JPH10136760A - 作業機の走行装置 - Google Patents

作業機の走行装置

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JPH10136760A
JPH10136760A JP31709896A JP31709896A JPH10136760A JP H10136760 A JPH10136760 A JP H10136760A JP 31709896 A JP31709896 A JP 31709896A JP 31709896 A JP31709896 A JP 31709896A JP H10136760 A JPH10136760 A JP H10136760A
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traveling
traveling device
horizontal
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JP31709896A
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Mikiya Shirakata
幹也 白方
Toshihiko Mizumoto
俊彦 水本
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後進の駆動反力への対応の適切化、操作の簡
易化、操作性の向上、作業効率の向上。 【解決手段】 機体フレーム1の下方位置に左右一対の
クローラ7を設けた走行装置2の走行フレーム5を昇降
させてローリング自在に設けると共に、前記機体フレー
ム1の前又は後側を昇降させるピッチング手段26を設
けた走行装置において、制御部44の制御モードを湿田
モードにする湿田状態選択手段45を設け、前記走行装
置2の後進または後進操作により機体フレーム1の進行
方向前側を上昇させて後進の駆動反力に伴う前後傾斜を
修正するように構成すると共に、該制御は前記走行装置
2の前側に設けた刈取部が最上方位置近傍に位置すると
き行うようにした作業機の走行装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等のクロー
ラにより走行する作業機の走行装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、実開平5−7042号公報に
は、機体フレームの下方位置に左右一対のクローラを設
けた走行装置の走行フレームをリンク機構により昇降自
在に設けると共に、前記前進時には機体を前傾させ、後
進時は機体を後傾させる作業機の走行装置について記載
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、単に後
進のとき後傾させる点に課題がある。即ち、後進の駆動
反力によって沈下するのを見越して機体フレームの前側
を上昇させるが、条合わせのとき等僅かに後進するとき
は、湿田とはいえ後進の駆動反力はそれほどでもないか
ら、前側は沈下せずに後傾となって、前側が上がり過
ぎ、これを手動または自動によって修正することにな
り、機体フレームの前側が上下して所謂ハンチング現象
が発生することになる。本発明は、後進の駆動反力によ
る前側の沈下を防止する共に、機体フレームの前側のハ
ンチング現象の防止、および、不要な操作負担を解消さ
せて操作性を向上させたものである。
【0004】
【発明の目的】後進の駆動反力への対応の適切化、操作
の簡易化、操作性の向上、作業効率の向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、機体フレーム
1の下方位置に左右一対のクローラ7を設けた走行装置
2の走行フレーム5を昇降させてローリング自在に設け
ると共に、前記機体フレーム1の前又は後側を昇降させ
るピッチング手段26を設けた走行装置において、制御
部44の制御モードを湿田モードにする湿田状態選択手
段45を設け、前記走行装置2の後進または後進操作に
より機体フレーム1の進行方向前側を上昇させて後進の
駆動反力に伴う前後傾斜を修正するように構成すると共
に、該制御は前記走行装置2の前側に設けた刈取部が最
上方位置近傍に位置するとき行うようにした作業機の走
行装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例をコンバインの例にて図によ
り説明すると、1はコンバインの機体フレーム、2は機
体フレーム1の下方位置に設けた走行装置であり、図示
は省略するが、前記機体フレーム1の上方位置には脱穀
装置を、前記走行装置2の前方位置には刈取部をそれぞ
れ設けている。前記機体フレーム1は、前後方向の縦フ
レーム3および該縦フレーム3を連結する左右方向の横
フレーム4により構成される。機体フレーム1の下方に
は、前記縦フレーム3と平行の前記走行装置2の走行フ
レーム5を左右に所定間隔を有して設ける。前記走行フ
レーム5の外側面には前後に所定間隔を置いて転輪6を
設け、該転輪6の外周にはクローラ7を掛け回す。8は
駆動輪、9はアイドルローラである。しかして、前記機
体フレーム1と前記走行フレーム5との間には、圃場の
左右傾斜に対して機体フレーム1を水平にするローリン
グ手段及び前後傾斜に対して機体フレーム1を水平状態
にさせるピッチング手段を設ける。前記走行フレーム5
の前部に左右方向の前部横取付軸10を設け、前部横取
付軸10には前側リンク機構11の前側横アーム12の
先部を軸着し、前側横アーム12の基部は左右方向の前
側支持軸13に固定状態に取付ける。前側支持軸13は
前記機体フレーム1側に設けた前側支持メタル14に回
転のみ自在に軸着する。前記前側支持軸13には、前側
リンク機構11の前側縦アーム15の基部を固定状態に
取付ける。
【0007】前記走行フレーム5の後部には左右方向の
後部横取付軸16を設け、後部横取付軸16には後側リ
ンク機構17の後側横アーム18の先部を軸着する。後
側横アーム18の基部は左右方向の後側支持軸19に固
定状態に取付ける。後側支持軸19には後側リンク機構
17の後側縦アーム20の基部を固定する。前記後側縦
アーム20の中間部および前記前側縦アーム15の先端
部は、前記走行フレーム5と並行なロッド21により連
結し、後側縦アーム20および前記前側縦アーム15が
同時に回動するようにする。後側縦アーム20には、ロ
ーリング用シリンダ22のロッド23の先端を軸着し、
ローリング用シリンダ22の基部はアーム24の先端に
軸25により軸着し、アーム24の基部は前記機体フレ
ーム1側に軸着する。しかして、前記機体フレーム1の
後部に前記ピッチング手段26を設ける。ピッチング手
段26は、機体フレーム1の後側所定位置に左右一対の
ピッチング支持メタル27を設け、左右のピッチング支
持メタル27間に左右方向のピッチング横軸28の両端
を回転のみ自在に軸装する。前記ピッチング横軸28に
は、ピッチングアーム29のピッチング横アーム30の
基部を固定し、ピッチング横アーム30の先端は、左右
リンク機構支持部材31のアーム32の上部に軸33に
より軸着する。左右リンク機構支持部材31は左右一対
の前記アーム32を有し、左右のアーム32の中間部を
横杆34により連結して形成しており、アーム32の下
部にはそれぞれ前記後側支持軸19を取付ける。
【0008】前記ピッチングアーム29のピッチング横
アーム30のうち一方には、ピッチング縦アーム35の
基部を固定し、ピッチング縦アーム35の先端にはピッ
チング用シリンダ36のピッチングロッド37を軸着す
る。ピッチング用シリンダ36の基部は前記機体フレー
ム1側に軸着して取付ける。ピッチング用シリンダ36
は前記ローリング用シリンダ22の側部に設け、機体フ
レーム1の前後略中央で一側に位置させ、前記ピッチン
グシリンダ36のピッチングロッド37を後方に伸縮す
る向きに設ける。前記ローリング用シリンダ22の基部
のアーム24を軸着した軸25には前後方向の規制部材
40、40の基部を軸着し、規制部材40、40の先端
は左右リンク機構支持部材31のアーム32の上部に軸
41、41により軸着する。そして、ピッチング手段2
6のピッチング横軸28および軸33の位置と、ピッチ
ングアーム29のピッチング横アーム30長さとを、ピ
ッチング用シリンダ36を伸縮させたとき、軸33がピ
ッチング横軸28中心に移動して、規制部材40、40
の基部がローリング用シリンダ22の基部を後側に押す
ように作用させ、前記走行フレーム5を下降させて相対
的に機体フレーム1は上昇して機体フレーム1と走行フ
レーム5の間の間隔を大にするように構成している。
【0009】しかして、ピッチングシリンダ36が伸縮
しない固定状態では、左右リンク機構支持部材31は位
置不動であり、そのため、後側リンク機構17の後側支
持軸19も位置不動になり、この状態で、ローリング用
シリンダ22を伸縮させて、走行フレーム5を上下さ
せ、ローリングおよび車高の上下を行う。また、前記走
行フレーム5と前記前側リンク機構11と前記後側リン
ク機構17とロッド21とは、それぞれ平行リンクを構
成し、ローリング用シリンダ22が伸縮しないと、前記
平行リンクは固定状態となり、この状態で、ピッチング
シリンダ36を伸縮させると、後側支持軸19の部分が
上下して、その結果、前記平行リンクの後側が前記前側
支持メタル14の前側支持軸13を中心に上下する。そ
のため、前記ピッチング装置を構成するに当たり、前記
機体フレーム1と前記走行フレーム5との間に設けられ
る所謂中間フレーム(ピッチングフレーム)は不要とな
り、直接走行フレーム5の後部を上下させて、相対的に
機体フレーム1の後部を上下させて、圃場の前後方向の
傾斜に対応させることができる。なお、ピッチングにお
ける回動中心を後側に設定することは勿論可能である。
【0010】42は左右のローリング用シリンダ22の
ロッド23のストロークを検出する車高上下センサ、4
3はピッチングシリンダ36のロッド37のストローク
を検出する前後傾斜センサであり、実施例では、夫々ポ
テンショメータとロッドとの間をリンク機構で連結して
構成している。しかして、機体所望位置には、制御部4
4の制御モードを湿田モードにする湿田状態選択手段4
5と、前記走行装置2が後進するのを検出する後進検出
手段46を夫々設け、湿田モードのとき、前記後進検出
手段46が後進(または後進操作)を検出すると、機体
前側を自動的に上げ(ピッチングさせ)、後進するとき
の駆動反力による機体前側沈下を修正するように制御す
る(以下、前側沈下防止制御という)。そして、前記前
側沈下防止制御は、前記刈取部が所定高さ以上に上昇し
ているときに行う、この点が、要旨である。即ち、湿田
で後進すると、駆動反力によって、機体前側が沈んで機
体が前下がりの傾斜するということがあり、これを防止
するのであるが、条合せ等で僅かに後進する場合の後進
(または後進操作)を検出したときも、前記前側沈下防
止制御により機体前側の上げを行うと、いちいち下げな
ければならず、かえって面倒であり、乗り心地も良くな
いので、方向変換等の非作業中のみ行うようにしたもの
であり、非作業中であることの一例として刈取部の高さ
により判定している。実施例では、刈取部を上下させる
刈取上下シリンダのロッドのストロークを刈取ストロー
クセンサ47により検出している。
【0011】前記前側沈下防止制御の条件のひとつの湿
田モードへの切替は、作業者がオンオフし得るスイッチ
機構である前記湿田状態選択手段45の操作、あるい
は、各種センサー等の信号により前記走行装置2のスリ
ップ率、機体傾斜率、後進のときの刈取部の上昇操作等
の条件に基づいて制御部44が判定してもよい。しかし
て、前記前側沈下防止制御に伴う前記ピッチングは、機
体フレーム1が所定の高さであればよいが、所定高さよ
り低く機体前側上げのピッチングをすると走行装置2と
干渉するときは、自動的に、左右のローリング手段を同
時に作動させて車高を上げ、また、この車高上げに際し
て、左右のローリング手段が左右傾斜を修正しながら機
体フレーム1を上昇させるように構成してもよい。ま
た、車高はピッチングが可能になる範囲で上げるのでは
なく、湿田モードのときは、最上昇位置まで、機体フレ
ーム1を上げてもよい。図4において、50は左右傾斜
自動スイッチ(ローリングスイッチ)、51は前後傾斜
自動スイッチ(ピッチングスイッチ)、52は機体フレ
ーム1の前後傾斜を検出する前後水平センサ、53は機
体フレーム1の左右傾斜を検出する左右水平センサであ
る。
【0012】しかして、前記前側沈下防止制御は、機体
前側を自動的に上げのピッチングをするのであるから、
前記前後傾斜自動スイッチ51により前後水平自動制御
中であることが前提となるが、前後傾斜自動スイッチ5
1による前後水平自動制御していないときであっても、
前記前側沈下防止制御のその他の条件を充足していると
きは、該制御を実行し、前記後進検出手段46が後進
(または後進操作)を検出すると、機体前側を自動的に
上げる(ピッチング)ように構成してもよい(図6)。
また、左右傾斜自動スイッチ50と前後傾斜自動スイッ
チ51により前後と左右の傾斜修正を夫々独立して行
え、左右傾斜自動スイッチ50と前後傾斜自動スイッチ
51の両方を入りにすると、前後左右の傾斜修正を同時
に行うようにしており、前後傾斜自動スイッチ51によ
りピッチングのみを選択しても、湿田モードのときは前
記前側沈下防止制御を行うように構成してもよい。ま
た、湿田モードのときは左右傾斜自動スイッチ50によ
りローリングのみを選択しても、前記前側沈下防止制御
を行うように構成してもよい。
【0013】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成である
から、湿田状態選択手段45により湿田モードにして走
行中に、機体を後進しようと操作すると、これを後進検
出手段46が検知して、左右のローリング手段により車
高を自動的に上げるから、湿田における後進による駆動
反力で機体前側が沈むの防止する。この場合、前記前側
沈下防止制御は、刈取作業の行っていない非作業中に行
うから、条合せ等で僅かに後進する場合の後進(または
後進操作)を検出しても、前記前側沈下防止制御をしな
い。したがって、僅かな後進による機体前側上げに対し
ていちいち下げる必要がなく、操作が面倒になるのを防
止でき、また、誤って後進操作しても、前記前側沈下防
止制御をしないので、操作に気を使うことがなく、操作
性を頗る向上させる。
【0014】即ち、刈取部を上下させる刈取上下シリン
ダのロッドのストロークを刈取ストロークセンサ47に
より最上方位置近傍まで上動したことを検出すると、非
作業中と判定して、前側沈下防止制御を行う。しかし
て、前記前側沈下防止制御に伴う前記ピッチングは、機
体フレーム1が所定の高さであればよいが、所定高さよ
り低く機体前側上げのピッチングをすると走行装置2と
干渉するときは、自動的に、左右のローリング手段を同
時に作動させて車高を上げるから、機体フレーム1と走
行装置2の干渉を防止する。また、自動的に、車高を上
げるので、操作の負担はなく、操作性を向上させる。ま
た、車高上げに際して、左右のローリング手段が左右傾
斜を修正しながら機体フレーム1を上昇させるように構
成すると、水平制御を迅速に行える。また、最上昇位置
まで、機体フレーム1を上げるように構成すると、泥抜
けが良く、走行性能を向上させ、これに対する操作の負
担はなく、操作性を向上させる。
【0015】しかして、前記前側沈下防止制御は、前後
傾斜自動スイッチ51による前後水平自動制御していな
いときであっても、前記前側沈下防止制御のその他の条
件を充足しているとき、該制御を実行するので、湿田の
後進による駆動反力で機体前側が沈むの防止する。ま
た、左右傾斜自動スイッチ50と前後傾斜自動スイッチ
51により前後と左右の傾斜修正を夫々独立して行え、
左右傾斜自動スイッチ50と前後傾斜自動スイッチ51
の両方を入りにすると、前後左右の傾斜修正を同時に行
うようにしているが、そのうち、前後傾斜自動スイッチ
51によりピッチングのみを選択しても、湿田モードの
ときは前記前側沈下防止制御を行うように構成すると、
湿田の後進による駆動反力で機体前側が沈むの防止で
き、操作の負担を増やさずに、的確な水平制御となる。
【0016】また、湿田モードのときは左右傾斜自動ス
イッチ50によりローリングのみを選択しても、前記前
側沈下防止制御を行うように構成すると、同様に、湿田
の後進による駆動反力で機体前側が沈むの防止でき、操
作の負担を増やさずに、的確な水平制御となる。しかし
て、ローリング機構およびピッチング機構の構成および
その作用は問わないが、本実施例の作用について説明す
ると、ローリング用シリンダ22を伸縮させると、後側
縦アーム20の回動させ、これにより後側支持軸19を
回転させ、後側支持軸19の回転により後側横アーム1
8を回動させ、また、前記後側縦アーム20の回動によ
りロッド21を介して前側縦アーム15を回動させ、前
記前側縦アーム15は前側支持軸13を回転させ、前側
支持軸13の回転により前側横アーム12を前側支持軸
13を中心に回動させ、もって、走行フレーム5を機体
フレーム1に対して相対的に上下させて左右傾斜を修正
するようにローリングさせる(なお、左右のローリング
用シリンダ22を同時に互いに反対に伸縮させて、素早
く機体フレーム1を水平にすることもあり、具体的なロ
ーリング用シリンダ22の伸縮作動は実施例に限定され
ない)。
【0017】また、左右のローリング用シリンダ22を
同時に伸縮させると、機体フレーム1全体を上下させ
て、車高を変更させる。しかして、ピッチング用シリン
ダ36のロッド37を伸縮させると、ピッチングロッド
37はピッチングアーム29のピッチング縦アーム35
を押し引きしてピッチング横軸28中心に回動させ(ピ
ッチング縦アーム35とピッチング横アーム30の回動
中心は同じためピッチング横アーム30も回動する)、
ピッチング縦アーム35およびピッチング横アーム30
は左右リンク機構支持部材31の各アーム32の上部を
ピッチング横軸28中心に回動上下させ、左右リンク機
構支持部材31の各アーム32の下部に取付けた後側支
持軸19を前側支持軸13を中心に上下させて、相対的
に機体フレーム1の後部を上下させて水平にする。
【0018】
【効果】本発明は、機体フレーム1の下方位置に左右一
対のクローラ7を設けた走行装置2の走行フレーム5を
昇降させてローリング自在に設けると共に、前記機体フ
レーム1の前又は後側を昇降させるピッチング手段26
を設けた走行装置において、制御部44の制御モードを
湿田モードにする湿田状態選択手段45を設け、前記走
行装置2の後進または後進操作により機体フレーム1の
進行方向前側を上昇させて後進の駆動反力に伴う前後傾
斜を修正するように構成すると共に、該制御は前記走行
装置2の前側に設けた刈取部が最上方位置近傍に位置す
るとき行うようにした作業機の走行装置としたものであ
るから、湿田モードにおける後進による駆動反力で機体
前側が沈むのに迅速に対応できるばかりでなく、条合せ
等で僅かに後進する場合の後進(または後進操作)を検
出しても、前記前側沈下防止制御をしないので、僅かな
後進による機体前側上げに対していちいち下げる必要が
なく、操作が面倒になるのを防止でき、また、誤って後
進操作しても、前記前側沈下防止制御をしないので、操
作に気を使うことがなく、操作性を頗る向上させること
ができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 走行装置の側面図。
【図2】 水平状態の側面図。
【図3】 前上りにした状態の側面図。
【図4】 ブロック図。
【図5】 フロー図。
【図6】 他の実施例のフロー図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…走行装置、3…縦フレーム、4
…横フレーム、5…走行フレーム、6…転輪、7…クロ
ーラ、8…駆動輪、9…アイドルローラ、10…後部横
取付軸、11…前側リンク機構、12…前側横アーム、
13…前側支持軸、14…前側支持メタル、15…前側
縦アーム、16…後部横取付軸、17…後側リンク機
構、18…後側横アーム、19…後側支持軸、20…後
側縦アーム、21…ロッド、22…ローリング用シリン
ダ、23…ロッド、24…アーム、25…軸、26…ピ
ッチング手段、27…ピッチング支持メタル、28…ピ
ッチング横軸、29…ピッチングアーム、30…ピッチ
ング横アーム、31…左右リンク機構支持部材、32…
アーム、33…軸、34…横杆、35…ピッチング縦ア
ーム、36…ピッチング用シリンダ、37…ピッチング
ロッド、40…規制部材、41…軸、42…車高上下セ
ンサ、43…前後傾斜センサ、44…制御部、45…湿
田状態選択手段、46…後進検出手段、47…刈取スト
ロークセンサ、50…左右傾斜自動スイッチ、51…前
後傾斜自動スイッチ、52…前後水平センサ、53…左
右水平センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレーム1の下方位置に左右一対の
    クローラ7を設けた走行装置2の走行フレーム5を昇降
    させてローリング自在に設けると共に、前記機体フレー
    ム1の前又は後側を昇降させるピッチング手段26を設
    けた走行装置において、制御部44の制御モードを湿田
    モードにする湿田状態選択手段45を設け、前記走行装
    置2の後進または後進操作により機体フレーム1の進行
    方向前側を上昇させて後進の駆動反力に伴う前後傾斜を
    修正するように構成すると共に、該制御は前記走行装置
    2の前側に設けた刈取部が最上方位置近傍に位置すると
    き行うようにした作業機の走行装置。
JP31709896A 1996-11-13 1996-11-13 作業機の走行装置 Withdrawn JPH10136760A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009183217A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Yanmar Co Ltd 作業機
JP4586225B2 (ja) * 2000-01-21 2010-11-24 井関農機株式会社 傾斜制御装置を備えたコンバイン

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