JPH10136605A - モータのスラスト支持装置 - Google Patents

モータのスラスト支持装置

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Publication number
JPH10136605A
JPH10136605A JP28636696A JP28636696A JPH10136605A JP H10136605 A JPH10136605 A JP H10136605A JP 28636696 A JP28636696 A JP 28636696A JP 28636696 A JP28636696 A JP 28636696A JP H10136605 A JPH10136605 A JP H10136605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thrust
armature shaft
rubber
washer
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP28636696A
Other languages
English (en)
Inventor
照幸 ▲吉▼田
Teruyuki Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28636696A priority Critical patent/JPH10136605A/ja
Publication of JPH10136605A publication Critical patent/JPH10136605A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用パワーウィンドやサンルーフ等の駆
動用に使用されるギヤ付モータにおいて、アーマチュア
シャフトのスラスト方向ガタによって発生する衝撃音
を、部品点数を増さずかつ組付け作業性が容易に防止・
低減できるモータのスラスト支持装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 スラストワッシャ5は、ワッシャ5aの
両端面にリング状のゴム5b,5cを一体成形して構成
され、一方の端面はゴムのないリング内中央部でアーマ
チュアシャフト1の端面のセンター穴1aに挿入配置し
た鋼球2と接触し、もう一方の端面はゴム成形面がフレ
ーム3の底面と接触する。アーマチュアシャフト1のス
ラスト方向のガタにより発生する衝撃をゴム5cが吸収
して音の発生を防止するとともに、部品点数を増さず組
付け作業性の良いモータのスラスト支持装置が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用パワーウ
ィンドやサンルーフ等の駆動用に使用されるギヤ付モー
タのアーマチュアシャフトのスラスト支持装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、モータのスラスト支持装置は図5
に示すように、アーマチュアシャフト11の端面のセン
ター穴(図示せず)に鋼球12が挿入配置され、鋼球1
2と当接しかつフレーム13またはギヤケース14の底
部と接するよう配置したスラストワッシャ15により、
ウォーム11b部で発生するスラスト荷重を支持しなが
らアーマチュアシャフト11を回転自在に支持してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、アーマチュアシャフト11のスラスト方向
にガタがあると、鋼球12とスラストワッシャ15また
はスラストワッシャ15とフレーム13ないしギヤケー
ス14の底部との間にすきまが発生した状態からいきな
りすきまが無くなる方向にスラスト荷重が反転印加した
際、衝撃音が発生することがある。この衝撃音を防止す
るためスラストワッシャ15とフレーム13またはギヤ
ケース14の底面との間にゴムワッシャを配置すると、
部品点数が増し組付け作業に時間を要することになる。
このため、衝撃音を無くすかまたは低減するとともに、
組付け作業が容易なスラスト支持装置が要求されてい
る。
【0004】本発明は、アーマチュアシャフトのスラス
ト方向のガタが出ないか、あるいはガタがあっても衝撃
音が小さく、しかも組付け作業の良いモータのスラスト
支持装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、スラストワッシャにゴムを一体成形し、ゴ
ムの弾性を利用してアーマチュアシャフトのスラストガ
タを吸収し、あるいはガタがあっても衝撃を吸収するこ
とで音を低減するものであり、組付け作業性を損なわな
いモータのスラスト支持装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、有底中空円筒状に形成されたフレームと、一端にウ
ォームを一体に形成あるいは固着させたアーマチュアシ
ャフトと、前記アーマチュアシャフトの端面に設けたセ
ンター穴に挿入配置した鋼球と、前記鋼球と当接し前記
アーマチュアシャフト端面に対向し、かつ前記フレーム
あるいはギヤケースの底面との間に挟持するよう配置し
たスラストワッシャを備え、回転するアーマチュアシャ
フトのスラスト荷重を鋼球を介してスラストワッシャで
支持するモータのスラスト支持装置において、前記スラ
ストワッシャの両端面にリング状にゴムを一体成形した
ものであり、部品点数を増すこともなくゴムの弾性を利
用してアーマチュアシャフトのガタを吸収し、あるいは
ガタがあっても衝撃を吸収することで音を低減できると
ともに、鋼球と接する端面中央部は両端ともゴムを成形
しないリング状としているため、表・裏の方向性を気に
せずに容易に組付けすることができる。また、リング内
径寸法は、アーマチュアシャフトのスラスト荷重に対す
るゴムのたわみ量を必要とする量になるように決めるこ
とができるという作用を有する。
【0007】請求項2に記載の発明は、スラストワッシ
ャは、両端面の中心部を除き表面全体にゴムを一体成形
しているため、フレームやギヤケースの内周面とスラス
トワッシャ外周側面が当たって発生する異音をゴムが介
在することで防止できるという作用を有する。
【0008】請求項3に記載の発明は、スラストワッシ
ャは、外周側面に複数の切欠きを設けてゴムを一体成形
しているものであり、スラストワッシャにゴムを一体成
形する際、スラストワッシャの外周を部分的に金型で保
持することができ、端面のリング状のゴムをスラストワ
ッシャの同軸上に精度良く成形することができるという
作用を有する。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について、図1〜図4を
用いて説明する。なお、ここに示す要部以外の部分につ
いては、図5と同じなので省略する。
【0010】(実施例1)図1は本発明のモータのスラ
スト支持部の構造を示し、図2はスラストワッシャの断
面図を示すものであり、アーマチュアシャフト1の端面
のセンター穴1aに鋼球2が挿入配置され、金属製のワ
ッシャ5aの端面中央部と接している。
【0011】ワッシャ5aの両端面にはリング状にゴム
5b・5cが一体成形されており、表・裏の方向性を気
にせずに組付けても鋼球2とゴム5bあるいは5cが接
触することが無いように構成されている。
【0012】ゴム5cは、ウォーム(図示せず)でスラ
スト荷重が発生し、A方向にアーマチュアシャフト1が
移動して鋼球2cとワッシャ5a及びワッシャ5aとフ
レーム3との間にすきまが発生した状態から、いきなり
B方向にアーマチュアシャフト1が移動し鋼球2とワッ
シャ5aが当たっても衝撃音を低減する作用を行うもの
で、部品点数の増加・組付け作業性を損なうことがない
ようワッシャ5aに一体成形した構成としている。
【0013】(実施例2)図3は他の実施例のスラスト
ワッシャの断面図を示し、ワッシャ5aの外周側面が直
接フレーム3と接触して発生する異音をゴムを介在させ
て防止する作用を行うもので、ワッシャ5aの外周側面
にもゴム5dが一体成形した構成としている。
【0014】ゴム5b,5c,5dが一体となりワッシ
ャ5aを包み込んでスラストワッシャ5を構成すること
により、ゴムのはがれに対する信頼性が向上することと
なる。
【0015】図4はスラストワッシャの斜視図を示し、
ワッシャ5aの同軸上に精度良くリング状のゴム5b,
5cを一体成形できる作用を行うもので、ワッシャ5a
にゴム5b,5c,5dを一体成形する際、金型でワッ
シャ5aの外周側面を部分的に保持することができる切
欠き5eを設けた構成としている。
【0016】なお、スラストワッシャはフレーム内に配
置する場合で説明したが、ギヤケース内に配置しても良
いし、また両方に配置しても同様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、部品点数
の増加や表裏の区分なく容易に組付けができて、アーマ
チュアシャフトのスラスト方向ガタによる衝撃音や、ス
ラストワッシャとフレームあるいはギヤケースとの接触
による異音を防止できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるモータのスラスト支持装
置の要部断面図
【図2】本発明の実施例によるスラストワッシャの断面
【図3】本発明の他の実施例によるスラストワッシャの
断面図
【図4】本発明の他の実施例によるスラストワッシャの
斜視図
【図5】従来のモータの構造部分断面図
【符号の説明】
1,11 アーマチュアシャフト 1a センター穴 2,12 鋼球 3,13 フレーム 5,15 スラストワッシャ 5a ワッシャ 5b,5c,5d ゴム 5e 切欠き 11b ウォーム 14 ギヤケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底中空円筒状に形成されたフレームと、
    一端にウォームを一体に形成あるいは固着させたアーマ
    チュアシャフトと、前記アーマチュアシャフトの端面に
    設けたセンター穴に挿入配置した鋼球と、前記鋼球と当
    接し前記アーマチュアシャフト端面に対向し、かつ前記
    フレームあるいはギヤケースの底面との間に挟持するよ
    う配置したスラストワッシャを備え、回転するアーマチ
    ュアシャフトのスラスト荷重を鋼球を介してスラストワ
    ッシャで支持するモータのスラスト支持装置において、
    前記スラストワッシャの両端面にリング状にゴムを一体
    成形したことを特徴とするモータのスラスト支持装置。
  2. 【請求項2】スラストワッシャは、両端面の中心部を除
    き表面全体にゴムを一体成形したことを特徴とする請求
    項1記載のモータのスラスト支持装置。
  3. 【請求項3】スラストワッシャは、外周側面に複数の切
    欠きを設けてゴムを一体成形したことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のモータのスラスト支持装置。
JP28636696A 1996-10-29 1996-10-29 モータのスラスト支持装置 Pending JPH10136605A (ja)

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JP28636696A JPH10136605A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 モータのスラスト支持装置

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JPH10136605A true JPH10136605A (ja) 1998-05-22

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ID=17703460

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JP28636696A Pending JPH10136605A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 モータのスラスト支持装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001006620A1 (de) * 1999-07-17 2001-01-25 Papst-Motoren Gmbh & Co. Kg Elektrischer kleinmotor mit axiallager
WO2004102772A1 (ja) * 2003-05-19 2004-11-25 Asmo Co., Ltd. アーマチャシャフトの製造方法、アーマチャシャフト及び回転電機
JP2013048550A (ja) * 2011-08-10 2013-03-07 Johnson Electric Sa ギアモータ組立体

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