JP2007221950A - サーフェースモータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の磁性薄板が積層されて格子状の溝が設けられた積層鋼板体と、この積層鋼板体が固定されるプラテンベースとを具備するサーフェースモータにおいて、
前記溝の側面がいずれかの積層鋼板の厚みの略中央を通るように所定枚数積層された複数のユニット積層体を具備する積層鋼板体と、前記プラテンベースに設けられ前記ユニット積層体毎にユニット積層体の厚さ方向の位置決めをする厚さ方向位置決め手段とを具備したことを特徴とするサーフェースモータである。
【選択図】図1
Description
サーフェースモータは、スライダ1に対向して電磁鋼塊よりなるプラテン2が配置され、プラテン2を支持してプラテンベース3が設けられている。
矢印Aは、スライダ1の動作方向の一例を示す。動作方向は二次元平面上の全方位の運動を行う。
溝4には、樹脂などの非磁性材料体5が充填され、プラテン2の表面は研削加工にて精密な平面とされている。
プラテン2とプラテンベース3とは溶接あるいは接着などで固定されている。
本従来例においては、プラテン6を電気絶縁された薄板鋼板を積層して構成した例である。
図4従来例に対して、鉄損が低減できて、モータの特性や効率が向上できる。
積層プラテン6の問題点は、2次元配列の格子溝加工にある。
磁性鋼塊のプラテン2とは異なり、積層境界近傍の溝4の加工は、図7に示す如く、積層板の剥離や欠落が発生する。
この剥離の原因は、加工された積層板が薄くなる部分が発生するからである。薄いと加工歯に巻き込まれ剥離や欠落が生じる。
ある厚さ公差を有する薄板鋼板を積層した場合、ばらつきの累積により溝4の加工位置に対するズレが生じ、溝4の位置が積層境界面に近くなった場合に剥離が発生する。
なお、同一の板厚を限りなく揃える方法もあるが、選別する必要があり、コストアップになり現実的でない。
複数の磁性薄板が積層された積層鋼板体に格子状の溝が設けられて、この積層鋼板体が固定されるプラテンベースとを具備するサーフェースモータにおいて、前記溝の切削側面がいずれかの積層鋼板の厚みの略中央を通るように所定枚数積層された複数のユニット積層体を具備する積層鋼板体と、前記プラテンベースに設けられ前記ユニット積層体毎にユニット積層体の厚さ方向の位置決めをする厚さ方向位置決め手段とを具備したことを特徴とする。
前記厚さ方向位置決め手段は、前記プラテンベースに設けられた突起の側面と、この突起の側面に接する前記ユニット積層体の積層面の外表面とで構成されたことを特徴とする。
前記プラテンベースに設けられ前記ユニット積層体毎にユニット積層体の長さ方向の位置決めをする長さ方向位置決め手段を具備したことを特徴とする。
前記長さ方向位置決め手段は、前記プラテンベースに設けられた突起と、前記ユニット積層体の底面に設けられ前記突起に嵌め合わされる切欠き溝とで構成されたことを特徴とする。
前記突起は四角柱形状であることを特徴とする。
前記突起は、前記プラテンベースに千鳥状に配置されたことを特徴とする。
前記積層鋼板は、純鉄、電磁鋼板、高飽和磁束密度を有する磁性体からなることを特徴とする。
積層鋼板で構成されたプラテン表面の格子状の溝加工の際において、積層鋼板の剥離が発生せず製作歩留まりが良好なサーフェースモータが得られる。
厚さ方向位置決め手段は、プラテンベースに設けられた突起の側面と、この突起の側面に接するユニット積層体の積層面の外表面とで構成されたので、簡単な構成により、安価なサーフェースモータが得られる。
プラテンベースに設けられユニット積層体毎にユニット積層体の長さ方向の位置決めをする長さ方向位置決め手段が設けられたので、ユニット積層体の長さ方向の位置決めが揃えられるサーフェースモータが得られる。
長さ方向位置決め手段は、プラテンベースに設けられた突起と、ユニット積層体の底面に設けられ突起に嵌め合わされる切欠き溝とで構成されたので、簡単な構成により、安価なサーフェースモータが得られる。
突起は四角柱形状であるので、位置決め面は平面であり、確実な位置決めができるサーフェースモータが得られる。
突起は、プラテンベースに千鳥状に配置されたので、厚さ方向位置決め手段と長さ方向位置決め手段とは、互いに位置がぶつかることなく、厚さ方向位置決め手段と長さ方向位置決め手段とが容易に形成できるサーフェースモータが得られる。
積層鋼板は、電気的絶縁をされた磁性体を積層したので、鉄損が低減できるサーフェースモータが得られる。
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図で、(a)は正面図、(b)は平面図,(c)は側面図、図2は図1の説明図で、(a)は正面図、(b)は平面図,(c)は側面図、図3は図1の説明図である。
図において、図6と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図6との相違部分のみ説明する。
この場合は、8枚の積層鋼板により1個のユニット積層体111が構成されている。図2(a)に分かりやすいように、ユニット積層体111毎を示す。図2(a)では見分けやすいように、6枚の積層鋼板により1個のユニット積層体111が示されている。
この場合は、積層鋼板は、純鉄、電磁鋼板あるいは高飽和磁束密度を有する磁性体からなる
この場合は、厚さ方向位置決め手段12は、図3に示す如く、プラテンベース3に精密に設けられた四角柱形状の突起121の側面Dと、この突起121の側面Dに接するユニット積層体111の積層面の外表面Fとが接して構成されている。
この場合は、長さ方向位置決め手段13は、図3に示す如く、プラテンベース3に設けられた四角柱形状の突起121と、ユニット積層体111の底面に設けられ、突起121に嵌め合わされる切欠き溝112とで構成されている。
薄板積層鋼板を積層してプラテンに溝4の格子加工を行う場合、薄板積層鋼板の板厚のバラツキの累積が無視できなくなる。
プラテンベース3に、図2に示す如く、位置決め用の突起部121を千鳥状に加工する。
プラテンベース3の位置決めの突起部121に合わせて、ユニット積層体111を固定していくとユニット積層体111の厚さ方向の位置決めとなる。
ユニット積層体111の支持体となるプラテンベース3は一体型であり、ユニット積層体111の固定は、プラテンベース3に全面密着固定される。
格子状の溝4の加工の際において、積層鋼板の剥離が発生せず製作歩留まりが良好なサーフェースモータが得られる。
したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
2 プラテン
3 プラテンベース
4 溝
5 非磁性材料体
6 プラテン
11 積層鋼板体
111 ユニット積層体
112 切欠き溝
12 厚さ方向位置決め手段
121 突起
13 長さ方向位置決め手段
A 矢印
D 突起121の側面
F ユニット積層体111の積層面の外表面
Claims (7)
- 複数の磁性薄板が積層された積層鋼板体に格子状の溝が設けられて、この積層鋼板体が固定されるプラテンベースとを具備するサーフェースモータにおいて、
前記溝の側面がいずれかの積層鋼板の厚みの略中央を通るように所定枚数積層された複数のユニット積層体を具備する積層鋼板体と、
前記プラテンベースに設けられ前記ユニット積層体毎にユニット積層体の厚さ方向の位置決めをする厚さ方向位置決め手段と
を具備したことを特徴とするサーフェースモータ。 - 前記厚さ方向位置決め手段は、前記プラテンベースに設けられた突起の側面と、
この突起の側面に接する前記ユニット積層体の積層面の外表面とで構成されたこと
を特徴とする請求項1記載のサーフェースモータ。 - 前記プラテンベースに設けられ前記ユニット積層体毎にユニット積層体の長さ方向の位置決めをする長さ方向位置決め手段
を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2サーフェースモータ。 - 前記長さ方向位置決め手段は、前記プラテンベースに設けられた突起と、
前記ユニット積層体の底面に設けられ前記突起に嵌め合わされる切欠き溝とで構成されたこと
を特徴とする請求項3記載のサーフェースモータ。 - 前記突起は四角柱形状であること
を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のサーフェースモータ。 - 前記突起は、前記プラテンベースに千鳥状に配置されたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のサーフェースモータ。 - 前記積層鋼板は、純鉄、電磁鋼板あるいは高飽和磁束密度を有する磁性体からなること
を特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載のサーフェースモータ。
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