JPH10136445A - 無線通信システム、携帯電話装置及びデータ処理装置 - Google Patents

無線通信システム、携帯電話装置及びデータ処理装置

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JPH10136445A
JPH10136445A JP8290216A JP29021696A JPH10136445A JP H10136445 A JPH10136445 A JP H10136445A JP 8290216 A JP8290216 A JP 8290216A JP 29021696 A JP29021696 A JP 29021696A JP H10136445 A JPH10136445 A JP H10136445A
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data processing
processing device
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JP8290216A
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Inventor
Tomohiro Niimi
知宏 新美
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】データ通信を行なう際の操作性を向上して簡単
なキー操作でデータ通信を実行することができると共
に、電源電池の無駄な消費を避ける。 【解決手段】PHS端末機1にパーソナルコンピュータ
(PC)2を接続してPHS端末機1に対応した公衆回
線網の最寄りの基地局を介して無線によるデータ通信を
行なう無線通信システムにおいて、上記PC2は、デー
タ通信の開始と終了に際して接続されている上記PHS
端末機1に通話状態の設定及び解除を指示し、上記PH
S端末機1は、上記PC2からの指示を受けて待受け状
態あるいは電源オフ状態から通話状態への移行及び元の
状態への復帰を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話端
末にパーソナルコンピュータを接続してデータ通信を行
なうような無線通信システムとこのシステムで使用され
る携帯電話装置及びパーソナルコンピュータ等のデータ
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯電話端末にパーソナルコ
ンピュータや電子手帳等のデータ処理装置を接続するこ
とで、屋外等でも手軽にデータ通信を行なうことが可能
なものがあった。
【0003】この種のデータ通信を実行する場合、携帯
電話端末とデータ処理装置はそれぞれ個別に電源を投入
する操作を行ない、それからデータ通信のための各種操
作を主としてデータ処理装置側で行なうようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように携帯電話
端末とデータ処理装置とを接続してデータ通信を行なわ
せる場合、個々の機器の電源投入を含むキー操作が繁雑
で煩わしいばかりでなく、特に携帯電話端末にあっては
容量の制限された電池電源を使用しているにも関わら
ず、データ通信時であっても動作上必要のない送受話器
を含む音声処理系の回路や表示部及びその駆動回路等を
他の回路と同様に一括して動作させるため、無駄に電力
を消費してしまうという不具合があった。
【0005】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、データ通信を行な
う際の操作性を向上して簡単なキー操作でデータ通信を
実行することができると共に、電源として使用する電池
の無駄な消費を避け、長時間の連続動作を可能とする無
線通信システムとこのシステムで使用される携帯電話装
置及びデータ処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
携帯電話装置にデータ処理装置を接続することで上記携
帯電話装置に対応した公衆回線網の最寄りの基地局を介
して無線によるデータ通信を行なう無線通信システムに
おいて、上記データ処理装置は、データ通信の開始と終
了に際して接続されている上記携帯電話装置に通話状態
の設定及び解除を指示し、上記携帯電話装置は上記デー
タ処理装置からの指示を受けて待受け状態あるいは電源
オフ状態から通話状態への移行及び元の状態への復帰を
行なうことを特徴とする。
【0007】このようなシステム構成とすれば、データ
通信を行なう際の携帯電話装置側の通話状態の設定及び
解除に関する操作を不要として操作性を向上し、簡単な
キー操作でデータ通信を実行することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、携帯電話装置にデ
ータ処理装置を接続することで上記携帯電話装置に対応
した公衆回線網の最寄りの基地局を介して無線によるデ
ータ通信を行なう無線通信システムにおいて、上記携帯
電話装置は、データ通信実行時に通信状態を検出し、得
た通信状態データを上記データ処理装置へ送信し、上記
データ処理装置は、上記携帯電話装置からの通信状態デ
ータを受信して表示することを特徴とする。
【0009】このようなシステム構成とすれば、データ
通信実行時の通信状態を自動的にデータ処理装置側でモ
ニタリングすることができる。請求項3記載の発明は、
データ処理装置に接続されることで公衆回線網の最寄り
の基地局を介して無線によるデータ通信を行なう携帯電
話装置において、表示部と、上記データ処理装置を用い
たデータ通信の開始に伴って上記表示部への電源供給を
停止する電源制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】このような構成とすれば、データ通信時に
電源電池の無駄な消費を避け、長時間の連続動作を可能
とすることができる。請求項4記載の発明は、データ処
理装置に接続されることで公衆回線網の最寄りの基地局
を介して無線によるデータ通信を行なう携帯電話装置に
おいて、上記データ処理装置を用いたデータ通信の開始
に伴って、受話器となるスピーカ及び送話器となるマイ
クロホンを含む音声処理系の回路への電源供給を停止す
る電源制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】このような構成とすれば、データ通信時に
電源電池の無駄な消費を避け、長時間の連続動作を可能
とすることができる。請求項5記載の発明は、データ処
理装置に接続されることで公衆回線網の最寄りの基地局
を介して無線によるデータ通信を行なう携帯電話装置に
おいて、上記データ処理装置を用いたデータ通信実行時
に通信状態を検出する検出手段と、この検出手段で得た
通信状態を上記データ処理装置へ送信する送信手段とを
備えたことを特徴とする。
【0012】このような構成とすれば、データ通信実行
時の通信状態を接続されたデータ処理装置で自動的にモ
ニタリングさせることができる。請求項6記載の発明
は、携帯電話装置を接続して公衆回線網の最寄りの基地
局を介して無線によるデータ通信を行なうデータ処理装
置において、データ通信実行時に上記携帯電話装置から
送られてくる通信状態データを受信する受信手段と、こ
の受信手段で得た通信状態データを表示する表示手段と
を備えたことを特徴とする。このような構成とすれば、
データ通信実行時の通信状態を自動的にモニタリングす
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明をPHS端末機とパー
ソナルコンピュータとを接続してなる無線通信システム
に適用した場合の実施の一形態について図面を参照して
説明する。図1はシステム全体の回路構成を示すもの
で、1がPHS端末機、2がパーソナルコンピュータで
ある。
【0014】PHS端末機1において、11はアンテナ
で、このアンテナ11には通信処理部12を接続してい
る。この通信部12は、送受信部、通信実行部及び音声
処理部からなるもので、受話器となるスピーカ13及び
送話器となるマイクロフォン14を接続している。
【0015】この通信処理部12を構成する送受信部
は、さらに周波数変換部とモデムとからなる。周波数変
換部の受信側では、アンテナ11から入力された信号が
送信/受信を振り分けるアンテナスイッチを介して入力
され、PLLシンセサイザから出力される所定周波数の
局部発振信号と混合することにより、1.9GHz帯か
ら1MHz付近のIF信号に周波数変換する。一方、送
信側では、モデムから入力されたπ/4シフトQPSK
の変調波をPLLシンセサイザから出力される所定周波
数の局部発振信号と混合することにより、1.9GHz
帯に周波数変換し、アンテナスイッチを介してアンテナ
11より輻射するようにしている。
【0016】また、モデムの受信側では、周波数変換部
からのIF信号が復調されてIQデータに分離され、デ
ータ列になって上記通信実行部に転送するようにしてい
る。一方、送信側では、通信実行部から転送されてきた
データからIQデータを生成し、π/4シフトQPSK
に変調して周波数変換部に出力する。
【0017】通信実行部は、フレーム同期及びスロット
のデータフォーマット処理を行なうもので、受信側で
は、送受信部のモデムから送られてくる受信データから
所定タイミングで1スロット分のデータを取出し、この
データの中からユニークワード(同期信号)を抽出して
フレーム同期をとり、且つ制御データ部及び音声データ
部のスクランブルなどを解除した後、制御データは後述
するCPU15に送り、音声データは音声処理部に転送
する。一方、送信側では、音声処理部から送られてくる
音声データに制御データなどを付加し、スクランブルな
どをかけた後にユニークワードなどを付加して1スロッ
ト分の送信データを作成し、所定タイミングでフレーム
内の所定スロットに挿入して送受信部のモデムに送出す
る。
【0018】音声処理部は、スピーチコーディック及び
PCMコーディックにより構成され、このうちスピーチ
コーディックはデジタルデータの圧縮/伸長処理を行な
うもので、受信側では、通信実行部から送られてきたA
DPCM音声信号(4ビット×8kHz=32Kbp
s)をPCM音声信号(8ビット×8KHz=64Kb
ps)に復号化することにより伸長してPCMコーディ
ックに出力する。一方、送信側では、PCMコーディッ
クから送られてきたPCM音声信号をADPCM音声信
号に符号化することにより圧縮して通信実行部に出力す
る。
【0019】また、PCMコーディックはアナログ/デ
ジタル変換処理を行なうもので、受信側では、スピーチ
コーディックから送られてくるPCM音声信号をD/A
変換してそのアナログ音声信号をスピーカ13に出力す
る。一方、送信側では、マイクロフォン14から入力さ
れたアナログ音声信号をA/D変換してそのPCM音声
信号をスピーチコーディックに出力する。
【0020】そして、これら送受信部、通信実行部及び
音声処理部からなる通信処理部12と、CPU15、R
OM16、RAM17、インタフェイス(I/F)1
8、及び表示部19とをバス接続している。
【0021】ここでCPU15は、キー入力部20から
のキー操作に対応し、所定のプロトコルに従って装置全
体を制御するもので、必要により電源制御部21に対し
て制御信号を送出し、他の各回路への電源供給を断続さ
せる。
【0022】ROM16はCPU15での制御プログラ
ムを記憶したものである。また、RAM17はCPU1
5での制御により取扱われる各種データを一時記憶する
ものである。
【0023】インタフェイス18は、データ通信時にこ
のPHS端末機1とライン接続されるパーソナルコンピ
ュータ2と上記CPU15との間でのデータの送受を行
なうためのものである。
【0024】表示部19は、例えばドットマトリクスタ
イプの液晶表示パネルとその駆動回路とで構成されるも
ので、各種制御のための入力データ及び結果などを表示
するものである。
【0025】キー入力部20は、例えば通話状態を設定
するための「通話」キーや通話状態を解除して待受け状
態に移行するための「切」キーと、ダイヤルキー及びそ
の他各種機能キーを有する。
【0026】電源制御部21は、CPU15からの制御
信号に対応してこのPHS端末機1内の他の各回路にそ
の機能単位毎に電源を供給するような制御を行なう。し
かして、このPHS端末機1のコネクタC1とパーソナ
ルコンピュータ2のコネクタC2とをラインLにて接続
することにより、データ通信時に直接には上記インタフ
ェイス18とパーソナルコンピュータ2側のインタフェ
イス(I/F)31とがデータの送受を行なうようにな
る。
【0027】パーソナルコンピュータ2においては、上
記インタフェイス31と、CPU32、音声処理部3
3、ROM34、RAM35、表示部36、及びハード
ディスク装置(HDD)37とをバス接続しており、上
記インタフェイス31はPHS端末機1とCPU32と
の間でのデータの送受を行なうためのものである。
【0028】CPU32は、キー入力部38からのキー
操作に対応し、所定のプロトコルに従って装置全体を制
御してデータ処理を実行するもので、必要により電源制
御部39に対して制御信号を送出し、他の各回路への電
源供給を断続させる。
【0029】音声処理部33は、スピーカ40及びマイ
クロフォン41を接続しており、CPU32から送られ
てくるPCM音声信号をD/A変換してそのアナログ音
声信号をスピーカ40から拡声出力させる一方、マイク
ロフォン41から入力されたアナログ音声信号をA/D
変換してそのPCM音声信号をCPU32へ送出する。
【0030】ROM34は、BIOS(基本入出力シス
テム)その他のCPU32での基本制御プログラムを記
憶したものである。また、RAM35はCPU32での
制御により取扱われる各種データを一時記憶するもので
ある。
【0031】表示部36は、例えばバックライト付きの
カラー液晶表示パネルとその駆動回路とで構成されるも
ので、OS(オペレーティングシステム)及び各種アプ
リケーションプログラムに従った表示を行なうものであ
る。
【0032】ハードディスク装置37は、OSと各種ア
プリケーションプログラムや各種データファイル等を記
憶するものである。キー入力部38は、電源スイッチを
含むキーボードと、マウス等のポインティングデバイス
のインタフェイスを含んだキーインタフェイスとで構成
され、操作されたキーに対応した入力を上記CPU32
へ送出する。
【0033】電源制御部39は、例えば専用のプロセッ
サにより構成され、CPU32からの制御信号に対応し
てこのパーソナルコンピュータ2内の他の各回路にその
機能単位毎に電源を供給するような制御動作を行なう。
【0034】次に、上記実施の形態の動作について説明
する。図2及び図3はPHS端末機1とパーソナルコン
ピュータ2とを上記図1で示したようにラインLで接続
し、図示しない公衆回線網を介して他のシステムとのデ
ータ通信を行なう場合のPHS端末機1及びパーソナル
コンピュータ2双方の処理内容を示すものである。
【0035】パーソナルコンピュータ2においては、電
源オフ状態でCPU32がキー入力部38の電源スイッ
チの操作により電源がオンとされるのを待機し(ステッ
プB01)、電源がオンとされたと判断した時点でRO
M34に記憶されているBIOSをRAM35に読出
し、メモリ環境やハードディスク装置37等、周辺機器
との接続状態及び動作チェックを行なう。その後、ハー
ドディスク装置37に記憶されているOSをRAM35
に読込み、OSの起動処理を開始する(ステップB0
2)。
【0036】OSの起動処理を完了し、次にいずれかの
アプリケーションプログラムをキー入力部38でのキー
操作により選択すると(ステップB03)、その選択さ
れたプログラムがPHS端末機1を用いてのデータ通信
を行なうためのものであるか否かを判断する(ステップ
B04)。
【0037】ここで、データ通信を行なうためのもので
はないアプリケーションプログラムが選択されたと判断
した場合には、その選択されたアプリケーションプログ
ラムを実行するための処理に移行するが、データ通信を
行なうためのアプリケーションプログラムが選択された
と判断した場合には、直ちに通信手段としてのPHS端
末機1に対する起動命令をインタフェイス31よりライ
ンLを介してPHS端末機1側に送信させ(ステップB
05)、PHS端末機1の起動を確認した上で、次にデ
ータ通信の通信先の電話番号を含んだ接続要求信号をP
HS端末機1へ送信する(ステップB06)。
【0038】一方、PHS端末機1においては、CPU
15が待受け状態からキー入力部20の「通話」キーの
操作により通話状態への移行が指示されたか否か(ステ
ップA01)、またインタフェイス18を介してライン
Lによって接続されたいPHS端末機1から起動命令が
送られてきたか否か(ステップA02)を繰返し判断す
ることで、これらの状態を待機する。
【0039】ここで、上記パーソナルコンピュータ2の
ステップB05での処理により起動命令が送られてきた
と判断すると、「通話」キーが操作されたと判断した場
合と同様に、まず公衆回線網を介して他の端末機と通話
を行なうべくPHS端末機1内の各回路の電源を立上げ
る処理を含む起動処理を実行した上で(ステップA0
3)、コネクタC1にラインLを介してパーソナルコン
ピュータ2が接続されているか否かによって、通常の通
話ではなくデータ通信を行なうか否かを判断する(ステ
ップA04)。
【0040】この場合、コネクタC1にラインLを介し
てパーソナルコンピュータ2が接続されておらず、デー
タ通信を行なわないと判断した場合には、そのまま通常
の通話を行なうためのダイヤル操作その他の処理に移行
する。
【0041】しかして、上記ステップA04でコネクタ
C1にラインLを介してパーソナルコンピュータ2が接
続されており、データ通信を行なうものと判断した場合
には、次いでこれ以後の表示はパーソナルコンピュータ
2側の表示部36で行なうものとして、電源制御部21
により表示部19への電源供給を停止させると共に(ス
テップA05)、通話を行なうのではないから送受話器
の動作は必要ないものとして電源制御部21により通信
処理部12の音声処理部とこれに接続されたスピーカ1
3及びマイクロフォン14への電源供給を停止させる
(ステップA06)。
【0042】このように、データ通信の動作に必要のな
い回路系への電源供給を断って無駄な電力消費を避ける
設定を行なった後に、パーソナルコンピュータ2からの
公衆回線網を介しての通信先への接続要求が受信される
のを待機し(ステップA07)、接続要求を受信したと
判断した時点で、受信した電話番号を用いて発呼を行な
うことにより公衆回線網との接続処理を実行する(ステ
ップA08)。
【0043】こうして回線との接続処理を完了した後、
PHS端末機1ではインタフェイス18を介してパーソ
ナルコンピュータ2の側から送られてくるデータを通信
処理部12の通信実行部と送受信部を介してアンテナ1
1より公衆回線網に対して送信出力すると共に、アンテ
ナ11より受信されたデータを通信処理部12の送受信
部及び通信実行部を介して受信し、この受信したデータ
をインタフェイス18からパーソナルコンピュータ2側
へ送信することでデータ通信を実行する(ステップA0
9)。
【0044】ここで、このデータ通信が開始されてから
一定時間、例えば1秒が経過したか否か判断し(ステッ
プA10)、経過したと判断した場合にのみ、そのとき
の回線網からのデータの受信レベルとエラー率、及び通
信状態をインタフェイス18を介してパーソナルコンピ
ュータ2側に通知する(ステップA11)。
【0045】その後、パーソナルコンピュータ2側から
データ通信の終了に伴う回線との切断要求が送られてき
ているか否か判断し(ステップA12)、まだ送られて
きていないことを確認した上で、上記ステップA09に
戻ってデータ通信の処理を実行するといった動作を繰返
し続行する。
【0046】一方、パーソナルコンピュータ2では、上
記ステップB06でPHS端末機1に対して公衆回線網
との接続要求を送信した後、このPHS端末機1による
公衆回線網との接続を確認した上で、実際のデータ通信
を実行し、データをインタフェイス31を介してPHS
端末機1側へ送信出力すると共に、PHS端末機1から
送られてくる受信データをインタフェイス31を介して
受取り、例えばRAM35に記憶するなどの対応する処
理を実行する(ステップB07)。
【0047】ここで、同時にPHS端末機1からのデー
タ通信状態に関する通知があるか否か判断し(ステップ
B08)、通知があったと判断した場合にのみ、その通
知内容を展開して表示部36にて表示させる(ステップ
B09)。
【0048】図4はこのときの表示部36での表示状態
を例示するもので、表示部36では第1のウィンドウW
1により通信先との回線が接続され、通信を開始するの
に先立ってパスワードの入力を行なうように促す表示を
行なうと共に、第2のウィンドウW2によりPHS端末
機1から通知された内容の表示を行なっている。
【0049】すなわち、この第2のウィンドウW2で
は、その時点での「通信状態」として「RSSI(Re
ceived Signal Strength In
dicate:受信信号電界強度表示)」と「FER
(Flame Error Rate:フレームエラー
率)」とをそれぞれ5段階のバー表示で表わすと共に、
通信の「状態」が回線が接続されてデータの送受を行な
っていることを「通信中」の文字で表示している。
【0050】この「通信中」の文字に代えて、通信の初
期状態では発呼を行なう前の「IDLE」、発呼を行な
っている最中の「呼出中」等の文字を表示するものとし
てもよいし、さらには上記様々な通信状態を文字ではな
くユーザが視覚的に理解しやすいシンボルマーク等で表
示するものとしてもよい。
【0051】このように、PHS端末機1側から送られ
てくる通知がある場合にはその内容を適宜表示部36で
表示しながらデータ通信を実行した後、通信すべきデー
タがまだあるか否かによりデータ通信を終了するか否か
判断するもので(ステップB10)、通信すべきデータ
がまだあり、データ通信を終了しないと判断した場合に
は再び上記ステップB07に戻って同様のデータ通信動
作を続行する。
【0052】そして、ステップB10で行なうべき全て
のデータ通信を終了したと判断した時点で、次に切断要
求信号をPHS端末機1へ送信し(ステップB11)、
続けて電源オフ命令を同じくPHS端末機1へ送信する
(ステップB12)。
【0053】その後、一定時間内にキー入力部38の電
源スイッチが操作されるか否か判断し(ステップB1
3)、操作されたと判断した場合にはこのCPU32を
除く他の各回路への電源供給を停止させるべく電源制御
部39に対して制御信号を送出し(ステップB14)、
以上でパーソナルコンピュータ2側における図2及び図
3の処理を終了する。
【0054】また、上記ステップB13で切断要求を送
信してから一定時間内に電源スイッチが操作されなかっ
たと判断した場合には、他のアプリケーションプログラ
ムの選択を待機するべく上記ステップB03に戻る。
【0055】一方、PHS端末機1においては、データ
通信実行時にステップA12でパーソナルコンピュータ
2から切断要求を受信したと判断した時点で、データ通
信状態を終了させるべく、直ちに回線との接続を切断す
る処理を行ない(ステップA13)、通常の音声通話の
待受け状態となり、その後にパーソナルコンピュータ2
側から電源オフ命令が送られてくるのを待機する(ステ
ップA14)。
【0056】そして、電源オフ命令を受信したと判断し
た時点で、このCPU15を除く他の各回路への電源供
給を停止させるべく電源制御部21に対して制御信号を
送出し(ステップA15)、以上でPHS端末機1側に
おける図2及び図3の処理も終了する。
【0057】なお、上記実施の形態では、携帯電話端末
としてPHS端末機1を、データ処理装置としてパーソ
ナルコンピュータ2を用いるものとして説明したが、こ
れに限るものではなく、携帯電話端末としては他にもP
DC(Personal Digital Cellu
lar)が考えられ、またデータ処理装置としてはPD
A(Personal Digital Assist
ants)や電子手帳が考えられるなど、他のシステム
構成によるものであっても全く問題はない。その他、本
発明はその要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施
することが可能であるものとする。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、データ通
信を行なう際の携帯電話装置側の通話状態の設定及び解
除に関する操作を不要として操作性を向上し、簡単なキ
ー操作でデータ通信を実行することができる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、データ通信
実行時の通信状態を自動的にデータ処理装置側でモニタ
リングすることができる。請求項3または4記載の発明
によれば、データ通信時に電源電池の無駄な消費を避
け、長時間の連続動作を可能とすることができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、データ通信
実行時の通信状態を接続されたデータ処理装置で自動的
にモニタリングさせることができる。請求項6記載の発
明によれば、データ通信実行時の通信状態を自動的にモ
ニタリングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る回路構成を示すブ
ロック図。
【図2】同実施の形態に係る処理内容を示すフローチャ
ート。
【図3】同実施の形態に係る処理内容を示すフローチャ
ート。
【図4】同実施の形態に係るパーソナルコンピュータで
の通信状態の表示画面を例示する図。
【符号の説明】
1…PHS端末機 2…パーソナルコンピュータ 11…アンテナ 12…通信処理部 13,40…スピーカ 14,41…マイクロフォン 15,32…CPU 16,34…ROM 17,35…RAM 18,31…インタフェイス(I/F) 19,36…表示部 20,38…キー入力部 21,39…電源制御部 33…音声処理部 37…ハードディスク装置(HDD)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話装置にデータ処理装置を接続す
    ることで上記携帯電話装置に対応した公衆回線網の最寄
    りの基地局を介して無線によるデータ通信を行なう無線
    通信システムにおいて、 上記データ処理装置は、データ通信の開始と終了に際し
    て接続されている上記携帯電話装置に通話状態の設定及
    び解除を指示し、 上記携帯電話装置は上記データ処理装置からの指示を受
    けて待受け状態あるいは電源オフ状態から通話状態への
    移行及び元の状態への復帰を行なうことを特徴とする無
    線通信システム。
  2. 【請求項2】 携帯電話装置にデータ処理装置を接続す
    ることで上記携帯電話装置に対応した公衆回線網の最寄
    りの基地局を介して無線によるデータ通信を行なう無線
    通信システムにおいて、 上記携帯電話装置は、データ通信実行時に通信状態を検
    出し、得た通信状態データを上記データ処理装置へ送信
    し、 上記データ処理装置は、上記携帯電話装置からの通信状
    態データを受信して表示することを特徴とする無線通信
    システム。
  3. 【請求項3】 データ処理装置に接続されることで公衆
    回線網の最寄りの基地局を介して無線によるデータ通信
    を行なう携帯電話装置において、 表示部と、 上記データ処理装置を用いたデータ通信の開始に伴って
    上記表示部への電源供給を停止する電源制御手段とを備
    えたことを特徴とする携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 データ処理装置に接続されることで公衆
    回線網の最寄りの基地局を介して無線によるデータ通信
    を行なう携帯電話装置において、 上記データ処理装置を用いたデータ通信の開始に伴っ
    て、受話器となるスピーカ及び送話器となるマイクロホ
    ンを含む音声処理系の回路への電源供給を停止する電源
    制御手段とを備えたことを特徴とする携帯電話装置。
  5. 【請求項5】 データ処理装置に接続されることで公衆
    回線網の最寄りの基地局を介して無線によるデータ通信
    を行なう携帯電話装置において、 上記データ処理装置を用いたデータ通信実行時に通信状
    態を検出する検出手段と、 この検出手段で得た通信状態を上記データ処理装置へ送
    信する送信手段とを備えたことを特徴とする携帯電話装
    置。
  6. 【請求項6】 携帯電話装置を接続して公衆回線網の最
    寄りの基地局を介して無線によるデータ通信を行なうデ
    ータ処理装置において、 データ通信実行時に上記携帯電話装置から送られてくる
    通信状態データを受信する受信手段と、 この受信手段で得た通信状態データを表示する表示手段
    とを備えたことを特徴とするデータ処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006003837A1 (ja) * 2004-06-30 2008-04-17 ソフトバンクモバイル株式会社 連係動作方法及び移動通信端末装置

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JPWO2006003837A1 (ja) * 2004-06-30 2008-04-17 ソフトバンクモバイル株式会社 連係動作方法及び移動通信端末装置
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