JPH10139491A - 低反射濃色グレ−ガラス - Google Patents

低反射濃色グレ−ガラス

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JPH10139491A
JPH10139491A JP30281996A JP30281996A JPH10139491A JP H10139491 A JPH10139491 A JP H10139491A JP 30281996 A JP30281996 A JP 30281996A JP 30281996 A JP30281996 A JP 30281996A JP H10139491 A JPH10139491 A JP H10139491A
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JP
Japan
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glass
film
visible light
low
reflection
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Application number
JP30281996A
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English (en)
Inventor
Takao Tomioka
孝夫 冨岡
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R27/00Arrangements for measuring resistance, reactance, impedance, or electric characteristics derived therefrom
    • G01R27/28Measuring attenuation, gain, phase shift or derived characteristics of electric four pole networks, i.e. two-port networks; Measuring transient response

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮光性でプライバシ−保護ができ、耐摩耗
性、耐湿性並びに耐薬品性に優れ、熱線遮蔽性で熱暑感
なく冷暖房効果を向上し、低反射で濃色グレ−系色調で
電波を透過し、車輌用窓材として単板で使用できる膜付
きガラスを得る。 【解決手段】 ガラス基板表面に熱線遮蔽膜と透明誘電
体膜を順次被覆成膜した積層膜付きガラスであって、該
ガラスの可視光透過率が20%以上40%以下でかつ可視光
透過の刺激純度が18%以下であり、しかも該ガラスの膜
面およびガラス面の可視光反射率が18%以下でかつ可視
光反射の刺激純度が18%以下であり、さらに積層膜の表
面抵抗値が100kΩ/口以上であってかつ濃色グレ−系色
調を呈する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用、車輌用ならび
に船舶や航空機等における被膜付きの熱線遮蔽ガラスと
して使用するものであって、とりわけ熱暑感を防止し紫
外線も遮断でき冷暖房効果を向上せしめるとともに、比
較的低い可視光透過率で遮光性を持ちプライバシ−保護
性能を有し、かつ反射率を低く抑えるなかで例えば車輌
の内部からの透視性を高めるようにし、電波透過性能を
有する単板ガラスとしても使用可能な低反射濃色グレ─
ガラスである。
【0002】特に自動車用窓材、例えばリヤウインドー
のシェ−ドバンド、あるいはリヤウインドーやサイドウ
インドーのプライバシ−ガラス、またはサンルーフの遮
光ガラス等に有用な低反射濃色グレ─ガラスに関する。
【0003】
【従来技術】近年、車輌用ガラスを通して車内に流入す
る太陽輻射エネルギーを遮蔽し、車内の温度上昇、冷房
負荷を低減させる目的から熱線遮蔽ガラスが車輌用に採
用されている。また最近の所謂RV車の躍進とともに該車
輌用ガラスにおいて、比較的低い可視光線透過率を有す
る濃色の素板ガラスが主に使用されている。
【0004】電波透過性と熱線遮蔽性を備えかつ遮光性
を有する車輌用ガラスについては、例えば、特開平5-17
0485号公報には熱線遮蔽膜および自動車用窓硝子が記載
されており、可視光線透過率35%以下で、 20kΩ/口以
上のシ−ト抵抗値を有する熱線遮蔽膜。該熱線遮蔽膜が
窒化物、ほう化物、酸窒化物、酸化物のうち1種からな
る膜、あるいはNbOx(1.1 ≦x≦1.8 )を主成分とする
膜。色調としてはグレ−がかったブロンズ色またはグレ
−色を呈する。ならびに上述の膜及びアンテナ導体を有
し、かかる熱線遮蔽膜はアンテナ導体と非接触状態にあ
り、 20kΩ/口以上のシ−ト抵抗値を有する自動車用窓
硝子。またかかる熱線遮蔽膜はアンテナ導体と接触状態
にあり、500kΩ/口以上のシ−ト抵抗値を有する自動車
用窓硝子が開示されている。
【0005】また、誘電体膜と熱線遮蔽膜を積層した単
板熱線反射ガラスについては、例えば特公平6-84256 号
公報に記載の単板熱線反射ガラスがあり、ガラス基板側
から順に50〜1000Åの透明誘電体膜又は透明電導性酸化
物膜、次いで20〜250 Åの窒化物膜、さらに50〜1000Å
の透明誘電体膜又は透明電導性酸化物膜、露出面である
最上層として酸化物の厚膜とが積層され、該酸化物の厚
膜がSiO2又はSiO2を主成分とする透明酸化物で、その屈
折率が1.4 から1.6 であり、その膜厚が少なくとも1μ
m 以上であるものが開示されている。なかでも窒化物膜
としてはTiN 、ZrN 、HfN のいずれか1つ又はこれらの
複合窒化物であり、透明誘電体膜又は透明電導性酸化物
膜の屈折率としてはTiO2等1.8 以上のものであることが
記載されている。
【0006】さらに例えば、特開平7-25647 号公報には
膜面反射を減じた熱線遮蔽ガラスが記載されており、透
明ガラス基板の一方の表面に、Fe-Cr-Ni合金、Ni-Cr 合
金、Ti金属およびCr金属からなる群から選ばれた少なく
とも1種からなる膜が3 〜10nmの厚みで被覆され、次い
で二酸化チタンまたは酸化第二クロムの膜が20〜60nmの
厚みで被覆され、さらに500nm の波長での屈折率が1.8
以下でかつ可視光線波長域で透明な膜が40〜100nm の厚
みである膜を被覆したものが開示されている。なかでも
ガラス面側から入射する光の可視光線反射率を25%以
上、膜面側から入射する光の可視光線反射率を透明ガラ
ス基板自体の可視光線反射率より小さくし、かつ可視光
線透過率が40〜50%としたこと、ならびに可視光線波長
域で透明な膜が二酸化シリコン、酸化アルミニウムおよ
びチタンシリサイドの酸窒化物からなる群から選ばれた
少なくとも1種からなる膜であること、あるいはニュ−
トラルなグレ−系の透過色と反射色であること等が記載
されている。
【0007】さらに、特開平6-321580号公報には耐摩耗
性低透過率ガラスが記載されており、ガラス板面に熱線
遮蔽膜、次いで第1の透明保護膜、さらに厚みが2 〜20
nmの第2の透明保護膜を順次積層した耐摩耗性低透過率
ガラスであって、第1の透明保護膜と第2の透明保護膜
との厚みの和が25nm以下であり、該ガラスの可視光線透
過率が40%以下かつ該ガラスのガラス面の可視光線反射
率が30%以下であるものが開示されている。なかでも第
1の透明保護膜としてはSi3N4 、SiO2、SnO2、ZrBxOy(x
=1.0〜1.9 、y=1.5 〜2.5)等、第2の透明保護膜として
はZrO2、Ta2O5およびNb2O5 、熱線遮蔽膜としてはチタ
ン、ジルコニウムおよびクロムからなる群より選ばれた
少なくとも1種の金属の窒化物、がそれぞれ挙げられて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】前述したような、濃
色の素板ガラスをリアウインド−に用いた場合、該ガラ
スにハイマウントストップランプ部を設けると当該部分
の透過率も低くなるため本来の機能を低下せしめる等不
都合が生じるものである。
【0009】また、例えば特開平5-170485号公報に記載
された熱線遮蔽膜および自動車用窓硝子では、電波透過
型でグレ−がかったブロンズ色またはグレ−色を呈する
熱線遮蔽膜および自動車用窓硝子であったとしても、そ
の可視光反射率が高いものとなり、例えば車両内での映
り込みが比較的強く、違和感や透視性の妨げを生じ易
く、安全性上からも好ましくないものとなる。
【0010】また、特公平6-84256 号公報に記載された
単板熱線反射ガラスでは、基本的に断熱ガラスである
が、可視光透過率が約70%前後程度と高く電波透過性に
も欠け充分なものとは言い難いものである。
【0011】さらに、特開平7-25647 号公報等に記載さ
れた膜面反射を減じた熱線遮蔽ガラスでは、可視光透過
率も低く、車室内の映り込みが気になる膜面反射率も低
いが、金属層を用いているため電波透過性に欠ける。ま
た車外視したガラス面反射が高く、環境に優しいという
観点からも好ましくない。
【0012】さらに、特開平6-321580号公報に記載され
た耐摩耗性低透過率ガラスでは、膜面反射率が20%を超
えるため車室内の映り込みが著しく、また電波透過性に
欠ける。
【0013】上述したように、優れた熱線遮蔽性と紫外
線遮蔽性に加え、可視光透過率が低くプライバシ−性や
遮光性を有し、膜面およびガラス面の可視光反射率が低
く違和感や誤認性がなく、かつグレ−色に近い透過色調
を呈して反射色調もニュ−トラルであって人的や環境的
に優しい、しかも電波透過性に優れ、さらにハイマウン
トストップランプ部における透過率が高いものが望まれ
ているものの、これらをすべて満たすものはないと言え
る。
【0014】
【問題点を解決するための手段】本発明は、従来のこの
ような点に鑑みてなしたものであり、透明なガラス基板
上に、熱線遮蔽膜と透明誘電体膜を組み合わせ積層した
積層成膜とし、なかでも熱線遮蔽性と電波透過性でかつ
比較的グレ−系色調が得易い窒素酸化物膜である熱線遮
蔽膜と低高の屈折率を有する酸化物膜あるいは窒化物膜
である透明誘電体膜を巧みに適宜組み合わせ順次積層し
た光干渉効果により、比較的低い可視光透過率とその刺
激純度、かつ比較的低い可視光反射率とその刺激純度と
し、しかも濃色グレ−系色調とし、さらに比較的高い表
面抵抗値であるものとしたことにより、遮光性を発現し
プライバシ−の確保ならびに低反射性で映り込みの低減
ができ、熱線遮断性に優れて紫外線遮蔽し、それらをバ
ランスよくその特性を発揮し、より優れた電波透過特性
を有する、成膜不要な部分をマスキング等によりパタ−
ンニングし容易に膜抜きすることができ、耐久性に優れ
る等、単板で各種自動車用窓材にも充分使用でき、最近
のニーズに最適なものとなる有用な低反射濃色グレ−ガ
ラスを提供するものである。
【0015】すなわち、本発明は、ガラス基板表面に熱
線遮蔽膜と透明誘電体膜を順次被覆成膜した積層膜付き
ガラスであって、該ガラスの可視光透過率が20%以上40
%以下でかつ可視光透過の刺激純度が18%以下であり、
しかも該ガラスの膜面およびガラス面の可視光反射率が
18%以下でかつ可視光反射の刺激純度が18%以下であ
り、さらに積層膜の表面抵抗値が100kΩ/口以上であっ
てかつ濃色グレ−系色調を呈することを特徴とする低反
射濃色グレ─ガラス。
【0016】ならびに、前記積層膜が、熱線遮蔽膜と透
明誘電体膜をそれぞれ2層以上でかつ両者を交互に順次
被覆成膜したものであることを特徴とする上述した低反
射濃色グレ─ガラス。
【0017】また、前記熱線遮蔽膜が、SUS 、NiCrおよ
びCr、Mo、W 、Ti、Zr、HfあるいはFe、Co、Ni等のVIII
族元素のうち少なくとも1種の窒素酸化物であることを
特徴とする上述した低反射濃色グレ─ガラス。
【0018】また、前記透明誘電体膜が、TiO2、ZrO2
Ta2O5 、Al2O3 、AlN 、Si3N4 、SiO2であることを特徴
とする上述した低反射濃色グレ─ガラス。さらに、前記
低反射濃色グレ─ガラスが、単板であることを特徴とす
る上述した低反射濃色グレ─ガラス。
【0019】さらに、前記低反射濃色グレ─ガラスが、
電波透過型であることを特徴とする上述した低反射濃色
グレ─ガラスを提供するものである
【0020】
【発明の実施の形態】ここで、前記したように、ガラス
基板表面に熱線遮蔽膜と透明誘電体膜を順次被覆成膜し
た積層膜付きガラスの可視光透過率が20%以上40%以下
でかつ可視光透過の刺激純度が18%以下であり、しかも
該ガラスの膜面およびガラス面の可視光反射率が18%以
下でかつ可視光反射の刺激純度が18%以下であり、さら
に積層膜の表面抵抗値が100kΩ/口以上であってかつ濃
色グレ−系色調を呈する低反射濃色グレ─ガラスとした
のは、可視光透過率が20%以上40%以下であれば、現在
RV車の主流である素板タイプ〔例えば、濃色グレ−:可
視光透過率が約21〜23%でその刺激純度が約1.5 〜2.5
%(主波長540nm )、可視光反射率が4.5 〜5.5%でそ
の刺激純度が約1.0 〜2.0 %(主波長476nm )、日射透
過率15〜20%で日射反射率4〜5%〕の可視光透過率に
匹敵するものであって、20%未満では夜間等に車内から
外部が見にくくなり、40%を超えるとプライバシ−効果
が薄れることになるからである。さらに可視光透過の刺
激純度が18%以下であれば、どの波長域にあっても比較
的ニュ−トラルなダ−クグレ−色調を呈するためであ
り、好ましい可視光透過の刺激純度としては約15%程度
以下である。
【0021】また、該ガラスの膜面およびガラス面の可
視光反射率が18%以下でかつ可視光反射の刺激純度が18
%以下については、可視光反射率が18%を超えると車内
の映り込みが気になり違和感を生じ、しかも外部が見に
くくなって誤認や見落とし等を生じ不安全となるからで
あり、好ましい可視光反射率としては断熱ガラス並の約
15〜16%程度以下である。さらに可視光反射の刺激純度
が18%を超えると反射色調が色づきニュ−トラル色調か
ら外れるため人的や環境的に優しいものとは言い難くな
って商品価値に劣るものとなるからであり、好ましい可
視光反射の刺激純度としては約15%程度以下である。低
反射で低刺激純度とすることが居住性上、安全性上、環
境性上からも必要なためである。
【0022】また、積層膜の表面抵抗値が100kΩ/口以
上については、表面抵抗値が100kΩ/口未満であれば、
例えば携帯電話等の電波透過性に欠ける不具合を生じ、
また例えばガラスアンテナ上に直接成膜した場合には約
15M Ω/口程度以上でなければガラスアンテナの受信性
能に影響を与えることとなるからであり、好ましくは約
500kΩ/口程度以上、より好ましくは約1M Ω/口程度
以上である。
【0023】また、濃色グレ−系色調を呈するようにす
ることについては、反射色調をニュ−トラルとでき、遮
光性やプライバシ−性の機能をソフトな状態で得ること
ができるからである。
【0024】また、熱線遮蔽膜と透明誘電体膜を順次被
覆成膜した積層膜としたのは、該各膜の特性に加えこれ
らの膜の光干渉効果により、ニュ−トラルな濃色グレ−
系色調を発現しつつ低反射化するためであり、熱線遮蔽
膜と透明誘電体膜をそれぞれ2層以上でかつ両者を交互
に順次被覆成膜したものとするように、これらの薄膜と
その薄膜層数およびその膜厚等を巧みに組み合わせるこ
とで効果的に得られるものである。好ましくは成膜が簡
易なスパッタリング法による4〜5層の積層膜である。
【0025】また、熱線遮蔽膜については、熱線遮蔽膜
として金属を用いると容易に可視光透過率を低くでき、
熱線遮蔽性能も優れているものの可視光透過率を20〜40
%程度にすると表面抵抗値が数Ω/口と低く電波透過性
に欠ける。また熱線遮蔽膜として窒化物を用いると表面
抵抗値を金属より高くできるものの数kΩ/口であって
まだ電波透過性には不充分である。また熱線遮蔽膜とし
て酸化物を用いた場合には、数GkΩ/口と非常に高く
することができるが可視光透過率を低くすることができ
ない。そこで窒素酸化物を熱線遮蔽膜として用いると成
膜時の窒素と酸素の混合比を適宜変化させることで熱線
遮蔽性能を有しつつ電波透過性能も充分可能な膜を被膜
することができる。
【0026】前記したSUS 、NiCrおよびCr、Mo、W 、T
i、Zr、HfあるいはFe、Co、Ni等のVIII族元素のうち少
なくとも1種でなる窒素酸化物を用いれば、比較的グレ
−系色調を発現しかつ高表面抵抗値を実現可能なもので
あり、そのなかでもSUS およびNiCrの窒素酸化物が特に
優れている。好ましい膜厚としては約20〜40nm程度であ
る。(実施例を参照) また、透明誘電体膜については、熱線遮蔽膜のみでは、
膜面の可視光反射率が30%を超え、車内の映り込みのた
め外部が見にくいという不具合が生じる。そこで、前記
した熱線遮蔽膜と、TiO2、ZrO2、Ta2O5 、Al2O3 、AlN
、Si3N4 、SiO2の透明誘電体膜を互にサンドイッチ状
に交互に積層するように用いる。耐摩耗性や耐薬品性や
耐湿性の点から該透明誘電体を最外表層に用いることが
好ましく、また高屈折率の透明誘電体膜(例えば、TiO2
薄膜)と低屈折率の透明誘電体膜(例えば、SiO2薄膜)
とを併用することが好ましく、上記最外表層には低屈折
率の透明誘電体膜(例えば、SiO2薄膜)を用いることが
好ましい。さらにこれら熱線遮蔽膜と透明誘電体膜を最
適条件で適宜組み合わせることにより低反射濃色グレ−
ガラスを実現できたものである。好ましい膜厚としては
約15〜60nm程度である。(実施例を参照) またさらに、前記した構成でなる低反射濃色グレ−ガラ
スは複層ガラスあるいは合せガラスとしてはもちろん単
板で使用でき、特に自動車用窓材とて例えばリヤウイン
ド−ガラス(シェ−ドバンド)、サイドウインド−ガラ
ス(プライバシ−)あるいはサンルーフガラス(遮光
性)等に単板として、さらに建築用ガラス、船舶用ガラ
ス、航空機用ガラス等、生板、強化あるいは曲げ処理ガ
ラスとして使用できるものである。
【0027】また、ガラス基板としては、所謂フロート
法で製造された無機質で透明な無色または着色ガラスで
あって、好ましくは例えばグリーン系ガラスやブロンズ
系ガラスであり、よりグレ−な色を発現し易いグリーン
系ガラスが最適であり、さらに例えばグレー系ガラスや
ブルー系ガラス等にも採用可能である。
【0028】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。ただし本発明は係る実施例に限定されるものではな
い。
【0029】実施例1 大きさ約300mmx300mm 、厚さ約3.5mm のグリ−ン色調系
ガラス基板(MFL3.5)を中性洗剤、水すすぎ、イソプロピ
ルアルコールで順次洗浄し、乾燥した後、DCマグネトロ
ンスパツタリング装置の真空槽内にセットしてあるTiの
ターゲツトを対向して上方を往復できるようセットし、
つぎに前記槽内を真空ポンプで5x10 -6Torr以下までに
脱気した後、該真空槽内に流量80SCCMのO2ガスを導入し
て真空度を5x10 -3Torrに保持し、前記Tiのターゲツト
に約3.0kW の電力を印加し、前記混合ガスによるDCマグ
ネトロン反応スパツタの中を、Tiのターゲツトの上方に
おいてスピード約116mm /min でガラス基板上に第1層
として約17nm厚さのTiO2薄膜を成膜した。成膜が完了し
た後、Tiターゲツトへの印加を停止する。
【0030】次いで、前記した同装置の真空槽内にセッ
トしてあるSUS のターゲツトを対向して上方を往復でき
るようセットし、つぎに前記槽内を真空ポンプで5x10
-6Torr以下までに脱気した後、該真空槽内に流量64SCCM
のN2ガスと流量6SCCM のO2ガスの混合ガスを導入して真
空度を5x10 -3Torrに保持し、前記SUS のターゲツトに
約1.0kW の電力を印加し、混合ガスによるDCマグネトロ
ン反応スパツタの中を、前記SUS のターゲツトの上方に
おいてスピード約248mm /min で前記ガラス基板を搬送
することによって、前記TiO2薄膜上に第2層として約3
2.5nm厚さのSUSNyOx(x とy は混合ガスの流量比による)
薄膜を成膜した。成膜が完了した後、SUS ターゲツト
への印加を停止する。
【0031】次いで、ガラス基板の搬送スピードのみを
約52mm/min に変更し、他は第1層と同様にして、前記
SUSNyOx 薄膜上に第3層として約38nm厚さのTiO2薄膜を
成膜した。成膜が完了した後、Tiターゲツトへの印加を
停止する。
【0032】次いで、第2層と同様にして、前記TiO2
膜上に第4層として約32.5nm厚さのSUSNyOx 薄膜を成膜
した。成膜が完了した後、SUS ターゲツトへの印加を停
止する。
【0033】さらに、RFマグネトロンスパツタリング装
置の真空槽内にセットしてあるSiO2のターゲツトを対向
して上方を往復できるよう前記積層膜付きガラス基板を
セットし、つぎに前記槽内を真空ポンプで5x10 -6Torr
以下までに脱気した後、該真空槽内に流量40sccmのArガ
スと流量40SCCMのO2ガスの混合ガスを導入して真空度を
5x10 -3Torrに保持し、前記SiO2のターゲツトに約1.0k
W の電力を印加し、混合ガスによるRFマグネトロン反応
スパツタの中を、前記SiO2のターゲツトの上方において
スピード約25mm/min で前記ガラス基板を搬送すること
によって、前記SUSNyOx 薄膜上に第5層として約53nm厚
さのSiO2薄膜を成膜した。成膜が完了した後、SiO2ター
ゲツトへの印加を停止する。
【0034】得られた単板5層膜付きの低反射濃色グレ
−ガラスは表1に示すようになり、該低反射濃色グレ−
ガラスについて下記の測定をし評価した。 (測定および評価法) 光学特性: 可視光透過率(380nm〜780nm)、可視光反射率(380nm〜780nm) ならびに日射透過率(340nm〜1800nm) 等については340 型自 記分光光度計(日立製作所製)とJISZ8722、JISR3106によっ て、透過率、反射率、主波長、刺激純度等の光学的特性を求 めた。その結果は表2に示す。
【0035】 *可視光透過率が20〜40%、膜面およびガラス面の可視光反 射率が18%以下、透過と反射の刺激純度が18%以下、濃色グ レ−系を合格とした。
【0036】 機械的特性: (トラバース試験) (耐摩耗性) ブロード布#40、荷重100g/cm2 、ストローク:100mm、回数 5000回後のヘ−ズ(曇り具合)値の変化量(△H%)とキズ の付き具合を目視をした。その結果は表3に示す。
【0037】 *△H%が4%以下を合格とし、キズなしのものを○印、キ ズが多少薄くあるものを△印、膜の剥離があるものを×印と した。
【0038】 耐薬品性: (耐酸性) 常温で0.1 規定のH2SO4 溶液中に試験片を約24時間浸漬した 後、外観を目視判定。その結果は表3に示す。
【0039】 (耐アルカリ性) 常温で0.1 規定のNaOH溶液中に試験片を約24時間浸漬した後 、外観を目視判定。その結果は表3に示す。
【0040】 *いずれも外観を目視し変化が見られないものを合格とし、 ○印とした。 表面抵抗値: 三菱油化製表面高抵抗計(HIRESTA HT-210)によって測定。
【0041】 (Ω/口)。その結果は表3に示す。 *100kΩ/口以上を合格とした。 耐湿性: 温度約50℃で湿度95%RHの環境の中、2週間保持した後、膜 面の外観を目視判定。その結果は表3に示す。
【0042】 *外観を目視し変化が見られないものを合格とし、○印とし た。 なお、各薄膜の膜厚については、それぞれの薄膜につい
て被膜時に、被膜しない部分を作り、その段差を表面粗
さ計(SLOAN 社製、DEKTAK IIA)で測定した後、補足し
て求めた。
【0043】その結果、前記した表1〜3に示すように
なり、優れた遮光性で車内等のプライバシ−保護ができ
かつ両面の映り込みが低減され、充分優れた熱線遮蔽性
および紫外線遮蔽性等の光学特性、高い表面抵抗値、充
分安定な耐薬品性、耐湿性ならびに優れた耐摩耗性を示
し、しかも濃色グレ−系の色調を呈し、各物性をバラン
スよく示す所期の低反射濃色グレ−ガラスを得ることが
でき、違和感もなく優れた居住性をもちかつ運転者や搭
乗者あるいは環境に優しく安全性も保持されつつしかも
AM帯をはじめ各種電波を快適に受信ができる、建築用窓
ガラスはもちろん自動車用窓ガラスに対しても充分採用
できるものであった。
【0044】さらに、ハイマウントストップランプ部を
想定したマスキング部を被膜面に設け、上述した積層膜
を成膜したところ、欠陥も生じることなく膜抜きがで
き、所期のめざすものを得ることができた。
【0045】なお、耐候性(例、サンシヤインウエザー
メーターで約1000時間:外観上異常がないこと)、その
他種々の特性をも評価したところ、いずれも合格するも
のであった。
【0046】実施例2 実施例1と同様の大きさ、厚さのガラス基板(MFL3.5)
に、実施例1と同様の方法で順次成膜するなか、実施例
1と第1、2、3層におけるガラス基板の搬送スピード
のみをそれぞれ約104mm /min 、約298mm /min 、約43
mm/min に変更し、他は同様にした。
【0047】その結果、表1に示すようになり、その膜
構成において実施例1で示した測定法等によって同様の
評価手段で行った。その結果を表2とよび3に示す。得
られた低反射濃色グレ−ガラスは、多少可視光透過率が
上昇したものの、透過と反射の各刺激純度が低下し、他
は実施例1と同様に優れた光学特性等の各物性をバラン
スよく示す所期のものであった。
【0048】実施例3 前記実施例1と同様の方法で、第1層にガラス基板の搬
送スピードを約269mm/min でSUSNyOx 薄膜、第2層に
ガラス基板の搬送スピードを約50mm/min でTiO2薄膜、
第3層にガラス基板の搬送スピードを約403mm /min で
SUSNyOx 薄膜、第4層にガラス基板の搬送スピードを約
33mm/min でSiO2薄膜を成膜し、表1に示す各膜厚を得
た。
【0049】その膜構成において実施例1で示した測定
法等によって同様の評価手段で行った。その結果を表2
および3に示す。得られた低反射濃色グレ−ガラスは、
多少透過率が上昇したものの、膜面の刺激純度が低く、
実施例1と同様に優れた光学特性等の各物性をバランス
よく示す所期のものであった。
【0050】実施例4 前記実施例1と同様の方法で、実施例1と、第1と3層
においてガラス基板の搬送スピードのみを約99mm/min
と約50mm/min に、第2と4層において流量64SCCMのN2
ガスと流量6.7SCCM のO2ガスの混合ガス、ガラス基板の
搬送スピードを約214mm /min と約164mm /min に変更
し、他は同様にした。
【0051】その結果、表1に示す各膜厚を得て、その
膜構成において実施例1で示した測定法等によって同様
の評価手段で行った。その結果を表2〜3に示す。得ら
れた低反射濃色グレ−ガラスは、可視光透過率が合格の
範囲内で上昇し日射の透過率も多少上昇したものの、反
射の刺激純度が低く、優れた電波透過性能を示すもので
あり、実施例1と同様に優れた光学特性等の各物性をバ
ランスよく示す所期のものであった。
【0052】実施例5 前記実施例1とガラス基板をブロンズ色調系(NFL3.5)に
替え、前記実施例1と同様の方法で、実施例1とガラス
基板の搬送スピードのみを、第1と3層において約99mm
/min と約33mm/min に、第2と4層において約403mm
/min と約322mm /min に、第5層において約22mm/mi
n に変更し、他は同様にした。
【0053】その結果、表1に示す各膜厚を得て、その
膜構成において実施例1で示した測定法等によって同様
の評価手段で行った。その結果を表2〜3に示す。得ら
れた低反射濃色グレ−ガラスは、実施例4と同様に可視
光透過率が合格の範囲内で上昇したものの、その刺激純
度が低く、かつガラス面の反射の刺激純度も低く、日射
の透過率が上昇したものの、実施例1と同様に優れた光
学特性等の各物性をバランスよく示す所期のものであっ
た。
【0054】実施例6 前記実施例1と同様の方法で、実施例1と、第1と3層
においてガラス基板の搬送スピードのみを約99mm/min
と約50mm/min に、第2と4層においてNiCrタ−ゲット
を用い流量64SCCMのN2ガスと流量9.9SCCM のO2ガスの混
合ガス、印加電力1kW、ガラス基板の搬送スピードを約
429mm /min に、第5層においてガラス基板の搬送スピ
ードを約22mm/min に変更し、他は同様にした。
【0055】その結果、表1に示す各膜厚を得て、その
膜構成において実施例1で示した測定法等によって同様
の評価手段で行った。その結果を表2〜3に示す。得ら
れた低反射濃色グレ−ガラスは、可視光透過率が合格の
範囲内で上昇したものの、ガラス面の反射の刺激純度が
低く、実施例1と同様に優れた光学特性等の各物性をバ
ランスよく示す所期のものであった。
【0056】比較例1 実施例1と同様にDCマグネトロンスパツタリング装置を
用い、ガラス基板の搬送スピードのみを約299mm /min
として処理し、表1に示すようなSUSNyOx 薄膜のみを被
膜したガラスを得た。実施例1と同様の測定法、同様の
評価を行った。その結果を表2〜3に示す。
【0057】得られたSUSNyOx 薄膜のみを被膜したガラ
スは、反射の各刺激純度が低いものの、可視光反射率が
高く、しかもトラバ−ス試験からみてもわかるように耐
摩耗性が充分でなく、自動車用窓ガラスとして単板使用
に対し充分であるものとは言い難く、めざす所期の低反
射濃色グレ−ガラスではないものであった。
【0058】比較例2 前記実施例1と同様の方法で、DCマグネトロンスパツタ
リング装置を用い、第1層におけるガラス基板の搬送ス
ピードのみを約99mm/min でTiO2薄膜、第2層において
Taタ−ゲットを用いて流量25SCCMのArガスと流量45SCCM
のN2ガスの混合ガス、印加電力1.5 kW、ガラス基板の搬
送スピードを約318mm /min でTaNy薄膜、第3層におい
てTaO タ−ゲットを用いて流量80SCCMのO2ガス、印加電
力2.0 kW、ガラス基板の搬送スピードを約166mm /min
でTaOx薄膜に変更した。
【0059】その結果、表1に示す各膜厚を得て、その
膜構成において実施例1で示した測定法等によって同様
の評価手段で行った。その結果を表2〜3に示す。得ら
れた該膜付きガラスは、可視光反射率が極めて高く、前
記比較例1と同様に、めざす所期の低反射濃色グレ−ガ
ラスではないものであった。
【0060】比較例3 比較例1と同様に、DCマグネトロンスパツタリング装置
を用い、Crタ−ゲットを用いて流量63SCCMのN2ガスと流
量7SCCM のO2ガスの混合ガス、印加電力1.0 kW、ガラス
基板の搬送スピードを約25mm/min として処理し、表1
に示すようなCrNyOx薄膜のみを被膜したガラスを得た。
実施例1と同様の測定法、同様の評価を行った。その結
果を表2〜3に示す。
【0061】得られたCrNyOx薄膜のみを被膜したガラス
は、可視光反射率は低いが可視光透過率が範囲外であ
り、その刺激純度が極めて高く、色調がニュ−トラルで
なく、しかもトラバ−ス試験からみてもわかるように耐
摩耗性がなく、自動車用窓ガラスとして単板使用し難
く、めざす所期の低反射濃色グレ−ガラスではないもの
であった。
【0062】比較例4 前記実施例3と同様の方法で、実施例3と、ガラス基板
の搬送スピ−ドのみを第2層において約40mm/min に、
第2層において約231mm /min に 、第4層において約
26mm/min に変更し、他は同様にした。
【0063】その結果、表1に示す各膜厚を得て、その
膜構成において実施例1で示した測定法等によって同様
の評価手段で行った。その結果を表2〜3に示す。得ら
れた該膜付きガラスは、ガラス面の刺激純度が極めて高
く、色調がニュ−トラルでなく、めざす所期の低反射濃
色グレ−ガラスではないものであった。
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】
【表3】
【0067】
【発明の効果】以上前述したように、本発明の低反射濃
色グレ−ガラスによれば、優れた熱線遮蔽性能と紫外線
遮蔽性能を備え、映り込みによる違和感や誤認性がな
く、ニュ−トラルな濃色グレ−系色調を呈して最適な遮
光性能とプライバシ−性能を発現せしめ、人的や環境的
に優しく、かつ耐摩耗性、耐薬品性ならびに耐湿性に優
れ、バランスよく優れる光学特性を有し、しかも電波透
過の良好な通常のフロ−トガラス並の電波透過性能であ
って、電波障害を発現するようなこともなく、該熱線遮
蔽ガラスに配備したアンテナ導体の利得がフロ−トガラ
ス並を示し、ハイマウントストップランプ部等の膜抜き
にも対応でき、合わせガラスあるいは複層ガラスにはも
ちろん単板ガラスとして平板ガラス、強化ガラス、曲げ
ガラスにも充分に使用し得る等、建築用窓ガラスはもち
ろん、特に自動車用窓ガラス、さらには船舶用ガラス、
航空機用ガラス等各種ガラス物品として有用な低反射濃
色グレ−ガラスを効率よく提供するものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板表面に熱線遮蔽膜と透明誘電
    体膜を順次被覆成膜した積層膜付きガラスであって、該
    ガラスの可視光透過率が20%以上40%以下でかつ可視光
    透過の刺激純度が18%以下であり、しかも該ガラスの膜
    面およびガラス面の可視光反射率が18%以下でかつ可視
    光反射の刺激純度が18%以下であり、さらに積層膜の表
    面抵抗値が100kΩ/口以上であってかつ濃色グレ−系色
    調を呈することを特徴とする低反射濃色グレ─ガラス。
  2. 【請求項2】 前記積層膜が、熱線遮蔽膜と透明誘電体
    膜をそれぞれ2層以上でかつ両者を交互に順次被覆成膜
    したものであることを特徴とする請求項1記載の低反射
    濃色グレ─ガラス。
  3. 【請求項3】 前記熱線遮蔽膜が、SUS 、NiCrおよびC
    r、Mo、W 、Ti、Zr、HfあるいはFe、Co、Ni等のVIII族
    元素のうち少なくとも1種の窒素酸化物であることを特
    徴とする請求項1記載の低反射濃色グレ─ガラス。
  4. 【請求項4】 前記透明誘電体膜が、TiO2、ZrO2、Ta2O
    5 、Al2O3 、AlN 、Si3N4 、SiO2であることを特徴とす
    る請求項1乃至2記載の低反射濃色グレ─ガラス。
  5. 【請求項5】 前記低反射濃色グレ─ガラスが、単板で
    あることを特徴とする請求項1乃至3記載の低反射濃色
    グレ─ガラス。
  6. 【請求項6】 前記低反射濃色グレ─ガラスが、電波透
    過型であることを特徴とする請求項1乃至4記載の低反
    射濃色グレ─ガラス。
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