環状ダイ20が配備されている。こ
の外層パリソンDの合成樹脂はABS等の高温度成形樹
脂としてある。好ましくは、前記ブロー・ダイヘッドA
1から所望距離離れた位置に、最内層の前記パリソンC
1の外周面を被覆する外層パリソンを吐出する複数の環
状ダイ20、20………が積層して配備されている。環
状ダイと最内層パリソンの間に、非発泡樹脂下方案内用
の環状コア体40が配置される場合もある(図2、図3
参照)。この形態の作用を、請求項1、2、13、14
記載の方法発明の代表的な実施の形態とともに説明す
る。ブロー・ダイヘッドA1の吐出口より最内層の合成
樹脂製パリソンC1を押出し、この吐出口から所望距離
離れた位置に配備された前記環状ダイ20から外層の合
成樹脂製パリソンDを吐出し、最内層のパリソンC1の
外周面を外層の前記パリソンDで被覆することを特徴と
する。前記外層パリソンDは最内層の前記パリソンC1
と異種又は同種の樹脂で複数層に形成されている。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明において、ブロー・
ダイヘッドの吐出口より最内層の合成樹脂製パリソンを
押出し、この吐出口より所望距離離れた位置に配備され
た少なくとも一つの環状ダイから外層の合成樹脂製パリ
ソンを吐出し、この最内層の前記パリソンの外周面を外
層の前記パリソンで被覆することを特徴としてあるた
め、外層パリソンを形成する樹脂のドローダウンを伴わ
ずに多層パリソンを製造できる。
【0026】請求項2記載の発明においては、ドローダ
ウンを伴わずに多層パリソンを使用して、中空成形品を
ブロー成形できる。請求項3記載の発明においては前記
効果に加えて内層の発泡樹脂層は非発泡樹脂層で被覆さ
れているため、発泡成形品の剛性、軽量の特性を維持し
た状態で、ブロー成形品の表面粗さ、光沢度を高めるこ
とができる。更に、中空成形品を非発泡樹脂のドローダ
ウンを伴わずに成形でき、そのブロー成形品の光沢度を
高めることができる。この内層を再生ペレットで形成し
ても、中空成形品の外観の品質を維持できる。
【0027】請求項4記載の発明において、請求項3記
載の発明の効果に加えて金型にパリソンを閉じ込めるま
で、発泡樹脂が完全発泡することを阻止し、ブロー成形
を適切に行うことができる。
【0028】請求項5、6記載の発明は、請求項3、4
記載の発明の効果を発揮できる。殊に、請求項6記載の
発明では、外層パリソンを複数層の樹脂でドローダウン
を伴わずに成形できる。請求項7記載の発明は、請求項
1記載の方法発明を実施でき、その効果を奏することが
できる。請求項8、9記載の発明においては、請求項
2、3、4、5、6記載の方法発明を実施でき、その効
果を発揮できる。殊に請求項9記載の発明においては、
発泡成形品の表面を非発泡樹脂で被覆することができ、
その表面の光沢、転写性を高めることができる。
【0029】請求項10記載の発明においては、前記効
果に加えて、環状ダイにより非発泡樹脂、例えばABS
などの高温成形樹脂を吐出し、この非発泡樹脂で発泡樹
脂パリソンの外周面を被覆するため、従来のようにブロ
ーダイヘッドからの吐出に伴う外層パリソンのドローダ
ウンを減少でき、ガラス転移温度、結晶温度に大きな差
異を有する種々の樹脂を、別々の環状ダイより吐出し相
互に重なるようにして、外層を成形することができる。
また、パリソンにおける内外層の温度差を50度乃至1
00度とすることができ、ブローダイヘッドの構造を単
純化した状態で、少なくとも2層パリソンにおける発泡
樹脂と外層樹脂との複数の種類の組合せを多岐にわたり
選択でき、その外層樹脂を適切な溶融温度で前記環状ダ
イから前記内層パリソンの外周面に吐出し被覆できる。
【0030】請求項11記載の発明においては、請求項
8、9、10記載の発明の効果に加えて、ブローダイヘ
ッドの吐出口から環状ダイの吐出口との間で、未発泡樹
脂が完全発泡するのを未然に防止でき、外層パリソンと
の密着を適切に行うことができる。請求項12記載の発
明においては、請求項8、9、10記載の発明の効果に
加えて、内層の発泡樹脂製パリソンの外周面に複数の外
層パリソンを吐出成形できるとともにこれら外層の非発
泡樹脂の溶融温度を環状ダイ毎で適切に制御できる。
【0031】請求項13記載の発明においては、請求項
2記載の発明の効果に加えて、外層パリソンのドローダ
ウンを伴わずに複合パリソンを金型に供給し、発泡層を
含まない中空成形品をブロー成形できる。請求項14記
載の発明においては、前記効果に加えて、外層を複数層
の樹脂で容易に成形でき、ガラス転移温度、結晶温度に
大きな差異を種々の樹脂を、別々の環状ダイより吐出し
相互に重なるようにして、外層を成形することができ
る。請求項15記載の発明においては、請求項13、1
4記載の方法発明を実施でき、その効果を発揮できる。
【0032】請求項16記載の発明においては、ドロー
ダウンし易いABSなどを多層パリソンに使用できる。
請求項17記載の発明においては、請求項14記載の方
法を実施でき、その効果を発揮できる。なお、実施の形
態においては、前記環状コアを配備することにより、最
内層のパリソンに、外層パリソン(単層又は複層)を適
切に密着させ、外層パリソンを成形でき、多層の中空成
形品をブロー成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1、2を示す概略正面図である。
【図2】環状ダイを複数個積層した形態を示す概略図で
ある。
【図3】図2の偏見例を示す概略正面図である。
【符号の説明】
A、A1 ブロー・ダイヘッド 10 吐出口 20 環状ダイ C、C1 最内層パリソン D 外層パリソン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、特定発明はブロー・ダイヘッドの吐出口より最内層
の合成樹脂製パリソンを押出し、この吐出口より所望距
離離れた位置に配備された少なくとも一つの環状ダイか
ら外層の合成樹脂製パリソンを吐出し、この最内層の前
記パリソンの外周面を外層の前記パリソンで被覆するこ
とを特徴とする多層パリソンの製造方法としてある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】前記課題を解決するために、関連発明は請
求項1記載の多層パリソンを使用して、中空成形品をブ
ロー成形することを特徴とするブロー成形方法としてあ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】前記課題を解決するために、関連発明は請
求項1記載の多層パリソンの製造方法を実施することを
特徴とするブロー成形装置としてある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】前記課題を解決するために、関連発明は請
求項2、3、4、5又は6記載のブロー成形方法を実施
することを特徴とするブロー成形装置としてある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】前記課題を解決するために、このブロー成
形装置における前記ブロー・ダイヘッドの前記から所望
距離離れた位置に、前記発泡樹脂製パリソンの外周面を
被覆する非発泡樹脂製の外層パリソンを吐出する複数の
環状ダイが積層して配備されていることを特徴とする場
合もある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】前記課題を解決するために、関連発明はブ
ロー・ダイヘッドの吐出口より最内層の合成樹脂製パリ
ソンを押出し、この吐出口から所望距離離れた位置に配
備された少なくとも一つの環状ダイから外層の合成樹脂
製パリソンを吐出し、最内層のパリソンの外周面を外層
の前記パリソンで被覆することを特徴とするブロー成形
方法としてある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】前記課題を解決するために、関連発明は、
ブロー・ダイヘッドの吐出口から合成樹脂をパリソンと
して開いている成形金型内へ押出し、ブロー成形するブ
ロー成形装置において、前記ブロー・ダイヘッドから所
望距離離れた位置に、最内層の前記パリソンの外周面を
被覆する合成樹脂製の外層パリソンを吐出する少なくと
も一つの環状ダイが配備されていることを特徴とするブ
ロー成形装置としてある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】実施の形態2 この形態は請求項15、16、17記載の発明の代表的
な実施例である。図2において、B1はブロー・ダイヘ
ッドA1の吐出口10から合成樹脂をパリソンとして開
いている成形金型(図示せず)内へ押出し、ブロー成形
するブロー成形装置である。前記ブロー・ダイヘッドA
1から所望距離離れた位置に、最内層のパリソンC1の
外周面を被覆する合成樹脂製の外層パリソンDを吐出す
る少なくとも一つの環状ダイ20が配備されている。こ
の外層パリソンDの合成樹脂はABS等の高温度成形樹
脂としてある。好ましくは、前記ブロー・ダイヘッドA
1から所望距離離れた位置に、最内層の前記パリソンC
1の外周面を被覆する外層パリソンを吐出する複数の環
状ダイ20、20………が積層して配備されている。環
状ダイと最内層パリソンの間に、非発泡樹脂下方案内用
の環状コア体40が配置される場合もある(図2、図3
参照)。この形態の作用を、請求項1、2、13、14
記載の方法発明の代表的な実施の形態とともに説明す
る。ブロー・ダイヘッドA1の吐出口より最内層の合成
樹脂製パリソンC1を押出し、この吐出口から所望距離
離れた位置に配備された前記環状ダイ20から外層の合
成樹脂製パリソンDを吐出し、最内層のパリソンC1の
外周面を外層の前記パリソンDで被覆する。前記外層パ
リソンDは最内層の前記パリソンC1と異種又は同種の
樹脂で複数層に形成されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1、2を示す概略正面図である。
【図2】図1の変形例を示す概略正面図である。
【図3】環状ダイを複数個積層した形態を示す概略図で
ある。
【符号の説明】 A、A1 ブロー・ダイヘッド 10 吐出口 20 環状ダイ C、C1 最内層パリソン D 外層パリソン

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロー・ダイヘッドの吐出口より最内層の
    合成樹脂製パリソンを押出し、この吐出口より所望距離
    離れた位置に配備された少なくとも一つの環状ダイから
    外層の合成樹脂製パリソンを吐出し、この最内層の前記
    パリソンの外周面を外層の前記パリソンで被覆すること
    を特徴とする多層パリソンの製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の多層パリソンを使用して、
    中空成形品をブロー成形することを特徴とするブロー成
    形方法。
  3. 【請求項3】ブロー・ダイヘッドの吐出口より厚肉の発
    泡樹脂製パリソンを押出し、この吐出口から所望距離離
    れた位置に配備された少なくとも一つの環状ダイから非
    発泡樹脂製の外層パリソンを吐出し、前記発泡樹脂パリ
    ソンの外周面をこの非発泡樹脂製の外層パリソンで被覆
    することを特徴とする請求項2記載のブロー成形方法。
  4. 【請求項4】前記ブロー・ダイヘッドの吐出口から前記
    環状ダイに至る範囲において、この発泡樹脂を未発泡の
    状態に維持し、この環状ダイからの前記非発泡樹脂でそ
    の外周面を被覆した後においては、この発泡樹脂を半発
    泡状態として、金型内にこのパリソンを供給し、閉じ込
    め加熱して、この発泡樹脂を完全発泡して、所望のブロ
    ー成形品を成形することを特徴とする請求項3記載のブ
    ロー成形方法。
  5. 【請求項5】前記発泡樹脂をPEなどの低温度成形樹脂
    に発泡剤を添加したものとし、前記非発泡樹脂をABS
    などの高温度成形材料とすることを特徴とする請求項3
    又は4記載のブロー成形方法。
  6. 【請求項6】前記環状ダイを、ブロー・ダイヘッドの垂
    直軸線方向に沿い複数個段積みし、前記外層パリソンを
    複数層の樹脂で形成することを特徴とする請求項3、4
    又は5記載のブロー成形方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載の多層パリソンの製造方法を
    実施することを特徴とする多層パリソンの製造装置。
  8. 【請求項8】請求項2、3、4、5又は6記載のブロー
    成形方法を実施することを特徴とするブロー成形装置。
  9. 【請求項9】ブロー・ダイヘッドの吐出口から発泡樹脂
    をパリソンとして開いている成形金型内へ押出し、ブロ
    ー成形するブロー成形装置において、 前記ブロー・ダイヘッドから所望距離離れた位置に、前
    記発泡樹脂製パリソンの外周面を被覆する非発泡樹脂製
    の外層パリソンを吐出する少なくとも1つの環状ダイが
    配備されていることを特徴とする請求項8記載のブロー
    成形装置。
  10. 【請求項10】この外層パリソンの樹脂はABS等の高
    温度成形樹脂としてあることを特徴とする請求項9記載
    のブロー成形装置。
  11. 【請求項11】前記ブロー・ダイヘッドの吐出口と環状
    ダイとの間の環状空間は減圧室としてあることを特徴と
    する請求項9又は10記載のブロー成形装置。
  12. 【請求項12】前記ブロー・ダイヘッドから所望距離離
    れた位置に、前記発泡樹脂製パリソンの外周面を被覆す
    る非発泡樹脂製の外層パリソンを吐出する複数の環状ダ
    イが積層して配備されていることを特徴とする請求項
    9、10又は11記載のブロー成形装置。
  13. 【請求項13】ブロー・ダイヘッドの吐出口より最内層
    の合成樹脂製パリソンを押出し、この吐出口から所望距
    離離れた位置に配備された少なくとも一つの環状ダイか
    ら外層の合成樹脂製パリソンを吐出し、最内層のパリソ
    ンの外周面を外層の前記パリソンで被覆することを特徴
    とする請求項2記載のブロー成形方法。
  14. 【請求項14】前記環状ダイを、ブロー・ダイヘッドの
    垂直軸線方向に沿い複数個段積みし、前記外層パリソン
    を最内層の前記パリソンと異種又は同種の樹脂で複数層
    に形成することを特徴とする請求項13記載のブロー成
    形方法。
  15. 【請求項15】ブロー・ダイヘッドの吐出口から合成樹
    脂をパリソンとして開いている成形金型内へ押出し、ブ
    ロー成形するブロー成形装置において、 前記ブロー・ダイヘッドから所望距離離れた位置に、最
    内層の前記パリソンの外周面を被覆する合成樹脂製の外
    層パリソンを吐出する少なくとも一つの環状ダイが配備
    されていることを特徴とするブロー成形装置。
  16. 【請求項16】この外層パリソンの合成樹脂はABS等
    の高温度成形樹脂としてあることを特徴とする請求項1
    5記載のブロー成形装置。
  17. 【請求項17】前記ブロー・ダイヘッドから所望距離離
    れた位置に、最内層の前記パリソンの外周面を被覆する
    外層パリソンを吐出する複数の環状ダイが上下に積層し
    て配備されていることを特徴とする請求項15又は16
    記載のブロー成形装置。
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