JPH1014211A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JPH1014211A
JPH1014211A JP16396696A JP16396696A JPH1014211A JP H1014211 A JPH1014211 A JP H1014211A JP 16396696 A JP16396696 A JP 16396696A JP 16396696 A JP16396696 A JP 16396696A JP H1014211 A JPH1014211 A JP H1014211A
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JP
Japan
Prior art keywords
iron
core
linear motor
iron core
plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP16396696A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Suganuma
学 菅沼
Keiichi Korogi
恵一 興梠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Nippon Otis Elevator Co
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Nippon Otis Elevator Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd, Nippon Otis Elevator Co filed Critical Meidensha Corp
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Publication of JPH1014211A publication Critical patent/JPH1014211A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の押え板に対する一対の押え板間の鉄心
の芯が自動的に定まる一次側コアを提供する。 【解決手段】 櫛形鉄板の両端に凸部を形成して積層す
ることにより鉄心7の両端に凸部群7bを形成する一
方、押え板8には4本の鉄心7の歯群7aの先端が直径
2rの円周上に位置する状態で凸部群7bが隙間なく嵌
合される切欠部8dを4ケ所に形成し、凸部群7bを切
欠部8dに嵌合した状態で4本の鉄心7を一対の押え板
8で挟みスタッドボルト10で結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリニアモータに関
し、一次側コアの構造を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】リニアモータとしての円筒形リニアモー
タは、図15に示すように二次側導体2とギャップGを
介した状態で二次側導体2に沿って走行する一次側コア
1とで構成される。このうち一次側コア1は以下のよう
に構成されている。
【0003】薄い鉄板をプレスで打ち抜くことにより、
図9(a),(b)に示すように歯3aとスリット3b
とを有する櫛形鉄板3を形成する。次に、図10に示す
ように上面が半径rの円弧面4eを形成する下台4aと
一対の側板4bと位置決め板4cと締付ボルト4dとに
より積層治具4が構成されており、図11に示すように
下台4aの円弧面4e上に櫛形鉄板3を積層して一対の
側板4bで挟み締付ボルト4dを締め付けたあとに、図
12に示すように溝5と結合孔6とを加工する。そし
て、結合孔6にボルト11(図15(b)参照)を挿通
して当該ボルト11に螺合したナットを締め、その後に
積層治具4を取り外すことで鉄心7を4本形成する。図
10(b)に示すように円弧面4eの半径がrであるこ
とから、鉄心7の下面にも半径rの円弧面が形成され
る。次に、図13に示すように挿通孔8aと4つの切欠
部8bと4つの結合孔8cとを有する一対の押え板8が
設けられ、図14に示すようにキー9が設けられる。そ
して、図15に示すように4本の鉄心7を円周方向に等
間隔に配置し、これらの鉄心7を両側から挟むように押
え板8を配置し、結合孔8cに挿通した4本のスタッド
ボルト10を介して鉄心7を締め付ける。このとき、夫
々の押え板8の切欠部8bと鉄心7の端面の溝5とにわ
たってキー9が嵌合されることにより、図15(a)に
矢印(ロ)で示す半径方向での鉄心7の位置決めがなさ
れ、矢印(イ)で示す円周方向での位置決めを行うと、
4本の鉄心7における歯3aの集合である歯群7aの先
端が直径2rの円周上に位置することになる。4本の鉄
心7における歯群7aどうしの間にコイル12が夫々収
容されることによって一次側コア1が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、円周方向で
の鉄心の位置決めは手作業で行うため、図16に示すよ
うに押え板8の中心Oに対して鉄心7の位置がδ1
δ2,δ3,δ4だけ偏心し、直径2rの円の内部へ突出
する部分と引っ込んだ部分とが生じる。このため、一次
側コアと二次側導体とのギャップGにバラツキを生じ、
リニアモータの特性にもバラツキを生じる。一方、位置
決め作業を正確に行えばよいわけであるが、多大な時間
がかかる。
【0005】また、積層治具を用いて櫛形鉄板を積層す
ることで重要なギャップGを形成するための鉄心の円弧
面を形成するため、積層作業に細心の注意と熟練を要
し、作業する人が特定の作業者に限定されるとともに手
間がかかる。
【0006】そこで本発明は、斯る課題を解決したリニ
アモータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の本発明の構成は、両端に凸部を有する櫛形鉄板を積層
して鉄心を形成する一方、押え板の中心に挿通孔を形成
するとともに挿通孔のまわりに複数の切欠部を形成し、
一対の押え板の間に配置した複数の鉄心の両端にあって
凸部を積層した部分である凸部群を夫々切欠部に嵌合し
た状態で一対の押え板と複数の鉄心とを一体に結合し、
鉄心にコイルを取り付けて一次側コアを形成し、一次側
コアにおける挿通孔の内部に二次側導体を挿通したこと
を特徴とし、あるいはこれに加えて積層した櫛形鉄板を
クランパで挾持して鉄心を構成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例は従来のリ
ニアモータの一部を改良したものなので、従来と同一部
分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ
を説明する。
【0009】(a)実施例1 本発明によるリニアモータの実施例1を、図1〜図5に
示す。図1に示すように、櫛形鉄板3の両端に夫々凸部
3cが形成されている。一方、図4に示すように押え板
8における挿通孔8のまわりには90°ごとに切欠部8
dが形成されている。
【0010】この切欠部8dは以下のような形状に設定
されている。即ち、両端に凸部3cを形成した櫛形鉄板
3を、その歯3aの部分が直径2rの円弧を描くように
積層したときに、凸部3cが積層されることで形成され
る凸部群が隙間なく嵌合される形状に設定される。
【0011】櫛形鉄板3をその歯3aが直径2rの円弧
を描くように積層するために、図2に示す一対の積層治
具15が設けられる。積層治具15はコの字形断面形状
を有する治具片15aと、半径rの円弧面15eと挾持
部15dと治具片15aの凹部へ嵌合させるための嵌合
部15fとを有する治具片15bと、ボルト15cとか
ら構成される。一対の積層治具15における円弧面15
eの上に櫛形鉄板3の歯3aとは反対側の面を下にして
図2のように櫛形鉄板3を所定の枚数だけ積層し、治具
片15aの凹部へ嵌合部15fを嵌合させた状態でボル
ト15cを軽く締め付ける。このようにして仮組したあ
と、積層治具15と共に仮組して鉄心7となったものを
一対の押え板8の間に挟み、凸部3cを積層することに
よってできた凸部群7bを夫々対向する切欠部8dに嵌
合する。このあとは従来と同様にスタッドボルト10を
介して一対の押え板8と4本の鉄心7とを結合し、その
後に積層治具15を取り外す。そして、従来と同様にし
てコイルを取り付けることにより一次側コア1が構成さ
れ、一次側コア1の内部に二次側導体2を挿通すること
で図5に示すリニアモータができ上がる。図2に示す積
層治具15は櫛形鉄板3を仮組するものであり、厳格に
行う必要はない。凸部群7bを切欠部8dに嵌合すれば
鉄心7の形状は自動的に決まるからである。
【0012】次に、斯るリニアモータの作用を説明す
る。図5に示すように、一対の押え板8における合計8
つの切欠部8dに鉄心7の凸部群7bを嵌合した状態で
4本の鉄心7と一対の押え板8とが結合されているの
で、4本の鉄心7における歯群7aの先端は直径が2r
の円の円周上に自動的に配置されることになる。つま
り、押え板8に対する鉄心7の半径方向だけでなく円周
方向での芯出し作業をすることなく芯を出すことがで
き、一次側コア1と二次側導体2とのギャップGを二次
側導体2の円周方向及び長さ方向で均一にすることがで
きる。
【0013】(b)実施例2 実施例1は一次側コアの長さが比較的短くて外径寸法が
大きいリニアモータに適した構成であるが、一次側コア
の長さが長くて外径寸法が小さいリニアモータにおいて
は、スタッドボルトによる締め付けの際に櫛形鉄板の両
端のみが切欠部に嵌合されて束ねられており中央部が束
ねられていない鉄心が圧縮されて座屈し十分に締め付け
ることができないという問題を生じる。実施例2はこの
問題を解決したものである。
【0014】実施例2の構成を図6〜図8に基づいて説
明する。図6に示すように略コの字形の断面形状を有す
るクランパ16が設けられる。クランパ16は実施例1
に示す鉄心7の長さと略同一寸法に形成され、鉄心7の
両端に形成した凸部群7bに重なる凸部16aが両端に
形成される。鉄心7をクランパ16でクランプし凸部1
6aと凸部群7bとが重なり合った状態で押え板8の切
欠部8dに凸部16aと凸部群7bとの双方を嵌合する
ためである。
【0015】実施例1に示した積層治具15により櫛形
鉄板3を積層したら図7のようにクランパ16でクラン
プすることにより鉄心7を形成する。本実施例において
は、クランパ16の厚さ分だけ実施例1に比べて櫛形鉄
板3の積層枚数を少なくし、鉄心7のクランパ16を含
めた厚さが実施例1の鉄心7の厚さと同一となるように
しなければならない。鉄心7ができたら、図8に示すよ
うに4本の鉄心7の両端の凸部群7を凸部16aと共に
押え板8の切欠部8dへ嵌合した状態で、一対の押え板
8により4本の鉄心7を挾持し、実施例1と同様にスタ
ッドボルト10で締め付ける。
【0016】実施例2においては、実施例1で示した押
え板8に対する鉄心7の半径方向及び円周方向での芯出
し作業をする必要がないという点に加えて、鉄心7をク
ランパ16でクランプしていることにより曲げモーメン
トに対する強度が大きく、一対の押え板8間に設けたス
タッドボルト10を締め付ける際に鉄心7に大きな圧縮
力が加わっても鉄心7が座屈を生じることはなく、大き
な力で締め付けることができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、請求項1
によるリニアモータによれば鉄心の両端の凸部群を押え
板の切欠部に嵌合することにより押え板に対する鉄心の
半径方向及び円周方向での位置決めを自動的に行うの
で、従来のように鉄心の円周方向での位置決めを手作業
で行う必要がないだけでなくリニアモータの製造工程が
大幅に短縮され、一次側コアと二次側導体とのギャップ
のバラツキがなくなる。また、鉄心自体に形成した凸部
群を直接に切欠部に嵌合するので、従来のキーや鉄心に
形成する溝は不要である。しかも鉄心の凸部群を押え板
の切欠部に嵌合すれば自動的に鉄心の形状が設定される
ことから、精度の高い積層治具や櫛形鉄板の結合孔は不
要である。
【0018】請求項2に係るリニアモータによれば、積
層した櫛形鉄板をクランパでクランプして鉄心を構成し
たので、鉄心を一対の押え板で挟んで結合する際に鉄心
が座屈を生じにくく、強い力で結合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリニアモータの実施例1に係り、
櫛形鉄板の正面図及び右側面図。
【図2】本発明によるリニアモータの実施例1に係り、
積層治具による櫛形鉄板の積層状態を示す斜視図。
【図3】本発明によるリニアモータの実施例1に係り、
鉄心の斜視図。
【図4】本発明によるリニアモータの実施例1に係り、
押え板の正面図及び右側面図。
【図5】本発明によるリニアモータの実施例1に係り、
組み付けた状態を示す正面図。
【図6】本発明によるリニアモータの実施例2に係り、
クランパの正面図及び右側面図。
【図7】本発明によるリニアモータの実施例2に係り、
鉄心の斜視図。
【図8】本発明によるリニアモータの実施例2に係り、
組み付けた状態を示す正面図及び部分断面図。
【図9】従来のリニアモータに係り、櫛形鉄板の正面図
及び右側面図。
【図10】従来のリニアモータに係り、積層治具の正面
図及び右側面図。
【図11】従来のリニアモータに係り、積層治具による
櫛形鉄板の積層状態を示す正面図及び右側面図。
【図12】従来のリニアモータに係り、鉄心の斜視図。
【図13】従来のリニアモータに係り、押え板の正面図
及び右側面図。
【図14】従来のリニアモータに係り、キーの正面図及
び右側面図。
【図15】従来のリニアモータに係り、組み付けた状態
を示す正面図及び部分断面図。
【図16】従来のリニアモータの欠点を示す説明図。
【符号の説明】
1…一次側コア 2…二次側導体 3…櫛形鉄板 3c,16a…凸部 7…鉄心 7a…歯群 7b…凸部群 8…押え板 8a…挿通孔 8d…切欠部 10…スタッドボルト 12…コイル 16…クランパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に凸部を有する櫛形鉄板を積層して
    鉄心を形成する一方、押え板の中心に挿通孔を形成する
    とともに挿通孔のまわりに複数の切欠部を形成し、一対
    の押え板の間に配置した複数の鉄心の両端にあって凸部
    を積層した部分である凸部群を夫々切欠部に嵌合した状
    態で一対の押え板と複数の鉄心とを一体に結合し、鉄心
    にコイルを取り付けて一次側コアを形成し、一次側コア
    における挿通孔の内部に二次側導体を挿通したことを特
    徴とするリニアモータ。
  2. 【請求項2】 積層した櫛形鉄板をクランパで挾持して
    鉄心を構成した請求項1に記載のリニアモータ。
JP16396696A 1996-06-25 1996-06-25 リニアモータ Pending JPH1014211A (ja)

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JP16396696A JPH1014211A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 リニアモータ

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JP16396696A JPH1014211A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 リニアモータ

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JPH1014211A true JPH1014211A (ja) 1998-01-16

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JP16396696A Pending JPH1014211A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 リニアモータ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040033740A (ko) * 2002-10-15 2004-04-28 엘지전자 주식회사 왕복동식 모터의 고정자 구조
JP2004236498A (ja) * 2004-04-05 2004-08-19 Sanyo Denki Co Ltd シリンダ形リニア同期モータ
JP2007221950A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Yokogawa Electric Corp サーフェースモータ
US7314447B2 (en) * 2002-06-27 2008-01-01 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. System and method for actively cooling transducer assembly electronics

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JP2004236498A (ja) * 2004-04-05 2004-08-19 Sanyo Denki Co Ltd シリンダ形リニア同期モータ
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