JP2879136B2 - 開閉式バケット装置 - Google Patents

開閉式バケット装置

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JP2879136B2 JP7326489A JP32648995A JP2879136B2 JP 2879136 B2 JP2879136 B2 JP 2879136B2 JP 7326489 A JP7326489 A JP 7326489A JP 32648995 A JP32648995 A JP 32648995A JP 2879136 B2 JP2879136 B2 JP 2879136B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、本体バケットと
開閉バケットとを開閉自在に枢着した開閉式のバケット
装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】本体バケットと開閉バケットをその上端
側で互いに枢着して、相互に開閉自在とすると共に、本
体バケットを建設機械の作業機の先端へ取り付けて使用
することにより、掘削のみならず、長尺物やブロックな
どの持ち上げ、運搬、或いは、セメントミルクや粉体の
搬送など多目的に使用できるようにした物は公知であ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような開閉式バケ
ット装置においては、一端が本体バケットの上端部分
に、他端が開閉バケットの上端部分に夫々枢着された油
圧シリンダーを伸縮させることによって、開閉バケット
を本体バケットに対して開閉するようになっているが、
この油圧シリンダーは、開閉バケットの開閉動作に伴っ
て、本体バケット側 の枢着部分すなわち一端側を中心と
して上下に揺動するので、この揺動のためのスペースを
確保する必要がある。 【0004】特に、バケットを旋回させるための旋回機
構が本体バケットの上方に設けられている場合には、旋
回機構と本体バケットとの間の空間部に上記スペースを
確保しなければならず、この場合、空間幅を必要以上に
取ると、バケット装置の全高が高くなって、装置が大型
化してしまうといった問題があり、また空間幅が小さい
と、油圧シリンダーの揺動範囲が狭くなる、すなわち開
閉バケットの開閉範囲が狭くなるといった問題があっ
た。 【0005】この発明は、このような点に鑑みて、バケ
ットの開閉動作に支障をきたすことなく、装置全体をコ
ンパクトにすることができる開閉式バケット装置を提供
することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、本体バケットと、その本体バケットの
上端部分において開閉自在に枢着した開閉バケットと、
一端を前記本体バケット側に枢着するとともに、他端を
前記開閉バケット側に枢着したバケット開閉用の油圧シ
リンダーとを備え、バケット旋回機構に連結する回転体
を、前記本体バケットの上面部に対面するよう配置した
開閉式バケット装置において、前記油圧シリンダーを、
前記本体バケットの上面部と前記回転体との間の空間部
に配置するとともに、その空間部の上下方向の幅が前記
油圧シリンダーの開閉バケット枢着部側へ向かって広く
なるよう形成してあることを特徴とする。 【0007】 【発明の実施の形態】パワーショベル等のショベル部分
を外したショベル本体部分にバケット装置を取り付ける
ため、その本体取り付けボス1、1′を前後位置に配設
した取付けブラケット14を設け、その下に円盤状の基
板7を一体に配設している。その基板7と回転体8との
間にギヤー体ささえ体6を介在させるが、そのギヤー体
ささえ体6の外周面の所望位置にロック部固定ボルト2
4によりロック部4を固定している。回転ロック体取り
付けボルト25により、回転ロック体3を取付けブラケ
ット14下側の基板7の上面に取り付けている。 【0008】基板7の下面に、基板取り付けボルト7′
によってギヤー体ささえ体6を取り付け、そのささえ体
6の内側に内歯形のギヤー体5を回転自在に嵌合させて
いる。油圧モーター2によって駆動する油圧モーターギ
ヤー2′即ちピニオン2′をギヤー体5に噛合してい
る。そのギヤー体5は、前記ギヤー体ささえ体6内周面
の段部によってささえられている。ギヤー体5の下面
に、その外周に多数の溝状のロック部4′を備えた回転
体8が、バケット取り付けボルト13によって固定され
ている。 【0009】取付けブラケット14の基板7へ取り付け
られた回転ロック体3の中空部にロックピン3′の往復
動部を挿入し、その往復動部の周囲にコイルスプリング
28を巻回し、前記回転ロック体3の起立部とピン押し
レバー3′′との間に介在した前記コイルスプリング2
8が、常時は、そのばねの弾撥力によりロックピン3′
の往復動部をピン押しレバー3′′の基部の側に押圧さ
せている。ロックピン3′の垂下突出枠の部分をロック
部4およびロック部4′に 跨って係止させており、回
転体8を回転させない時にはロックピン3′をロック部
4およびロック部4′に対して係止状態を保持しうるよ
うにしている。 【0010】回転体8を回転させる時には、油圧装置或
いは、その他の適宜手段或いは手動によって、ピン押し
レバー3′′をコイルスプリング28の弾撥力にさから
って押圧して、ロックピン3′を移動させ、ロックピン
3′によるロック部4およびロック部4′への係止状態
を解放させることにより、回転体8を回転可能状態にし
うるようにしてなるものである。 【0011】取付けブラケット14には、補力板14′
を設け、前記回転体8の下方に設けた左右一対のシャー
シー32にも補力板32′を設けている。取付けブラケ
ット14、14の中間部分でありかつ前記回転体8の中
央部分に設けた、ロータリージョイント固定部22に
は、ロータリージョイント取り付けボルト23によりロ
ータリージョイント12を固定している。そのロータリ
ージョイントにはロータリージョイント回転止め当り部
21を設け、その当り部21にはロータリージョイント
回転止め20を接触させる。油圧ホース19を前記ロー
タリージョイント12に接続し、前記油圧ホース19を
シャーシー14の所望位置に配設された油圧シリンダー
15のボトム近傍に接続している。 【0012】油圧シリンダー15の端部に設けた一方の
油圧シリンダー取り付けピン16の下方位置に本体バケ
ット9を配設し、もう1つの油圧シリンダー取り付けピ
ン17の下方位置に開閉バケット10を配設し、前記本
体バケット9に対し前記開閉バケット10が開閉しうる
ように、両バケットを開閉バケット取り付けピン18よ
り枢支して連結してある。 【0013】本体バケット9は、左右一対の側面部33
と背面部34と、それら側面部33と背面部34の上端
に連設するフラットな上面部35とからなり、この上面
部35の上面に前記左右一対のシャーシー32、32の
下端が取り付けられている。更に、側面部33の開放側
の端縁部37が凹状に形成されて、開閉バケット10と
の間に開口部31を形成するようにしているが、この端
縁部37の上端は、前記上面部35の開放側の端部付近
までとして、開閉バケット10よりも容積を大としてい
る。 【0014】前記油圧シリンダー15のボトム側の端部
が、背面部近傍においてシャーシー32、32間に前記
のピン16で枢着されている。この油圧シリンダー15
は、本体バケット上面部35に沿って平行に、本体バケ
ット9の開放部側端部の上面部分に枢着された開閉バケ
ット10の枢着ピン18上方を通って外方に延び、その
先端が、開閉バケット10の上方に突設したブラケット
36へピン17で枢着されている。 【0015】従って、油圧シリンダー15は、左右のシ
ャーシー32、32間にあって、前記回転体8と本体バ
ケット上面部35との間の空間に格納されているが、そ
れら回転体8と本体バケット9との空間の上下の幅が、
開閉バケット10の枢着部側に向かって広くなってい
る。即ち、油圧シリンダー15は、開閉バケット10の
開閉動作に伴って、ボトム側の取付ピン16を中心とし
て上下に揺動するが、その揺動側のスペースが広くなっ
ていることにより、不必要な空間幅を取ることなく、本
体バケット上面部35と回転体8との間隔を出来るだけ
狭くすることが出来、これによってバケットの全高を低
くしたコンパクトな構成が得られる。 【0016】また、このような油圧シリンダー15の揺
動に対して、ロータリージョイント12からの油圧ホー
ス19を、揺動範囲の小さいボトム側に接続しているの
で、その揺動に伴うホース19の撓み変形が少なく、ホ
ース19の耐久性を向上できる。 【0017】開閉バケット10の両側面部には目くら板
11を配設して、両バケットを閉じたとき目くら板11
によってその両側面部部分に形成される開口部31を閉
じうるようにしてある。また、目くら板11には、その
一方の端縁部の上半部に湾曲した凹状部30が形成され
ている。即ち、開口部31は、長尺物を掴むためのもの
であって、従って、当然に長尺物などを掴むためには目
くら板11を外す必要があるが、上記凹状部30が一方
即ち開閉バケット10の口縁を形成するように回転させ
て取り付けることで、開口部31を塞ぐことがないの
で、目くら板11取り付けたままにしておくことが出来
る。 【0018】なお、図のようにロックピン3′は回転方
向に2個設けられ、これらのロックピン3′、3′を一
本のピン押しレバー3′′で押すようにしている。即
ち、回転部8のロック部4′から係合を外すときは、そ
れらロックピン3′、3′が共に外方へ移動してロック
を解除される。この状態からピン押しレバー3′′を戻
すと、第2図及び第3図のように、その一方のロックピ
ン3′は回転部8のロック部4′の山の部分に当接し、
他方のロックピン3′が溝の部分にはまりこんで係止状
態となる。さらに、回転部8がそのロック部間のピッチ
の半分だけ回転した状態では、他方のロックピン3′の
みが係止する。即ち、ロック部のピッチの1/2の回転
毎に回転部8即ちバケットを係止保持できるようになっ
ている。図5中、26はグリースニップル、27はグリ
ースシール、29はシールである。 【0019】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、本体
バケット上面部と回転体との間の空間部の上下幅が、そ
の空間部に設けられる油圧シリンダーの開閉バケット枢
着部側に向かって広くなるように構成しているので、バ
ケット開閉動作に支障をきたすことがないように油圧シ
リンダーの揺動範囲を確保しながら、無駄なスペースを
取ることなく、装置全体をコンパクトに構成できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る開閉式バケット装置
の側面図である。 【図2】上部シャーシーを外して内部を明瞭に示した平
面図である。 【図3】基板の上面部分の平面図である。 【図4】回転体の下面図である。 【図5】回転部分の一部を断面にした側面図である。 【図6】ロック装置の詳細図である。 【図7】ギヤー体とギヤー体ささえ体の縦断面図であ
る。 【図8】ロック部、回転部と回転ロック体との関係を示
す要部の分解斜視図である。 【符号の説明】8 回転体 9 本体バケット 10 開閉バケット 15 油圧シリンダー 16 油圧シリンダー取り付けピン 17 油圧シリンダー取り付けピン 18 開閉バケット取り付けピン35 上面部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.本体バケットと、その本体バケットの上端部分にお
    いて開閉自在に枢着した開閉バケットと、一端を前記本
    体バケット側に枢着するとともに、他端を前記開閉バケ
    ット側に枢着したバケット開閉用の油圧シリンダーとを
    備え、バケット旋回機構に連結する回転体を、前記本体
    バケットの上面部に対面するよう配置した開閉式バケッ
    ト装置において、前記油圧シリンダーを、前記本体バケ
    ットの上面部と前記回転体との間の空間部に配置すると
    ともに、その空間部の上下方向の幅が前記油圧シリンダ
    ーの開閉バケット枢着部側へ向かって広くなるよう形成
    してあることを特徴とする開閉式バケット装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60175633A (ja) * 1984-02-23 1985-09-09 Katsunori Tanada 回転式長尺物把持用掘削バケツト装置
JPS60175634A (ja) * 1984-02-23 1985-09-09 Katsunori Tanada 土砂すくい取り用バケツト装置兼長尺物把持装置
JPS6136424A (ja) * 1984-07-28 1986-02-21 Katsunori Tanada セメント運搬装置兼土砂掘削すくい取り用バケット装置兼長尺物把持装置

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