JP2015101219A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】良好なランフラット耐久性、燃費性能及び乗り心地が達成されたタイヤの提供。
【解決手段】このタイヤ2は、それぞれがサイドウォール8よりも軸方向内側に位置する一対の荷重支持層24とを備えており、この支持層24の損失正接LTが0.06以上0.08以下であり、支持層24の半径方向外側端46から内側端42までの支持層24の軸方向内側面に沿って計測した距離がL0とされ、支持層24の軸方向内側面上に位置し、支持層24の半径方向外側端46からの距離が(L0/3)である点がP1とされ、このタイヤ2がリムに組み込まれたとき上記クリンチと上記リムのフランジとの接触部分の外側端の点がP2とされたとき、点P1におけるこのタイヤ2の外面から内面までの厚みT1の、点P2におけるこのタイヤ2の外面から内面までの厚みT2に対する比(T1/T2)が0.8以上1.1以下である。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、本発明は、荷重支持層を備えたランフラットタイヤに関する。
近年、サイドウォールの内側に荷重支持層を備えたランフラットタイヤが開発され、普及しつつある。この支持層には、高硬度な架橋ゴムが用いられている。このランフラットタイヤは、サイド補強タイプと称されている。このタイプのランフラットタイヤでは、パンクによって内圧が低下すると、支持層によって荷重が支えられる。この支持層は、パンク状態でのタイヤの撓みを抑制する。パンク状態で走行が継続されても、高硬度な架橋ゴムが、支持層での発熱を抑制する。このランフラットタイヤでは、パンク状態でも、ある程度の距離の走行が可能である。このランフラットタイヤが装着された自動車には、スペアタイヤの常備は不要である。このランフラットタイヤの採用により、不便な場所でのタイヤ交換が避けられうる。
パンク状態にあるランフラットタイヤの走行が継続されると、支持層の変形と復元とが繰り返される。この繰り返しにより支持層で熱が生じ、タイヤが高温に達する。この熱は、タイヤを構成するゴム部材の破損及びゴム部材間の剥離を招来する。破損及び剥離が生じたタイヤでは、走行は不可能である。パンク状態での長時間の走行が可能なランフラットタイヤが望まれている。
パンク状態で走行する際のランフラットタイヤの耐久性(ランフラット耐久性と称される)は、支持層を大きくすることで高くすることができる。しかし、大きな支持層は、タイヤの質量及び転がり抵抗を増加させる。これは、タイヤの燃費性能を悪化させる。さらに、支持層を大きくすることにより、タイヤの縦バネ定数が大きくなる。これは乗り心地の悪化の原因となる。支持層を備えるランフラットタイヤの検討の例が、特開2009−126409公報及び特開2007−153120公報に開示されている。
特開2009−126409公報 特開2007−153120公報
特開2009−126409公報及び特開2007−153120公報のタイヤでは、トレッドからサイドウォールにかけての部分(バットレス部と称される)における支持層及びタイヤの幅を調整することで、パンク走行での耐久性を向上させている。しかし、なおこれらのタイヤのバットレス部は、従来のタイヤに比べて大きい。これらのタイヤでは、タイヤの質量及び縦バネ定数の増加は、充分抑えられていない。
発明者らは、従来のランフラットタイヤについて、パンク時の走行状態を詳細に確認した結果、パンク状態での走行時には、バットレス部だけでなく、ビード部も大きく変形していることが判明した。そして、バットレス部を大きくしてその変形を抑止すると、ビード部の変形が大きくなり、ビード部が破壊することが起こり易くなることを見出した。特開2009−126409公報及び特開2007−153120公報のタイヤでは、ビード部の破壊についての検討がされていない。これらのタイヤでは、ビード部の破壊による耐久性の低下が起こりうる。
本発明の目的は、パンク状態においての耐久性が向上され、しかも、質量、転がり抵抗及び縦バネ定数が低減されたた空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のクリンチと、それぞれがクリンチよりも軸方向内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、それぞれが上記サイドウォールよりも軸方向内側に位置する一対の荷重支持層とを備えている。上記荷重支持層の損失正接LTは0.06以上0.08以下である。周方向に垂直な断面において、上記荷重支持層の半径方向外側端から内側端までの上記荷重層の軸方向内側面に沿って計測した距離がL0とされ、上記荷重支持層の軸方向内側面上に位置し、上記荷重支持層の半径方向外側端からの距離が(L0/3)である点がP1とされ、このタイヤがリムに組み込まれたとき上記クリンチと上記リムのフランジとの接触部分の外側端の点がP2とされたとき、点P1におけるこのタイヤの外面から内面までの厚みT1の、点P2におけるこのタイヤの外面から内面までの厚みT2に対する比(T1/T2)は、0.8以上1.1以下である。
好ましくは、上記荷重支持層の複素弾性率Eは9MPa以上11MPa以下である。
好ましくは、上記ビードが、コアと、このコアから半径方向外向きに延びるエイペックスとを備えており、上記サイドウォールの外面上でタイヤの幅が最大となる点がPwとされたとき、半径方向において、ベースラインから上記エイペックスの外側端までの高さBHの、ベースラインから上記点Pwまでの高さHに対する比(BH/H)は、0.9以上1.0以下である。
好ましくは、上記タイヤの外面のうち軸方向から目視されうる領域であるサイド面に、多数のディンプルを有している。
本発明に係る空気入りタイヤでは、カーカスの軸方向内側に位置する一対の荷重支持層を備えている。この支持層の損失正接LTは0.06以上0.08以下であり、この支持層の損失正接は従来のものに比べて小さい。パンク状態で走行した時、この支持層の発熱量は小さい。この支持層を有するタイヤでは、ゴム部材の破損及び剥離が抑えられる。このタイヤの耐久性は高い。
さらに、この発熱量が小さい支持層は、従来の支持層に比べて薄くすることができる。本タイヤでは、この支持層を備えたバットレス部の厚さは、ビード部の厚さとほぼ同等かそれ以下にされている。このタイヤでは、従来のランフラットタイヤに比べ、質量、転がり抵抗及び縦バネ定数が低減されている。さらに本タイヤでは、バットレス部の厚さを薄くすることで、従来のランフラットタイヤに比べて、ビードの部の大きな変形が抑制されている。本タイヤでは、ビード部の破壊による耐久性の低下が抑えられている。本発明によれば、ランフラット耐久性が向上され、しかも、質量、転がり抵抗及び縦バネ定数が低減された空気入りタイヤが得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの一部が示された拡大断面図である。 図3は、本発明の他の実施形態に係るタイヤの一部が示された断面図である。 図4は、図3のタイヤの一部が示された拡大断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表わす。このタイヤ2の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
このタイヤ2は、トレッド4、ウィング6、サイドウォール8、クリンチ10、ビード12、カーカス14、ベルト16、バンド18、インナーライナー20、チェーファー22及び荷重支持層24を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、乗用車に装着される。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面26を形成する。トレッド面26には、溝32が刻まれている。この溝32により、トレッドパターンが形成されている。トレッド4は、ベース層28とキャップ層30とを有している。キャップ層30は、ベース層28の半径方向外側に位置している。キャップ層30は、ベース層28に積層されている。ベース層28は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。ベース層28の典型的な基材ゴムは、天然ゴムである。キャップ層30は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。
ウィング6は、トレッド4とサイドウォール8との間に位置している。ウィング6は、トレッド4及びサイドウォール8のそれぞれと接合している。ウィング6は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。
サイドウォール8は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール8の半径方向外側端は、トレッド4及びウィング6と接合されている。このサイドウォール8の半径方向内側端は、クリンチ10と接合されている。このサイドウォール8は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。サイドウォール8は、軸方向においてカーカス14よりも外側に位置している。サイドウォール8は、カーカス14の損傷を防止する。
損傷防止の観点から、サイドウォール8の硬さは50以上が好ましく、55以上がより好ましい。通常状態の乗り心地性の観点から、硬さは70以下が好ましく、65以下がより好ましい。本願において、硬さは「JIS K6253」の規定に準じ、タイプAのデュロメータによって測定される。図1に示された断面にこのデュロメータが押し付けられて、硬さが測定される。測定は、23℃の温度下でなされる。後述するクリンチ10、エイペックス及び荷重支持層24の硬さも同様にして測定される。
クリンチ10は、サイドウォール8の半径方向略内側に位置している。クリンチ10は、軸方向において、ビード12及びカーカス14よりも外側に位置している。クリンチ10は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。クリンチ10は、リムのフランジと当接する。
耐摩耗性の観点から、クリンチ10の硬さは60以上が好ましく、65以上がより好ましい。通常状態の乗り心地性の観点から、硬さは90以下が好ましく、80以下がより好ましい。
ビード12は、サイドウォール8よりも半径方向内側に位置している。ビード12は、クリンチ10よりも軸方向内側に位置している。ビード12は、コア34と、このコア34から半径方向外向きに延びるエイペックス36とを備えている。コア34はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス36は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス36は、高硬度な架橋ゴムからなる。
ビード12部の変形防止の観点から、エイペックス36の硬さは60以上が好ましく、65以上がより好ましい。通常状態の乗り心地性の観点から、硬さは90以下が好ましく、80以下がより好ましい。
カーカス14は、カーカスプライ14aからなる。カーカスプライ14aは、両側のビード12の間に架け渡されている。カーカスプライ14aは、トレッド4及びサイドウォール8に沿っている。カーカスプライ14aは、コア34の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、カーカスプライ14aには、主部38と折り返し部40とが形成されている。折り返し部40の端は、ベルト16の直下にまで至っている。換言すれば、折り返し部40はベルト16とオーバーラップしている。このカーカス14は、いわゆる「超ハイターンアップ構造」を有する。超ハイターンアップ構造を有するカーカス14は、パンク状態におけるタイヤ2の耐久性に寄与する。このカーカス14は、パンク状態での耐久性に寄与する。
カーカス14のうち、荷重支持層24とオーバーラップしている部分は、インナーライナー20と離れている。換言すれば、荷重支持層24の存在により、カーカス14は湾曲させられている。
図示されていないが、カーカスプライ14aは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、75°から90°である。換言すれば、このカーカス14はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエチレンテレフタレート繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト16は、トレッド4の半径方向内側に位置している。ベルト16は、カーカス14と積層されている。ベルト16は、カーカス14を補強する。ベルト16は、内側層16a及び外側層16bからなる。図2から明らかなように、内側層16aの幅は、外側層16bの幅よりも若干大きい。図示されていないが、内側層16a及び外側層16bのそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、通常は10°以上35°以下である。内側層16aのコードの赤道面に対する傾斜方向は、外側層16bのコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。ベルト16が、3以上の層を備えてもよい。
バンド18は、ベルト16の半径方向外側に位置している。軸方向において、バンド18の幅はベルト16の幅と略同等である。図示されていないが、バンド18は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。このバンド18は、いわゆるジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコードの角度は、5°以下、さらには2°以下である。このコードによりベルト16が拘束されるので、ベルト16のリフティングが抑制される。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト16及びバンド18は、補強層を構成している。ベルト16のみから、補強層が構成されてもよい。バンド18のみから、補強層が構成されてもよい。
インナーライナー20は、カーカス14及び荷重支持層24の内面に接合されている。インナーライナー20は、架橋ゴムからなる。インナーライナー20には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー20は、タイヤ2の内圧を保持する。
チェーファー22は、ビード12の近傍に位置している。タイヤ2がリムに組み込まれると、このチェーファー22がリムと当接する。この当接により、ビード12の近傍が保護される。この実施形態では、チェーファー22は、布とこの布に含浸したゴムとからなる。このチェーファー22が、クリンチ10と一体とされてもよい。この場合、チェーファー22の材質はクリンチ10の材質と同じとされる。
荷重支持層24は、サイドウォール8の軸方向内側に位置している。この支持層24は、カーカス14よりも軸方向内側に位置している。この支持層24は、カーカス14とインナーライナー20とに挟まれている。この支持層24は、半径方向において、内向きに先細りであり外向きにも先細りである。この支持層24は、三日月に類似の形状を有する。支持層24は、高硬度な架橋ゴムからなる。タイヤ2がパンクしたとき、この支持層24が荷重を支える。支持層24はゴム塊なので、圧縮荷重に十分に耐えうる。この支持層24により、パンク状態であっても、タイヤ2はある程度の距離を走行しうる。このタイヤ2は、ランフラットタイヤとも称されている。このタイヤ2は、サイド補強タイプである。
半径方向において、支持層24の内側端42は、エイペックス36の外側端44よりも、内側に位置している。換言すれば、支持層24はエイペックス36とオーバーラップしている。典型的には、支持層24の内側端42とエイペックス36の外側端44との半径方向距離は、5mm以上50mm以下であり、さらには10mm以上40mm以下である。この距離がこの範囲であるタイヤ2では、均一な剛性分布が得られる。この距離がこの範囲になくてもよい。
支持層24の半径方向外側端46は、ベルト16の端48よりも軸方向において内側に位置している。換言すれば、支持層24はベルト16とオーバーラップしている。典型的には、支持層24の外側端46とベルト16の端48との軸方向距離は、2mm以上50mm以下であり、さらには5mm以上40mm以下である。この距離がこの範囲であるタイヤ2では、均一な剛性分布が得られる。この距離がこの範囲になくてもよい。
このタイヤ2では、タイヤ2の各部材の寸法及び角度は、特に言及のない限り、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。なお、タイヤ2が乗用車用である場合は、内圧が180kPaの状態で、寸法及び角度が測定される。
図2において、両矢印L0は、周方向に垂直な断面において、支持層24の半径方向外側端46から内側端42までの支持層24の軸方向内側面に沿って計測した距離である。点P1は、支持層24の軸方向内側面上に位置し、支持層24の半径方向外側端46からの距離が(L0/3)である点である。図2において、両矢印T1は、点P1における、このタイヤ2の外面から内面までの厚みである。より詳細には、厚みT1は、点P1から引いた法線に沿って計測される、サイドウォール8の外面からインナーライナー20の内面までの距離である。厚みT1は、バットレス部の厚みの代表値である。
図2において、点P2は、このタイヤ2が正規リム組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態での、クリンチ10とリムのフランジとの接触部分の半径方向外側端である。両矢印T2は、点P2における、このタイヤ2の外面から内面までの厚みである。より詳細には、厚みT2は、点P2から引いた法線に沿って計測される、クリンチ10の外面からインナーライナー20の内面までの距離である。厚みT2は、ビード12部の厚みの代表値である。
このタイヤ2では、厚みT1の厚みT2に対する比(T1/T2)は、0.8以上1.1以下である。換言すれば、このタイヤ2では、バットレス部の厚さは、ビード12部の厚さとほぼ同等か、それ以下である。このバットレス部の厚さは、従来のランフラットタイヤのバットレス部の厚さに比べて、薄くされている。
このタイヤ2では、この支持層24の損失正接LTは、0.06以上0.08以下である。この支持層24の損失正接は従来に比べて小さい。換言すれば、この支持層24は、従来のランフラットタイヤに比べて、変形と復元とが繰り返された時の発熱量が小さい。
本発明では、上記損失正接LT及び後述する複素弾性率Eは、「JIS K 6394」の規定に準拠して、粘弾性スペクトロメーター(岩本製作所製の「VESF−3」)を用いて、下記に示される条件で計測される。
初期歪み:10%
振幅:±2.0%
周波数:10Hz
変形モード:引張
測定温度:100℃
以下では、本発明の作用効果が説明される。
荷重支持層を備えたランフラットタイヤでは、タイヤがパンクしたとき、この支持層が荷重を支える。パンク状態にあるランフラットタイヤの走行が継続されると、支持層で熱が生じ、タイヤが高温に達する。この熱は、タイヤを構成するゴム部材の破損及びゴム部材間の剥離を招来する。ランフラット耐久性は、支持層を大きくすることで高くすることができる。しかし、大きな支持層は、タイヤの質量、タイヤの転がり抵抗、及びタイヤの縦バネ定数を大きくする。また、支持層を大きくしてバットレス部の変形を抑止すると、ビード部の変形が大きくなり、ビード部が破壊することが起こりうる。
前述のとおり、本タイヤ2では、荷重支持層24の損失正接LTは0.06以上0.08以下であり、従来のものに比べて小さい。このため、パンク状態で走行した時、この支持層24の発熱量は小さい。この支持層24を有するタイヤ2は、ゴム部材の破損及び剥離が抑えられている。このタイヤ2のランフラット耐久性は高い。
支持層24の損失正接LTは、0.075以下がより好ましい。損失正接LTが0.075以下の支持層24を有するタイヤでは、転がり抵抗が効果的に削減されうる。損失正接LTは0.065以上が好ましい。損失正接LTが0.065以上の支持層24では、損失正接が低下し過ぎることによる耐久性の低下が抑えられている。
この発熱量が小さい支持層24は、従来の支持層24に比べて薄くすることができる。前述のとおり、このタイヤ2では、比(T1/T2)は、0.8以上1.1以下である。換言すれば、このタイヤ2のバットレス部の厚さは、ビード12部の厚さとほぼ同等か、それ以下である。このタイヤ2では、従来のランフラットタイヤに比べ、質量、転がり抵抗及び縦バネ定数が低減されている。さらに本タイヤ2では、バットレス部の厚さを薄くすることで、従来のランフラットタイヤに比べて、ビード12部の大きな変形が抑制されている。これにより、ビード12部の破壊による耐久性の低下が抑えられている。本発明によれば、従来のランフラットタイヤに比べ、ランフラット耐久性が向上され、しかも、質量、転がり抵抗及び縦バネ定数が低減された空気入りタイヤ2が得られる。
比(T1/T2)は1.0以下が好ましい。比(T1/T2)は、1.0以下のタイヤ2では、質量、転がり抵抗及び縦バネ定数がより低減され、さらにパンク状態においてビード12部の過大な変形が抑制される。このビード12部は充分な耐久性を有する。比(T1/T2)は0.9以上が好ましい。比(T1/T2)が0.9以上のタイヤ2では、パンク状態において、バットレス部が充分な耐久性を有する。
このタイヤ2では、厚さT1は10.0mm以下が好ましい。厚さT1が10.0mm以下のタイヤ2では、質量、転がり抵抗及び縦バネ定数がが低減され、さらにパンク状態においてビード12部の過大な変形が抑制される。このビード12部は充分な耐久性を有する。この観点から、厚さT1は9.5mm以下がより好ましい。厚さT1は8.0mm以上が好ましい。厚さT1が8.0mm以上のタイヤ2では、バットレス部が充分な耐久性を有する。この観点から、厚さT1は8.5mm以上がより好ましい。
図2において、両矢印Mは、支持層24の最大厚みである。詳細には、厚みMは、支持層24の軸方向内側面上の点から引いた法線に沿って計測される支持層24の厚みのうちの最大値である。このタイヤ2では、厚みMは9.0mmが好ましい。厚みMが9.0mm以下のタイヤ2では、質量、転がり抵抗及び縦バネ定数がが低減され、さらにパンク状態においてビード12部の過大な変形が抑制される。このビード12部は充分な耐久性を有する。厚みMは7.0mm以上が好ましい。厚みMが7.0mm以上のタイヤ2では、バットレス部が充分な耐久性を有する。
支持層24の複素弾性率Eは9MPa以上が好ましい。複素弾性率Eが9MPa以上の支持層24は、パンク状態での縦撓みを抑制する。このタイヤ2では、パンク状態での良好な操縦安定性が実現されうる。また、このタイヤは、充分なランフラット耐久性を有する。この観点から、複素弾性率Eは9.5MPa以上がより好ましい。支持層24の複素弾性率Eは11MPa以下が好ましい。複素弾性率Eが11MPa以下の支持層24は、縦ばね定数が抑えられている。このタイヤ2は良好な乗り心地が実現されうる。この観点から、複素弾性率Eは10.5MPa以下がより好ましい。
支持層24の硬さHは60以上が好ましい。硬さHが60以上の支持層24は、パンク状態での縦撓みを抑制する。このタイヤ2では、パンク状態での良好な操縦安定性が実現されうる。この観点から、硬さHは65以上がより好ましい。支持層24の硬さHは90以下が好ましい。硬さHが90以下の支持層24は、縦ばね定数が抑えられている。このタイヤ2は良好な乗り心地が実現されうる。この観点から、硬さHは80以下がより好ましい。
図2において、符号Pwは、サイドウォール8の外面上でタイヤ2の幅が最大となる点である。両矢印Hは、ベースラインBLから点Pwまでの半径方向高さである。両矢印BHは、ベースラインBLからエイペックス36の半径方向外側端44までの高さである。比(BH/H)は、0.9以上が好ましい。比(BH/H)が、0.9以上のタイヤ2では、このビード12部はパンク時の走行において、充分な耐久性を有する。比(BH/H)は、1.0以下が好ましい。比(BH/H)が、1.0以下のタイヤ2では、質量及び縦バネ定数が低減されうる。
図3には、本発明の他の実施形態における、空気入りタイヤ50が示されている。図3において、上下方向がタイヤ50の半径方向であり、左右方向がタイヤ50の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ50の周方向である。図3において、一点鎖線CLはタイヤ50の赤道面を表わす。このタイヤ50の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
このタイヤ50は、トレッド52、ウィング54、サイドウォール56、クリンチ58、ビード60、カーカス62、ベルト64、バンド66、インナーライナー68、チェーファー70及び荷重支持層72を備えている。このタイヤ50は、チューブレスタイプである。このタイヤ50は、乗用車に装着される。
図3に示されるように、このタイヤ50は、そのサイド面に多数のディンプル74を備えている。本発明においてサイド面とは、タイヤ50の外面のうち軸方向から目視されうる領域を意味する。典型的には、ディンプル74は、サイドウォール56の表面に形成される。サイド面のうち、ディンプル74以外の部分は、ランド76である。図3において両矢印Deで示されているのは、ディンプル74の深さである。
図4は、図3のタイヤ50のサイドウォール56の一部が示された拡大正面図である。図4において、左右方向は周方向であり、上下方向は半径方向である。図4には、多数のディンプル74が示されている。それぞれのディンプル74の輪郭は、長方形である。換言すれば、このディンプル74では、半径方向長さD2よりも周方向長さD1の方が大きい。このディンプル74の輪郭が楕円でもよい。このディンプル74の輪郭がその他の形状でもよい。同様のディンプル74がクリンチ58にも形成されてよい。
このタイヤ50は、サイド面に上記ディンプル74を有している他は、図1のタイヤ2と同じ構造をしている。
以下では、本発明の作用効果が説明される。
図1のタイヤ2と同様に、本タイヤ50では、荷重支持層72の損失正接LTは0.06以上0.08以下であり、従来のものに比べて小さい。このため、パンク状態で走行した時、この支持層72の発熱量は小さい。この支持層72を有するタイヤ50は、ゴム部材の破損及び剥離が抑えられている。このタイヤ50のランフラット耐久性は高い。
図1のタイヤ2と同様に、この発熱量が小さい支持層72は、従来の支持層72に比べて薄くすることができる。このタイヤ50のバットレス部の厚さは、ビード60部の厚さとほぼ同等か、それ以下である。このタイヤ50では、従来のランフラットタイヤに比べ、質量、転がり抵抗及び縦バネ定数が低減されている。さらに本タイヤ50では、バットレス部の厚さを薄くすることで、従来のランフラットタイヤに比べて、ビード60部の大きな変形が抑制されている。これにより、ビード60部の破壊による耐久性の低下が抑えられている。本発明によれば、従来のランフラットタイヤに比べ、ランフラット耐久性が向上され、しかも、質量、転がり抵抗及び縦バネ定数が低減された空気入りタイヤ50が得られる。
さらにこのタイヤ50では、車輌の走行時、ディンプル74によって乱流が発生する。この乱流は、サイドウォール56からの放熱を促進する。このタイヤ50は、パンク状態であっても昇温しにくい。このタイヤ50は、ゴム部材の破壊や剥離が発生し難い。このため、ディンプル74によりバットレス部の厚みは薄くなるが、タイヤ50の耐久性は維持されうる。一方、バットレス部が薄くなるため、タイヤ50の質量及び転がり抵抗は小さくされうる。さらに、薄いバットレス部は、縦バネ定数の低減に寄与する。このタイヤ50では、ランフラット耐久性を維持したまま、良好な燃費性能及び乗り心地が実現されうる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えた実施例1の空気入りタイヤ(ランフラットタイヤ)を得た。このタイヤのサイズは、225/60R18とされた。このタイヤでは、厚さT1は9.0mmとされ、厚さT2は10.2mmとされた。
[比較例1]
比較例1は、従来の荷重支持層を有するランフラットタイヤである。
[比較例2−4及び実施例2−4]
厚さT1を変えて比(T1/T2)を表2の通りとした他は実施例1と同様にして、比較例2−4及び実施例2−4のタイヤを得た。
[比較例5−6及び実施例5−8]
損失正接LTを表3の通りとした他は実施例1と同様にして、比較例5−6及び実施例5−8のタイヤを得た。
[実施例9−14]
複素弾性率Eを表4の通りとした他は実施例1と同様にして、比較例9−14のタイヤを得た。
[実施例15−19]
比(BH/H)を表5の通りとした他は実施例1と同様にして、実施例15−19のタイヤを得た。
[実施例21]
図3に示された構成を備え、下記の表6に示された仕様を備えた実施例21の空気入りタイヤ(ランフラットタイヤ)を得た。このタイヤは、サイドウォール表面に多数のディンプルを付加した他は実施例1と同じである。
[実施例20及び22]
厚さT1を変えて比(T1/T2)を表6の通りとした他は実施例21と同様にして、実施例20及び22のタイヤを得た。
[タイヤ質量]
タイヤの質量を計測した。この結果が、実施例1を100とした指数値で下記の表1から6に示されている。数値が小さいほど、質量が小さいことが示されている。数値が小さいほど、好ましい。
[縦バネ定数の評価]
下記の条件にて、タイヤの縦バネ定数を測定した。
使用リム:18×6.5J
内圧:180kPa
荷重:5.0kN
この結果が、実施例1を100とした指数値で下記の表1から6に示されている。数値が小さいほど、縦剛性が小さいことを表している。数値が小さいほど、好ましい。
[転がり抵抗]
転がり抵抗試験機を用い、下記の測定条件で転がり抵抗を測定した。
使用リム:18×6.5J
内圧:180kPa
荷重:5.0kN
速度:80km/h
この結果が、実施例1を100とした指数値で下記の表1から6に示されている。数値が小さいほど、転がり抵抗が小さいことを表している。数値が小さいほど、好ましい。
[耐久性(ランフラット)]
タイヤがパンクして内圧が低下した場合における耐久性を、以下のようにして評価した。タイヤを正規リム(18×6.5J)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を180kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、JATMA最大負荷荷重の65%に相当する縦荷重(7.5kN)をタイヤに負荷した。その後、このタイヤの内圧を常圧としてパンク状態を再現し、このタイヤを80km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行させた。タイヤが破壊するまでの走行距離を、測定した。この結果が、実施例1を100とした指数値で下記の表1から6に示されている。数値が大きいほど、好ましい。
Figure 2015101219
Figure 2015101219
Figure 2015101219
Figure 2015101219
Figure 2015101219
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表1から6に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたタイヤは、種々の車両に適用されうる。
2、50・・・タイヤ
4、52・・・トレッド
6、54・・・ウイング
8、56・・・サイドウォール
10、58・・・クリンチ
12、60・・・ビード
14、62・・・カーカス
14a・・・カーカスプライ
16、64・・・ベルト
16a・・・内側層
16b・・・外側層
18、66・・・バンド
20、68・・・インナーライナー
22、70・・・チェーファー
24、72・・・荷重支持層
26・・・トレッド面
28・・・ベース層
30・・・キャップ層
32・・・溝
34・・・コア
36・・・エイペックス
38・・・主部
40・・・折り返し部
42・・・内側端
44、46・・・外側端
48・・・端
74・・・ディンプル
76・・・ランド

Claims (4)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールよりも半径方向略内側に位置する一対のクリンチと、それぞれがクリンチよりも軸方向内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、それぞれが上記サイドウォールよりも軸方向内側に位置する一対の荷重支持層とを備えており、
    上記荷重支持層の損失正接LTが0.06以上0.08以下であり、
    周方向に垂直な断面において、上記荷重支持層の半径方向外側端から内側端までの上記荷重支持層の軸方向内側面に沿って計測した距離がL0とされ、上記荷重支持層の軸方向内側面上に位置し、上記荷重支持層の半径方向外側端からの距離が(L0/3)である点がP1とされ、このタイヤがリムに組み込まれたとき上記クリンチと上記リムのフランジとの接触部分の外側端の点がP2とされたとき、点P1におけるこのタイヤの外面から内面までの厚みT1の、点P2におけるこのタイヤの外面から内面までの厚みT2に対する比(T1/T2)が0.8以上1.1以下である空気入りタイヤ。
  2. 上記荷重支持層の複素弾性率Eが9MPa以上11MPa以下である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 上記ビードが、コアと、このコアから半径方向外向きに延びるエイペックスとを備えており、
    上記サイドウォールの外面上でタイヤの幅が最大となる点がPwとされたとき、半径方向において、ベースラインから上記エイペックスの外側端までの高さBHの、ベースラインから上記点Pwまでの高さHに対する比(BH/H)が、0.9以上1.0以下である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 上記タイヤの外面のうち軸方向から目視されうる領域であるサイド面に、多数のディンプルを有している請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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