JP2002254357A - 電動工具 - Google Patents

電動工具

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JP2002254357A
JP2002254357A JP2001056867A JP2001056867A JP2002254357A JP 2002254357 A JP2002254357 A JP 2002254357A JP 2001056867 A JP2001056867 A JP 2001056867A JP 2001056867 A JP2001056867 A JP 2001056867A JP 2002254357 A JP2002254357 A JP 2002254357A
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outer frame
gear
gear box
motor
motor outer
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JP2001056867A
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English (en)
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Nobuhito Hosokawa
信仁 細川
Jinichi Yokoyama
仁一 横山
Tomoya Ikeda
知也 池田
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Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータ外枠部とギヤボックスの振動を低く抑え
ること。 【解決手段】モータ外枠部1の端面4とインロー部5、
もしくはギヤボックス2の端面6とインロー部7に金型
を配置し、モータ外枠部1の端面4とインロー部5、も
しくはギヤボックス2の端面6とインロー部7の間に、
樹脂等の射出成形可能な振動抑制材料を射出成形し、モ
ータ外枠部1とギヤボックス2間に共振抑制層3を形成
する。この構造により、モータ外枠部とギヤボックスは
相互のギヤ音と振動伝達を抑制し、共振を低減すること
で、モータ外枠部とギヤボックスのギヤ音と振動を低く
抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギヤ音・振動抑制
構造を改良した電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示す従来の電動工具の振動抑制構
造は、モータ外枠部1にモータ12を内包し支持すると
ともに、図10に示すように振動抑制材として機能する
ゴムブッシュ11をモータ外枠部1の回転子支持部
(A)13に挿入し、ボールベアリング(A)14を介
してモータ12の回転子15をある一定の締め代をもっ
て支持している。
【0003】このような構造では、回転子15が回転す
る時にアンバランスにより発生する振動がゴムブッシュ
11によって一定レベルは減衰される。しかし、前記振
動はギヤ16、ピニオン17を内包し支持するギヤボッ
クス2に伝わり、モータ外枠部1とともに共振すること
により、モータ外枠部1、及びギヤボックス2の振動が
充分に減衰されないという問題が存在していた。
【0004】また、図11に示すギヤボックス2側の振
動抑制構造では、図12に示すように振動抑制材として
機能するゴムリング18をギヤボックス2の回転子支持
部(B)19に挿入し、ボールベアリング(B)20を
介して回転子15をある一定の締め代をもって支持して
いる。
【0005】このような構造によれば、回転子15が回
転する時にアンバランスにより発生する振動がゴムリン
グ18で一定レベルは減衰される。しかし、前記振動は
モータ外枠部1にギヤボックス2の端面9とインロー部
10を介して伝わり、ギヤボックス2とともに共振する
ことにより、ギヤボックス2、及びモータ外枠部1の振
動が充分に減衰しないという問題が存在していた。
【0006】また、図13に示す従来の電動工具のギヤ
音抑制構造では、回転子15からの回転力を伝達するピ
ニオン17は回転子15に圧入されており、このピニオ
ン17と回転子15は一体で回転する。ピニオン17か
らの回転力を受け取るギヤ16は、図14に示すように
径方向の隙間21を隔ててピニオン17に結合し、この
ピニオン17に結合したトメワッシャ22とギヤ16と
の間に弾性部材23を軸方向に圧縮して設置されてい
る。従って、ギヤ16の軸方向の位置は、ギヤ16をス
ピンドル24に圧入されたボールベアリング(C)25
に突き当てるとともに、ピニオン17に結合されたトメ
ワッシャ22とギヤ16との間に弾性部材23を設ける
ことにより固定される。図14において、ギヤ16の回
り止め部材としてキー26は、周方向の隙間27を隔て
て配設されている。
【0007】このような構造によれば、ギヤ16の歯と
ピニオン17の歯が衝突した際の衝撃力が小さいとき
は、ギヤ16とボールベアリング(C)25、及びギヤ
16と弾性部材23との接触面で発生する静止摩擦力に
よってピニオン17がギヤ16と一体で回転する。衝撃
力が静止摩擦力を超えた場合、ギヤ16はスピンドル2
4に対して周方向の隙間27の距離を摺動する。この
時、ギヤ16とボールベアリング(C)25、及びギヤ
16と弾性部材23との接触面で発生する動摩擦力がギ
ヤ16に作用している。すなわち、衝撃力は動摩擦力に
より減衰され、歯面同士の衝突によるギヤ音が低減され
る。しかし、電動工具の仕様上必要な繰り返し回数での
衝撃力による許容応力が、キー26やギヤ16、スピン
ドル24の強度を超えているような場合は、上記構造を
採用できず、ギヤ音低減が実現できなかった。また、上
記構造では、ギヤ音がモータ外枠部1にギヤボックス2
から伝わり、ギヤボックス2とともに共振することによ
り、ギヤボックス2、及びモータ外枠部1のギヤ音が充
分に減衰されない場合があった。
【0008】本発明は、上記従来技術の欠点を回避する
ため,モータとギヤ・ピニオンを有し、モータを内包し
支持するモータ外枠部、及びギヤ・ピニオンを内包し支
持するギヤボックスを有する電動工具において、モータ
外枠部とギヤボックス間の振動の伝達を抑え,共振を低
減するギヤ音・振動抑制構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1の発明は、モータとギヤ・ピニオンを有
し、前記モータを内包し支持するモータ外枠部、及び前
記ギヤ・ピニオンを内包し支持するギヤボックスを有す
る電動工具において、前記モータ外枠部端面、もしくは
前記ギヤボックス端面に金型を配置し、前記モータ外枠
部端面、もしくは前記ギヤボックス端面の間に、樹脂等
の射出成形可能な振動抑制材料を射出成形して、前記モ
ータ外枠部と前記ギヤボックス間に形成した共振抑制層
を有することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、モータとギヤ・ピニオ
ンを有し、前記モータを内包し支持するモータ外枠部、
及び前記ギヤ・ピニオンを内包し支持するギヤボックス
を有する電動工具において、前記モータ外枠部端面と前
記ギヤボックス端面の間に、樹脂等の振動抑制材を用い
た共振抑制板を挟持することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る電動工具について説
明する。図1は本発明の実施例である電動工具の縦断面
図、図2は図1のA部拡大図、図3は図2のI−I断面
図、図4は本発明によるモータ外枠部の端面とインロー
部との間に共振抑制層を形成する方法の一例を示す縦断
面図、図5は図4のB部拡大図である。なお、本実施例
においては、図9乃至図12に示す従来の電動工具と同
じ機能を有する部材には同じ符号を用い、その説明を適
宜省略する。
【0012】図1において、電動工具はモータ12とギ
ヤ16・ピニオン17を有し、モータ12を内包し支持
するモータ外枠部1、及びギヤ16・ピニオン17を内
包し支持するギヤボックス2を有する。図4において、
あらかじめ成形されたモータ外枠部1に対し、金型8を
図示の如く配置し、金型8とモータ外枠部1の端面
(A)4とインロー部(A)5の間に形成された隙間
に、射出口9より樹脂等の射出成形可能な振動抑制材料
を射出成形することで、モータ外枠部1とギヤボックス
2の間に適当な厚さを持つ共振抑制層3を形成する。
【0013】本実施例によれば、モータ外枠部1の端面
(A)4とインロー部(A)5に対し、ギヤボックス2
の端面(B)6とインロー(B)7との間に適当な厚さ
を持つ共振抑制層3が形成されており、モータ外枠部1
とギヤボックス2は相互の振動伝達が共振抑制層3によ
って減衰され、共振が低減されるため、モータ外枠部1
とギヤボックス2の振動を低く抑えることが可能とな
る。
【0014】更に、従来技術では、モータ支持とギヤ・
ピニオンの噛み合わせ精度を確保するため、モータ外枠
部1もしくはギヤボックス2がアルミダイキャスト製で
ある場合には、モータ外枠部1の端面(A)4とインロ
ー部(A)5、もしくはギヤボックス2の端面(B)6
とインロー(B)7については機械加工が必要であっ
た。しかし、本実施例によれば、金型8で精度を確保す
ることにより、前記機械加工が不要となる。
【0015】次に本発明の他の実施例を説明する。図6
は本発明の他の実施例であるギヤ音・振動抑制構造を適
用した電動工具の縦断面図、図7は図6のC部拡大図、
図8は図7のII−II断面図である。
【0016】本実施例では、図1に示される共振抑制層
3と同等の機能を果たす樹脂等の振動抑制材を用いた共
振抑制板10をモータ外枠部1の端面(A)4とインロ
ー部(A)5に対し、ギヤボックス2の端面(B)6と
インロー部(B)7との間に挟持させる構造である。
【0017】この実施例によれば、モータ外枠部1とギ
ヤボックス2は相互のギヤ音と振動の伝達が共振抑制板
10で減衰されることにより、共振が低減され、モータ
外枠部1とギヤボックス2のギヤ音と振動を低く抑える
ことが可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、モータ外枠部の端面と
インロー部に対し、ギヤボックスの端面とインローとの
間に適当な厚さを持つ共振抑制層が形成されているの
で、モータ外枠部とギヤボックスは相互のギヤ音と振動
伝達を抑制し、共振を低減することで、モータ外枠部と
ギヤボックスのギヤ音と振動を低く抑えることができ
る。
【0019】また、モータ外枠部もしくはギヤボックス
がアルミダイキャストの場合、モータ外枠部端面とイン
ロー部、もしくはギヤボックス端面とインロー部に金型
を配置し、モータ外枠部端面とインロー部、もしくはギ
ヤボックス端面とインロー部の間に、樹脂等の射出成形
可能な振動抑制材料を射出成形して共振抑制層を設ける
ことで、モータ外枠部の端面とインロー部、及びギヤボ
ックスの端面とインロー部の機械加工が省け、加工費の
低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動工具の実施例を示す縦断面図
である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】図2のI−I断面図である。
【図4】本発明における、モータ外枠部の端面とインロ
ー部との間に共振抑制層を形成する方法の一例を示す縦
断面図である。
【図5】図4のB部拡大図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図7】図6のC部拡大図である。
【図8】図7のII−II断面図である。
【図9】従来の電動工具におけるギヤボックスとは反対
側の振動抑制構造の一例を示す縦断面図である。
【図10】図9のD部拡大図である。
【図11】従来の電動工具におけるギヤボックス側の振
動抑制構造の一例を示す縦断面図である。
【図12】図11のE部拡大図である。
【図13】従来の電動工具におけるギヤ音抑制構造の一
例を示す縦断面図である。
【図14】図13のIII-III断面図である。
【符号の説明】
1…モータ外枠部、2…ギヤボックス、3…振動抑制
層、4…ギヤボックスの端面、5…インロー部、6…振
動抑制板、7…インロー部、8…金型、10…共振抑制
板、12…モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 知也 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 5H605 AA04 BB05 CC03 DD24 EA06 EB10 FF06 GG01 GG18 5H607 AA04 BB01 CC03 DD08 DD19 EE31 FF10 GG01 JJ07 KK07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータとギヤ・ピニオンを有し、前記モー
    タを内包し支持するモータ外枠部、及び前記ギヤ・ピニ
    オンを内包し支持するギヤボックスを有する電動工具に
    おいて、 前記モータ外枠部端面、もしくは前記ギヤボックス端面
    に金型を配置し、前記モータ外枠部端面、もしくは前記
    ギヤボックス端面の間に、樹脂等の射出成形可能な振動
    抑制材料を射出成形して、前記モータ外枠部と前記ギヤ
    ボックス間に形成した共振抑制層を有することを特徴と
    する電動工具。
  2. 【請求項2】モータとギヤ・ピニオンを有し、前記モー
    タを内包し支持するモータ外枠部、及び前記ギヤ・ピニ
    オンを内包し支持するギヤボックスを有する電動工具に
    おいて、 前記モータ外枠部端面と前記ギヤボックス端面の間に、
    樹脂等の振動抑制材を用いた共振抑制板を挟持すること
    を特徴とする電動工具。
JP2001056867A 2001-03-01 2001-03-01 電動工具 Withdrawn JP2002254357A (ja)

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