JPH10142084A - 圧電式荷重センサおよび荷重作用位置検出方法 - Google Patents

圧電式荷重センサおよび荷重作用位置検出方法

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JPH10142084A
JPH10142084A JP29638096A JP29638096A JPH10142084A JP H10142084 A JPH10142084 A JP H10142084A JP 29638096 A JP29638096 A JP 29638096A JP 29638096 A JP29638096 A JP 29638096A JP H10142084 A JPH10142084 A JP H10142084A
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祐輔 平林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な信号処理機構を必要とせずに荷重作用
位置を検出し得る圧電式荷重センサを提供する。 【解決手段】 圧電式荷重センサS1 は,上,中間部導
電体1,3間に挟まれて並列する複数の上部圧電素子M
1 〜MU12と,下,中間部導電体2,3間に挟まれて
並列する複数の下部圧電素子ML1 〜ML12を有する。
上部圧電素子MU 1 〜MU12においては,それらの圧電
定数が並列方向一端部に存する圧電素子MU12から並列
方向他端部に存する圧電素子MU1 に向って漸減するよ
うに設定される。複数の下部圧電素子ML1 〜ML12
おいては,それらの圧電定数が前記並列方向一端部に存
する圧電素子ML1 から前記並列方向他端部に存する圧
電素子ML12に向って漸増するように設定される。これ
により1組の上,下部圧電素子MU1 〜MU12,ML12
〜ML1 が発生する両電圧の比から荷重作用位置を検出
し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電式荷重センサお
よびその圧電式荷重センサを用いる荷重作用位置検出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,この種の荷重センサとしては,特
開昭62−297735号公報に開示された圧電型圧力
分布センサが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
荷重センサは,複数の圧電素子について,各圧電素子毎
にその発生信号を検出するように構成されているので,
複雑な信号処理機構を必要とし,また荷重が作用してい
る圧電素子を検出するためには複数の圧電素子に応じた
数だけ検出操作を行わなければならないので,その検出
操作が煩雑になると共に検出速度も遅くなる,といった
問題を生ずる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,計測物理量を
減少し得るようにして複雑な信号処理機構を必要とせず
に荷重作用位置の検出およびその位置における荷重の検
出を迅速に行うことが可能な,構造が簡単で,製造コス
トの安い前記荷重センサを提供することを目的とする。
【0005】前記目的を達成するため本発明によれば,
上部導電体と,下部導電体と,それら上,下部導電体間
に位置する中間部導電体と,前記上,中間部導電体間に
挟まれて並列する複数の上部圧電素子と,前記下,中間
部導電体間に挟まれて並列する複数の下部圧電素子とを
備え,前記複数の上部圧電素子においては,それらの圧
電定数が並列方向一端部に存する圧電素子から並列方向
他端部に存する圧電素子に向って漸減するように設定さ
れ,前記複数の下部圧電素子においては,それらの圧電
定数が前記並列方向一端部に存する圧電素子から前記並
列方向他端部に存する圧電素子に向って漸増するように
設定されている圧電式荷重センサが提供される。
【0006】前記構成において,全部の上部圧電素子の
静電容量の和をCUとし,また全部の下部圧電素子の静
電容量の和をCLとして,例えば,並列方向一端部より
n番目の上,下部圧電素子に荷重Tが作用したとする
と,n番目の上部圧電素子が発生する電圧VUn および
n番目の下部圧電素子が発生する電圧VLn は,上,下
部圧電素子の圧電定数をそれぞれdUn ,dLn とする
と,次式のように表わされる。
【0007】 VUn =(dUn /CU)・T VLn =(dLn /CL)・T ∴VUn ・(CU/dUn )=VLn ・(CL/dLn ) ∴VUn /VLn =(CL・dUn )/(CU・dLn ) この場合,dUn は漸減する値であり,一方,dLn
漸増する値であるから,VUn /VLn は漸減する値と
なる。つまり,両電圧の比は,1つの上部圧電素子とそ
れと対向する1つの下部圧電素子とよりなる各組につい
て異なる。したがって,圧電素子の特性として既得の値
である圧電定数dUn ,dLn および静電容量の和C
U,CLより,理論電圧比VUn /VLn を求めておけ
ば,その理論電圧比VUn /VLn と,両測定発生電圧
からの算出電圧比VUn /VLn とを比べることにより
n番目の上部圧電素子の位置に荷重が作用していること
を検出することができる。
【0008】一方,前記両式より, T=VLn ・(CL/dLn ) T=VUn ・(CU/dUn ) であるから,これらの式に基づいて荷重Tを検出するこ
とができる。
【0009】このように前記圧電式荷重センサにおいて
は,荷重作用位置の検出およびその位置の荷重検出に当
り,必要な計測物理量は,上,下部圧電素子が発生する
両電圧VUn およびVLn の僅かに2つで足り,これに
より複雑な信号処理機構を不要にし,また荷重作用位置
検出等を迅速に行うことが可能である。また前記圧電式
荷重センサは構造が簡単であって,製造コストも安価で
ある。
【0010】本発明は荷重作用位置を迅速に,且つ精度
良く検出することができる前記荷重位置検出方法を提供
することを目的とする。
【0011】前記目的を達成するため本発明によれば,
上部導電体と,下部導電体と,それら上,下部導電体間
に位置する中間部導電体と,前記上,中間部導電体間に
挟まれて並列する複数の上部圧電素子と,前記下,中間
部導電体間に挟まれて並列する複数の下部圧電素子とを
備え,前記複数の上部圧電素子においては,それらの圧
電定数が並列方向一端部に存する圧電素子から並列方向
他端部に存する圧電素子に向って漸減するように設定さ
れ,前記複数の下部圧電素子においては,それらの圧電
定数が前記並列方向一端部に存する圧電素子から前記並
列方向他端部に存する圧電素子に向って漸増するように
設定されている圧電式荷重センサを用い,1つの前記上
部圧電素子およびそれと対向する1つの前記下部圧電素
子に荷重が作用したときにそれら上,下部圧電素子が発
生する電圧の比に基づいて荷重作用位置を検出する荷重
作用位置検出方法が提供される。
【0012】このような手段を採用すると,前記理論に
基づいて荷重作用位置を迅速に,且つ精度良く検出する
ことが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示す圧電式荷重センサS1
は,上部導電体としての帯状をなす上部銅箔1と,下部
導電体としての帯状をなす下部銅箔2と,それら上,下
部銅箔1,2間に位置する中間部導電体としての帯状を
なす中間部銅箔3と,上,中間部銅箔1,3間に挟まれ
て直線状に並列する複数,図1では第1〜第12上部圧
電素子MU1 〜MU12と,下,中間部銅箔2,3間に挟
まれて直線状に並列する複数,図1では第1〜第12下
部圧電素子ML1 〜ML12とを備えている。
【0014】第1〜第12上部圧電素子MU1 〜MU12
においては,それらの圧電定数が並列方向一端部,図1
では左端部に存する第12上部圧電素子MU12から他端
部,図1では右端部に存する第1上部圧電素子MU1
向って漸減するように設定されている。即ち,第1〜第
12上部圧電素子MU1 〜MU12の圧電定数をそれぞれ
dU1 〜dU12とすると,dU12>dU11>dU10>…
…>dU3 >dU2 >dU1 の関係が成立する。
【0015】一方,第1〜第12下部圧電素子ML1
ML12においては,それらの圧電定数が前記並列方向一
端部,図1では左端部に存する第1下部圧電素子ML1
から前記並列方向他端部,図1では右端部に存する第1
2下部圧電素子ML12に向って漸増するように設定され
ている。即ち,第1〜第12下部圧電素子ML1 〜ML
12の圧電定数をそれぞれdL1 〜dL12とすると,dL
1 <dL2 <dL3 <……<dL10<dL11<dL12
関係が成立する。
【0016】上部,中間部および下部銅箔1,3,2に
はそれぞれリード線4,5,6が接続される。
【0017】前記構成において,第1〜第12上部圧電
素子MU1 〜MU12の静電容量の和をCUとし,また第
1〜第12下部圧電素子ML1 〜ML12の静電容量の和
をCLとして,例えば,相対向する第4上部圧電素子M
4 および第9下部圧電素子ML9 に荷重Tが作用した
とすると,第4上部圧電素子MU4 が発生する電圧VU
4 および第9下部圧電素子ML9 が発生する電圧VL9
は次式のように表わされる。
【0018】 VU4 =(dU4 /CU)・T……………………(1) VL9 =(dL9 /CL)・T……………………(2) ∴VU4 ・(CU/dU4 )=VL9 ・(CL/dL9 ) ∴VU4 /VL9 =(CL・dU4 )/(CU・dL9 )……(3) したがって,圧電素子の特性として既得の値である圧電
定数dU4 ,dL9および静電容量の和CU,CLより
理論電圧比VU4 /VL9 を求めておけば,その理論電
圧比VU4 /VL9 と,両測定発生電圧からの算出電圧
比VU4 /VL9 とを比べることにより第4上部圧電素
子MU4 の位置に荷重が作用していることを検出するこ
とができる。
【0019】また前記(1),(2)式より, T=VL9 ・(CL/dL9 )……(4) T=VU4 ・(CU/dU4 )……(5) であるから,これら(4),(5)式に基づいて荷重T
を検出することができる。この場合,荷重Tの単位はN
(ニュートン)であるから,kgへの換算に当っては,荷
重Tを重力加速度9.8m/s2 で除す。
【0020】実施例では,第1〜第12下部圧電素子M
1 〜ML12の並列様式が第1〜第12上部圧電素子M
1 〜MU12を水平面内で180°回転させたときの並
列様式と同一である。
【0021】即ち,第1上部圧電素子MU1 と第1下部
圧電素子ML1 ,第2上部圧電素子MU2 と第2下部圧
電素子ML2 ,第3上部圧電素子MU3 と第3下部圧電
素子ML3 ……第10上部圧電素子MU10と第10下部
圧電素子ML10,第11上部圧電素子MU11と第11下
部圧電素子ML11,および第12上部圧電素子MU12
第12下部圧電素子ML12は,それぞれ同一の誘電特性
を有する。
【0022】このように構成すると,圧電素子の種類を
その全使用数の2分の1にすることができ,これにより
圧電素子の生産性を良好にして,荷重センサS1 の生産
コストを大幅に低減することが可能である。
【0023】また実施例では,1つ,例えば第4上部圧
電素子MU4 およびその上部圧電素子MU4 に対向する
第9下部圧電素子ML9 に一定荷重Tを作用させた状態
において,それら上,下部圧電素子MU4 ,ML9 が発
生する両電圧VU4 ,VL9の和VU4 +VL9 が,他
の何れか1つ,例えば第8上部圧電素子MU8 およびそ
の上部圧電素子MU8 に対向する第5下部圧電素子ML
5 に前記一定荷重Tを作用させた状態において,それら
上,下部圧電素子MU8 ,ML5 が発生する両電圧VU
8 ,VL5 の和VU8 +VL5 に等しい。
【0024】このように,VU4 +VL9 =VU8 +V
5 を成立させるためには, (dU4 /CU)+(dL9 /CL)=(dU8 /C
U)+(dL5 /CL) が必要であり,これは任意の相対向する上,下部圧電素
子において成立することが必要であるから, (dUn /CU)+(dL13-n/CL)=A(一定)
(n=1〜12) でなければならない。
【0025】ここで,前記(1)式の左辺に前記(2)
式の左辺を,また前記(1)式の右辺に前記(2)式の
右辺をそれぞれ加えると, VU4 +VL9 =(dU4 /CU)・T+(dL9 /C
L)・T となる。したがって, VU4 +VL9 =AT ∴T=(VU4 +VL9 )/A……(6) このように(dUn /CU)+(dL13-n/CL)=A
(一定)(n=1〜12)が成立するように,上,下部
圧電素子(MU1 〜MU12,ML1 〜ML12)を構成す
れば,荷重Tと両電圧の和(例えばVU4 +VL9 ,ま
たはVU8 +VL5 )との間には,任意の相対向する
上,下部圧電素子について一定の比の比例関係が成立す
るので,荷重Tを容易に検出することができる。この場
合,荷重Tの単位はN(ニュートン)であるから,kgへ
の換算に当っては,荷重Tを重力加速度9.8m/s2
で除す。
【0026】圧電素子の構成材料にはBaTiO3 ,P
b(ZrTi)O3 ,KNbO3 ,SrTiO3 ,Pb
(MgNb)O3 等のペロブスカイト型強誘電体,Li
NbO3 ,LiTaO3 等のLiNbO3 型強誘電体,
3 Li2 Nb5 15,Ba 2 NaNb5 15等のタン
グステンブロンズ型強誘電体,水晶(α−SiO2 ),
ZnO,ベルリナイト(α−AlPO4 ),ロッシェル
塩,PVDF等の圧電性を有する材料が該当する。これ
らは,通常単独で用いられるが,複合して用いることも
可能である。またこれらの材料(複合物を含む)と,ゴ
ム弾性を有する材料またはポリマ等の低弾性率の材料と
を複合して柔軟な圧電素子を得ることもできる。 〔実施例1〕 A.圧電素子用原料粉末の製造 1.組成がPb(Zr0.52Ti0.48)O3 である第1原
料粉末を以下に述べる方法で製造した。
【0027】(a) 前記組成1/5モル中に含まれる
Pbのモル数とPbO中に含まれるPbのモル数とが同
一となるように,PbO粉末(林純薬工業社製)を秤量
した。同様の方法でZrO2 粉末(守随彦太郎商店社
製)およびTiO2 粉末(キシダ化学社製)をそれぞれ
秤量した。これらの粉末に100ccのエチルアルコー
ル(関東化学社製)を加え,樹脂製ポットにて16時間
混合し,次いで混合粉末を乾燥した。
【0028】(b) 混合粉末に,大気中,850℃,
6時間の1次熱処理を施した。
【0029】(c) 1次熱処理後の粉末に100cc
のエチルアルコール(関東化学社製)を加え,樹脂製ポ
ットに16時間粉砕混合し,次いで粉末を乾燥した。
【0030】(d) 乾燥後の粉末に,大気中,950
℃,6時間の2次熱処理を施し,次いで前記(c)工程
と同様の工程を行って第1原料粉末を得た。
【0031】2.前記(a)〜(d)工程と同様の各工
程を順次行って,組成がPb(Zr 0.5 Ti0.5 )O3
である第2原料粉末および組成がPb(Zr0.48Ti
0.52)O3 である第3原料粉末を製造した。
【0032】B.圧電素子の製造 (a) 第1原料粉末を内径13mmの押型内に入れ,成
形圧力500kgf/cm 2 にて複数の円盤状予備成形体を
成形し,次いで各予備成形体に4000kgf/cm2 にて
CIP処理を施すことにより成形体を得た。
【0033】(b) 各成形体をアルミナるつぼ内に入
れ,大気中,1200℃,1時間の熱処理を施して焼結
体を得た。
【0034】(c) 各焼結体を平面研削加工により厚
さ1.5mmに仕上げた。
【0035】(d) 各焼結体の両平面にそれぞれスパ
ッタリングにより金電極を付設し,次いで各全電極にリ
ード線を接続した。
【0036】(e) 各焼結体に,室温にて30分間に
亘り6kV/mmの静電場を印加する分極処理を施し,次
いで各リード線を取外して複数の圧電素子を得た。
【0037】また第2,第3原料粉末を用い,前記同様
の方法によって複数の圧電素子を製造した。
【0038】C.圧電式荷重センサの製造 (a) 図2に示すように,ポリ塩化ビニル製シート9
をアルミニウム板7上面に粘着シート8を介して貼付
し,これを基台とした。
【0039】(b) 圧電素子と同一の直径を有する厚
さ0.1mmの3枚の下部銅箔11をシート9上にそれぞ
れ粘着シート10を介して所定の間隔で貼付した。また
相隣る両下部銅箔11を導線12により接続して,これ
を下部導電体とした。
【0040】(c) 第1〜第3下部圧電素子ML1
ML3 を3枚の下部銅箔11上にそれぞれ導電ペースト
13を介して貼付した。その際,第1下部圧電素子ML
1 を図2で左端部に,また第3下部圧電素子ML3 を図
2で右端部にそれぞれ位置させると共に第1〜第3下部
圧電素子ML1 〜ML3 の分極方向を揃えて,それら圧
電素子ML1 〜ML3 を配置した。
【0041】(d) 前記同様の3枚の中間部銅箔14
を第1〜第3下部圧電素子ML1 〜ML3 上にそれぞれ
導電ペースト13を介してを貼付した。また相隣る両中
間部銅箔14を導線12により接続して,これを中間部
導電体とした。
【0042】(e) 第1〜第3上部圧電素子MU1
MU3 を3枚の中間部銅箔14上にそれぞれ導電ペース
ト13を介して貼付した。その際,第1〜第3上部圧電
素子MU1 〜MU3 が第3〜第1下部圧電素子ML3
ML1 とそれぞれ対向するように第1〜第3上部圧電素
子MU1 〜MU3 を,それらの分極方向を揃えて配置し
た。
【0043】(f) 前記同様の3枚の上部銅箔15を
第1〜第3上部圧電素子MU1 〜MU3 上にそれぞれ導
電ペースト13を介して貼付した。また相隣る両上部銅
箔15を導線12により接続して,これを上部導電体と
した。
【0044】(g) 各上部銅箔15を覆うように,そ
れらの上にポリ塩化ビニル製シート16を載せた。
【0045】(h) 外側に位置する1つの上部銅箔1
5にリード線17を接続し,そのリード線17を上部電
圧計VU の端子に接続した。また外側に位置する1つの
下部銅箔11にリード線18を接続し,そのリード線1
8を下部電圧計VL の端子に接続した。さらに外側に位
置する1つの中間部銅箔14にリード線19を接続し,
そのリード線19を上,下部電圧計VU ,VL の両端子
間の導線20に接続した。
【0046】このようにして図3に示す圧電式荷重セン
サS2 を得た。この荷重センサS2において,第1上部
圧電素子MU1 および第1下部圧電素子ML1 は第1原
料粉末を構成材料とし,また第2上部圧電素子MU2
び第2下部圧電素子ML2 は第2原料粉末を構成材料と
し,さらに第3上部圧電素子MU3 および第3下部圧電
素子ML3 は第3原料粉末を構成材料とした。
【0047】第1〜第3上部圧電素子MU1 〜MU3
圧電定数dU1 〜dU3 および第1〜第3下部圧電素子
ML1 〜ML3 の圧電定数dL1 〜dL3 は表1の通り
である。ここで圧電定数とは,圧電素子に分極方向に荷
重を作用させた際に,その分極方向に発生する電圧から
算出された値である。
【0048】
【表1】
【0049】また第1〜第3上部圧電素子MU1 〜MU
3 の静電容量の和CUと,第1〜第3下部圧電素子ML
1 〜ML3 の静電容量の和CLは等しく,CU=CL=
1.435nFである。
【0050】したがって,第1上部,第3下部圧電素子
MU1 ,ML3 ,第2上,下部圧電素子MU2 ,ML2
および第3上部,第1下部圧電素子MU3 ,ML1 の荷
重作用位置P1 〜P3 における理論電圧比VU1 /VL
3 ,VU2 /VL2 ,VU3/VL1 は,前記(3)式
を用いて下記のように算出することができる。
【0051】 VU1 /VL3 =(CL・dU1 )/(CU・dL3
=22/102=0.22 VU2 /VL2 =(CL・dU2 )/(CU・dL2
=61/61=1.0 VU3 /VL1 =(CL・dU3 )/(CU・dL1
=102/22=4.6 次に,第1上部圧電素子MU1 上の荷重作用位置P1
それぞれ2.00kg,3.42kg,5.28kgおよび
7.28kgの荷重を作用させ,各荷重毎に第1上部圧電
素子MU1 の発生電圧VU1 および第3下部圧電素子M
3 の発生電圧VL3 を測定し,それらの測定値に基づ
いて両発生電圧の比VU1 /VL3 と,前記(4),
(5)式による荷重T(4),T(5)と,両発生電圧
の和VU1 +VL3 と,前記(6)式による荷重T
(6)を算出した。
【0052】前記同様の測定および算出を,第2,第3
上部圧電素子MU2 ,MU3 上の両荷重作用位置P2
3 に関しても行った。
【0053】表2はこれらの結果を示す。表2におい
て,発生電圧VU1 ,VL3 等の単位はvolt,荷重
T(4),T(5)およびT(6)の単位はそれぞれkg
である。
【0054】
【表2】
【0055】前記理論電圧比と表2の測定値からの算出
電圧比を比べると,表3のようになる。図4は表3をグ
ラフ化したものである。
【0056】
【表3】
【0057】表3,図4から明らかなように,各荷重作
用位置P1 〜P3 において,理論電圧比と算出電圧比と
がよく一致しており,したがって理論電圧比に基づき算
出電圧比より荷重作用位置を検出することができる。
【0058】また前記実荷重と表2の算出荷重を比べる
と表4のようなる。図5は表4をグラフ化したものであ
る。
【0059】
【表4】
【0060】表4,図5から明らかなように,実荷重と
算出荷重とがよく一致しており,したがって両発生電圧
の和VU+VLより荷重を求めることができる。 〔実施例2〕図6に示す圧電式荷重センサS3 は,実施
例1の圧電式荷重センサS2 と略同一構造のものを圧電
ユニットとした下部圧電ユニット群GL と,上部圧電ユ
ニット群GU とより構成される。
【0061】図7に明示するように,下部圧電ユニット
群GL は,複数,図示例では第1〜第3下部圧電ユニッ
トUL1 〜UL3 を有する。各下部圧電ユニットUL1
〜UL3 は,3枚の上部銅箔15とそれらを接続する2
本の導線12とよりなる上部導電体と,3枚の下部銅箔
11とそれらを接続する2本の導線12とよりなる下部
導電体と,各上,下部銅箔15,11間に挟まれて並列
する第1〜第3下部圧電素子ML1 〜ML3 と,各上部
銅箔15の上側に在って並列する第1〜第3上部圧電素
子MU1 〜MU3 とを備えている。
【0062】そして,表1に示したように,第1〜第3
上部圧電素子MU1 〜MU3 においては,それらの圧電
定数をそれぞれdU1 〜dU3 とすると,dU3 >dU
2 >dU1 の関係が成立している。
【0063】また第1〜第3下部圧電素子ML1 〜ML
3 の圧電定数をそれぞれdL1 〜dL3 とすると,dL
1 <dL2 <dL3 の関係が成立している。
【0064】さらに,下部圧電ユニット群GL において
は,第1〜第3下部圧電ユニットUL1 〜UL3 が,そ
れらの上部圧電素子MU1 〜MU3 のうち最大圧電定数
を有するもの,つまり第3上部圧電素子MU3 が相隣る
ように並列すると共に相隣る両導電体間,したがって両
上部銅箔15間および両下部銅箔11間が導線21を介
して電気的に接続されている。
【0065】下部圧電ユニット群GL の各下部圧電ユニ
ットUL1 〜UL3 上に中間部導電体が配置され,各中
間部導電体は第1〜第3上部圧電素子MU1 〜MU3
に重合された3枚の中間部銅箔14とそれらを接続する
導線12とよりなる。相隣る両中間部導電体間,したが
って両中間部銅箔14が,電気的接続手段としての導線
22を介して接続されている。
【0066】上部圧電ユニット群GU は,複数,図示例
では第1〜第3上部圧電ユニットUU1 〜UU3 を有す
る。各上部圧電ユニットUU1 〜UU3 は,3枚の上部
銅箔15とそれらを接続する2本の導線12とよりなる
上部導電体と,3枚の下部銅箔11とそれらを接続する
2本の導線12とよりなる下部導電体と,各上,下部銅
箔15,11間に挟まれて並列する第1〜第3下部圧電
素子MU1 〜MU3 と,各下部銅箔11の下側に在って
並列する第1〜第3下部圧電素子ML1 〜ML 3 とを備
えている。
【0067】そして,表1に示したように,第1〜第3
上部圧電素子MU1 〜MU3 においては,それらの圧電
定数をそれぞれdU1 〜dU3 とすると,dU3 >dU
2 >dU1 の関係が成立している。
【0068】また第1〜第3下部圧電素子ML1 〜ML
3 の圧電定数をそれぞれdL1 〜dL3 とすると,dL
1 <dL2 <dL3 の関係が成立している。
【0069】さらに,上部圧電ユニット群GU において
は,第1〜第3上部圧電ユニットUU1 〜UU3 が,そ
れらの上部圧電素子MU1 〜MU3 のうち最大圧電定数
を有するもの,つまり第3上部圧電素子MU3 が相隣る
ように並列すると共に相隣る両導電体間,したがって両
上部銅箔15間および両下部銅箔11間が導線21を介
して電気的に接続されている。
【0070】上部圧電ユニット群GU は,各中間部導電
体,したがって各中間部銅箔14を介して下部圧電ユニ
ット群GL に重ね合せられている。この場合,第1〜第
3上部圧電ユニットUU1 〜UU3 の並列方向Aと,第
1〜第3下部圧電ユニットUL1 〜UL3 の並列方向B
とは交差関係にある。
【0071】また上部圧電ユニット群GU の第1〜第3
上部圧電ユニットUU1 〜UU3 における上,下部圧電
素子MU1 〜MU3 ,ML1 〜ML3 の並列様式は,下
部圧電ユニット群GL を水平面内で反時計方向に90°
回転させたときの第1〜第3下部圧電ユニットUL1
UL3 における上,下部圧電素子MU1 〜MU3 ,ML
1 〜ML3 の並列様式と同一である。
【0072】各上,下部圧電素子MU1 〜MU3 ,ML
1 〜ML3 と,それと対向する銅箔11,14,15と
は前記同様に導電ペースト13を介して貼付される。
【0073】図6に示すように,1つの角部に存する圧
電素子積層体Laにおいて,5枚の銅箔11,15,1
4,11,15にそれぞれリード線23〜27が接続さ
れ,前記同様の手段で,相隣る両リード線23,24;
24,25;25,26;26,27間にそれぞれ発生
する電圧V1〜V4を測定し得るようになっている。
【0074】この場合,上部圧電ユニット群GU におけ
る上部圧電素子MU1 〜MU3 の静電容量の和C4 およ
び下部圧電素子ML1 〜ML3 の静電容量の和C3 なら
びに下部圧電ユニット群GL における上部圧電素子MU
1 〜MU3 の静電容量の和C 2 および下部圧電素子ML
1 〜ML3 の静電容量の和C1 はそれぞれ等しく,C 1
=C2 =C3 =C4 =4.3nFである。
【0075】上部圧電ユニット群GU における第1〜第
3上部圧電ユニットUU1 〜UU3の並列方向Aにx軸
を,また下部圧電ユニット群GL における第1〜第3下
部圧電ユニットUL1 〜UL3 の並列方向Bにy軸をそ
れぞれとって,各圧電素子積層体Laの荷重作用位置P
をxy座標で表わしたとき,各荷重作用位置Pxyにお
ける理論電圧比を前記(3)式を用いて算出すると表5
のようになる。
【0076】
【表5】
【0077】次に,荷重作用位置P11にそれぞれ10k
g,15kgおよび20kgの荷重を作用させ,各荷重毎に
発生電圧V1〜V4を測定し,それらの測定値に基づい
て両発生電圧の比V2/V1およびV4/V3と前記
(6)式による荷重T(6)を算出した。前記同様の測
定および算出を,荷重作用位置P21,P31,P32,P33
の4箇所に関しても行った。表6はこれらの結果を示
す。表6において,発生電圧V1〜V4の単位はvol
t,荷重T(6)の単位はkgである。
【0078】
【表6】
【0079】荷重作用位置P11;P21;P31〜P33,し
たがってx=1;x=2;x=3について理論電圧比V
2/V1と表6の測定値からの算出電圧比V2/V1を
比べ,また荷重作用位置P11,P21,P31;P32
33,したがってy=1;y=2;y=3について理論
電圧比V4/V3と表6の測定値からの算出電圧比V4
/V3を比べると表7のようになる。
【0080】
【表7】
【0081】表7から明らかなように,算出電圧比V2
/V1によりx軸方向における荷重作用位置を検出する
ことができ,また算出電圧比V4/V3によりy軸方向
における荷重作用位置を検出することができる。つま
り,この荷重センサS3 によれば2次元的に荷重作用位
置を検出することが可能である。
【0082】また前記実荷重と表6の算出荷重T(6)
を比べると表8のようになる。図8は表8をグラフ化し
たものである。
【0083】
【表8】
【0084】表8,図8から明らかなように,実荷重と
算出荷重とがよく一致しており,これにより荷重の検出
を行うことが十分に可能であることが判る。
【0085】なお,上部圧電ユニット群GU における
上,下部圧電素子MU1 〜MU3 ,ML1 〜ML3 と,
下部圧電ユニット群GL における上,下部圧電素子MU
1 〜MU3 ,ML1 〜ML3 とは誘電特性を異にするも
のでもよい。 〔実施例3〕この実施例では各種構造を有する圧電式荷
重センサについて述べる。 <例1>図9,10に示す圧電式荷重センサS4 は下部
圧電ユニットULと上部圧電ユニットUUとより構成さ
れる。
【0086】下部圧電ユニットULは上部導電体として
の方形の上部銅箔1と,下部導電体としての方形の下部
銅箔2と,それら上,下部銅箔1,2間に挟まれて並列
する複数,図示例では直方体状第1〜第3下部圧電素子
ML1 〜ML3 と,前記上部銅箔1の上側に在って下部
圧電素子ML1 〜ML3 と同方向に並列する複数,図示
例では直方体状第1〜第3上部圧電素子MU1 〜MU3
とを備えている。直方体状第1〜第3上部圧電素子MU
1 〜MU3 においては,それらの圧電定数が並列方向一
端部に存する直方体状第3上部圧電素子MU3 から並列
方向他端部に存する直方体状第1上部圧電素子MU1
向って漸減するように設定され,直方体状第1〜第3下
部圧電素子ML1 〜ML3 においては,それらの圧電定
数が前記並列方向一端部に存する直方体状第1下部圧電
素子ML1 から前記並列方向他端部に存する直方体状第
3下部圧電素子ML3 に向って漸増するように設定され
ている。下部圧電ユニットULの上に中間部導電体とし
ての方形の中間部銅箔3が配置される。
【0087】上部圧電ユニットUUは上部導電体として
の方形の上部銅箔1と,下部導電体としての方形の下部
銅箔2と,それら上,下部銅箔1,2間に挟まれて並列
する複数,図示例では直方体状第1〜第3上部圧電素子
MU1 〜MU3 と,前記下部銅箔2の下側に在って上部
圧電素子MU1 〜MU3 と同方向に並列する複数,図示
例では直方体状第1〜第3下部圧電素子ML1 〜ML3
とを備えている。直方体状第1〜第3上部圧電素子MU
1 〜MU3 においては,それらの圧電定数が並列方向一
端部に存する直方体状第3上部圧電素子MU3 から並列
方向他端部に存する直方体状第1上部圧電素子MU1
向って漸減するように設定され,直方体状第1〜第3下
部圧電素子ML1 〜ML3 においては,それらの圧電定
数が前記並列方向一端部に存する直方体状第1下部圧電
素子ML1 から前記並列方向他端部に存する直方体状第
3下部圧電素子ML3 に向って漸増するように設定され
ている。
【0088】上部圧電ユニットUUは中間部銅箔3を介
して下部圧電ユニットULに重ね合せられている。この
場合,上部圧電ユニットUUにおける上,下部圧電素子
MU 1 〜MU3 ,ML1 〜ML3 の並列方向と,下部圧
電ユニットULにおける上,下部圧電素子MU1 〜MU
3 ,ML1 〜ML3 の並列方向とは交差関係にある。
【0089】また上部圧電ユニットUUにおける上,下
部圧電素子MU1 〜MU3 ,ML1〜ML3 の並列様式
は,下部圧電ユニットULを水平面内で反時計方向に9
0°回転させたときの,その下部圧電ユニットULにお
ける上,下部圧電素子MU1〜MU3 ,ML1 〜ML3
の並列様式と同一である。
【0090】各上,下部圧電素子MU1 〜MU3 ,ML
1 〜ML3 と,それと対向する銅箔1〜3とは前記同様
に導電ペースト13を介して貼付される。
【0091】5枚の銅箔2,1,3,2,1にはそれぞ
れリード線23〜27が接続され,前記同様の手段で,
相隣る両リード線23,24;24,25;25,2
6;26,27間にそれぞれ発生する電圧V1〜V4を
測定し得るようになっている。
【0092】つまり,この圧電式荷重センサS4 は,図
6,7に示した圧電式荷重センサS 3 において,同一平
面上に位置する3つの同種圧電素子を1つの直方体状圧
電素子により置き換えた構造を有する。例えば,図7の
下部圧電ユニット群GL における3つの第3上部圧電素
子MU3 は,図10の下部圧電ユニットULにおける直
方体状第3上部圧電素子MU3 に対応する。 <例2>図11に示す圧電式荷重センサS5 は,上部導
電体としての帯状上部銅箔1と,下部導電体としての帯
状下部銅箔2と,それら上,下部銅箔1,2間に位置す
る中間部導電体としての帯状中間部銅箔3と,上,中間
部銅箔1,3間に挟まれた1つの直方体状上部圧電素子
MUと,下,中間部銅箔3,2間に挟まれた1つの直方
体状下部圧電素子MLとを備えている。上部圧電素子M
Uは,その一端部側から他端部側に向って圧電定数が漸
減するように構成され,下部圧電素子MLは,前記一端
部側から前記他端部側に向って圧電定数が漸増するよう
に構成されている。
【0093】上,下部圧電素子MU,MLと,それと対
向する銅箔1〜3とは前記同様に導電ペースト13を介
して貼付される。
【0094】上部,中間部および下部銅箔1,3,2に
はそれぞれリード線4,5,6が接続され,前記同様の
手段で,相隣る両リード線4,5;5,6間にそれぞれ
発生する電圧VUn およびVLn を測定し得るようにな
っている。
【0095】上,下部圧電素子MU,MLはエラストマ
とそれに分散する圧電性粉末とよりなり,各領域a1
6 ,b1 〜b6 における圧電性粉末の分極密度または
体積分率Vfが第1領域a1 ,b1 ;第2領域a2 ,b
2 ;……第5領域a5 ,b5;第6領域a6 ,b6 の順
に高くなっている。 <例3>図12,13に示す圧電式荷重センサS6 は下
部圧電ユニットULと上部圧電ユニットUUとより構成
される。
【0096】下部圧電ユニットULは,上部導電体とし
ての方形の上部銅箔1と,下部導電体としての方形の下
部銅箔2と,それら上,下部銅箔1,2間に挟まれた1
つの平板状下部圧電素子MLと,前記上部銅箔1の上側
に在る1つの平板状上部圧電素子MUとを備えている。
上部圧電素子MUは,矢印cで示すように,その一端縁
部側から他端縁部側に向って圧電定数が漸減するように
構成される。下部圧電素子MLは,上部圧電素子MUの
前記一端縁部側に対応する一端縁部側から,上部圧電素
子MUの前記他端縁部側に対応する他端縁部側に向って
圧電定数が漸増するように構成されており,この例3で
は,矢印cで示すように,上部圧電素子MUを水平面内
で180°回転させたものと同一である。
【0097】下部圧電ユニットUL上に中間部導電体と
しての方形の中間部銅箔3が配置される。
【0098】上部圧電ユニットUUは,上部導電体とし
ての方形の上部銅箔1と,下部導電体としての方形の下
部銅箔2と,それら上,下部導電体銅箔1,2間に挟ま
れた1つの平板状上部圧電素子MUと,下部銅箔2の下
側に在る1つの平板状下部圧電素子MLとを備えてい
る。上部圧電素子MUは,矢印dで示すように,その一
端縁部側から他端縁部側に向って圧電定数が漸減するよ
うに構成される。下部圧電素子MLは,上部圧電素子M
Uの前記一端縁部側に対応する一端縁部側から,上部圧
電素子MUの前記他端縁部側に対応する他端縁部側に向
って圧電定数が漸増するように構成されており,この例
3では,矢印dで示すように,上部圧電素子MUを水平
面内で180°回転させたものと同一である。
【0099】上部圧電ユニットUUは中間部銅箔3を介
して下部圧電ユニットULに重ね合せられている。
【0100】また上部圧電ユニットUUにおける圧電定
数の漸減および漸増方向と,下部圧電ユニットULにお
ける圧電定数の漸減および漸増方向とは交差関係にあ
る。
【0101】各上,下部圧電素子MU,MLと,それと
対向する銅箔1〜3とは前記同様に導電ペースト13を
介して貼付される。
【0102】図示例では上部圧電ユニットUUの上,下
部圧電素子MU,MLは,下部圧電ユニットULを水平
面内で90°回転させたものと同一である。
【0103】図12に示すように,5枚の銅箔2,1,
3,2,1にそれぞれリード線23〜27が接続され,
前記同様の手段で,相隣る両リード線23,24;2
4,25;25,26;26,27間にそれぞれ発生す
る電圧V1〜V4を測定し得るようになっている。
【0104】上,下部圧電素子MU,MLは前記同様に
エラストマとそれに分散する圧電性粉末とよりなり,前
記同様の方法で圧電定数の変化を付与されている。
【0105】
【発明の効果】請求項1〜3および7記載の発明によれ
ば,計測物理量を上,下部圧電素子が発生する両電圧の
僅かに2つにして,複雑な信号処理機構を必要とせず
に,荷重作用位置の検出およびその位置における荷重の
検出を1次元的に,且つ迅速に行うことが可能な,構造
が簡単で,製造コストの安い圧電式荷重センサを提供す
ることができる。
【0106】請求項4〜6,8〜10記載の発明によれ
ば,前記効果に加え,荷重作用位置の検出およびその位
置における荷重の検出を2次元的に,且つ迅速に行うこ
とが可能な圧電式荷重センサを提供することができる。
【0107】請求項11記載の発明によれば,荷重作用
位置を1次元的に,且つ迅速に,且つ精度良く検出する
ことができる荷重位置検出方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】荷重センサの原理を説明するための斜視図であ
る。
【図2】荷重センサの第1実施例の製造方法説明図であ
る。
【図3】荷重センサの第1実施例の斜視図である。
【図4】理論電圧比と算出電圧比との関係を示すグラフ
である。
【図5】実荷重と算出荷重T(4)〜T(6)との関係
を示すグラフである。
【図6】荷重センサの第2実施例の斜視図である。
【図7】荷重センサの第2実施例の製造方法説明図であ
る。
【図8】実荷重と算出荷重T(6)との関係を示すグラ
フである。
【図9】荷重センサの第3実施例の斜視図である。
【図10】荷重センサの第3実施例の製造方法説明図で
ある。
【図11】荷重センサの第4実施例の斜視図である。
【図12】荷重センサの第5実施例の斜視図である。
【図13】荷重センサの第5実施例の製造方法説明図で
ある。
【符号の説明】
1,15 上部銅箔(上部導電体) 2,11 下部銅箔(下部導電体) 3,14 中間部銅箔(中間部導電体) 12 導線(上,中,下部導電体) 22 銅線(電気的接続手段) A,B 並列方向 GL 下部圧電ユニット群 GU 上部圧電ユニット群 MU,MU1 〜MU12 上部圧電素子 ML,ML1 〜ML12 下部圧電素子 S1 〜S6 荷重センサ UU 上部圧電ユニット UL 下部圧電ユニット UU1 〜UU3 第1〜第3上部圧電ユニット UL1 〜UL3 第1〜第3下部圧電ユニット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部導電体(1;12,15)と,下部
    導電体(2;11,12)と,それら上,下部導電体
    (1;12,15)(2;11,12)間に位置する中
    間部導電体(3;12,14)と,前記上,中間部導電
    体(1;12,15)(3;12,14)間に挟まれて
    並列する複数の上部圧電素子(MU1 〜MU12;MU1
    〜MU3 )と,前記下,中間部導電体(2;11,1
    2)(3;12,14)間に挟まれて並列する複数の下
    部圧電素子(ML1 〜ML12;ML 1 〜ML3 )とを備
    え,前記複数の上部圧電素子(MU1 〜MU12;MU1
    〜MU3 )においては,それらの圧電定数が並列方向一
    端部に存する圧電素子(MU 12;MU3 )から並列方向
    他端部に存する圧電素子(MU1 ;MU1 )に向って漸
    減するように設定され,前記複数の下部圧電素子(ML
    1 〜ML12;ML1 〜ML3 )においては,それらの圧
    電定数が前記並列方向一端部に存する圧電素子(M
    1 ;ML1 )から前記並列方向他端部に存する圧電素
    子(ML12;ML3)に向って漸増するように設定され
    ていることを特徴とする圧電式荷重センサ。
  2. 【請求項2】 複数の前記下部圧電素子(ML1 〜ML
    12;ML1 〜ML3)の並列様式が,複数の前記上部圧
    電素子(MU1 〜MU12;MU1 〜MU3 )を水平面内
    で180°回転させたときの並列様式と同一である,請
    求項1記載の圧電式荷重センサ。
  3. 【請求項3】 1つの前記上部圧電素子(MU1 〜MU
    12;MU1 〜MU3)およびその上部圧電素子(MU1
    〜MU12;MU1 〜MU3 )に対向する1つの前記下部
    圧電素子(ML12〜ML1 ;ML3 〜ML1 )に一定荷
    重Tをかけた状態において,それら上,下部圧電素子
    (MU1 〜MU12,ML12〜ML1 ;MU1 〜MU3
    ML3 〜ML1 )が発生する両電圧の和が,他の何れか
    1つの前記上部圧電素子(MU1 〜MU12;MU1 〜M
    3 )およびその上部圧電素子(MU1 〜MU12;MU
    1 〜MU3 )に対向する1つの前記下部圧電素子(ML
    12〜ML1 ;ML3 〜ML1 )に前記一定荷重Tをかけ
    た状態において,それら上,下部圧電素子(MU1 〜M
    12,ML12〜ML1 ;MU1 〜MU3 ,ML3 〜ML
    1 )が発生する両電圧の和に等しい,請求項1または2
    記載の圧電式荷重センサ。
  4. 【請求項4】 下部圧電ユニット(UL1 〜UL3 )が
    上部導電体(12,15)と,下部導電体(11,1
    2)と,それら上,下部導電体(12,15)(11,
    12)間に挟まれて並列する複数の下部圧電素子(ML
    1 〜ML3 )と,前記上部導電体(15,12)の上側
    に在って並列する複数の上部圧電素子(MU1 〜M
    3 )とを備え,前記複数の上部圧電素子(MU1 〜M
    3 )においては,それらの圧電定数が並列方向一端部
    に存する圧電素子(MU3 )から並列方向他端部に存す
    る圧電素子(MU1 )に向って漸減するように設定さ
    れ,前記複数の下部圧電素子(ML1 〜ML3 )におい
    ては,それらの圧電定数が前記並列方向一端部に存する
    圧電素子(ML1 )から前記並列方向他端部に存する圧
    電素子(ML3 )に向って漸増するように設定されてお
    り,複数の前記下部圧電ユニット(UL1 〜UL3
    を,それらの上部圧電素子(MU1 〜MU3 )のうち最
    大圧電定数を有するもの(MU3 )が相隣るように並列
    させると共に相隣る両導電体(12,15),(11,
    12)間を電気的に接続した下部圧電ユニット群
    (GL )と,前記下部圧電ユニット群(GL )の各下部
    圧電ユニット(UL1 〜UL3 )上に配置された複数の
    中間部導電体(12,14)と,相隣る両中間部導電体
    (12,14)間を電気的に接続する手段(22)と,
    上部圧電ユニット(UU1 〜UU3 )が上部導電体(1
    2,15)と,下部導電体(11,12)と,それら
    上,下部導電体(12,15)(11,12)間に挟ま
    れて並列する複数の上部圧電素子(MU1 〜MU3
    と,前記下部導電体(11,12)の下側に在って並列
    する複数の下部圧電素子(ML1 〜ML3 )とを備え,
    前記複数の上部圧電素子(MU1 〜MU3 )において
    は,それらの圧電定数が並列方向一端部に存する圧電素
    子(MU3 )から並列方向他端部に存する圧電素子(M
    1 )に向って漸減するように設定され,前記複数の下
    部圧電素子(ML1 〜ML3 )においては,それらの圧
    電定数が前記並列方向一端部に存する圧電素子(M
    1 )から前記並列方向他端部に存する圧電素子(ML
    3 )に向って漸増するように設定されており,複数の前
    記上部圧電ユニット(UU1 〜UU3 )を,それらの上
    部圧電素子(MU1 〜MU3 )のうち最大圧電定数を有
    するもの(MU3 )が相隣るように並列させると共に相
    隣る両導電体(12,15),(11,12)間を電気
    的に接続し,且つ前記各中間部導電体(12,14)を
    介して前記下部圧電ユニット群(GL )に重ね合せられ
    た上部圧電ユニット群(GU )とより構成され,複数の
    前記上部圧電ユニット(UU1 〜UU3 )の並列方向
    (A)と,複数の前記下部圧電ユニット(UL1 〜UL
    3 )の並列方向(B)とが交差関係にあることを特徴と
    する圧電式荷重センサ。
  5. 【請求項5】 前記上部圧電ユニット群(GU )の前記
    上部圧電ユニット(UU1 〜UU3 )における前記上,
    下部圧電素子(MU1 〜MU3 ,ML1 〜ML3 )の並
    列様式が,前記下部圧電ユニット群(GL )を水平面内
    で90°回転させたときの前記下部圧電ユニット(UL
    1 〜UL3 )における前記上,下部圧電素子(MU1
    MU3 ,ML1 〜ML3 )の並列様式と同一である,請
    求項4記載の圧電式荷重センサ。
  6. 【請求項6】 上部導電体(1)と,下部導電体(2)
    と,それら上,下部導電体(1,2)間に挟まれて並列
    する複数の直方体状下部圧電素子(ML1 〜ML3
    と,前記上部導電体(1)の上側に在って前記下部圧電
    素子(ML1 〜ML3 )と同方向に並列する複数の直方
    体状上部圧電素子(MU1 〜MU3 )とを備え,前記複
    数の上部圧電素子(MU1 〜MU3 )においては,それ
    らの圧電定数が並列方向一端部に存する圧電素子(MU
    3 )から並列方向他端部に存する圧電素子(MU1 )に
    向って漸減するように設定され,前記複数の下部圧電素
    子(ML1 〜ML3 )においては,それらの圧電定数が
    前記並列方向一端部に存する圧電素子(ML1 )から前
    記並列方向他端部に存する圧電素子(ML3 )に向って
    漸増するように設定されている下部圧電ユニット(U
    L)と,前記下部圧電ユニット(UL)上に配置された
    中間部導電体(3)と,上部導電体(1)と,下部導電
    体(2)と,それら上,下部導電体(1,2)間に挟ま
    れて並列する複数の直方体状上部圧電素子(MU1 〜M
    3 )と,前記下部導電体(2)の下側に在って前記上
    部圧電素子(MU1 〜MU3 )と同方向に並列する複数
    の直方体状下部圧電素子(ML1 〜ML3 )とを備え,
    前記複数の上部圧電素子(MU1 〜MU3 )において
    は,それらの圧電定数が並列方向一端部に存する圧電素
    子(MU3 )から並列方向他端部に存する圧電素子(M
    1 )に向って漸減するように設定され,前記複数の下
    部圧電素子(ML1 〜ML3 )においては,それらの圧
    電定数が前記並列方向一端部に存する圧電素子(M
    1)から前記並列方向他端部に存する圧電素子(ML
    3 )に向って漸増するように設定され,且つ前記中間部
    導電体(3)を介して前記下部圧電ユニット(UL)に
    重ね合せられた上部圧電ユニット(UU)とより構成さ
    れ,前記上部圧電ユニット(UU)における前記上,下
    部圧電素子(MU1 〜MU3 ,ML1 〜ML3 )の並列
    方向と,前記下部圧電ユニット(UL)における前記
    上,下部圧電素子(MU1 〜MU3 ,ML1 〜ML3
    の並列方向とが交差関係にあることを特徴とする圧電式
    荷重センサ。
  7. 【請求項7】 上部導電体(1)と,下部導電体(2)
    と,それら上,下部導電体(1,2)間に位置する中間
    部導電体(3)と,前記上,中間部導電体(1,3)間
    に挟まれた1つの上部圧電素子(MU)と,前記下,中
    間部導電体(2,3)間に挟まれた1つの下部圧電素子
    (ML)とを備え,前記上部圧電素子(MU)は,その
    一端部側から他端部側に向って圧電定数が漸減するよう
    に構成され,前記下部圧電素子(ML)は,前記一端部
    側から前記他端部側に向って圧電定数が漸増するように
    構成されていることを特徴とする圧電式荷重センサ。
  8. 【請求項8】 上部導電体(1)と,下部導電体(2)
    と,それら上,下部導電体(1,2)間に挟まれた1つ
    の平板状下部圧電素子(ML)と,前記上部導電体
    (1)の上側に在る1つの平板状上部圧電素子(MU)
    とを備え,前記上部圧電素子(MU)は,その一端縁部
    側から他端縁部側に向って圧電定数が漸減するように構
    成され,前記下部圧電素子(ML)は,前記上部圧電素
    子(MU)の前記一端縁部側に対応する一端縁部側か
    ら,前記上部圧電素子(MU)の前記他端縁部側に対応
    する他端縁部側に向って圧電定数が漸増するように構成
    されている下部圧電ユニット(UL)と,前記下部圧電
    ユニット(UL)上に配置された中間部導電体(3)
    と,上部導電体(1)と,下部導電体(2)と,それら
    上,下部導電体(1,2)間に挟まれた1つの平板状上
    部圧電素子(MU)と,前記下部導電体(2)の下側に
    在る1つの平板状下部圧電素子(ML)とを備え,前記
    上部圧電素子(MU)は,その一端縁部側から他端縁部
    側に向って圧電定数が漸減するように構成され,前記下
    部圧電素子(ML)は,前記上部圧電素子(MU)の前
    記一端縁部側に対応する一端縁部側から,前記上部圧電
    素子(MU)の前記他端縁部側に対応する他端縁部側に
    向って圧電定数が漸増するように構成されており,且つ
    前記中間部導電体(3)を介して前記下部圧電ユニット
    (UL)に重ね合せられた上部圧電ユニット(UU)と
    より構成され,前記上部圧電ユニット(UU)における
    圧電定数の漸減および漸増方向と前記下部圧電ユニット
    (UL)における圧電定数の漸減および漸増方向とが交
    差関係にあることを特徴とする圧電式荷重センサ。
  9. 【請求項9】 前記上部圧電ユニット(UU)におい
    て,前記下部圧電素子(ML)は前記上部圧電素子(M
    U)を水平面内で180°回転させたものと同一であ
    り,また前記下部圧電ユニット(UL)において,前記
    下部圧電素子(ML)は前記上部圧電素子(MU)を水
    平面内で180°回転させたものと同一である,請求項
    8記載の圧電式荷重センサ。
  10. 【請求項10】 前記上部圧電ユニット(UU)の前記
    上,下部圧電素子(MU,ML)は,前記下部圧電ユニ
    ット(UL)を水平面内で90°回転させたものと同一
    である,請求項8または9記載の圧電式荷重センサ。
  11. 【請求項11】 上部導電体(1;12,15)と,下
    部導電体(2;11,12)と,それら上,下部導電体
    (1;12,15)(2;11,12)間に位置する中
    間部導電体(3;12,14)と,前記上,中間部導電
    体(1;12,15)(3;12,14)間に挟まれて
    並列する複数の上部圧電素子(MU1〜MU12;MU1
    〜MU3 )と,前記下,中間部導電体(2;11,1
    2)(3;12,14)間に挟まれて並列する複数の下
    部圧電素子(ML1 〜ML12;ML1 〜ML3 )とを備
    え,前記複数の上部圧電素子(MU1 〜MU12;MU1
    〜MU3 )においては,それらの圧電定数が並列方向一
    端部に存する圧電素子(MU12;MU3 )から並列方向
    他端部に存する圧電素子(MU1 ;MU1 )に向って漸
    減するように設定され,前記複数の下部圧電素子(ML
    1 〜ML12;ML1〜ML3 )においては,それらの圧
    電定数が前記並列方向一端部に存する圧電素子(M
    1 ;ML1 )から前記並列方向他端部に存する圧電素
    子(ML12;ML 3 )に向って漸増するように設定され
    ている圧電式荷重センサ(S1 )を用い,1つの前記上
    部圧電素子(MU1 〜MU12;MU1 〜MU3 )および
    それと対向する1つの前記下部圧電素子(ML12〜ML
    1 ;ML3 〜ML1 )に荷重が作用したときにそれら
    上,下部圧電素子(MU1 〜MU12,ML12〜ML1
    MU1〜MU3 ,ML3 〜ML1 )が発生する電圧の比
    に基づいて荷重作用位置を検出することを特徴とする荷
    重作用位置検出方法。
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