JPH10148624A - 化学抵抗ガスマイクロセンサを含む半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

化学抵抗ガスマイクロセンサを含む半導体集積回路装置及びその製造方法

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JPH10148624A
JPH10148624A JP9204367A JP20436797A JPH10148624A JP H10148624 A JPH10148624 A JP H10148624A JP 9204367 A JP9204367 A JP 9204367A JP 20436797 A JP20436797 A JP 20436797A JP H10148624 A JPH10148624 A JP H10148624A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良された機械的特性、大きな感度およびよ
り早い応答特性を備える化学抵抗ガスマイクロセンサを
得る。 【解決手段】 化学抵抗ガスマイクロセンサは、単結晶
シリコンの2個のウエファ(1、4)間の中間酸化物層
(2)上にエアギャップ(3)を有する専用のSOI基
板中に集積された加熱素子(12)を含み;酸化錫の感
知素子(25)が加熱素子上に形成され、かつ誘電性で
しかも絶縁性の保護層によって加熱素子から分離されて
いる。装置製造の最終過程で形成されるトレンチ(2
8)は、加熱素子(12)を集積化したウエファ(4)
の表面(6)からエアギャップ(3)に延び、感知素子
(25)をチップの残りの部分から機械的に分離し絶縁
する。それによってセンサの機械的特性、感度および応
答を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学抵抗ガスマイ
クロセンサを含む半導体集積回路装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、化学センサはガス分子と
感知フィルム間の化学反応によってガスの存在を検出す
る。化学反応はその多くの部分を動作温度に依存し、こ
の温度はフィルム中のガスの吸収、脱着および拡散に影
響を与える。そのため、温度が、センサの感度、特に選
択性および応答時間に関する性能を最適化するための重
要な因子である。従ってセンサは、動作を最適化するた
めに温度調整および制御手段を備えている。
【0003】最近、マイクロエレクトロニクス技術を用
いて集積化された化学抵抗ガスマイクロセンサが製造さ
れている。このようなセンサは多くの利点を有してい
る:製造コストが低いこと;使用中のエネルギー消費が
低いこと;応答時間の速さ;および温度制御と出力信号
処理回路の集積化、などである。現在市販されている集
積化されたマイクロセンサは、バルク−マイクロマシン
化された半導体材料のウエファ上に堆積された酸化錫の
化学抵抗ダイヤフラムで形成され、このダイヤフラムの
面上において、ダイヤフラムの酸素とガス間の化学反応
により生じるフィルムの抵抗変化としてガスの存在を検
出する。
【0004】このようなセンサを正確に機能させるため
には、約400℃の温度に保持する必要があり、そのた
め加熱素子が設けられ、さらに信号制御および処理回路
を集積した残りのチップ部分からこの加熱素子を熱的に
分離する必要がある。感知部分を残りのチップ部分から
分離するために種々の技術が知られており、伝統的な方
法としては、バルク−マイクロマシン法がある。この方
法では、シリコンウエファの塊の上またはその中に堆積
した誘電体層上に感知部分を形成し、さらにプラズマま
たはウエットエッチングによってシリコン塊の一部分を
ウエファの背面から取り除くものである。誘電体層は、
センサを機械的に支持し、且つシリコンウエファの塊か
らセンサを熱的に分離する、二重の機能を達成する。こ
の技術を用いて、センサ領域からシリコンの一部分を取
り除きかつウエファの厚さの一部分のみをエッチングす
ることにより、プロトタイプが形成され、また別のプロ
トタイプでは、センサ領域の全シリコンが取り除かれる
(センサ素子を支持する誘電体層にまで達するエッチン
グによって)。後者の解決方法の詳細については、例え
ば、マシェル (D. Mutschall) 、シャイブ(C. Scheibe)
およびオバーマイヤー(E. Obermeier)による「オンチッ
プヒーターを有する化学センサおよび埋め込み型センサ
構造に対する基本マイクロモジュール」と題された論文
に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バルク−マイクロマシ
ン技術は、しかしながら前面−背面処理を要し、このよ
うな特別なウエファ処理は、現在の集積回路製造方法と
は両立しない。その他の技術としてフロントマイクロマ
シン技術があり、この技術ではシリコンウエファの塊あ
るいは犠牲層を正面からエッチングし、誘電体層によっ
て機械的にセンサ素子を支持しさらにこれを熱的に分離
する。この技術の詳細は、異なるタイプのセンサの製造
に関して、モーサー(D. Moser)およびバルテス(H. Balt
es) によって1992年版「マイクロ機械システム、A
SME」のDSC−Vol.40 に発表された論文「N−ポ
リ(多結晶)/P−ポリ(多結晶)熱伝対による高感度
CMOSガスフローセンサ」に記載されている。さら
に、バルクおよびフロントマイクロマシン技術に関する
一般的な文献としては、ストッフェル(AxelM. Stoffel)
によって1994年版「マイクロエレクトロニクスジ
ャーナル」第25巻、145−156ページに発表され
た「マイクロマシンおよびASIC技術」と題された論
文に示されている。
【0006】しかしながらこの技術を用いて懸垂式の構
造を形成することは、現在のマイクロエレクトロニクス
製造技術とは両立しないエッチングステップを必要と
し、そのためセンサとこれに関する制御および処理回路
を一個のチップ上に形成することは不可能である。異な
るタイプのセンサに関して、専用のSOI(Silicon-on-
Insulator)基板を用いることが提案されている。この場
合出発材料としてのウエファは、センサ領域においてエ
アギャップ(空間)を形成するために酸化物を選択的に
取り除いたシリコン−シリコン酸化物−シリコン積層体
から構成されている。ウエファの前面から形成されたト
レンチはエアギャップに達することによって、センサを
熱的に分離する。この技術の詳細は、剪断応力センサに
関して、例えば、1992年6月2日発行の雑誌、「マ
イクロエレクトロメカニカルシステム」第1巻、 No.
2、89から94ページに記載のシャジイ(J. Shajii)
、ナグ(Kay-Yip Ng)およびシュミット(M.A. Schmidt)
による「ウエファボンディング技術を用いて超小型に製
造されたフローティング素子剪断応力センサ」と題され
た論文に記載されている。使用されたボンディング技術
(エアギャップの形成を除いて)は、同様に、1989
年8月発行の「日本応用物理学会誌」第28巻、 No.
8、1426−1443ページに記載されたハウスマン
(J. Hausman)、スピアリング(G.A. Spierings)、ビアマ
ン(U.K.P. Bierman)およびパル(J.A. Pals) による「シ
リコンオンイシュレータウエファボンディング−ウエフ
ァ薄膜化技術の評価」と題された論文に記載されてい
る。
【0007】本発明の目的は、周知の技術に特に関係し
た欠点を克服すべく設計された化学抵抗ガスセンサおよ
びその製造方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、請求項
1および12にそれぞれ示すように、化学抵抗ガスマイ
クロセンサを含む半導体集積回路装置の製造方法および
化学抵抗ガスマイクロセンサを含む集積回路装置が提供
される。実際、本発明に従えば、このセンサはSOI基
板を用いて形成され;さらに加熱素子および感知素子が
それぞれ基板中に集積して形成され、誘電体によって互
いに分離されることにより、周知のセンサに比べて改良
された機械的特性、大きな感度およびより早い応答特性
を備える。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、一例として本発明の非限
定的な実施の形態を、図面を参照して説明する。本製造
方法では、例えば熱成長によって、シリコン酸化物層2
を単結晶シリコンの第1のウエファ1上に形成し(図
1);酸化物層2をマスクしエッチングしてその一部を
除去し、後に「エアギャップ」を形成する開口3を形成
し(図2);さらに例えばP型の単結晶シリコンの第2
のウエファ4を、例えば前述のハウスマン、スピアリン
グ、ビアマンおよびパルによる論文に記載された方法を
用いて酸化物層2にボンディングすることにより、上面
および底面を第2および第1のウエファ4および1によ
ってかつその側面を酸化物層2によって区画されたエア
ギャップ3を含む、専用のSOI基板100を形成す
る。
【0010】この場合、SOI基板100は、バイポー
ラ集積回路およびMOS電子製品を形成するための通常
の方法で製造される。特に(図4)、第2のウエファ4
では、接合即ち誘電性絶縁領域5が第2のウエファ4の
上面6から酸化物層2に延びて形成されており、さらに
N−ウエル7中に形成されたPタイプのソースおよびド
レイン領域8、およびゲート酸化物領域14によって第
2のウエファ4から絶縁された制御ゲート領域9を有す
るPMOSトランジスタが形成されている。図4は同時
に、(矢印11で図示するように)レジストマスク10
を用いた自己整合注入による、ソースおよびドレイン領
域8を示している。その途中で、ガスセンサのための加
熱体を形成する領域12が、第2のウエファ4の表面6
をカバーする酸化物保護層13を介して、図4に示すよ
うに、注入されることが好ましい。
【0011】その後、加熱体を感知素子から電気的に絶
縁するために、誘電体保護層15(例えばシリコン窒化
物またはBPSG−燐酸ボロンシリコンガラス)を堆積
し;接触部を開口し;さらに金属層16を堆積して接触
電極を形成する(図5)。金属層16は、最終製品にお
いてアルミニウム層によって達成される以上の高い動作
温度を確保するために、チタン−プラチナ−クロムの3
重層またはタングステンの単層から構成される。
【0012】金属層16はその後第2のウエファ4上
に、電子部品領域8、9のための金属接触領域16a
と、感知素子のための金属接触領域16bと加熱体を形
成する領域12のための金属接触領域16c(図11に
のみ示される)を形成するために、区画される。図6に
示す中間構造を得るために、誘電体(例えばTEOS−
テトラエチルオルソシリケイト)マスク層20を堆積
し、感知素子を形成すべき領域においてそれを除去す
る。
【0013】この時、酸化錫フィルム21を(例えばス
パッタリングによって)堆積し、この上にプラチナ−パ
ラジウムの触媒層22を堆積して感知フィルム21を活
性化するのに必要なエネルギーを減少させ、かつガス分
子と酸化錫間の化学反応を助ける(図7)。その後、レ
ジストマスク24を堆積して酸化錫フィルム21および
触媒層22を区画し、図8に示す中間構造を得る。この
中間構造ではフィルム21と層22の残りの部分は、感
知素子25を形成する。この時、マスク24を除去し、
感知素子25を支持する第2のウエファ4の領域の全側
面(接触部分を除く)を取り囲んでトレンチを掘る。こ
の為に、レジストマスク26を堆積し(センサ領域にお
いて図1〜7に示す断面と異なった断面を示す図8を参
照のこと);マスク26を用いて、誘電体マスク層2
0、誘電体保護層15および第2のウエファ4を部分的
にエアギャップ3に達するまで除去し、それによって図
9に示すようにトレンチ28を形成する。トレンチ28
は、第2のウエファ4の内側部分4’を横方向から区画
するために、閉線、例えば長方形の側面に沿って(誘電
体保護層20を取り除いた、図11に示すように)ある
いは円周に沿って延びることが好ましく、さらにエアギ
ャップ3の周囲に沿って延びることが効果的である。ト
レンチ28は、ウエファ4の、誘電体層15、20(図
9)の内側部分4’、15’20’およびそれぞれの外
側部分4”、15”、20”間に延びる接触および支持
アーム29によって分割された多数の部分を含み、その
ため、内側部分4’はチップの残りの部分から熱的に分
離されている。マスク26はその後図10にその断面を
示す最終的な構造を得るために、図11の上部から除去
される。
【0014】
【発明の効果】本発明にかかる製造方法とセンサの利点
は、以下のとおりである。SOI基板100を用いるこ
とによって、説明した方法は完全にプレナー型マイクロ
エレクトロニクス技術と両立し、その結果信頼性、再現
性およびコストに関して同じ効果が可能となり、同様に
センサと、関連する信号制御および処理回路とを一個の
チップ上に集積することが可能となる。
【0015】さらに、基板の前面または背面からの異方
性エッチングを含む周知の解決方法と比べて、センサの
空間的な集積度が向上し、その結果、このセンサは周知
のセンサに比べて小型化しかつ駆動エネルギーが小さく
なる。多結晶シリコンの代わりに単結晶シリコンの加熱
体を構成することによって、センサ素子25をより均一
にかつより早く加熱することが可能となる。勿論、より
均一な加熱によって、センサの選択性および感度が改良
され、一方より早い加熱はセンサの応答時間を減少さ
せ、その操作性を改良する。さらに最終的にセンサの機
械的安定性が向上する(ヤングとポアソン率(係数)は
堆積フィルムと比べた場合、製法パラメータにより少な
く依存する)。
【0016】本発明の範囲から外れることなく、ここに
記載し図示した製造方法およびセンサに対して、種々の
変更が可能である。特に、第2のウエファ中の分離領域
は異なるタイプ、例えば接合タイプの代わりに誘電タイ
プとして形成され;同一のチップ上に集積された電子部
品はバイポーラおよびMOSの両者であってよく;種々
の領域の導電型は図示したものと異なるものであっても
よく;さらに触媒層は省略されても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる製造方法の第1の過程における
半導体材料ウエファの断面図である。
【図2】本発明にかかる製造方法の第2の過程における
半導体材料ウエファの断面図である。
【図3】本発明にかかる製造方法の第3の過程における
半導体材料ウエファの断面図である。
【図4】本発明にかかる製造方法の第4の過程における
半導体材料ウエファの断面図である。
【図5】本発明にかかる製造方法の第5の過程における
半導体材料ウエファの断面図である。
【図6】本発明にかかる製造方法の第6の過程における
半導体材料ウエファの断面図である。
【図7】本発明にかかる製造方法の第7の過程における
半導体材料ウエファの断面図である。
【図8】本発明にかかる製造方法の第8の過程における
半導体材料ウエファの断面図である。
【図9】本発明にかかる製造方法の一過程における断面
図であって、図1から8に示す断面とは異なる断面を示
す。
【図10】本発明にかかる製造方法の一過程における断
面図であって、図1から8に示す断面とは異なる断面を
示す。
【図11】図10に示すウエファの拡大上面図である。
【符号の説明】
1…第1のウエファ 2…絶縁材料層 3…エアギャップ 4…第2のウエファ 6…表面 8…一電導型領域 12…加熱素子 15…保護層 16…金属材料層 20…マスク構造 21、22…ガス感知材料層 25…感知素子 28…トレンチ 100…SOI基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベネデット ビグナ イタリア国,85100 ポテンザ,ビア ア ンジオ 20

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体材料のSOI基板(100)を形
    成し;前記SOI基板中に加熱素子(12)を形成し;
    前記SOI基板(100)上にガス感知素子(25)を
    形成する、各ステップを具備する、化学抵抗ガスマイク
    ロセンサを含む半導体集積回路装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記SOI基板を形成するステップは、 単結晶半導体材料の第1のウエファ(1)上に絶縁材料
    層(2)を形成し;前記絶縁材料層(2)の一部分を選
    択的に除去し;さらに前記第1のウエファと前記絶縁材
    料層と共にエアギャップ(3)を区画するために、単結
    晶半導体材料の第2のウエファ(4)を前記絶縁材料層
    にボンディングする各ステップを具備する、請求項1に
    記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ガス感知素子(25)を形成するス
    テップに引き続いて、前記第2のウエファの表面(6)
    から前記エアギャップ(3)に延びるトレンチ(28)
    を形成するために前記第2のウエファ(4)の部分を選
    択的に除去するステップを含む、請求項2に記載の半導
    体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記トレンチ(28)は、実質的に前記
    エアギャップ(3)の周囲に沿った閉線内に延びる複数
    のトレンチ部分を含み、前記トレンチ部分は前記第2の
    ウエファ(4)によって形成された接続および支持アー
    ム(29)によって相互に分離されるものである、請求
    項3に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記加熱素子(12)を形成するステッ
    プは、ドーピング材を前記SOI基板(100)の前記
    エアギャップ(3)上の一部分に注入するステップから
    なるものである、請求項2から4の何れか1項に記載の
    半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記SOI基板(100)に注入するス
    テップは、集積化される電子部品の一電導型領域(8)
    を注入するステップと同時に実行されるものである、請
    求項5に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記加熱素子(12)を形成するステッ
    プは前記第2のウエファ(4)の前記エアギャップ
    (3)上の一部分に注入するステップからなり;さらに
    前記ガス感知素子(25)を形成するステップは、前記
    第2のウエファ(4)上に絶縁材料の保護領域(1
    5’)形成し、さらに前記保護領域上にガス感知材料の
    感知領域(25)を形成するステップを具備する、請求
    項2から4の何れか1項に記載の半導体集積回路装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ガス感知素子(25)を形成するス
    テップは:前記SOI基板(100)上に絶縁材料の保
    護層(15)を形成し;さらに前記保護層(15)上に
    ガス感知材料の感知領域(25)を形成するステップを
    具備する、請求項1から6の何れか1項に記載の半導体
    集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記SOI基板(100)上に保護層
    (15)を形成するステップに引き続いて:前記保護層
    (15)に接触部分を開口し;前記保護層(15)上に
    金属材料層(16)を堆積し;さらに前記金属材料層
    (16)を区画するステップを含み、さらに前記感知領
    域(25)を形成するステップは:前記加熱素子(1
    2)上に窓を提供するためのマスク構造(20)を形成
    し;前記ガス感知材料の層(21、22)を堆積し;さ
    らに前記ガス感知材料層を区画する、各ステップを具備
    する、請求項8に記載の半導体集積回路装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記金属材料層(16)を堆積するス
    テップは、チタン、プラチナおよびクロムの3重層を堆
    積するステップからなる、請求項9に記載の半導体集積
    回路装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記金属材料装置(16)を堆積する
    ステップはタングステン層を堆積するステップからな
    る、請求項9に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体材料の基板(100)および加
    熱素子(12)とガス感知素子(25)とを含む化学抵
    抗ガスマイクロセンサとを具備する半導体集積回路装置
    において、前記半導体材料基板はSOI基板(100)
    であり、前記加熱素子(12)は前記SOI基板上に集
    積化されているものである、半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記SOI基板(100)は単結晶半
    導体材料の第1のウエファ(1)と;前記第1のウエフ
    ァ(1)上の絶縁材料層(2)と;および前記絶縁材料
    層(2)上の単結晶半導体材料の第2のウエファ(4)
    とを具備し;前記絶縁材料層は、前記第1および第2の
    ウエファ(1、4)によって更に前記絶縁材料層(2)
    によって区画されるエアギャップ(3)において中断さ
    れているものである、請求項12に記載の半導体集積回
    路装置。
  14. 【請求項14】 前記第2のウエファ(4)の表面
    (6)から前記エアギャップ(3)に延びるトレンチ
    (28)を具備する、請求項13に記載の半導体集積回
    路装置。
  15. 【請求項15】 前記トレンチ(28)は、前記エアギ
    ャップ(3)の周囲に沿った閉線中に実質的に広がる複
    数のトレンチ部分を具備し;前記トレンチ部分は前記第
    2のウエファ(4)によって形成された接続および支持
    アーム(29)によって相互に分離されているものであ
    る、請求項14に記載の半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 前記加熱素子(12)は前記第2のウ
    エファ(4)の前記エアギャップ(3)上の一部分にド
    ーピング材が注入された領域からなる、請求項13から
    15の何れか1項に記載の半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 前記注入領域(12)上の前記第2の
    ウエファ(4)の表面(6)上に延びる絶縁材料の保護
    領域(15)と;さらに前記保護領域(15)の一部分
    上に延びるガス感知材料の感知領域(25)とを具備す
    る、請求項16に記載の半導体集積回路装置。
  18. 【請求項18】 前記注入および感知領域(12、2
    5)および集積化される電子部品のための電導領域
    (8)に電気的に接続された金属材料の接触領域(16
    c、16b、16a)を具備し;さらに前記金属材料は
    チタン、プラチナおよびクロムの3重層からなる、請求
    項17に記載の半導体集積回路装置。
  19. 【請求項19】 前記注入および感知領域(12、2
    5)および集積化される電子部品のための電導領域
    (8)に電気的に接続された金属材料の接触領域(16
    c、16b、16a)を具備し;さらに前記金属材料は
    タングステン層からなる、請求項17に記載の半導体集
    積回路装置。
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