JPH11149005A - 内面反射ミラーおよびその製造方法 - Google Patents

内面反射ミラーおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH11149005A
JPH11149005A JP9331055A JP33105597A JPH11149005A JP H11149005 A JPH11149005 A JP H11149005A JP 9331055 A JP9331055 A JP 9331055A JP 33105597 A JP33105597 A JP 33105597A JP H11149005 A JPH11149005 A JP H11149005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
reflection mirror
substrate
undercoat
internal reflection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9331055A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Tsukamoto
征徳 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9331055A priority Critical patent/JPH11149005A/ja
Publication of JPH11149005A publication Critical patent/JPH11149005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内面反射ミラーの短波長側の反射率を高め
て、分光特性を平坦にするとともに耐久性を向上させ
る。 【解決手段】 プラスチック製またはガラス製の基体1
0の表面に、その屈折率より高い屈折率を有するSiO
膜21とZnS膜22とAl23 膜23からなるアン
ダーコート20を配設し、その上にAgの反射膜30を
成膜し、その上にCr膜41とAl23 膜42とSi
2 膜43からなるオーバーコート40を設ける。アン
ダーコート20のSiO膜21は基体10に対する付着
力が高く、ZnS膜22等は短波長側の反射率を強化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、複写機、
プリンタ等の光学機械に用いられる内面反射ミラーおよ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一眼レフカメラのペンタプリズム
などに用いられる内面反射ミラーは、透明な基体に可視
光域で高い反射率を得られるAg等の金属の反射膜を成
膜し、その上に金属膜や塗膜による保護膜を設けたもの
が一般的である。
【0003】また、Ag等の反射膜は基体に対する付着
力が弱く、剥れやすい性質があるため、反射膜の成膜前
の基体にイオンボンバード洗浄処理等を施すことで、基
体に対する反射膜の結合を強化する工夫がなされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、Ag等の内面反射ミラーは、一般的に
可視光域で高い反射率を得られるものの短波長側では若
干低く、また、Ag膜の付着力を補うためにイオンボン
バード洗浄処理等を施すと、これによって短波長側の反
射率はさらに低下するため、可視光域の長波長側に対し
て短波長側の反射率が3〜4%低くなる傾向がある。こ
のような内面反射ミラーを10面以上使用した多面反射
の光学系では、短波長側の反射率が30〜40%低下す
ることになり、着色した分光特性となる等の未解決の課
題があった。
【0005】さらに、塗膜による保護膜を用いる場合
は、反射膜の成膜に用いる装置とは別に、塗膜を形成す
るための新たな装置や治具を必要とするため、内面反射
ミラーの製造工程の複雑化や製造装置の高コスト化を招
くという不都合がある。
【0006】本発明は上記従来の技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、反射率が極めて高く、特に
可視光域で平坦な分光反射特性を有するうえに、製造工
程が簡単で、従って安価である内面反射ミラーおよびそ
の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の内面反射ミラーは、透明な基体の表面に配
設されたアンダーコートと、該アンダーコートの上に成
膜された金属の反射膜と、該反射膜の上に配設されたオ
ーバーコートを有し、前記アンダーコートが、前記基体
の屈折率より高い屈折率を有する誘電体膜とZnS膜を
含んでいることを特徴とする。
【0008】金属の反射膜がAgであるとよい。
【0009】また、本発明の内面反射ミラーの製造方法
は、透明な基体の表面に該基体の屈折率より高い屈折率
を有する誘電体膜とZnS膜を含むアンダーコートを成
膜する工程と、成膜されたアンダーコートの上に金属の
反射膜を成膜する工程と、成膜された金属の反射膜の上
にオーバーコートを成膜する工程を有し、各工程中基体
の表面の温度を50〜150℃に制御することを特徴と
する。
【0010】
【作用】基体の屈折率より高い屈折率を有する誘電体膜
とZnS膜を含むアンダーコートは、基体に対する金属
の反射膜の結合を強化し、かつ、金属の反射膜の内面側
の反射率を高める働きをする。すなわち、上記のアンダ
ーコートによって、Ag膜等の反射膜の反射率が短波長
側で低くなる欠点を補うとともに、イオンボンバード洗
浄処理等を行なった場合のような反射率の低下を回避し
て、可視光域全体における分光反射特性を平坦にするこ
とができる。また、成膜中の基体の表面の温度を50〜
150℃に保つことにより、各層の付着力をより一層向
上させ、膜質を緻密にすることができる。
【0011】その結果、反射率が高く、短波長側で反射
率が低下することもないうえに、高温高湿の環境下に長
時間放置されても反射率が著しく低下したり、着色する
等のトラブルのない耐久性にすぐれた高品質な内面反射
ミラーを得ることができる。
【0012】また、本発明の製造方法によれば、すべて
の成膜工程を同一装置内でしかも同一温度で行なうもの
であり、成膜途中の加熱、冷却工程も不要であるため、
製造工程が簡単で装置コストも低くてすむという長所が
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0014】図1は一実施の形態による内面反射ミラー
を示す模式的断面図である。これはプラスチック製また
はガラス製の基体10の表面にSiO膜21とZnS膜
22とAl23 膜23の3層膜構成からなるアンダー
コート20を積層し、その上にAgの反射膜30を成膜
し、その上にCr膜41とAl23 膜42とSiO2
膜43の3層膜構成からなるオーバーコート40を設け
たものである。
【0015】アンダーコートのSiO膜はプラスチック
との付着力が強く、また、ZnS膜とAl23 膜はA
gの反射膜の内面側の反射率を増加させ、特に、可視光
域の短波長側の反射率をより選択的に増加させる働きを
する。アンダーコートの膜厚は40〜80nmの範囲が
適当である。膜厚が40nm以下では増反射効果が不充
分であり、80nm以上では長波長側の反射率を増加さ
せてしまうため、可視光域における分光反射特性が平坦
にならないという不都合が生じる。
【0016】高反射金属ミラーとしてのAgの反射膜
は、膜厚100〜200nmの範囲が好適である。膜厚
50nm以下の場合は、膜厚に対応した反射率を持つハ
ーフミラーとして用いることができる。
【0017】オーバーコートのCr膜はAgの反射膜と
の付着力が強く、Al23 膜は緻密な膜質で大気中の
水分の侵入を低減する。また、SiO2 膜は膜強度が硬
く、耐溶剤性等を向上させる働きがある。
【0018】各層の成膜中は、基体表面の温度を50〜
150℃の範囲に制御するのが望ましい。特に、プラス
チック製の基体の場合は60〜70℃、ガラス製の基体
では100〜120℃の範囲がより好適である。基体の
温度が低すぎると膜の屈折率、膜密度、膜強度が損わ
れ、基体表面の温度が高すぎるとAgの反射膜にクモリ
現象があらわれ、反射率が低下する。
【0019】成膜方法は、例えば、真空蒸着法を採用
し、上記のように基体表面の温度が50〜150℃にな
るように加熱して連続的に行なう。成膜後はそのまま真
空蒸着装置から製品として取り出すことができるため、
後工程等を必要とせず、製造工程が簡単である。また、
同一装置内ですべての成膜工程を行なうものであるか
ら、後処理のために新たな装置を必要とする場合に比べ
て、装置コストが低いという利点もある。
【0020】なお、アンダーコートの層数は3層に限ら
ず、基体の屈折率より高い屈折率を有する誘電体膜とZ
nS膜の2層以上であればよい。
【0021】(第1実施例)真空蒸着装置にプラスチッ
ク製の基体を入れ、基体の表面温度を60℃で1×10
-3Pa以下の圧力に真空加熱排気したのち、アンダーコ
ートのSiO膜を膜厚80nm、ZnS膜を膜厚50n
m、Al23 膜を膜厚50nmにそれぞれ成膜し、そ
の上にAgの反射膜を膜厚150nmに成膜し、さら
に、オーバーコートのCr膜を膜厚20nm、Al2
3 膜を膜厚50nm、SiO2 膜を膜厚10nmにそれ
ぞれ成膜し、真空蒸着装置より取り出した。
【0022】図2は本実施例の内面反射ミラーの入射角
25度における分光反射率を示すグラフである。この図
から解るように、本実施例の内面反射ミラーの製造直後
の反射率(以下、「初期反射率」という。)は波長50
0nmにおいて極めて高くかつ広い波長領域において均
一である。後述する製造直後の品質評価テスト(以下、
「初期評価テスト」という。)の結果、本実施例の内面
反射ミラーは、製造直後の状態において、外観、耐溶剤
性、耐付着性のすべてにおいて良好であった。また、外
観および反射率の経時的変化を評価する品質評価テスト
(以下、「経時評価テスト」という。)の結果、外観お
よび反射率のいずれも大きく変化するおそれがないこと
が判明した。
【0023】(第2実施例)真空蒸着装置にBK7の光
学ガラス製の基体を入れ、基体の表面温度を120℃で
1×10-3Pa以下の圧力に真空加熱排気したのち、4
層膜構成のアンダーコートのZnS膜を膜厚50nm、
Al23 膜を膜厚75nm、ZnS膜を膜厚50n
m、Al23 膜を膜厚50nmにそれぞれ成膜し、そ
の上にAgの反射膜を膜厚150nmに成膜し、さら
に、オーバーコートのCr膜を膜厚20nm、Al2
3 膜を膜厚50nm、SiO2 膜を10nm膜厚にそれ
ぞれ成膜して、4層膜構成のアンダーコートを有する内
面反射ミラーを製作した。初期評価テストと経時評価テ
ストの結果は第1実施例と同様に良好であった。
【0024】(第3実施例)真空蒸着装置にプラスチッ
ク製の基体を入れ、基体の表面温度を60℃で1×10
-3Pa以下の圧力に真空加熱排気したのち、2層膜構成
のアンダーコートのZnS膜を膜厚50nm、Al2
3 膜を膜厚50nmにそれぞれ成膜し、その上に、Ag
の反射膜を膜厚150nmに成膜し、さらに、オーバー
コートのCr膜を膜厚20nm、Al23 膜を膜厚5
0nm、SiO2 膜を膜厚10nmにそれぞれ成膜し
て、2層膜構成のアンダーコートを有する内面反射ミラ
ーを製作した。初期評価テストと経時評価テストの結果
は第1実施例と同様に良好であった。
【0025】次に比較のために以下の内面反射ミラーを
製作した。
【0026】(比較例)真空蒸着装置にBK7の光学ガ
ラス製の基体を入れ、基体を加熱することなく1×10
-3Pa以下の圧力に真空排気したのち、イオンボンバー
ド洗浄処理後、Agの反射膜を膜厚300nm、Cuの
保護膜を膜厚300nmに成膜した。真空蒸着装置から
取り出して金属膜の上に塗膜を施して内面反射ミラーを
製作した。初期評価テストの結果、短波長側の反射率が
低かった。
【0027】第1ないし第3実施例の内面反射ミラーお
よび比較例の内面反射ミラーについて行なった初期評価
テストおよび経時評価テストの結果を表1に示す。
【0028】
【表1】 ◎:良好 ○:実用上問題なし なお、初期評価テストの反射率は波長500nmで、反
射率差は長波長の650nmの反射率から短波長の45
0nmの反射率を差し引いたもの、耐溶剤性は、アルコ
ール系の溶剤の混合液に浸したシルボン紙を用いて50
0g/cm2 の加重で10往復したときの外観の異常を
調べたものであり、耐付着性は、ミラー面にセロハンテ
ープを貼り付け、すばやく引き剥した後、膜の剥離の有
無を調べたものである。経時評価テストは、温度60
℃、湿度90%の環境で500時間経過後に外観の異常
および波長500nmの反射率を調べたものである。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0030】極めて高い反射率と、可視光域で平坦な分
光反射特性を有するうえに、製造工程が簡単で安価であ
る内面反射ミラーを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態による内面反射ミラーの膜構成を
示す模式的断面図である。
【図2】第1実施例による内面反射ミラーの反射率の分
光特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 基体 20 アンダーコート 30 反射膜 40 オーバーコート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な基体の表面に配設されたアンダー
    コートと、該アンダーコートの上に成膜された金属の反
    射膜と、該反射膜の上に配設されたオーバーコートを有
    し、前記アンダーコートが、前記基体の屈折率より高い
    屈折率を有する誘電体膜とZnS膜を含んでいることを
    特徴とする内面反射ミラー。
  2. 【請求項2】 金属の反射膜がAgであることを特徴と
    する請求項1記載の内面反射ミラー。
  3. 【請求項3】 誘電体膜が、SiO、Al23 、Zr
    2 、TiO2 、Ta25 またはこれらの混合物のな
    かから選定された誘電体材料の膜であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の内面反射ミラー。
  4. 【請求項4】 透明な基体の表面に該基体の屈折率より
    高い屈折率を有する誘電体膜とZnS膜を含むアンダー
    コートを成膜する工程と、成膜されたアンダーコートの
    上に金属の反射膜を成膜する工程と、成膜された金属の
    反射膜の上にオーバーコートを成膜する工程を有し、各
    工程中基体の表面の温度を50〜150℃に制御するこ
    とを特徴とする内面反射ミラーの製造方法。
JP9331055A 1997-11-14 1997-11-14 内面反射ミラーおよびその製造方法 Pending JPH11149005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9331055A JPH11149005A (ja) 1997-11-14 1997-11-14 内面反射ミラーおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9331055A JPH11149005A (ja) 1997-11-14 1997-11-14 内面反射ミラーおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11149005A true JPH11149005A (ja) 1999-06-02

Family

ID=18239353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9331055A Pending JPH11149005A (ja) 1997-11-14 1997-11-14 内面反射ミラーおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11149005A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002169150A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Kyocera Corp 液晶表示装置
JP2002214602A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Kyocera Corp 液晶表示装置
JP2011513801A (ja) * 2008-03-11 2011-04-28 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッド 反射性物品
JP4684372B1 (ja) * 2010-04-27 2011-05-18 株式会社シンクロン 半導体発光素子基板の製造方法
JP2019020484A (ja) * 2017-07-12 2019-02-07 株式会社クラレ ディスプレイ用スクリーン、及びその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002169150A (ja) * 2000-11-30 2002-06-14 Kyocera Corp 液晶表示装置
JP2002214602A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Kyocera Corp 液晶表示装置
JP2011513801A (ja) * 2008-03-11 2011-04-28 ピーピージー・インダストリーズ・オハイオ・インコーポレイテッド 反射性物品
JP4684372B1 (ja) * 2010-04-27 2011-05-18 株式会社シンクロン 半導体発光素子基板の製造方法
WO2011135667A1 (ja) * 2010-04-27 2011-11-03 株式会社シンクロン 半導体発光素子基板の製造方法
JP2019020484A (ja) * 2017-07-12 2019-02-07 株式会社クラレ ディスプレイ用スクリーン、及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002055213A (ja) 高反射ミラー
JP2008164678A (ja) 反射鏡
JPH11149005A (ja) 内面反射ミラーおよびその製造方法
JPH0446401B2 (ja)
JP4482971B2 (ja) 反射鏡
JP4351678B2 (ja) 銀鏡およびその製造方法
JPH08234004A (ja) 金属ミラーおよびその製造方法
JPS60212705A (ja) 反射鏡
US6262847B1 (en) Optical element, method for producing optical element, and optical system having the optical element
JP2003004919A (ja) 高反射ミラー
JPH08286007A (ja) プラスチック基板ミラー
JP2537773B2 (ja) プラスチツク製ミラ−コ−トレンズ
JPWO2008133136A1 (ja) 反射鏡
JP2748066B2 (ja) 反射鏡
JP4063062B2 (ja) 反射鏡
JP2001074903A (ja) 反射防止膜及び光学素子
JPH03191301A (ja) 反射鏡
JP4166845B2 (ja) 反射防止膜を有する眼鏡プラスチックレンズ
JP3352172B2 (ja) プラスチック製光学部品の光学薄膜およびその成膜方法
JPH07270601A (ja) 光学薄膜
JPH07119844B2 (ja) 反射防止膜を有する光学部品
JP2777937B2 (ja) 樹脂製光学素子及びその製造方法
JP2894530B2 (ja) 反射防止膜を有する光学部材
JPH077126B2 (ja) 合成樹脂部材の反射鏡
JPH0894802A (ja) 光学素子