JP2001189972A - 移動無線端末 - Google Patents

移動無線端末

Info

Publication number
JP2001189972A
JP2001189972A JP2000000064A JP2000000064A JP2001189972A JP 2001189972 A JP2001189972 A JP 2001189972A JP 2000000064 A JP2000000064 A JP 2000000064A JP 2000000064 A JP2000000064 A JP 2000000064A JP 2001189972 A JP2001189972 A JP 2001189972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory card
program
storage medium
terminal
application program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000000064A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Hayashida
育夫 林田
Nobuhiro Inoue
信浩 井上
Koichi Ito
伊藤  公一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000000064A priority Critical patent/JP2001189972A/ja
Publication of JP2001189972A publication Critical patent/JP2001189972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末本体の大型化、重量化及びコストアップ
を生じることなく、利用者ごとに希望する機能のみを備
え、かつ機能の拡張や変更及び保守を容易に行えるよう
にする。 【解決手段】 バッテリパック5にメモリカード装着用
のスロットを設け、ユーザが希望する付加機能のアプリ
ケーション・プログラムが予め記憶されたメモリカード
6を上記スロットに装着する。そして、このメモリカー
ド6からアプリケーション・プログラムを端末内にイン
ストールして実行するか、又はメモリカード6にアプリ
ケーション・プログラムを常駐させた状態で適時読み込
んで実行するようにしている。またそれと共に、網側か
ら所望の機能のアプリケーション・プログラムをダウン
ロードしてこれをメモリカード6に記憶し、このアプリ
ケーション・プログラムを端末内に読み込んで実行する
ようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯電話
端末やPHS(Personal Handyphone System)端末等の
移動無線端末に係わり、特にメモリカードなどの外部記
憶媒体を装着可能とした移動無線端末に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話端末やPHS端末などの
移動無線端末が急速に普及している。そして、最近この
種の装置には、音声通信などの基本機能以外に様々な機
能が付加されるようになっている。しかし、端末利用者
からしてみると、必ずしも端末に付加されているすべて
の機能を利用するとは限らず、利用者によって利用する
機能は限られているのが現状である。
【0003】例えば、ある利用者は着信メロディ作成機
能を頻繁に利用する一方で、メッセージ機能はまったく
利用しない場合もあれば、反対に別の利用者は着信メロ
ディ作成機能はまったく利用せずに、メッセージ機能は
頻繁に利用することなどが考えられる。
【0004】すなわち、利用者によっては、メッセージ
機能をまったく利用しない場合でも、着信メロディ作成
機能とメッセージ機能の二つを備えた移動無線端末を、
言い換えれば利用者にとって不必要な機能を備えた移動
無線端末を購入し使用せざるを得ない場合があった。
【0005】また、移動無線端末に必要な機能を持たせ
る場合、例えば機能を実行するアプリケーション・プロ
グラムを例えばE2 PROM等の固定の記憶媒体に記憶
させ、制御部がこのアプリケーション・プログラムを読
み出すことにより実行している。しかしこの様な装置で
は、固定の記憶媒体に記憶されたアプリケーション・プ
ログラムにより定まる固定機能しか実行することができ
ず、また固定記憶媒体を他の端末で使用することは到底
できなかった。
【0006】そこで、本発明者等は、移動無線端末に外
部記憶媒体用のスロットを設け、このスロットに例えば
アプリケーション・プログラムを格納したカード状の外
部記憶媒体を装着して所望の機能を実行することを提唱
している。しかし、このような構成では、端末内に外部
記憶媒体用のスロットを設ける必要があると共に、外部
記憶媒体を収容するスペースも確保しなければならない
ため、端末の大型化と重量化を招く欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の移動無線端末では、あらゆる利用者の要求に応じて多
種類の付加機能を備えているため、個々の利用者にとっ
ては利用しない不要な機能が存在し、装置が割高になる
不具合があった。また、種々機能を実現するアプリケー
ション・プログラムは装置内に設けられた固定記憶媒体
に記憶されているため、拡張性及び保守性に難があっ
た。
【0008】一方、端末に外部記憶媒体用のスロットを
設け、このスロットに例えばアプリケーション・プログ
ラムを格納したカード状の外部記憶媒体を装着するもの
では、装置の大型化及び重量化が避けられなかった。
【0009】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、端末本体の大型化、重
量化及びコストアップを生じることなく、利用者ごとに
希望する機能のみを備え、かつ機能の拡張や変更及び保
守を容易に行えるようにした移動無線端末を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、無線通信に係わる基本機能を備えた本
体と、この本体に対し着脱自在に装着される外付けユニ
ットとを具備した移動無線端末にあって、上記外付けユ
ニットに、本体の付加機能に係わるプログラムを予め記
憶した外部記憶媒体が着脱自在に装着される装着手段を
設け、一方上記本体には、外付けユニットの装着手段に
装着された外部記憶媒体との間で情報の入出力を行う外
部記憶媒体用インタフェースと、この外部記憶媒体用イ
ンタフェースを介して前記外部記憶媒体からプログラム
を読み込んで実行するプログラム実行制御手段とを備え
たものである。
【0011】上記外付けユニットとしては、バッテリを
内蔵したバッテリパック、画像を撮像するカメラユニッ
ト、及び本体を携行するために使用する携行手段のうち
の少なくとも一つの利用が考えられる。
【0012】したがって第1の発明によれば、本体を基
本機能のみを備えたものとすることができるので、基本
機能のみを使用する利用者にとっては装置を安価に使用
することができる。一方、個々の端末利用者の希望に対
応するために付加機能のプログラムが予め記憶された外
部記憶媒体を種々用意することで、各端末利用者は自身
が希望する付加機能プログラムが記憶された外部記憶媒
体を例えば購入して装着することで、個々の利用者ごと
に最適な機能を持つ装置を使用することができる。
【0013】しかも、外部記憶媒体は本体ではなく、バ
ッテリパックやカメラユニット、携行手段等の外付けユ
ニットに設けた装着手段に装着されるので、本体の大型
化や重量化、コストアップを生じない。
【0014】また上記目的を達成するために第2の発明
は、無線通信に係わる基本機能を備えた本体と、この本
体に対し着脱自在に装着される外付けユニットとを具備
した移動無線端末にあって、上記外付けユニットに、外
部記憶媒体が着脱自在に装着される装着手段を設け、一
方上記本体には、外付けユニットの装着手段に装着され
た外部記憶媒体との間で情報の入出力を行う外部記憶媒
体用インタフェースと、付加機能に係わるプログラムが
無線通信により取り込まれた場合に、このプログラムを
上記外部記憶媒体用インタフェースを介して上記外部記
憶媒体に転送し記憶させるプログラム転送記憶制御手段
と、上記外部記憶媒体に記憶されたプログラムを前記外
部記憶媒体用インタフェースを介して読み込んで実行す
るプログラム実行制御手段とを備えたものである。
【0015】したがって第2の発明によれば、各端末利
用者は自身が希望する付加機能プログラムを、例えば網
側から無線通信によりダウンロードして外部記憶媒体に
記憶させることで、個々の利用者ごとに最適な機能を持
つ装置を使用することが可能となる。また、プログラム
の取得手段としてダウンロードを使用することで、希望
する付加機能を随時簡単かつ迅速に設定して利用するこ
とができる。さらに、必要に応じて希望する付加機能の
アプリケーション・プログラムをダウンロードしてメモ
リカード6に記憶したり、メモリカード6に既に記憶さ
れているアプリケーション・プログラムのバージョンア
ップ情報をダウンロードして書き換えることができるの
で、機能上の拡張性及び保守性を高めることができる。
なお、外部記憶媒体は本体ではなく外付けユニットに設
けた装着手段に装着されるので、本体の大型化や重量
化、コストアップを生じない点は、前記第1の発明と同
じである。
【0016】また上記第2の発明は、外部記憶媒体に認
証機能を設け、プログラム転送記憶制御手段に、無線通
信によるプログラムの取り込みに先立ち、上記認証機能
を使用して無線通信によりプログラムの取り込みが可能
か否かを確認する確認手段を備え、この確認手段により
取り込み可能と判定された場合に、無線通信により取り
込まれたプログラムを外部記憶媒体に記憶させることも
特徴としている。
【0017】このように構成することで、例えば網側が
許可した特定の利用者についてのみ付加機能をダウンロ
ードして使用できるようにしたり、外部記憶媒体に記憶
した付加機能プログラムの不正コピー等を容易に防止す
ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)この発明に係
わる移動無線端末の第1の実施形態は、外付けユニット
としてバッテリパックが用意されている場合に、このバ
ッテリパックにメモリカード装着用のスロットを設け
る。そして、利用者が希望する付加機能のアプリケーシ
ョン・プログラムを予め記憶したメモリカードを上記ス
ロットに装着し、当該プログラムを読み込んで実行する
か、又は網側からダウンロードされる付加機能のアプリ
ケーション・プログラムをメモリカードに記憶させて実
行するようにしたものである。
【0019】図1は、この第1の実施形態に係わる移動
無線端末の外観を示すもので、(a)はその正面図、
(b)は側面図、(c)は背面図をそれぞれ示してい
る。
【0020】この移動無線端末は、テレビジョン電話通
信機能を有する携帯電話端末であり、その筐体前面パネ
ルには受話器としてのスピーカ32、液晶表示器(LC
D)34、キー入力部35及び送話器としてのマイクロ
ホン31が配設されている。また筐体上部には、伸縮可
能なアンテナ11及びカメラ33が取着されている。こ
のカメラ33は、CMOS又はCCD等の固体撮像素子
を採用したもので、静止画像又は動画像を撮像可能であ
る。
【0021】さらに筐体背面部には、バッテリパック用
の装着部が設けられており、この装着部にはバッテリパ
ック5が着脱自在に装着されるようになっている。バッ
テリパック5には充電可能なバッテリが内蔵されてい
る。
【0022】ところで、このバッテリパック5にはメモ
リカード装着用のスロットが設けてある。そして、この
スロットには、その挿入口62からメモリカード6が着
脱自在に挿入され、かつ取り出しボタン63を押すこと
で上記メモリカード6が排出されるようになっている。
また、バッテリパック5の端末本体との装着面には、図
2に示すようにバッテリ端子52と、メモリカード用端
子61とが設けてある。このメモリカード用端子61
は、メモリカードの記憶情報を入出力するためのインタ
フェース端子61aと、メモリカードの装着の有無を検
出するための検出端子61bとから構成される。
【0023】一方、このメモリカード用スロット付きの
バッテリパック5が装着される移動無線端末の回路は次
のように構成される。図3はその構成を示す回路ブロッ
ク図である。この移動無線端末は、無線部1と、ベース
バンド部2と、入出力部3と、電源部4と、バッテリパ
ック5とから構成され、このうち無線部1、ベースバン
ド部2、入出力部3及び電源部4により端末本体を構成
している。
【0024】図示しない基地局から無線チャネルを介し
て到来した無線周波信号は、アンテナ11で受信された
のちアンテナ共用器(DUP)12を介して受信回路
(RX)13に入力される。受信回路13は、高周波増
幅器、周波数変換器及び復調器を備える。そして、上記
無線信号を低雑音増幅器で低雑音増幅したのち、周波数
変換器において周波数シンセサイザ(SYN)14から
発生された受信局部発振信号とミキシングして受信中間
周波信号又は受信ベースバンド信号に周波数変換し、そ
の出力信号を復調器でディジタル復調する。復調方式と
しては、例えばQPSK方式に対応した直交復調方式が
用いられる。なお、上記周波数シンセサイザ14から発
生される受信局部発振信号周波数は、ベースバンド部2
に設けられた主制御部21から指示される。
【0025】上記復調器から出力された復調信号はベー
スバンド部2に入力される。ベースバンド部2は、主制
御部21と、多重分離部22と、音声符号復号部(以後
音声コーデックと呼称する)23と、マルチメディア処
理部24と、LCD制御部25と、メモリカード・イン
タフェース部(メモリカードI/F)27とを備えてい
る。
【0026】上記復調信号は、主制御部21において制
御情報であるかマルチメディア情報であるかが識別さ
れ、マルチメディア情報であれば多重分離部22に供給
されてここで音声データと画像データとに分離される。
そして、音声データは音声コーデック23に供給されて
ここで音声復号され、これにより再生された音声信号は
入出力部3のスピーカ32から拡声出力される。これに
対し画像データは、マルチメディア処理部24に供給さ
れてここで画像復号処理され、これにより再生された画
像信号はLCD制御部25を介して入出力部3のLCD
34に供給され表示される。
【0027】なお、上記受信画像データは必要に応じて
主制御部21内のRAMに格納される。またLCD34
には、主制御部21から出力された自装置の動作状態を
表す種々情報、例えば電話帳や受信電界強度検出値、バ
ッテリの残量なども表示される。
【0028】一方、入出力部3のマイクロホン31から
出力されたユーザの送話音声信号は、ベースバンド部2
の音声コーデック23に入力され、ここで音声符号化さ
れたのち多重分離部22に入力される。またカメラ(C
AM)33から出力された画像信号は、ベースバンド部
2のマルチメディア処理部24に入力され、ここで画像
符号化処理が施されたのち上記多重分離部22に入力さ
れる。多重分離部22では、上記符号化された音声デー
タと画像データとが所定のフォーマットで多重化され、
この多重化された送信データは主制御部21から無線部
1の送信回路(TX)15に入力される。
【0029】送信回路15は、変調器、周波数変換器及
び送信電力増幅器を備える。上記送信データは、変調器
でディジタル変調されたのち、周波数変換器により周波
数シンセサイザ14から発生された送信局部発振信号と
ミキシングされて無線周波信号に周波数変換される。変
調方式としては、QPSK方式が用いられる。そして、
この生成された送信無線周波信号は、送信電力増幅器で
所定の送信レベルに増幅されたのち、アンテナ共用器1
2を介してアンテナ11に供給され、このアンテナ11
から図示しない基地局に向け送信される。
【0030】なお、電源部4には、リチウムイオン電池
等のバッテリ41と、このバッテリ41を充電するため
の充電回路42と、電圧生成回路(PS)43とが設け
られている。電圧生成回路43は、例えばDC/DCコ
ンバータからなり、バッテリ41の出力電圧をもとに所
定の電源電圧Vccを生成する。
【0031】また入出力部4には、操作時及び通信時に
LCD34及びキー入力部35を照明するための照明器
36が設けられている。この照明器36は、例えばバッ
クライト又はイルミネーションと呼ばれる。
【0032】ところで、ベースバンド部2に設けられた
メモリカードI/F27は、メモリカード6に対するイ
ンタフェース機能を備えたもので、バッテリパック5及
びメモリカード6の装着状態を主制御部21に通知する
装着状態通知回路を内蔵している。
【0033】図4はその回路構成を示すものである。同
図において、バッテリパック5に設けられたバッテリ端
子52の出力をもとに生成されたバッテリパック装着検
出信号と、メモリカード用の検出端子61bの出力をも
とに生成されたメモリカード装着検出信号は、アンドゲ
ート27aによりゲート処理されて、メモリカードI/
F接続オン・オフ制御信号として主制御部21に与えら
れる。また上記アンドゲート27aのゲート出力は、バ
ッファ27dを介してメモリカード有表示信号として出
力される。さらに、上記バッテリパック装着検出信号
と、上記メモリカード装着検出信号をインバータ27c
で論理反転した信号は、アンドゲート27bでゲート処
理されたのちバッファ27eを介してメモリカード無表
示信号として出力される。
【0034】一方、上記主制御部21はマイクロプロセ
ッサ、ROM及びRAMを備えたもので、無線チャネル
の接続制御や通信リンク確立後の通信制御等、通常の制
御機能に加えて、この発明に係わる制御機能として、メ
モリカード・インタフェース(I/F)制御手段21a
と、メモリカードアクセス制御手段21bと、ダウンロ
ード追加制御手段21cとを備えている。
【0035】メモリカードI/F制御手段21aは、上
記図3に示した装着状態通知回路から出力されるメモリ
カードI/F接続オン・オフ制御信号及び各表示信号に
基づいて、バッテリパック5及びメモリカード6の装着
状態を判定し、バッテリパック5及びメモリカード6が
装着されている場合にメモリカードI/F27のドライ
バをアクティブ状態に設定する。
【0036】メモリカードアクセス制御手段21bは、
上記バッテリパック5に装着されたメモリカード6か
ら、当該メモリカード6に格納されたアプリケーション
・プログラムを主制御部21の内部メモリにロードし
て、このアプリケーション・プログラムの実行を可能に
するものである。
【0037】ダウンロード追加制御手段21cは、例え
ば網側に設けられたソフトウエア管理センタから、新規
機能のアプリケーション・プログラムや、既に使用中の
機能のアプリケーション・プログラムをバージョンアッ
プするための情報をダウンロードする。そして、このダ
ウンロードされたプログラムを、上記メモリカードI/
F27を介してメモリカード6に新たに記憶させるか、
又は記憶中のプログラムを変更する。
【0038】このような構成であるから、所望の付加機
能の利用を希望するユーザは、先ずメモリカード用スロ
ット付きのバッテリパック5を端末本体に装着する。そ
して、所望の付加機能のアプリケーション・プログラム
が記憶されたメモリカード6を例えば購入し、このメモ
リカード6を上記バッテリパック5のスロットに装着す
る。そうすると、このバッテリパック5及びメモリカー
ド6の装着が、メモリカードI/F27を介して端末本
体の主制御部21で認識され、これによりメモリカード
I/F27がアクティブ状態に設定される。
【0039】そして、この状態でユーザが、キー入力部
35を操作して、上記メモリカード6に記憶されたアプ
リケーション・プログラムを端末本体にインストールす
るためのコマンドを入力したとする。そうすると主制御
部21は、メモリカードアクセス制御手段21bによ
り、上記メモリカード6からメモリカードI/F27を
介して該当するアプリケーション・プログラムを読み込
み、このアプリケーション・プログラムを主装置内の内
部メモリに格納する。
【0040】かくして、以後ユーザが希望する上記付加
機能の実行が可能となる。例えば、着信メロディ作成用
のアプリケーション・プログラムをインストールした場
合には、ユーザが希望する着信メロディを作成し設定す
ることが可能となる。
【0041】そして、上記アプリケーション・プログラ
ムのインストール終了後にユーザが取り出しボタン63
を押すと、メモリカード6はバッテリパック5のスロッ
トから排出される。
【0042】なお、付加機能のアプリケーション・プロ
グラムを端末内にインストールせず、メモリカード6か
らその都度主制御部21に読み込んで実行させることも
勿論可能である。この方式を使用すると、内部メモリの
容量が少ない場合でも比較的ステップ数の多い付加機能
プログラムを実行させることができる。
【0043】一方、網側に設けられた、メーカ又は通信
事業者が運用するソフトウエア管理センタから所望の付
加機能のアプリケーション・プログラムをダウンロード
して実行させることも可能である。
【0044】すなわち、端末利用者がソフトウエア管理
センタをアクセスするための操作を行うと、主制御部2
1は先ずソフトウエア管理センタを発呼する。そして、
ソフトウエア管理センタとの間に通信リンクが形成され
ると、ソフトウエア管理センタから送られるメニューを
LCD34に表示する。
【0045】この状態で、利用者がこのメニューの中か
ら所望の付加機能を選択してそのダウンロードを要求す
ると、主制御部21はこの要求をソフトウエア管理セン
タへ送出する。これに対し、ソフトウエア管理センタは
要求された付加機能のアプリケーション・プログラムを
要求元の移動無線端末に向け送信する。
【0046】一方、この状態で移動無線端末の主制御部
21は、図5に示すように先ずステップ5aで、装着中
のメモリカード6にダウンロード可能な空き容量がある
か否かを判定する。そして、十分な空き容量がある場合
には、ソフトウエア管理センタから到来するアプリケー
ション・プログラムをステップ5bで受信して内部メモ
リに一時記憶する。またこのとき、ステップ5cでダウ
ンロードが完了したか否かを監視しながら、ステップ5
fにおいて内部メモリが一杯になったか否かを判定す
る。
【0047】そして、ダウンロード中の内部メモリが一
杯になると、ステップ5gにおいて、上記内部メモリに
一時記憶されているアプリケーション・プログラムを読
み出し、メモリカードI/F27を介してメモリカード
6に転送し記憶させる。そしてこの転送終了後にステッ
プ5hで内部メモリをクリアする。以後、内部メモリが
一杯になるごとに上記メモリカード6への転送制御を繰
り返す。
【0048】これに対し、ダウンロードが終了したと判
定すると主制御部21は、ステップ5dに移行してここ
で上記内部メモリに一時記憶したアプリケーション・プ
ログラムを、メモリカードI/F27を介してメモリカ
ード6に転送し記憶させる。そして、転送を終了すると
ステップ5eで内部メモリをクリアする。
【0049】なお、ステップ5aにおいて、メモリカー
ド6にはダウンロード可能な空き容量が無いと判定した
場合には、主制御部21はステップ5iに移行してLC
D34にダウンロードできない旨のメッセージを表示
し、通信リンクを開放する。
【0050】かくして、ソフトウエア管理センタからメ
モリカード6へのアプリケーション・プログラムのダウ
ンロードがなされる。
【0051】以上述べたように第1の実施形態では、バ
ッテリパック5にメモリカード装着用のスロットを設
け、ユーザが希望する付加機能のアプリケーション・プ
ログラムが予め記憶されたメモリカード6を上記スロッ
トに装着する。そして、このメモリカード6からアプリ
ケーション・プログラムを端末本体にインストールして
実行するか、又はメモリカード6にアプリケーション・
プログラムを常駐させた状態で適時読み込んで実行する
ようにしている。またそれと共に、網側から所望の機能
のアプリケーション・プログラムをダウンロードしてこ
れをメモリカード6に記憶し、このアプリケーション・
プログラムを端末本体に読み込んで実行するようにして
いる。
【0052】したがって、移動無線端末自体は必要最低
限の基本機能のみを持たせただけの構成とすることがで
きるので、基本機能のみを使用する利用者にとっては装
置を安価に使用することができる。一方、利用者ごとに
希望する付加機能のアプリケーション・プログラムが格
納されたメモリカード6を購入して使用するか、又はソ
フトウエア管理センタから所望の付加機能のアプリケー
ション・プログラムをダウンロードしてメモリカード6
に記憶し使用することにより、個々の利用者ごとに最適
な機能を持つ装置を使用することができる。
【0053】また、必要に応じて希望する付加機能のア
プリケーション・プログラムをダウンロードしてメモリ
カード6に記憶したり、メモリカード6に既に記憶され
ているアプリケーション・プログラムのバージョンアッ
プ情報をダウンロードして書き換えることができるの
で、機能の拡張性及び保守性の高い装置を提供すること
ができる。
【0054】さらに、外付けユニットの一つであるバッ
テリパック5にスロットを設けてメモリカード6を装着
するようにしたので、移動無線端末本体の大型化、重量
化及びコストアップを阻止することができる。
【0055】(第2の実施形態)この発明に係わる移動
無線端末の第2の実施形態は、外付けユニットとしてカ
メラユニットが用意されている場合に、このカメラユニ
ットにメモリカード装着用のスロットを設ける。そし
て、利用者が希望する付加機能のアプリケーション・プ
ログラムを予め記憶したメモリカードを上記スロットに
装着し、当該プログラムを端末本体に読み込んで実行す
るか、又は網側からダウンロードされる付加機能のアプ
リケーション・プログラムをメモリカードに記憶させ、
このプログラムを端末本体に読み込んで実行するように
したものである。
【0056】図6及び図7は、この第2の実施形態に係
わる移動無線端末の外観を示すもので、(a)はその正
面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は上面
図をそれぞれ示している。なお、同図において前記図1
と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0057】同図において、7はメモリカード用スロッ
ト付きのカメラユニットであり、このカメラユニット7
には固体撮像素子を使用したカメラ37が内蔵されてい
る。またこのカメラユニット7には、メモリカード装着
用のスロットが設けてある。このスロットには、その挿
入口72からメモリカード6が着脱自在に挿入され、か
つ図示しない取り出しボタンを押すことで上記メモリカ
ード6が排出されるようになっている。
【0058】一方、端末本体上面部には、上記カメラユ
ニット7を着脱自在に装着するためのコネクタ28が設
けてあり、このコネクタ28にカメラユニット7のコネ
クタ71を装着することで、端末本体に対するカメラユ
ニット7の機械的な固定と、カメラユニット7内のカメ
ラ37及びメモリカード6と端末本体との間の電気的接
続がなされるようになっている。上記コネクタ71,2
8には、カメラ端子と、メモリカード用端子とが設けて
ある。このメモリカード用端子は、メモリカードの記憶
情報を入出力するためのインタフェース端子と、メモリ
カードの装着の有無を検出するための検出端子とから構
成される。
【0059】一方、このメモリカード用スロット付きの
カメラユニット7が装着される移動無線端末の回路は図
7に示すように構成される。なお、同図において前記図
3と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0060】端末本体のベースバンド部2には、メモリ
カード・インタフェース部(メモリカードI/F)29
が設けられている。このメモリカードI/F29は、メ
モリカード6に対するインタフェース機能を備えたもの
で、カメラユニット7及びメモリカード6の装着状態を
主制御部21に通知する装着状態通知回路を内蔵してい
る。
【0061】図8はその回路構成を示すものである。同
図において、コネクタ71,28間の接続により発生さ
れたカメラ装着検出信号及びカメラユニット装着検出信
号と、メモリカード用の検出端子の出力をもとに生成さ
れたメモリカード装着検出信号は、アンドゲート29a
によりゲート処理されて、メモリカードI/F接続オン
・オフ制御信号として主制御部21に与えられる。また
上記アンドゲート29aのゲート出力は、バッファ29
dを介してメモリカード有表示信号として出力される。
さらに、上記カメラユニット装着検出信号と、上記メモ
リカード装着検出信号をインバータ29cで論理反転し
た信号は、アンドゲート29bでゲート処理されたの
ち、バッファ29eを介してメモリカード無表示信号と
して出力される。
【0062】一方、図7に示す主制御部21は、前記図
3で述べた回路と同様に、この発明に係わる制御機能と
してメモリカード・インタフェース(I/F)制御手段
21aと、メモリカードアクセス制御手段21bと、ダ
ウンロード追加制御手段21cとを備えている。
【0063】メモリカードI/F制御手段21aは、上
記図8に示した装着状態通知回路から出力されるメモリ
カードI/F接続オン・オフ制御信号及び各表示信号に
基づいて、カメラユニット7及びメモリカード6の装着
状態を判定し、カメラユニット7及びメモリカード6が
装着されている場合にメモリカードI/F29のドライ
バをアクティブ状態に設定する。
【0064】メモリカードアクセス制御手段21bは、
上記カメラユニット7に装着されたメモリカード6か
ら、当該メモリカード6に格納されたアプリケーション
・プログラムを主制御部21の内部メモリにロードし
て、このアプリケーション・プログラムの実行を可能に
するものである。
【0065】ダウンロード追加制御手段21cは、例え
ば網側に設けられたソフトウエア管理センタから、新規
機能のアプリケーション・プログラムや、既に使用中の
機能のアプリケーション・プログラムをバージョンアッ
プするための情報をダウンロードする。そして、このダ
ウンロードされたプログラムを、上記メモリカードI/
F27を介してカメラユニット7に装着されたメモリカ
ード6に新たに記憶させるか、又は記憶中のプログラム
を変更する。
【0066】このような構成であるから、所望の付加機
能の利用を希望するユーザは、先ず図6に示すメモリカ
ード用スロット付きのカメラユニット7を、図9に示す
ように端末本体に装着する。そして、所望の付加機能の
アプリケーション・プログラムが記憶されたメモリカー
ド6を例えば購入し、このメモリカード6を上記カメラ
ユニット7のスロットに装着する。そうすると、このカ
メラユニット7及びメモリカード6の装着が、メモリカ
ードI/F29を介して端末本体の主制御部21で認識
され、これによりメモリカードI/F29がアクティブ
状態に設定される。
【0067】そして、この状態でユーザが、キー入力部
35を操作して、上記メモリカード6に記憶されたアプ
リケーション・プログラムを端末本体にインストールす
るためのコマンドを入力したとする。そうすると主制御
部21は、メモリカードアクセス制御手段21bによ
り、上記メモリカード6からメモリカードI/F29を
介して該当するアプリケーション・プログラムを読み込
み、このアプリケーション・プログラムを主装置内の内
部メモリに格納する。
【0068】かくして、以後ユーザが希望する上記付加
機能の実行が可能となる。例えば、着信メロディ作成用
のアプリケーション・プログラムをインストールした場
合には、ユーザが希望する着信メロディを作成し設定す
ることが可能となる。
【0069】そして、上記アプリケーション・プログラ
ムのインストール終了後にユーザが取り出しボタンを押
すと、メモリカード6はカメラユニット7のスロットか
ら排出される。
【0070】なお、付加機能のアプリケーション・プロ
グラムを端末本体内にインストールせず、メモリカード
6からその都度主制御部21に読み込んで実行させるこ
とも勿論可能である。この方式を使用すると、内部メモ
リの容量が少ない場合でも比較的ステップ数の多い付加
機能プログラムを実行させることができる。
【0071】また、網側に設けられた、メーカ又は通信
事業者が運用するソフトウエア管理センタから、所望の
付加機能のアプリケーション・プログラムをダウンロー
ドしてメモリカード6に記憶させ、このアプリケーショ
ン・プログラムを端末本体に読み込んで実行させること
も可能である。その制御手順及び制御内容は、前記図5
で述べたものと同一なのでここでの説明は省略する。
【0072】この様に第2の実施形態では、カメラユニ
ット7にメモリカード装着用のスロットを設け、ユーザ
が希望する付加機能のアプリケーション・プログラムが
予め記憶されたメモリカード6を上記スロットに装着し
て、このメモリカード6からアプリケーション・プログ
ラムを読み込んで実行するようにしている。またそれと
共に、網側から所望の機能のアプリケーション・プログ
ラムをダウンロードしてこれをメモリカード6に記憶
し、このアプリケーション・プログラムを端末内に読み
込んで実行するようにしている。
【0073】したがって、移動無線端末自体は必要最低
限の基本機能のみを持たせだけの構成とすることができ
るので、基本機能のみを使用する利用者にとっては装置
を安価に使用することができる。一方、利用者ごとに希
望する付加機能のアプリケーション・プログラムが格納
されたメモリカード6を購入して使用するか、又はソフ
トウエア管理センタから所望の付加機能のアプリケーシ
ョン・プログラムをダウンロードしてメモリカード6に
記憶し使用することにより、個々の利用者ごとに最適な
機能を持つ装置を使用することができる。
【0074】また、必要に応じて希望する付加機能のア
プリケーション・プログラムをダウンロードしてメモリ
カード6に記憶したり、メモリカード6に既に記憶され
ているアプリケーション・プログラムのバージョンアッ
プ情報をダウンロードして書き換えることができるの
で、機能の拡張性及び保守性の高い装置を提供すること
ができる。
【0075】さらに、メモリカード6を移動無線端末本
体ではなく、オプションの外付けユニットであるカメラ
ユニット7にスロットを設け、これにメモリカード6を
装着するようにしたので、移動無線端末本体の大型化、
重量化及びコストアップを阻止することができる。
【0076】(第3の実施形態)この発明に係わる移動
無線端末の第3の実施形態は、外付けユニットとしてバ
ッテリパック及びカメラユニットが用意されている場合
に、これらのバッテリパック及びカメラユニットにメモ
リカード装着用のスロットをそれぞれ設ける。そして、
利用者が希望する付加機能のアプリケーション・プログ
ラムを予め記憶したメモリカードを、上記各スロットの
うち任意のスロットに装着し、当該プログラムを端末本
体に読み込んで実行するか、又は網側からダウンロード
される付加機能のアプリケーション・プログラムをメモ
リカードに記憶させ、このプログラムを端末本体に読み
込んで実行するようにしたものである。
【0077】図10は、この第3の実施形態に係わる移
動無線端末の外観を示すもので、(a)はその正面図、
(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は上面図をそ
れぞれ示している。なお、同図において前記図1及び図
7と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0078】筐体背面部には、バッテリパック用の装着
部が設けられており、この装着部にはバッテリパック5
が着脱自在に装着されるようになっている。バッテリパ
ック5には充電可能なバッテリが内蔵されている。ま
た、このバッテリパック5にはメモリカード装着用のス
ロットが設けてある。そして、このスロットには、その
挿入口62からメモリカード6bが着脱自在に挿入さ
れ、かつ取り出しボタン63を押すことで上記メモリカ
ード6bが排出されるようになっている。
【0079】また、バッテリパック5の端末本体との装
着面には、図2に示したようにバッテリ端子52に加え
て、メモリカード6bの記憶情報を入出力するためのイ
ンタフェース端子61aと、メモリカード6bの装着の
有無を検出するための検出端子61bとからなるメモリ
カード用端子61が設けてある。
【0080】一方、カメラユニット7には、固体撮像素
子を使用したカメラ37が内蔵されている。またこのカ
メラユニット7には、メモリカード装着用のスロットが
設けてある。このスロットには、その挿入口72からメ
モリカード6aが着脱自在に挿入され、かつ図示しない
取り出しボタンを押すことで上記メモリカード6aが排
出されるようになっている。
【0081】一方、端末本体上面部には、図6(d)に
示したように上記カメラユニット7を着脱自在に装着す
るためのコネクタ28が設けてあり、このコネクタ28
にカメラユニット7のコネクタ71を装着することで、
端末本体に対するカメラユニット7の機械的な固定と、
カメラユニット7内のカメラ37及びメモリカード6a
と端末本体との間の電気的接続がなされるようになって
いる。
【0082】上記コネクタ71,28には、カメラ端子
と、メモリカード用端子とが設けてある。このメモリカ
ード用端子は、メモリカード6aの記憶情報を入出力す
るためのインタフェース端子と、メモリカード6aの装
着の有無を検出するための検出端子とから構成される。
【0083】また、このメモリカード用スロット付きの
バッテリパック5及びカメラユニット7が装着される移
動無線端末の回路は図11に示すように構成される。な
お、同図において前記図3及び図7と同一部分には同一
符号を付して詳しい説明は省略する。
【0084】端末本体のベースバンド部2には、バッテ
リパック5及びカメラユニット7にそれぞれ対応するメ
モリカード・インタフェース部(メモリカードI/F)
27,29が設けられている。これらのメモリカードI
/F27,29は、メモリカード6b,6aに対するイ
ンタフェース機能を備える。
【0085】一方、上記主制御部21は、この発明に係
わる制御機能としてメモリカード・インタフェース(I
/F)制御手段21dと、メモリカードアクセス制御手
段21eと、ダウンロード追加制御手段21fとを備え
ている。
【0086】メモリカードI/F制御手段21dは、先
ず上記各メモリカードI/F27,29から出力される
各種検出信号に基づいて、バッテリパック5とそのスロ
ットに装着されるメモリカード6bの装着状態、及びカ
メラユニット7とそのスロットに装着されるメモリカー
ド6aの装着状態をそれぞれ判定する。
【0087】図12はその判定手順を示すフローチャー
トである。すなわち、主制御部21は、先ずステップ1
1aでメモリカード用スロット付きのバッテリパック5
が装着されたか否かを監視する。そして、当該バッテリ
パック5の装着が検出されると、ステップ11bで当該
バッテリパック5のスロットにメモリカード6bが装着
されているか否かを判定する。この判定の結果、メモリ
カード6bが装着されていれば、ステップ11cに移行
してここでバッテリパック5のメモリカードI/F接続
“オン”と認識する。なお、バッテリパック5が未装着
であるか、又はバッテリパック5が装着されていてもメ
モリカード6bが未装着の場合には、ステップ11dに
おいてメモリカードI/F接続“オフ”と認識する。
【0088】続いて主制御部21は、ステップ11eで
カメラ37が装着されたか否かを監視する。そして、カ
メラが装着されると、ステップ11fでこのカメラがメ
モリカード用スロット付きのカメラユニット7であるか
否かを判定する。この判定の結果、メモリカード用スロ
ット付きのカメラユニット7であれば、続いてステップ
11gで当該カメラユニット7のスロットにメモリカー
ド6aが装着されているか否かを判定する。そして、メ
モリカード6aが装着されていれば、ステップ11hに
移行してここでカメラ部、カメラI/F接続“オン”、
メモリカードI/F接続“オン”とそれぞれ認識する。
【0089】なお、カメラ37が接続されていない場合
には、ステップ11jでカメラ部及びカメラI/F接続
“オフ”、メモリカードI/F接続“オフ”とそれぞれ
認識する。また、装着されているカメラがメモリカード
用スロットを持たない通常のカメラ33の場合や、メモ
リカード用スロット付きのカメラユニット7が装着され
ていてもメモリカード6aが未装着の場合には、ステッ
プ11iにおいてカメラ部及びカメラI/F接続“オ
ン”、メモリカードI/F接続“オフ”とそれぞれ認識
する。
【0090】また、メモリカードI/F制御手段21d
は、上記装着状態の判定結果に基づいて、バッテリパッ
ク5とそのスロットにメモリカード6bが装着されてい
る場合にはメモリカードI/F27のドライバをアクテ
ィブ状態に設定し、一方カメラユニット7とそのスロッ
トにメモリカード6aが装着されている場合にメモリカ
ードI/F29のドライバをアクティブ状態に設定す
る。
【0091】メモリカードアクセス制御手段21eは、
上記バッテリパック5に装着されたメモリカード6b及
びカメラユニット7に装着されたメモリカード6aか
ら、当該各メモリカード6b,6aに格納されたアプリ
ケーション・プログラムを選択的に主制御部21の内部
メモリにロードして、このアプリケーション・プログラ
ムの実行を可能にするものである。
【0092】ダウンロード追加制御手段21fは、例え
ば網側に設けられたソフトウエア管理センタから、新規
機能のアプリケーション・プログラムや、既に使用中の
機能のアプリケーション・プログラムをバージョンアッ
プするための情報をダウンロードする。そして、このダ
ウンロードされたプログラムを、上記メモリカードI/
F27,29を選択的に介して、バッテリパック5又は
カメラユニット7に装着されたメモリカード6b,6b
に新たに記憶させるか、又は記憶中のプログラムを変更
する。
【0093】このような構成であるから、所望の付加機
能の利用を希望するユーザは、先ずメモリカード用スロ
ット付きのカメラユニット7を、図10に示すように端
末本体に装着する。そして、所望の付加機能のアプリケ
ーション・プログラムが記憶されたメモリカード6aを
例えば購入し、このメモリカード6aを上記カメラユニ
ット7のスロットに装着する。そうすると、このカメラ
ユニット7及びメモリカード6aの装着が、メモリカー
ドI/F29を介して端末本体の主制御部21で認識さ
れ、これによりメモリカードI/F29がアクティブ状
態に設定される。
【0094】そして、この状態でユーザが、キー入力部
35を操作して、上記メモリカード6aに記憶されたア
プリケーション・プログラムを端末本体にインストール
するためのコマンドを入力したとする。そうすると主制
御部21は、メモリカードアクセス制御手段21eによ
り、上記メモリカード6aからメモリカードI/F29
を介して該当するアプリケーション・プログラムを読み
込み、このアプリケーション・プログラムを主装置内の
内部メモリに格納する。
【0095】かくして、以後ユーザが希望する上記付加
機能の実行が可能となる。なお、付加機能のアプリケー
ション・プログラムを端末本体内にインストールせず、
メモリカード6aからその都度主制御部21に読み込ん
で実行させることも勿論可能である。
【0096】また、別の付加機能を併せて利用したい場
合には、当該別の付加機能のアプリケーション・プログ
ラムが記憶されたメモリカード6bを新たに購入して、
このメモリカード6bをバッテリパック5のスロットに
装着する。そうすると、このバッテリパック5及びメモ
リカード6bの装着が、メモリカードI/F27を介し
て端末本体の主制御部21で認識され、これによりメモ
リカードI/F27がアクティブ状態に設定される。
【0097】そして、この状態でユーザが、キー入力部
35を操作して、上記メモリカード6bに記憶された別
の付加機能のアプリケーション・プログラムを端末本体
にインストールするためのコマンドを入力したとする。
そうすると主制御部21は、メモリカードアクセス制御
手段21bにより、上記メモリカード6bからメモリカ
ードI/F27を介して該当するアプリケーション・プ
ログラムを読み込み、このアプリケーション・プログラ
ムを主装置内の内部メモリに格納する。かくして、以後
ユーザが希望する上記別の付加機能の実行が可能とな
る。
【0098】すなわち、カメラユニット7及びバッテリ
パック5にそれぞれ異なる付加機能プログラムが記憶さ
れたメモリカード6a,6bを装着することで、端末利
用者はこれら2種類の付加機能を同時に利用することが
可能となる。
【0099】一方、上記各メモリカード6a,6bに、
網側に設けられたメーカ又は通信事業者が運用するソフ
トウエア管理センタから所望の付加機能のアプリケーシ
ョン・プログラムをダウンロードして実行させることも
可能である。図13はその制御手順と制御内容を示すフ
ローチャートである。
【0100】すなわち、端末利用者がソフトウエア管理
センタをアクセスするための操作を行うと、主制御部2
1は先ずソフトウエア管理センタを発呼する。そして、
ソフトウエア管理センタとの間に通信リンクが形成され
ると、ソフトウエア管理センタから送られるメニューを
LCD34に表示する。
【0101】この状態で、利用者がこのメニューの中か
ら所望の付加機能を選択してそのダウンロードを要求す
ると、主制御部21はこの要求をソフトウエア管理セン
タへ送出する。これに対し、ソフトウエア管理センタは
要求された付加機能のアプリケーション・プログラムを
要求元の移動無線端末に向け送信する。
【0102】一方、この状態で移動無線端末の主制御部
21は、図13に示すように先ずステップ13aで、装
着中のメモリカード6a,6bにダウンロード可能な空
き容量があるか否かを判定する。そして、十分な空き容
量がある場合には、ソフトウエア管理センタから到来す
るアプリケーション・プログラムをステップ13bで受
信して内部メモリに一時記憶する。またこのとき、ステ
ップ13cでダウンロードが完了したか否かを監視しな
がら、ステップ13hにおいて内部メモリが一杯になっ
たか否かを判定する。
【0103】そして、ダウンロード中の内部メモリが一
杯になると、ステップ13iにおいて例えばメモリカー
ド6aを選択し、ステップ13jで上記内部メモリに一
時記憶されているアプリケーション・プログラムを読み
出し、メモリカードI/F29を介してメモリカード6
aに転送し記憶させる。また、ステップ13kで、メモ
リカード6aへのプログラムの転送が完了したか否かを
判定し、転送が完了するとステップ13mで内部メモリ
をクリアする。以後、内部メモリが一杯になるごとに上
記メモリカード6aへのプログラムの転送制御を繰り返
す。
【0104】これに対しダウンロードが終了したと判定
すると主制御部21は、ステップ13dでメモリカード
6aを選択し、ステップ13eで上記内部メモリに一時
記憶したアプリケーション・プログラムをメモリカード
I/F27を介してメモリカード6aに転送し記憶させ
る。そして、ステップ13fで内部メモリに一時記憶さ
れているプログラムのメモリカード6aへの転送が完了
したか否かを判定し、転送が終了するとステップ13g
で内部メモリをクリアする。
【0105】一方、上記メモリカード6aへのプログラ
ム転送中に、メモリカード6aが一杯になったとする。
そうすると主制御部21は、ステップ13f又はステッ
プ13kからステップ13nに移行する。そして、ここ
で他方のメモリカード6bを選択し、ステップ13oに
おいて上記内部メモリに一時記憶されているアプリケー
ション・プログラムを読み出し、メモリカードI/F2
7を介して上記メモリカード6bに転送し記憶させる。
そして、内部メモリに一時記憶されているプログラムを
すべて転送し終わると、ステップ13pで内部メモリを
クリアする。そして、ステップ13rでダウンロード完
了か否かを判定して、ダウンロードが完了すると制御を
終了し、まだダウンロード中であればステップ13bに
戻って、上記ダウンロード制御を続行する。
【0106】なお、ステップ13aにおいて、メモリカ
ード6a,6bにはダウンロード可能な空き容量が無い
と判定した場合には、主制御部21はステップ13qに
移行してLCD34にダウンロードできない旨のメッセ
ージを表示し、通信リンクを開放する。
【0107】かくして、ソフトウエア管理センタからメ
モリカード6a,6bへのアプリケーション・プログラ
ムのダウンロードがなされる。
【0108】以上のように第3の実施形態では、バッテ
リパック5及びカメラユニット7にメモリカード装着用
のスロットをそれぞれ設け、ユーザが希望する付加機能
のアプリケーション・プログラムが予め記憶されたメモ
リカード6a,6bを上記スロットに装着する。そし
て、このメモリカード6a,6bからアプリケーション
・プログラムを端末本体に読み込んで実行するようにし
ている。またそれと共に、網側から所望の機能のアプリ
ケーション・プログラムをダウンロードしてこれをメモ
リカード6a,6bに記憶し、このアプリケーション・
プログラムを端末本体に読み込んで実行するようにして
いる。
【0109】したがって、移動無線端末本体は必要最低
限の基本機能のみを持たせただけの構成とすることがで
きるので、基本機能のみを使用する利用者にとっては移
動無線端末を安価に使用することができる。一方、利用
者ごとに希望する付加機能のアプリケーション・プログ
ラムが格納されたメモリカード6a,6bを購入して使
用するか、又はソフトウエア管理センタから所望の付加
機能のアプリケーション・プログラムをダウンロードし
てメモリカード6a,6bに記憶し使用することによ
り、個々の利用者ごとに最適な機能を持つ移動無線端末
を使用することができる。
【0110】また、必要に応じて希望する付加機能のア
プリケーション・プログラムをダウンロードしてメモリ
カード6a,6bに記憶したり、メモリカード6a,6
bに既に記憶されているアプリケーション・プログラム
のバージョンアップ情報をダウンロードして書き換える
ことができるので、機能の拡張性及び保守性の高い移動
無線端末を提供することができる。
【0111】さらに、外付けユニットの一つであるバッ
テリパック5及びカメラユニット7にスロットをそれぞ
れ設けてメモリカード6を装着するようにしたので、移
動無線端末本体の大型化、重量化及びコストアップを阻
止することができる。
【0112】(第4の実施形態)この発明に係わる移動
無線端末の第4の実施形態は、外付けユニットとして端
末本体を携行するためのストラップが取り付けられる場
合に、このストラップの一部にメモリカード用のスロッ
トを設ける。そして、利用者が希望する付加機能のアプ
リケーション・プログラムを予め記憶したメモリカード
を上記スロットに装着し、当該プログラムを端末本体に
読み込んで実行するか、又は網側からダウンロードされ
る付加機能のアプリケーション・プログラムをメモリカ
ードに記憶させ、このプログラムを端末本体に読み込ん
で実行するようにしたものである。
【0113】図14は、この第4の実施形態に係わる移
動無線端末の外観を示すものである。なお、同図におい
て前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明
は省略する。
【0114】筐体上面部には、メモリカード用スロット
付きのストラップ8が取着される。このストラップ8
は、第1の紐81と、ループ状をなす第2の紐82と、
これら第1及び第2の各紐81,82を接続する結束帯
83とを備え、上記第1の紐81の基端部が端末本体の
筐体に金具等を用いて着脱可能に取着される。
【0115】また上記結束帯83には、上記各紐81,
82と共にメモリカード用の接続ケーブル84が結束さ
れている。この接続ケーブル84の先端側84bにはメ
モリカード用のスロット87が接続され、このスロット
87にはメモリカード6が着脱自在に装着されるように
なっている。また上記接続ケーブル84の基端側84a
にはコネクタ86が接続され、このコネクタ86は端末
本体に設けられたコネクタに接続される。
【0116】さらに、上記第1の紐81の長さXと、上
記接続ケーブル84の基端側84aの長さYは、X<Y
となるように設定してあり、これによりストラップ8を
端末本体に取着した状態で接続ケーブル84a及びコネ
クタ86に機械的な負荷が加わらないようにしている。
【0117】一方、このメモリカード用スロット付きの
ストラップ8が接続される移動無線端末の回路は図13
に示すように構成される。なお、同図において前記図4
と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略す
る。
【0118】端末本体のベースバンド部2には、メモリ
カード・インタフェース部(メモリカードI/F)30
が設けられている。このメモリカードI/F30は、メ
モリカード6に対するインタフェース機能を備えたもの
で、ストラップ8の接続ケーブル84及びメモリカード
6の装着状態を主制御部21に通知する装着状態通知回
路を内蔵している。
【0119】主制御部21は、前記図4で述べた回路と
同様に、この発明に係わる制御機能としてメモリカード
・インタフェース(I/F)制御手段21aと、メモリ
カードアクセス制御手段21bと、ダウンロード追加制
御手段21cとを備えている。
【0120】メモリカードI/F制御手段21aは、メ
モリカードI/F30に設けられた装着状態通知回路か
ら出力されるメモリカードI/F接続オン・オフ制御信
号及び各表示信号に基づいて、ストラップ8の接続ケー
ブル84及びメモリカード6の装着状態を判定し、スト
ラップ8の接続ケーブル84及びメモリカード6が装着
されている場合にメモリカードI/F30のドライバを
アクティブ状態に設定する。
【0121】メモリカードアクセス制御手段21bは、
上記ストラップ8に装着されたメモリカード6から、当
該メモリカード6に格納されたアプリケーション・プロ
グラムを主制御部21の内部メモリにロードして、この
アプリケーション・プログラムの実行を可能にするもの
である。
【0122】ダウンロード追加制御手段21cは、例え
ば網側に設けられたソフトウエア管理センタから、新規
機能のアプリケーション・プログラムや、既に使用中の
機能のアプリケーション・プログラムをバージョンアッ
プするための情報をダウンロードする。そして、このダ
ウンロードされたプログラムを、上記メモリカードI/
F30を介してストラップ8に装着されたメモリカード
6に新たに記憶させるか、又はメモリカード6に記憶中
のプログラムを変更する。
【0123】このような構成であるから、所望の付加機
能の利用を希望するユーザは、先ずメモリカード用スロ
ット付きのストラップ8を、図14に示すように端末本
体に取着する。そして、所望の付加機能のアプリケーシ
ョン・プログラムが記憶されたメモリカード6を例えば
購入し、このメモリカード6を上記ストラップ8のスロ
ットに装着する。そうすると、この接続ケーブル84及
びメモリカード6の装着が、メモリカードI/F30を
介して端末本体の主制御部21で認識され、これにより
メモリカードI/F30がアクティブ状態に設定され
る。
【0124】そして、この状態でユーザが、キー入力部
35を操作して、上記メモリカード6に記憶されたアプ
リケーション・プログラムを端末本体にインストールす
るためのコマンドを入力したとする。そうすると主制御
部21は、メモリカードアクセス制御手段21bによ
り、上記メモリカード6からメモリカードI/F30を
介して該当するアプリケーション・プログラムを読み込
み、このアプリケーション・プログラムを主装置内の内
部メモリに格納する。
【0125】かくして、以後ユーザが希望する上記付加
機能の実行が可能となる。例えば、着信メロディ作成用
のアプリケーション・プログラムをインストールした場
合には、ユーザが希望する着信メロディを作成し設定す
ることが可能となる。
【0126】なお、付加機能のアプリケーション・プロ
グラムを端末本体内にインストールせず、メモリカード
6からその都度主制御部21に読み込んで実行させるこ
とも勿論可能である。
【0127】また、網側に設けられた、メーカ又は通信
事業者が運用するソフトウエア管理センタから、所望の
付加機能のアプリケーション・プログラムをダウンロー
ドしてメモリカード6に記憶させ、このアプリケーショ
ン・プログラムを端末本体に読み込んで実行させること
も可能である。その制御手順及び制御内容は、前記図5
で述べたものと同一なのでここでの説明は省略する。
【0128】したがって第4の実施形態によれば、スト
ラップ8の紐81,82にメモリカード装着用のスロッ
トを有する接続ケーブル84を結束し、ユーザが希望す
る付加機能のアプリケーション・プログラムが予め記憶
されたメモリカード6を上記スロットに装着して、この
メモリカード6からアプリケーション・プログラムを読
み込んで実行するようにしている。またそれと共に、網
側から所望の機能のアプリケーション・プログラムをダ
ウンロードしてこれをメモリカード6に記憶し、このア
プリケーション・プログラムを端末内に読み込んで実行
するようにしている。
【0129】したがって、移動無線端末自体は必要最低
限の基本機能のみを持たせだけの構成とすることができ
るので、基本機能のみを使用する利用者にとっては装置
を安価に使用することができる。一方、利用者ごとに希
望する付加機能のアプリケーション・プログラムが格納
されたメモリカード6を購入して使用するか、又はソフ
トウエア管理センタから所望の付加機能のアプリケーシ
ョン・プログラムをダウンロードしてメモリカード6に
記憶し使用することにより、個々の利用者ごとに最適な
機能を持つ装置を使用することができる。
【0130】また、必要に応じて希望する付加機能のア
プリケーション・プログラムをダウンロードしてメモリ
カード6に記憶したり、メモリカード6に既に記憶され
ているアプリケーション・プログラムのバージョンアッ
プ情報をダウンロードして書き換えることができるの
で、機能の拡張性及び保守性の高い装置を提供すること
ができる。
【0131】さらに、メモリカード6を移動無線端末本
体ではなく、携帯用のストラップ8に結束した接続ケー
ブル84にスロットを設け、これにメモリカード6を装
着するようにしたので、移動無線端末本体の大型化、重
量化及びコストアップを阻止することができる。
【0132】また本実施形態では、ストラップ8の第1
の紐81の長さXと、接続ケーブル84の基端側84a
の長さYとの関係を、X<Yとなるように設定してい
る。このため、ストラップ8を端末本体に取着した状態
で、接続ケーブル84a及びコネクタ86に機械的な負
荷が加わらないようにすることができ、これにより接続
ケーブル84の断線やコネクタの脱落等の発生を防止し
て、信頼性を高く保持することができる。
【0133】(その他の実施形態)なお、この発明は上
記各実施形態に限定されるものではない。例えば、メモ
リカードが認証機能を備えている場合に、網側からのプ
ログラムのダウンロードに先立ち、上記認証機能を使用
してダウンロード資格の有無を確認し、資格有りと判定
された場合に網側からダウンロードされたプログラムを
メモリカードに記憶させるようにするとよい。
【0134】この様にすると、例えば網側が許可した特
定の利用者についてのみ付加機能をダウンロードして使
用できるようにしたり、メモリカードに記憶した付加機
能プログラムの不正コピー等を容易に防止することが可
能となる。
【0135】また、前記第3の実施形態のように複数の
メモリカード6a,6bを装着してこれらを併用する場
合に、メモリカード6a,6b間でプログラムの転送を
行えるようにしてもよい。この様にすると、1枚のメモ
リカードに複数の付加機能プログラムを集約して記憶さ
せることが可能となる。
【0136】さらに、前記各実施形態では、メモリカー
ド6を付加機能のプログラムを記憶する目的で使用した
が、プログラム以外に受信データや、利用者がマイクロ
ホン31から入力した音声データ、カメラ33で撮像し
た画像データ等を記憶するために使用してもよい。
【0137】またさらに、第1及び第3の実施形態で
は、移動無線端末本体に内蔵されている電源部4に対し
付加して使用する増設型のバッテリパック5を例に説明
したが、電源部4がユニット化されていて端末本体に対
し着脱自在に構成されている場合には、この電源ユニッ
トにメモリカード用のスロット設けてもよい。
【0138】さらに、第4の実施形態ではメモリカード
をむき出しの状態で使用する場合を例示したが、ストラ
ップの紐にマスコット人形や小型の縫いぐるみ等のアク
セサリを取着している場合には、これらのアクセサリ内
にスロットを設け、このスロットにメモリカードを装着
するように構成してもよい。この様にすると、メモリカ
ードはアクセサリ内に収容されることになるので、使用
中の損傷等から効果的に保護することができる。
【0139】なお、前記各実施形態で説明したメモリカ
ード6は、例えば無線通信により取り込んだ大容量のア
プリケーション・データを記憶することが想定されるた
め、例えば64Mバイト以上の容量を有する記憶媒体で
あることが望ましいが、プログラムの容量は区々である
ため必ずしもこれに限定されるものではない。
【0140】また、前記各実施形態で説明したメモリカ
ード6は、前述したように例えばプログラムのようなア
プリケーション・データを記憶することを想定すると、
著作権保護の観点からしてコピープロテクト可能な記憶
媒体であることが望ましいが、この発明はこれに限定さ
れるものではない。
【0141】さらに、前記各実施形態においては、携帯
電話端末やPHS端末等に代表される移動無線端末を例
に挙げて説明したが、各実施形態で説明した移動無線端
末としての性能を具備するPDA(Personal Data Assi
stants)や電子手帳等に代表される携帯情報端末にも適
用することは可能である。
【0142】その他、バッテリパックやカメラユニット
におけるスロットの設置位置や、外部記憶媒体の形状や
構造(カード状以外にスティック状や球状、棒状でもよ
い)、外部記憶媒体用スロットを設ける外付けユニット
の種類やその構造、移動無線端末の種類やその形状及び
構成等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施できる。
【0143】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明では、無
線通信に係わる基本機能を備えた本体と、この本体に対
し着脱自在に装着される外付けユニットとを具備した移
動無線端末にあって、上記外付けユニットに、本体の付
加機能に係わるプログラムを予め記憶した外部記憶媒体
が着脱自在に装着される装着手段を設ける。一方上記本
体には、外付けユニットの装着手段に装着された外部記
憶媒体との間で情報の入出力を行う外部記憶媒体用イン
タフェースと、プログラム実行制御手段とを備え、この
プログラム実行制御手段により、上記外部記憶媒体用イ
ンタフェースを介して外部記憶媒体からプログラムを読
み込んで実行するようにしている。
【0144】また第2の発明では、外付けユニットに、
外部記憶媒体が着脱自在に装着される装着手段を設け、
一方上記本体には、外部記憶媒体用インタフェースと、
プログラム転送記憶制御手段と、プログラム実行制御手
段とを備える。そして、上記プログラム転送記憶制御手
段において、付加機能に係わるプログラムが網側からダ
ウンロードされた場合に、このプログラムを上記外部記
憶媒体用インタフェースを介して上記外部記憶媒体に転
送し記憶させ、上記プログラム実行制御手段において、
上記外部記憶媒体に記憶されたプログラムを上記外部記
憶媒体用インタフェースを介して読み込んで実行するよ
うにしている。
【0145】したがってこれらの発明によれば、本体の
大型化、重量化及びコストアップを生じることなく、利
用者ごとに希望する機能のみを備え、かつ機能の拡張や
変更及び保守を容易に行うことができる移動無線端末を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる移動無線端末の第1の実施
形態である移動無線端末の外観を示すもので、(a)は
その正面図、(b)は側面図、(c)は背面図。
【図2】 図1に示す移動無線端末に装着されるメモリ
カード用スロット付きバッテリパックの構成を示す図。
【図3】 メモリカード用スロット付きのバッテリパッ
クが装着される移動無線端末の回路ブロック図。
【図4】 装着状態通知回路の構成を示す回路図。
【図5】 図4に示した移動無線端末におけるダウンロ
ード追加制御手順とその制御内容を示すフローチャー
ト。
【図6】 この発明に係わる移動無線端末の第2の実施
形態である移動無線端末の外観を示すもので、(a)は
その正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)
は上面図。
【図7】 メモリカード用スロット付きのカメラユニッ
トが装着される移動無線端末の回路ブロック図。
【図8】 図7に示すメモリカードI/Fに設けられる
装着状態通知回路の構成を示す回路図。
【図9】 図6に示す移動無線端末にカメラユニットを
装着した状態を示す図。
【図10】 この発明に係わる移動無線端末の第3の実
施形態である移動無線端末の外観を示すもので、(a)
はその正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、
(d)は上面図。
【図11】 メモリカード用スロット付きのバッテリパ
ック及びカメラユニットが装着される移動無線端末の回
路ブロック図。
【図12】 図11に示した端末による装着状態判定手
順及びその内容を示すフローチャート。
【図13】 図11に示した移動無線端末におけるダウ
ンロード追加制御手順とその制御内容を示すフローチャ
ート。
【図14】 この発明に係わる移動無線端末の第4の実
施形態である移動無線端末の外観を示す正面図。
【図15】 メモリカード用スロット付きのストラップ
が取着される移動無線端末の回路ブロック図。
【符号の説明】
1…無線部 2…ベースバンド部 3…入出力部 4…電源部 5…バッテリパック 6…メモリカード 7…カメラユニット 8…ストラップ 11…アンテナ 12…アンテナ共用器(DPX) 13…受信回路(RX) 14…周波数シンセサイザ(SYN) 15…送信回路(TX) 21…主制御部 21a,21d…メモリカードI/F制御手段 21b,21e…メモリカードアクセス制御手段 21c,21f…ダウンロード追加制御手段 22…多重分離部 23…音声コーデック 24…マルチメディア処理部 25…LCD制御部 26,28…メモリカード用接続端子 27,29,30…メモリカード・インタフェース部
(メモリカードI/F) 31…マイクロホン 32…スピーカ 33,37…カメラ 34…液晶表示器(LCD) 35…キー入力部 36…照明器 41,51…バッテリ 42…充電回路(CHG) 43…電圧生成回路(PS) 61…メモリカード用端子 61a…メモリカード用のインタフェース端子 61b…検出端子 62,72…挿入口 63…取り出しボタン 71,86…コネクタ 81…第1の紐 82…第2の紐 83…結束帯 84,84a,84b…接続ケーブル 87…スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/26 109M (72)発明者 伊藤 公一 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 Fターム(参考) 5B076 BA10 BB17 5B089 GA25 HA13 JB07 KA17 KC58 LB10 LB25 5D108 CA02 CA07 CA15 CA29 5K067 AA34 BB04 FF00 KK15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信に係わる基本機能を備えた本体
    と、この本体に対し着脱自在に装着される外付けユニッ
    トとを具備する移動無線端末において、 前記外付けユニットは、前記本体の付加機能に係わるプ
    ログラムを予め記憶した外部記憶媒体が着脱自在に装着
    される装着手段を備え、 前記本体は、 前記外付けユニットの装着手段に装着された外部記憶媒
    体との間で情報の入出力を行う外部記憶媒体用インタフ
    ェースと、 この外部記憶媒体用インタフェースを介して前記外部記
    憶媒体からプログラムを読み込んで実行するプログラム
    実行制御手段とを備えることを特徴とする移動無線端
    末。
  2. 【請求項2】 無線通信に係わる基本機能を備えた本体
    と、この本体に対し着脱自在に装着される外付けユニッ
    トとを具備する移動無線端末において、 前記外付けユニットは、外部記憶媒体が着脱自在に装着
    される装着手段を備え、 前記本体は、 前記外付けユニットの装着手段に装着された外部記憶媒
    体との間で情報の入出力を行う外部記憶媒体用インタフ
    ェースと、 付加機能に係わるプログラムが無線通信により取り込ま
    れた場合に、このプログラムを前記外部記憶媒体用イン
    タフェースを介して前記外部記憶媒体に転送し記憶させ
    るプログラム転送記憶制御手段と、 前記外部記憶媒体に記憶されたプログラムを前記外部記
    憶媒体用インタフェースを介して読み込んで実行するプ
    ログラム実行制御手段とを備えることを特徴とする移動
    無線端末。
  3. 【請求項3】 前記外付けユニットは、バッテリを内蔵
    したバッテリパック、画像を撮像するカメラユニット、
    及び本体を携行するために使用する携行手段のうちの少
    なくとも一つからなり、これら外付けユニットに外部記
    憶媒体を装着するための装着手段を備えることを特徴と
    する請求項1又は2記載の移動無線端末。
  4. 【請求項4】 前記外部記憶媒体は認証機能を備え、 前記プログラム転送記憶制御手段は、無線通信によるプ
    ログラムの取り込みに先立ち、前記認証機能を使用して
    無線通信によるプログラムの取り込みが可能か否かを確
    認する確認する確認手段を備え、この確認手段が取り込
    み可能と判定した場合に、網側からダウンロードされた
    プログラムを外部記憶媒体に記憶させることを特徴とす
    る請求項2記載の移動無線端末。
JP2000000064A 2000-01-04 2000-01-04 移動無線端末 Pending JP2001189972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000064A JP2001189972A (ja) 2000-01-04 2000-01-04 移動無線端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000000064A JP2001189972A (ja) 2000-01-04 2000-01-04 移動無線端末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001189972A true JP2001189972A (ja) 2001-07-10

Family

ID=18529484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000000064A Pending JP2001189972A (ja) 2000-01-04 2000-01-04 移動無線端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001189972A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003048937A1 (fr) * 2001-12-07 2003-06-12 Ntt Docomo, Inc. Terminal de communication mobile, dispositif et systeme de diffusion de logiciel d'application, procede permettant de commander l'affichage de l'etat d'execution, programme et support d'enregistrement
JP2006509293A (ja) * 2002-11-27 2006-03-16 シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド ポータブルコンピュータ内の災害時リカバリポート
EP2793309A4 (en) * 2012-03-29 2016-08-31 Lg Chemical Ltd AUTOMATIC SYSTEM FOR RECOGNIZING BATTERY CHARACTERISTICS, BATTERY INFORMATION STORAGE DEVICE APPLIED TO THE SYSTEM, AND METHOD FOR OPTIMIZING BATTERY MANAGEMENT USING THE SAME
JP2017086240A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技用装置及び遊技システム
JP2020078694A (ja) * 2015-11-04 2020-05-28 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003048937A1 (fr) * 2001-12-07 2003-06-12 Ntt Docomo, Inc. Terminal de communication mobile, dispositif et systeme de diffusion de logiciel d'application, procede permettant de commander l'affichage de l'etat d'execution, programme et support d'enregistrement
US7440752B2 (en) 2001-12-07 2008-10-21 Ntt Docomo, Inc. Mobile communication terminal, apparatus and system for delivering application software, method for controlling execution state display, program, and recording medium
JP2006509293A (ja) * 2002-11-27 2006-03-16 シンボル テクノロジーズ インコーポレイテッド ポータブルコンピュータ内の災害時リカバリポート
JP2011258219A (ja) * 2002-11-27 2011-12-22 Symbol Technologies Inc コンピューティングデバイス
EP2793309A4 (en) * 2012-03-29 2016-08-31 Lg Chemical Ltd AUTOMATIC SYSTEM FOR RECOGNIZING BATTERY CHARACTERISTICS, BATTERY INFORMATION STORAGE DEVICE APPLIED TO THE SYSTEM, AND METHOD FOR OPTIMIZING BATTERY MANAGEMENT USING THE SAME
JP2017086240A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技用装置及び遊技システム
JP2020078694A (ja) * 2015-11-04 2020-05-28 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11233894B2 (en) Apparatus and method for controlling built-in microphone of portable terminal
WO2021147686A1 (zh) 引导智能设备接入网络的方法、介质、控制终端及系统
CN113691270B (zh) 一种sim模块的管理方法及电子设备
KR100473130B1 (ko) 정보 통신 시스템
JP3308923B2 (ja) 無線携帯端末
CN113741925B (zh) 一种软件升级方法和装置
JP2001189972A (ja) 移動無線端末
US20120196654A1 (en) Receiver and transmitter
US20020160808A1 (en) Mobile radio apparatus
US20070056048A1 (en) Information terminal with function of playing back contents
JP4359596B2 (ja) 移動通信端末装置、及び、移動通信端末装置用機能モジュール
JP4413352B2 (ja) 移動無線端末及び外部記憶ユニット
JP4823239B2 (ja) 無線通信装置及び該装置を有する無線通信システム
JP4212207B2 (ja) 移動無線端末とその端末本体
JP2003141005A (ja) データ転送装置、画像入出力装置、データ転送制御方法、記憶媒体、及びプログラム
KR20050121074A (ko) 메모리 카드를 이용한 휴대폰의 업그레이드장치 및 그제어방법
JP2002288142A (ja) 通信端末装置
KR100886770B1 (ko) 다기종의 휴대형 통신기기를 위한 확장 장치
CN117130826A (zh) 一种数据备份方法、电子设备、数据备份系统及存储介质
KR100629598B1 (ko) 메모리 카드와 인증 단문메세지를 이용한 업그레이드기능을 가지는 무선통신 단말기 및 그 방법
JP4372666B2 (ja) 移動体通信端末
KR20050030979A (ko) 휴대용 무선단말기의 보조 메모리를 갖는 이어 마이크로폰장치 및 그 운영 방법
JP5331651B2 (ja) 携帯通信端末、tvチューナ制御プログラムおよびtvチューナ制御方法
KR20010113585A (ko) 가상머신을 내장한 휴대용 무선 단말기에서 실행되는 vm어플리케이션 프로그램을 이용한 디지털 카메라와 디지털캠코더의 이미지 정보 관리 시스템 및 그 방법
CN115087134A (zh) 一种蓝牙连接的方法和电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091222