JPH10138720A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH10138720A
JPH10138720A JP9320619A JP32061997A JPH10138720A JP H10138720 A JPH10138720 A JP H10138720A JP 9320619 A JP9320619 A JP 9320619A JP 32061997 A JP32061997 A JP 32061997A JP H10138720 A JPH10138720 A JP H10138720A
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JP
Japan
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tire
bead
height
pair
belt
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JP9320619A
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English (en)
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D Spragg Charles
チヤールズ・デイ・スプラツグ
W Bell Thomas
トーマス・ダブリユー・ベル
L Hagenroser William
ウイリアム・エル・ハーゲンロザー
M Kirby James
ジエイムズ・エム・カービイ
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C9/00Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
    • B60C9/02Carcasses
    • B60C9/14Carcasses built-up with sheets, webs, or films of homogeneous material, e.g. synthetics, sheet metal, rubber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • B60C1/0025Compositions of the sidewalls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C13/00Tyre sidewalls; Protecting, decorating, marking, or the like, thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C17/00Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor
    • B60C17/0009Tyres characterised by means enabling restricted operation in damaged or deflated condition; Accessories therefor comprising sidewall rubber inserts, e.g. crescent shaped inserts
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T152/00Resilient tires and wheels
    • Y10T152/10Tires, resilient
    • Y10T152/10495Pneumatic tire or inner tube
    • Y10T152/10819Characterized by the structure of the bead portion of the tire
    • Y10T152/10837Bead characterized by the radial extent of apex, flipper or chafer into tire sidewall
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T152/10855Characterized by the carcass, carcass material, or physical arrangement of the carcass materials
    • Y10T152/10864Sidewall stiffening or reinforcing means other than main carcass plies or foldups thereof about beads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 圧力を失った後に50マイル走行するほど耐
久性が向上していて乗心地が向上した乗用車用空気入り
タイヤ。 【解決手段】 このタイヤは50%以上のアスペクト比
を有するものであり、ビード部分の高さを、タイヤセク
ション高の30%以上の高さであるがタイヤの最大セク
ション幅地点の高さ以下にし、そしてベルトパッケージ
の両側に1対の三日月形サイドウォールインサート80
を取り付けてカーカス構造物の軸方向内側に配置し、上
記サイドウォールインサートに、該ビード部分の高さH
の15%から45%の間に位置する第一内側末端部と該
ベルトの横縁から該タイヤの赤道面EPに向かって測定
して最外ベルトの半幅の40%以上の軸位置にまで伸び
ている第二外側末端部を持たせる。このタイヤ構造にサ
イドウォールインサートを含めてこのサイドウォールイ
ンサートを加硫後に高い圧縮曲げ疲労、高い引張り応力
および低いヒステリシスを示す硫黄加硫性ゴムコンパン
ドで構成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、パンクしても走行し得る(ru
n−flat travel)空気入りタイヤ、詳細に
は乗用車用空気入りタイヤに関する。上記乗用車用空気
入りタイヤは50%以上のアスペクト比を有するもので
ある(ここで、タイヤの最大幅に対する高さの比である
としてアスペクト比を定義する)。
【0002】
【関連技術情報】タイヤの空気入れが不完全であるか或
は空気が入っていない状態、例えば穴が開いた後および
空気圧を失った後などに長期間に渡って比較的高速で走
行可能なことで穴が開いたタイヤを修復するか或は取り
替える適当な場所にまで車を安全に運転することができ
るいろいろなタイヤ構造が長年に渡って考案されてき
た。このようなランフラット(run−flat)タイ
ヤのいくつかは特定の用途で成功裏に用いられてきてお
り、そしていろいろな種類のタイヤ構造が具体化されて
きた。そのようなランフラットタイヤの多くでは、比較
的堅いエラストマー材料で出来ている補強層または部材
をタイヤのサイドウォール(sidewall)領域に
入れ、それによって、内部の空気圧が完全に失われた場
合でもタイヤが車の重量を支えることができるようにす
ることで、それらのランフラット特性が達成されてい
る。
【0003】従来技術のいろいろなランフラットタイヤ
構造の例が下記の特許に示されている。
【0004】米国特許第5,217,549号には、三
日月形をした1対のエラストマー補強部材を持たせた安
全空気入りタイヤが開示されており、その部材は、内側
のライナー(liner)とサイドウォールの間に位置
していてトレッド(tread)の肩部近隣から少なく
ともタイヤのビードフィラ(bead filler
s)の頂点にまで伸びている。更に、上記エラストマー
補強部材とタイヤサイドウォールの間に1対のバイアス
補強プライ(plies)も位置させており、それは上
記トレッドの肩部近隣からボディープライの最上折り返
し末端部の下に至るまでサイドウォールに沿って伸びて
いる。
【0005】米国特許第5,309,970号には、1
対のビードフィラと1対のゴム補強層が備わっている安
全空気入りタイヤが開示されており、上記層は各々、1
番目の補強層がタイヤ軸の半径方向外側に位置しそして
2番目の補強層が半径方向内側に位置するように配置さ
れた2つの補強ゴム層で構成されている。その1番目の
補強ゴム層の方が2番目の補強層より柔らかくなるよう
にショアA硬度の調整が行われている一方、そのビード
フィラは最も堅い材料で作られている。
【0006】米国特許第5,368,082号には、ビ
ード部分を有するカーカスとカーカス補強構造物とビー
ドフィラが備わっているラジアルプライ空気入りタイヤ
が開示されている。そのカーカス補強構造物はプライを
2層有していてそれの折り返し末端部は各ビードの回り
に巻かれている。そのタイヤのカーカスにはエラストマ
ー状の第一および第二フィラが含まれていて、その第一
フィラはタイヤの第一プライと内側ライナーの間に位置
しておりそして第二フィラは第一プライと第二プライの
間に位置している。
【0007】米国特許第5,427,166号にはラン
フラットタイヤが開示されており、そのタイヤには、1
対の厚いサイドウォール部分、キャップ(cap)プラ
イを有するベルトパッケージ、下方のサイドウォールゴ
ム支持部分、リムシート(rim seat)プライを
持つように特別に設計されたビードシート領域、および
カーカス層が3層含まれている。各サイドウォール部分
は三日月形の第一および第二補強部材を有していて、そ
れらは内側ライナー部分の外側に位置している。
【0008】米国特許第5,511,599号には別の
ランフラットタイヤが開示されており、それには、内側
ライナー部分の外側に位置している三日月形の補強部材
が3個含まれている。
【0009】この上で引用した特許に挙げられているラ
ンフラットタイヤ構造物の多くは特定の用途で成功裏に
用いられることを確認したが、このような構造物は、通
常、低プロファイル(low profile)のタイ
ヤで用いられている、即ちタイヤのアスペクト比が50
%以内の用途で用いられている。このようなタイヤは、
高性能車で通常見られる種類のタイヤである。このよう
な構造物を高プロファイルのタイヤ、即ちアスペクト比
が50%以上のタイヤに適用すると、そのようなタイヤ
は、空気が入っていない時に充分な耐久性を示さずかつ
空気が入っている状態で主観的に良好な乗心地性能を与
えない。このような場合、米国特許第5,217,54
9号および5,309,970号[ここでは、エラスト
マー補強部材の内側、即ち下方末端部をフィラの上方部
分と重ね合わせそしてその外側、即ち上方末端部をベル
ト末端部の下に位置させている]のように、初期または
早すぎるタイヤの障害は、しばしば、三日月形補強部材
の重ね合わせが不充分なことの異常さに起因し得る。こ
のような障害は、通常、ベルト末端部の下のエラストマ
ー補強部材の所で起こり始める。米国特許第5,21
7,549号のように、バイアス補強片をサイドウォー
ルの中に位置させた構造の場合には、タイヤを製造する
最初の段階中、タイヤ組み立て用ドラムの上にその補強
片材料を平らに置く必要があり、そしてビードに硬化を
受けさせた後、それを折り返す必要がある。これは通常
のタイヤ製造過程を複雑にしておりかつサイドウォール
にエラストマー部材を用いることが原因でタイヤの組み
立てを困難にしている。更に、サイドウォールに補強片
を複数用いることで、タイヤに空気が入っていない状態
の耐久性を向上させることは可能であるが、それによっ
て空気を入れた状態における乗心地(ride qua
lity)が悪影響を受ける。このように、米国特許第
5,368,082号、5,417,166号および
5,511,599号の如くタイヤに三日月形補強部材
を2個または3個持たせると、通常のタイヤ組み立て過
程が複雑になってタイヤの組み立てが困難になる。
【0010】ランフラットタイヤの場合の安全に乗るた
めの耐久性と主観的な乗心地性能が良好であることの両
方の要求は明らかに相反するものである。しかしなが
ら、最近発行された米国特許第5,464,899号、
5,494,091号および5,494,958号に
は、パーオキサイド成分を含めなくても硫黄で加硫可能
なゴムコンパンドが開示されている。このようなコンパ
ンドは高い引張り応力と低いヒステリシス特性を示し、
これは、高プロファイルのタイヤで空気入れが不完全で
あるか或は空気が入っていない状態で走行することを可
能にし得る耐久性と主観的に良好な乗心地性能の相反す
る要求を解決するに大いに有望である。しかしながら、
このようなコンパンドを用いてこの上に示した明らかな
相反する点を解決し得る向上した三日月形補強部材を製
造することができるかもしれないが高プロファイルのラ
ンフラットタイヤの構成で上記コンパンドが利用される
ことはなかった。
【0011】
【発明の要約】本発明の目的は、空気が入っている状態
および空気が入っていない状態の両方で向上した取り扱
いおよび性能を示す一方で空気圧が完全に失われた後で
も速度、負荷および周囲温度に応じて50マイルに及ぶ
耐久性を与える高プロファイルの空気入りタイヤを提供
することにある。
【0012】本発明に従う50%以上のアスペクト比を
有する空気入りタイヤは、1対の横縁を有するトレッド
部分;該トレッド部分の半径方向内側に位置するベルト
パッケージ;各々がビードコア(bead core)
と該ビードコアの半径方向外側に位置するビードフィラ
を有する1対のビード部分[ここで、名目上のリム直径
(nominal rim diameter)から測
ったビード部分の高さHがタイヤセクションの高さSH
の30%以上であり、そして好適には名目上のリム直径
から測った最大セクション幅WM地点の高さMH以下で
ある];各ビードコアの間を伸びて各ビードコアの回り
を軸方向外側に折り返されているカーカスプライを少な
くとも1つ有するカーカス構造物;該カーカス構造物の
軸方向内側に位置する三日月形サイドウォールインサー
ト(insert)を各々が1個有していて該トレッド
部分のトレッド縁からビード部分に向かって半径方向に
伸びている1対のサイドウォール[ここで、該サイドウ
ォールインサートは、該ビード部分の高さHの15%か
ら45%の範囲の位置に位置していて該ビードフィラと
重なり合っている第一内側、即ち下方末端部を有し、そ
して該インサートは、最外ベルトの半幅B/2(B/2
を該最外ベルトの横縁から赤道面(equatoria
l plane)EPに向かって測定した時)の40%
以上の軸位置にまで伸びていて該タイヤの赤道面EPに
到達する前で終結している第二外側、即ち上方末端部を
有する];を含むことを特徴とする。本技術を熟知して
いる技術者は、該ビードの基礎面は上記名目上のリム直
径を含む面と上記最大セクション幅を含む面の間に位置
する面であることを認識するであろう。
【0013】本発明では、上記最外ベルトの横縁の下に
位置させる該インサートの厚み、即ちゲージ(gag
e)Gを5mmから20mm、好適には6mmから13
mmにするのが好ましい。更に、上記カーカスプライの
少なくとも1つが有する折り返し部分を該ビードフィラ
の回りを通して伸ばして該ビードフィラの上方末端部の
上で終結させるのが好ましい。上記カーカス構造物にカ
ーカスプライを2つ含める場合、外側プライ150の折
り返し部分152を該ビードフィラの上方末端部の上で
終結させそして内側プライ140の折り返し部分142
を該外側プライの折り返し末端部の上で終結させる。
【0014】本発明の原理を例として示す添付図と関連
させて以下に行う好適な態様の詳細な記述から本発明の
他の特徴および利点が明らかになるであろう。
【0015】
【発明の詳細な記述】図1を参照して、本発明に従う空
気入りタイヤ1は、1対の横縁20を有するトレッド部
分10、各ビード部分がビードコア50とビードフィラ
90を含む1対のビード部分40、カーカス構造物70
および1対のサイドウォール60を含む。
【0016】カーカス構造物70はラジアルカーカスプ
ライを少なくとも1つ含み、そして図1のカーカス構造
物は内側プライ140と外側プライ150で構成されて
いて、各プライは、ビードコア50の間を伸びてサイド
ウォール部分およびトレッド部分を通ってビードコア5
0の回りで折り返されていて折り返し部分142、15
2を形成している。このカーカスプライは有機繊維製コ
ード、例えばポリエステル製コードまたはレーヨン製コ
ードで構成されていて、タイヤの赤道面EPに関して8
5°から95°(+85°から−85°)に至る10°
範囲内の角度で位置している。
【0017】トレッド部分10は、タイヤが路面に接触
するトレッド幅を有する。このトレッド部分10は、少
なくとも2本のベルトを含むベルトパッケージ30(図
1を参照)で補強されていて、内側ベルトの横縁110
が外側ベルトの横縁120を越えて伸びるようにタイヤ
の赤道面EPに関して対称的に位置している。各ベルト
は非伸縮性コード、例えば鋼製コードなどを含み、各プ
ライに入っているコードは、1つのプライに入っている
コードが隣接するプライに入っているコードに関して角
度を付けて横切るように互いに関して傾いている。この
コードの角度は赤道面EPに関して18°から30°の
範囲である。図1には追加的ベルト層を示していない。
しかしながら、図3に示すように、ゴムの薄層を上皮と
して有する生地補強キャッププライ175を任意に用い
てもよい。更に、図4に示す如き生地補強キャップ片1
77も単独で使用可能であるか或はキャッププライ17
5と組み合わせて使用可能である。
【0018】ビード部分40内には、カーカスプライ1
40、150の主要本体とそれらの折り返し部分14
2、152の間にビードフィラ90が入っていて、ビー
ドコア50から半径方向外側に向かって配置されてい
る。フィラ90は、タイヤの赤道面EPで名目上のリム
直径からトレッドの外側部分に向かって測定してビード
部分がタイヤのセクション高SHの30%以上、好適に
は35%から45%、より好適には37%の高さHを有
するように実質的に三角形の断面形状を示す。この高さ
が30%未満であると、そのタイヤは、空気圧が失われ
た後に負荷を充分に支えることができなくなり、耐久性
が悪化する。
【0019】上記カーカスプライの少なくとも1つが有
する折り返し部分をビードフィラ90の上方末端の上で
終結させるのが好適である。図1において、カーカスプ
ライ140、150が有する折り返し部分160、17
0は両方ともビードフィラ90の上方末端部の上に伸び
ている、即ち2つのカーカスプライ140、150はフ
ィラ90を完全に包含しており、それによって向上した
耐久性を与えている。外側プライ150の折り返し末端
部160はタイヤの最大セクション幅WM地点の直ぐ下
に位置しており、そして内側プライ140の折り返し部
分170は外側プライ150の折り返し末端部160の
上に伸びていてタイヤの最大セクション幅WM地点近く
で終結している。
【0020】サイドウォール60は、内側カーカスプラ
イ140と内側ライナー100の間に位置する三日月形
のサイドウォールインサート80で補強されている。こ
のサイドウォールインサート80は、該カーカスの軸方
向内側に位置していて、他の追加的コード片でもプライ
でも補強されていない。従って、その組み立て過程の困
難さは、補強片が用いられているか或は複数のサイドウ
ォールインサートがカーカスプライの間そして内側カー
カスプライと内側ライナーの間に位置しているタイヤの
場合に比較して低い、と言うのは、サイドウォール内に
補強片を入れる場合には最初の組み立て段階過程中にタ
イヤ組み立て用ドラムの上に材料を平らに置く必要があ
りそして次にそのビードを硬化させた後に成形を行う必
要があるからである。更に、例えば45°に及ぶバイア
ス角のコードを伴わせた補強片を用いると、サイドウォ
ールにおけるせん断力が制限されてタイヤのスプリング
レート(spring rate)が高くなる。空気が
入っていない状態におけるタイヤの耐久性はそのような
補強片を用いることで向上する可能性はあるが、空気を
入れた状態における乗心地が悪影響を受ける。本発明で
は、単一のサイドウォールインサートを用いて、空気が
入っている状態における乗心地良さと空気が入っていな
い状態における耐久性の両方を達成する。このサイドウ
ォールインサート80は、単一のゴム層でか或は複数の
いろいろなゴム層、例えばブリジストン社(Bridg
estone Corporation)に譲渡された
米国特許第5,309,970号に示されている如きゴ
ム層などで構成可能である。
【0021】サイドウォールインサート80の内側末端
部82が名目上のリム直径42から測定してビード部分
の高さHの15%から45%、好適には30%から40
%になるような様式で、この内側末端部82とビードフ
ィラ90を重ねる。このようにサイドウォールインサー
トを位置させるとランフラット耐久性が向上する。上記
インサートの重なりが不充分であるとこの領域で早期に
耐久性の障害が起こるが、これは、三日月形サイドウォ
ールインサート80とビードフィラ90を重ね合わせて
いることに起因し得る。上記サイドウォールインサート
の外側末端部84はベルトパッケージ30の下側を伸び
て最外ベルト120の横縁から図ってそれの半幅B/2
の40%以上、好適には45%以上の軸位置にまで到達
している。我々は、空気が入っていない状態で行った耐
久性試験で、通常のランフラットタイヤの場合には通常
短い走行距離(30マイル未満)で障害が起こり、この
ような障害はベルト縁120近辺のサイドウォールイン
サート内で始まることを確認した。このように、ベルト
縁の下のインサートゲージを充分にすることが重要であ
り、それを好適には6mmから13mmにする。このイ
ンサートの形状は示すように三日月形であり、高さMH
地点近くのTHの所のインサートのゲージは横縁の下の
インサートのゲージGの約115%から125%であ
る。このように、横縁の下のインサートのゲージGが約
8.0から10.2mm、好適には約9.5mmである
とすると、THの所のインサートのゲージは約9.2−
12.8mm、好適には約11−12mmである。本発
明に従って製造したタイヤは、内輪に見積もって、この
様式で障害が起こる前に30マイルを越える距離に渡っ
て走行する。
【0022】内側ライナー100は通常の如何なるゴム
で作られていてもよく、例えばハロゲン化ブチルゴムな
どで出来ている。
【0023】サイドウォール60の軸方向外側は、全体
が、優れた曲げ抵抗を示す外側のカバーゴム190で覆
われており、そしてビード部分40の外側は、優れた耐
摩耗性を示すゴム製のチェイファ(chafer)20
0で覆われている。
【0024】本発明では、未硬化ゴム組成物(これを用
いて三日月形のサイドウォールインサート80を作成す
る)に、好適には、高い引張り応力、低いヒステリシ
ス、および指定範囲内のジュロメーター(durome
ter)ショアA硬度を持たせる。そのような硫黄加硫
性ゴム組成物は米国特許第5,494,958号、5,
494,091号および5,464,899号に開示さ
れている。上記特許は本明細書で引用することによって
本出願に組み入れられる。本発明のタイヤでインサート
として好適に用いる組成物の1つには、天然ゴムおよび
ジエン(コ)ポリマー類から成る群から選択されるゴム
状ポリマーを約25から75重量部含め、そしてポリイ
ソプレン、ジエン(コ)ポリマー類およびEPDMから
成る群から選択される不飽和ポリマーバックボーンに重
合させた不飽和カルボン酸の金属塩をペンダント型にグ
ラフト化させたグラフトコポリマーを約25から75重
量部含める。このゴム状ポリマーとグラフトコポリマー
の全体重量を一緒にした全重量は100重量部である。
上記未硬化ゴム組成物の残りは通常のゴム用添加剤であ
り、この量は、上記ゴム状ポリマーとグラフトコポリマ
ーを一緒にした100重量部当たり約50から100重
量部である。好適な態様では、上記グラフトコポリマー
を、ポリイソプレンおよびジエン(コ)ポリマーから成
る群から選択される少なくとも1種のポリマー約60−
80重量%とポリマー状のα,β−エチレン系不飽和カ
ルボン酸金属塩約20−40重量%で構成させる。この
好適なゴムコンパンドにまた通常のゴム用添加剤の1つ
として補強用充填材をゴム状ポリマーとグラフトコポリ
マーを一緒にした重量100部当たり約50から70重
量部含めそして硫黄および硫黄供与体から成る群から選
択される硬化剤をゴム状ポリマーとグラフトコポリマー
を一緒にした重量100部当たり少なくとも約4重量部
含める。また、この硫黄加硫性コンパンドにパーオキサ
イド成分を含めない。好適な態様におけるポリマー状金
属塩はポリジメタアクリル酸亜鉛でありそして補強用充
填材はカーボンブラックである。このゴムコンパンドは
更にまた高い圧縮曲げ疲労(compressive
flex fatigue)、高い引張り応力および低
いヒステリシスを示すことを特徴とし、加硫に先立って
加工可能であり、そして加硫後に高い引張り応力と低い
ヒステリシス特性を示す。
【0025】このゴムコンパンドが示す物性に関して、
上記硫黄加硫性ゴムコンパンドが示す機械的静止引張り
応力(mechanical static modu
lus)を正規化した値は、加硫後、15%歪みにおい
て約1400psiから4000psiの範囲、好適に
は約2600psiから2800psiの範囲である。
硬度の範囲は、ショアA硬度スケールで、23℃におい
て約72から97の範囲、好適には約72から90の範
囲内でなければならない。10Hzおよび7パーセント
たわみにおいて100℃で測定した時のヒステリシス
は、約0.03から0.20、好適には0.03から
0.11の範囲のタンジェントデルタ(tan δ)を
示す。
【0026】この上に示したように、未硬化のグラフト
コポリマーゴムに、好適には、上記ポリイソプレンおよ
び上記ジエンポリマーの少なくとも1種を約60から8
0重量パーセントおよび上記ポリマー状のα,β−エチ
レン系不飽和カルボン酸金属塩を約20から40重量部
含める。上記ポリマー状のα,β−エチレン系不飽和カ
ルボン酸金属塩は好適にはポリジメタアクリル酸亜鉛で
ある。上記通常のゴム用添加剤の1つは補強用充填材で
あり、好適にはカーボンブラックである。
【0027】ビードフィラ90は上述したコンパンドか
ら製造可能である。この場合、それは低いヒステリシス
特性を示すことから、空気が入っていない状態で走行し
ている間の熱発生が抑制されることで、このような構造
にすると、ランフラット耐久性が更に向上しかつまた空
気を入れた状態の乗心地性も向上する。
【0028】以下に示す試験実施例を言及することで本
発明の空気入りタイヤの構造および効果を更に説明す
る。
【0029】
【実施例】タイヤサイズがP225/60R16の空気
入りタイヤで、図1に示す構造を用い、このタイヤに耐
久性および乗心地の評価を受けさせた。
【0030】ポリエステル製コードで構成させた2つの
プライを赤道面EPに関して90°で配置してこれらを
カーカス構造物70として用い、そして鋼製コードで構
成させた2つのベルトを赤道面EPに関して68°で配
置してこれらをベルトパッケージ30として用い、ここ
では、1つのプライに入っているコードをもう1つのプ
ライに入っているコードに関して交差させた。
【0031】ビードフィラの高さHをタイヤセクション
高SHの37%にした。三日月形のサイドウォールイン
サート80に、ビードフィラの高さHの35%に設定し
た内側末端部82と、最外ベルトの横縁から測ってそれ
の半幅B/2の46%の軸位置に設定した外側末端部8
4を持たせた。最外ベルト120の末端部の下のサイド
ウォールインサートのゲージGを9.5mmにした。
【0032】このサイドウォールのコンパンドおよびビ
ードフィラのコンパンドは、高い引張り応力と低いヒス
テリシスを示す同じ硫黄加硫性ゴムコンパンドから生じ
させたコンパンドである(この硫黄加硫性ゴムのブレン
ド組成を表1に示す)。本発明のゴムコンパンドが示す
物性に関して、上記硫黄加硫性ゴムコンパンドが示す機
械的静止引張り応力を正規化した値は、加硫後、15%
歪みにおいて2400psiであり、硬度の範囲は、シ
ョアA硬度スケールで、23℃において81であり、そ
して10Hzおよび7パーセントたわみにおいて100
℃で測定した時のtan δは0.074である。
【0033】他方、図2に示す構造を有する従来技術の
タイヤを比較の目的で得た。それのカーカスプライとベ
ルトは本発明のタイヤに含めたものと実質的に同じであ
る。ビードフィラの高さはタイヤセクション高SHの3
7%である。三日月形のサイドウォールインサートは、
ビードフィラの高さHの57%に設定された内側末端部
と、該ベルト末端部の下で終結する外側末端部を有す
る。この比較タイヤに入っている三日月形サイドウォー
ルインサートのコンパンドのブレンド組成を表2に示
す。従来技術のゴムコンパンドが示す物性に関して、そ
の硫黄加硫性ゴムコンパンドが示す機械的静止引張り応
力を正規化した値は、加硫後、15%歪みにおいて15
00psiであり、硬度の範囲は、ショアA硬度スケー
ルで、23℃において85であり、そして10Hzおよ
び7パーセントたわみにおいて100℃で測定した時の
tan δは0.067である。
【0034】 成分 表1 表2 天然ゴム 25 25 Zn(Ma)2PBd* 35 ---- ポリブタジエン(未グラフト化) 40 40 SBR(スチレン−ブタジエンゴム) ---- 35 FEFカーボンブラック 50 50 (通常のゴム用添加剤) 他の通常のゴム用添加剤 23.5 22.1 ショアA硬度@23℃ 81 85 引張り応力@15%歪み 2400 1500 Tan δ @100℃、 .074 .067 10Hzおよび7%たわみ * ポリブタジエンを67%とメタアクリル酸亜鉛を33%含有 本発明のタイヤを図2の従来技術タイヤに対比させて試
験した。その結果を以下に示す。従来技術のタイヤの場
合の値を基準値100として正規化して試験結果を10
0を基準に示す。
【0035】試験パラメーター タイヤサイズ:P225/60R16 空気入れ:「0」psi、バルブのコアを取り外した 負荷:1270ポンド 速度:55mph一定 ステアリング(steering):真っすぐ前進 期間:タイヤに障害が起こるまで(過剰な振動)試験結果 本発明 従来技術 空気が入っていない状態の耐久性 300+ 100 主観的な乗心地 150 100 この上に詳細に説明したように、本発明に従う空気入り
タイヤは、空気が入っている状態および空気が入ってい
ない状態の両方で優れた取り扱い性と性能を示す。本発
明のタイヤは、過剰な振動で測定して、障害が起こるま
でに50mphを越える距離に及んで走行した一方、図
2に示す従来技術のタイヤは約15マイルで不合格にな
った。
【0036】本発明は、より幅広い面において、この示
して記述した具体的な態様に限定するものでない。本発
明の原理から逸脱しない限りかつそれの主要な利点を犠
牲にしない限りそれから逸脱させることも可能である。
【0037】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0038】1. 50%以上のアスペクト比を有する
空気入りタイヤであって、1対のトレッド横縁(20)
を有するトレッド部分(10);該トレッド部分の半径
方向内側に位置するベルトパッケージ(30);各々が
ビードコア(50)と該ビードコアの半径方向外側に位
置するビードフィラ(90)を有する1対のビード部分
(40);少なくとも1つのカーカスプライが各ビード
コア(50)の間を伸びて該ビードコアの回りを軸方向
外側に折り返されているプライを少なくとも1つ有する
カーカス構造物(70);各々が該トレッド部分のトレ
ッド横縁(20)からビード部分(40)に向かって半
径方向に伸びている1対のサイドウォール(60);お
よび該カーカス構造物の軸方向内側に位置していて該ベ
ルトパッケージの各側に1つづつ存在する1対の三日月
形サイドウォールインサート(80);を含み、ここ
で、名目上のリム直径(42)から測ったビード部分
(40)の高さHがタイヤセクションの高さSHの30
%以上であり、そして該サイドウォールインサートが、
該ビード部分の高さHの15%から45%の範囲の位置
に位置する第一内側末端部(82)を有しそして該ベル
トの横縁から該タイヤの赤道面EPに向かって測定して
最外ベルトの半幅B/2の40%以上の軸位置にまで伸
びている第二外側末端部を有する空気入りタイヤ。
【0039】2. 50%以上のアスペクト比を有する
空気入りタイヤであって、1対のトレッド横縁(20)
を有するトレッド部分(10);該トレッド部分の半径
方向内側に位置するベルトパッケージ(30);各々が
ビードコア(50)と該ビードコアの半径方向外側に位
置するビードフィラ(90)を有する1対のビード部分
(40);少なくとも1つのカーカスプライが各ビード
コア(50)の間を伸びて該ビードコアの回りを軸方向
外側に折り返されているプライを少なくとも1つ有する
カーカス構造物(70);各々が該トレッド部分のトレ
ッド横縁(20)からビード部分(40)に向かって半
径方向に伸びている1対のサイドウォール(60);お
よび該カーカス構造物の軸方向内側に位置していて該ベ
ルトパッケージの各側に1つづつ存在する1対の三日月
形サイドウォールインサート(80);を含み、ここ
で、名目上のリム直径(42)から測ったビード部分
(40)の高さHがタイヤセクションの高さSHの30
%以上でありかつ最大セクション幅WM地点の高さMH
以下であり、そして該サイドウォールインサートが、該
ビード部分の高さHの15%から45%の範囲の位置に
位置する第一内側末端部(82)を有しそして該ベルト
の横縁から該タイヤの赤道面EPに向かって測定して最
外ベルトの半幅B/2の40%以上の軸位置にまで伸び
ている第二外側末端部を有する空気入りタイヤ。
【0040】3. 該ベルトパッケージ横縁の下の該サ
イドウォールインサートが5mmから20mmのゲージ
Gを有する第2項の空気入りタイヤ。
【0041】4. 該ベルトパッケージ横縁の下の該サ
イドウォールインサートが6mmから13mmのゲージ
Gを有する第2項の空気入りタイヤ。
【0042】5. 該ビードコアの回りを軸方向外側に
折り返されている少なくとも1つのカーカスプライが該
ビードフィラの上方末端の上で終結している第2項の空
気入りタイヤ。
【0043】6. 該カーカス構造物が少なくとも2つ
のカーカス構造物、内側プライと外側プライで構成され
ており、そして該外側プライが該ビードフィラの上方末
端の上で終結しておりそして該内側プライが該外側プラ
イの末端の上で終結している第5項の空気入りタイヤ。
【0044】7. 該外側プライの折り返し部分が該タ
イヤの最大セクション幅WM地点の下で終結しておりそ
して該内側プライの折り返し部分が該タイヤの最大セク
ション幅WM地点の上で終結している第5項の空気入り
タイヤ。
【0045】8. 該内側プライおよび外側プライが該
タイヤの赤道面に関して85°から95°(+85°か
ら−85°)の角度で位置している第5項の空気入りタ
イヤ。
【0046】9. 該ベルトパッケージがベルトを少な
くとも2つ含み、該ベルトが互いに関して傾いておりか
つ該タイヤの赤道面に関して18°から30°の角度で
傾いている第2項の空気入りタイヤ。
【0047】10. 該サイドウォールインサートの第
一内側末端部が該ビード部分の高さHの30%から40
%の間に位置している第2項の空気入りタイヤ。
【0048】11. 該サイドウォールインサートの第
二外側末端部が該最外ベルトの半幅B/2の45%以上
の所に位置している第2項の空気入りタイヤ。
【0049】12. 該ビード部分が該タイヤセクショ
ン高SHの35%以上の高さHを有する第2項の空気入
りタイヤ。
【0050】13. 該ビード部分が該タイヤセクショ
ン高の約37%の高さを有する第12項の空気入りタイ
ヤ。
【0051】14. 該サイドウォールインサートが硫
黄加硫性ゴムコンパンドで構成されていて加硫後に高い
圧縮曲げ疲労、高い引張り応力および低いヒステリシス
を示す第2項の空気入りタイヤ。
【0052】15. 該硫黄加硫性ゴムコンパンドが加
硫後に15%歪みで約1400−4000psiの範囲
の機械的静止引張り応力を示すことを特徴とする第14
項のタイヤ。
【0053】16. 該ゴムコンパンドが加硫後に15
%歪みで約2600−2800psiの範囲の機械的静
止引張り応力を示すことを特徴とする第15項のタイ
ヤ。
【0054】17. 該硫黄加硫性ゴムコンパンドが加
硫後に23℃で約72から97ショア硬度Aの範囲の硬
度を示すことを特徴とする第14項のタイヤ。
【0055】18. 該硫黄加硫性ゴムコンパンドが加
硫後に23℃で約72から90ショア硬度Aの範囲の硬
度を示すことを特徴とする第17項のタイヤ。
【0056】19. 該硫黄加硫性ゴムコンパンドが天
然ゴムおよびジエン(コ)ポリマー類から成る群から選
択されるゴム状ポリマーを約25から75重量部;ポリ
イソプレン、ジエン(コ)ポリマー類およびEPDMか
ら成る群から選択される不飽和ポリマーバックボーンに
重合させた不飽和カルボン酸の金属塩をペンダント型に
グラフト化させたグラフトコポリマーを約25から75
重量部;通常のゴム用添加剤を該ゴム状ポリマーと該グ
ラフトコポリマーを一緒にした重量100部当たり約5
0から100重量部;を含む未硬化のゴム組成物であ
り、ここで、該ゴム状ポリマーと該グラフトコポリマー
の全体重量は100部であり、そしてここで、該硫黄加
硫性ゴムコンパンドがパーオキサイド成分を含まず、そ
して該ゴムコンパンドが加硫前に加工可能で高い圧縮曲
げ疲労、高い引張り応力および低いヒステリシスを示し
かつ加硫後に高い引張り応力および低いヒステリシス特
性を示すことを特徴とする第14項の空気入りタイヤ。
【0057】20. 該未硬化のグラフトコポリマーゴ
ムが、約60−80重量%の、ポリイソプレンおよびジ
エンポリマーから成る群から選択される少なくとも1種
のポリマーと約20−40重量%の、重合したα,β−
エチレン系不飽和カルボン酸金属塩で構成されている第
19項の空気入りタイヤ。
【0058】21. 該重合した金属塩がポリジメタア
クリル酸亜鉛でありそして該通常のゴム用添加剤の1つ
がカーボンブラックである第19項の空気入りタイヤ。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の空気入りタイヤを示す断面図
である。
【図2】図2は、従来技術のランフラットタイヤの空気
入りタイヤを示す断面図である。
【図3】図3は、キャッププライを含めた本発明の空気
入りタイヤを示す断面図である。
【図4】図4は、キャップ片を含めた本発明の空気入り
タイヤを示す断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジエイムズ・エム・カービイ アメリカ合衆国オハイオ州44301アクロ ン・クリントンドライブ242

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 50%以上のアスペクト比を有する空気
    入りタイヤであって、 1対のトレッド横縁(20)を有するトレッド部分(1
    0);該トレッド部分の半径方向内側に位置するベルト
    パッケージ(30);各々がビードコア(50)と該ビ
    ードコアの半径方向外側に位置するビードフィラ(9
    0)を有する1対のビード部分(40);少なくとも1
    つのカーカスプライが各ビードコア(50)の間を伸び
    て該ビードコアの回りを軸方向外側に折り返されている
    プライを少なくとも1つ有するカーカス構造物(7
    0);各々が該トレッド部分のトレッド横縁(20)か
    らビード部分(40)に向かって半径方向に伸びている
    1対のサイドウォール(60);および該カーカス構造
    物の軸方向内側に位置していて該ベルトパッケージの各
    側に1つづつ存在する1対の三日月形サイドウォールイ
    ンサート(80);を含み、ここで、名目上のリム直径
    (42)から測ったビード部分(40)の高さHがタイ
    ヤセクションの高さSHの30%以上であり、そして該
    サイドウォールインサートが、該ビード部分の高さHの
    15%から45%の範囲の位置に位置する第一内側末端
    部(82)を有しそして該ベルトの横縁から該タイヤの
    赤道面EPに向かって測定して最外ベルトの半幅B/2
    の40%以上の軸位置にまで伸びている第二外側末端部
    を有する空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 50%以上のアスペクト比を有する空気
    入りタイヤであって、 1対のトレッド横縁(20)を有するトレッド部分(1
    0);該トレッド部分の半径方向内側に位置するベルト
    パッケージ(30);各々がビードコア(50)と該ビ
    ードコアの半径方向外側に位置するビードフィラ(9
    0)を有する1対のビード部分(40);少なくとも1
    つのカーカスプライが各ビードコア(50)の間を伸び
    て該ビードコアの回りを軸方向外側に折り返されている
    プライを少なくとも1つ有するカーカス構造物(7
    0);各々が該トレッド部分のトレッド横縁(20)か
    らビード部分(40)に向かって半径方向に伸びている
    1対のサイドウォール(60);および該カーカス構造
    物の軸方向内側に位置していて該ベルトパッケージの各
    側に1つづつ存在する1対の三日月形サイドウォールイ
    ンサート(80);を含み、ここで、名目上のリム直径
    (42)から測ったビード部分(40)の高さHがタイ
    ヤセクションの高さSHの30%以上でありかつ最大セ
    クション幅WM地点の高さMH以下であり、そして該サ
    イドウォールインサートが、該ビード部分の高さHの1
    5%から45%の範囲の位置に位置する第一内側末端部
    (82)を有しそして該ベルトの横縁から該タイヤの赤
    道面EPに向かって測定して最外ベルトの半幅B/2の
    40%以上の軸位置にまで伸びている第二外側末端部を
    有する空気入りタイヤ。
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