JP2547926Y2 - 表面処理装置のバレルの蓋板のロック機構 - Google Patents

表面処理装置のバレルの蓋板のロック機構

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JP2547926Y2
JP2547926Y2 JP6515191U JP6515191U JP2547926Y2 JP 2547926 Y2 JP2547926 Y2 JP 2547926Y2 JP 6515191 U JP6515191 U JP 6515191U JP 6515191 U JP6515191 U JP 6515191U JP 2547926 Y2 JP2547926 Y2 JP 2547926Y2
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光男 和沢
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光男 和沢
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、多数の部品を多角筒
状のバレルに収納して処理液内で回転させることによっ
て、部品の表面洗浄、メッキ、防錆処理などを行う表面
処理装置に関するもので、バレルに設けられる部品投入
口を覆う蓋板のロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バレル回転式の表面処理装置は、図5に
示すように、懸吊フレーム1に中心軸2まわりに多角筒
状のバレル3が回転自在に軸支されており、懸吊フレー
ム1の上部に設けた上スプロケット4とバレル3に固定
した下スプロケット5とがチェーン6で連結され、バレ
ル3を処理槽7内に支持したときに、上スプロケット4
と同軸の従動スプロケット9が処理槽7の上部に装架し
た駆動チェーン10に係合して駆動され、バレル3を処
理槽7内で回転させる構造を備えている。
【0003】この構造の表面処理装置では、通常多数の
処理槽7が一直線に配置され、その配置方向に駆動チェ
ーン10が装架され、バレル3を懸吊した懸吊フレーム
1をクレーン等で吊り上げて複数の処理槽7の上部に順
次移動して当該処理槽内でバレルを所定時間回転させる
ことにより、バレル3に収容した部品に順次所望の表面
処理を施す構造となっている。
【0004】バレル3は、その多角筒状の周面の一部が
蓋板11で形成され、この蓋板11を開いてバレル3の
部品投入口を開く構造となっている。バレル3内への部
品の投入は、部品投入ステーション12の支持フレーム
13に懸吊フレーム1を載置し、従動スプロケット9を
部品投入ステーションに設けたバレル回転装置14に連
結して回転させることにより、バレル3の部品投入口の
位置決めを行い、蓋板11を開放して部品の投入や排出
を行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】バレル回転式の表面処
理装置は、比較的重量のある部品の大量処理に利用され
ることが多く、バレル3内に数10kgの部品が投入さ
れた状態でバレル3が回転駆動され、場合によっては上
下方向の往復振動が加えられる。このため蓋板11には
部品重量とその移動による衝撃に耐える強度が要求さ
れ、蓋板11のロック装置にも同様な強度が要求され
る。一般に強度の大きなロック装置は、その開閉にも大
きな力を必要とするので、部品の投入ステーション12
における蓋板11のロック、アンロックおよびその開閉
は、部品投入ステーション12に設けた蓋板開閉装置や
ロック機構駆動装置などで自動的に行わせるようにする
ことが望ましい。
【0006】蓋板11のロック機構として、トグル式の
ロック機構を設けたものが実用されているが、強度的に
充分なものとは言えず、また強度を大きくしようとする
と、ロック機構が大型となって懸吊フレーム1の幅が広
くなり、ひいては各処理槽の寸法も大きくしなければな
らないという問題が生ずる。
【0007】この考案は、コンパクトに構成することが
でき、蓋板11を開こうする大きな部品重量や衝撃力に
耐える充分な強度を有し、かつ部品投入ステーションに
設けたロック機構駆動装置によってそのロック、アンロ
ックを容易に自動化することができる、バレルの蓋板用
のロック機構を得ることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、懸吊フレーム
1に中心軸2まわりに回転自在に軸支された多角筒状の
表面処理装置のバレル3に設けられた部品投入口を覆う
蓋板11のロック機構の改良に関するものである。この
考案のロック機構は、蓋板11の開閉端の辺11aと平
行にバレル3に軸支され、両端に逆ネジ24、24を切
った作動杆22を備えている。この作動杆の一端には、
部品投入ステーション12に設けた駆動歯車40と噛合
して駆動される従動歯車28を固定し、両端のネジ2
4、24にはそれぞれナット部材25、25を螺合して
いる。
【0009】一方バレル3の両端には、作動杆22と交
差する方向のピン32まわりに揺動可能なロック部材3
0を設け、このロック部材30の先端をL形に屈曲して
その内面に楔面33を形成し、かつこのロック部材30
と前記ナット部材25とをロック部材30の揺動を許容
するような間隙34をもって連係している。
【0010】通常蓋板11は、多角筒状のバレル3の中
心軸と平行な方向の蝶番17によって枢支されて開閉さ
れる構造となっており、その蝶番17と対向する開閉端
の辺11aをロックするように、上記構造のロック機構
を設ける。一方部品投入ステーション12には、移動台
37等に搭載されて移動して従動歯車28と係脱する駆
動歯車40を備えたロック機構駆動装置35を設けてお
く。
【0011】
【作用】上記構造のロック機構のロック、アンロックは
以下の手順で行われる。懸吊フレーム1が部品投入ステ
ーション12の支持フレーム13上に搭載されると、従
動スプロケット9がバレル回転装置14の駆動スプロケ
ット15に連結され、部品投入口が上方を向くようにバ
レル3が回転駆動される。この状態においてロック機構
駆動装置35の駆動歯車40が従動歯車28に嵌合し、
作動杆22を回転させる。作動杆22の回転により両側
のナット部材25が各々外方へと移動し、この移動に伴
ってロック部材30が外側へ開き、その先端の係合部が
蓋板11から離れて蓋板11のロックが開放される。
【0012】また蓋板11を閉じた状態で作動杆22を
反対方向に回動させると、両側のナット部材25が内側
へと移動し、これに係合するロック部材30をピン32
まわりに蓋板11に向けて揺動させる。このときロック
部材30の係合部の楔面33は、蓋板11の端部上面に
当接して楔作用により蓋板11を強固に閉鎖する。この
閉鎖状態は駆動歯車40を従動歯車28から離隔させて
も緩むことがなく、また蓋板11に作用する開放力はロ
ック部材30の軸方向力によって保持されるので、ロッ
ク装置21に充分な強度を付与できる。また蓋板11か
らのロック部材30の離脱はネジ24の自己保持作用に
よって阻止されるので、バレル3がどのように運動して
もロック装置20が緩む危険はない。
【0013】
【実施例】図1ないし図4は、本考案の一実施例を示し
たものである。図5で説明した部材には同じ符号を付し
てその説明を省略する。
【0014】本実施例のバレル3は6角筒状を有してお
り、その一周面に蓋板11が設けられている。蓋板11
は、その奥側辺11bに中心軸2と平行な方向に設けた
蝶番17で、開閉自在にバレル3本体に装着されてい
る。蓋板11の手前側端面には、後述する蓋板開閉装置
と係合するローラ19が軸着されている。
【0015】蓋板のロック装置20は、蓋板の開閉端1
1aに沿うバレルの両隅に配設したブラケット21に回
転自在に設けた作動杆22を備えている。作動杆22
は、ブラケット21の内側面に当接するように配設した
止めナット23によって軸方向に移動不能である。作動
杆22の両端には、逆方向のネジ24が設けられてお
り、このネジ24と螺合するナット部材25に先端部に
垂直方向の係合溝26を設けたアーム27が固着されて
いる。作動杆22は、図上右側、即ちバレル回転用の下
スプロケット5の反対側に延長され、その延長端に従動
歯車28が固着されている。
【0016】一方、蓋板11を係止するロック部材30
は、その基端がバレル3の両端面に設けられたブラケッ
ト31にピン32で揺動自在に枢支されており、その先
端はL形に屈曲されて内面に楔面33が形成されてい
る。ロック部材30とアーム27とは係合溝26を介し
て連係されており、その連係部にはロック部材30のピ
ン32回りの揺動とアーム27の作動杆22の軸方向の
直線移動との連係を許容する間隙34が設けられてい
る。
【0017】ロック機構駆動装置35は、部品投入ステ
ーション12の支持フレーム13に架設された6角レー
ル36に摺動自在に移動台37を装着し、この移動台3
7を基端が不動部材に枢支されたシリンダ38でバレル
3に近接離隔自在に設け、移動台の上部に固着された正
逆転可能なモータ39の駆動軸に作動杆22の従動歯車
28と噛合する駆動歯車40を設けたものである。
【0018】蓋板11をアンロックするときは、バレル
回転駆動装置14で支持フレーム13に懸吊されたバレ
ル3を回転して部品投入口を所定の位置に位置決めし、
シリンダ38を縮退させて従動歯車28に駆動歯車40
を噛合させ、モータ39を正転させる。これにより作動
杆22が回転して、ナット部材25がバレル3から離隔
する方向に移動してロック部材を開放する。
【0019】逆にロックするときは、シリンダ38を縮
退させて従動歯車28と駆動歯車40とを噛合させたあ
と、モータ39を逆回転させ、ナット部材25をバレル
3と接近する方向に移動させてロック部材30を蓋板側
に揺動させる。このロック部材は、楔面33によって蓋
板11をバレル3本体に強固に締結する。
【0020】図4は蓋板開閉装置を示したもので、蓋板
開閉装置41は、支持フレーム13の端面に設けた図示
しないアリ溝と嵌合する摺動ブロック42を備えた摺動
フレーム43に有しており、この摺動フレーム43は、
基端が不動部材に枢着されたシリンダ44でバレルの端
面に対して近接離隔自在である。
【0021】摺動フレーム43の奥側面にブラケット4
5で回転自在に軸46を設け、軸46の先端に腕47を
設けると共に基端に大径歯車48を固設し、大径歯車4
8に摺動フレーム43に固設したモータ49のピニオン
50を噛合させる。腕47の先端は平面コ字形に屈曲さ
れ、前述のローラ19と嵌合する凹所51が形成されて
いる。
【0022】蓋板開閉操作は、ロック機構駆動装置でロ
ックが解除されたバレル3を図上右方向、即ち蓋板開閉
装置がある方向に120度回転して固定し、シリンダ4
4を縮退して凹所51をローラ19に嵌装し、モータ4
9を駆動して腕47を図上右方向に回転させる。これに
より、蓋板11が蝶番17回りに開放される。
【0023】蓋板11を閉鎖するときは、シリンダ44
を縮退して凹所51に開放状態にある蓋板のローラ19
に嵌装して腕47を図上左回動して閉じ、シリンダ44
を伸長して凹所51からローラ19を離脱させる。
【0024】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、部品重
量や衝撃力に耐える充分な締結強度を有し、かつコンパ
クトで簡単な構造のロック機構を提供することができ
る。また、本考案のロック機構は、ロック・アンロック
の操作が簡単であるから、部品投入ステーションにある
バレルの蓋体の開閉動作を自動化できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のロック機構を示した斜視図
【図2】ロック機構の正面図
【図3】ロック機構駆動装置の斜視図
【図4】蓋体開閉装置の斜視図
【図5】表面処理装置の斜視図
【符号の説明】
1 懸吊フレーム 2 中心軸 3 バレル 11 蓋板 11a 蓋板の開閉端の辺 24 ネジ 25 ナット部材 28 従動歯車 30 ロック部材 32 ピン 33 楔面 34 間隙 35 ロック機構駆動装置 40 駆動歯車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸吊フレーム(1) に中心軸(2) まわりに
    回転自在に軸支された多角筒状の表面処理装置のバレル
    (3) に設けられた部品投入口を覆う蓋板(11)のロック機
    構において、 蓋板(11)の開閉端の辺(11a) と平行に両端に逆ネジ(2
    4),(24) を切った作動杆(22)が軸支されており、この作
    動杆の一端には部品投入ステーション(12)に設けた駆動
    歯車(40)と噛合して駆動される従動歯車(28)が固定さ
    れ、両端のネジ(24),(24) にはそれぞれナット部材(2
    5),(25) が螺合され、バレル(3) の両端には作動杆(22)
    と交差する方向のピン(32)まわりに揺動可能なロック部
    材(30)が設けられ、このロック部材(30)の先端はL形に
    屈曲してその内面に楔面(33)が形成され、かつこのロッ
    ク部材(30)と前記ナット部材(25)とがロック部材(30)の
    揺動を許容するような間隙(34)をもって連係されている
    ことを特徴とする、表面処理装置のバレルの蓋板のロッ
    ク機構。
JP6515191U 1991-07-22 1991-07-22 表面処理装置のバレルの蓋板のロック機構 Expired - Lifetime JP2547926Y2 (ja)

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