JP2002055213A - 高反射ミラー - Google Patents

高反射ミラー

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JP2002055213A
JP2002055213A JP2001105845A JP2001105845A JP2002055213A JP 2002055213 A JP2002055213 A JP 2002055213A JP 2001105845 A JP2001105845 A JP 2001105845A JP 2001105845 A JP2001105845 A JP 2001105845A JP 2002055213 A JP2002055213 A JP 2002055213A
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reflection mirror
tio
sio
substrate
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Shunpei Tatsumi
俊平 辰巳
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors
    • G02B5/0816Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers
    • G02B5/085Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers at least one of the reflecting layers comprising metal
    • G02B5/0858Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers at least one of the reflecting layers comprising metal the reflecting layers comprising a single metallic layer with one or more dielectric layers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い反射率を有し、膜総数が少なくて生産性
も高いうえに、剥離、クラック等が生じないようにす
る。 【解決手段】 基板上に、TiOx層(1≦x≦2)、
Ag層、Al23層及びTiO2層をこの順に積層して
高反射ミラーを構成する。また、基板上に、SiOx
(1≦x≦2)、Cr層、Ag層、Al23層及びTi
2層をこの順に積層して高反射ミラーを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属膜の特徴を生
かした高反射のミラーであり、膜総数が少なくて生産性
が高く、しかも密着性と耐腐食性にも優れており、特
に、カメラ、複写機、プリンタ等の高機能な光学機器に
好適な高反射ミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の反射鏡として、例えば特開平2
−109003号公報には、基板上に金属酸化物からな
る中間層を設け、その上に金属反射膜を積層し、さらに
必要に応じて、この金属反射膜の上に保護膜を積層した
ものが開示されている。
【0003】一方、特開平11−64612号公報には
下地層とAg層の間にSiO2 層を挿入した構成が開示
されている。また特開昭52−40348号公報にはプ
ラスチック基板と金属膜との間にSiO層を挿入した構
成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平2−109003号公報に記載のミラーにおいて
は、保護層を増反射構成とする場合に、低屈折率材料と
高屈折率材料を6層以上積層することを必要としている
ため、成膜に時間がかかり、生産性も低い上に、内部応
力が複雑に絡み合うため耐久試験等により反射率の低下
や剥がれ、浮きなどの膜劣化が懸念された。また、低屈
折率材料として酸化シリコンやフッ化マグネシウムを推
奨しているが、耐久性や成膜安定性の観点から見て問題
があった。
【0005】一方、特開平11−64612号公報ある
いは特開昭52−40348号公報に記載されたミラー
においては、Ag層とSiO2 層、Ag層とSiO層と
の密着性は必ずしも良好とは言えないため、Ag層の上
に応力の大きな増反射層を堆積した場合、長時間に及ぶ
恒温恒湿試験等において浮きや剥離、クラック等が生じ
る不安が残るという未解決の課題があった。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、高い反射率を有し、膜総数が少なくて生産性も
高いうえに、ガラス基板やプラスチック基板に対する密
着性および耐腐食性に優れた高反射ミラーを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の一実施態様の高反射ミラーは、基板上に、T
iOx層(1≦x≦2)、Ag層、Al23層及びTi
2層をこの順に積層して成る。
【0008】上記実施態様の高反射ミラーにおいては、
更に、前記TiO2層上にSiO層を形成しても良い。
このSiO層の膜厚は、好ましくは1〜10nmの範囲
に形成される。前記TiOx層、Ag層、Al23層及
びTiO2層は基板を加熱することなく形成することが
望ましい。更に、設計主波長をλとしたときに、前記T
iOx層、Al23層及びTiO2層の膜厚はλ/4に形
成されることが望ましい。
【0009】また、Ag層の膜厚は、150〜200n
mの範囲に形成されることが望ましい。このような構成
をとることによって、本実施態様の高反射ミラーは、可
視域の光に対して97%以上の反射率が得られる。
【0010】また、上記目的を達成するための本発明の
他の実施態様の高反射ミラーは、基板上に、SiOx
(1≦x≦2)、Cr層、Ag層、Al23層及びTi
2層をこの順に積層して成る。
【0011】上記実施態様の高反射ミラーにおいては、
更に、前記TiO2層上にSiO層を形成しても良い。
このSiO層の膜厚は、好ましくは1〜10nmの範囲
に形成される。前記SiOx層、Cr層、Ag層、Al2
3層及びTiO2層は基板を加熱することなく形成する
ことが望ましい。更に、設計主波長をλとしたときに、
前記SiOx層、Al23層及びTiO2層の膜厚はλ/
4に形成されることが望ましい。また、Cr層の膜厚は
10〜40nmの範囲に形成されることが望ましい。一
方、Ag層の膜厚は、150〜200nmの範囲に形成
されることが望ましい。このような構成をとることによ
って、本実施態様の高反射ミラーは、可視域の光に対し
て97%以上の反射率が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の高反射ミラーの第1実施
態様の膜構成を示す概略断面図である。図1において、
基板10は、光学部品において従来から利用されている
材質で、例えばガラス基板や、ポリカーボネート基板、
アクリル基板等の樹脂(プラスチック)基板である。
【0014】基板10上にはTiO2 やTiO等を出発
材料とするTiOx層11が形成されている。ここで、
1≦x≦2である。成膜時には、酸素導入を行なって
も、行なわなくてもよい。この下引層(アンダーコー
ト)はこのあとに成膜するAg層12に対する密着性と
耐腐食性を強化するもので、膜厚としてはλ/4(λ:
設計主波長)程度あれば充分であり、従来から懸念され
ている短波長域における反射率低下の影響はほとんど受
けない。
【0015】前記TiOx層11からなるアンダーコー
トの上にはAg層12が形成される。Ag層12の成膜
には、通常の抵抗加熱を用いてもよいが電子ビーム(E
B)蒸着にすれば成膜時間が格段に短くて済む。膜厚と
しては150〜200nmが適当である。
【0016】前記Ag層12上にはAl23 層13が
形成される。第3層であるAl2 3 層13は、この上
に形成する第4層のTiO2 層14とともに保護膜とし
ての効果を有し、かつ、増反射構成における低屈折率誘
電体層と同様の働きをする。
【0017】前記Al23 層13は、従来から知られ
ている通り緻密な膜のため耐水性、引っ掻きにも強く、
安定した成膜を行なうことができる。成膜方法には通常
の真空蒸着法やスパッタリング法が適用できる。
【0018】前述のように、Al23 層13上には増
反射構成における高屈折率誘電体層であるTiO2層1
4が形成される。TiO2 層14は、基板加熱等を行な
わなくても室温成膜で高屈折率を出せるため、Al2
3 層13と重ねた2層構成で充分に増反射効果が得られ
る。このようにして、Ag層12の高反射特性を生かし
た極めて高反射率の高反射ミラーを実現できる。
【0019】図2は、本発明の高反射ミラーの第2実施
態様の膜構成を示す概略断面図である。図2において、
図1と同一の部材には同一の符号を付し、詳細な説明は
省略する。図2に示すように、必要に応じて、TiO2
層14上に更にSiO層15を形成しても良い。SiO
層15の膜厚は、分光特性に影響を与えない程度に薄く
することが望ましい。このように、最上層としてSiO
層15を形成することによって、より耐久性に優れたミ
ラーを得ることができる。
【0020】上記の第1及び第2実施態様によれば、膜
総数が4ないし5層と非常に少なく、従って生産性が高
いうえに、基板加熱の困難な樹脂基板においても密着性
が高くて耐久面で問題なく、しかも、高反射率である金
属膜本来の特徴を生かした高機能な高反射ミラーを得る
ことができる。例えば、可視域においてほぼ97%以上
という高い反射率を有し、しかも耐久性に優れたAg高
反射ミラーを実現できる。
【0021】(実施例1)以下のようにして、図1に示
す構成の高反射ミラーを形成した。ポリカーボネート製
の基板10を窒素ブローにより洗浄した後、真空蒸着装
置により、1×10-4Paの圧力まで排気したうえで、
反応ガス導入ラインから酸素ガスを導入して1×10-2
Paの圧力に調整し、この真空度で電子銃によりTiO
2 を加熱して膜厚125nmのTiOx層(本実施例で
はTiO2 層)11を成膜した。次いで、AgをEB加
熱により厚さ150nmに蒸着しAg層12を成膜し
た。続いて、前述と同様に酸素ガスを導入して1×10
-2Paの真空度に調整し、この真空度で電子銃によりA
23 を厚さλ1 /4(λ1:設計主波長)に成膜
し、Al23層13を形成した。この上にAl23
13 と同様に、同じ真空度で電子銃によりTiO2
λ2 /4(λ2 :設計主波長)成膜し、TiO2層14
を形成した。上記のアンダーコート、Ag膜および増反
射膜の蒸着はすべて基板を加熱することなく連続的に行
なわれた。なお本実施例では、それぞれを区別するた
め、設計主波長をλ1、λ2と記載しているが、通常これ
らは等しい。
【0022】このようにして得られた高反射ミラーの反
射率の分光特性は、図3に示すように、波長400〜7
00nmの領域で97%以上であることが確かめられ
た。図3において、横軸は波長(nm)、縦軸は反射率
(%)を示す。
【0023】(実施例2)以下のようにして、図2に示
す構成の高反射ミラーを形成した。ポリカーボネート製
の基板10上に、実施例1と同様の手順で、TiOx
(本実施例ではTiO2 層)11、Ag層12、Al2
3層13及びTiO2層14を積層した。更に、TiO
2層14上にSiO層15を膜厚10nmに成膜した。
【0024】(比較例1)以下のようにして、図4に示
す構成の高反射ミラーを形成した。ポリカーボネート製
の基板20上に、実施例1と同様の手順でTiOx
(本比較例ではTiO2 層)21及びAg層22を形成
した。その上にSiO2 をEB蒸着によりλ 1 /4成膜
し、SiO2層23を形成した。さらにTiO2 層24
の成膜を実施例1と同様に行なった。
【0025】実施例1、2とも恒温恒湿による耐久試験
後の反射率測定、テープテストによる密着力評価とも良
好であった。また、外観上もクモリ、膜ワレ、膜ハガレ
等の異常も確認されなかった。
【0026】一方、比較例1では、耐久テスト後の密着
力テストによりAg層22とSiO 2層23間で容易に
剥がれ、密着性に乏しいことがわかった。評価テストの
結果を表1にまとめて示す。
【0027】
【表1】表1
【0028】図5、本発明の高反射ミラーの第3施態様
の膜構成を示す概略断面図である。図5において、基板
30は、光学部品において従来から利用されている材質
で、例えばガラス基板や、ポリカーボネート基板、アク
リル基板等の樹脂(プラスチック)基板である。
【0029】基板30上には、」成膜時に酸素導入を行
ないSiOを出発材料とするSiO x層31が形成され
る。そして、この上に膜厚が薄いCr層32が形成され
る。これらの下引層はこのあとに成膜するAg層33に
対する密着性と耐腐食性を強化するもので、膜厚として
はSiOx層31がλ/4(λ:設計主波長)に形成さ
れるのが望ましい。Cr層32は、Ag膜33に対する
密着性を強化するためのもので、10〜40nm程度あ
れば充分であり、従来例に記載されているような短波長
域における反射率低下の影響はほとんど受けない。
【0030】SiOx層31とCr層32からなる下引
層の上には、Ag層33が形成される。Ag層33の成
膜には、通常の抵抗加熱を用いてもよいが電子ビーム
(EB)蒸着にすれば成膜時間が格段に短くて済む。膜
厚としては150〜200nmが適当である。
【0031】Ag層33上にはAl23層34が形成
される。このAl23 層34は、この上に形成するT
iO2層35とともに保護膜としての効果をもち、加え
て、増反射構成における低屈折率誘電体層と同様の働き
をする。
【0032】Al23 層34は従来から知られている
通り緻密な膜のため、耐水性、引っ掻きにも強く、安定
した成膜を行なうことができる。また、膜形成には通常
の真空蒸着法やスパッタリング法が適用できる。
【0033】Al23 層34上には増反射構成におけ
る高屈折率誘電体層であるTiO2層35が形成され
る。TiO2 層35は、基板加熱等を行なわなくても室
温成膜で高屈折率を出せるため、Al23 層34と重
ねることで充分増反射効果を発揮できる。すなわち、A
23 層34とTiO2 層35の2層で、Ag層33
の高反射特性を生かした高反射ミラーを実現できる。
【0034】図6は、本発明の高反射ミラーの第4実施
態様の膜構成を示す概略断面図である。図6において、
図5と同一の部材には同一の符号を付し、詳細な説明は
省略する。図6に示すように、必要に応じて、TiO2
層35上に更にSiO層36を形成しても良い。SiO
層36の膜厚は、分光特性に影響を与えない1〜10n
mの範囲とすることが望ましい。このように、最上層と
してSiO層36を形成することによって、より耐久性
に優れたミラーを得ることができる。
【0035】上記の第3及び第4実施態様によれば、膜
総数が5ないし6層と非常に少なく、従って生産性が高
いうえに、基板加熱の困難な樹脂基板においても密着性
が高くて耐久面で問題なく、しかも、高反射率である金
属膜本来の特徴を生かした高機能な高反射ミラーを得る
ことができる。例えば、可視域においてほぼ97%以上
という高い反射率を有し、しかも耐久性に優れたAg高
反射ミラーを実現できる。
【0036】(実施例3)以下のようにして、図5に示
す構成の高反射ミラーを形成した。ポリカーボネート製
の基板30を窒素ブローにより洗浄した後、真空蒸着装
置により、1×10-3Paの圧力まで排気したうえで、
反応ガス導入ラインから酸素ガスを導入して1.06×
10-2Paの圧力に調整し、この真空度で抵抗加熱によ
りSiOを加熱して光学膜厚でλ1 /4(λ1 :設計主
波長)のSiO層31を形成した。続いてCr層32を
EB加熱により膜厚20nmに成膜した。次いで、Ag
をEB加熱により膜厚150nmに蒸着し、Ag層33
を形成した。その上に前述と同様に酸素ガスを導入して
1×10-2Paの真空度に調整し、この真空度で電子銃
によりAl23 を光学膜厚がλ2 /4(λ2 :設計主
波長)となるように成膜し、Al23層34を形成し
た。この上にAl23層34と同様に、同じ真空度で
電子銃によりTiO2 を光学膜厚がλ3 /4(λ3 :設
計主波長)となるように成膜し、TiO2層35を形成
した。これらのアンダーコート、Ag膜および増反射膜
の蒸着はすべて基板を加熱することなく連続的に行なわ
れた。なお本実施例では、それぞれを区別するため、設
計主波長をλ1、λ2、λ3と記載しているが、通常これ
らは等しい。
【0037】このようにして得られた高反射ミラーの反
射率の分光特性は、図7に示すように、波長400〜7
00nmの領域で97%以上であることが確かめられ
た。図7において、横軸は波長(nm)、縦軸は反射率
(%)を示す。
【0038】(実施例4)以下のようにして、図6に示
す構成の高反射ミラーを形成した。ポリカーボネート製
の基板30上に、実施例3と同様にSiO層31、Cr
層32、Ag層33、Al23層34及びTiO2層3
5を積層した。更に、TiO2層35上にSiO層36
を膜厚10nmに成膜した。
【0039】(比較例2)以下のようにして、図8に示
す構成の高反射ミラーを形成した。ポリカーボネート製
の基板40上に実施例3と同様の手順でCr層以外のS
iO層41、Ag層43、Al23層44及びTiO2
層45を積層し、4層の膜構成を有する高反射ミラーを
製作した。
【0040】実施例3、4とも恒温恒湿による耐久試験
後の反射率測定、テープテストによる密着力評価とも良
好であった。また、外観上もクモリ、膜ワレ、膜ハガレ
等の異常も確認されなかった。
【0041】一方、比較例2では、耐久テスト後取り出
して観察したところ、浮き、剥離等が激しく密着力テス
トによりAg層43とSiO層41間で容易に剥がれ、
密着性に乏しいことがわかった。評価テストの結果を先
の表1にまとめて示す。
【0042】
【発明の効果】このように本発明の高反射ミラーは、高
い反射率、耐久性を有し、高反射率が時間とともに低下
するおそれがないうえに、膜総数が少なくて製造工程が
簡単であり、従って安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高反射ミラーの第1実施態様を示す概
略断面図である。
【図2】本発明の高反射ミラーの第2実施態様を示す概
略断面図である。
【図3】実施例1の高反射ミラーにおける反射率の分光
特性を示すグラフである。
【図4】比較例1の高反射ミラーの構成を示す概略断面
図である。
【図5】本発明の高反射ミラーの第3実施態様を示す概
略断面図である。
【図6】本発明の高反射ミラーの第4実施態様を示す概
略断面図である。
【図7】実施例3の高反射ミラーにおける反射率の分光
特性を示すグラフである。
【図8】比較例2の高反射ミラーの構成を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
10、30 基板 11 TiOx層 12、33 Ag層 13、34 Al23層 14、35 TiO2層 15、36 SiO層 31 SiOx層 32 Cr層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 DA04 DA09 DA15 DA18 4F100 AA19D AA20E AA21B AA21E AB13C AB24C AK45A AT00A BA10A BA10E EH66 GB90 JB02 JL02 JL11 JN06 4K029 AA11 BA04 BA07 BA44 BA46 BA48 BB02 BC07 BD09 CA02 DB21 EA01 FA04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、TiOx層(1≦x≦2)、
    Ag層、Al23層及びTiO2層をこの順に積層して
    成る高反射ミラー。
  2. 【請求項2】 更に、前記TiO2層上にSiO層が形
    成されて成る請求項1記載の高反射ミラー。
  3. 【請求項3】 前記SiO層の膜厚が、1〜10nmの
    範囲にある請求項2記載の高反射ミラー。
  4. 【請求項4】 可視域の光に対する反射率が97%以上
    である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の高反射ミ
    ラー。
  5. 【請求項5】 前記TiOx層、Ag層、Al23層及
    びTiO2層が基板を加熱することなく形成されてなる
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の高反射ミラー。
  6. 【請求項6】 設計主波長をλとしたときに、前記Ti
    x層、Al23層及びTiO2層の膜厚がλ/4である
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の高反射ミラー。
  7. 【請求項7】 前記Ag層の膜厚が、150〜200n
    mの範囲にある請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
    高反射ミラー。
  8. 【請求項8】 基板上に、SiOx層(1≦x≦2)、
    Cr層、Ag層、Al23層及びTiO2層をこの順に
    積層して成る高反射ミラー。
  9. 【請求項9】 更に、前記TiO2層上にSiO層が形
    成されて成る請求項8記載の高反射ミラー。
  10. 【請求項10】 前記SiO層の膜厚が、1〜10nm
    の範囲にある請求項9記載の高反射ミラー。
  11. 【請求項11】 可視域の光に対する反射率が97%以
    上である請求項8乃至10のいずれか一項に記載の高反
    射ミラー。
  12. 【請求項12】 前記SiOx層、Cr層、Ag層、A
    23層及びTiO2層が基板を加熱することなく形成
    されなる請求項8乃至11のいずれか一項に記載の高反
    射ミラー。
  13. 【請求項13】 設計主波長をλとしたときに、前記S
    iOx層、Al23層及びTiO2層の膜厚がλ/4であ
    る請求項8乃至12のいすれか一項に記載の高反射ミラ
    ー。
  14. 【請求項14】 前記Cr層の膜厚が、10〜40nm
    の範囲にある請求項8乃至13のいずれか一項に記載の
    高反射ミラー。
  15. 【請求項15】 前記Ag層の膜厚が、150〜200
    nmの範囲にある請求項8乃至14のいずれか一項に記
    載の高反射ミラー。
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