JP2001178098A - Dcブラシレスモータ - Google Patents

Dcブラシレスモータ

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JP2001178098A
JP2001178098A JP36042299A JP36042299A JP2001178098A JP 2001178098 A JP2001178098 A JP 2001178098A JP 36042299 A JP36042299 A JP 36042299A JP 36042299 A JP36042299 A JP 36042299A JP 2001178098 A JP2001178098 A JP 2001178098A
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JP
Japan
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motor
brushless motor
vibration
plate
mounting plate
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Application number
JP36042299A
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English (en)
Inventor
Susumu Yamazaki
山崎  進
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DCブラシレスモータの回転時に振動が生じ
ても、送風機などへの振動の伝達を抑制することができ
るDCブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 ベアリングチューブ22を固定するモータ
取付板20を二枚の鋼板の間に粘弾性材を挟んだサンドイ
ッチ構造の制動板28で構成する。これにより、DCブラ
シレスモータ5の回転時にコギングトルクによる振動が
生じても、その振動を制動板28によって減衰できるの
で、送風機などの騒音を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DCブラシレスモ
ータに関し、特に、二相のコイルを巻装したDCブラシ
レスモータに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、DCブラシレス
モータは、その制御性の良さから各種送風機のファンモ
ータなどとして広く使用されている。このようなDCブ
ラシレスモータは、二相のコイルを巻装した固定子の中
心部にベアリングチューブが設けられ、このベアリング
チューブ内に設けた軸受にモータシャフトを回転自在に
軸支している。モータシャフトには、N極とS極が交互
に着磁されたマグネットを内面に有する回転子が圧入固
定され、この回転子のマグネットを固定子の外側に配置
している。
【0003】また、前記回転子を軸支するベアリングチ
ューブは、ほぼ平板状のモータ取付板に固定され、この
モータ取付板を例えば送風機の取付板などに固定してい
る。
【0004】そして、前記固定子の下部には、前記コイ
ルと電気的に接続する回路基板が組み込まれ、この回路
基板に実装したホール素子などからの検知信号に基いて
前記コイルに所定のタイミングで駆動電流を流すことに
よって、回転子が回転する。
【0005】ところで、この種の二相のコイルを巻装し
たDCブラシレスモータは、回転子が回転した際、周期
的なコギングトルクが発生し、極数の整数倍の振動が発
生する。しかし、従来のDCブラシレスモータは、モー
タの回転子を軸支するモータ取付板が金属あるいはプラ
スチック板などによって形成されているため、コギング
トルクの発生により、回転子の振動がモータ取付板から
送風機側に直接的に伝わってしまい、騒音が大きくなる
という問題があった。
【0006】そこで、本発明は、このような課題を解決
してコギングトルクによる振動を抑制してモータの低騒
音化を図るDCブラシレスモータを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のDC
ブラシレスモータは、モータ取付板を制動板で構成する
ことにより、モータ回転時のコギングトルクの発生によ
る振動を制動板により減衰することが可能となり、騒音
の低減が可能となる。
【0008】本発明の請求項2のDCブラシレスモータ
は、硬質状基板により取付強度を確保できるとともに、
粘弾性材によりモータ回転時の振動を減衰することが可
能となる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明のDCブラシレスモー
タの一実施例について図1〜図4を参照して説明する。
なお、本実施例では、DCブラシレスモータを遠心流フ
ァンの駆動用モータとして用いた場合を例にして説明す
る。図2において、遠心流ファン1は、ベース2と、こ
のベース2から突出する多数の円弧状の翼片3と、この
各翼片3を覆うケーシング4とによって構成され、前記
各翼片3は相互に間隔をおいて円筒状に配列され、その
中心にDCブラシレスモータ(以下、単にモータとい
う)5が配置されている。
【0010】図1により、遠心流ファン1を駆動するモ
ータ5について説明する。モータ5は、有底筒型のロー
タ6の内周面にマグネット7を固着した回転子8と、前
記ロータ6に圧入したモータシャフト9と、二相のコイ
ル10を巻装した固定子11とで構成されている。また、前
記遠心流ファン1のベース2には有底筒型のボス部2A
が一体的に突出形成され、このボス部2Aの内周面に前
記モータ5のロータ6を一体的に被嵌することにより、
遠心流ファン1とモータ5とを一体化している。
【0011】また、前記ロータ6の下部には、ホール素
子などの位置検出素子(図示しない)や、ドライバ回路
の各素子などを実装する回路基板15が設けられ、この回
路基板15と前記コイル10とが電気的に接続されている。
【0012】20は前記モータ5及び遠心流ファン1のケ
ーシング4を固定するためのモータ取付板であり、この
モータ取付板20の凹部20Aに形成する開口孔21にベアリ
ングチューブ22の下端を加締めてモータ取付板20にベア
リングチューブ22を一体的に固定する。ベアリングチュ
ーブ22の内面には軸受23が圧入固定され、この軸受23に
前記モータシャフト9を軸支している。このように、モ
ータ取付板20に固定したベアリングチューブ22にモータ
シャフト9を軸支して、回転子8と、その回転子8に固
定する遠心流ファン1とをモータ取付板20に回転自在に
軸支している。
【0013】前記モータ取付板20は、図3に示すよう
に、硬質状基板たる二枚の鋼板26,26の間にポリエステ
ル樹脂やアクリル樹脂あるいは合成ゴムなどの粘弾性材
27を挟んだサンドイッチ構造の制動板28によって構成さ
れている。すなわち、モータ取付板20は、二枚の鋼板2
6,26と粘弾性材27とを積層させて一体化した三層構造で
あり、このモータ取付板20をねじなどの固定部材29にて
被固定物として例えば送風機などの取付板30に固定する
ことによって、二枚の鋼板26,26の間に介在する粘弾性
材27の緩衝作用により、モータ5の回転時に発生する振
動が吸収される。
【0014】以上のように構成されるモータ5は、ベア
リングチューブ22を固定するモータ取付板20を二枚の鋼
板26,26の間に粘弾性材27を挟んだサンドイッチ構造の
制動板28で構成することにより、モータ5の回転時にコ
ギングトルクによる振動が生じても、その振動を制動板
28によって減衰させることができる。このため、制動板
28を送風機などの取付板30に固定することによって、モ
ータ5の回転時に振動が発生しても、その振動を制動板
28で減衰することができる。これにより、送風機などの
騒音を低減することができる。すなわち、図4は、電気
亜鉛メッキ鋼板からなるモータ取付板にモータを組み付
けた従来構造のモータと、制動板28を用いた本実施例の
モータ5との騒音データを比較したグラフであるが、従
来構造のモータでは騒音のピーク値が33.7dBであ
るの対して本実施例のモータ5では騒音のピーク値が3
3.0dBであり、このような騒音データの比較からも
明らからように、制動板28を採用することによってモー
タ5の回転時において、騒音を低減することができる。
また、本実施例では、制動板28が二枚の鋼板26,26の間
に粘弾性材27を挟んだサンドイッチ構造とすることによ
り、硬質な鋼板26,26により、モータ5がぐらつくこと
なく、安定的に取り付けることができ、取付強度を損な
うことなく、確実に固定することができ、かつ、鋼板2
6,26の間に介在する粘弾性材27によってモータ5からの
振動を減衰することができる。
【0015】以上、本実施例の一実施例について詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施例が可能で
ある。例えば、前記実施例では、モータを遠心流ファン
の駆動用として例を示したが、軸流ファンなどの各種フ
ァンの駆動用モータにも適用可能であり、また、ファン
などに限らず各種機器に広く利用することが可能であ
る。また、制動板28の構成として二枚の鋼板26,26の間
に粘弾性材27を挟んだ例を示したが、これとは逆に図5
に示す如く、二枚の粘弾性材27,27の間に鋼板26を挟ん
で制動板35を構成してもよく、要は、剛性を備えた硬質
状基板と弾性を有する粘弾性材とを積層した複合構造で
あればよく、制動板を構成する鋼板及び粘弾性材の材質
なども前記実施例に限定されるものではない。さらに、
モータの基本的な構造なども適宜選定すればよいもので
ある。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明のDCブラシレスモータ
によれば、DCブラシレスモータの回転時にコギングト
ルクによる振動が生じても、その振動が制動板によって
減衰させれ、送風機などへの振動の伝達を抑制すること
ができるから、送風機などの騒音を低減することができ
る。
【0017】請求項2の発明のDCブラシレスモータに
よれば、硬質状基板により、モータの取付強度を損なう
ことなく、DCブラシレスモータを安定的に取り付ける
ことができるとともに、粘弾性材によりモータの振動を
確実に減衰することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すモータの断面図であ
る。
【図2】同上遠心流ファンの平面図である。
【図3】同上制動板の拡大断面図である。
【図4】モータの騒音データを比較したグラフであり、
図4(a)は従来のモータの騒音データを示し、図4
(b)は本発明のモータの騒音データを示している。
【図5】制動板の変形例を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
5 DCブラシレスモータ 7 マグネット 8 回転子 9 モータシャフト 10 コイル 11 固定子 20 モータ取付板 22 ベアリングチューブ 23 軸受 26 鋼板(硬質状基板) 27 粘弾性材 28,35 制動板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H019 AA06 BB05 BB15 CC04 DD01 EE14 5H605 AA04 AA05 BB05 BB19 CC02 CC03 DD01 DD09 DD24 EA02 EA06 EA09 EA15 EB10 EB17 EB18 5H621 AA02 AA04 BB09 GA01 GA04 HH05 JK08 JK15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二相のコイルを巻装した固定子と、この
    固定子の中心部位に設けたベアリングチューブと、この
    ベアリングチューブ内に設けた軸受に軸支されるモータ
    シャフトと、前記固定子の外側に位置するように前記モ
    ータシャフトに固定される回転子とを備えたDCブラシ
    レスモータにおいて、前記ベアリングチューブを固定す
    るモータ取付板を制動板で構成したことを特徴とするD
    Cブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 前記制動板を硬質状基板と粘弾性材とを
    重ね合せて形成したことを特徴とする請求項1記載のD
    Cブラシレスモータ。
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