JPH10139190A - 給紙制御方法及び装置 - Google Patents

給紙制御方法及び装置

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JPH10139190A
JPH10139190A JP8298735A JP29873596A JPH10139190A JP H10139190 A JPH10139190 A JP H10139190A JP 8298735 A JP8298735 A JP 8298735A JP 29873596 A JP29873596 A JP 29873596A JP H10139190 A JPH10139190 A JP H10139190A
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JP
Japan
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frequency
control
stepping motor
paper
starting
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JP8298735A
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Susumu Maruo
進 丸尾
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Fujitsu Peripherals Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙の搬送速度を高め、用紙の搬送ミスが生じ
た場合でも印刷速度を低下させることのない給紙制御方
法及び装置を提供することを目的とする。 【解決手段】スタッカーに収納された用紙をステッピン
グモータにより駆動されるピックローラによって搬送し
て供給するための給紙制御方法であって、用紙を給紙す
る際の最初のモータ制御において、ステッピングモータ
を、最大自起動周波数よりも低い起動周波数fs1で起
動してスルーアップ制御を行い、最大自起動周波数より
も高く最大応答周波数よりも低い駆動周波数ftで定速
駆動制御を行い、用紙の搬送ミスとなったときに、ステ
ッピングモータを一旦停止させ、起動周波数fs1より
も低い起動周波数fs2で起動してスルーアップ制御を
行い、最初の駆動周波数ftと同じ駆動周波数ftで定
速駆動制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ装置のス
タッカーに収納された用紙をステッピングモータにより
駆動されるピックローラによって搬送して供給するため
の給紙制御方法及び装置に関する。
【0002】近年において、プリンタ装置には多種多様
な用紙が用いられ、それらの用紙に高速で印刷すること
が要求されている。印刷速度の高速化を図るために、用
紙の給紙制御装置においても高速化を図り且つ給紙ミス
をしないことが要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来より、プリンタ装置のスタッカーに
収納された用紙を送りだすためのピックローラの駆動
に、ステッピングモータが用いられている。ステッピン
グモータは、最大自起動周波数fcよりも低い周波数で
起動してスルーアップ制御を行った後、最大応答周波数
fmよりも低い駆動周波数で定速駆動制御を行うのが一
般的である。駆動周波数を大きくするとステッピングモ
ータの回転速度が高くなり、それだけ用紙の搬送速度が
速くなり、それだけ印刷の高速化を図ることができる。
【0004】しかし、ステッピングモータの駆動トルク
は駆動周波数が高い程低い。また、用紙の搬送に必要な
負荷力又は駆動力は、用紙の種類や湿度などの条件によ
って変化する。したがって、搬送速度が速すぎると、用
紙の負荷力がピックローラによる搬送力よりも大きくな
り、用紙を正常に搬送することができない場合が生じ
る。
【0005】そのため、従来においては、搬送ミスが生
じたときに駆動周波数を下げて再起動することが行われ
ている(特開昭61−77991号公報)。すなわち、
図6に示すように、用紙を給紙する際の最初のモータ制
御において、低い起動周波数fsでステッピングモータ
を起動してスルーアップ制御を行い、駆動周波数ft1
で定速駆動制御を行う。そして、もしこの間に用紙が正
常に搬送されなかったときには、同じ起動周波数fsで
再度起動した後、初回の駆動周波数ft1よりも低い駆
動周波数ft2で定速駆動制御を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の給紙制
御方法によると、2回目の駆動周波数ft2を低くする
ことによって、ステッピングモータのトルクが大きくな
り且つ用紙の搬送速度が遅くなるので、用紙の搬送ミス
を防止することが可能となる。
【0007】しかし、従来の給紙制御方法では、駆動周
波数をft1からft2に低下させているので、それだ
け用紙の搬送速度が低下してしまい、これがプリンタ装
置の印刷速度を低下させる結果となっていた。
【0008】また、起動周波数fsを低く設定している
ので、駆動周波数ft1に達するまでの間の平均搬送速
度が低くなり、搬送ミスのない正常時においても用紙の
搬送速度を上げることができず、結果としてプリンタ装
置の印刷速度を低下させることとなっていた。
【0009】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、用紙の搬送速度を高め、用紙の搬送ミスが生じた
場合でも印刷速度を低下させることのない給紙制御方法
及び装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、スタッカーに収納された用紙をステッピングモー
タにより駆動されるピックローラによって搬送して供給
するための給紙制御方法であって、用紙を給紙する際の
最初のモータ制御において、前記ステッピングモータ
を、最大自起動周波数よりも低い起動周波数fs1で起
動してスルーアップ制御を行い、最大自起動周波数より
も高く最大応答周波数よりも低い駆動周波数ftで定速
駆動制御を行い、用紙の搬送ミスとなったときに、前記
ステッピングモータを一旦停止させ、前記起動周波数f
s1よりも低い起動周波数fs2で起動してスルーアッ
プ制御を行い、前記駆動周波数ftと同じ駆動周波数f
tで定速駆動制御を行う。
【0011】請求項2の発明に係る装置は、ステッピン
グモータを、最大自起動周波数よりも低い起動周波数f
sで起動するモータ起動手段と、起動した前記ステッピ
ングモータを、起動周波数fsから駆動周波数ftまで
スルーアップ制御を行うスルーアップ制御手段と、スル
ーアップした前記ステッピングモータを、前記駆動周波
数ftで定速駆動制御を行う定速駆動手段と、前記用紙
が前記スタッカーから送り出されたことを検出する給紙
センサと、前記ステッピングモータが起動してから所定
時間内に前記給紙センサが用紙を検出しないときに搬送
ミスであると判断する搬送ミス判定手段と、搬送ミスと
なったときに、前記ステッピングモータを一旦停止さ
せ、前記起動周波数fsを低く設定して再起動する再起
動手段と、を有して構成される。
【0012】本発明においては、1枚の用紙を給紙する
際に、1回のモータ制御で搬送ミスが生じた場合には何
回かのリトライ(再起動)を行う。リトライ時において
は、ステッピングモータの起動周波数を順次低くしてい
く。しかし、スルーアップ後の定速駆動制御において
は、最初もリトライ時も同一の駆動周波数ftとする。
【0013】用紙には、紙又は合成樹脂からなるフィル
ム又はシートなどが含まれる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る給紙部11を
内蔵したプリンタ装置1の要部の斜視図である。
【0015】図1において、プリンタ装置1は、給紙部
11、印刷部12、図示しない排紙部、及びこれらを制
御する制御部13からなる。給紙部11は、用紙PPを
収納するスタッカー21、ピックローラ22、ステッピ
ングモータ23、伝達機構24、給紙センサ25などか
らなる。印刷部12は、レジストローラ31、感光体ド
ラム32、図示しない帯電器、現像器などからなる。
【0016】ピックローラ22は、合成樹脂又は合成ゴ
ムなどからなり、スタッカー21に収納されている用紙
PPの上面に押圧された状態で回転することによって、
用紙PPを1枚ずつスタッカー21から送り出す。用紙
PPが送りだされると、それが給紙センサ25により検
出される。給紙センサ25は、用紙PPを検出すること
によって検出信号S1を出力する。検出信号S1は用紙
PPが正常に送り出されたか否か、つまり搬送ミスが生
じていないかどうかを確認するために用いられる。
【0017】ステッピングモータ23は、制御部13の
制御によって駆動される。ステッピングモータ23の回
転駆動力は、ギヤ又はベルトなどの伝達機構24を介し
てピックローラ22に伝達される。
【0018】用紙PPが給紙部11によって正常に送り
出されると、用紙PPの先端は1対のレジストローラ3
1の間に当接して停止する。その後、レジストローラ3
1が回転を始めると、用紙PPが感光体ドラム32に搬
送され、そこで所定の文字又は画像が印字される。
【0019】図2は制御部13の構成を示すブロック図
である。図2において、制御部13は、CPU(中央処
理装置)41、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
42、ROM(リード・オンリー・メモリ)43、I/
Oポート44、パルス発生器45、これらを互いに接続
するバスBS、パルス分配器46、及びモータ駆動器4
7などからなる。
【0020】RAM42には、ステッピングモータ23
を制御するための起動周波数fs1,fs2,fs3の
各値、リトライの回数N、タイマーTMの計時時間、用
紙ジャムの規定時間、その他、制御に必要な種々のデー
タが格納されている。RAM42は、制御のための演算
処理に当たっての作業領域としても用いられる。
【0021】ROM43には、ステッピングモータ23
のモータ制御に必要なプログラム及びデータを始めとし
て、給紙部11及び印刷部12の制御に必要なプログラ
ム及びデータが格納されている。I/Oポート44は、
給紙センサ25から出力される検出信号S1の入力、そ
の他の種々のセンサやデバイスの入出力のためのインタ
フェースである。
【0022】パルス発生器45は、CPU41からの指
令によって所定の周波数のパルスを発生する。パルス分
配器46は、パルス発生器45からのパルスに基づい
て、ステッピングモータ23の制御に必要な各相の励磁
パルスを発生する。モータ駆動器47は、各相の励磁パ
ルスに応じてスイッチング動作し、ステッピングモータ
23に駆動電力を供給する。これらパルス発生器45、
パルス分配器46、モータ駆動器47のそれ自体は公知
のものである。
【0023】CPU41には、ソフト的にタイマーTM
が設けられている。タイマーTMは、ステッピングモー
タ23の起動によって計時を開始し、所定の時間を計時
したときにタイムアップする。但し、その間に検出信号
S1が出力された場合にはリセットされる。その他、C
PU41は、後述するフローチャートの処理を実行する
など、制御部13の全体を制御する。給紙部11及び制
御部13の一部によって、本発明における給紙制御装置
が構成されている。
【0024】次に、給紙制御装置の動作について説明す
る。図3は制御部13によるモータ制御の様子を示すタ
イミング図、図4はステッピングモータ23のトルク特
性図である。
【0025】図4において、横軸は励磁パルス周波数、
縦軸は負荷トルクである。ステッピングモータ23は、
最大自起動周波数fcよりも低い領域である自起動周波
数領域内において起動される。最大自起動周波数fcで
はトルクが零であるので、最大自起動周波数fcよりも
低い周波数で起動される。
【0026】通常時において、ピックローラ22を回転
させて用紙PPを搬送するのに必要な負荷トルクが通常
トルクTcである。通常トルクTcが得られる起動周波
数が通常周波数fscである。ステッピングモータ23
は、通常トルクTcよりも大きい起動トルクTsが得ら
れる起動周波数fs1,2,3…で起動される。つま
り、起動周波数fs1,2,3…は通常周波数fscよ
りも低い。
【0027】1枚の用紙PPを給紙する際に、ステッピ
ングモータ23の最初のモータ制御においては、起動周
波数がfs1に設定される。起動周波数fs1は、通常
トルクTcに対して余裕を見たトルクを発生することの
できる周波数である。最初のモータ制御によって搬送ミ
スが生じた場合に、再起動を行う。再起動時のモータ制
御においては、最初の起動周波数fs1よりも低い起動
周波数fs2に設定される。再起動によっても搬送ミス
が生じた場合には、起動周波数fs2よりも低い起動周
波数fs3に設定してさらに再起動を行う。つまり、1
枚の用紙PPについての搬送ミスが生じる毎に、起動ト
ルクTsをTs1、Ts2、Ts3というように順次大
きく設定する。
【0028】図3において、時刻t0において、起動周
波数fs1によりステッピングモータ23を起動する。
時刻t1までの間において、スルーアップ制御を行う。
スルーアップ制御において、周波数を直線的に上昇させ
る方法、又は起動をより円滑にするためにS字状のカー
ブを描いて上昇させる方法が用いられる。
【0029】時刻t1において駆動周波数ftに達す
る。駆動周波数ftは最大応答周波数fmよりも若干低
い周波数である。その後、駆動周波数ftにて定速駆動
制御を行う。給紙が正常に行われたならば、時刻t2に
おいて給紙センサ25が検出信号S1を出力するはずで
あるが、ここでは搬送ミスのために検出信号S1が出力
されない。検出信号S1が出力されない状態で、時刻t
3においてタイマーTMがタイムアップし、ステッピン
グモータ23のスルーダウン制御を行う。時刻t4にお
いて起動周波数fs1まで下降して停止する。
【0030】時刻t5においてステッピングモータ23
の再起動を行う。再起動時においては、最初の起動周波
数fs1よりも低い起動周波数fs2により起動する。
時刻t6までの間において、スルーアップ制御を行う。
時刻t6において最初と同じ駆動周波数ftに達する。
その後、最初と同じ駆動周波数ftにて定速駆動制御を
行う。今回は給紙が正常に行われたので、時刻t6にお
いて給紙センサ25が検出信号S1を出力する。検出信
号S1は、用紙PPが通過することによって、時刻t7
においてオフする。タイマーTMは、検出信号S1によ
ってリセットされ、タイムアップしない。時刻t8にお
いて給紙が完了したので、スルーダウン制御を行う。時
刻t9において起動周波数fs2まで下降して停止す
る。給紙の完了は、例えば、時刻t6又はt7から所定
の時間を経過したとき、又は用紙PPがレジストローラ
31に設けられたセンサにより検出されたときとする。
【0031】時刻t又は時間の数値例を挙げると、時刻
t0から時刻t1までは30〜50ms、時刻t0から
時刻t3までは150〜200ms、時刻t2から時刻
t3までは10〜20ms、時刻t4から時刻t5まで
は10〜20ms、時刻t6から時刻t8までは200
〜500msである。
【0032】図5は給紙制御の処理又は動作を示すフロ
ーチャートである。図5において、まず、モータ制御の
回数を示す変数nを1に設定する(#11)。変数nの
値に応じた起動周波数fsnをRAM42から取得する
(#12)。起動周波数fsnでステッピングモータ2
3を起動する(#13)。スルーアップ制御を行う(#
14)。駆動周波数ftで定速駆動制御を行う(#1
5)。タイマーTMがタイムアップすると(#16でイ
エス)、搬送ミスと判断し、ステッピングモータ23を
停止する(#17)。
【0033】変数nが設定値N(例えば「3」)に達し
ていなければ(#18でノー)、変数nに1を加え(#
20)、ステップ#12に戻って再起動を行う。変数n
が設定値Nに達していれば(#18でイエス)、給紙不
能(給紙ミス)であるとして警報を出す(#19)。
【0034】ステップ#16でタイムアップしていない
場合には、給紙完了となるまで定速駆動制御を行う(#
21でノー、#15)。給紙完了となると、ステッピン
グモータ23を停止する(#22)。
【0035】上述の給紙制御装置によると、最初のモー
タ制御においては比較的高い周波数である起動周波数f
s1によってステッピングモータ23の起動を行うの
で、短時間で駆動周波数ftに達する。したがって、駆
動周波数ftに達するまでの平均搬送速度が速くなるこ
とも相まって、搬送ミスのない正常時における用紙の搬
送速度を上げることができる。駆動周波数ftは高く設
定されているので、高速で定速駆動制御が行われる。こ
れによって、プリンタ装置1の印刷速度の向上が図られ
る。
【0036】搬送ミスが生じた場合には、最初の起動周
波数fs1よりも低い起動周波数fs2により起動され
るので、ピックローラ22の回転速度が遅くなり、用紙
PPとピックローラ22との間の空転が防止される。ま
た、ピックローラ22のトルクが大きくなるので、用紙
PPの摩擦力に打ち勝って送りだすことが可能となる。
これによって、ピックローラ22の摩耗や硬化などによ
るピック力の低下、又は用紙PPと用紙PPとの間の摩
擦力の変動などの要因による搬送ミスが低減され、用紙
PPをより一層確実に給紙することができる。
【0037】しかも、スルーアップ制御の後の定速駆動
制御においては、最初もその後も駆動周波数ftが同一
であるので、用紙PPを高速で搬送することができ、プ
リンタ装置1の印刷速度の向上が図られる。しかも、駆
動周波数ftが一定であるので、制御が容易である。
【0038】そして、最初の起動周波数fs1は、通常
負荷に対するマージンを少なく見積もって設定すること
ができるので、搬送ミスをできるだけ少なくし且つ搬送
速度を速くすることができる。給紙不能とする直前の起
動周波数fs3は、ステッピングモータ23のトルクが
最大に近くなるように設定しておけばよい。
【0039】上述のフローチャートにおいて、ステップ
#12及び13の処理を行う部分が本発明のモータ起動
手段に、ステップ#14がスルーアップ制御手段に、ス
テップ#15が定速駆動手段に、ステップ#16が搬送
ミス判定手段に、ステップ#18及び20が再起動手段
に、それぞれ対応する。
【0040】上述の実施形態において、各時刻tの値、
時刻tと時刻tとの間隔、設定値Nの値などは、適宜変
更することができる。印刷部12の構成は種々のものと
することができる。スタッカー21は用紙PPを収納す
るものであり、その形状、寸法を問わない。給紙センサ
25として、機械式、光電式、磁気式などの種々の方式
のセンサを用いることができる。その他、プリンタ装置
1の各部又は全体の構成、形状、配置、動作の内容又は
順序などは、本発明の主旨に沿って適宜変更することが
できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によると、用紙の
搬送速度を高め、用紙の搬送ミスが生じた場合でも印刷
速度を低下させることのない給紙制御方法及び装置を提
供することができる。
【0042】特に、最初のモータ制御においては比較的
高い起動周波数fs1によってステッピングモータの起
動を行うので、駆動周波数ftに達するまでに時間が短
縮され且つ平均搬送速度が速くなり、正常時における用
紙の搬送速度を上げることができる。
【0043】搬送ミスが生じた場合には、最初の起動周
波数fs1よりも低い起動周波数fs2により起動され
るので、用紙とピックローラとの間の空転が防止され、
またピックローラのトルクが大きくなるので用紙の摩擦
力に打ち勝って送り出すことが可能となる。これによっ
て、ピックローラのピック力の低下又は用紙間の摩擦力
の変動などの要因による搬送ミスが低減され、用紙をよ
り一層確実に給紙することができる。
【0044】しかも、定速駆動制御においては最初もそ
の後も駆動周波数ftが同一であるので、用紙を高速で
搬送することができ、印刷速度の向上が図られる。しか
も、駆動周波数ftが一定であるので制御が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙部を内蔵したプリンタ装置の
要部の斜視図である。
【図2】制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】制御部によるモータ制御の様子を示すタイミン
グ図である。
【図4】ステッピングモータのトルク特性図である。
【図5】給紙制御の動作を示すフローチャートである。
【図6】従来の給紙制御を示すタイミング図である。
【符号の説明】
11 給紙部(給紙制御装置) 13 制御部(給紙制御装置) 21 スタッカー 22 ピックローラ 23 ステッピングモータ 25 給紙センサ 41 CPU(モータ起動手段、スルーアップ制御手
段、定速駆動手段、搬送ミス判定手段、再起動手段) PP 用紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタッカーに収納された用紙をステッピン
    グモータにより駆動されるピックローラによって搬送し
    て供給するための給紙制御方法であって、 用紙を給紙する際の最初のモータ制御において、前記ス
    テッピングモータを、最大自起動周波数よりも低い起動
    周波数fs1で起動してスルーアップ制御を行い、最大
    自起動周波数よりも高く最大応答周波数よりも低い駆動
    周波数ftで定速駆動制御を行い、 用紙の搬送ミスとなったときに、前記ステッピングモー
    タを一旦停止させ、前記起動周波数fs1よりも低い起
    動周波数fs2で起動してスルーアップ制御を行い、前
    記駆動周波数ftと同じ駆動周波数ftで定速駆動制御
    を行う、 ことを特徴とする給紙制御方法。
  2. 【請求項2】スタッカーに収納された用紙をステッピン
    グモータにより駆動されるピックローラによって搬送し
    て供給するための給紙制御装置であって、 前記ステッピングモータを、最大自起動周波数よりも低
    い起動周波数fsで起動するモータ起動手段と、 起動した前記ステッピングモータを、起動周波数fsか
    ら駆動周波数ftまでスルーアップ制御を行うスルーア
    ップ制御手段と、 スルーアップした前記ステッピングモータを、前記駆動
    周波数ftで定速駆動制御を行う定速駆動手段と、 前記用紙が前記スタッカーから送り出されたことを検出
    する給紙センサと、 前記ステッピングモータが起動してから所定時間内に前
    記給紙センサが用紙を検出しないときに搬送ミスである
    と判断する搬送ミス判定手段と、 搬送ミスとなったときに、前記ステッピングモータを一
    旦停止させ、前記起動周波数fsを低く設定して再起動
    する再起動手段と、 を有してなることを特徴とする給紙制御装置。
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