JPH10143137A - 画像ズーミング方法、装置およびその記録媒体 - Google Patents
画像ズーミング方法、装置およびその記録媒体Info
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- JPH10143137A JPH10143137A JP9269391A JP26939197A JPH10143137A JP H10143137 A JPH10143137 A JP H10143137A JP 9269391 A JP9269391 A JP 9269391A JP 26939197 A JP26939197 A JP 26939197A JP H10143137 A JPH10143137 A JP H10143137A
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Abstract
するとともに、ズーミング処理の待ち時間によるユーザ
のストレスを軽減できるようにする。 【解決手段】 画像をズーミングして表示する際に、ズ
ーミング対象とされた領域の画像について、現在のズー
ム倍率(a)と最終的なズーム倍率(d)との間のズー
ム倍率の画像を生成して表示するという処理を、ズーム
倍率を段階的に変えながら上記最終的なズーム倍率に達
するまで繰り返し行うようにすることにより、最終的な
ズーム画像に至るまでに画像が徐々にズーミングされて
いく様子が表示されるようにして、画像上でズーミング
を指示してからズーム処理が完了するまでズーミングの
対象部分を視覚的に確認することができるようにする。
Description
法、装置およびその記録媒体に関し、特に、デジタル信
号処理によって画像をズームイン(ズームアップ)ある
いはズームアウト(ズームダウン)して表示するための
手法に用いて好適なものである。
に保存しておき、それを読み出して表示することができ
るようになされた装置が多く使用されている。保存され
る画像データは、例えばCCDを利用したイメージスキ
ャナやビデオカメラ等の画像入力装置を用いて入力され
たものであり、複数の画像データを保存することができ
るようになされていることが多い。
像データをデジタル信号処理することによって、画像を
ズームインあるいはズームアウトして表示することがで
きるようになされたものがある。これによれば、例え
ば、画像全体を見たいときにはズームアウトして表示
し、細部を詳しく見たいときにはその部分にズームイン
して表示することが可能である。
る解像度で格納しておき、ズームアウトした画像データ
と比較して、ズームインした画像データをより高解像度
のファイルから読み出すことによって、ズームインされ
た画像でも鮮明に表示することができる。
来の技術では、上述のようにして画像のズーミングを行
う場合、画像のズーミングが指示されてからその処理を
行っている間は表示画面は変化せず、指示のようにズー
ミングされた画像が生成された時点で表示画像がそれに
切り換えられるようになっていた。
処理が行われている間に、ズーミングの対象部分が分か
らなくなってしまうことがあるという問題があった。ま
た、ズーミング処理を行っている間は画面上では何の変
化も起きないので、その間ただ待っているユーザを苛々
させることとなってしまう問題もあった。
に成されたものであり、画像のズーミングを行っている
対象部分を明確化できるようにするとともに、ズーミン
グ処理の待ち時間によるユーザのストレスを軽減できる
ようにすることを目的としている。
方法は、表示画像をデジタル信号処理によってズーミン
グするための画像ズーミング方法において、画像をズー
ミングして表示する際に、ズーミング対象とされた領域
の画像について、現在のズーム倍率と最終的なズーム倍
率との間のズーム倍率の画像を生成して表示するという
処理を、ズーム倍率を段階的に変えながら上記最終的な
ズーム倍率に達するまで繰り返し行うようにしたことを
特徴とする。
ズームアウト動作において、上記最終的なズーム倍率に
達したときに、ズームアウト前には表示されていなかっ
た画像部分も含めて最終的なズーム倍率でズームアウト
した画像を表示枠の全体に表示するようにしたことを特
徴とする。
記ズーム倍率を段階的に変えながら生成される画像をズ
ーミングが行われる前の元の画像上に重畳して表示する
ようにしたことを特徴とする。
示画像をデジタル信号処理によってズーミングするため
の画像ズーミング方法において、画像をズーミングして
表示する際に、ズーミング対象とされた領域とその領域
内の画像が最終的なズーム倍率で表示される領域との間
を所定の補間比率で補間した領域を描画領域とし、上記
ズーミング対象とされた領域内の画像を上記描画領域内
に相応する割合にズーミングして表示するという処理
を、上記補間比率を変えながら上記最終的なズーム倍率
に達するまで繰り返し行うようにしたことを特徴とす
る。
示画像をデジタル信号処理によってズーミングするため
の画像ズーミング方法において、画像をズーミングして
表示する際に、ズーミング対象とされた矩形領域の四隅
とその矩形領域内の画像が最終的なズーム倍率で表示さ
れる矩形領域の四隅との間をそれぞれ所定の補間比率で
補間した四隅を持つ矩形領域を描画領域とし、上記ズー
ミング対象とされた矩形領域内の画像を上記描画領域内
に相応する割合にズーミングして表示するという処理
を、上記補間比率を変えながら上記最終的なズーム倍率
に達するまで繰り返し行うようにしたことを特徴とす
る。
求項1、4、5の何れか1項に記載のズーミング処理を
行っている間に、ネットワーク上の他の機器に保存され
ズーミング処理の対象となっている正しい解像度の画像
データを上記ネットワークを介して取り出し、上記最終
的なズーム倍率の画像が生成され表示された後に、その
画像を上記取り出した画像に置き換えて表示するように
したことを特徴とする。
示画像をデジタル信号処理によってズーミングするため
の画像ズーミング装置において、ズームインの対象とな
る画像領域あるいはズームアウト時に縮小されて表示さ
れるべき画像領域を指定するための領域指定手段と、上
記領域指定手段により指定された画像領域の四隅と画像
表示枠の四隅との間をそれぞれ所定の補間比率で補間し
た四隅を持つ矩形領域を描画領域とし、上記ズームイン
の対象となる画像領域内の画像あるいは上記ズームアウ
トの対象となる画像表示枠内の画像を上記描画領域内に
相応する割合にズーミングして表示するようにする画像
表示手段と、上記画像表示枠内に最終的なズーム倍率の
画像が表示されるまで、上記画像表示手段で使用する補
間比率を段階的に変えていくように制御する表示制御手
段とを備えたことを特徴とする。
像表示手段および表示制御手段によりズーミング処理が
行われている間に、ネットワーク上の他の機器に保存さ
れズーミング処理の対象となっている正しい解像度の画
像データを上記ネットワークを介して取り出す画像取り
出し手段と、上記画像表示枠内に最終的なズーム倍率の
画像が生成され表示された後に、その画像を上記画像取
り出し手段により取り出された画像に置き換えて表示す
るようにする画像置き換え手段とを更に備えたことを特
徴とする。
何れか1項に記載の画像ズーミング方法の手順をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを格納したことを
特徴とするものである。
7または8に記載の各手段としてコンピュータを機能さ
せるためのプログラムを格納した記録媒体であることを
特徴とするものである。
のズーミングを指示してからしばらく後に元の画像から
最終的なズーム倍率の画像に表示がいきなり切り換えら
れてしまうことがなくなり、最終的なズーム画像に至る
までに対象の画像が徐々にズーミングされていく様子が
表示されるようになる。これにより、ズーミング処理を
行っている間も、ズーミングの対象部分を視覚的に確認
することが可能となる。
ズーミング方法の一実施形態であるズームイン動作を説
明するための表示例を示す図であり、図3および図4
は、本実施形態による画像ズーミング方法の処理手順を
示すフローチャートである。以下、これらの図面に基づ
いて、本発明の一実施形態を説明する。
グを行う前の元の画像を示し、矩形の枠線Aは、ディス
プレイなどの表示装置で画像が表示される表示画面全体
あるいは画面中の一部に表示される表示ウィンドウを示
している(以下、表示枠Aと記載する)。なお、図2
(a)に示されている「あいうえお・・・」の文字は、
イメージデータである。
像上において、拡大して表示する領域(ズームインの対
象となる画像領域)を指定すると、指定された領域内の
画像がデジタル信号処理によってズームインされ、最終
的に図1(d)および図2(d)のように表示枠A全体
に表示される。
ーミング対象としたい矩形領域(表示枠Aに相似で、相
似比はあらかじめ決められているものとする)の中心点
あるいは任意の一点となる位置にマウスカーソルBを移
動させ、マウスのクリック操作等によって指定するよう
にしても良い。また、図2のように、ズーミング対象と
なる矩形領域として、表示枠Aに相似形の矩形領域をマ
ウスのドラッグ操作等によって自由に指定できるように
しても良い。
指定すると、本実施形態では、指定された矩形領域内の
画像について、図1(a)および図2(a)に示した現
在表示中の画像から図1(d)および図2(d)に示し
た最終的なズーム画像へと徐々に変化していくように、
ズーム倍率を段階的に変えながら複数のズーム画像を順
次生成して表示するようにする。
して指定された矩形領域内の画像について、図1(a)
および図2(a)に示した元の画像に比べて解像度が粗
く、所定倍率だけズームインされた画像を図1(b)お
よび図2(b)のように表示する。次に、図1(b)お
よび図2(b)の画像に比べて更に解像度が粗く、より
ズームインされた画像を図1(c)および図2(c)の
ように表示する。その後、図1(c)および図2(c)
の画像に比べて更に解像度が粗い最終的なズーム倍率の
画像を図1(d)および図2(d)のように表示枠A全
体に表示して、処理を終了する。
フローチャートに示す手順に従ってズームイン処理を行
っている。図3において、まずステップS31で、表示
枠A上に表示されている全画像中から、拡大する領域を
指定する。この領域指定は、図1(a)のように、ズー
ミング対象としたい矩形領域の中心点をクリックするこ
とによって指定するようにしても良いし、図2(a)の
ように、マウスのドラッグ操作等によって矩形領域を自
由に指定するようにしても良い。
矩形領域が指定されると、次にステップS32で、上記
指定された矩形領域の四隅とその矩形領域内の画像が最
終的なズーム倍率で表示される矩形領域(この場合は表
示枠A)の四隅との間をそれぞれ所定の補間比率で補間
した四隅を持つ矩形領域を描画領域とし、上記指定され
た矩形領域内の画像を上記描画領域内に相応する割合に
ズーミングして表示する。これにより、図1(b)およ
び図2(b)のように画像が表示される。
31にて指定された矩形領域内の画像(ズーミング対象
となっている画像)を表示枠A全体に拡大して表示した
かどうかを判断する。そして、まだ表示枠A全体に拡大
して表示していないと判断した場合は、ステップS34
に進んで補間比率を増やした後、ステップS32に戻っ
て上述と同様の処理を行う。
指定された矩形領域内の画像はまだ表示枠A全体に拡大
して表示されていないので、ステップS34の処理を経
てステップS32に戻る。これにより、図1(b)およ
び図2(b)の画像に比べて補間比率が大きい画像、す
なわち、解像度が粗くよりズームインされた画像が図1
(c)および図2(c)のように表示される。
理を繰り返すことにより、その後図1(d)および図2
(d)のように指定された矩形領域内の画像が表示枠A
全体に拡大して表示されると、ステップS33からステ
ップS34には進まずに、ズームイン処理を終了する。
(a)および図2(a)に示した画像上でズームインが
指示されてからズーミング処理を行っている間表示画面
がそのまま変化せず、その後図1(d)および図2
(d)に示した最終的なズーム倍率の画像に表示がいき
なり切り換えられてしまうという従来の不都合がなくな
り、図1(b)(c)および図2(b)(c)のよう
に、最終的なズーム画像に至るまでに画像が徐々にズー
ミングされていく様子が表示されるようになる。
てからズーム処理を行っている間もズーミングの対象部
分を視覚的に確認することができ、ユーザはズーミング
を行っている対象部分を明確に把握することができる。
しかも、本実施形態では、徐々にズーミングされていく
画像を見ることによってユーザが飽きることがなく、ズ
ーミング処理の待ち時間によるユーザのストレスを軽減
することもできる。
形領域の画像を単純にズームインして表示すると、拡大
されるに従って表示枠Aから画像がはみ出してしまうこ
とがあるが、本実施形態では、ズーミング対象として指
定された矩形領域と最終的なズーム倍率の画像が表示さ
れる矩形領域との補間をとって形成した描画領域内に、
上記指定された矩形領域内の画像を相応する割合にズー
ミングして表示するようにしているので、描画領域は決
して表示枠Aの外に出ることはなく、画像が表示枠Aか
らはみ出してしまうという不都合も防止することができ
る。
の手順を、図4のフローチャートに従って説明する。図
4において、まずステップS41で、表示枠A上に現在
表示されている全画像をズームアウト後に縮小して表示
したい領域を指定する。この領域指定は、例えば、表示
枠A上で縮小された画像が表示されるべき矩形領域(表
示枠Aに相似で、相似比はあらかじめ決められているも
のとする)の中心点あるいは任意の一点の位置をマウス
のクリック操作等により指定する。
の画像が縮小後に表示される矩形領域が指定されると、
次にステップS42で、ズーミング対象とされた矩形領
域(この場合は表示枠A)の四隅と、その矩形領域内の
画像が最終的なズーム倍率で表示される矩形領域(この
場合は上記指定された縮小後の矩形領域)の四隅との間
をそれぞれ所定の補間比率で補間した四隅を持つ矩形領
域を描画領域とし、上記表示枠A内の画像を上記描画領
域内に相応する割合に縮小して表示する。
41にて指定された矩形領域の大きさにまで表示枠Aの
画像を縮小して表示したかどうか、すなわち、上記ステ
ップS41にて指定された矩形領域の大きさと現在の描
画領域の大きさとが一致するかどうかを判断する。そし
て、まだ指定された矩形領域の大きさにまで表示枠Aの
画像を縮小して表示していない場合は、ステップS44
に進んで補間比率を増やした後、ステップS42に戻っ
て上述と同様の処理を行う。
理を繰り返し行うことにより、その後、指定された矩形
領域の大きさにまで表示枠Aの画像を縮小して表示した
と判断した場合は、ステップS43からステップS45
に進む。ステップS45では、縮小前には表示されてい
なかった画像部分も含めて、最終的な縮小率でズームア
ウトした画像を表示枠Aの全体に描画する。そして、ズ
ームアウト処理を終了する。
えながら順次生成される描画領域内の画像をズーミング
が行われる前の元の画像上に重畳して表示するようにし
ているが、ズーミング対象となっている矩形領域内の画
像だけを徐々にズームインあるいはズームアウトして表
示するようにしても良い。
の画像と最終的なズーム画像との間に2段階のズーム倍
率の画像を表示しているが、補間比率の増やし方を変え
ることによって、任意段階のズーム倍率の画像を表示す
ることが可能である。この場合、補間比率の増やし方を
少なくしてより多くの補間画像を表示することにより、
画像がより滑らかにズーミングされるように見せること
が可能であるが、処理時間とのバランスを考慮して補間
比率の増やし方を決定すれば良い。
ミング方法を実現するための画像ズーミング装置につい
て説明する。図5は、本実施形態による画像ズーミング
装置の機能構成を示すブロック図であり、図6は、この
機能構成を実現するハードウェア構成を示すブロック図
である。以下、図5および図6に従って説明する。
示装置2の表示枠A上に表示される画像データが記憶さ
れている。上記表示枠A上では、例えば、画像メモリ1
内に記憶されている画像データの一部分が画面全体にズ
ームインして表示されたり、上記画像データの全部がズ
ームアウトして表示されたりする。
うときには表示枠A上の画像中からズームインの対象と
したい画像領域を指定し、ズームアウトを行うときには
表示枠Aの画像が縮小されて表示されるべき画像領域を
指定するために使用する。この領域指定手段3は、図6
では例えばキーボードやマウスなどの入力装置11によ
り構成される。
段3により指定された画像領域の四隅と表示枠Aの四隅
との間をそれぞれ所定の補間比率で補間した四隅を持つ
矩形領域を描画領域とし、ズームイン時には該ズームイ
ンの対象として指定された画像領域内の画像を、ズーム
アウト時には表示枠A内の画像を上記描画領域内に相応
する割合にズーミングして表示するようにする。
の全体に最終的なズーム倍率の画像が表示されるまで、
上記画像表示手段4で使用する補間比率を段階的に変え
ていくように制御するものである。画像表示手段4は、
表示制御手段5により設定される補間比率に基づいて、
上述のような表示処理を行う。
5は、例えば、図6のようにCPU12、ROM13お
よびRAM14により構成される。図6のCPU12
は、上述した画像表示手段4および表示制御手段5の機
能を実現するための主要な構成要素であり、入力装置1
1(図5の領域指定手段3に相当)により指定された画
像領域の情報をもとに、表示装置2の表示枠A上で画像
をズーミングして表示する処理を行う。
せるためのプログラムが記録されており、それをCPU
12が読み出し可能なように構成されている。また、R
AM14は、このようなズーミング処理を行う際にワー
ク領域として使用するメモリであり、例えば、CPU1
2のデジタル信号処理によって生成される各解像度の画
像データが一時的に格納されるようになっている。
は、図6のように、各構成要素がバス15により接続さ
れて成る1つの機器(例えばコンピュータ)により構成
しても良いし、ネットワークを介して接続された複数の
機器より成るシステムとして構成しても良い。なお、シ
ステムとして構成する場合には、図6に示した各構成要
素に加えて、ネットワークに接続される通信インタフェ
ースを含む通信手段を備える必要がある。
の一実施形態を、次に示す図7を用いて説明する。ここ
では、ネットワークシステムの一例としてクライアント
サーバシステムを考える。このクライアントサーバシス
テムでは、サーバマシンに複数の画像データを保存して
おく。そして、クライアントからの指示に応じてネット
ワークを介して画像データを取り出して、それをクライ
アントマシンの表示画面上に表示する。この場合、本実
施形態の画像ズーミング装置は、クライアントマシン中
に含まれる。
ライアントからサーバに対して画像取り出しの要求を発
してから実際にクライアントマシンの表示画面に画像が
表示されるまでに、多くの処理時間がかかる。すなわ
ち、要求された画像データの格納されている画像ファイ
ルへのアクセスや、ネットワークを介しての画像転送な
どに多くの時間がかかってしまう。特に、ネットワーク
が細い場合や画像データのサイズが大きい場合には非常
に多くの時間がかかってしまう。
表示する領域を指定すると、その指定領域を含む全画像
データがサーバからクライアントに転送され、指定され
た部分の画像が図7(e)のように拡大して表示される
が、その処理のために非常に多くの時間がかかってしま
う。従来技術の場合は、このような処理を行っている
間、図7(a)の表示画面はそのまま変化せず、画像取
り出しの処理が完了した時点で図7(e)の画像にいき
なり表示が切り換えられていた。
クライアントに画像データの読み出し・転送を行ってい
る間に、ズーミングを指示した時点でクライアント上に
格納されている画像データをもとに、デジタル信号処理
によって図7(b)→(c)→(d)のようにズーミン
グを行う。この処理の手順は、図3のフローチャートと
同様である。
了した時点で、その図7(d)の画像を、別スレッドで
サーバから取り出した図7(e)のような正しい解像度
の画像に置き換えて表示する。なお、図7(d)のよう
に画像拡大が完了した時点でサーバからの画像取り出し
がまだ完了していない場合は、それが完了するまで解像
度が粗い図7(d)の画像を表示し続けている。
み出し、表示などをネットワークを介して行うクライア
ントサーバシステムにおいて、クライアント上でズーミ
ングを指示してからそのズーム画像が正しい解像度で表
示されるまでの間に、画像が徐々にズーミングされてい
く様子が表示されるようになる。したがって、ズーミン
グを指示した後もズーミングを行っている対象部分を明
確に把握することができるとともに、サーバからの画像
取り出し待ち時間の体感速度を速くすることができ、処
理の待ち時間によるユーザのストレスを軽減することが
できる。
発明の機能を実現させるプログラムをROM13にあら
かじめ格納している場合について説明しているが、本実
施形態の画像ズーミング装置に上記プログラムを外部か
ら供給するようにすることも可能である。この場合、上
記プログラムを供給するための手段、例えば上記プログ
ラムを格納した記憶媒体は本発明を構成する。なお、上
記プログラムを記憶する記憶媒体としては、ROM13
の他に、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、
光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
ムイン後あるいは、ズームアウト前とズームアウト後と
で矩形領域が相似形の場合で説明したが、本発明はそれ
に限られるものではない。例えば、ズームイン前とズー
ムイン後とで矩形領域の縦横比率が異なる場合でも応用
できる。すなわち、異なるズーム倍率の矩形領域を生成
する際の四隅の位置を補間するときに補間比率の縦横比
を変えることで達成することができる。さらに、画像領
域は矩形に限られるものではなく、円形やその他の多角
形でも構わない。
ングして表示する際に、ズーミング対象とされた領域の
画像について、現在のズーム倍率と最終的なズーム倍率
との間のズーム倍率の画像を生成して表示するという処
理を、ズーム倍率を段階的に変えながら上記最終的なズ
ーム倍率に達するまで繰り返し行うようにしたので、最
終的なズーム画像に至るまでに画像が徐々にズーミング
されていく様子が表示されるようになり、画像上でズー
ミングを指示してからズーム処理が完了するまでズーミ
ングの対象部分を視覚的に確認することができ、ズーミ
ングを行っている対象部分を明確に把握することができ
るようになる。しかも、徐々にズーミングされていく画
像を見ることによってユーザが飽きることがなく、ズー
ミング処理の待ち時間によるユーザのストレスを軽減す
ることもできる。
るズームイン動作を説明するための表示例を示す図であ
る。
るズームイン動作を説明するための他の表示例を示す図
である。
順を示すフローチャートである。
手順を示すフローチャートである。
の機能構成を示すブロック図である。
ウェア構成例を示すブロック図である。
ステムに応用した場合のズームイン動作を説明するため
の表示例を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 表示画像をデジタル信号処理によってズ
ーミングするための画像ズーミング方法において、 画像をズーミングして表示する際に、ズーミング対象と
された領域の画像について、現在のズーム倍率と最終的
なズーム倍率との間のズーム倍率の画像を生成して表示
するという処理を、ズーム倍率を段階的に変えながら上
記最終的なズーム倍率に達するまで繰り返し行うように
したことを特徴とする画像ズーミング方法。 - 【請求項2】 画像のズームアウト動作において、上記
最終的なズーム倍率に達したときに、ズームアウト前に
は表示されていなかった画像部分も含めて最終的なズー
ム倍率でズームアウトした画像を表示枠の全体に表示す
るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像ズ
ーミング方法。 - 【請求項3】 上記ズーム倍率を段階的に変えながら生
成される画像をズーミングが行われる前の元の画像上に
重畳して表示するようにしたことを特徴とする請求項1
または2に記載の画像ズーミング方法。 - 【請求項4】 表示画像をデジタル信号処理によってズ
ーミングするための画像ズーミング方法において、 画像をズーミングして表示する際に、ズーミング対象と
された領域とその領域内の画像が最終的なズーム倍率で
表示される領域との間を所定の補間比率で補間した領域
を描画領域とし、上記ズーミング対象とされた領域内の
画像を上記描画領域内に相応する割合にズーミングして
表示するという処理を、上記補間比率を変えながら上記
最終的なズーム倍率に達するまで繰り返し行うようにし
たことを特徴とする画像ズーミング方法。 - 【請求項5】 表示画像をデジタル信号処理によってズ
ーミングするための画像ズーミング方法において、 画像をズーミングして表示する際に、ズーミング対象と
された矩形領域の四隅とその矩形領域内の画像が最終的
なズーム倍率で表示される矩形領域の四隅との間をそれ
ぞれ所定の補間比率で補間した四隅を持つ矩形領域を描
画領域とし、上記ズーミング対象とされた矩形領域内の
画像を上記描画領域内に相応する割合にズーミングして
表示するという処理を、上記補間比率を変えながら上記
最終的なズーム倍率に達するまで繰り返し行うようにし
たことを特徴とする画像ズーミング方法。 - 【請求項6】 請求項1、4、5の何れか1項に記載の
ズーミング処理を行っている間に、ネットワーク上の他
の機器に保存されズーミング処理の対象となっている正
しい解像度の画像データを上記ネットワークを介して取
り出し、上記最終的なズーム倍率の画像が生成され表示
された後に、その画像を上記取り出した画像に置き換え
て表示するようにしたことを特徴とする画像ズーミング
方法。 - 【請求項7】 表示画像をデジタル信号処理によってズ
ーミングするための画像ズーミング装置において、 ズームインの対象となる画像領域あるいはズームアウト
時に縮小されて表示されるべき画像領域を指定するため
の領域指定手段と、 上記領域指定手段により指定された画像領域の四隅と画
像表示枠の四隅との間をそれぞれ所定の補間比率で補間
した四隅を持つ矩形領域を描画領域とし、上記ズームイ
ンの対象となる画像領域内の画像あるいは上記ズームア
ウトの対象となる画像表示枠内の画像を上記描画領域内
に相応する割合にズーミングして表示するようにする画
像表示手段と、 上記画像表示枠内に最終的なズーム倍率の画像が表示さ
れるまで、上記画像表示手段で使用する補間比率を段階
的に変えていくように制御する表示制御手段とを備えた
ことを特徴とする画像ズーミング装置。 - 【請求項8】 上記画像表示手段および表示制御手段に
よりズーミング処理が行われている間に、ネットワーク
上の他の機器に保存されズーミング処理の対象となって
いる正しい解像度の画像データを上記ネットワークを介
して取り出す画像取り出し手段と、 上記画像表示枠内に最終的なズーム倍率の画像が生成さ
れ表示された後に、その画像を上記画像取り出し手段に
より取り出された画像に置き換えて表示するようにする
画像置き換え手段とを更に備えたことを特徴とする請求
項7に記載の画像ズーミング装置。 - 【請求項9】 請求項1、4〜6の何れか1項に記載の
画像ズーミング方法の手順をコンピュータに実行させる
ためのプログラムを格納した記録媒体。 - 【請求項10】 請求項7または8に記載の各手段とし
てコンピュータを機能させるためのプログラムを格納し
た記録媒体。
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JP26558396 | 1996-09-13 | ||
JP26939197A JP4435879B2 (ja) | 1996-09-13 | 1997-09-16 | 画像ズーミング方法、装置およびその記録媒体 |
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JP4435879B2 JP4435879B2 (ja) | 2010-03-24 |
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---|---|---|---|---|
JPWO2004064033A1 (ja) * | 2003-01-16 | 2006-05-18 | シャープ株式会社 | 表示データ制御装置、方法およびプログラム |
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-
1997
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