JPH10149848A - 圧接端子の補強構造 - Google Patents

圧接端子の補強構造

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JPH10149848A
JPH10149848A JP8308041A JP30804196A JPH10149848A JP H10149848 A JPH10149848 A JP H10149848A JP 8308041 A JP8308041 A JP 8308041A JP 30804196 A JP30804196 A JP 30804196A JP H10149848 A JPH10149848 A JP H10149848A
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JP
Japan
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beams
contact terminal
pair
bent
folded
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Withdrawn
Application number
JP8308041A
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English (en)
Inventor
Ryuji Nakanishi
竜治 中西
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線に圧接するスロットを有するビームを効
果的に補強できる圧接端子の補強構造を提供する。 【解決手段】 導電性金属板を折り曲げた折り曲げ部
に、電線3に圧接するスロット2dを有するビーム2e
を形成した圧接端子2Dにおいて、上記ビーム2eの両
側端部2i,2qに、略U字状に折り返した補強部2k
を形成した。導電性金属板を略U字状に折り曲げて底壁
部2cと両側壁部2a,2bとを形成すると共に、一方
の側壁部2aには、電線3に圧接するスロット2dを有
する一対のビーム2e,2eを切込んで形成して、この
一対のビーム2e,2eを底壁部2cの上方で、長さ方
向に直角な方向で対向するように折り曲げた圧接端子2
Dにおいて、上記一対のビーム2e,2eの各両側端部
2i,2qに、略U字状の折り返し補強部2k,2kを
それぞれ形成した。上記一対のビーム2e,2eの各両
側端部2i,2qの折り返し補強部2kの下端に連続し
て、対向する下端どうしを連結する略U字状の折り返し
補強部2k′をそれぞれ形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線に圧接するス
ロットを有するビームを効果的に補強できる圧接端子の
補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車においては、ナビゲ
ーションシステムをはじめとして高機能化の傾向にあ
り、これに伴って車内の電気配線体であるワイヤーハー
ネスが太径化し、生産性も低下している。
【0003】また、居住性の向上を図るために、車内の
ワイヤーハーネスの配索スペースが減少している。
【0004】このように、車内へのワイヤーハーネスの
配索が年々困難になってきていることから、ワイヤーハ
ーネスの細径化及び接続端子を含むコネクタの小型化が
要望されている。
【0005】そこで、ワイヤーハーネスを構成する電線
を細線化すると共に、接続端子、特に圧着端子を小型化
する検討が行われていたが、圧着端子の小型化について
は、圧着端子の製造工程を変更しないで単に小型化する
だけでは生産性が向上しない。
【0006】このため、圧着端子に代えて、多極を一括
接続できる圧接端子を使用する検討が行われているが、
圧接端子の小型化については、圧接端子の端子材(導電
性金属板)の板厚を薄くすることで対応している。
【0007】上記圧接端子2は、図2(B)に示すよう
に、導電性金属板をプレス等で所定の展開形状に打ち抜
いた後、谷折り線a,bで略U字状に折り曲げて、図2
(A)にも示すように、底壁部2cと両側壁部2a,2
bを形成すると共に、一方の側壁部2aには、電線3
(図2(C)参照)に圧接するスロット2d,2dを有
する一対のビーム2e,2eを切込んで形成して、この
一対のビーム2e,2eを底壁部2cの上方で、長さ方
向に直角な方向で対向するように、谷折り線c,dで折
り曲げている。
【0008】上記圧接端子2の各ビーム2e,2eは、
一方の側壁部2aの切込み2f内の切残し壁部2gに折
り曲げ端部2h,2hがそれぞれ連結されて、折り曲げ
自由端部2i,2iは、他方の側壁部2bの切込み2j
内に入り込むようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記圧
接端子2は、小型化を図るために導電性金属板の板厚を
薄くしていることから、図2(C)に示すように、電線
3をスロット2d,2dに圧接すると、切残し壁部2g
で補強されているビーム2e,2eの折り曲げ端部2
h,2hは比較的変形しにくいが、補強のない折り曲げ
自由端部2i,2iが外方に大きく変形して広がり(矢
印e参照)、電線3の圧接不良が生じるおそれがあっ
た。この変形は、圧接端子の取り扱いや運搬時にも発生
しやすい。
【0010】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、電線に圧接するスロットを有するビームを
効果的に補強できる圧接端子の補強構造を提供すること
を課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1では、導電性金属板を折り曲げた
折り曲げ部に、電線に圧接するスロットを有するビーム
を形成した圧接端子において、上記ビームの両側端部
に、略U字状に折り返した補強部を形成したことを特徴
とする圧接端子の補強構造を提供するものである。
【0012】請求項1によれば、圧接端子のビームの両
側端部に補強部を形成したものであるから、端子材の板
厚が薄くてもビームの強度が向上して、ビームが外方に
変形しにくくなる。
【0013】また、請求項2では、導電性金属板を略U
字状に折り曲げて底壁部と両側壁部とを形成すると共
に、一方の側壁部には、電線に圧接するスロットを有す
る一対のビームを切込んで形成して、この一対のビーム
を底壁部の上方で、長さ方向に直角な方向で対向するよ
うに折り曲げた圧接端子において、上記一対のビームの
各両側端部に、略U字状の折り返し補強部をそれぞれ形
成したことを特徴とする圧接端子の補強構造を提供する
ものである。
【0014】請求項2によれば、圧接端子の一方の側壁
部に形成した一対のビームであっても補強部でそれぞれ
補強することができる。なお、ビームはいずれかの側壁
部に一対以上が形成されたものであっても良い。
【0015】なお、請求項3のように、上記一対のビー
ムの各両側端部の折り返し補強部の下端に連続して、対
向する下端どうしを連結する略U字状の折り返し補強部
をそれぞれ形成すれば、ビームが折り曲げ及び折り戻し
方向に変形しにくくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0017】なお、図2の従来技術と同一構成・作用の
箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0018】図1に示すように、圧接端子2Dは、基本
的には図2に示した従来技術の圧接端子2とほぼ同じ形
状であって、図1(C)に示すように、ビーム2e,2
eの折り曲げ自由端部2i,2iの下部に、長さ方向に
突出する連結部2r,2rをそれぞれ設けている。
【0019】また、各ビーム2eの両側端部2i,2q
に、長さ方向に突出する部分f,fをそれぞれ設けると
共に、上記切残し部分2g及び連結部2rの上端部に、
上記部分f,fの下端に連続して、上方向に突出する部
分g,gを設けている。
【0020】そして、各部分f,gは、谷折り線h,h
(二点鎖線参照)で略U字状に折り返して、図1(A)
(B)に示したような折り返し補強部2k,2k′をそ
れぞれ形成している。
【0021】なお、一対のビーム2e,2eを、長さ方
向に直角な方向で対向するように折り曲げたとき、各連
結部2r,2rは、先端どうしが突き合わせで当接した
状態となる。
【0022】上記補強構造のように、圧接端子2Dのビ
ーム2e,2eの両側端部2i,2qと切残し部2g及
び連結部2rに折り返しや補強部2k,2k′を形成す
ると、端子材である導電性金属板の板厚が薄くてもビー
ム2e,2eの強度が向上して、ビーム2e,2eが外
方に変形しにくくなるから、圧接端子2Dの端子材の板
厚を薄くすることが可能となって、小型で生産性に優れ
た圧接端子2Dが得られ、これに伴い、コネクタも小型
化できるようになると共に、ワイヤーハーネスの細径化
も可能となって軽量化できるようになる。
【0023】また、一対のビーム2e,2eの各両側端
部2i,2qの折り返し補強部2k,2kの下端に連続
して、切残し部2gと連結部2rの上端にも折り返し補
強部2′を形成すれば、ビーム2e,2eが折り曲げ及
び折り戻し方向に変形しにくくなる。
【0024】なお、上記実施形態では、圧接端子2Dの
一方の側壁部2aに形成した一対のビーム2e,2eを
補強部2k,2k′でそれぞれ補強したものであった
が、ビーム2eはいずれかの側壁部2a,2bに一対以
上が形成されたものであっても良い。
【0025】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の請求項1の圧接端子の補強構造は、圧接端子のビー
ムの両側端部に補強部を形成したものであるから、端子
材の板厚が薄くてもビームの強度が向上して、ビームが
外方に変形しにくくなるから、圧接端子の端子材の板厚
を薄くすることが可能となって、小型で生産性に優れた
圧接端子が得られ、これに伴い、コネクタも小型化でき
るようになる。また、ワイヤーハーネスの細径化も可能
となって軽量化できるようになる。
【0026】また、請求項2によれば、圧接端子の一方
の側壁部に形成した一対のビームであっても補強部でそ
れぞれ補強することができる。
【0027】なお、請求項3のように、一対のビームの
各両側端部の折り返し補強部の下端に連続して、対向す
る下端どうしを連結する略U字状の折り返し補強部をそ
れぞれ形成すれば、ビームが折り曲げ及び折り戻し方向
に変形しにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧接端子の補強構造であり、(A)
は圧接端子の斜視図、(B)は(A)のA−A線断面
図、(C)は導電性金属板の展開図である。
【図2】 従来の圧接端子であり、(A)は斜視図、
(B)は導電性金属板の展開図、(C)はビームが外方
に広がった圧接端子の斜視図である。
【符号の説明】
2A,2B 圧接端子 2a,2b 両側壁部 2c 底壁部 2d スロット 2e ビーム 2f 切込み 2i,2q 両側端部 2k,2k′補強部 3 電線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性金属板を折り曲げた折り曲げ部
    に、電線に圧接するスロットを有するビームを形成した
    圧接端子において、 上記ビームの両側端部に、略U字状に折り返した補強部
    を形成したことを特徴とする圧接端子の補強構造。
  2. 【請求項2】 導電性金属板を略U字状に折り曲げて底
    壁部と両側壁部とを形成すると共に、一方の側壁部に
    は、電線に圧接するスロットを有する一対のビームを切
    込んで形成して、この一対のビームを底壁部の上方で、
    長さ方向に直角な方向で対向するように折り曲げた圧接
    端子において、 上記一対のビームの各両側端部に、略U字状の折り返し
    補強部をそれぞれ形成したことを特徴とする圧接端子の
    補強構造。
  3. 【請求項3】 上記一対のビームの各両側端部の折り返
    し補強部の下端に連続して、対向する下端どうしを連結
    する略U字状の折り返し補強部をそれぞれ形成した請求
    項2に記載の圧接端子の補強構造。
JP8308041A 1996-11-19 1996-11-19 圧接端子の補強構造 Withdrawn JPH10149848A (ja)

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