JP2832250B2 - 旋回式バケット装置 - Google Patents

旋回式バケット装置

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JP2832250B2 JP7326490A JP32649095A JP2832250B2 JP 2832250 B2 JP2832250 B2 JP 2832250B2 JP 7326490 A JP7326490 A JP 7326490A JP 32649095 A JP32649095 A JP 32649095A JP 2832250 B2 JP2832250 B2 JP 2832250B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、旋回式バケット
装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】作業機に取り付けて使用されるバケット
装置において、バケットを旋回できるようにしたものは
公知である。例えば、特開昭60ー175633号公報
には、本体バケットと開閉バケットをその上端側で互い
に枢着して相互に開閉自在とした開閉式バケットにおい
て、更に、本体バケットを水平方向に旋回できるように
したこの出願人による発明が開示されている。 【0003】この従来の旋回式バケット装置では、バケ
ットと作業機への取付け部との間に旋回機構を設け、こ
の旋回機構を前記取付け部側の基部へ取り付けた駆動モ
ーターで旋回駆動させるようにしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の旋回式バケット装置においては、基部から突出した
互いに対向する左右一対の作業機取付用のボス間に、駆
動モーターが配置されているため、このボス間に取り付
けられる作業機のアームや連結ピン等との干渉を避け
て、ボスの高さ位置を上方に高くしなければならず、そ
の結果、装置全体が大型化するとともに、重量も重くな
るといった欠点がある。しかも、重量が重くなると、ボ
ス部分の負担も大きくなってしまう。 【0005】特に、開閉式のバケットでは、バケット開
閉のための油圧シリンダーへ圧油を供給するため、旋回
機構の中心にロータリージョイントが配置されるから、
駆動モーターの配置に制限を受け、アーム等との干渉の
可能性も大きくなる。従って、ボスの高さ位置をより高
く設定しなければならないことになる。 【0006】本発明は、上記に鑑み、旋回駆動モーター
のために装置全体が大型化することがなく、作業機取付
用のボス部分の負担も軽減することができる旋回式バケ
ット装置の提供を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、作業機側へ取り付けるための互いに
対向する左右一対のボスを前後に配置した基部の前記ボ
スとは反対側に、旋回機構を介してバケットを取り付け
た旋回式バケット装置において、前記旋回機構の駆動モ
ーターを、前記基部のボス側においてそれらボスによっ
て囲まれる空間部分の外側で、且つ、前後のボス間に取
り付けたことを特徴とする。 【0008】また、前記バケットは、本体バケットと開
閉バケットからなる開閉式のバケットであって、そのバ
ケットと旋回機構との間にバケット開閉用の油圧シリン
ダーを配置したものである。 【0009】 【発明の実施の形態】パワーショベル等のショベル部分
を外したショベル本体部分にバケット装置を取り付ける
ため、その本体取り付けボス1、1′を前後位置に配設
した左右一対のシャーシー14を設け、その下に円盤状
の基板7を一体に配設している。その基板7と回転部8
との間にギヤー体ささえ体6を介在させるが、そのギヤ
ー体ささえ体6の外周面の所望位置にロック部固定ボル
ト24によりロック部4を固定している。回転ロック体
取り付けボルト25により、回転ロック体3をシャーシ
ー14下側の基板7の上面に取り付けている。 【0010】基板7の下面に、基板取り付けボルト7′
によってギヤー体ささえ体6を取り付け、そのささえ体
6の内側に内歯形のギヤー体5を回転自在に嵌合させて
いる。油圧モーター2によって駆動する油圧モーターギ
ヤー2′即ちピニオン2′をギヤー体5に噛合してい
る。そのギヤー体5は、前記ギヤー体ささえ体6内周面
の段部によってささえられている。ギヤー体5の下面
に、その外周に多数の溝状のロック部4′を備えた回転
部8が、バケット取り付けボルト13によって固定され
ている。 【0011】上記のバケット旋回機構の油圧モーター2
は、基板7のシャーシー14側において、左右一対のシ
ャーシー14の前後に配された合計4個の本体取り付け
ボス1、1′によって囲まれる空間部分50の外側で、
且つ、前後のボス1、1′間に取り付けられている。こ
れにより、左右のボス間に作業機のアームや連結ピン等
を取り付けても、これらが油圧モーターに干渉すること
はなく、ボス1、1′の高さ位置を低く設定することが
できる。 【0012】シャーシー14の基板7へ取り付けられた
回転ロック体3の中空部にロックピン3′の往復動部を
挿入し、その往復動部の周囲にコイルスプリング28を
巻回し、前記回転ロック体3の起立部とピン押しレバー
3′′との間に介在した前記コイルスプリング28が、
常時は、そのばねの弾撥力によりロックピン3′の往復
動部をピン押しレバー3′′の基部の側に押圧させてい
る。ロックピン3′の垂下突出枠の部分をロック部4お
よびロック部4′に 跨って係止させており、回転部8
を回転させない時にはロックピン3′をロック部4およ
びロック部4′に対して係止状態を保持しうるようにし
ている。 【0013】回転部8を回転させる時には、油圧装置或
いは、その他の適宜手段或いは手動によって、ピン押し
レバー3′′をコイルスプリング28の弾撥力にさから
って押圧して、ロックピン3′を移動させ、ロックピン
3′によるロック部4およびロック部4′への係止状態
を解放させることにより、回転部8を回転可能状態にし
うるようにしてなるものである。 【0014】シャーシー14には、シャーシー補力板1
4′を設け、前記回転部8の下方に設けたシャーシー1
4にもシャーシー補力板14′を設けている。シャーシ
ー14の中央部分でありかつ前記回転部8の中央部分に
設けた、ロータリージョイント固定部22には、ロータ
リージョイント取り付けボルト23によりロータリージ
ョイントを固定している。そのロータリージョイントに
はロータリージョイント回転止め当り部21を設け、そ
の当り部21にはロータリージョイント回転止め20を
接触させる。 【0015】油圧ホース19を前記ロータリージョイン
トに接続し、前記油圧ホース19をシャーシー14の所
望位置に配設された油圧シリンダー15に接続してい
る。油圧シリンダー15の端部に設けた一方の油圧シリ
ンダー取り付けピン16の下方位置に本体バケット9を
配設し、もう1つの油圧シリンダー取り付けピン17の
下方位置に開閉バケット10を配設し、前記本体バケッ
ト9に対し前記開閉バケット10が開閉しうるように、
両バケットを開閉バケット取り付けピン18より枢支し
て連結してある。 【0016】開閉バケット10の両側面部には目くら板
11を配設して、両バケットを閉じた時目くら板11に
よってその両側面部部分に形成される開口部分を閉じう
るようにしてある。また、目くら板11には、その一方
の端縁部の上半部に湾曲した凹状部30が形成されてい
る。即ち、開口部は、長尺物を掴むためのものであっ
て、従って、当然に長尺物などを掴むためには目くら板
11を外す必要があるが、上記凹状部30が一方即ち開
閉バケット10の口縁を形成するように回転させて取り
付けることで、開口が形成されるので、目くら板11取
り付けたままにしておくことが出来る。 【0017】なお、図のようにロックピン3′は回転方
向に2個設けられ、これらのロックピン3′、3′を一
本のピン押しレバー3′′で押すようにしている。即
ち、回転部8のロック部4′から係合を外すときは、そ
れらロックピン3′、3′が共に外方へ移動してロック
を解除される。この状態からピン押しレバー3′′を戻
すと、第2図のように、その一方のロックピン3′は回
転部8のロック部4′の山の部分に当接し、他方のロッ
クピン3′が溝の部分にはまりこんで 係止状態とな
る。さらに、回転部8がそのロック部間のピッチの半分
だけ回転した状態では、他方のロックピン3′のみが係
止する。即ち、ロック部のピッチの1/2の回転毎に回
転部8即ちバケットを係止保持できるようになってい
る。 【0018】 【発明の効果】上記のように、この発明では、旋回機構
の駆動モーターを、基部のボス側においてそれらボスに
よって囲まれる空間部分の外側で、且つ、前後のボス間
に取り付けているので、互いに対向する左右一対のボス
間に作業機のアームや連結ピン等を差し込んで、バケッ
ト装置を作業機に取り付ける場合、アームや連結ピン等
が駆動モーターに干渉する心配がなく、従ってボスの高
さ位置を低くすることができる。 また、開閉式のバケ
ットを採用して旋回機構の中心にロータリージョイント
がある場合でも、従来のようにアーム等との干渉の可能
性が大きくなるようなことはなく、上記と同様にボスの
高さ位置を低くすることができる。 【0019】このため、装置全体をコンパクトにして小
型軽量化を図ることができるとともに、作業機側に取り
付けられるボス部分の負担も軽減することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る旋回式バケット装置
の側面図である。 【図2】上部シャーシーを外して内部を明瞭に示した平
面図である。 【図3】基板の上面部分を示した平面図である。 【図4】回転部の下面図である。 【図5】回転部分の一部を断面にした側面図である。 【図6】ロック装置の詳細図である。 【図7】ギヤー体とギヤー体ささえ体の縦断面図であ
る。 【図8】ロック部、回転部と回転ロック体との関係を示
す要部の分解斜視図である。 【符号の説明】 1、1′ 本体取り付け部(ボス) 2 油圧モーター 2′ 油圧モーターギヤー 3 回転ロック体 3′ ロックピン 3′′ ピン押しレバー 4 ロック部 4′ ロック部 5 ギヤー体 6 ギヤー体ささえ体 7 基板 7′ 基板取り付けボルト 8 回転部 9 本体バケット 10 開閉バケット 11 目くら板 12 2ポートロータリージョイント 13 バケット取り付けボルト 14 シャーシー 14′ シャーシー補力板 15 油圧シリンダー 16 油圧シリンダー取り付けピン 17 油圧シリンダー取り付けピン 18 開閉バケット取り付けピン 19 油圧ホース 20 ロータリージョイント回転止め 21 ロータリージョイント回転止め当り部 22 ロータリージョイント固定部 23 ロータリージョイント取り付けボルト 24 ロック部固定ボルト 25 回転ロック体取り付けボルト 26 グリースニップル 27 グリースシール 28 コイルスプリング 29 シール 30 凹状部 50 空間部分

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.作業機側へ取り付けるための互いに対向する左右一
    対のボスを前後に配置した基部の前記ボスとは反対側
    に、旋回機構を介してバケットを取り付けた旋回式バケ
    ット装置において、前記旋回機構の駆動モーターを、前
    記基部のボス側においてそれらボスによって囲まれる空
    間部分の外側で、且つ、前後のボス間に取り付けたこと
    を特徴とする旋回式バケット装置。 2.前記バケットは、本体バケットと開閉バケットから
    なる開閉式のバケットであって、そのバケットと旋回機
    構との間にバケット開閉用の油圧シリンダーを配置した
    請求項1記載の旋回式バケット装置。
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