JP3673122B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両側のビードコア間をのび、かつビードコア間を跨り該ビードコアで折返されるカーカスプライを含む複数枚のカーカスプライからなるカーカスと、トレッド部の内方かつカーカスの外側に配されるベルト層と、サイドウォール部に配されかつタイヤの空気抜けの際の荷重支持機能を受け持つゴム補強層とを具える空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】
上記した空気入りタイヤとして、例えば、米国特許第5368082号公報のものが知られている。このようなタイヤは、パンクが発生した場合、必要なタイヤ修理またはタイヤ交換を行う前に、空気抜けの状態でも相当長い距離を適切な速度で進むことが可能である。従って、パンク時の安全性を向上しうるとともに、問題なく最寄の修理工場に行くことができ、また交通量の多い道路での危険なタイヤ交換を避けうるなどの利点を有する。
【0003】
そこで本発明は、このような空気入りタイヤの改良に関わり、前記利点を確保しつつ空気抜けの状態でも良好な高速走行を可能とし、かつ前記ゴム補強層に起因する、標準内圧状態での乗り心地性の低下およびタイヤ重量の増加を最大限に抑制しうる空気入りタイヤの提供を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願請求項1の本発明は、ビードエーペックスゴム付きの両側のビードコア間をのび、かつビードコア間を跨り該ビードコアで折返されるカーカスプライを含む複数枚のカーカスプライからなるカーカスと、トレッド部の内方かつカーカスの外側に配されるベルト層と、前記ビードコアから立ち上がる前記ビードエーペックスゴムと、サイドウォール部に配されかつタイヤの空気抜けの際の荷重支持機能を受け持つゴム補強層とを具える空気入りタイヤであって、
前記カーカス(20)は、タイヤ内腔側から順に配される第1、第2、第3のカーカスプライ(1、2、3)からなり、
かつ前記ゴム補強層(21)は、前記第1のカーカスプライ(1)の内腔側に配される第1のゴム補強プライ(4)と、前記第1、第2のカーカスプライ(2、3)間に配される第2のゴム補強プライ(5)と、前記第2、第3のカーカスプライ(2、3)間に配され前記ビードエーペックスゴム(9)と隣接する第3のゴム補強プライ(6)とからなるとともに、
前記第1〜第3のゴム補強プライ(4、5、6)は、前記ビードエーペックスゴム(9)のタイヤ軸方向内側で高さ位置を互いに違えて配される内方端(4e、5e、6e)から、前記ベルト層(10)のタイヤ軸方向外端部下に配される外方端(4f、5f、6f)まで異なる半径方向高さを有して延在し、
かつ前記第2のゴム補強プライ(5)のゴム厚さは、少なくともサイドウォール部TSの、タイヤ断面高さの1/2の距離をビードベースラインLから隔たるタイヤ外面上の1/2高さ位置Eと、タイヤ断面高さの2/3の距離をビードベースラインLから隔たるタイヤ外面上の2/3高さ位置Dとの間の領域である主要部において前記第1、第3のゴム補強プライ(4、6)のゴム厚さよりも小であることを特徴としている。
【0005】
しかも請求項1の発明においては、前記第2のゴム補強プライ(5)のゴム厚さは、少なくともサイドウォール部TSの、タイヤ断面高さの1/2の距離をビードベースラインLから隔たるタイヤ外面上の1/2高さ位置Eと、タイヤ断面高さの2/3の距離をビードベースラインLから隔たるタイヤ外面上の2/3高さ位置Dとの間の領域である主要部において前記第1、第3のゴム補強プライ(4、6)のゴム厚さよりも小であることを特徴としている。
【0006】
また請求項2の発明では、前記第1のカーカスプライ(1)は、前記ビードコア(8)の廻りで折り返される折返し端部(11)を有し、この折返し端部(11)は前記第3のカーカスプライ(3)の巻き下ろし端部(12)と重なり合って接合する接合部(23)を形成するとともに、前記第2のカーカスプライ(2)の端部(13)は、前記ビードエーペックスゴム(9)のタイヤ軸方向内側面で終端することを特徴としている
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例とともに説明する。なお図1は、タイヤ赤道を中心として左右対称に形成された空気入りタイヤの右半分を概念的に示す断面図、図2は図1に示すゴム補強プライの高さとゴム厚さとの関係を説明するための概略図、図3は本発明の好まし一実施例のタイヤの右半分を示す断面図である。
【0008】
図1、3に示す如く、空気入りタイヤは、両側のビードコア8、8間をタイヤ内腔THに沿ってのびるトロイド状のカーカス20と、トレッド部TTの内方かつ前記カーカス20の外側に配されるベルト層10と、サイドウォール部TSに配されかつタイヤの空気抜けの際の荷重支持機能を受け持つゴム補強層21とを具える。またカーカス20は、ビードエーペックスゴム付きの両側のビードコア間をのび、かつビードコア間を跨り該ビードコアで折返されるカーカスプライを含む。即ち、図1,図2に示すように、カーカス20には、ビードコア間を跨り該ビードコアで折返されるカーカスプライとともに、ビードコア間をのびるが該ビードコアで折返されないカーカスプライを含みうる。
【0009】
なお前記ベルト層10は、図1に示すように、ベルトコードをタイヤ周方向に対して10〜35度の角度で配列した2枚のベルトプライ10A、10Bからなり、ベルトコードとして芳香族ポリアミド繊維コードおよびスチールコードが好適に採用される。またベルトプライ10A、10B間には、ベルト層10の略全巾に亘り補助ゴム層22(図1に示す)が介在する。この補助ゴム層22は、トレッド部TTに作用する衝撃を緩和するなど乗り心地性の向上に役立ち、またパンク時のたわみの低減にも期待できる。なお補助ゴム層22のゴム厚さは、ベルトプライ10A、10Bによるタガ効果を低減させることなく衝撃吸収効果を発揮するために、0.3〜2.0mm、本例では0.4mmとしている。
【0010】
また前記カーカス20は、タイヤ内腔TH側から順に配される第1、第2、第3のカーカスプライ1、2、3から形成され、各カーカスプライ1、2、3は、例えばレーヨンなどの有機繊維のカーカスコードをタイヤ周方向に対して75〜90度の角度で配列している。
【0011】
前記第1のカーカスプライ1は、ビードコア8、8間を跨る本体部の両側に、前記ビードコア8の周りでタイヤ軸方向内側から外側に折返される折返し端部11を具え、この折返し端部11は、前記ビードコア8から立ち上がるビードエーペックスゴム9のタイヤ軸方向外側面に沿いかつこのビードエーペックスゴム9の高さの1/2以上に亘って延在する。
【0012】
また前記第3のカーカスプライ3は、トレッド部TTからサイドウォール部TSをへてビード部TBに巻き下ろされ、その巻き下ろし端部12は、前記折返し端部11と重なり合って接合する接合部23を形成する。
【0013】
また前記第2のカーカスプライ2は、トレッド部TTからサイドウォール部TSをへて前記ビードエーペックスゴム9のタイヤ軸方向内側面に沿って巻き下ろされて終端するとともに、本例では、その巻き下ろし端部13は、前記ビードコア8の半径方向上方領域で第1のカーカスプライ1の本体部に隣接している。
【0014】
次に、前記ゴム補強層21は、タイヤ内腔面をなすインナーライナ7と前記第1のカーカスプライ1との間に配される第1のゴム補強プライ4と、前記第1、第2のカーカスプライ2、3間に配される第2ゴム補強プライ5と、前記第2、第3のカーカスプライ2、3間に配される第3ゴム補強プライ6とから形成される。
【0015】
この第1〜第3のゴム補強プライ4、5、6は、夫々ビード側の半径方向内方端4e、5e、6eからトレッド側の半径方向外方端4f、5f、6fまで、夫々異なる半径方向高さPを有して延在する。なお各内方端4e、5e、6eは、半径方向の高さ位置を互いに違え、かつ前記ビードエーペックスゴム9のタイヤ軸方向内方側に配置している。本例では、前記内方端4e、5e、6eが、第1のゴム補強プライ4から順に、その高さ位置を順次高くした場合を例示している。
【0016】
また第1〜第3のゴム補強プライ4、5、6は、サイドウォール部TSにおける任意の高さ位置において、そのゴム厚さが互いに相違している。
【0017】
特に本例では、前記第1〜第3のゴム補強プライ4、5、6は、その全長に亘って異なるゴム厚さを有し、また内方端4e、5e、6eおよび外方端4f、5f、6fにおいては、そのゴム厚さは、先端に向かって先細状に減じている。しかも前記第2のゴム補強プライ5のゴム厚さは、少なくともサイドウォール部TSの主要部TS1における任意の高さ位置において、前記第1、第3のゴム補強プライ4、6のゴム厚さよりも小に設定している。ここで前記「主要部TS1」とは、タイヤ断面高さの1/2の距離をビードベースラインLから隔たるタイヤ外面上の1/2高さ位置Eと、タイヤ断面高さの2/3の距離をビードベースラインLから隔たるタイヤ外面上の2/3高さ位置Dとの間の領域を意味する。
【0018】
また前記第3のゴム補強プライ6の内方端6eは、前記ビードエーペックスゴム9の内側面に隣接し、これによって第3のゴム補強プライ6とビードエーペックスゴム9とが一体に加硫接合してなるプライ・エーペックス接合体24を構成する。
【0019】
また前記外方端4f、5f、6fは、夫々前記ベルト層10のタイヤ軸方向外端部10E下で途切れ、本例では、各外方端4f、5f、6fのベルト端からのタイヤ軸方向距離LA、LB、LCは、第1のゴム補強プライ4から順に減少している。すなわちLA>LB>LCとしている。
【0020】
図2は、前記ゴム補強プライ4、5、6の高さPとゴム厚さとの関係を説明するための線図であり、そのときの各高さ位置におけるゴム厚さを、表1に記載する。なお表1では、第3のゴム補強プライ6にかえてプライ・エーペックス接合体24における高さPとゴム厚さとを示している。なお図2および表1に示す前記高さ位置▲1▼〜▲4▼或いは▲1▼〜▲6▼は、各ゴム補強プライ4、5、6を5分割或いは7分割した時の分割位置である。また表1における高さPの誤差は±3.0mm、ゴム厚さの誤差は±0.3mmである。
【0021】
【表1】
Figure 0003673122
【0022】
ここで、空気抜けの状態でのタイヤの走行特性と、標準内圧状態での走行特性とにおいて本質的に重要なことは、前述したごとく、一つは前記ゴム補強プライ4、5、6の半径方向高さPと、その高さ全体にわたるゴム厚さの分布である。また、もう1つ重要なことは、このゴム補強プライ4、5、6に使用するゴム組成物のゴム物性である。
【0023】
従って本例では、前記ゴム補強プライ4、5、6に前記ビードエーペックスゴム9と同一のゴム組成物を用いるとともに、このゴム組成物として、天然ゴム(NR)および合成天然ゴム(IR)であるポリイソプレインゴム(NR/IR)とブタジエンゴム(BR)とからなるゴム基材に、カーボンブラック、亜鉛白、ステアリン酸、老化防止剤、軟化剤、硫黄および促進剤を配合している。
【0024】
好ましくは、前記ゴム基材100重量部中に、ポリイソプレインゴム(NR/IR)を少なくとも50重量部配合するとともに、このゴム基材の100重量部に対し、50〜60重量部のカーボンブラックと、5〜8重量部の酸化亜鉛と、2重量部のステアリン酸と、1.5重量部の老化防止剤と、少なくとも1重量部の加硫促進剤および硫黄とを添加している。なお損失係数を減じるために、好ましくは硫黄を4〜5重量部配合し、またカーボンブラックとして、ソフトカーボンであるFEFを使用する。
【0025】
また前記ゴム組成物は、前記空気抜け状態及び標準内圧状態での走行特性を最適とするために、以下の如きゴム物性を有するように加硫されなければならない。
【0026】
すなわち、前記ゴム組成物は、複素弾性係数E*が9MPa以上、かつ損失係数tanδが0.03以下であり、またゴム硬度IRHDが80度以上である。なお複素弾性係数E*および損失係数tanδは、“EPLEXOR”を用い、10Hz、10%プレストレス、1%DSA(二重ひずみ振幅)で、70゜Cにおいて測定した値である。またゴム硬度IRHDは、DIN53915の規定に基づき、タイヤから採取したゴムの小試料片で測定した値である。
【0027】
次に、図3には、本発明に基づく空気入りタイヤの好ましい一実施態様を示している。このタイヤの基本構造は、前記図1に概念的に示したタイヤの実施態様に相当するが、本例では、第3のゴム補強プライ6がビードエーペックスゴム9と一体化され、プライ・エーペックス接合体24を構成する場合を例示している。またビード部TBには、リムフランジの円弧部に沿ってその先端近傍までのびる断面略三角形状のリム外れ防止リブ26をタイヤ軸方向外方に突出している。
【0028】
この図3には、ゴム厚さの測定位置が正確に記載されており、この測定位置を利用して本願の本質である、ゴム補強プライ4、5、6におけるゴム厚さとその測定位置との関係を明確にすることができる。
【0029】
本例では、タイヤ赤道面TC上でのタイヤ厚さA2が、好ましくは17.5±0.8mmであるのに対し、図示したトレッド接地端でのタイヤ厚さC2を18.5±1.0mmとしている。ここで、前記「トレッド接地端」とは、タイヤを正規リムにリム組みして正規内圧を充填するとともに正規荷重を作用させた時に接地しうるトレッド面のタイヤ軸方向最外端を意味する。又日本においては、前記「正規リム」とは、JATMAで規定する標準リム、「正規内圧」とは、JATMAで規定する最高空気圧タイヤ(乗用車用タイヤの場合には180KPaとする)、「正規荷重」とは、JATMAで規定する最大負荷能力を意味する。また、図示した前記リム外れ防止リブ26の下端位置Wにおけるビード厚さYが20.0±1.5mmであるのに対し、前記リムフランジの円弧部下端位置に相当する高さ位置Rにおけるビード厚さR1を、15.0±1.5mmとしている。なお本例では、前記下端位置W及び高さ位置Rのビードベースラインからの高さW,Rは、それぞれ22.0±5.0mm,14.0±1.5mmである。
【0030】
また本発明の空気入りタイヤにとって、前記第1〜3のゴム補強プライ4、5、6の各外方端4f、5f、6fの位置も重要であり、ベルト端からの各外方端4f、5f、6fまでのタイヤ軸方向距離LA、LB、LCは夫々相違している。なお前記距離LAは33.0±2.5mmが好ましく、距離LBは22.0±2.5mmが好ましく、また距離LCは15.0±2.5mmが好ましい。
【0031】
また図3から明らかなように、前記ゴム補強プライ4、5、6はその半径方向の高さ全体にわたり、ゴム厚さを連続的に変化させているとともに、サイドウォール部TSにおける任意の各高さ位置において、ゴム補強プライ4、5、6のゴム厚さは相違している。
【0032】
具体的には、前記2/3高さ位置Dでは、第1のゴム補強プライ4のゴム厚さDIが3.0±0.5mm、第2のゴム補強プライ5のゴム厚さDMが2.8±0.5mm、かつ第3のゴム補強プライ6のゴム厚さDAが2.9±0.5mmとなる。すなわちDI≠DM≠DAであり、かつDMが最も小である。
【0033】
また前記1/2高さ位置Eでは、第1のゴム補強プライ4のゴム厚さEIが3.2±0.5mm、第2のゴム補強プライ5のゴム厚さEMが2.9±0.5mm、かつ第3のゴム補強プライ6のゴム厚さEAが3.3±0.5mmとなる。すなわちEI≠EM≠EAであり、かつEMが最も小である。
【0034】
また前記下端位置Wでは、第1のゴム補強プライ4のゴム厚さYIが2.5±0.5mm、第2のゴム補強プライ5のゴム厚さYMが1.9±0.5mm、かつプライ・エーペックス接合体24のゴム厚さYAが6.9±0.5mmとなる。すなわちYI≠YM≠YAであり、かつYMが最も小である。
【0035】
また本例では、前記2/3高さ位置Dまたは前記1/2高さ位置Eにおいて、前記ゴム補強プライ4、5、6の各ゴム厚さの合計を最大としている。
【0036】
【発明の効果】
本発明は叙上の如く構成しているため、必要なランフラット性能を確保しつつ空気抜けの状態でも良好な高速走行を可能とし、かつ前記ゴム補強層に起因する、標準内圧状態での乗り心地性の低下およびタイヤ重量の増加を最大限に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイヤ赤道を中心として左右対称に形成された空気入りタイヤの右半分を概念的に示す断面図である。
【図2】図1に示すゴム補強プライの高さとゴム厚さとの関係を説明するための概略図である。
【図3】図3は本発明の好まし一実施例のタイヤの右半分を示す断面図である。
【符号の説明】
1、2、3 カーカスプライ
4、5、6 ゴム補強プライ
4e、5e、6e 内方端
4f、5f、6f 外方端
8 ビードコア
9 ビードエーペックスゴム
10 ベルト層
11 折返し端部
12 巻き下ろし端部
13 端部
20 カーカス
21 ゴム補強層
23 接合部

Claims (2)

  1. ビードエーペックスゴム付きの両側のビードコア間をのび、かつビードコア間を跨り該ビードコアで折返されるカーカスプライを含む複数枚のカーカスプライからなるカーカスと、トレッド部の内方かつカーカスの外側に配されるベルト層と、前記ビードコアから立ち上がる前記ビードエーペックスゴムと、サイドウォール部に配されかつタイヤの空気抜けの際の荷重支持機能を受け持つゴム補強層とを具える空気入りタイヤであって、
    前記カーカス(20)は、タイヤ内腔側から順に配される第1、第2、第3のカーカスプライ(1、2、3)からなり、
    かつ前記ゴム補強層(21)は、前記第1のカーカスプライ(1)の内腔側に配される第1のゴム補強プライ(4)と、前記第1、第2のカーカスプライ(2、3)間に配される第2のゴム補強プライ(5)と、前記第2、第3のカーカスプライ(2、3)間に配され前記ビードエーペックスゴム(9)と隣接する第3のゴム補強プライ(6)とからなるとともに、
    前記第1〜第3のゴム補強プライ(4、5、6)は、前記ビードエーペックスゴム(9)のタイヤ軸方向内側で高さ位置を互いに違えて配される内方端(4e、5e、6e)から、前記ベルト層(10)のタイヤ軸方向外端部下に配される外方端(4f、5f、6f)まで異なる半径方向高さを有して延在し、
    かつ前記第2のゴム補強プライ(5)のゴム厚さは、少なくともサイドウォール部TSの、タイヤ断面高さの1/2の距離をビードベースラインLから隔たるタイヤ外面上の1/2高さ位置Eと、タイヤ断面高さの2/3の距離をビードベースラインLから隔たるタイヤ外面上の2/3高さ位置Dとの間の領域である主要部において前記第1、第3のゴム補強プライ(4、6)のゴム厚さよりも小であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記第1のカーカスプライ(1)は、前記ビードコア(8)の廻りで折り返される折返し端部(11)を有し、この折返し端部(11)は前記第3のカーカスプライ(3)の巻き下ろし端部(12)と重なり合って接合する接合部(23)を形成するとともに、前記第2のカーカスプライ(2)の端部(13)は、前記ビードエーペックスゴム(9)のタイヤ軸方向内側面で終端することを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
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