JPH10136049A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH10136049A
JPH10136049A JP8286216A JP28621696A JPH10136049A JP H10136049 A JPH10136049 A JP H10136049A JP 8286216 A JP8286216 A JP 8286216A JP 28621696 A JP28621696 A JP 28621696A JP H10136049 A JPH10136049 A JP H10136049A
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賀昭 野村
Shigeji Koyanagi
茂治 小柳
Kunihiro Katou
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル通信回線の使用状態に応じてデジタ
ル通信回線インタフェース回路の消費電力を制御するこ
とが可能な技術を提供する。 【解決手段】 デジタル通信回線に接続してデータの送
受信を行うデジタル通信回線インタフェース回路を備え
る情報処理装置において、前記デジタル通信回線インタ
フェース回路とデジタル通信回線とのリンク状態を確認
するリンク状態確認回路と、前記リンク状態確認回路に
より確認されたデジタル通信回線とのリンク状態に応じ
てデジタル通信回線インタフェース回路の消費電力モー
ドを変更する消費電力モード変更回路とを備えるもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信回線
に接続してデータの送受信を行う情報処理装置に関し、
特に、LAN等のネットワークに接続してデータの送受
信を行うデジタル通信回線インタフェース回路を内蔵し
たバッテリ駆動可能な携帯型の情報処理装置に適用して
有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置では、複数の情報処
理装置をネットワークに接続し、前記ネットワークに接
続された複数の情報処理装置間で、種々のデータの送受
信を行っている。
【0003】前記の様にネットワークに接続してデータ
の送受信を行う情報処理装置には、デジタル通信回線に
接続するデジタル通信回線インタフェース回路が備えら
れている。
【0004】前記デジタル通信回線インタフェース回路
は、近年の大幅な転送速度の向上と、高速バスへの直接
接続によって消費電力が著しく増加する傾向にある。
【0005】現在、バッテリ駆動可能な情報処理装置に
デジタル通信回線インタフェース回路を搭載した場合に
は、情報処理装置全体に占めるデジタル通信回線インタ
フェース回路の消費電力は非常に大きい。
【0006】バッテリ駆動型の情報処理装置の場合、デ
ジタル通信回線インタフェース回路を使用するのは主に
オフィス環境であり、バッテリ駆動にて携帯中はネット
ワーク等のデジタル通信回線に接続されていないことが
多い為、一般に携帯中はデジタル通信回線インタフェー
ス回路は使用されていない。
【0007】この為、バッテリ駆動型の情報処理装置を
バッテリで駆動して携帯している場合には、使用してい
ないデジタル通信回線インタフェース回路を停止するこ
とによりバッテリ駆動時間を伸ばすことが考えられる
が、前記従来の情報処理装置では、デジタル通信回線を
使用していないときにデジタル通信回線インタフェース
回路のみを停止させることが困難である。
【0008】一方、電話回線を電話機とデータ端末装置
とで共用する装置において、装置の消費電力を大幅に低
減できると共に着信の識別並びに終了監視機能を簡素化
できる通信開始終了方式については特開昭61−173
568号に記載されている。
【0009】その概要は、電話通話とデータ通信との区
別及びその終了監視の論理をROM上に設け、着信があ
った際に装置全体に電源を供給し、前記ROM起動に伴
う処理により、通話の開始または通話の終了を待って回
線とのインタフェース無を除き装置の電源を遮断して装
置をスタンバイ状態に設定するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。
【0011】すなわち、前記従来の情報処理装置では、
デジタル通信回線を使用していないときにデジタル通信
回線インタフェース回路のみを停止させることが困難な
為、当該情報処理装置をデジタル通信以外の用途に使用
している場合であっても、デジタル通信回線インタフェ
ース回路による消費電力を抑えることができないという
問題があった。
【0012】また、前記従来の情報処理装置をバッテリ
駆動させた場合では、デジタル通信回線を使用しないと
きにもデジタル通信回線インタフェース回路が大きな消
費電力を使用し続ける為、バッテリ駆動時間が低下する
という問題があった。
【0013】更に、前記従来の情報処理装置では、デジ
タル通信回線を使用しないときにも、デジタル通信回線
インタフェース回路が、割り込み信号やアドレス空間等
のハードウェアリソースを使用し続ける為、情報処理装
置の拡張性に制限が発生するという問題があった。
【0014】一方、前記従来の通信開始終了方式では、
外部から電話回線を介してホストにアクセスする場合の
装置の消費電力の低減と着信の識別並びに終了監視機能
の簡素化を行うものである為、ホスト側からのアクセス
に対して電源の投入または切断を行うことができないと
いう問題があった。
【0015】本発明の目的は、デジタル通信回線の使用
状態に応じてデジタル通信回線インタフェース回路の消
費電力を制御することが可能な技術を提供することにあ
る。
【0016】本発明の他の目的は、ネットワーク上の他
の処理装置の状態の変化に応じてデジタル通信回線イン
タフェース回路の消費電力を制御することが可能な技術
を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、電源線やスリープモ
ード信号線を備えていないデジタル通信回線インタフェ
ース回路の消費電力を制御することが可能な技術を提供
することにある。
【0018】本発明の他の目的は、情報処理装置のリソ
ースを有効に使用することが可能な技術を提供すること
にある。
【0019】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明かにな
るであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願によって開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0021】(1)デジタル通信回線に接続してデータ
の送受信を行うデジタル通信回線インタフェース回路を
備える情報処理装置において、デジタル通信回線とのリ
ンク状態に応じてデジタル通信回線インタフェース回路
の消費電力モードを変更するものである。
【0022】前記情報処理装置では、特定のリンク状態
確認要求が発生したときに、リンク状態確認回路によ
り、デジタル通信回線インタフェース回路とデジタル通
信回線との間でリンクが形成されているかどうかを調べ
る。
【0023】ここで、前記特定のリンク状態確認要求
は、パワーマネージメントモードの遷移、操作者による
リンク確認要求の入力、電源の投入、特定レベルの受信
信号の検出、ネットワークケーブルの着脱、または、電
源供給方法の変化のいずれかのときに発生するものとす
る。
【0024】デジタル通信回線インタフェース回路とデ
ジタル通信回線との間でリンクが形成されている場合に
は、消費電力モード変更回路により、デジタル通信回線
インタフェース回路への電源供給を保持する。
【0025】デジタル通信回線インタフェース回路とデ
ジタル通信回線との間でリンクが形成されていない場合
には、消費電力モード変更回路により、デジタル通信回
線インタフェース回路を低消費電力モードに変更する。
【0026】このとき、消費電力モード変更回路により
変更可能な消費電力モードの内容は、前記デジタル通信
回線インタフェース回路が備える信号線の種類によって
異なり、例えば、デジタル通信回線インタフェース回路
が電源線のみを備えている場合には電源の切断または投
入による消費電力モードの変更が可能である。
【0027】また、デジタル通信回線インタフェース回
路をスリープモードに変更するスリープモード信号線を
備えている場合にはスリープモードによる消費電力モー
ドの変更が可能である。
【0028】以上の様に、前記情報処理装置によれば、
デジタル通信回線とリンクが形成されていないときにデ
ジタル通信回線インタフェース回路の消費電力を抑える
ので、デジタル通信回線の使用状態に応じてデジタル通
信回線インタフェース回路の消費電力を制御することが
可能である。
【0029】(2)前記(1)に記載された情報処理装
置において、特定の受信信号レベルの変化が検出された
ときにデジタル通信回線とのリンク状態を確認するもの
である。
【0030】前記情報処理装置では、受信信号レベル検
出回路により、前記デジタル通信回線インタフェース回
路で受信される受信信号の信号レベルを調べ、前記デジ
タル通信回線上に特定の振幅の信号が伝送されているか
どうかを監視する。
【0031】前記デジタル通信回線上で特定の振幅の信
号の伝送が開始された場合や、前記デジタル通信回線上
で伝送されていた特定の振幅の信号の伝送が停止した場
合には、前記リンク状態確認回路によりデジタル通信回
線とのリンク状態を確認する。
【0032】前記情報処理装置が、ハブ、ブリッジ、ル
ータまたはLANスイッチ等のインタネットワーク装置
を介してネットワークと接続されている場合には、前記
インタネットワーク装置の電源が投入または切断される
ことにより、デジタル通信回線との間のリンクの状態が
変化する。
【0033】そこで、前記情報処理装置の受信信号レベ
ル検出回路は、ネットワークとの間に設置されたインタ
ネットワーク装置の電源が投入または切断されたこと
を、受信信号レベルの変化から検出し、リンク状態確認
要求を発生して消費電力モードの変更を行う。
【0034】以上の様に、前記情報処理装置によれば、
デジタル通信回線に特定レベルの受信信号が検出された
ときにリンク状態を確認するので、ネットワーク上の他
の処理装置の状態の変化に応じてデジタル通信回線イン
タフェース回路の消費電力を制御することが可能であ
る。
【0035】(3)前記(1)〜(2)に記載された情
報処理装置において、リセット信号を保持することによ
り消費電力モードを変更するものである。
【0036】前記情報処理装置では、前記デジタル通信
回線インタフェース回路の消費電力モードを変更する場
合に、リセット信号保持回路によりリセット信号の保持
またはリセット信号の解除を行って、前記デジタル通信
回線インタフェース回路の消費電力モードを変更する。
【0037】前記デジタル通信回線インタフェース回路
において、リセット信号が入力されると、デジタル通信
回線インタフェース回路内部は初期設定され、リセット
信号が入力されている間は動作しない状態となる。
【0038】従って、前記デジタル通信回線インタフェ
ース回路において、リセット信号が入力された状態を保
持すると、前記デジタル通信回線インタフェース回路は
動作しない状態が保持されて低消費電力モードの状態と
なる。
【0039】以上の様に、前記情報処理装置によれば、
リセット信号により消費電力を制御するので、電源線や
スリープモード信号線を備えていないデジタル通信回線
インタフェース回路の消費電力を制御することが可能で
ある。
【0040】(4)前記(1)乃至(3)に記載された
情報処理装置において、消費電力モードが変更されたと
きにリソースの割り当てを変更するものである。
【0041】前記情報処理装置では、前記消費電力モー
ド変更回路により前記デジタル通信回線インタフェース
回路の消費電力モードが変更されたときに、前記リソー
ス割り当て制御部により前記デジタル通信回線インタフ
ェース回路に割り当てられていたリソースの割り当てを
変更する。
【0042】前記情報処理装置において、特定のリンク
状態確認要求の発生により前記デジタル通信回線インタ
フェース回路の動作を停止させると、前記デジタル通信
回線インタフェース回路で使用していた割り込み信号や
I/Oアドレスは未使用となる。
【0043】そこで、前記消費電力モード変更回路によ
り他の回路の動作を開始する際に、前記未使用となった
割り込み信号やI/Oアドレスを、前記動作を開始する
他の回路に割り当てて使用することができる。
【0044】例えば、前記動作を開始する他の回路に、
前記デジタル通信回線インタフェース回路と同じリソー
スを割り当てておき、前記リソース割り当て制御部によ
り両者を交互に動作させることにより、リソースを開放
と割り当てを行うことができる。
【0045】以上の様に、前記情報処理装置によれば、
消費電力モードを変更したときにリソースの割り当てを
変更するので、情報処理装置のリソースを有効に使用す
ることが可能である。
【0046】
【発明の実施の形態】 (実施形態1)以下に、本発明の情報処理装置におい
て、特定のリンク状態確認要求によりリンク状態を確認
し、前記確認したリンク状態に応じてデジタル通信回線
インタフェース回路の電源線を制御して、その消費電力
モードを変更する実施形態1の情報処理装置について説
明する。
【0047】図1は、本実施形態の情報処理装置の概略
構成を示す図である。図1において、110はCPU、
120はメモリ、130はキーボード、140はディス
プレイ、150はバッテリ、160はHDD、170は
デジタル通信回線インタフェース回路、171はリンク
状態確認回路、180は消費電力モード変更回路、19
0はモデムである。
【0048】図1に示す様に、本実施形態の情報処理装
置は、CPU110と、メモリ120と、キーボード1
30と、ディスプレイ140と、バッテリ150と、H
DD160と、デジタル通信回線インタフェース回路1
70と、リンク状態確認回路171と、消費電力モード
変更回路180と、モデム190とを有している。
【0049】また、図1に示す様に、本実施形態の情報
処理装置では、装置全体の制御を行うCPU110、通
信プログラム等をロードするメモリ120、リンク状態
確認要求等を入力するキーボード130、リンク状態確
認要求等を入力する設定メニューを表示するディスプレ
イ140、携帯時等に装置本体に電源を供給するバッテ
リ150、通信プログラム等を格納するHDD160、
装置本体をネットワークに接続するデジタル通信回線イ
ンタフェース回路170、デジタル通信回線インタフェ
ース回路170の消費電力を制御する消費電力モード変
更回路180及びアナログ回線に接続するモデム190
が接続されている。
【0050】本実施形態の情報処理装置のデジタル通信
回線インタフェース回路170は、装置本体をデジタル
通信回線であるLAN等のネットワークに接続するイン
タフェース回路であり、ネットワーク上の他のパーソナ
ルコンピュータとデータの送受信を行う為の回路であ
る。
【0051】本実施形態の情報処理装置のデジタル通信
回線インタフェース回路170は、デジタル通信回線イ
ンタフェース回路170とネットワークとがリンクを形
成しているかどうかを確認し、リンク形成信号を消費電
力モード変更回路180に出力するリンク状態確認回路
171を備えている。
【0052】本実施形態の情報処理装置のデジタル通信
回線インタフェース回路170のリンク状態確認回路1
71は、例えば、電源投入時のパワーオンセルフテスト
時に、特定のパケットをネットワークに送出し、前記送
出したパケットの応答を受信することにより、デジタル
通信回線インタフェース回路170とネットワークとが
リンクを形成しているかどうかを確認する。
【0053】本実施形態の情報処理装置の消費電力モー
ド変更回路180は、デジタル通信回線インタフェース
回路170の消費電力モードを変更する回路であり、デ
ジタル通信回線インタフェース回路170が備える消費
電力モードに応じて、その状態を、電源切断状態、スリ
ープモード状態、一部の回路の電源を投入した状態また
は電源投入状態等に遷移させる装置である。
【0054】ここで、デジタル通信回線インタフェース
回路170の電源切断状態とは、デジタル通信回線イン
タフェース回路170内の全ての回路への電源が切断さ
れた状態を指しており、スリープモード状態とは、デジ
タル通信回線インタフェース回路170内で信号が受信
されたときに応答する回路以外の回路への電源が切断さ
れた状態を示している。
【0055】また、デジタル通信回線インタフェース回
路170の一部の回路の電源を投入した状態とは、スリ
ープモードで電源が投入されている回路以外の一部の回
路に電源が投入されている状態を指しており、電源投入
状態とは、デジタル通信回線インタフェース回路170
の全ての回路への電源が投入された状態を示している。
【0056】本実施形態の情報処理装置の消費電力モー
ド変更回路180により変更可能な消費電力モードの内
容は、前記のデジタル通信回線インタフェース回路17
0が備える信号線の種類によって異なっており、例え
ば、デジタル通信回線インタフェース回路170が電源
線のみを備えている場合には電源の切断または投入によ
る消費電力モードの変化が可能であり、更にスリープモ
ード遷移許可信号線を備えている場合にはスリープモー
ドによる消費電力モードの変更が可能である。
【0057】また、本実施形態の情報処理装置におい
て、消費電力モード変更回路180により消費電力モー
ドを変更しようとするデジタル通信回線インタフェース
回路170が、電源線及びスリープモード遷移許可信号
線の両信号線を共に備えていない場合には、他の信号線
を利用して消費電力モードの変更を行う。
【0058】以下に、本実施形態の情報処理装置におい
て、特定のリンク状態確認要求によりリンク状態を確認
し、前記確認したリンク状態に応じてデジタル通信回線
インタフェース回路170の電源線を制御して、その消
費電力モードを変更する動作について説明する。
【0059】図2は、本実施形態の情報処理装置のリン
ク状態確認要求によりデジタル通信回線インタフェース
回路170の消費電力モードを変更する動作の概要を示
す図である。図2において、200は電源制御回路、2
01はステータスレジスタ、202は制御レジスタ、2
03は電源投入許可信号線、204は電源線、205は
リンク形成信号線、210はコネクタスイッチ、211
はコネクタ接続信号線、212は送信側通信線、213
は受信側通信線、220はインタフェースバスである。
【0060】図2に示す様に、本実施形態の情報処理装
置のリンク状態確認要求によりデジタル通信回線インタ
フェース回路170の消費電力モードを変更する動作で
は、電源制御回路200と、ステータスレジスタ201
と、制御レジスタ202と、電源投入許可信号線203
と、電源線204と、リンク形成信号線205と、コネ
クタスイッチ210と、コネクタ接続信号線211と、
送信側通信線212と、受信側通信線213と、インタ
フェースバス220とが使用される。
【0061】また、図2に示す様に、本実施形態の情報
処理装置のリンク状態確認要求によりデジタル通信回線
インタフェース回路170の消費電力モードを変更する
動作では、特定のリンク状態確認要求が発生したとき
に、リンク状態確認回路171によりリンクの状態を確
認し、前記確認されたリンク状態に応じて電源線204
の電源信号を制御し、デジタル通信回線インタフェース
回路170の消費電力モードを変更する動作を表してい
る。
【0062】本実施形態の情報処理装置の消費電力モー
ド変更回路180の電源制御回路200は、制御レジス
タ202から電源投入許可信号線203を介して送られ
る電源投入許可信号の値により特定の電源信号を電源線
204から出力して、デジタル通信回線インタフェース
回路170への電源の投入または切断を制御する回路で
ある。
【0063】本実施形態の情報処理装置のステータスレ
ジスタ201は、リンク状態確認回路171からリンク
形成信号線205を介して送られるリンク形成信号の値
を格納するレジスタである。
【0064】本実施形態の情報処理装置の制御レジスタ
202は、CPU110からインタフェースバス220
を介して送られる電源制御回路200の制御情報を格納
するレジスタである。
【0065】本実施形態の情報処理装置のコネクタスイ
ッチ210は、デジタル通信回線インタフェース回路1
70とネットワークとを接続するネットワークケーブル
が、コネクタに接続されているかどうかを検出し、コネ
クタのリンク状態をコネクタ接続信号線211を介して
デジタル通信回線インタフェース回路170に通知する
スイッチである。
【0066】本実施形態の情報処理装置において、リン
ク状態確認回路171にリンク状態の確認を要求するリ
ンク状態確認要求は、パワーマネージメントモードの遷
移、操作者によるリンク確認要求の入力、電源の投入、
特定レベルの受信信号の検出、ネットワークケーブルの
着脱、または、電源供給方法の変化のいずれかの状態が
発生したときに出力される。
【0067】本実施形態の情報処理装置において、前記
リンク状態確認要求を発生するパワーマネージメントモ
ードの遷移とは、情報処理装置全体で管理しているパワ
ーマネージメントモードの状態、すなわち、電源切断状
態、サスペンドモード状態、スリープモード状態及び電
源投入状態の複数の状態間での遷移を表している。
【0068】ここで、情報処理装置全体の電源切断状態
とは、当該情報処理装置内の全ての回路への電源が切断
された状態を指しており、サスペンドモード状態とは、
メモリ120の内容のみ保存する状態を示している。
【0069】また、スリープモード状態とは、CPU1
10、メモリ120及びデジタル通信回線インタフェー
ス回路170等は動作し、バックライトやディスプレイ
140を消灯している状態であり、電源投入状態とは、
全ての回路への電源が投入された状態を示している。
【0070】本実施形態の情報処理装置において、前記
リンク状態確認要求を発生する操作者によるリンク確認
要求の入力とは、情報処理装置の操作者により、情報処
理装置に搭載されているキーボード130から、CPU
110に対して入力される消費電力モードの変更要求を
指している。
【0071】本実施形態の情報処理装置において、前記
リンク状態確認要求を発生する特定レベルの受信信号の
検出とは、受信側通信線213上で特定の振幅の信号が
検出された状態を指している。
【0072】本実施形態の情報処理装置において、前記
リンク状態確認要求を発生するネットワークケーブルの
着脱とは、コネクタスイッチ210により、デジタル通
信回線インタフェース回路170へのネットワークケー
ブルの着脱が検出された状態を指している。
【0073】本実施形態の情報処理装置において、前記
リンク状態確認要求を発生する電源供給方法の変化と
は、情報処理装置全体への電源の供給方法が、例えば、
AC電源からバッテリ150へ切り換えられる場合の様
に、異なる電源への切り換えが行われた状態を指してい
る。
【0074】まず、本実施形態の情報処理装置におい
て、前記の様なリンク状態確認要求が発生すると、CP
U110は、一定期間、制御レジスタ202を経由し
て、消費電力モード変更回路180の電源制御回路20
0における電源投入許可信号線203を電源投入許可状
態に遷移させる。
【0075】消費電力モード変更回路180の電源制御
回路200は、電源投入許可信号線203が電源投入許
可状態になった為、電源線204によりデジタル通信回
線インタフェース回路170に電源を供給する。
【0076】デジタル通信回線インタフェース回路17
0は、電源供給を電源線204から受けると、内部初期
化処理完了後、リンク状態確認回路171を動作させ
る。
【0077】デジタル通信回線インタフェース回路17
0のリンク状態確認回路171は、送信側通信線212
及び受信側通信線213を使用し、ネットワークにおい
てリンク状態が形成できるかどうかの確認を開始する。
【0078】デジタル通信回線インタフェース回路17
0のリンク状態確認回路171は、ネットワークにおい
てリンクの形成が確認された場合に、リンク形成信号線
205を介してリンク形成信号をステータスレジスタ2
01に発行する。
【0079】CPU110は、ステータスレジスタ20
1のリンク形成信号線205のステータスをポーリング
する動作を一定期間実行し、前記一定期間内にリンク形
成がステータスレジスタ201により確認されるかどう
かを調べる。
【0080】ステータスレジスタ201のリンク形成信
号線205のステータスをポーリングする動作を一定期
間実行した結果、前記一定期間内にリンク形成がステー
タスレジスタ201により確認された場合には、CPU
110は制御レジスタ202の内容を維持することによ
り、消費電力モード変更回路180の電源制御回路20
0における電源投入許可信号線203を電源投入許可状
態で保持する。
【0081】先の一定期間のポーリング動作において、
一定期間内にリンク形成がステータスレジスタ201に
よって確認されなかった場合には、CPU110は、ネ
ットワークに接続されていないと判断し、制御レジスタ
202の内容を変更して、消費電力モード変更回路18
0の電源制御回路200における電源投入許可信号線2
03を電源切断状態に遷移させる。
【0082】電源投入許可信号線203が電源切断状態
に遷移すると、消費電力モード変更回路180の電源制
御回路200は、電源線204に対する電源供給を停止
し、デジタル通信回線インタフェース回路170への電
源を切断する。
【0083】以上説明した様に、本実施形態の情報処理
装置によれば、デジタル通信回線とリンクが形成されて
いないときにデジタル通信回線インタフェース回路の消
費電力を抑えるので、デジタル通信回線の使用状態に応
じてデジタル通信回線インタフェース回路の消費電力を
制御することが可能である。
【0084】(実施形態2)以下に、本発明の情報処理
装置において、特定の信号レベルの受信信号を検出する
ことによりリンク状態を確認し、前記確認したリンク状
態に応じてデジタル通信回線インタフェース回路のスリ
ープモード遷移許可信号線を制御して、その消費電力モ
ードを変更する実施形態2の情報処理装置について説明
する。
【0085】図3は、本実施形態の情報処理装置の受信
信号レベルによりデジタル通信回線インタフェース回路
170の消費電力モードを変更する動作の概要を示す図
である。図3において、300は受信信号レベル検出回
路、301は受信信号検出信号線、310は割り込み制
御回路、311はシステムマネージメント割り込み信号
線、320はスリープモード遷移許可信号線である。
【0086】図3に示す様に、本実施形態の情報処理装
置の受信信号レベルによりデジタル通信回線インタフェ
ース回路170の消費電力モードを変更する動作では、
受信信号レベル検出回路300と、受信信号検出信号線
301と、割り込み制御回路310と、システムマネー
ジメント割り込み信号線311と、スリープモード遷移
許可信号線320とが使用される。
【0087】また、図3に示す様に、本実施形態の情報
処理装置の受信信号レベルによりデジタル通信回線イン
タフェース回路170の消費電力モードを変更する動作
では、特定の信号レベルの受信信号を検出したときに、
リンク状態確認回路171によりリンクの状態を確認
し、前記確認されたリンク状態に応じてスリープモード
遷移許可信号線320のスリープモード遷移許可信号を
制御し、デジタル通信回線インタフェース回路170の
消費電力モードを変更する動作を表している。
【0088】本実施形態の情報処理装置のデジタル通信
回線インタフェース回路170にネットワークケーブル
が接続され、デジタル通信回線インタフェース回路17
0とネットワークとの間に一旦リンクが形成された場合
でも、デジタル通信回線インタフェース回路170とネ
ットワークとの間に、ハブ、ブリッジ、ルータまたはL
ANスイッチ等のインタネットワーク装置を設置してい
る場合には、前記インタネットワーク装置の電源が投入
または切断されることにより、デジタル通信回線インタ
フェース回路170とネットワークとの間のリンクの状
態が変化する。
【0089】本実施形態の情報処理装置の受信信号レベ
ル検出回路300は、デジタル通信回線インタフェース
回路170とネットワークとの間に設置されたインタネ
ットワーク装置の電源が投入または切断されたことを、
受信側通信線213上の受信信号レベルの変化から検出
し、リンク状態確認要求を発生するものである。
【0090】本実施形態の情報処理装置の受信信号レベ
ル検出回路300は、受信側通信線213の電圧レベル
を確認することにより、ネットワークに流れている伝送
信号を検出する回路であり、受信信号レベル検出回路3
00には、ネットワークに使用するデジタル通信回線に
合わせてローパスフィルタや差動型コンパレータを用い
ることもある。
【0091】まず、本実施形態の情報処理装置の受信信
号レベル検出回路300は、受信側通信線213で特定
の電圧レベルの受信信号を検出すると、前記検出した受
信信号に対応する検出信号を受信信号検出信号線301
からステータスレジスタ201に出力する。
【0092】CPU110は、ステータスレジスタ20
1の検出信号出力を確認すると、一定期間、制御レジス
タ202を経由して、消費電力モード変更回路180の
スリープモード遷移許可信号線320のスリープモード
遷移許可信号を制御し、電源投入許可状態に遷移させ
る。
【0093】ここで、受信信号レベル検出回路300か
ら出力される受信信号検出信号線301の検出信号出力
のパルス幅が短い場合等、ステータスレジスタ201に
よる確認が困難な場合は、受信信号検出信号線301を
割り込み制御回路310に接続し、システムマネージメ
ント割り込み信号線311を使用してCPU110に対
して割り込みを加えても良い。
【0094】デジタル通信回線インタフェース回路17
0は、スリープモード遷移許可信号線320のスリープ
モード遷移許可信号により電源投入許可状態に遷移する
と、内部初期化処理完了後、リンク状態確認回路171
を動作させる。
【0095】デジタル通信回線インタフェース回路17
0のリンク状態確認回路171は、送信側通信線212
及び受信側通信線213を使用し、ネットワークにおい
てリンク状態が形成できるかどうかの確認を開始する。
【0096】デジタル通信回線インタフェース回路17
0のリンク状態確認回路171は、ネットワークにおい
てリンクの形成が確認された場合に、リンク形成信号線
205を介してリンク形成信号をステータスレジスタ2
01に発行する。
【0097】CPU110は、ステータスレジスタ20
1のリンク形成信号線205のステータスをポーリング
する動作を一定期間実行し、前記一定期間内にリンク形
成がステータスレジスタ201により確認されるかどう
かを調べる。
【0098】ステータスレジスタ201のリンク形成信
号線205のステータスをポーリングする動作を一定期
間実行した結果、前記一定期間内にリンク形成がステー
タスレジスタ201により確認された場合には、CPU
110は制御レジスタ202の内容を維持することによ
り、消費電力モード変更回路180のスリープモード遷
移許可信号線320のスリープモード遷移許可信号を電
源投入許可状態で保持する。
【0099】先の一定期間のポーリング動作において、
一定期間内にリンク形成がステータスレジスタ201に
よって確認されなかった場合には、CPU110は、ネ
ットワークに接続されていないと判断し、制御レジスタ
202の内容を変更して、消費電力モード変更回路18
0のスリープモード遷移許可信号線320のスリープモ
ード遷移許可信号をスリープモード状態に遷移させる。
【0100】スリープモード遷移許可信号線320のス
リープモード遷移許可信号がスリープモード状態に遷移
すると、デジタル通信回線インタフェース回路170は
スリープモードに遷移する。
【0101】以上説明した様に、本実施形態の情報処理
装置によれば、デジタル通信回線に特定レベルの受信信
号が検出されたときにリンク状態を確認するので、ネッ
トワーク上の他の処理装置の状態の変化に応じてデジタ
ル通信回線インタフェース回路の消費電力を制御するこ
とが可能である。
【0102】(実施形態3)以下に、本発明の情報処理
装置において、デジタル通信回線インタフェース回路の
リセット信号を保持することにより、その消費電力モー
ドを変更する実施形態3の情報処理装置について説明す
る。
【0103】図4は、本実施形態の情報処理装置のリセ
ット信号によりデジタル通信回線インタフェース回路1
70の消費電力モードを変更する動作の概要を示す図で
ある。図4において、400はリセット信号保持回路、
401はリセット信号線、402は消費電力モード変更
許可信号線、403は装置リセット信号線である。
【0104】図4に示す様に、本実施形態の情報処理装
置のリセット信号によりデジタル通信回線インタフェー
ス回路170の消費電力モードを変更する動作では、リ
セット信号保持回路400と、リセット信号線401
と、消費電力モード変更許可信号線402と、装置リセ
ット信号線403とが使用される。
【0105】また、図4に示す様に、本実施形態の情報
処理装置のリセット信号によりデジタル通信回線インタ
フェース回路170の消費電力モードを変更する動作で
は、特定のリンク状態確認要求が発生したときに、リン
ク状態確認回路171によりリンクの状態を確認し、前
記確認されたリンク状態に応じてリセット信号線401
のリセット信号を制御し、デジタル通信回線インタフェ
ース回路170の消費電力モードを変更する動作を表し
ている。
【0106】本実施形態の情報処理装置の消費電力モー
ド変更回路180のリセット信号保持回路400は、制
御レジスタ202から消費電力モード変更許可信号線4
02を介して送られる消費電力モード変更許可信号の値
により、リセット信号線401からリセット信号を出力
し、前記出力したリセット信号を保持することによって
デジタル通信回線インタフェース回路170の消費電力
を制御する回路である。
【0107】まず、本実施形態の情報処理装置におい
て、特定のリンク状態確認要求が発生すると、CPU1
10は、一定期間、制御レジスタ202を経由して、消
費電力モード変更回路180のリセット信号保持回路4
00における消費電力モード変更許可信号線402を電
源投入許可状態に遷移させる。
【0108】消費電力モード変更回路180のリセット
信号保持回路400は、消費電力モード変更許可信号線
402が電源投入許可状態になった為、リセット信号線
401によりデジタル通信回線インタフェース回路17
0のリセット保持状態を解除する。
【0109】デジタル通信回線インタフェース回路17
0は、リセット保持状態を解除する信号をリセット信号
線401から受けると、内部初期化処理完了後、リンク
状態確認回路171を動作させる。
【0110】デジタル通信回線インタフェース回路17
0のリンク状態確認回路171は、送信側通信線212
及び受信側通信線213を使用し、ネットワークにおい
てリンク状態が形成できるかどうかの確認を開始する。
【0111】デジタル通信回線インタフェース回路17
0のリンク状態確認回路171は、ネットワークにおい
てリンクの形成が確認された場合に、リンク形成信号線
205を介してリンク形成信号をステータスレジスタ2
01に発行する。
【0112】CPU110は、ステータスレジスタ20
1のリンク形成信号線205のステータスをポーリング
する動作を一定期間実行し、前記一定期間内にリンク形
成がステータスレジスタ201により確認されるかどう
かを調べる。
【0113】ステータスレジスタ201のリンク形成信
号線205のステータスをポーリングする動作を一定期
間実行した結果、前記一定期間内にリンク形成がステー
タスレジスタ201により確認された場合には、CPU
110は制御レジスタ202の内容を維持することによ
り、消費電力モード変更回路180のリセット信号保持
回路400における消費電力モード変更許可信号線40
2を電源投入許可状態で保持する。
【0114】先の一定期間のポーリング動作において、
一定期間内にリンク形成がステータスレジスタ201に
よって確認されなかった場合には、CPU110は、ネ
ットワークに接続されていないと判断し、制御レジスタ
202の内容を変更して、消費電力モード変更回路18
0のリセット信号保持回路400における消費電力モー
ド変更許可信号線402をリセット保持状態に遷移させ
る。
【0115】消費電力モード変更許可信号線402がリ
セット保持状態に遷移すると、消費電力モード変更回路
180のリセット信号保持回路400は、リセット信号
線401にリセット信号を出力して保持し、デジタル通
信回線インタフェース回路170をリセット状態で維持
する。
【0116】本実施形態の情報処理装置のデジタル通信
回線インタフェース回路170において、リセット信号
線401を介してリセット信号が入力されると、デジタ
ル通信回線インタフェース回路170内部は初期設定さ
れ、リセット信号が入力されている間は動作しない状態
となる。
【0117】従って、本実施形態の情報処理装置のデジ
タル通信回線インタフェース回路170において、リセ
ット信号線401を介してリセット信号が入力された状
態を保持すると、デジタル通信回線インタフェース回路
170は、リセット状態が保持されて、低消費電力モー
ドの状態となる。
【0118】前記の様に、本実施形態の情報処理装置で
は、消費電力モード変更回路180により消費電力モー
ドを変更しようとするデジタル通信回線インタフェース
回路170が、リセット信号線401及びスリープモー
ド遷移許可信号線320の両信号線を共に備えていない
場合に、リセット信号線401を利用して消費電力モー
ドの変更を行う。
【0119】以上説明した様に、本実施形態の情報処理
装置によれば、リセット信号により消費電力を制御する
ので、電源線やスリープモード信号線を備えていないデ
ジタル通信回線インタフェース回路の消費電力を制御す
ることが可能である。
【0120】(実施形態4)以下に、本発明の情報処理
装置において、デジタル通信回線インタフェース回路1
70の消費電力モードを変更したときに、リソースの割
り当てを変更する実施形態4の情報処理装置について説
明する。
【0121】図5は、本実施形態の情報処理装置のデジ
タル通信回線インタフェース回路170の消費電力モー
ドを変更したときにリソースの割り当てを変更する動作
の概要を示す図である。図5において、500はリソー
ス割り当て制御部、501及び502はI/Oアドレ
ス、503及び504は消費電力モード制御信号線であ
る。
【0122】図5に示す様に、本実施形態の情報処理装
置のデジタル通信回線インタフェース回路170の消費
電力モードを変更したときにリソースの割り当てを変更
する動作では、リソース割り当て制御部500と、I/
Oアドレス501及び502と、消費電力モード制御信
号線503及び504とが使用される。
【0123】また、図5に示す様に、本実施形態の情報
処理装置のデジタル通信回線インタフェース回路170
の消費電力モードを変更したときにリソースの割り当て
を変更する動作では、特定のリンク状態確認要求が発生
したときに、リンク状態確認回路171によりリンクの
状態を確認し、前記確認されたリンク状態に応じてデジ
タル通信回線インタフェース回路170の消費電力モー
ドを変更したときに、デジタル通信回線インタフェース
回路170へのリソースの割り当てを変更する動作を表
している。
【0124】本実施形態の情報処理装置の消費電力モー
ド変更回路180のリソース割り当て制御部500は、
デジタル通信回線インタフェース回路170の消費電力
モードを変更したときに、デジタル通信回線インタフェ
ース回路170の割り込み信号やI/Oアドレス等のリ
ソースの割り当てを変更する制御部である。
【0125】本実施形態の情報処理装置のデジタル通信
回線インタフェース回路170は、リソースとしてI/
Oアドレス501を使用し、モデム190は、リソース
としてI/Oアドレス502を使用するものとする。
【0126】また、本実施形態の情報処理装置の消費電
力モード変更回路180は、消費電力モード制御信号線
503及び504により、デジタル通信回線インタフェ
ース回路170及びモデム190の消費電力を制御する
ものとし、初期状態では、両者共に電源切断状態である
とする。
【0127】本実施形態の情報処理装置において、特定
のリンク状態確認要求の発生によりリンク状態確認回路
171を動作させ、一定期間内にリンク形成がステータ
スレジスタ201により確認された場合には、消費電力
モード制御信号線503を電源供給状態で保持し、デジ
タル通信回線インタフェース回路170を動作させる。
【0128】このとき、デジタル通信回線インタフェー
ス回路170には、リソースであるI/Oアドレス50
1として、「A」を割り当てられている為、デジタル通
信回線インタフェース回路170の動作中に、I/Oア
ドレス501の「A」が用いられる。
【0129】また、先の一定期間のポーリング動作にお
いて、一定期間内にリンク形成がステータスレジスタ2
01によって確認されなかった場合には、消費電力モー
ド制御信号線503に対する電源供給を停止し、デジタ
ル通信回線インタフェース回路170の動作を停止させ
る。
【0130】デジタル通信回線インタフェース回路17
0の動作を停止させると、I/Oアドレス501の
「A」は未使用となる。
【0131】この状態で、モデム190の使用要求が発
生した場合には、本実施形態の情報処理装置の消費電力
モード変更回路180のリソース割り当て制御部500
は、モデム190の消費電力モード制御信号線504に
対する電源供給を行って、デジタル通信回線インタフェ
ース回路170のリソースとして割り当てていたアドレ
ス「A」を、モデム190のI/Oアドレス502とし
て使用させる。
【0132】以上説明した様に、本実施形態の情報処理
装置によれば、消費電力モードを変更したときにリソー
スの割り当てを変更するので、情報処理装置のリソース
を有効に使用することが可能である。
【0133】以上、本発明を前記実施形態に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々
変更可能であることは勿論である。
【0134】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0135】(1)デジタル通信回線とリンクが形成さ
れていないときにデジタル通信回線インタフェース回路
の消費電力を抑えるので、デジタル通信回線の使用状態
に応じてデジタル通信回線インタフェース回路の消費電
力を制御することが可能である。
【0136】(2)デジタル通信回線に特定レベルの受
信信号が検出されたときにリンク状態を確認するので、
ネットワーク上の他の処理装置の状態の変化に応じてデ
ジタル通信回線インタフェース回路の消費電力を制御す
ることが可能である。
【0137】(3)リセット信号により消費電力を制御
するので、電源線やスリープモード信号線を備えていな
いデジタル通信回線インタフェース回路の消費電力を制
御することが可能である。
【0138】(4)消費電力モードを変更したときにリ
ソースの割り当てを変更するので、情報処理装置のリソ
ースを有効に使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の情報処理装置の概略構成を示す図
である。
【図2】実施形態1の情報処理装置のリンク状態確認要
求によりデジタル通信回線インタフェース回路170の
消費電力モードを変更する動作の概要を示す図である。
【図3】実施形態2の情報処理装置の受信信号レベルに
よりデジタル通信回線インタフェース回路170の消費
電力モードを変更する動作の概要を示す図である。
【図4】実施形態3の情報処理装置のリセット信号によ
りデジタル通信回線インタフェース回路170の消費電
力モードを変更する動作の概要を示す図である。
【図5】実施形態4の情報処理装置のデジタル通信回線
インタフェース回路170の消費電力モードを変更した
ときにリソースの割り当てを変更する動作の概要を示す
図である。
【符号の説明】
110…CPU、120…メモリ、130…キーボー
ド、140…ディスプレイ、150…バッテリ、160
…HDD、170…デジタル通信回線インタフェース回
路、171…リンク状態確認回路、180…消費電力モ
ード変更回路、190…モデム、200…電源制御回
路、201…ステータスレジスタ、202…制御レジス
タ、203…電源投入許可信号線、204…電源線、2
05…リンク形成信号線、210…コネクタスイッチ、
211…コネクタ接続信号線、212…送信側通信線、
213…受信側通信線、220…インタフェースバス、
300…受信信号レベル検出回路、301…受信信号検
出信号線、310…割り込み制御回路、311…システ
ムマネージメント割り込み信号線、320…スリープモ
ード遷移許可信号線、400…リセット信号保持回路、
401…リセット信号線、402…消費電力モード変更
許可信号線、403…装置リセット信号線、500…リ
ソース割り当て制御部、501及び502…I/Oアド
レス、503及び504…消費電力モード制御信号線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 晋弘 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル通信回線に接続してデータの送
    受信を行うデジタル通信回線インタフェース回路を備え
    る情報処理装置において、 前記デジタル通信回線インタフェース回路とデジタル通
    信回線とのリンク状態を確認するリンク状態確認回路
    と、前記リンク状態確認回路により確認されたデジタル
    通信回線とのリンク状態に応じてデジタル通信回線イン
    タフェース回路の消費電力モードを変更する消費電力モ
    ード変更回路とを備えることを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記デジタル通信回線インタフェース回
    路で受信される受信信号の信号レベルを検出する受信信
    号レベル検出回路を備え、前記受信信号レベル検出回路
    により特定レベルの受信信号の変化が検出されたときに
    前記リンク状態確認回路によりデジタル通信回線とのリ
    ンク状態を確認することを特徴とする請求項1に記載さ
    れた情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記消費電力モード変更回路はデジタル
    通信回線インタフェース回路のリセット信号を保持する
    リセット信号保持回路を備え、前記リセット信号保持回
    路によりデジタル通信回線インタフェース回路の消費電
    力モードを変更することを特徴とする請求項1〜請求項
    2のいずれかに記載された情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記デジタル通信回線インタフェース回
    路のリソースの割り当ての変更を行うリソース割り当て
    制御部を備え、前記消費電力モード変更回路により前記
    デジタル通信回線インタフェース回路の消費電力モード
    が変更されたときに前記リソース割り当て制御部により
    前記デジタル通信回線インタフェース回路のリソースの
    割り当てを変更することを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれか1項に記載された情報処理装置。
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