JPH10138195A - テープ処理装置 - Google Patents

テープ処理装置

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JPH10138195A
JPH10138195A JP31149096A JP31149096A JPH10138195A JP H10138195 A JPH10138195 A JP H10138195A JP 31149096 A JP31149096 A JP 31149096A JP 31149096 A JP31149096 A JP 31149096A JP H10138195 A JPH10138195 A JP H10138195A
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tape
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fixed blade
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聡 橋本
Yoshikiyo Furuya
吉清 古屋
Hideyuki Tsukuda
秀行 佃
Kenji Watanabe
健二 渡邊
Takanobu Kameda
登信 亀田
Tomoyuki Niimura
朋之 新村
Tomohiro Moriya
智宏 守屋
Hironaga Iida
浩永 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断後のテープが再切断され或いはテープ排
出口の部分に詰まるなどの、静電気の影響を排除するこ
とができるテープ処理装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 装置ケース2内に収容した帯電性を有す
る長尺のテープTを随時送りながら、装置ケース2内に
収容したカッター23で所定長に切断し、切断したテー
プTを装置ケース2に形成したテープ排出口13から外
部に排出するようにしたテープ処理装置1において、カ
ッター23には、カッター23に臨むテープTに接触す
ると共に、アースに接続されて静電気を除電する除電ブ
ラシ24が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電し易いテープ
を切断した後、これを装置ケース外に排出するようにし
たテープ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のテープ処理装置として特
開平8−58203号公報に記載のテープ印刷装置が知
られている。このテープ印刷装置には、装置ケース内
に、樹脂性のテープをロール状に巻回して収容したテー
プカートリッジが装着されており、テープカートリッジ
から繰り出したテープに印字ヘッドを押当てて印字を行
うと共に、印字した部分をカッターに臨ませて所定の長
さに切断し、さらに切断したテープを装置ケースに形成
したテープ排出口から排出するようにしている。この場
合、テープカートリッジのカートリッジケースは、カー
ボン等の導電性材料を混入した樹脂で構成され、これに
対応して装置ケースのカートリッジ装着部も、アースに
接続されると共に、カーボン等の導電性材料を混入した
樹脂で構成されている。これにより、テープカートリッ
ジの製造過程やテープを繰り出すときの摩擦によって、
テープに帯電した静電気をアースして、装置の構成部品
に対する静電気の影響を排除している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のテー
プ処理装置では、単純にテープカートリッジをアースに
導通する構造となっているため、静電気の性質上、帯電
したテープを十分に除電することができない。すなわ
ち、除電対象物であるテープの全域に、除電部材を接触
させることがないため、十分な除電は不可能であった。
また、テープは、テープカートリッジから繰り出された
後、テープ排出口から排出されるまでの走行過程におい
ても、経路部材や構成部材等に擦れ合って、新たに帯電
する。このため、特に、テープを自動切断する場合に
は、カッターで切断した後のテープ片が、静電気により
テープ排出口の部分に吸着し、再切断されたり、詰まっ
たりする問題があった。
【0004】本発明は、切断後のテープが再切断され或
いはテープ排出口の部分に詰まるなどの、静電気の影響
を排除することができるテープ処理装置を提供すること
をその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のテープ処理装置
は、装置ケース内に収容した帯電性を有する長尺のテー
プを随時送りながら、装置ケース内に収容したカッター
で所定長に切断し、切断したテープを装置ケースに形成
したテープ排出口から外部に排出するようにしたテープ
処理装置において、カッターには、カッターに臨むテー
プに接触すると共に、アースに接続されて静電気を除電
する除電ブラシが設けられていることを特徴とする。
【0006】この構成によれば、装置ケース内におい
て、テープ排出口の手前にあるカッターに除電ブラシを
設けているため、帯電したテープがカッターに臨むとき
に除電され、切断後、切り離されたテープがカッターや
テープ排出口に吸着することがなく、装置外に良好に排
出される。また、除電ブラシをカッターに設けること
で、除電ブラシ専用のホルダなどを省略することができ
ると共に、カッターの切断動作により発生する静電気も
除電することができる。一方、除電ブラシをカッターに
臨むテープに接触させるようにしているため、帯電した
テープは、送られる過程で、除電ブラシにより掃き取る
ようにして効率よく且つ十分に除電されることになる。
【0007】この場合、除電ブラシは、カッターを介し
てアースに接続されていることが、好ましい。
【0008】この構成によれば、カッターをアース側の
一部材として活用することができるため、除電ブラシを
直接、リード線でグランド(アース)する場合に比し
て、大きなグランドを得ることができ、静電気を効率よ
く除電することができる。
【0009】これらの場合、カッターは、相互に切断動
作する固定刃および可動刃を有し、除電ブラシは、固定
刃に取り付けられていることが、好ましい。
【0010】この構成によれば、固定刃を介して除電ブ
ラシを不動に配置しておくことができるため、除電ブラ
シをテープに対し安定に接触させることができると共
に、アース側のリード線の取り回しも容易になる。
【0011】この場合、除電ブラシは、固定刃の表面に
押圧固定されていることが、好ましい。
【0012】この構成によれば、除電ブラシから固定刃
に広い面積で静電気を逃がすことができると共に、その
際の導通不良を確実に防止することができ、静電気を良
好に除電することができる。またかかる場合に、除電ブ
ラシを固定刃に均一な力で押圧し且つ強固に固定するた
めには、除電ブラシが、固定刃と押え板との間に挟持さ
れ、かつ押え板を貫通して固定刃に螺合した複数本のね
じにより、固定刃の表面に押圧固定されていることが、
より好ましい。
【0013】これらの場合、カッターに臨むテープを挟
んで除電ブラシに対向する位置には、テープの走行を案
内するがガイド部材が配設されていることが、好まし
い。
【0014】この構成によれば、除電ブラシに接触した
テープを、反対側からガイド部材で押さえることにな
り、除電ブラシとテープとを安定に接触させることがで
き、静電気を安定して除電することができる。
【0015】これらの場合、除電ブラシは、多数本の除
電毛を束ねた複数個の除電結束子を有し、複数個の除電
結束子は、カッターに臨むテープの幅方向に等間隔に配
設されていることが、好ましい。
【0016】この構成によれば、カッターに臨むテープ
の幅方向の全域に、多数本の除電毛を配設する場合に比
して、除電毛の数を少なくすることができ、除電性能を
損なうことなく、除電ブラシのコストを低減することが
できる。なお、テープ幅の異なる複数種のテープを扱う
場合には、複数個の除電結束子は、最大幅のテープに合
わせて配設することが、好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明の一実施形態に係るテープ処理装置をテープ印刷装
置に適用した場合について説明する。このテープ印刷装
置は、テープに所望の印刷(印字)を行うと共に、テー
プの印刷部分を所定長に切断する機能を有しており、切
断されたテープは書類ファイルなどに貼着するラベルと
して用いられる。すなわち、テープ印刷装置は無地のテ
ープから文字を印刷したラベルを作成するものである。
【0018】図1および図2に示すように、このテープ
印刷装置1は、上下2分割の装置ケース2によりその外
殻が形成され、前部にキー入力部3を、右後部にディプ
レイ4を、そして左後部にテープカートリッジ5を装着
するためのポケット6を配設して、構成されている。ポ
ケット6には窓付きの開閉蓋7が設けられており、開閉
蓋7の隅部に相当する位置には、開閉蓋7を開放する開
放ボタン8が配設されている。ポケット6の内部にはイ
ジェクト機構9が組み込まれており、イジェクト機構9
はテープカートリッジ5を受け入れると共に、受け入れ
たテープカートリッジ5を取り出し易い位置まで上昇さ
せる。
【0019】また、開閉蓋7の内部には、テープカート
リッジ5の方形開口部5aに位置して、印刷ヘッド10
が、またテープカートリッジ5には、印刷ヘッド10に
対向するようにプラテンローラ11が、それぞれ配設さ
れている。テープTは、プラテンローラ11によりテー
プカートリッジ5から繰り出され、印刷ヘッド10によ
り印刷されながら更に装置外部に送り出されてゆく。一
方、印刷ヘッド10の左側の装置ケース2内には、オー
トカット装置12が収容されており、テープTの送出し
動作が停止したところで、オートカット装置12によ
り、テープTが所定の長さ(印刷部分+余白)にカット
される。また、装置ケース2の左側部には、オートカッ
ト装置12に隣接して、テープTを装置外部に送り出す
ためのテープ排出口13が形成されている。
【0020】このテープ印刷装置1によりテープTから
ラベルを作成する場合には、先ず、開放ボタン8を押し
て開閉蓋7を跳ね上げ後、開閉蓋7を手動で完全開放さ
せる(図1参照)。次に、ポケット6のイジェクト機構
9の上にテープカートリッジ5をセットし、さらにテー
プカートリッジ5を押し込んで完全に装着する。テープ
カートリッジ5を装着したら、開閉蓋7を閉塞し、テー
プ印刷装置1を印刷待機状態にする。次に、ディプレイ
4を見ながらキー入力部3のキー3aを適宜操作して、
所望の入力を行う。ディプレイ4で所望の入力が確認で
きたら、さらにキー3aを操作して印刷動作を指令す
る。
【0021】印刷動作が指令されると、テープカートリ
ッジ5内のテープTとインクリボン(図示省略)が同時
に走行を開始し、熱転写による印刷が行われる。この印
刷の進行と共に、インクリボンはテープカートリッジ5
内で巻き取られるが、印刷が行われたテープTは、テー
プ排出口13から送り出されてゆく。印刷が完了する
と、余白用の送りが行われた後、テープTおよびインク
リボンの走行が停止する。続いて、オートカット装置1
2が作動して、テープTを切断する。また、テープカー
トリッジ5を取り出す場合には、開放ボタン8を押して
開閉蓋7を跳ね上げ後、開閉蓋7を手動で完全開放す
る。するとこの開放動作に連動してイジェクト機構9が
働き、テープカートリッジ5は上記のセット状態まで押
し上げられる。
【0022】テープTは、いわゆる剥離紙付きの粘着テ
ープであり、インクの載りが良好になるように表面が加
工され、粘着材を塗布した裏面には剥離可能な剥離テー
プが張り合わされている。したがって、切断されたテー
プTの剥離テープを剥がせば、文字や記号が印刷された
テープTを、ラベルとして所望の対象物に貼り付けるこ
とができる。また、このテープ印字装置1では、テープ
幅が6mm、9mm、12mm、18mm、24mmお
よび36mmなどの各種のテープ(=インクリボン)T
が用意されており、これらテープ幅の異なる各種のテー
プTは、テープカートリッジ5内に巻回された状態で収
容され、それぞれ提供される。
【0023】ここで、図3ないし図5を参照して、本発
明の要部を構成するオートカット装置12について説明
する。オートカット装置12は、駆動源となるカッター
モータ21と、カッターモータ21により作動するカッ
ター作動機構22と、カッター作動機構22により切断
動作する固定刃23aおよび可動刃23bから成るカッ
ター23と、カッター23に取り付けたられた除電ブラ
シ24とを備えている。そして、これら構成部品は、フ
レーム25に支持された状態で、ポケット6に装着され
たテープカートリッジ5およびイジェクト機構9を
「L」字状に囲むように配設されている。
【0024】カッターモータ21は、テープカートリッ
ジ5の右前方に配設されており(図3参照)、上記のプ
ラテンローラ11の回転停止に同期して回転を開始し、
カッター23を切断動作させる。カッターモータ21の
駆動軸31にはウォーム32が固定され、このウォーム
32を介してカッター作動機構22に回転動力が伝達さ
れる。
【0025】カッター作動機構22は、図3および図6
に示すように、ウォーム32に噛み合うウォームホイー
ル33と、ウォームホイール33と同軸上に配設された
第1中間ギヤ34と、第1中間ギヤ34に噛み合う第2
中間ギヤ35と、第2中間ギヤ35と同軸上に配設され
た第1ベベルギヤ36と、第1ベベルギヤ36に噛み合
う第2ベベルギヤ37とを備えている。ウォームホイー
ル33と第1中間ギヤ34とは相互に固定され、フレー
ム25に片持ちで支持された第1支軸38に回転自在に
軸支されている。同様に、第2中間ギヤ35と第1ベベ
ルギヤ36とは相互に固定され、フレーム25に片持ち
で支持された第2支軸39に回転自在に軸支されてい
る。さらに、第2ベベルギヤ37も、フレーム25に片
持ちで支持された第3支軸40に回転自在に軸支されて
いる。
【0026】第2ベベルギヤ37の側面には偏心ピン4
1が固定され(図5参照)、偏心ピン41が、後述する
可動刃ホルダ56の長溝56aに係合している。すなわ
ち、この第2ベベルギヤ37と可動刃ホルダ56とによ
り、可動刃23bを回動させるクランク機構が構成され
ている。カッターモータ21が回転すると、この回転動
力はウォーム32から第1ベベルギヤ36に至る減速歯
車列で減速され、第2ベベルギヤ37を回転させる。第
2ベベルギヤ37が回転すると、偏心ピン41が長溝5
6a内をスライドしながら偏心回転(公転)し、可動刃
ホルダ56を介して可動刃23bをハサミ様に切断動作
させる。
【0027】一方、カッター23は、支軸51により回
動自在に連結された固定刃23aと可動刃23bとで構
成され、テープカートリッジ5とテープ排出口13との
間の狭い空間に配設されている。固定刃23aは、切り
刃52aを形成した垂直片52と垂直片52を保持する
水平片53とで「L」字状に形成され、水平片53でフ
レーム25に固定されている。同様に、可動刃23b
は、切り刃54aを形成した傾斜片54と、傾斜片54
を保持する回動片55と、回動片55の尾端部に装着し
た可動刃ホルダ56とから成り、可動刃ホルダ56に形
成した長溝56aが上記の第2ベベルギヤ37に係合し
ている。固定刃23aおよび可動刃23bは、それぞれ
半円形に形成した支軸51の部分で重なるようにして対
峙し、支軸51を中心に可動刃が回動することにより、
可動刃23bの切り刃54aが固定刃23aの切り刃5
2aに擦れ合って、切断動作が行われる。
【0028】この場合、固定刃23aはテープカートリ
ッジ5側に配設されると共に、可動刃23bはテープ排
出口13側に配設されており、テープカートリッジ5か
ら繰り出され真っ直ぐテープ排出口13に向かうテープ
Tが、固定刃23aの刃先に平行にかつ近接して臨むよ
うになっている(図3および図4参照)。そして、この
状態で可動刃23bが回動すると、テープTが固定刃2
3aとの間に挟み込まれるようにして切断され、テープ
排出口13から落下するようにして排出される。
【0029】除電ブラシ24は、図3、図5および図7
に示すように、固定刃23aの垂直片52に取り付けら
れている。この場合、特に図示しないが、除電ブラシ2
4は、固定刃23aおよびフレーム25を介して、テー
プ印刷装置1のシャーシ(図示せず)にアース(接地)
されている。除電ブラシ24は、多数本(数千本単位)
のカーボン繊維(除電毛)を束ねて構成した複数個の除
電結束子61と、複数個の除電結束子61をサンドイッ
チする受け板62および押え板63と、これらを固定刃
23aの垂直片52に挟持固定する固定ねじ64とを有
している。
【0030】複数個の除電結束子61は、固定刃23a
に臨むテープTの幅方向に等間隔に配設されており、テ
ープTに接触するようにそれぞれ固定刃23aの刃先か
ら僅かに突出するように設けられている。この場合、複
数個の除電結束子61の配設幅は、もっとも幅広のテー
プ(36mm)Tを基準としており、この除電ブラシ2
4は最大幅のテープTにも対応可能に設けられている。
このように、カーボン繊維(除電毛)を束ねてこれを一
定の間隔で配設することにより、除電性能を損なうこと
なく、かつ低コストで除電ブラシ24を構成することが
できる。
【0031】受け板62は表面に導電性を有する粘着材
を塗布したアルミ箔などで、また押え板63はステンレ
ス板などで、いずれも導電性の材料で構成されている。
受け板62は長方形に形成され、固定刃23aの表側に
切り刃52aに平行に設けられ、その表面には粘着材を
介して複数個の除電結束子61が貼着されている。そし
てこの状態で、固定刃23aの垂直片52には押え板6
3が押し付けられ、固定ねじ64により、受け板62、
除電結束子61および押え板63が垂直片52に締結さ
れている。一方、固定刃23aに臨むテープTを挟ん
で、固定刃23aの刃先と対向するように、テープTの
走行を案内するがガイド片(ガイド部材)65が配設さ
れている(図3および図4参照)。ガイド片65は樹脂
などで構成され、除電ブラシ24に接触して押されるテ
ープTを、反対側から受けるようにしている。
【0032】このような構成では、除電ブラシ24の除
電結束子61と装置外に向かって走行するテープTと
が、常に擦れ合うように接触するため、帯電したテープ
Tから静電気を適切かつ十分に除電することができる。
また、除電して静電気は、除電結束子61が固定刃23
aの垂直片52に強く押圧されているため、導通不良を
生ずることなく、アースされる。さらに、除電ブラシ2
4に接触しているテープTは、ガイド片65により押さ
えられているため、除電ブラシ24とテープTの接触状
態が安定し、除電が安定して行われる。しかも、切断時
の可動刃23bとテープTの摩擦により生ずる静電気
も、容易に除電することができる。
【0033】このようにして除電され且つ切断されたテ
ープTは、その後、テープ排出口13から自由落下する
ため、以降の静電気の発生はほとんど無く、帯電した状
態のテープTが装置外に排出されることはない。このた
め、切断後のテープTが静電気により、カッター23の
部分やテープ排出口13の部分に吸着することがなく、
テープTの再切断や詰まり(ジャミング)を有効に防止
することができる。
【0034】なお、上記の実施形態では、除電ブラシを
電動式のカッターに取り付けた場合について説明した
が、手動式のカッターに取り付けるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明のテープ処理装置に
よれば、切断後のテープが再切断され或いはテープ排出
口の部分に詰まるなどの、静電気の影響を排除すること
ができ、装置の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ処理装置を適
用したテープ印刷装置の外観斜視図である。
【図2】テープ印刷装置の開閉蓋を取り外した状態のポ
ケット廻りの斜視図である。
【図3】テープ印刷装置のオートカット装置廻りの斜視
図である。
【図4】テープ印刷装置のオートカット装置廻りの平面
図である。
【図5】テープ印刷装置のオートカット装置の背面図で
ある。
【図6】テープ印刷装置のオートカット装置の平面図で
ある。
【図7】カッターの平面図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 2 装置ケース 5 テープカートリッジ 6 ポケット 12 オートカット装置 13 テープ排出口 23 カッター 23a 固定刃 23b 可動刃 24 除電ブラシ 52 垂直片 61 除電結束子 62 受け板 63 押え板 64 固定ねじ 65 ガイド片 T テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佃 秀行 長野県諏訪市大和三丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 渡邊 健二 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 亀田 登信 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 新村 朋之 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 守屋 智宏 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 飯田 浩永 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置ケース内に収容した帯電性を有する
    長尺のテープを随時送りながら、当該装置ケース内に収
    容したカッターで所定長に切断し、切断したテープを当
    該装置ケースに形成したテープ排出口から外部に排出す
    るようにしたテープ処理装置において、 前記カッターには、当該カッターに臨むテープに接触す
    ると共に、アースに接続されて静電気を除電する除電ブ
    ラシが設けられていることを特徴とするテープ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記除電ブラシは、前記カッターを介し
    てアースに接続されていることを特徴とする請求項1に
    記載のテープ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記カッターは、相互に切断動作する固
    定刃および可動刃を有し、 前記除電ブラシは、前記固定刃に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のテープ処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記除電ブラシは、前記固定刃の表面に
    押圧固定されていることを特徴とする請求項3に記載の
    テープ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記除電ブラシは、前記固定刃と押え板
    との間に挟持され、かつ当該押え板を貫通して当該固定
    刃に螺合した複数本のねじにより、前記固定刃の表面に
    押圧固定されていることを特徴とする請求項4に記載の
    テープ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記カッターに臨むテープを挟んで前記
    除電ブラシに対向する位置には、前記テープの走行を案
    内するガイド部材が配設されていること特徴とする請求
    項1ないし5のいずれかに記載のテープ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記除電ブラシは、多数本の除電毛を束
    ねた複数個の除電結束子を有し、 当該複数個の除電結束子は、前記カッターに臨むテープ
    の幅方向に等間隔に配設されていることを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれかに記載のテープ処理装置。
JP31149096A 1996-11-07 1996-11-07 テープ処理装置 Expired - Lifetime JP3510959B2 (ja)

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EP19970119455 EP0841182B1 (en) 1996-11-07 1997-11-06 Tape processing device
US08/965,389 US6145561A (en) 1996-11-07 1997-11-06 Tape processing device with a coating device for the cutting blade and a static eliminator brush
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