JPH10139174A - シート状材の搬送供給装置及び方法 - Google Patents

シート状材の搬送供給装置及び方法

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JPH10139174A
JPH10139174A JP31121596A JP31121596A JPH10139174A JP H10139174 A JPH10139174 A JP H10139174A JP 31121596 A JP31121596 A JP 31121596A JP 31121596 A JP31121596 A JP 31121596A JP H10139174 A JPH10139174 A JP H10139174A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 搬送先でのセットが簡単にでき、薄いシート
状材でも取り扱うことができる。 【解決手段】 第1の位置決め孔101と第2の位置決
め孔102を設けたシート状材100を一枚毎に分離し
て所定の位置まで搬送し、第1の位置決め孔と対応する
シート状材用の位置決めピンを第1の位置決め孔に挿入
して位置決めベース上にシート状材を位置決めする。位
置決めベース上に位置決めされたシート状材の第1の位
置決め孔に、セッティングピン110の軸部110Aを
挿入した後、セッティングピンと共にシート状材をピッ
クアップして第1の位置決め孔に対応した第1のセッテ
ィング用孔55と第2の位置決め孔に対応した第2のセ
ッティング用孔56とを有するセッティングプレート5
1上まで搬送し、セッティングピンを第1のセッティン
グ用孔に挿入係合させてセッティングプレート上にシー
ト状材をセットし、この状態でシート状材を所定の位置
に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数積み重ねられ
た状態で供給される紙やフィルム等のシート状材を一枚
毎に分離し、所定の位置に搬送して供給するのに好適な
シート状材の搬送供給装置及び方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、シート状の紙やフィルム等を重
ねた状態から一枚毎に分離し、所定の場所に位置決めす
る場合、そのシート状材が積み重ねられている供給位置
でシート状材を一枚毎に真空チャックにより吸い上げ、
ブラシまたは邪魔板等で静電気による2枚重ねを防止し
た後、一枚のみを分離し、移載機構により所定の場所に
移す方法が用いられている。この方法では、シート状材
の位置決めを搬送先(上記所定の場所)にて行うように
しており、したがって搬送先に位置決め用の機構を必要
とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のシート状材の供給方法では、シート状材の搬送先に位
置決め用の機構を必要としている。このため、搬送先で
の構造が複雑化するとともに、その設置面積も大きく必
要とすると言う問題点があった。また、特に薄いシート
状フィルムを取り扱う場合には、単に真空チャックによ
り吸い上げて搬送する場合には、搬送途中でフィルムが
撓んだりして変形し、搬送がしずらく、移転先でもセッ
トしずらい言う問題点があった。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は搬送先でのセットが簡単にできる
とともに、薄いシート状材でも取り扱うことができるシ
ート状材の搬送供給装置を提供することにある。さら
に、他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らか
にして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、シート状材の搬送供給装置としては、図面
に例示した形態の符号を用いると、次の技術手段(か
ら)を講じたことを特徴とする。すなわち、 第1
の位置決め孔101と第2の位置決め孔102を設けて
なるシート状材100を複数積み重ねた状態で供給する
供給部1と、供給部1に配置された一番上のシート状材
100を吸着し所定の位置まで搬送する第1の移載部2
と、 第1の移載部2により搬送されて来るシート状
材100がセットされる位置決めベース32と、位置決
めベース32上にセットされたシート状材100の第1
の位置決め孔101と対応している位置に挿入されるシ
ート状材用位置決めピン31と、シート状材用位置決め
ピン31を介してシート状材100を位置決めベース3
2上に位置決めする位置決め手段(スライドベース3
3、回転スライド34、駆動用カム35)とを有してな
る位置決め部3と、 第1の位置決め孔101の内径
と略対応した外径を有しているとともにシート状材10
0の厚みよりも大きい長さの軸部110Aを持つセッテ
ィングピン110と、セッティングピン110の軸部
110Aを位置決めベース32上のシート状材100の
第1の位置決め孔101内に挿入するためのセッティン
グピン挿入手段(吸着パッド43、吸着チャック44
等)と、セッティングピン110が挿入されたシート状
材100をセッティングピン110と共にピックアップ
して搬送する第2の移載部4と、 第1の位置決め孔
101に対応した第1のセッティング用孔55と第2の
位置決め孔102に対応した第2のセッティング用孔5
6とを有し、第2の移載部4で搬送されて来るシート状
材100が、セッティングピン110が第1のセッティ
ング用孔55内に挿入係合された状態で載せられるセッ
ティングプレート51と、第2のセッティング用孔10
2と対応した位置にセッティングプレート位置決めピン
54を有して、セッティングプレート位置決めピン54
が第2のセッティング用孔56に挿入された状態でセッ
ティングプレート51がシート状材100と共に載せら
れるバックアップベース53とを設けてなるセッティン
グ部5、とを備えてなる構成としたものである。
【0006】また、上記目的を達成するために、シート
状材の搬送供給方法としては、図面に例示した形態の符
号を用いると、次の技術手段を講じたことを特徴とす
る。すなわち、第1の位置決め孔101と第2の位置決
め孔102を設けてなるシート状材100を一枚毎に分
離して所定の位置まで搬送し、第1の位置決め孔101
と対応しているシート状材用位置決めピン31を第1の
位置決め孔101内に挿入させて位置決めベース32上
にシート状材100を位置決めするとともに、位置決め
ベース32上に位置決めされたシート状材100の第1
の位置決め孔101に、第1の位置決め孔101の内径
と略対応した外径で、かつシート状材100の厚みより
も大きい長さの軸部110Aを持つセッティングピン1
10の軸部110Aを挿入し、その後、セッティングピ
ン110と共にシート状材100をピックアップして第
1の位置決め孔101に対応した第1のセッティング用
孔55と第2の位置決め孔102に対応した第2のセッ
ティング用孔56とを有したセッティングプレート51
上まで搬送し、セッティングピン110を第1のセッテ
ィング用孔55内に挿入係合させてセッティングプレー
ト51上にシート状材100をセットし、このセットし
た状態でシート状材100を所定の位置に供給するよう
にしたものである。
【0007】これによれば、セッティングピンでシート
状材をセッティングプレート上に位置決めし、このセッ
ティングプレート上にシート状材を載せた状態で搬送先
へ搬送するので、搬送先でのセットが簡単に行える。ま
た、セッティングプレート毎、マガジン等に収納するこ
とで、ある程度まとまった単位でシート状材の搬送・取
り出しができるとともに、薄いフィルム等であっても取
り扱いが簡単になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる形態は、本発明の好適な具体例であるから技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0009】まず、本発明のシート状材の搬送供給装置
の概略構成について説明する。この搬送供給装置は、図
2に示すように供給部1と、第1の移載部2と、位置決
め部3と、第2の移載部4と、セッティング部5とで構
成されている。また、ここで取り扱うシート状材100
は、図3に例示すように、長方形(矩形)をしたシート
状のフィルムを一例としており、このシート状材100
は四隅に第1の位置決め孔101を設けているととも
に、それぞれ短辺側において第1の位置決め孔101と
の中間に第2の位置決め孔102が設けられている。な
お、これら位置決め孔101,102の孔径及びピッチ
の寸法精度は高精度に加工されている。そして、このシ
ート状材100は、図4に示すように、上面が開口され
ているトレイ6内に200〜300枚重ねて収納され、
これが供給部1にセットされる。
【0010】さらに、各部の構成について詳述すると、
図5は供給部1の周辺構造を概略的に示している。この
供給部1にはプレート11が配置されており、そのプレ
ート11上に上記トレイ6が配置される。また、プレー
ト11の下面側にはロッド12が取り付けられており、
このロッド12が装置本体7に取り付けられているスラ
イドガイド13によって上下方向にスライド自在に保持
されている。さらに、スライドガイド13とプレート1
1との間に位置して、ロッド12には圧縮バネ14が取
り付けられており、この圧縮バネ14の反発力でプレー
ト11を所定の位置まで常に押し上げた状態になってい
る。一方、プレート11上に配置されたトレイ6の上方
には、邪魔板15とエアブロー16、及び第1の移載部
2とが配設されている。このうち、邪魔板15は、第1
の移載部2により保持されたシート状材100が静電気
により2枚密着した状態に保持された場合、エアブロー
16により吹かれたシート状材100を撫でることによ
って2枚目のシート状材100を分離し、1枚だけをピ
ックアップして保持させるようになっている。
【0011】第1の移載部2は、供給部1にセットされ
たトレイ6内のシート状材100をピックアップして、
これを位置決め部3まで搬送するものであり、プレート
21と、このプレート21に取り付けられた先端に吸着
パッド22を有する複数の吸着チャック23と、複数の
スリーブ24とで構成されており、プレート21が図示
せぬアクチュエータの動作により上下方向に移動できる
ようになっている。なお、プレート21上の側縁部分に
は複数箇所に下向きに配置されたエアブロー39が設け
られている。そして、この第1の移載部2では、プレー
ト21がアクチュエータにより下降されて吸着パッド2
2がトレー6内における一番上のシート状材100に当
接されると、このシート状材100が吸着チャック2
3,スリーブ24により真空吸着され、その後、プレー
ト21がアクチュエータにより上昇移動される。続い
て、位置決め部3上まで水平移動され、その後、所定の
位置まで下降されて吸着が解かれる。これによって、シ
ート状材100を位置決め部3上に移載できるようにな
っている。一方、第1の移載部2におけるスリーブ24
は、プレート21の下面より真っ直ぐ下側に向かって伸
びる状態にして、シート状材100の第1の位置決め孔
101と対応して4つ設けられている。また、各スリー
ブ24は中空状に形成されており、その内部の孔25は
第1の位置決め孔101の内径よりも幾分大きく、後述
する位置決め部3におけるシート状材用位置決めピン3
1を軽く挿入できる状態になっている。
【0012】位置決め部3は、第1の移載部2によって
搬送されたシート状材100を位置決めベース32とシ
ート状材用位置決めピン31とで位置決めするものであ
って、図6及び図7に示すように、上下方向に延ばされ
た状態で装置本体7に取り付けられているロッド12a
に、スライドガイド38を介して上下方向に移動可能に
取り付けられているスライドベース33と、このスライ
ドベース33上に配設されている回転スライド34と、
この回転スライド34を駆動するカム35等で構成され
ている。なお、回転スライド34、回転スライド34は
請求項1の位置決め手段に相当している。
【0013】位置決め部3における位置決めベース32
は、スライドベース33の上方に配置されていて、シー
ト状材100の第1の位置決め孔101に対応した4つ
の位置には、シート状材用位置決めピン31が上下に貫
通される孔36(図6参照)が形成されている。また、
この孔36はシート状材用位置決めピン31の外径より
も大きく形成され、かつ孔36はシート状材100の第
1の位置決め孔101と同じ孔径であり、この孔36内
でシート状用位置決めピン31が水平方向に動き得る状
態になっている。さらに、位置決めベース32の上面に
は、バキューム手段37を介して図示せぬバキューム源
に接続されている孔(不図示)が複数形成されており、
この位置決めベース32の上に配置されたシート状材1
00を吸着して位置決めできる構造になっている。
【0014】位置決め部3におけるスライドベース33
は、図示せぬアクチュエータの動作により上下方向に移
動できるようになっている。また、スライドベース33
上に配置されたシート状材用位置決めピン31は、位置
決めベース32に対応している4つの位置で、各々回転
スライド34上に取り付けられている。さらに、各シー
ト状材用位置決めピン31は、回転スライド34の回転
中心O(図10参照)から偏心している位置に設けられ
ており、各シート状材用位置決めピン31がシート状材
100の第1の位置決め孔101にそれぞれ挿入された
状態で、カム35が図示せぬ手段により回転されると、
図9及び図10に示すように、各シート状材用位置決め
ピン31が外側に移動し、各第1の位置決め孔101内
でシート状材100に放射状に外側へ向かう力F(図1
0参照)をそれぞれ付与し、これによりシート状材10
0を位置決めするようになっている。さらに、この位置
決め部3では、スライドベース33が図示せぬアクチュ
エータにより下方に移動されると、図7に示すようにシ
ート状材用位置決めピン31の先端が位置決めベース3
2の下側まで退避し、逆に上方に移動されると、図6に
示すようにシート状材用位置決めピン31の先端が位置
決めベース32上より大きく突出できる構造になってい
る。また、シート状材用位置決めピン31が上昇して、
その先端が位置決めベース32より突出されている状態
で、第1の移載部2によりシート状材100が搬送され
て来て、これが下降されると、スリーブ24の孔25内
にシート状材用位置決めピン31が挿入される。そし
て、この挿入された時点で、第1の移載部2側でシート
状材100をチャックしていた吸着力を解くとともに、
逆にエアブローすることにより、シート状材100を位
置決めベース32側に落とすと、シート状材100を位
置決めベース32上に移載することができる。次いで、
カム35を介して回転スライド34と共にシート状材用
位置決めピン31を回転させるとシート状材100を位
置決めベース32上に位置決めることができ、さらに位
置決めベース32による真空吸着を行わせると同時にエ
アブロー39からのエアブローにてシート状材100を
押さえつけ、位置決め後のシート状材100を位置決め
ベース32上に位置決め保持しておくことができる。
【0015】第2の位置決め部4は、位置決め部3で位
置決めベース32上に位置決めされたシート状材100
を吸着により取り出し、セッティング部5に置かれてい
るセッティングプレート51上に移載するものであっ
て、図7及び図11に示すように、プレート41と、こ
のプレート41に取り付けられたシート状材用吸着チャ
ック42と、吸着面が平らな吸着パッド43と、セッテ
ィングピン用吸着チャック44により構成されている。
このうち、セッティングピン用吸着チャック44は、シ
ート状材100の第1の位置決め孔101に対応して4
箇所の位置に設けられており、このセッティング用吸着
チャック44の部分でセッティングピン110を吸着保
持して、このセッティングピン110を第1の位置決め
孔101にセットできる構造になっている。なお、ここ
でのセッティングピン110は、図1に詳細に示してい
るように、第1の位置決め孔101の内径と略等しい外
径をした軸部110Aと、この軸部110Aの一端に第
1の位置決め孔101の内径よりも大きい外径をした扁
平な頭部110Bとで構成されている。また、セッティ
ングピン用吸着チャック44は、図8に細部構造を示す
ように、軸部110Aを下側にして頭部110Bを受け
入れて位置決めすることができる、図示せぬ真空源に通
じている吸着系44aと繋がっている凹所46と、シー
ト状材100にエアブローをすることができる吸着及び
吐き出し系44bと、シート材100に向かってイジェ
クトピン47を突き出させるプランジャ48とで構成さ
れている。凹所46内には、吸着系44aの開口の外側
を囲んだ状態にしてシール用のOリング49が配設され
ている。なお、吸着パッド43、吸着チャック44等は
請求項1のセッティングピン110の挿入手段に相当し
ている。
【0016】そして、この第2の位置決め部4では、セ
ッティングピン用吸着チャック44でセッティングピン
110を吸着保持さた状態で位置決め部3の位置決めベ
ース32上まで移動され、スライドベース33と共にシ
ート状材用位置決めピン31が上昇するのとは逆に下降
し、位置決めベース32上のシート状材100の第1の
位置決め孔101内にセッティングピン110の軸部1
10Aを挿入係合される。また、セッティングピン11
0の軸部110Aが第1の位置決め孔101内に挿入係
合された時点で、位置決めベース32側の吸着が解除さ
れ、逆にシート状材用吸着チャック42の吸着が開始さ
れて、シート状材100は第2の位置決め部2に保持さ
れ、これがセッティング部5に搬送される。
【0017】セッティング部5には、図11及び図12
に示すように、ロッド52にて上下方向に移動可能なバ
ックアップベース53と、このバックアップベース53
上にセットされるセッティングプレート51が配設され
ている。また、バックアップベース53の上面には、シ
ート状材100の第2の位置決め孔102に対応して2
つのセッティングプレート位置決めピン54が上方に突
出した状態にして設けられている。一方、セッティング
プレート51は、シート状材100と同じ矩形状に形成
されており、シート状材100の第1の位置決め孔10
1と対応して第1のセッティング用孔55(図1,図1
3を参照)が形成されているとともに、第2の位置決め
孔102(これはセッティングプレート位置決めピン5
4にも対応している)に対応して第2のセッティング用
孔56(図1,図13を参照)が形成されている。な
お、このセッティングプレート51は、図11及び図1
3に示すように、第2のセッティング孔56にセッティ
ングプレート位置決めピン54を挿入させた状態にし
て、バックアップベース53上に予めセットされる。
【0018】そして、このセッティング部5では、第2
の位置決め部4でセッティングピン110が第1の位置
決め孔101にセットされたシート状材100が搬送さ
れて来ると、セッティングプレート51がセットされて
いるバックアップベース53上に、そのセッティングプ
レート51の上面より突出されているセッティングプレ
ート位置決めピン54を第2の位置決め孔102に挿入
係合させる。図13及び図11は、この途中の状態を示
している。また、挿入係合された時点で、シート状材用
吸着チャック42とセッティングピン用吸着チャック4
4の吸着保持を解く。これと同時に、吸着及び吹き出し
系44bよりエアブローするとともにイジェクトピン4
7を突き出させて、シート状材用吸着チャック42及び
セッティングピン用吸着チャック44よりシート状材1
00及びセッティングピン110をシート状材用吸着チ
ャック42及びセッティングピン用吸着チャック44よ
り解き放す。すると、シート状材100及びセッティン
グピン110の重さにより、シート状材100がセッテ
ィングプレート51上に落下し、シート状材100を貫
通して下面より突出しているセッティングピン110の
軸部110Aが第2のセッティング孔56内に挿入さ
れ、シート状材100がセッティングプレート51上に
セットされる。なお、シート状材100を開放するとき
に、エアブロー及びイジェクトピン47を突出させる理
由は、この動作を併用すると、第2の位置決め孔102
とセッティングプレート位置決めピン54とのクリアラ
ンスを小さくすることができることによる。
【0019】また、このようにしてセッティングプレー
ト51上にシート状材100及びセッティングプレート
51がセットされたら、別のロボット爪60(図12参
照)によりセッティングプレート51がつかまれ、続い
てバックアップベース53がロッド52の制御により下
降される。すると、図12及び図14に示すように、シ
ート状材100はセッティングプレート51上にセット
されたままの状態でバックアップベース53より開放さ
れ、その後、ロボット爪60につかまれて所定の位置
(搬送先)まで運ばれてセッティングプレート51と共
にセットされる。
【0020】したがって、こ形態例の構造では、搬送先
での位置決め構造を簡略化することができ、設置面積を
小さくすることができる。また、セッティングプレート
51にセットしたのままの状態で供給することができる
ので、薄いシート状フィルム等であっても確実に搬送す
ることができる。さらに、セッティングプレート51
毎、マガジン等に収納することができるので、ある程度
まとまった単位でシート状材の搬送・取り出しができ、
作業性を向上させることができる。
【0021】なお、上記実施例ではシート状材としてフ
ィルム材を使用した場合について説明したが、フィルム
以外のものであっても同様にして取り扱うことができる
ものである。また、シート状材100には、第1の位置
決め孔101を4つ、第2の位置決め孔102を2つ、
それぞれ設けた場合について説明したが、この数はこれ
以外であっても差し支えないものである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
搬送先での位置決め構造を簡略化することができ、設置
面積を小さくすることができる。また、セッティングプ
レートにセットしたのままの状態で供給することができ
るので、薄いシート状フィルム等であっても確実に搬送
することができる。さらに、セッティングプレート毎、
マガジン等に収納することができるので、ある程度まと
まった単位でシート状材の搬送・取り出しができ、作業
性を向上させることができる等の効果が期待できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例装置における要部構成を示す
分解斜視図である。
【図2】本発明の一形態例装置における要部構成ブロッ
ク図である。
【図3】本発明の一形態例装置で使用するシート状材の
一例を示す斜視図である。
【図4】シート状材を収納した状態で示すトレーの斜視
図である。
【図5】本発明装置の要部構造を概略的に示す図であ
る。
【図6】本発明装置の要部構造を概略的に示す図であ
る。
【図7】本発明装置の要部構造を概略的に示す図であ
る。
【図8】本発明装置の要部構造を一部断面して示す図で
ある。
【図9】本発明装置の要部構造を概略的に示す図であ
る。
【図10】本発明装置の要部構造を概略的に示す拡大図
である。
【図11】本発明装置の要部構造を概略的に示す図であ
る。
【図12】本発明装置の要部構造を概略的に示す図であ
る。
【図13】本発明装置の要部構造を概略的に示す斜視図
である。
【図14】本発明装置の要部構造を概略的に示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 供給部 2 第1の移載部 3 位置決め部 4 第2の移載部 5 セッティング部 31 シート状材用位置決めピン 32 位置決めベース 51 セッティングプレート 53 バックアップベース 54 セッティングプレート位置決めピン 55 第1のセッティング用孔55 56 第2のセッティング用孔56 100 シート状材 101 第1の位置決め孔 102 第2の位置決め孔 110 セッティングピン 110A 軸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の位置決め孔と第2の位置決め孔を
    設けてなるシート状材を複数積み重ねた状態で供給する
    供給部と、 前記供給部に配置された一番上の前記シート状材を吸着
    し所定の位置まで搬送する第1の移載部と、 前記第1の移載部により搬送されて来る前記シート状材
    がセットされる位置決めベースと、該位置決めベース上
    にセットされた前記シート状材の前記第1の位置決め孔
    と対応している位置に挿入されるシート状材用位置決め
    ピンと、該シート状材用位置決めピンを介して前記シー
    ト状材を前記位置決めベース上に位置決めする位置決め
    手段とを有してなる位置決め部と、 前記第1の位置決め孔の内径と略対応した外径を有して
    いるとともに前記シート状材の厚みよりも大きい長さの
    軸部を持つセッティングピンと、 前記セッティングピンの前記軸部を前記位置決めベース
    上の前記シート状材の前記第1の位置決め孔内に挿入す
    るためのセッティングピン挿入手段と、前記セッティン
    グピンが挿入された前記シート状材を前記セッティング
    ピンと共にピックアップして搬送する第2の移載部と、 前記第1の位置決め孔に対応した第1のセッティング用
    孔と前記第2の位置決め孔に対応した第2のセッティン
    グ用孔とを有し、前記第2の移載部で搬送されて来る前
    記シート状材が、前記セッティングピンが前記第1のセ
    ッティング用孔内に挿入係合された状態で載せられるセ
    ッティングプレートと、前記第2のセッティング用孔と
    対応した位置にセッティングプレート位置決めピンを有
    して、該セッティングプレート位置決めピンが前記第2
    のセッティング用孔に挿入された状態で前記セッティン
    グプレートが前記シート状材と共に載せられるバックア
    ップベースとを設けてなるセッティング部、 とを備えたことを特徴とするシート状材の搬送供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記位置決めベースに、この位置決めベ
    ース上での位置決めを終えた前記シート状材を吸着して
    保持するための解除可能な保持手段を設けた請求項1に
    記載のシート状材の搬送供給装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の位置決め孔を前記シート状材
    の四隅に設けるとともに、前記シート状材用位置決めピ
    ンを前記第1の位置決め孔に対応させて4箇所に設けて
    なる請求項1に記載のシート状材の搬送供給装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段が、前記位置決め部に
    前記シート状材用位置決めピンを偏心回転させて、前記
    位置決めベース上の前記シート状材に、それぞれが放射
    状にして外側に向かう力を付与する請求項1に記載のシ
    ート状材の搬送供給装置。
  5. 【請求項5】 前記シート状材としてフィルム材を用い
    る請求項1に記載のシート状材の搬送供給装置。
  6. 【請求項6】 第1の位置決め孔と第2の位置決め孔を
    設けてなるシート状材を一枚毎に分離して所定の位置ま
    で搬送し、前記第1の位置決め孔と対応しているシート
    状材用位置決めピンを前記第1の位置決め孔内に挿入さ
    せて位置決めベース上に前記シート状材を位置決めする
    とともに、 前記位置決めベース上に位置決めされた前記シート状材
    の前記第1の位置決め孔に、前記第1の位置決め孔の内
    径と略対応した外径で、かつ前記シート状材の厚みより
    も大きい長さの軸部を持つセッティングピンの前記軸部
    を挿入し、 その後、前記セッティングピンと共に前記シート状材を
    ピックアップして前記第1の位置決め孔に対応した第1
    のセッティング用孔と前記第2の位置決め孔に対応した
    第2のセッティング用孔とを有したセッティングプレー
    ト上まで搬送し、前記セッティングピンを前記第1のセ
    ッティング用孔内に挿入係合させて該セッティングプレ
    ート上に前記シート状材をセットし、 このセットした状態で前記シート状材を所定の位置に供
    給するようにしたことを特徴とするシート状材の搬送供
    給方法。
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