JPH10139354A - 開閉式バケット装置 - Google Patents

開閉式バケット装置

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JPH10139354A
JPH10139354A JP30709497A JP30709497A JPH10139354A JP H10139354 A JPH10139354 A JP H10139354A JP 30709497 A JP30709497 A JP 30709497A JP 30709497 A JP30709497 A JP 30709497A JP H10139354 A JPH10139354 A JP H10139354A
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Katsunori Tanada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バケット開閉用の油圧シリンダーの枢着部へ
土砂などが侵入する恐れが少なく、従って、故障や損傷
の生じにくい開閉式のバケット装置を提供する。 【解決手段】 本体バケット9の上面をほぼフラットな
面として、その上面部35にほぼ沿って油圧シリンダー
15を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、開閉式バケット
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本体バケットと開閉バケットをその上端
側で互いに枢着して、相互に開閉自在とすると共に、本
体バケットを建設機械の作業機の先端へ取り付けて使用
することにより、掘削のみならず、長尺物やブロックな
どの持ち上げ、運搬、或いは、セメントミルクや粉体の
搬送など多目的に使用できるようにした物は公知であ
る。
【0003】この場合、本体バケットと開閉バケット
は、本体バケットの上面部側で枢着されて、上方に配置
した油圧シリンダーで開閉バケットの下端側を開閉する
ようにしている。例えば、特開昭60ー175633号
公報には、このような開閉式バケットにおいて、更に、
本体バケットを水平方向に旋回できるようにしたこの出
願人による発明が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の開閉式バケットでは、本体バケットの上面部がな
く、側面からみて半円状の背面部で覆われているのみで
あり、このため、掘削作業の際に、油圧シリンダーの本
体バケットとの枢着部へ土砂が入り込みやすく、また、
障害物との衝突の危険が大きく、油圧シリンダーの損傷
や故障を生じやすいという欠点があった。
【0005】この発明は、このような欠点を解消して、
油圧シリンダーの枢着部へ土砂などが侵入する恐れが少
なく、従って、故障や損傷の生じにくい開閉式のバケッ
ト装置を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、本体バケットと開閉バケットとからな
り、それらのバケットを本体バケット上面部側で相互に
枢着して下端側を開閉自在としたバケット装置であっ
て、前記本体バケットの前記の上面部上面がほぼフラッ
トな面とされて、ほぼその面に沿って開閉バケットを開
閉させる油圧シリンダーを配置してなることを特徴とす
るものである。
【0007】また、上記において、この出願の請求項2
の発明は、前記上面部における開閉バケットとは反対側
の端部寄りの位置において油圧シリンダーの一端が枢着
され、他端が開閉バケットの上端部分に枢着されている
ものが提供される。
【0008】更に、この出願の請求項3の発明では、前
記油圧シリンダーの長手方向に沿う両側を、前記上面部
より立ち上がった一対のシャーシーで囲むとともに、そ
れらのシャーシーの上端間に跨って設けられた旋回機構
で、油圧シリンダーの上方を覆ってなることを特徴とす
るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】パワーショベル等のショベル部分
を外したショベル本体部分にバケット装置を取り付ける
ため、その本体取り付けボス1、1′を前後位置に配設
したシャーシー14を設け、その下に円盤状の基板7を
一体に配設している。その基板7と旋回部8との間にギ
ヤー体ささえ体6を介在させるが、そのギヤー体ささえ
体6の外周面の所望位置にロック部固定ボルト24によ
りロック部4を固定している。旋回ロック体取り付けボ
ルト25により、旋回ロック体3をシャーシー14下側
の基板7の上面に取り付けている。
【0010】基板7の下面に、基板取り付けボルト7′
によってギヤー体ささえ体6を取り付け、そのささえ体
6の内側に内歯形のギヤー体5を旋回自在に嵌合させて
いる。油圧モーター2によって駆動する油圧モーターギ
ヤー2′即ちピニオン2′をギヤー体5に噛合してい
る。そのギヤー体5は、前記ギヤー体ささえ体6内周面
の段部によってささえられている。ギヤー体5の下面
に、その外周に多数の溝状のロック部4′を備えた旋回
部8が、バケット取り付けボルト13によって固定され
ている。
【0011】シャーシー14の基板7へ取り付けられた
旋回ロック体3の中空部にロックピン3′の往復動部を
挿入し、その往復動部の周囲にコイルスプリング28を
巻回し、前記旋回ロック体3の起立部とピン押しレバー
3′′との間に介在した前記コイルスプリング28が、
常時は、そのばねの弾撥力によりロックピン3′の往復
動部をピン押しレバー3′′の基部の側に押圧させてい
る。ロックピン3′の垂下突出枠の部分をロック部4お
よびロック部4′に 跨って係止させており、旋回部8
を旋回させない時にはロックピン3′をロック部4およ
びロック部4′に対して係止状態を保持しうるようにし
ている。
【0012】旋回部8を旋回させる時には、油圧装置或
いは、その他の適宜手段或いは手動によって、ピン押し
レバー3′′をコイルスプリング28の弾撥力にさから
って押圧して、ロックピン3′を移動させ、ロックピン
3′によるロック部4およびロック部4′への係止状態
を解放させることにより、旋回部8を旋回可能状態にし
うるようにしてなるものである。
【0013】シャーシー14には、シャーシー補力板1
4′を設け、前記のような旋回機構の一部を構成する旋
回部8の下側に設けたシャーシー36にもシャーシー補
力板36′を設けている。シャーシー14の中央部分で
ありかつ前記旋回部8の中央部分に設けた、ロータリー
ジョイント固定部22には、ロータリージョイント取り
付けボルト23によりロータリージョイントを固定して
いる。そのロータリージョイントにはロータリージョイ
ント旋回止め当り部21を設け、その当り部21にはロ
ータリージョイント旋回止め20を接触させる。油圧ホ
ース19を前記ロータリージョイントに接続し、前記油
圧ホース19をシャーシー14の所望位置に配設された
油圧シリンダー15に接続している。
【0014】本体バケット9は、ほぼフラットな上面部
32と、その上面部32の左右両端に連結した一対の側
面部33と、湾曲状の背面部34と、その背面部34の
下端に連設した直板状の底面部35とから構成されて、
背面部34とは反対側が開放される構造となっており、
その開放部側の端部において、前記側面部33の上端間
を覆う上面部32の上方部分において、開閉バケット1
0の上端が前記取付けピン18で、開閉自在に枢着され
ている。上面部32の上面は、前記旋回部8下側の一対
のシャーシー36の下端に固着されている
【0015】油圧シリンダー15が、上記の上面部32
の上方において、その上面部32へほぼ沿うようにし
て、前記シャーシー36、36間に沿って左右方向に配
置され、その油圧シリンダー15のボトム側の端部が、
上面部32の開閉バケット10とは反対側の端部寄りの
位置において、上面部32より立ち上がった前記のシャ
ーシー36、36間に取り付けピン16で枢着されてい
る。他方、油圧シリンダー15のロッド側の先端は、枢
着ピン17により、開閉バケット10の上面部より突出
する一対の取付け板37へ枢着ピン17で枢着されてい
る。
【0016】更に、本体バケット9と開閉バケット10
の側面部の口縁部分には、両バケット9、10を閉じた
状態において、それら口縁部間に開口部31が形成され
るようになっている。この開口部31は、図1で示すよ
うに、バケット先端を下向きにしたときの上下方向の中
間部分が広幅とされ、その最も広幅の部分から上方及び
下方に向かって順次狭くなるように形成されている。開
閉バケット10の両側面部には、目くら板11を配設し
て、両バケットを閉じた時その両側面部部分に形成され
る開口部31を閉じうるようにしてある。また、目くら
板11には、その一方の端縁部の上半部に湾曲した凹状
部30が形成されている。即ち、開口部31は、長尺物
を掴むためのものであって、従って、当然に長尺物など
を掴むためには目くら板11を外す必要があるが、上記
凹状部30が一方即ち開閉バケット10の口縁を形成す
るように回転させて取り付けることで、開口部31を塞
ぐことがないので、目くら板11取り付けたままにして
おくことが出来る。
【0017】なお、図のようにロックピン3′は回転方
向に2個設けられ、これらのロックピン3′、3′を一
本のピン押しレバー3′′で押すようにしている。即
ち、旋回部8のロック部4′から係合を外すときは、そ
れらロックピン3′、3′が共に外方へ移動してロック
を解除される。この状態からピン押しレバー3′′を戻
すと、第2図及び第3図のように、その一方のロックピ
ン3′は旋回部8のロック部4′の山の部分に当接し、
他方のロックピン3′が溝の部分にはまりこんで係止状
態となる。さらに、旋回部8がそのロック部間のピッチ
の半分だけ回転した状態では、他方のロックピン3′の
みが係止する。即ち、ロック部のピッチの1/2の回転
毎に旋回部8即ちバケットを係止保持できるようになっ
ている。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明では、本体バケ
ットの上面部上面がほぼフラットな面とされて、ほぼそ
の面に沿って開閉バケットを開閉させる油圧シリンダー
を配置しているから、上面部のない従来の本体バケット
と異なって、掘削作業の際などに、この上面部によって
油圧シリンダーの下方部分を土砂などから保護すること
が出来、そのため、油圧シリンダーの損傷や故障の原因
となるこの部分への土砂の噛み込みや障害物の衝突の恐
れが少なくなるという効果がある。
【0019】また、請求項2の発明では、油圧シリンダ
ーの両側と上方がシャーシーと旋回機構で囲まれるの
で、土砂や障害物からより確実に保護できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を施した開閉式バケット装置の側面図
である。
【図2】上部シャーシーを外して要部を明瞭に示した平
面図である。
【図3】ロック部および旋回基部7を明瞭に示した平面
図である。
【図4】旋回部8の下面図である。
【図5】旋回部分の一部を断面にした側面図である。
【図6】ロック装置の詳細図である。
【図7】ギヤー体とギヤー体ささえ体の縦断面図であ
る。
【図8】ロック部、旋回部と旋回ロック体との関係を示
す要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 本体取り付け部 1′ 本体取り付け部 2 油圧モーター 2′ 油圧モーターギヤー 3 旋回ロック体 3′ ロックピン 3′′ ピン押しレバー 4 ロック部 4′ ロック部 5 ギヤー体 6 ギヤー体ささえ体 7 基板 7′ 基板取り付けボルト 8 旋回部 9 本体バケット 10 開閉バケット 11 目くら板 12 2ポートロータリージョイント 13 バケット取り付けボルト 14 シャーシー 14′シャーシー補力板 15 油圧シリンダー 16 油圧シリンダー取り付けピン 17 油圧シリンダー取り付けピン 18 開閉バケット取り付けピン 19 油圧ホース 20 ロータリージョイント回転止め 21 ロータリージョイント回転止め当り部 22 ロータリージョイント固定部 23 ロータリージョイント取り付けボルト 24 ロック部固定ボルト 25 回転ロック体取り付けボルト 26 グリースニップル 27 グリースシール 28 コイルスプリング 29 シール 30 凹状部 31 開口部 32 上面部 33 側面部 34 背面部 35 底面部 36 シャーシー 36′ シャーシー補力板 37 取付け板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体バケットと開閉バケットとからな
    り、それらのバケットを本体バケット上面部側で相互に
    枢着して下端側を開閉自在としたバケット装置であっ
    て、前記本体バケットの前記の上面部上面がほぼフラッ
    トな面とされて、ほぼその面に沿って開閉バケットを開
    閉させる油圧シリンダーを配置してなることを特徴とす
    る開閉式バケット装置。
  2. 【請求項2】前記上面部における開閉バケットとは反対
    側の端部寄りの位置において油圧シリンダーの一端が枢
    着され、他端が開閉バケットの上端部分に枢着されてい
    る請求項1記載の開閉式バケット装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧シリンダーの長手方向に沿う両
    側を、前記上面部より立ち上がった一対のシャーシーで
    囲むとともに、それらのシャーシーの上端間に跨って設
    けられた旋回機構で、油圧シリンダーの上方を覆ってな
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉式バケッ
    ト装置。
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