JPH10137229A - X線画像装置及び記録媒体 - Google Patents

X線画像装置及び記録媒体

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JPH10137229A
JPH10137229A JP9045890A JP4589097A JPH10137229A JP H10137229 A JPH10137229 A JP H10137229A JP 9045890 A JP9045890 A JP 9045890A JP 4589097 A JP4589097 A JP 4589097A JP H10137229 A JPH10137229 A JP H10137229A
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康以知 大森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線照射装置からのトリガ信号の入出力をま
ったく不要にし、X線照射開始終了を自動的で検出する
ことにより、煩雑な操作をなくし、かつX線照射装置の
出力の微調整をすることなく、X線画像装置内部におい
て最適な画質調整が照射対象に応じて自動的に行われる
X線画像装置及びそのためのプログラムを記憶した記録
媒体を得ることを目的とする。 【解決手段】 画像データ出力手段がX線を受けて複数
の画素を有する画像データを出力し、異常データ除去手
段と画像データのうち指定された画素の画素値がその周
辺の画素の最大画素値より所定値以上大きい場合に、前
記指定された画素を異常データと判定し、その異常デー
タを補正するよう構成されたX線画像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CCDセンサを用
いたX線画像装置に関し、特にX線画像をフィルムを使
わずデジタル処理によって画像をCRTなどに表示させ
るX線画像装置及び記録媒体に関するものであり、本発
明のX線画像装置は、特に医科用、歯科用の診断装置又
は工業用非破壊検査に有用なものである。
【0002】
【従来の技術】従来のX線画像装置においては、診断若
しくは検査等における対象物の内部状態を画像により認
識するため、X線フィルムが利用されていた。しかし、
近年、現像時間の短縮、データ保存の容易性、劣化防止
等を目的として、CCDセンサを利用したX線画像装置
が開発されている。このX線画像装置は、CCDセンサ
により直接X線を受けて、デジタル化されたデータをC
RTに表示させる方法が用いられていた。従来のX線画
像装置は、患部を透過してきたX線を光に変換する物質
を通してCCDセンサにより受光し、1画素ずつデジタ
ル化された画像データを画像表示装置に表示させるよう
構成されていた。
【0003】このように、CCDセンサを用いた従来の
X線画像装置は、これより以前の旧来の装置におけるX
線フィルムにX線を当てて画像を形成していた方法に比
べて、現像する手間が省け、患部を診断するまでの時間
が短縮されていた。CCDセンサを用いた従来のX線画
像装置は、画像データがデジタル化されているため、画
像データが劣化することがなく、かつ記憶媒体に一括し
て格納されているため、データ収納の省スペース化が図
れるという利点があった。
【0004】さらに、このような従来のX線画像装置
は、画像表示装置の画面において明るさ、コントラス
ト、患部の拡大等を自由に調整できるため、診断や検査
において有効な補助手段となっている。特に、このよう
なX線画像装置は、画像データのデジタル化により医科
用、歯科用では診断における補助として有用なものとな
っている。また、このような従来のX線画像装置は、工
業用非破壊検査装置に用いた場合には検査の効率向上に
つながり、検査精度を高めることのできる装置となって
いる。
【0005】従来のX線画像装置に用いられるCCDセ
ンサは、ビデオカメラ等に利用されているのものと同様
なものであり、CCDセンサが受けた可視光をリアルタ
イムでアナログ信号に変換して出力する構成のものであ
る。ただし、X線画像装置に用いられるCCDセンサ
は、ビデオカメラ等に利用されている通常のCCDセン
サと異なり、CCDセンサのCCD表面にX線を可視光
に変換する蛍光体(シンチレータ、例えばGd22S)
が設けられている。また、このような蛍光体の代わりに
X線を電荷に変換するカドミウムテラライト検出素子
(CdTe検出素子)をCCD表面に各画素ごとに接続
するように設けたものも用いられていた。
【0006】X線画像装置を用いて検査者が見るX線画
像は、通常静止画である。そのため、従来のX線画像装
置において、CCDセンサからのアナログ信号は、X線
が照射される瞬間をとらえてA/D変換器によりデジタ
ル信号に変換されて、一旦メモリに蓄積されていた。さ
らに、画像表示装置ではデジタル化された画像データを
静止画像としてCRTなどに表示するよう構成されてい
た。このようにCCDセンサを使った従来のX線画像装
置は、X線が照射された瞬間をとらえるために、X線照
射装置から、照射開始および照射終了を通知するトリガ
信号を受信する必要があった。
【0007】次に、従来のX線画像装置の一例を添付の
図を参照して説明する。図23はCCDセンサを用いた
従来のX線画像装置の全体構成示すブロック図であり、
図24は従来のX線画像装置における照射開始から画像
表示までの処理手順を示すフローである。
【0008】図23において、X線照射装置210が照
射対象である患部をを照射し、照射対象を透過したX線
211はX線検出部201により受光される。このX線
検出部201はCCD素子212、A/D変換器21
5、CCD駆動回路216を有している。X線検出部2
01はX線211に応じた画像デジタル信号217を累
積部205へ出力する。画像デジタル信号217が入力
される累積部205は、累積値算出回路223とフレー
ムメモリ225とを有している。
【0009】X線照射装置210はX線211を照射す
ると同時にX線照射開始トリガ信号241を累積開始部
204の累積開始回路221に出力する。また、X線照
射装置210はX線211を照射終了すると同時にX線
照射終了トリガ信号242を累積停止部208の累積停
止回路230に出力する。このとき、累積停止回路23
0は、累積停止指示信号231を累積値算出回路223
に出力し、同時に表示指示フラグ232を表示指示部2
09の表示指示回路233に出力する。また、表示指示
回路233は表示指示フラグ232が入力されると表示
指示信号234を画像表示部238のCPU235に出
力する。CPU235は表示指示信号234が入力され
るとフレームメモリ225から表示用デジタル画像デー
タ226を取り込み、CRTなどの画像表示装置237
に表示する。また、必要に応じて、CPU235から出
力された保存用デジタル画像データ239は、記憶媒体
240に画像データとして保存される。
【0010】図23において、矢印はX線211及び信
号の流れを示しており、符号213は画像アナログ信
号、符号214はCCD駆動信号、符号222は累積開
始指示信号、符号224は累積画像デジタル信号及び符
号236は画像表示信号を示す。図23において、X線
照射装置210からX線211が照射されるとCCD素
子212は、照射対象の画像に応じた画像アナログ信号
213をA/D変換器215に出力する。画像アナログ
信号213が入力されたA/D変換器215は、画像デ
ジタル信号217を出力する。
【0011】X線照射装置210はX線211を照射す
ると同時にX線照射開始トリガ信号241を累積開始回
路221に出力する。累積開始回路221は、X線照射
開始トリガ信号241の入力状況を常に監視している。
図24は上記構成の従来のX線画像装置におけるX線照
射から画像表示までの処理手順を示すフローである。累
積開始回路221は図24に示すフローにおけるSTE
P2の処理を行っている。累積開始回路221は、X線
照射開始トリガ信号241の入力がなければ、STEP
3における画像データの蓄積、累積を行わない。
【0012】一方、累積開始部204の累積開始回路2
21へX線照射開始トリガ信号241の入力があった場
合には、STEP4において画像データの累積を開始す
る。このとき、累積開始部204の累積開始回路221
は、累積開始指示信号222を累積値算出回路223に
出力する。累積値算出回路223は、累積開始指示信号
222が入力されると、以後周期的に送られてくる画像
デジタル信号217を累積画像デジタル信号224に変
換してフレームメモリ225に記憶させる。
【0013】次に、図25、図26を用いて、CCD素
子を有するCCDセンサからの出力信号である画像アナ
ログ信号213とA/D変換器215における画像アナ
ログ信号213のA/D変換の方法について簡単に説明
する。図25はCCDセンサにおける画素構成を概念的
に示す図であり、図26はCCDセンサにおける画像ア
ナログ信号213のA/D変換方法について概念的に示
した図である。
【0014】図25に示すように、CCD素子センサは
縦方向及び横方向に決められた数の画素を持っている。
CCDセンサは図26に示すようにCCDセンサにおけ
る全画素分の画像データを持った画像アナログ信号を一
定周期で絶えず出力している。この全ての画素分の画像
データは毎周期ごとにA/D変換器215によりA/D
変換されて、画像デジタル信号217が形成される。さ
らに、この画像デジタル信号217は累積され、フレー
ムメモリ225に記憶される。CPU235はフレーム
メモリ225から記憶された画像デジタル信号である表
示用デジタル画像データ226を取り込み、CRTなど
の画像表示装置237により画像データが表示される。
【0015】次に、X線照射装置210はX線211の
照射を終了すると同時に、照射終了トリガ信号242を
累積停止回路230へ出力する。累積停止回路230
は、図24に示すフローのSTEP5の処理を行ってお
り、照射終了トリガ信号242の入力を常に監視してい
る。照射終了トリガ信号242の入力がなければ、ST
EP6において画像データの累積を続行する。
【0016】一方、累積停止回路230に照射終了トリ
ガ信号242の入力があった場合には、図24のSTE
P7において画像データの累積を停止する。このとき、
累積停止回路230は累積停止指示信号231を累積値
算出回路223へ出力し、同時に表示指示フラグ232
を表示指示回路233に出力する。
【0017】累積値算出回路223は累積停止指示信号
231が入力されると、画像デジタル信号217の累積
とフレームメモリ225に対する記憶処理を停止する。
また、表示指示回路233は表示指示フラグ232が入
力されると表示指示信号234をCPU235へ出力す
る。CPU235は表示指示信号234が入力される
と、図24のSTEP8及びSTEP9において、フレ
ームメモリ225から表示用デジタル画像データ226
を取り込み、CRTなどの画像表示装置237に表示す
る。また必要に応じて記憶媒体240に画像データを保
存する。CCDセンサを用いた従来のX線画像装置は、
以上のような方法により画像表示や画像データの保存を
行っていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】X線の特異な性質とし
て、本来透過すべきではない被照射箇所を低確率ながら
透過してしまい、結果的に画面上に白い点として現れて
しまう場合がある。このため、CCDセンサからの画像
アナログ信号をA/D変換したデジタル信号の画像デー
タを直接画像化すると全体に所々白点となり、このよう
な画像データを用いた場合には、信頼性の高い診断を行
うことができないという問題点があった。
【0019】また、従来のX線画像装置においては、X
線照射装置と画像表示装置における入出力操作が煩雑な
ため、操作性を考慮してX線照射装置とX線画像装置は
一体的に形成する必要性があった。このため、現在X線
フィルム用として使用されているX線照射装置が使え
ず、経済的に無駄となるという問題点があった。また、
最適な画質を得るためには、X線照射装置側の出力コン
トロールに頼らざるを得ず、従来のX線画像装置は画質
調整が困難であるという問題も有していた。
【0020】従来のX線画像装置においては、X線の強
さをそのまま明暗の違いによって画像表示していたた
め、X線画像を検査者が見るための画像としては不十分
であり、濃度補正等の処理を加える必要があった。これ
は、視覚的に最もよく見える画像にするためには、明る
い部分より暗い部分の方をよりきめ細かく表示するほう
が良く、また表示されている画像の明暗の範囲をできる
だけ広げる方が良いためである。しかし、検査者が画像
を見ながらこのような濃度調整等を行うことは、熟練技
術が必要であり、実用上、短時間で多くの画像処理する
ことは困難であり、X線画像を見るための大きな問題と
なっていた。
【0021】また、画像データはデジタル値であるた
め、その取り得る範囲は有限であり、その範囲を超えて
X線照射量が多すぎたり少なすぎたりすると、濃度調整
が行えず、診断に十分な画像が得られないという問題が
あった。X線画像装置に用いられるCCDセンサは、フ
ィルムに比べ感度の点で優れており、僅かな照射量で十
分な画像が得られるという確実性や精度の点で優位性が
あった。しかし、CCDセンサは、照射時間設定や照射
距離設定をそのCCDセンサの感度に調整するための条
件設定が非常に難しいという問題があった。例えば、歯
科においては、前歯と臼歯、あるいは幼児の歯と成人の
歯の違いによりX線の透過率が異なり、照射すべきX線
量が異なっている。このため、CCDセンサを用いた従
来のX線画像装置は、最適な条件で画像が得られるまで
に何度も試験照射が必要となり、無駄な照射を行う必要
があった。
【0022】本発明は、上記問題を解決するものであ
り、X線照射装置からのトリガ信号の入出力をまったく
不要にし、X線照射開始終了を自動的に検出することに
より、煩雑な操作をなくし、かつ従来のX線フィルムを
取り除くだけで従来のX線照射装置を用いることが可能
となり、経済性に優れたX線画像装置を得ることを目的
とする。また、本発明は、X線照射装置の出力の微調整
をすることなく、X線画像装置内部において最適な画質
調整が照射対象に応じて自動的に行われるX線画像装置
を得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るX線画像装置は、X線を受けて複数の
画素を有する画像データを出力する画像データ出力手段
と、前記画像データ出力手段からの画像データが入力さ
れ、当該画像データのうち指定された画素の輝度を示す
画素値がその周辺の画素の最大画素値より所定値以上大
きい場合に、前記指定された画素を異常データと判定
し、その異常データを補正する異常データ除去手段と、
を備えている。以下、本発明において用いる「画素値」
の語は、ある画素でのX線の強度に対応するものであ
り、CCD素子における画素の輝度に対応する電荷、電
流などのアナログ値、又はこのようなアナログ値に対応
するデジタル値を言う。
【0024】このため、本発明のX線画像装置は、指定
された画素の画素数がその周辺の画素のなかで最大値を
持つ画素の値よりも所定値以上大きい場合に、前記指定
された画素を異常データと判定するので、異常データの
判定が確実に行え画像データの補正処理に有用な装置で
ある。
【0025】本発明に係るX線画像装置においては、異
常データ除去手段が、指定された画素を異常データと判
定したとき、前記指定された画素の画素値をその周辺の
画素の最大値に置き換える。本発明に係るX線画像装置
においては、異常データ除去手段が、指定された画素を
異常データと判定したとき、前記指定された画素の画素
値をその周辺の画素の平均値に置き換える。
【0026】本発明に係るX線画像装置は、またX線を
受けて複数の画素を有する画像データを出力する画像デ
ータ出力手段と、前記画像データ出力手段からの画像デ
ータを記憶する画像データ記憶手段と、前記画像データ
記憶手段が記憶した画像データを取得し、当該画像デー
タのうち所定量の画素の輝度分布曲線を算出し、その輝
度分布曲線が連続的でなく、かつ輝度分布曲線の本体曲
線から所定値以上離れて存する不連続部分を異常データ
と判定し、その異常データを補正する異常データ除去手
段と、を備えている。
【0027】このため、本発明のX線画像装置は、画像
データ記憶手段の記憶した画像データのうち所定量の画
素の輝度分布を判定し、その輝度分布が連続的でない場
合に輝度分布の本体分布から所定値以上離れて存する不
連続部分を異常データと判定するので、異常データが連
続している場合であっても画像データの補正処理に有用
な装置である。
【0028】本発明に係るX線画像装置においては、異
常データ除去手段が、指定された画素を異常データと判
定したとき、前記指定された画素の輝度を示す画素値を
その周辺の画素のうち異常データと判定されなかった画
素の最大画素値に置き換える。本発明に係るX線画像装
置においては、異常データ除去手段が、指定された画素
を異常データと判定したとき、前記指定された画素の輝
度を示す画素値をその周辺の画素のうち異常データと判
定されなかった画素の平均値に置き換える。
【0029】本発明に係る記録媒体は、指定された画素
の輝度を示す画素値がその周辺の画素の最大画素値より
も所定値以上大きい場合に、前記指定された画素を異常
データと判定するプログラムが記録されている。このた
め、本発明の記録媒体は、画像データの補正処理に有用
なものであるとともに、持ち運びや保存に優れたもので
ある。
【0030】本発明に係る記録媒体は、また画像データ
のうち所定量の画素の輝度分布曲線を算出し、その輝度
分布曲線が連続的でなく、かつ輝度分布曲線の本体曲線
から所定値以上離れて存する不連続部分を異常データと
判定するプログラムが記録されている。このため、本発
明の記録媒体は、画像データの補正処理に有用なもので
あるとともに、持ち運びや保存に優れたものである。
【0031】本発明に係るX線画像装置は、またX線を
受けて複数の画素を有する画像データにおける各画素の
輝度を示す画素値をデジタル信号として出力するX線検
出手段と、前記X線検出手段からの複数回のデジタル信
号に基づき前記各画素ごとに画素値を累積し、その累積
値を算出する累積手段と、各画素において画素値の累積
値が所定の値に達したことを検出する累積値検出手段
と、所定の値に達した累積値を有する画素の数が所定の
数に達したことを検出する第1の画素数検出手段と、を
備えている。このため、本発明のX線画像装置は、X線
照射装置からのコントロールを一切受けずとも、X線画
像装置側で最適の画質を得る事ができる。
【0032】本発明に係るX線画像装置は、所定の値に
達した累積値を有する画素の数が所定の数に達したこと
を第1の画素数検出手段が検出した際に、画素値の累積
を停止する第1の累積停止手段を備えている。このた
め、本発明のX線画像装置は、最適の画質を得ることが
できるX線照射を得た際に、X線の照射を止めることな
く、最適の画質に維持することができるものである。
【0033】本発明に係るX線画像装置は、所定の値に
達した累積値を有する画素の数が所定の数に達したこと
を第1の画素数検出手段が検出した際に、各画素の累積
値をもとにX線照射像を表示するよう指示する第1の表
示指示手段を備えている。このため、本発明のX線画像
装置は、自動的に最適の画質の画像を表示することがで
きる。
【0034】本発明に係るX線画像装置は、X線検出手
段の出力がある毎に算出された複数回の累積値を記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段における複数回の累積値の
内、所定の回数の累積値を用いてX線照射像を表示する
よう指示する第2の表示指示手段と、を備えている。こ
のため、本発明のX線画像装置は、複数回の分の累積値
の中から、診断箇所や診断方法毎に最も適切な画像を選
択することができる。
【0035】本発明に係るX線画像装置は、またX線を
受けて複数の画素を有する画像データにおける各画素の
輝度を示す画素値をデジタル信号として出力するX線検
出手段と、前記X線検出手段が出力するデジタル信号に
より各画素の画素値が所定の値に達したことを検出する
画素値検出手段と、所定の値に達した画素値を有する画
素の数が所定の数に達したことを検出する第2の画素数
検出手段と、所定の値に達した画素の数が所定の数に達
したことを前記第2の画素数検出手段が検出した際に、
画素値の累積を開始する累積開始手段と、を備えてい
る。このため、本発明のX線画像装置は、X線照射が適
切なものかどうかを判断し、自動的に累積の開始を行う
ことができる。
【0036】本発明に係るX線画像装置は、またX線を
受けて複数の画素を有する画像データにおける各画素の
輝度を示す画素値をデジタル信号として出力するX線検
出手段と、前記X線検出手段が出力するデジタル信号に
より各画素の画素値が所定の値に達したことを検出する
画素値検出手段と、所定の値に達した画素値を有する画
素の数を検出し、所定の数と比較する第2の画素数検出
手段と、所定の値に達した画素値を有する画素の数が所
定の数に達しなくなったことを前記第2の画素数検出手
段が検出した際に、画素値の累積を停止する第2の累積
停止手段と、を備えている。このため、本発明のX線画
像装置は、X線照射が適切なものかどうかを判断し、自
動的に累積の開始を行うことができる。
【0037】本発明に係るX線画像装置は、またX線を
受けて、そのX線の強度に応じた画像アナログ信号を出
力する信号出力手段と、前記画像アナログ信号の大きさ
に応じて、異なる増幅率により前記画像アナログ信号を
増幅する信号増幅手段と、増幅された前記画像アナログ
信号をデジタル値に変換するA/D変換手段と、前記A
/D変換手段のデジタル値を記憶する記憶手段と、前記
記憶手段に記憶されたデジタル値に基づいてX線画像を
表示する表示手段と、を備えている。
【0038】このため、本発明のX線画像装置は、信号
出力手段がX線を受けてそのX線の強度に応じた画像ア
ナログ信号を出力すると、デジタル値にA/D変換さ
れ、複数または全画素のデジタル値における上位および
下位のデジタル値をそれぞれ所定の数もしくは所定の率
だけ除くとともに、残りのデジタル値の最大値と最小値
がそれぞれ所定の値となるように変換している。さら
に、本発明のX線画像装置は、表示目的に応じた変換特
性によって表示用デジタル値に変換し、変換されたデジ
タル値がCRT等に表示される。このため、表示されて
いる画像の明暗の範囲を広げることができ、表示目的に
応じた変換特性により、視覚的に最も優れた画像を得る
ことが可能である。また、本発明によれば、X線照射す
るときの時間設定や距離設定の困難さが無く、条件設定
を容易にして使いやすい装置となる。
【0039】本発明に係るX線画像装置において、信号
増幅手段は、画像アナログ信号が小さいほど増幅率が大
きく、画像アナログ信号が大きいほど増幅率が小さくな
るよう構成されている。このため、本発明のX線画像装
置は、信号出力手段がX線を受けてその強度に応じた画
像アナログ信号を出力すると、信号増幅手段は画像アナ
ログ信号の大きさが小さいほど大きく増幅し、画像アナ
ログ信号の大きさが大きいほど小さく増幅する。したが
って、X線が通過しにくい部分、すなわち暗い部分はよ
り画素分布範囲が広がった状態で信号を出力する。この
画像アナログ信号がA/D変換され、CRT等に表示さ
れる。この結果、画像が明るい部分より暗い部分の方を
よりきめ細かに表示することが可能となり、視覚的に最
も優れた画像を得ることができる。
【0040】本発明に係るX線画像装置は、またX線を
受けて、そのX線の強度に応じた画像アナログ信号を出
力する信号出力手段と、前記画像アナログ信号を増幅す
る信号増幅手段と、増幅された画像アナログ信号をデジ
タル値に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手
段のデジタル値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶された複数のデジタル値をその分布状況に応じた変
換特性によって表示用デジタル値に変換するデジタル値
変換手段と、前記表示用デジタル値に基づいてX線画像
を表示する表示手段と、を備えている。
【0041】本発明に係るX線画像装置は、複数のデジ
タル値として全ての画素のデジタル値を用いている。本
発明に係るX線画像装置は、複数のデジタル値の最大値
と最小値がそれぞれ所定の値となるように変換を行う変
換特性を備えている。
【0042】本発明に係るX線画像装置は、複数のデジ
タル値のうち、最大値と最小値がそれぞれ表示用デジタ
ル値の最大値と最小値となるように変換を行う変換特性
を備えている。本発明に係るX線画像装置は、複数のデ
ジタル値のうち、上位および下位の大きさを有するデジ
タル値をそれぞれ所定の数もしくは所定の率だけ除くと
ともに、残りのデジタル値の最大値と最小値がそれぞれ
所定の値となるように変換を行う変換特性を備えてい
る。
【0043】本発明に係るX線画像装置は、またX線を
受けて、そのX線の強度に応じた画像アナログ信号を出
力する信号出力手段と、前記画像アナログ信号を増幅す
る信号増幅手段と、増幅された画像アナログ信号をデジ
タル値に変換するA/D変換手段と、前記A/D変換手
段のデジタル値を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶された複数のデジタル値を表示目的に応じた変換特
性により表示用デジタル値に変換するデジタル値変換手
段と、前記表示用デジタル値に基づいてX線画像を表示
する表示手段と、を備えている。このため、本発明のX
線画像装置は、X線照射するときの時間設定や距離設定
の困難さが無く、条件設定が容易であり、使いやすい装
置となる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明のいくつかの実施例
について、添付の図面を用いて説明する。《第1の実施
例》図1は本発明の第1の実施例であるX線画像装置の
全体構成を示すブロック図である。図1において、X線
照射装置110から照射され、照射対象を通過したX線
1は、CCDセンサとしてのCCD素子2に入力され
る。画像データ出力手段であるCCD素子2はX線1を
その強度に対応した大きさの画像アナログ信号3に変換
して、画像データ取り込み部11のA/D変換器4へ出
力する。A/D変換器4へ入力された画像アナログ信号
3は、画像デジタル信号に変換されてラインバッファ5
に入力される。ラインバッファ5は2ライン分の画像デ
ータを一時的に記憶する。ラインバッファ5に入力され
た画像データは、白点異常データを除去する異常データ
除去手段であるフィルタ6を介してフレームメモリ7に
入力される。フレームメモリ7は、全画像データを記憶
する記録媒体である。また、画像データ取り込み部11
はCCD駆動とA/D変換などを制御するCPU10を
有し、CCD駆動信号13によりCCD素子2は駆動制
御される。
【0045】上記画像データ取り込み部11に接続され
た画像表示部12は、外部操作に応じて画像取り込みや
画像表示を制御するCPU8と、画像データを表示する
画像表示装置9とを有している。また、画像データはC
PU8の指令に基づき記憶媒体14に記録されるよう構
成されている。
【0046】画像の明暗と画素データである画素値との
関係は、画像が明るいほど画素値が大きくなっており、
画素値は画素における実質的な輝度を示している。図2
は、画像の明暗と画素データの大小の関係を示す説明図
である。第1の実施例のX線画像装置において、照射対
象である患部にX線1が照射された後、CCD素子2か
ら映像アナログ信号3が出力され、A/D変換器4にお
いて各画素毎の画素データを1ラインずつのデジタルデ
ータに変換する。
【0047】A/D変換器4から送られてきたデジタル
データは、ラインバッファ5において2ライン分までの
画素を有する画素データが記憶される。図3は、CCD
素子2における一部分の画素を概念的に示す図である。
ラインバッファ5は、図3に示すように1画素ずつの画
素データ(注目画素データ)とその周辺の8個の画素デ
ータとを伴って、白点異常データ除去用フィルタ6に伝
送する。
【0048】図4は、白点異常データ除去用フィルタ6
における処理手順を示すフローである。白点異常データ
除去用フィルタ6は、図4に示す手順により白点異常デ
ータ除去処理を行う。図4に示すフローのSTEP1に
おいて、図3に示した注目画素データをXとし、その周
辺画素8個の画素データのうち最大値(周辺最大画素デ
ータ)をAmaxとして入力する。また、注目画素データ
が周辺画素データよりどの程度超えたら異常と判断する
かを決めるしきい値αを設定する。
【0049】次に、図4のSTEP2において、注目画
素データXが周辺最大画素データAmax以上であり、か
つその注目画素データXと周辺最大画素データAmaxと
の差がしきい値αより大きいか若しくは等しければ、す
なわち注目画素データXが周辺最大画素データAmaxと
しきい値αとの和より大きければ、STEP3において
注目画素データXを周辺最大画素データAmaxの値に置
き換える。
【0050】このように、注目画素データXが周辺最大
画素データAmaxを大きく超えた場合には、その注目画
素は白点異常データであると判断して、注目画素データ
を周辺画素の最大値に置き換えることにより、白点異常
データの検出と補正が行われる。上記のように、白点異
常データ除去用フィルタ6は、各画素について処理し、
処理された画素データはフレームメモリ7に順次記憶さ
れる。
【0051】第1の実施例においては、CCD素子2が
取得した画像データを白点異常データ除去用フィルタ6
を通すことにより全画素データ中に異常白点データのな
い画素データに変換し、その画素データをフレームメモ
リ7に1ラインずつ記憶させている。このため、白点異
常データ除去用フィルタ6はゲートアレイのハードウェ
ア処理を行わせることにより、高速処理が可能となり、
全画素データをこの白点異常データ除去用フィルタ6を
通しても時間を費やすことなく短時間で処理できる。
【0052】さらに、第1の実施例のX線画像装置にお
いては、CPU8がフレーメメモリ7の画像データを画
像表示装置9に表示させ、必要に応じて記憶媒体14に
補正された見やすい画像データを保存することができ
る。また、必要に応じて、第1の実施例のX線画像装置
は、CPU8に対する外部操作により画像表示装置の画
像の明暗度、コントラスト、患部拡大などの調整を容易
に行うことができ、診断しやすい画面操作を持つ装置と
なっている。
【0053】以上のように、第1の実施例のX線画像装
置において、ある注目画素データがその周辺の8個の画
素データの最大値より所定のしきい値分以上超えている
場合、その注目画素データを所定範囲内の値に補正する
白点異常データ除去用フィルタ6が設けられている。こ
のため、X線画像において白い点となって表れる異常デ
ータを持つ画素を当該画素の周辺画素データから検出し
て、異常白点画素データを適切な値に補正している。本
発明の第1の実施例のX線画像装置処理は、ゲートアレ
イや高速CPUを使用することにより、待ち時間がほと
んどない画像データの補正処理を行うことができる。
【0054】なお、上記第1の実施例のX線画像装置に
おいては、注目画素データXが所定値を超えた場合にそ
の注目画素データXを周辺最大画素データAmaxに置き
換えたが、別の実施例として、注目画素データXを周辺
最大画素データAmaxに置き換えるのではなく、周辺画
素データ8個の平均値に置き換えても、上記実施例と同
様の効果を奏する。
【0055】《第2の実施例》以下、本発明のX線画像
装置の第2の実施例を添付の図面を参照して説明する。
図5は第2の実施例のX線画像装置の全体構成を示すブ
ロック図である。図5において、X線照射装置110か
ら照射され、照射対象である患部を通過したX線51
は、CCD素子52に入力される。画像データ出力手段
であるCCD素子52はX線51を画像アナログ信号5
9に変換して、画像データ取り込み部60のA/D変換
器53へ出力する。A/D変換器53へ入力された画像
アナログ信号59は、画像デジタル信号に変換されてフ
レームメモリ54に入力され、記録される。フレームメ
モリ54に入力された画像データは、白点異常データを
除去する白点異常データ除去用フィルタ55により補正
され、書き換えられる。
【0056】また、画像データ取り込み部60は、CC
D駆動、A/D変換、データ補正などを制御するCPU
56を有し、CCD駆動信号62によりCCD素子52
は駆動制御される。上記画像データ取り込み部60に接
続された画像表示部61は、外部操作に応じて画像取り
込みや画像表示を制御するCPU57と、画像データを
表示する画像表示装置58とを有している。また、画像
データはCPU57の指令に基づき記憶媒体63に記録
されるように構成されている。
【0057】第2の実施例のX線画像装置において、照
射対象である患部に対してX線51が照射された後、C
CD素子52から出力された映像アナログ信号59はA
/D変換器53において1画素毎にデジタル化されて、
フレームメモリ54に順次記憶される。全画素データの
記憶が終了すると、白点異常データ除去用フィルタ55
は白点異常データの補正が行われる。図6は、白点異常
データ除去用フィルタ55における白点異常データの補
正処理手順を示すフローである。
【0058】図6のSTEP1において、まずフレーム
メモリ54の全画素データの輝度分布状況を認識し、そ
の輝度分布状況から白点異常データの画素番地の全てを
取得する。この白点異常データの画素番地取得方法を図
7から図9を用いて説明する。図7は全画素データにお
いて白点異常データがないときの輝度分布図であり、図
8は白点異常データがあるときの輝度分布図である。
【0059】図7及び図8に示す、輝度分布とは全画素
データにおいて全輝度範囲中に各画素がどのように分布
しているかを示すものであり、全画素データ中に白点異
常データがなければ、図7に示すように全体的に連続し
た分布曲線となる。しかし、全画素データ中に白点異常
データが存在すると、図8に示すように、輝度の明るい
ところにおいて、連続的な本体曲線(輝度分布本体部)
とは少し離れた位置に分布曲線(不連続部分)が存在す
る。図8において、符号aは不連続部分が始まる輝度を
示す画素値を示し、符号bは輝度分布本体部と不連続部
分との間の輝度範囲を示す。
【0060】図9は白点異常データ除去用フィルタ55
における白点異常データの画素番地取得手順を示すフロ
ーである。図9に示すフローのSTEP1において、輝
度基準値をaconstとし、不連続範囲基準値をbconstと
する。そして、実際の輝度分布における、不連続部分の
輝度範囲がbであり、不連続が始まる輝度を示す画素値
がaだとする。なお、輝度分布の輝度範囲bと不連続が
始まる画素値aは、前述の図8で示した輝度分布におけ
る定義と同じである。
【0061】図9に示すSTEP2において、画素値a
が所定の輝度基準値aconstより大きく、しかも不連続
部分の輝度範囲bが所定の不連続範囲基準値bconstよ
り大きいとき、輝度分布本体部より明るい輝度を持つ不
連続部分の画素番地はすべて白点異常データとして画素
番地を取得する。
【0062】上記のように、白点異常データとして画素
番地を取得した後、再び図6のフローに戻り、図6のS
TEP2において白色異常データ(注目点)の画素デー
タをXとし、その画素周辺の8個の周辺画素データをA
1〜A8とする。STEP3において周辺画素データA
1〜A8がすべて正常データであれば、STEP4にお
いてXの値をA1〜A8の平均値に置き換えてフレーム
メモリ54に記憶する。このように、全ての白点異常デ
ータについて、周辺画素データA1〜A8のすべてが正
常データの場合の平均値置き換え処理が行われる。ST
EP3の平均値置き換え処理は、全画素が終了するま
で、繰り返される。
【0063】次に、STEP5において、残りの白点異
常データにおいて、8個の周辺データのうち正常データ
である分だけで平均値化を行い、この平均値を注目画素
の新しい正常画素データXとしてフレームメモリ54に
記憶する。
【0064】上記白点異常データの補正処理は時間がか
かるが、隣り合わせの画素において連続して異常があっ
た場合に有効な補正方式である。このように、全画素デ
ータにおける白点異常データは補正され、白点異常デー
タのない画像データがフレームメモリ54に記憶され
る。画像表示部61のCPU57は、フレーメメモリ5
4の画像データを画像表示装置58に表示させ、必要に
応じて記憶媒体63に補正された見やすい画像データを
保存する。
【0065】また、第2の実施例のX線画像装置におい
ては、必要に応じて外部操作により画像データの明暗
度、コントラスト、患部拡大などの調整を容易に行うこ
とができ、診断しやすい画面操作を持つ装置となってい
る。
【0066】第2の実施例のX線画像装置は、白点異常
データ除去用フィルタ55を設けることにより、取り込
みが完了した全画素データの輝度分布を調べ、輝度分布
が連続的でなく所定の値以上離れた輝度分布が存在する
場合には、その不連続な輝度分布を有する画素データを
その周囲データの平均値に変更し、フレームメモリ内の
画素データを書き換えている。このため、第2の実施例
のX世画像装置は、白い点となって表れる異常データを
持つ画素を全画素データから検出し、異常白点画素デー
タを適切な値に補正することができる。
【0067】第2の実施例のX線画像装置の補正処理
は、ゲートアレイや高速CPUを使用することにより待
ち時間のほとんどない、画像データの補正処理が可能と
なる。なお、本発明の第2の実施例はプログラムによっ
て実現され、このプログラムをフロッピーディスク等の
記録媒体に記録して移送することにより、独立した他の
コンピュータシステムにおいて容易に実施することが可
能である。
【0068】次に、上記第2の実施例のX線画像装置の
補正処理を、フロッピーディスクで実施する場合につい
て説明する。図10は、X線画像装置における補正処理
をフロッピーディスクで実施する場合を説明するための
説明図である。図10の(a)は、記録媒体本体である
フロッピーディスク70の物理フォーマットの例を示す
図である。図10の(a)に示すように、フロッピーデ
ィスク70は同心円上に外周から内周に向かってトラッ
クが形成されており、扇形の16のセクタに分割されて
いる。このように分割された記憶領域に従って、プログ
ラは記録される。
【0069】図10の(b)は、上記フロッピーディス
ク70を収納するケースを説明する図である。図10の
(b)の左からフロッピーディスクケース71の正面
図、および断面図、そしてフロッピーディスク70の正
面図をそれぞれ示す。このようにフロッピーディスク7
0をフロッピーディスクケース71に収納することによ
り、フロッピーディスク70を埃や外部からの衝撃から
守り、安全に移送することができる。
【0070】図10の(c)は、図10の(b)に示し
たフロッピーディスク70にプログラムの記録再生を行
うためのコンピュータシステム等を示す図である。図1
0の(c)に示すように、コンピュータシステム72に
フロッピーディスクドライブ73を接続することによ
り、フロッピーディスク70に対してプログラムの記録
再生することが可能となる。フロッピーディスク70は
フロッピーディスクドライブ73の挿入口74に脱着さ
れて、フロッピーディスク70に対してプログラムの記
録再生が行われる。
【0071】X線画像装置の補正処理のためのプログラ
ムを記録する場合には、フロッピーディスクドライブ7
3がフロッピーディスク70からプログラムを読み出
し、読み出されたプログラムはコンピュータシステム7
2に転送される。
【0072】なお、上記第2の実施例のX線画像装置に
おいては、記録媒体としてフロッピーディスク70を用
いて説明を行ったが、光ディスクを用いても同様に行う
ことができる。また本発明の記録媒体はこれらに限定さ
れるものではなく、ICカード、ROMカセット等、プ
ログラムを記録できるものであれば、上記実施例と同様
に実施することが可能である。
【0073】また、上記第2の実施例では全画素データ
の輝度分布を取得する構成であるが、ある特定の範囲の
画素データの輝度分布を取得する構成であっても上記実
施例と同様の効果がある。さらに、第2の実施例では注
目画素データXを周辺の画素データの正常データの平均
値と置き換えたが、正常データの中の最大値又は最小値
と置き換えてもよい。
【0074】《第3の実施例》以下、本発明のX線画像
装置の第3の実施例を添付の図面を参照して説明する。
図11は第3の実施例のX線画像装置の全体構成を示す
ブロック図である。図12は第3の実施例における照射
開始から累積開始までの処理手順を示すフローであり、
図13は第3の実施例における累積開始から画像表示ま
での処理手順を示すフローである。
【0075】図11において、X線照射装置110から
照射され、照射対象である患部を通過したX線111
は、X線検出部101のCCD素子112に入力され
る。X線検出手段であるX線検出部101はCCD素子
112、A/D変換器115、CCD駆動回路116を
有している。X線検出部101は画像デジタル信号11
7を出力し、この画像デジタル信号117が入力される
累積手段である累積部105は、累積値算出回路123
とフレームメモリ125とを有している。
【0076】画像データ出力手段であるCCD素子11
2はX線111を画像アナログ信号113に変換して、
A/D変換器115へ出力する。A/D変換器115
は、画像デジタル信号117を累積手段である累積部1
05の累積値算出回路123と累積値検出手段である画
素値検出部102の画素値検出回路118へ出力する。
また、画素値検出回路118の出力は、画素数検出手段
である画素数検出部103の画素数検出回路119へ入
力され、そして累積開始部104の累積開始回路121
を介して、累積値算出回路123へ入力されるように構
成されている。
【0077】累積部105は累積値算出回路123とフ
レームメモリ125とを有している。フレームメモリ1
25の出力は、累積値検出部106の累積検出回路12
7へ入力され、そして累積画素数検出部107の累積画
素数検出回路128を介して累積停止部108の累積停
止回路130へ入力される。累積画素数検出回路128
の出力は、表示指示部109の表示指示回路133へ入
力される。表示指示回路133の出力は、画像表示部1
38のCPU135へ入力される。
【0078】上記表示指示部109に接続された画像表
示部138は、外部操作に応じて画像取り込みや画像表
示を制御するCPU135と、画像データを表示する画
像表示装置137とを有している。また、画像データは
CPU135の指令に基づき記憶媒体140に記録され
るように構成されている。
【0079】図11において、矢印はX線111及び信
号の流れを示しており、符号114はCCD駆動信号、
符号120は累積開始フラグ、符号122は累積開始指
示信号、符号124は累積画像デジタル信号、符号12
6は表示用デジタル画像データ、符号129は累積停止
フラグ、符号131は累積停止指示信号、符号132は
表示指示フラグ、符号134は表示指示信号、符号13
6は画像表示信号、符号139は保存用デジタル画像デ
ータを示す。
【0080】第3の実施例のX線画像装置においては、
CCD素子112がCCD表面にX線を可視光に変換す
る蛍光体(シンチレータ、例えばGd22S)が設けら
れている。または、本発明のX線画像装置は、上記蛍光
体の代わりに、各画素に導通させたカドミウムテラライ
ト検出素子(CdTe検出素子)をCCD表面に設けて
もよい。なお、カドミウムテラライト検出素子(CdT
e検出素子)としては、例えば特表平6−505800
号公報に開示された素子を用いる。
【0081】次に、第3の実施例のX線画像装置におけ
る動作について説明する。まず、X線照射装置110か
らX線111が照射対象である患部等に対して照射され
ると、CCD素子112は画像に応じた画像アナログ信
号113をA/D変換器115に出力する。画像アナロ
グ信号113が入力されたA/D変換器115は、画像
デジタル信号117を画素値検出部102と累積部10
5へ出力する。
【0082】図12は、第3の実施例のX線画像装置に
おける照射開始から累積開始までの処理手順を示すフロ
ーである。第3の実施例のX線画像装置は、画素値検出
部102の画素値検出回路118において、図12のS
TEP1に示すように、初期設定として画素値基準値を
所定の値valconstに設定する。この画素値基準
値はX線照射されたことを判断する明るさの基準となる
ものである。また、STEP1において画素数基準値を
所定の値numconstに設定する。この画素数基準
値はX線照射されたことを判断するCCDセンサにおけ
る画素の個数の基準となるものである。なお、画素数の
現在のカウント数を示す画素数変数をnumxとする。
【0083】STEP2において画像データの入力待機
状態となり、STEP3において画像デジタル信号11
7の最初の画素を取り込むために、画素数変数numx
を0にクリアする。
【0084】次に、STEP4において、現在注目して
いる画素の画素値が画素値基準値valconstより
大きいか否かが判断される。もし、注目画素の画素値が
画素値基準値valconstより大きければ、STE
P5において画素数変数numxを1増加させ、STE
P6へ進む。一方、注目画素の画素値が画素値基準値v
alconstより大きくなければ、そのままの画素数
変数numxでSTEP6に進む。
【0085】STEP6においては、全画素の画素値の
チェックが終了したか否かが判断される。もし、全画素
の画素値のチェックが終了していなければ、STEP7
におおいて、画像デジタル信号117の次の注目画素が
取り込まれ、STEP4へのループが繰り返えされる。
【0086】一方、STEP6において、全画素の画素
値のチェックが終了したと判断されたら、STEP8に
移行し、図11に示す画素数検出部103の画素数検出
回路119に処理が移る。画素数検出部103の画素数
検出回路119は、図12のSTEP8において、画素
数変数numxが画素数基準値numconstより大
きいか否かを判断する。
【0087】STEP8において、画素数変数numx
が画素数基準値numconstより大きいと判断され
ると、STEP9において画像データの累積が開始され
る。このとき、画素数検出回路119は図11の累積開
始回路121に累積開始フラグ120を出力する。一
方、STEP8において、画素数変数numxが画素数
基準値numconstより大きくないと判断されれ
ば、STEP2へ戻りそのループが繰り返えされる。
【0088】累積開始部104の累積開始回路121
は、累積開始フラグ120が入力されると、累積値算出
回路123に累積開始指示信号122を出力する。累積
値算出回路123は、累積開始指示信号122が入力さ
れると、以降周期的に送られる画像デジタル信号117
を累積画像デジタル信号124に変換してフレームメモ
リ125に記憶する。前述の図25及び図26を用い
て、第3の実施例におけるCCD素子を有するCCDセ
ンサの画像アナログ信号の出力とA/D変換の方法につ
いて簡単に説明する。
【0089】図25に示すようにCCDセンサは縦方向
及び横方向に決められた数の画素を持っている。CCD
センサは、図26に示すように、CCDセンサの全画素
分の画像データを持った画像アナログ信号113を一定
周期で絶えず出力する。この全画素分の画像データを毎
周期ごとにA/D変換して画像デジタル信号117を得
る。この画像デジタル信号117は累積されてフレーム
メモリ125に記憶され、適度な画質を持った画像デー
タが得られる。
【0090】上記のように、画像デジタル信号117の
累積が開始されると、累積値検出部106の累積値検出
回路127は、フレームメモリ125に記憶された累積
画像デジタル信号124を取り込み、画像データの累積
処理を開始する。図13は、第3の実施例のX線画像装
置における累積開始から画像表示までの処理手順を示す
フローである。
【0091】図13に示すように、STEP10におい
て、初期設定として累積値基準値を所定の値sumva
lconstに設定する。この累積値基準値はX線画像
を適度な画質にするための明るさの基準となるものであ
る。また、累積画素数基準値を所定の値sumnumc
onstに設定する。この累積画素数基準値はX線画像
を適度な画質にするためのCCDセンサにおける画素数
の基準となるものである。なお、累積された画素数の現
在のカウント数を示す累積画素数変数をsumnumx
とする。
【0092】STEP11において、累積画像デジタル
信号124の最初の注目画素を取り込むために累積画素
数変数sumnumxを0にクリアする。次に、STE
P12において、現在注目している累積された画素値で
ある累積画素値が累積画素値基準値sumvalcon
stより大きいか否かか判断される。注目画素の累積画
素値が累積画素値基準値sumvalconstより大
きければ、STEP13において、累積画素数変数su
mnumxを1増加させ、STEP14へ進む。
【0093】一方、注目画素の累積画素値が累積画素値
基準値sumvalconstより大きくなければ、そ
のままSTEP14に進む。STEP14においては、
全ての画素の画素値のチェックが終了したか否かが判断
される。もし全ての画素の画素値のチェックが終了して
いなければ、STEP15において、累積画像デジタル
信号124の次の注目画素を取り込むように設定し、S
TEP12へのループを繰り返す。
【0094】一方、STEP14において、全ての画素
の画素値のチェックが終了したと判断された場合には、
累積検出部106の累積画素数検出回路128(図1
1)に処理が移行する。
【0095】累積検出部106の累積画素数検出回路1
28は、STEP16において、累積画素数変数sum
numxが累積画素数基準値sumnumconstよ
り大きいか否かが判断される。STEP16において、
累積画素数変数sumnumxが累積画素数基準値su
mnumconstより小さければ、STEP17にお
いて、画像データの累積を続行して、STEP12へ戻
り、上記ループを繰り返す。
【0096】一方、STEP16において、累積画素数
変数sumnumxが画素数基準値sumnumcon
stより大きければ、STEP18において、画像デー
タの累積を停止する。このとき、累積画素数検出回路1
28は累積停止フラグ129を累積停止回路130に出
力し、同時に表示指示フラグ132を表示指示回路13
3に出力する。累積停止回路130は、累積停止フラグ
129が入力されると、累積停止指示信号131を累積
値算出回路123に出力する。累積値算出回路123は
累積停止指示信号131が入力されると、画像デジタル
信号117の累積処理とフレームメモリ125に記憶さ
せる処理とを停止する。
【0097】また、表示指示回路133は累積画素数検
出回路128からの表示指示フラグ132が入力される
と、表示指示信号134をCPU135に出力する。
CPU135は表示指示信号134が入力されると、図
13に示すフローのSTEP19においてフレームメモ
リ125から表示用デジタル画像データ126を取り込
み、STEP20においてCRTなどの画像表示装置1
37に表示する。また必要に応じて、その画像データは
記憶媒体140に保存される。
【0098】以上の説明から明らかなように、本発明の
第3の実施例のX線画像装置は、X線が照射されたとき
に所定の値より大きい画素値を持つ画素の数が所定の数
より多いときに、X線照射が開始されたと判断して画像
データの累積を開始する。また、第3の実施例のX線画
像装置は、所定の値より大きい累積画素値を持つ画素の
数が所定の数より多いときに累積を停止する。このた
め、第3の実施例のX線画像装置は、X線照射装置と入
出力部の接続なしで、照射装置側の出力コントロールと
は無関係に最適なX線画像が自動的に得られる。
【0099】《第4の実施例》以下、本発明のX線画像
装置の第4の実施例を添付の図面を参照して説明する。
図14は第4の実施例のX線画像装置の全体構成を示す
ブロック図である。図15は第4の実施例のX線画像装
置における照射開始から累積開始までの処理手順を示す
フローである。図16は第4の実施例のX線画像装置に
おける累積開始から累積停止までの処理手順を示すフロ
ーである。図17は第4の実施例のX線画像装置におけ
る累積停止から画像表示までの処理手順を示すフローで
ある。
【0100】図14において、X線照射装置150から
照射され、照射対象である患部を通過したX線151
は、X線検出部141のCCD素子152に入力され
る。X線検出部141はCCD素子152、A/D変換
器155、CCD駆動回路156を有している。X線検
出部141は画像デジタル信号157を出力し、この画
像デジタル信号157が入力される累積部182は、累
積回路181と複数のフレームメモリ165a、165
b、165c・・・165nとを有している。
【0101】画像データ出力手段であるCCD素子15
2は、X線151を画像アナログ信号153に変換し
て、A/D変換器155へ出力する。A/D変換器15
5は、画像デジタル信号157を累積部182の累積回
路181と画素値検出部142の画素値検出回路158
へ出力する。また、画素値検出回路158の出力は、画
素数検出部143の画素数検出回路159へ入力され、
累積開始部144の累積開始回路161を介して、累積
回路181へ入力される。また、画素数検出回路159
は累積停止フラグ169を累積停止部148の累積停止
回路170へ出力し、累積停止回路170は累積停止指
示信号171を累積回路181へ出力する。また、画素
数検出回路159は、表示指示部149の表示指示回路
173に表示指示フラグ172を出力する。
【0102】累積部182の出力は、画像表示部178
のCPU175へ入力される。累積部182に接続され
た画像表示部178は、外部操作に応じて画像取り込み
や画像表示を制御するCPU175と、画像データを表
示する画像表示装置177とを有している。また、画像
データはCPU175の指令に基づき記憶媒体180に
記録されるよう構成されている。
【0103】図14において、矢印はX線151及び信
号の流れを示しており、符号154はCCD駆動信号、
符号160は累積開始フラグ、符号162は累積開始指
示信号、符号164は累積画像デジタル信号、符号16
6は表示用デジタル画像データ、符号169は累積停止
フラグ、符号174は表示指示信号、符号176は画像
表示信号、符号179は保存用デジタル画像データを示
す。
【0104】次に、第4の実施例のX線画像装置におけ
る動作について説明する。まず、X線照射装置150か
らX線151が照射対象である患部等に対して照射され
ると、CCD素子152が画像に応じた画像アナログ信
号153をA/D変換器155に出力する。そして、
A/D変換器155は、画像デジタル信号157を累積
部182の累積回路181と画素値検出部142の画素
値検出回路158へ出力する。
【0105】図15は、第4の実施例のX線画像装置に
おける照射開始から累積開始までの処理手順を示すフロ
ーである。画素値検出回路158は、図15に示すフロ
ーのSTEP1において、初期設定として画素値基準値
を所定の値valconstに設定する。この画素値基
準値はX線照射されたことを判断するための明るさの基
準となるものである。また、画素数基準値を所定の値n
umconstに設定する。この画素数基準値はX線照
射されたことを判断するためのCCDセンサにおける画
素の個数の基準となるものである。なお、画素数変数を
numxとする。
【0106】次に、STEP2において画像データの入
力待機状態となり、STEP3において画像デジタル信
号157の最初の画素を取り込むために画素数変数nu
mxを0にクリアする。
【0107】次に、STEP4において、現在注目して
いる画素の画素値が画素値基準値valconstより
大きいか否かが判断される。もし注目画素の画素値が画
素値基準値valconstより大きければ、STEP
5において、画素数変数numxを1増加させて、ST
EP6へ進む。一方、STEP4において、注目画素の
画素値が画素値基準値valconstより大きくなけ
れば、そのままSTEP6に進む。
【0108】STEP6では全画素の画素値のチェック
が終了したか否かが判断される。もし全画素の画素値の
チェックが終了していないと判断されたときは、STE
P7において、画像デジタル信号157の次の注目画素
を取り込むように設定し、STEP3へ戻り、このルー
プが繰り返される。一方、STEP6において、全画素
の画素値のチェックが終了した判断された場合には、画
素値検出回路158(図14)による処理が終わり、画
素数検出回路159(図14)による処理へ移行する。
【0109】画素数検出回路159は、図15のフロー
におけるSTEP8において、画素数変数numxが画
素数基準値numconstより大きいか否かかを判断
する。もし画素数変数numxが画素数基準値numc
onstより大きければ、STEP9において、画像デ
ータの累積処理を開始する。このとき、画素数検出回路
159は累積開始回路161(図14)に累積開始フラ
グ160を出力する。一方、画素数変数numxが画素
数基準値numconstより大きくなければ、STE
P2へ戻り、このループが繰り返される。
【0110】累積開始回路161は、累積開始フラグ1
60が入力されると、累積回路181に累積開始指示信
号162を出力する。累積回路181は、累積開始指示
信号162が入力されると、以後周期的に送られてくる
画像デジタル信号157を蓄積した累積画像デジタル信
号164に変換し、その累積画像デジタル信号164を
累積した回数によりフレームメモリ165aから165
nまで別々に記憶させる。すなわち、画像デジタル信号
157が1回だけ入力された場合はフレームメモリ16
5aに記憶させる。また、画像デジタル信号157が2
回累積された時はフレームメモリ165bに記憶させ、
3回累積された時はフレームメモリ165cに記憶させ
て、それぞれ別々のメモリに記憶させ、N回累積の時は
フレームメモリ165nに記憶させる。
【0111】したがって、フレームメモリは最大の累積
回数分だけ用意する必要があるが、X線照射時間は長く
ても1秒程度であり、フレームメモリの1回のデータ取
り込み分は約0.1秒なので、用意すべきフレームメモ
リの個数は10〜20個程度で十分である。また、フレ
ームメモリが足らなくなったときは、最後のメモリの内
容を更新するように設定されている。
【0112】前述の図25及び図26に示したように、
第4の実施例におけるCCDセンサは構成されており、
CCDセンサは全画素分の画像データを持った画像アナ
ログ信号を一定周期で絶えず出力している。この全画素
分の画像データは毎周期ごとにA/D変換されて画像デ
ジタル信号157が得られる。この画像デジタル信号1
57は累積されて適切なフレームメモリに記憶され、適
度な画質を持った画像データが得られる。なお、このC
CDセンサの構成等は第3の実施例と同様である。画像
デジタル信号157の蓄積が開始されると、画素値検出
回路158と画素数検出回路159は、X線照射が終了
したか否かを判断する処理を図16の処理手順に従って
行う。
【0113】図16は第4の実施例のX線画像装置にお
ける累積開始から累積停止までの処理手順を示すフロー
である。図16に示すフローにおいて、STEP10か
らSTEP16までの処理は前述の図15のSTEP1
からSTEP7までの説明と同じである。
【0114】画素数検出回路159は、図16のSTE
P17において、画素数変数numxが画素数基準値n
umconstより小さいか否かを判断する。もし画素
数変数numxが画素数基準値numconstより小
さければ、STEP18において画像データの累積を停
止する。このとき、画素数検出回路159は累積停止回
路170に累積停止フラグ169を出力し、同時に表示
指示回路173に表示指示フラグ172を出力する。一
方、STEP17において、画素数変数numxが画素
数基準値numconstより大きければ、そのままS
TEP11に進み、次に入力される画像データの入力を
待機する。
【0115】累積停止回路170は累積停止フラグ16
9が入力されると、累積回路181に累積停止指示信号
171を出力する。累積回路181は積停止指示信号1
71が入力されると累積画像デジタル信号164をフレ
ームメモリ165a〜165nへ記憶させることを停止
する。
【0116】表示指示回路173は表示指示フラグ17
2が入力されるとCPU175に表示指示信号174を
出力する。図17は第4の実施例のX線画像装置におけ
る累積停止から画像表示までの処理手順を示すフローで
ある。CPU175は表示指示信号174が入力される
と、図17に示すフローにおけるSTEP19におい
て、外部操作または初期設定によって決められた累積回
数の指定値が取得される。この数値は操作者の経験的な
知識から設定されたり、X線照射装置との関係から初期
設置時に設定し、常に適切な値が設定される。
【0117】次に、図17のSTEP20において、フ
レームメモリ165a〜165nまでの指定された累積
回数分の累積画像データが記憶されているメモリ上から
表示用デジタル画像データ166を取り込み、CRTな
どの画像表示装置177に表示する。また必要に応じ
て、その画像データは記憶媒体180に保存される。
【0118】なお、第4の実施例のX線画像装置は、累
積回数の指定値を決定するために、フレームメモリ16
5a〜165nに記憶されていた全回数分の画像データ
をいったんCRTなどの画像表示装置に全て並列して表
示させ、その中から操作者が一番適切な画像を選んで決
めるように構成することも可能である。また、最適な画
質を得るための累積回数をあらかじめ一つに決めておく
ことができれば、第4の実施例のX線画像装置は1個の
フレームメモリにより構成することができ、経済的に優
れた装置となる。
【0119】以上の説明から明らかなように、本発明の
第4の実施例のX線画像装置は、X線が照射されたとき
に所定の値より大きい画素値を持つ画素の数が所定の数
より多いときに、X線照射が開始されたと判断して画像
データの累積を開始し、累積値を複数回分記憶させ、所
定の値より大きい画素値を持つ画素の数が所定の数より
少なくなったときに累積を停止するよう構成されてい
る。このため、第4の実施例のX線画像装置は、X線照
射装置とを入出力部で接続することなく、X線照射装置
側の出力コントロールとは無関係に最適な画質を得るこ
とができる。
【0120】《第5の実施例》以下、本発明のX線画像
装置における第5の実施例を添付の図面を参照して説明
する。図18は本発明の第5の実施例におけるX線画像
装置の全体構成を示すブロック図である。図19は第5
の実施例のX線画像装置におけるデジタル値変換手段の
作業手順を示すフローである。図20は全画素の画像デ
ジタル値における画素分布を示しており、図21は画素
範囲を変更した場合の全画素の画像デジタル値の変換後
の画素分布を示している。図22は表示目的に応じてま
たは視覚的に見やすくするための変換特性を示す図であ
る。
【0121】図18において、X線照射装置301はX
線302により被照射物303を照射し、被照射物30
3を通過したX線304は信号出力手段305に入力さ
れる。信号出力手段305は入力されたX線304の強
度に応じた画像アナログ信号308を信号増幅器309
に出力する。
【0122】信号出力手段305は、X線を可視光に変
換する蛍光体306(シンチレータ、例えばGd2
2S)と可視光を電荷に変えて転送するCCDセンサ3
07とを具備しており、CCDセンサ307の各画素が
受けた光量に応じて形成された画像アナログ信号308
を全画素分について出力する。このように、信号出力手
段305は、X線の強度に応じた画像アナログ信号30
8を信号増幅手段である信号増幅器309へ出力するよ
う構成されている。
【0123】なお、本発明のX線画像装置は、蛍光体3
06の代わりに、CCDセンサの各画素に電気的に接続
させたカドミウムテラライト検出素子(CdTe検出素
子)をCCD表面に設けた構成でもよい。信号増幅手段
309は、入力された画像アナログ信号308をA/D
変換するのに必要なレベルとなるように信号増幅を行
い、増幅された画像アナログ信号310はA/D変換手
段3であるA/D変換器11へ出力される。
【0124】A/D変換器311においては、画像アナ
ログ信号310をデジタル値に変換し、画像デジタル値
312を記憶手段である記憶部313に出力する。A/
D変換器311において、被照射物を通過したX線30
4の照射量に応じて出力された画像アナログ信号310
がデジタル化処理されている。記憶部313において
は、画像デジタル値312を記憶する。このとき、A/
D変換器311はX線照射中の短時間毎のデータを逐次
加算しながら、記憶部313に記憶する。記憶部313
はA/D変換器311のもつ分解能よりも数倍大きい容
量を有している。このため、記憶部313は階調度の大
きい画像データを保持することができる。
【0125】デジタル値変換手段であるデジタル値変換
器316は、記憶された画像デジタル値317を補正し
て表示用画像デジタル値318に変換し、記憶部313
に記憶する。記憶部313の表示用画像デジタル値31
8は、表示用デジタル値314として表示手段である表
示部315に入力される。表示部315は画像表示信号
319をCRT等の表示機器320に出力し、その画像
表示信号319を表示する。
【0126】A/D変換器311のもつ分解能よりも大
きい容量をもつ記憶部313により階調度の大きい画像
データが保持されているため、第5の実施例のX線画像
装置はX線照射時の条件設定が容易な装置である。
【0127】次に、図18に示したデジタル値変換器3
16の具体例を図19の作業手順を示すフロー及び図2
0の全画素の画像デジタル値の画素分布を示すグラフを
用いて説明する。また、図20は画像データにおける画
像濃度の状況を示している。図19に示すフローのST
EP1において、デジタル値変換器316は、記憶部3
13に一旦記憶された全画素の画像デジタル値317を
取り出し、その画像デジタル値317における画素数を
チェックする。
【0128】次に、STEP2において、チェックした
画像デジタル値317から、図20に示すような画素分
布状況(濃度状況)を把握する。この画素分布状況(濃
度状況)から、画像デジタル値317の適切な画素分布
範囲を決定する。画像デジタル値317の適切な画素分
布範囲は、X線画像装置の用途に応じて、画素ディジタ
ル値317における上位および下位の値をそれぞれ所定
の数だけ除いたり、もしくは所定の率だけ除くようにあ
らかじめ決定する。
【0129】図19に示すフローのSTEP3におい
て、STEP2で決めた画像デジタル値317の画素分
布範囲を、図21に示すように、広い範囲となるように
全画素の画像デジタル値317の変換を実施する。図2
1は、適切な画素分布範囲に変更した全画素の画像デジ
タル値317の一例を示すグラフである。
【0130】次に、画像デジタル値317の最大値と最
小値を表示用画像デジタル値318の最大値と最小値に
変換する変換方法の一例を示す。画素分布状況から検知
できた画像デジタル値317の最大値と最小値をBmax
とBminとする。表示用画像デジタル値318の最大値
と最小値をHmaxとHminとする。また、変換する前の画
像デジタル値317をBdata、変換後の表示用画像デジ
タル値318をHdataとすると、全画素の画像デジタル
値317の変換は次式により実施される。 Hdata=a×Bdata/b−c/b
【0131】ただしa= Hmax−Hmin、 b= Bmax−Bmin、 c= Hmax×Bmin−Hmin×Bmaxである。
【0132】上記式に示すように、画素分布範囲を広げ
る変換を行うことにより、画像の分解能が落ちることが
懸念されるが、CRT等の表示機器の階調度よりA/D
変換器311の分解能をあげることにより解決される。
また、記憶部313の容量を大きくして各画素の階調を
A/D変換器311の分解能より大きくすることによ
り、記憶部313におけるデータ飽和までの余裕度を増
すことができる。
【0133】次に、濃度補正の具体的方法について説明
する。図22は画像を表示目的に応じてまたは視覚的に
見やすくするための変換特性を示す図である。前述の図
19に示すフローのSTEP4において、表示目的に応
じて図22に示すように全画素の画像デジタル値につい
て濃度補正が行われる。図22に示す変換特性におい
て、画像デジタル値の大きさを変更することと、画像の
明るさ、すなわち濃度を変更することとはまったく同一
の作業となる。
【0134】X線画像を見る検査者が明るい部分を見た
いときは直線に近いγ1の特性により変換し、反対に暗
い部分をより詳しく見たいときは暗い部分の範囲を広げ
るγ2の特性により変換する。次に、STEP5におい
て、変換した表示用画像デジタル値318を記憶手段3
13において元の画像デジタル値317と置き換え、記
憶部313に再度記憶しなおす。
【0135】さらに、表示部315により記憶部313
の更新された表示用デジタル値314をCRT等の表示
機器320で画像表示させる。以上のように、第5の実
施例のX線画像装置は、表示される画像の明暗の範囲を
広げることができ、表示目的に応じた変換特性により、
視覚的に優れた画像を得ることができる。
【0136】また、第5の実施例のX線画像装置は、X
線照射するときの時間設定や距離設定の困難さが無く、
条件設定が容易であり使いやすく、A/D変換手段のも
つ分解能よりも大きい容量をもつ記憶手段によって階調
度の大きい画像データが保持されることも条件設定の容
易さをさらに高めており、X線照射時の条件設定を容易
なものとしている。
【0137】《第6の実施例》以下、本発明のX線画像
装置の第6の実施例について説明する。第6の実施例の
X線画像装置は、前述の第5の実施例のX線画像装置に
おける信号増幅手段である信号増幅器309を変更した
ものである。
【0138】本発明の第6の実施例のX線画像装置は、
前述の第5の実施例のX線画像装置の信号増幅器309
を、画像アナログ信号が小さいほど大きく増幅し、画像
アナログ信号が大きいほど小さく増幅するよう構成した
ものである。この増幅器は、例えば図22に示すγ2の
ような変換特性を持っていて、X線が通過しにくい小さ
な信号ほど大きく増幅され、暗い部分をより濃度範囲が
広い状態で画像アナログ信号を出力する。この画像アナ
ログ信号はA/D変換手段においてA/D変換されてデ
ジタル値となり、本発明の第5の実施の形態のX線画像
装置と同様にしてCRT等の表示機器320に表示され
る。
【0139】以上のように構成された第6の実施例のX
線画像装置は、明るい部分の画像より暗い部分の画像の
方をよりきめ細かく表示することができ、視覚的に優れ
た画像を得ることができる。また、第6の実施例のX線
画像装置は、X線照射するときの時間設定や距離設定の
困難さを無くし、X線照射時の条件設定を容易にして使
いやすい装置になるとともに、A/D変換手段のもつ分
解能よりも数倍大きい容量をもつ記憶手段によって画像
データが保持されることも条件設定の容易さをさらに高
めている。
【0140】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のX線画像装置は、指定された画素がその周辺の画素に
おける最大値よりも所定値以上大きい場合に、指定され
た画素を異常データと判定するため、異常データの判定
が確実に行え、画像データの補正処理を精度高く行うこ
とができる。また、本発明のX線画像装置は、画像デー
タ記憶手段の記憶した画像データのうち所定量の画素の
輝度分布を用いて異常データを検知するため、異常デー
タが連続している場合であっても、画像データの補正処
理を高精度に行うことができる。
【0141】また、本発明のX線画像装置は、X線照射
装置により出力調整をすることなく、X線画像装置にお
いて最適の画質を得ることができる。また、本発明のX
線画像装置は、最適の画質のX線照射が得られたとき、
X線の照射を停止することなく、最適の画質を維持する
ことができる。また、本発明のX線画像装置は、自動的
に最適の画質を有する画像を表示することができる。
【0142】また、本発明のX線画像装置は、複数回分
の累積値の中から、診断箇所や診断方法に応じた最も適
切な画像を選択することができる。また、本発明のX線
画像装置は、X線照射が適切なものかどうかを判断し、
自動的に累積の開始を行うことができる。
【0143】また、本発明のX線画像装置においては、
信号出力手段がX線を受けてその強度に応じた画像アナ
ログ信号を出力すると、この画像アナログ信号がA/D
変換手段により画像デジタル値にA/D変換され、複数
または全画素の画像デジタル値の大きさの上位および下
位のそれぞれ所定の数もしくは所定の率だけ除くととも
に、残りの画像デジタル値の最大値と最小値がそれぞれ
所定の値となるように変換し、さらに表示目的に応じた
変換特性によって表示用画像デジタル値に変換してい
る。これにより、表示されている画像の明暗の範囲を広
げることができ、表示目的に応じた変換特性により、視
覚的に優れた画像を得ることができる。また、本発明の
X線画像装置は、X線照射するときの時間設定や距離設
定の困難さが無く、X線照射時の条件設定が容易であ
り、使いやすい装置である。さらに、本発明によれば、
A/D変換手段のもつ分解能よりも大きい容量をもつ記
憶手段によって階調度の大きい画像データが保持される
ことも条件設定の容易さをさらに高めており、X線画像
装置におけるX線照射時の条件設定を容易なものとして
いる。
【0144】また、本発明のX線画像装置は、信号出力
手段がX線を受けてその強度に応じた画像アナログ信号
を出力すると、信号増幅手段は画像アナログ信号の大き
さが小さいほど大きく増幅し、画像アナログ信号の大き
さが大きいほど小さく増幅する。すなわちX線が通過し
にくい部分、すなわち暗い部分はより濃度範囲が広がっ
た状態で信号を出力する。この画像アナログ信号がA/
D変換され、CRT等に表示される。これにより画像が
明るい部分より暗い部分の方をよりきめ細かに表示で
き、視覚的に最もよく見えるようになる。
【0145】また、本発明の記録媒体は、本発明のX線
画像装置に用いられ、持ち運びや保存に優れたものであ
り、この記録媒体に記録されたプログラムを用いること
により、X線照射による優れた画像がX線画像装置によ
り形成され、表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるX線画像装置の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例のX線画像装置における画像デー
タの大小と明るさの関係の一例を示す図である。
【図3】第1の実施例のX線画像装置における白点異常
データ除去用フィルタの説明で使用したCCDセンサの
一部分の画素を概念的に示す図である。
【図4】第1の実施例のX線画像装置における白点異常
データ除去用フィルタの処理手順を示すフローである。
【図5】本発明の第2の実施例におけるX線画像装置の
全体構成を示すブロック図である。
【図6】第2の実施例のX線画像装置における白点異常
データ除去用フィルタの処理手順を示すフローである。
【図7】第2の実施例のX線画像装置における白点異常
データがないときの輝度分布を示すグラフである。
【図8】第2の実施例のX線画像装置における白点異常
データがあるときの輝度分布を示すグラフである。
【図9】第2の実施例のX線画像装置における白点異常
データ除去用フィルタの処理手順を示すフローである。
【図10】第2の実施例のX線画像装置のフロッピーデ
ィスク及びフロッピーディスクドリイブ等を示す図であ
り、(a)は記憶媒体本体であるフロッピーディスクの
物理フォーマットの例を示す図であり、(b)はフロッ
ピーディスクを収納するフロッピーディスクケースを示
す図であり、(c)はフロッピーディスクによりプログ
ラムの記録再生を行うフロッピーディスクドリイブ等を
示す図である。
【図11】本発明の第3の実施例におけるX線画像装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図12】第3の実施例のX線画像装置における照射開
始から累積開始までの処理手順を示すフローである。
【図13】第3の実施例のX線画像装置における累積開
始から画像表示までの処理手順を示すフローである。
【図14】本発明の第4の実施例におけるX線画像装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図15】第4の実施例のX線画像装置における照射開
始から累積開始までの処理手順を示すフローである。
【図16】第4の実施例のX線画像装置における累積開
始から累積停止までの処理手順を示すフローである。
【図17】第4の実施例のX線画像装置における累積停
止から画像表示までの処理手順を示すフローである。
【図18】本発明の第5の実施例におけるX線画像装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図19】第5の実施例のX線画像装置におけるデジタ
ル値変換器の作業手順を示すフローである。
【図20】第5の実施例のX線画像装置における全画素
の画像デジタル値の画素分布を示すグラフである。
【図21】第5の実施例のX線画像装置における全画素
の画像デジタル値変換後の画素分布を示すグラフであ
る。
【図22】第5の実施例のX線画像装置において表示目
的に応じて、又は視覚的に見やすい画像を形成するため
の変換特性を示すグラフである。
【図23】従来のX線画像装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】従来のX線画像装置における照射開始から画
像表示までの処理手順を示すフローである。
【図25】CCDセンサの画素構成を概念的に示す図で
ある。
【図26】CCDセンサの画像アナログ信号の出力及び
A/D変換の方法を概念的に示す図である。
【符号の説明】
1 X線 2 CCD素子 4 A/D変換器 5 ラインバッファ 6 白点異常データ除去用フィルタ 7 フレームメモリ 8 CPU 9 画像表示装置 10 CPU 11 画像データ取り込み部 12 画像表示部 14 記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 眞梶 康彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を受けて複数の画素を有する画像デ
    ータを出力する画像データ出力手段と、 前記画像データ出力手段からの画像データが入力され、
    当該画像データのうち指定された画素の輝度を示す画素
    値がその周辺の画素の最大画素値より所定値以上大きい
    場合に、前記指定された画素を異常データと判定し、そ
    の異常データを補正する異常データ除去手段と、を備え
    たX線画像装置。
  2. 【請求項2】 異常データ除去手段が、指定された画素
    を異常データと判定したとき、前記指定された画素の画
    素値をその周辺の画素の最大値に置き換える請求項1記
    載のX線画像装置。
  3. 【請求項3】 異常データ除去手段が、指定された画素
    を異常データと判定したとき、前記指定された画素の画
    素値をその周辺の画素の平均値に置き換える請求項1記
    載のX線画像装置。
  4. 【請求項4】 X線を受けて複数の画素を有する画像デ
    ータを出力する画像データ出力手段と、 前記画像データ出力手段からの画像データを記憶する画
    像データ記憶手段と、 前記画像データ記憶手段が記憶した画像データを取得
    し、当該画像データのうち所定量の画素の輝度分布曲線
    を算出し、その輝度分布曲線が連続的でなく、かつ輝度
    分布曲線の本体曲線から所定値以上離れて存する不連続
    部分を異常データと判定し、その異常データを補正する
    異常データ除去手段と、を備えたX線画像装置。
  5. 【請求項5】 異常データ除去手段が、指定された画素
    を異常データと判定したとき、前記指定された画素の輝
    度を示す画素値をその周辺の画素のうち異常データと判
    定されなかった画素の最大画素値に置き換える請求項4
    記載のX線画像装置。
  6. 【請求項6】 異常データ除去手段が、指定された画素
    を異常データと判定したとき、前記指定された画素の輝
    度を示す画素値をその周辺の画素のうち異常データと判
    定されなかった画素の平均値に置き換える請求項4記載
    のX線画像装置。
  7. 【請求項7】 指定された画素の輝度を示す画素値がそ
    の周辺の画素の最大画素値よりも所定値以上大きい場合
    に、前記指定された画素を異常データと判定するプログ
    ラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】 画像データのうち所定量の画素の輝度分
    布曲線を算出し、その輝度分布曲線が連続的でなく、か
    つ輝度分布曲線の本体曲線から所定値以上離れて存する
    不連続部分を異常データと判定するプログラムを記録し
    た記録媒体。
  9. 【請求項9】 X線を受けて複数の画素を有する画像デ
    ータにおける各画素の輝度を示す画素値をデジタル信号
    として出力するX線検出手段と、 前記X線検出手段からの複数回のデジタル信号に基づき
    前記各画素ごとに画素値を累積し、その累積値を算出す
    る累積手段と、 各画素において画素値の累積値が所定の値に達したこと
    を検出する累積値検出手段と、 所定の値に達した累積値を有する画素の数が所定の数に
    達したことを検出する第1の画素数検出手段と、を備え
    たX線画像装置。
  10. 【請求項10】 所定の値に達した累積値を有する画素
    の数が所定の数に達したことを第1の画素数検出手段が
    検出した際に、画素値の累積を停止する第1の累積停止
    手段を備えた請求項9記載のX線画像装置。
  11. 【請求項11】 累積値が所定の値に達した画素の数が
    所定の数に達したことを第1の画素数検出手段が検出し
    た際に、各画素の累積値をもとにX線照射像を表示する
    よう指示する第1の表示指示手段を備えた請求項9記載
    のX線画像装置。
  12. 【請求項12】 X線検出手段の出力がある毎に算出さ
    れた複数回の累積値を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段における複数回の累積値の内、所定の回数
    の累積値を用いてX線照射像を表示するよう指示する第
    2の表示指示手段と、を備えた請求項9記載のX線画像
    装置。
  13. 【請求項13】 X線を受けて複数の画素を有する画像
    データにおける各画素の輝度を示す画素値をデジタル信
    号として出力するX線検出手段と、 前記X線検出手段が出力するデジタル信号により各画素
    の画素値が所定の値に達したことを検出する画素値検出
    手段と、 所定の値に達した画素値を有する画素の数が所定の数に
    達したことを検出する第2の画素数検出手段と、 所定の値に達した画素の数が所定の数に達したことを前
    記第2の画素数検出手段が検出した際に、画素値の累積
    を開始する累積開始手段と、を備えたX線画像装置。
  14. 【請求項14】 X線を受けて複数の画素を有する画像
    データにおける各画素の輝度を示す画素値をデジタル信
    号として出力するX線検出手段と、 前記X線検出手段が出力するデジタル信号により各画素
    の画素値が所定の値に達したことを検出する画素値検出
    手段と、 所定の値に達した画素値を有する画素の数を検出し、所
    定の数と比較する第2の画素数検出手段と、 所定の値に達した画素値を有する画素の数が所定の数に
    達しなくなったことを前記第2の画素数検出手段が検出
    した際に、画素値の累積を停止する第2の累積停止手段
    と、を備えたX線画像装置。
  15. 【請求項15】 X線を受けて、そのX線の強度に応じ
    た画像アナログ信号を出力する信号出力手段と、 前記画像アナログ信号の大きさに応じて、異なる増幅率
    により前記画像アナログ信号を増幅する信号増幅手段
    と、 増幅された前記画像アナログ信号をデジタル値に変換す
    るA/D変換手段と、 前記A/D変換手段のデジタル値を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶されたデジタル値に基づいてX線画
    像を表示する表示手段と、を備えたX線画像装置。
  16. 【請求項16】 信号増幅手段は、画像アナログ信号が
    小さいほど増幅率が大きく、画像アナログ信号が大きい
    ほど増幅率が小さい請求項15記載のX線画像装置。
  17. 【請求項17】 X線を受けて、そのX線の強度に応じ
    た画像アナログ信号を出力する信号出力手段と、 前記画像アナログ信号を増幅する信号増幅手段と、 増幅された画像アナログ信号をデジタル値に変換するA
    /D変換手段と、 前記A/D変換手段のデジタル値を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された複数のデジタル値をその分布
    状況に応じた変換特性によって表示用デジタル値に変換
    するデジタル値変換手段と、 前記表示用デジタル値に基づいてX線画像を表示する表
    示手段と、を備えたX線画像装置。
  18. 【請求項18】 複数のデジタル値として全ての画素の
    デジタル値を用いる請求項17記載のX線画像装置。
  19. 【請求項19】 複数のデジタル値の最大値と最小値が
    それぞれ所定の値となるように変換を行う変換特性を備
    えた請求項17記載のX線画像装置。
  20. 【請求項20】 複数のデジタル値のうち、最大値と最
    小値がそれぞれ表示用デジタル値の最大値と最小値とな
    るように変換を行う変換特性を備えた請求項17記載の
    X線画像装置。
  21. 【請求項21】 複数のデジタル値のうち、上位および
    下位の大きさを有するデジタル値をそれぞれ所定の数も
    しくは所定の率だけ除くとともに、残りのデジタル値の
    最大値と最小値がそれぞれ所定の値となるように変換を
    行う変換特性を備えた請求項17記載のX線画像装置。
  22. 【請求項22】 X線を受けて、そのX線の強度に応じ
    た画像アナログ信号を出力する信号出力手段と、 前記画像アナログ信号を増幅する信号増幅手段と、 増幅された画像アナログ信号をデジタル値に変換するA
    /D変換手段と、 前記A/D変換手段のデジタル値を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された複数のデジタル値を表示目的
    に応じた変換特性により表示用デジタル値に変換するデ
    ジタル値変換手段と、 前記表示用デジタル値に基づいてX線画像を表示する表
    示手段と、を備えたX線画像装置。
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