JP2005025381A - 電子機器および電力制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器の種々な使用環境に応じて細やかな電力制御を行えるようにする。
【解決手段】使用環境判定部31は、使用中の電源の種類(AC電源とバッテリ(DC電源)のいずれが使用されているか)、使用中のネットワークの種類(LANとWLANとWWANのいずれが接続・使用されているか)、GPS機能等の使用/不使用の区別や当該電子機器の位置を知得・判定する。電力制御プロファイル選択部32は、使用環境判定部31により判定された結果に基づいて、記憶媒体17に記憶されている複数の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)のうちの一つを選択する。電力制御部33は、電力制御プロファイル選択部32により選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御を行う。
【選択図】 図2
【解決手段】使用環境判定部31は、使用中の電源の種類(AC電源とバッテリ(DC電源)のいずれが使用されているか)、使用中のネットワークの種類(LANとWLANとWWANのいずれが接続・使用されているか)、GPS機能等の使用/不使用の区別や当該電子機器の位置を知得・判定する。電力制御プロファイル選択部32は、使用環境判定部31により判定された結果に基づいて、記憶媒体17に記憶されている複数の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)のうちの一つを選択する。電力制御部33は、電力制御プロファイル選択部32により選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御を行う。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力制御の対象となる複数の構成要素を有する電子機器および電力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータなどの電子機器は、小型化・軽量化が進み、職場などに置いて使用するほか、外出先などに持ち運んで使用するようなことも頻繁に行われるようになってきた。
【0003】
一般に、AC電源を使用できるときは、十分な電力の供給を受けることができるため、電子機器の機能を最大限に生かすことができる。一方、移動中の車両の中など、AC電源を使用できない状況においては、電子機器はバッテリ駆動に頼ることになる。しかしながら、バッテリに関しては、まだ長時間余裕をもって使用できる環境に達したとは言えない状況にある。そのため、携帯型の電子機器の分野では、様々な省電力技術が提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、バッテリ駆動時には省電力動作、AC電源駆動時には高性能動作を実現する技術が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−233551号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の技術によれば、ACアダプタの接続の有無に応じて、バッテリ駆動による省電力動作とAC電源駆動による高性能動作とを自動的に切り換えることができる。
【0007】
しかしながら、この文献の技術では、ACアダプタの接続の有無だけをみて、2つの動作モードを単純に切り換えているに過ぎない。例えば、バッテリ駆動時には、予め設定された単一の省電力制御しか実現することができない。このため、電子機器の種々な使用環境に応じた細やかな省電力制御を行うことができないという問題がある。
【0008】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、電子機器の種々な使用環境に応じて細やかな電力制御を行うことが可能な電子機器および電力制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子機器は、電力制御の対象となる複数の構成要素を有する電子機器であって、前記複数の構成要素に対する電力制御を個々に行うための異なる制御情報がそれぞれ定義された複数の電力制御プロファイルを記憶する記憶手段と、少なくとも使用中の電源の種類および使用中のネットワークの種類を判定する使用環境判定手段と、前記使用環境判定手段により判定された結果に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記複数の電力制御プロファイルのうちの一つを選択する電力制御プロファイル選択手段と、前記電力制御プロファイル選択手段により選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御を行う電力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る電力制御方法は、電力制御の対象となる複数の構成要素を有する電子機器に適用される電力制御方法であって、前記複数の構成要素に対する電力制御を個々に行うための異なる制御情報がそれぞれ定義された複数の電力制御プロファイルを記憶媒体に記憶しておき、少なくとも使用中の電源の種類および使用中のネットワークの種類を判定し、前記判定された結果に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている前記複数の電力制御プロファイルのうちの一つを選択し、前記選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御を行うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。
電子機器は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)であり、電力制御の対象となる複数の構成要素を有する。この電子機器は、バス1、バッテリ11、電源制御装置12、LAN(Local Area Network)制御部13、WLAN(Wireless LAN)制御部14、WWAN(Wireless Wide Area Network)制御部15、GPS(Global Positioning System)/GPRS(General Packet Radio System)及びBluetoothTM制御部16、記憶媒体17、入力装置18、表示装置19、ビデオ回路20、メモリ21、CPU22などを備えている。また、電子機器には、外部からAC電源10の電力を供給することができるようになっている。
【0013】
バス1は、電子機器を構成する各種の構成要素を接続し、要素間のデータのやり取りを媒介する。
【0014】
バッテリ11は、電子機器に内蔵のリチャージャブルな電池であり、AC電源10が電子機器に供給されている間は充電が可能である。
【0015】
電源制御装置12は、AC電源10またはバッテリ11の電力に基づき、電子機器内の各構成要素に必要な電力を供給する。
【0016】
LAN制御部13は、電子機器本体とLANとの間のインタフェースを行う。
【0017】
WLAN制御部14は、電子機器本体とWLANとの間のインタフェースを行う。
【0018】
WWAN制御部15は、電子機器本体とWWANとの間のインタフェースを行う。
【0019】
GPS/GPRS及びBluetoothTM制御部16は、GPS制御部、GPRS制御部、及びBluetooth制御部を含む。GPS制御部は、衛星と地上の制御局を利用して電子機器の位置を知得するGPS機能を有する。GPRS制御部は、汎用パケット無線システムによるGSMを中心としたパケット交換データサービスを享受して電子機器の位置を知得する機能を有する。Bluetooth制御部は、Bluetoothの仕様に基づく無線通信により電子機器の位置を知得する機能を有する。
【0020】
記憶媒体17は、例えばハードディスクドライブであり、複数の構成要素に対する電力制御を個々に行うための異なる制御情報がそれぞれ定義された複数の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)を記憶している。記憶媒体17内のデータは、必要に応じてメモリ21上にロードされる。
【0021】
入力装置18は、キーボードやマウスに相当するものであり、例えば表示装置の画面上でデータの編集・設定などを行うために使用される。
【0022】
表示装置19は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)であり、ビデオ回路20から供給されるデータに従って各種設定画面などを表示する。
【0023】
ビデオ回路20は、CPU22による制御のもとで、記憶媒体17内のデータや入力装置18を介して入力されたデータなどを表示装置へ出力する。
【0024】
メモリ21は、CPU22の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)であり、CPU22により実行されるOSや各種のアプリケーション、ドライバ、データなどを記憶する。
【0025】
CPU22は、電子機器全体の動作を司るプロセッサであり、各種のプログラムを実行したりする。
【0026】
図2は、本実施形態における電力制御を実現するための機能構成を示す図である。
【0027】
図2に示される使用環境判定部31、電力制御プロファイル選択部32、及び電力制御部33は、上記メモリ21に記憶される電力制御用のアプリケーションやユーティリティプログラムにより実現される。
【0028】
使用環境判定部31は、電源制御装置12(もしくはACアダプタ)を通じて、使用中の電源の種類(AC電源10とバッテリ(DC電源)11のいずれが使用されているか)を判定することが可能である。また、使用環境判定部31は、LAN制御部13、WLAN制御部14、およびWWAN制御部15を通じて、使用中のネットワークの種類(LANとWLANとWWANのいずれが接続・使用されているか)を判定することが可能である。また、この使用環境判定部31は、GPS/GPRS及びBluetooth制御部16を通じて、GPS機能等の使用/不使用の区別や当該電子機器の位置を知得・判定することができる。
【0029】
電力制御プロファイル選択部32は、使用環境判定部31により判定された結果に基づいて、記憶媒体17に記憶されている複数の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)のうちの一つを選択する。
【0030】
電力制御部33は、電力制御プロファイル選択部32により選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御を行う。この場合、電力制御プロファイルには、(a)CPU22のスピード、(b)表示装置19の明るさ、(c)表示装置19への電力供給を停止するするまでの待ち時間、(d)ハードディスクドライブへの電力供給を停止するまでの待ち時間、(e)システムのスタンバイを実行するまでの待ち時間、(f)システムのハイバネートを実行するまでの待ち時間、を示す制御情報がそれぞれ定義されている。
【0031】
図3は、電子機器の使用環境に応じて決定される個々の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)の違いを比較して示す図である。
【0032】
同図に示されるように、電子機器が、「LAN」、「WLAN」、「WWAN」のいずれに接続中であるか、「GPS」から得られる位置が所定範囲内であるか、AC電源とDC電源のいずれを使用中か、といった使用環境に応じて、該当する電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9のいずれか)が決まる。
【0033】
電力制御プロファイルが決まったら、その電力制御プロファイルに定義されている各種の制御情報(上述した(a)〜(f)の制御情報)にしたがって該当する電力制御が実行されることになる。
【0034】
図3の例によれば、プロファイル#1は、電子機器が屋内(事務所の机上等)においてAC電源を使用し、LANに接続中であるとき等に適用される。
【0035】
プロファイル#2は、電子機器が屋内(会議室等)でAC電源を使用し、無線LANに接続中であるとき等に適用される。
【0036】
プロファイル#3は、電子機器が屋内(客先の会議室等)でAC電源を使用し、LANや無線LANを使わずに電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0037】
プロファイル#4は、LAN接続は可能であるが、AC電源を使えない会議室等において電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0038】
プロファイル#5は、無線LAN接続は可能であるが、AC電源を使えない職場内等において電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0039】
プロファイル#6は、社外の屋内において電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0040】
プロファイル#7は、WiFiゾーンにおいて電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0041】
プロファイル#8は、電子機器が屋外で無線WANに接続中であるとき等に適用される。
【0042】
プロファイル#9は、GPSにより電子機器の位置を確定できる屋外において電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0043】
上記プロファイル#6およびプロファイル9(共に、AC電源を未使用)は、ネットワーク接続状態から特定することはできないが、GPS、GPRS、Bluetooth装置を通じて得られる位置情報により特定することができる。
【0044】
図4は、電力制御プロファイルの設定のための画面を示す図である。
【0045】
同図に示されるように、画面中には、AC電源の使用中に適用されるべきプロファイル群の設定のための設定領域41と、DC電源(バッテリ)の使用中に適用されるべきプロファイル群の設定のための設定領域42とが設けられている。
【0046】
各設定領域内に示されている個々のプロファイルは、削除したり、コピーして新たなプロファイルを作成したりすることが可能である。また、各プロファイルに定義されている個々の制御情報を編集して設定値などを変更することが可能となっている。
【0047】
次に、図5を参照して、電子機器における電力制御の全体の動作について説明する。
【0048】
入力装置18により表示装置19の画面上で各種の電力制御プロファイルが作成され、これらが記憶媒体17に予め保存される(ステップA1)。
【0049】
そして、CPU22により、メモリ21に記憶されている電力制御用のアプリケーション/ユーティリティプログラムを用いた電力制御が開始される(ステップA2)。
【0050】
まず、上記プログラム中の使用環境判定部31において、使用中の電源の種類(AC電源10とバッテリ(DC電源)11のいずれが使用されているか)、使用中のネットワークの種類(LANとWLANとWWANのいずれが接続・使用されているか)、GPS機能等の使用/不使用の区別や当該電子機器の位置、といった使用環境が判定される(ステップA3)。
【0051】
次に、電力制御プロファイル選択部32において、使用環境判定部31により判定された結果に基づいて、記憶媒体17に記憶されている複数の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)のうちの一つが選択される(ステップA4)。
【0052】
そして、電力制御部33においては、電力制御プロファイル選択部32により選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御が行われる(ステップA5)。
【0053】
この後、使用環境判定部31により、電子機器の使用環境に変化があったか否かが判定される(ステップA6)。使用環境に変化がなければ、上記ステップA5の処理を続ける。一方、使用環境に変換があった場合は、上記ステップA3〜A5の処理を繰り返す。
【0054】
次に、図6を参照して、使用環境の判定と電力制御プロファイルの選択に関する詳細な動作について説明する。
【0055】
使用環境の判定においては、まず、電子機器がLANに接続しているか否かが判定される(ステップB1)。LANに接続していれば、AC電源を使用しているか否かが判定される(ステップB2)。AC電源を使用していれば、プロファイル#1が選択される。一方、AC電源を使用していなければ(バッテリを使用していれば)、プロファイル#1が選択される。
【0056】
上記ステップB1において、LANに接続していなければ、WLANに接続しているか否かが判定される(ステップB3)。WLANに接続していれば、電子機器の位置がWiFiゾーンに該当するか否かが判定される(ステップB4)。WiFiゾーンに該当しなければ、AC電源を使用しているか否かが判定される(ステップB5)。AC電源を使用していれば、プロファイル#2が選択される。一方、AC電源を使用していなければ(バッテリを使用していれば)、プロファイル#5が選択される。また、ステップB4において、WiFiゾーンに該当すれば、プロファイル#7が選択される。
【0057】
上記ステップB3において、WLANに接続していなければ、WWANに接続しているか否かが判定される(ステップB6)。WWANに接続していれば、プロファイル#8が選択される。
【0058】
上記ステップB6において、WWANに接続していなければ、GPSにより電子機器の位置が確定されているか否かが判定される(ステップB7)。位置が確定されていれば、プロファイル#9が選択される。
【0059】
上記ステップB7において、位置が確定されていなければ、AC電源を使用しているか否かが判定される(ステップB8)。AC電源を使用していれば、プロファイル#3が選択される。一方、AC電源を使用していなければ(バッテリを使用していれば)、プロファイル#6が選択される。
【0060】
ところで、本実施形態の電子機器には、ピークシフト機能と呼ばれる電源管理機能も備わっている。このピークシフト機能は、例えばメモリ21に記憶されるアプリケーションもしくはユーティリティプログラムにより実現される。ピークシフト機能は、電力使用のピーク時間帯(特に夏季の日中13時〜16時)に入ると、自動的にAC電源からの供給を止め、それまで電力を蓄えていたバッテリを電源として動作させる電源管理機能である。このピークシフト制御に関する設定画面の例を図7に示す。
【0061】
図7に示されるように、画面中には、ピークシフト時間の設定のための領域50が設けられている。この領域50の中には、ピークシフト制御の期間を設定するための領域51と、バッテリ充電を停止する時間帯を設定するための領域52と、バッテリを稼動させる時間帯(AC電源の使用を禁止する時間帯)を設定するための領域53とが設けられる。
【0062】
上記領域51、52、及び53に設定されている値は、電子機器がAC電源を使用中か否かを判定する際に使用するように構築してもよい。例えば、前述の図6中のステップB2、ステップB5、及びステップB8の処理(AC電源を使用中か否かの判定処理)において、上記領域51、52、及び53に設定されている値を用いて判定を行うようにしてもよい。これにより、ピークシフト制御にも連動した適切な電力制御を実現することが可能となる。
【0063】
このように、本実施形態によれば、ACアダプタの接続の有無だけをみて電力制御を切り換えるのではなく、ネットワークの接続状態やGPS等による位置情報についても加味することで、電子機器を構成する個々の構成要素に対する電力制御をより細やかに行うことが可能となる。
【0064】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、電子機器の種々な使用環境に応じて細やかな電力制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図。
【図2】電力制御を実現するための機能構成を示す図。
【図3】電子機器の使用環境に応じて決定される個々の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)の違いを比較して示す図。
【図4】電力制御プロファイルの設定のための画面を示す図。
【図5】電子機器における電力制御の全体の動作を示すフローチャート。
【図6】使用環境の判定と電力制御プロファイルの選択に関する詳細な動作を示すフローチャート。
【図7】ピークシフト制御に関する設定画面の例を示す図。
【符号の説明】1…バス、10…AC電源、11…バッテリ、12…電源制御装置、13…LAN制御部、14…WLAN制御部、15…WWAN制御部、16…GPS/GPRS及びBluetooth制御部、17…記憶媒体、18…入力装置、19…表示装置、20…ビデオ回路、21…メモリ、22…CPU、31…使用環境判定部、32…電力制御プロファイル選択部、33…電力制御部、41,42…領域。
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力制御の対象となる複数の構成要素を有する電子機器および電力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルコンピュータなどの電子機器は、小型化・軽量化が進み、職場などに置いて使用するほか、外出先などに持ち運んで使用するようなことも頻繁に行われるようになってきた。
【0003】
一般に、AC電源を使用できるときは、十分な電力の供給を受けることができるため、電子機器の機能を最大限に生かすことができる。一方、移動中の車両の中など、AC電源を使用できない状況においては、電子機器はバッテリ駆動に頼ることになる。しかしながら、バッテリに関しては、まだ長時間余裕をもって使用できる環境に達したとは言えない状況にある。そのため、携帯型の電子機器の分野では、様々な省電力技術が提案されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、バッテリ駆動時には省電力動作、AC電源駆動時には高性能動作を実現する技術が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−233551号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の技術によれば、ACアダプタの接続の有無に応じて、バッテリ駆動による省電力動作とAC電源駆動による高性能動作とを自動的に切り換えることができる。
【0007】
しかしながら、この文献の技術では、ACアダプタの接続の有無だけをみて、2つの動作モードを単純に切り換えているに過ぎない。例えば、バッテリ駆動時には、予め設定された単一の省電力制御しか実現することができない。このため、電子機器の種々な使用環境に応じた細やかな省電力制御を行うことができないという問題がある。
【0008】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、電子機器の種々な使用環境に応じて細やかな電力制御を行うことが可能な電子機器および電力制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子機器は、電力制御の対象となる複数の構成要素を有する電子機器であって、前記複数の構成要素に対する電力制御を個々に行うための異なる制御情報がそれぞれ定義された複数の電力制御プロファイルを記憶する記憶手段と、少なくとも使用中の電源の種類および使用中のネットワークの種類を判定する使用環境判定手段と、前記使用環境判定手段により判定された結果に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記複数の電力制御プロファイルのうちの一つを選択する電力制御プロファイル選択手段と、前記電力制御プロファイル選択手段により選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御を行う電力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る電力制御方法は、電力制御の対象となる複数の構成要素を有する電子機器に適用される電力制御方法であって、前記複数の構成要素に対する電力制御を個々に行うための異なる制御情報がそれぞれ定義された複数の電力制御プロファイルを記憶媒体に記憶しておき、少なくとも使用中の電源の種類および使用中のネットワークの種類を判定し、前記判定された結果に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている前記複数の電力制御プロファイルのうちの一つを選択し、前記選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御を行うことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図である。
電子機器は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)であり、電力制御の対象となる複数の構成要素を有する。この電子機器は、バス1、バッテリ11、電源制御装置12、LAN(Local Area Network)制御部13、WLAN(Wireless LAN)制御部14、WWAN(Wireless Wide Area Network)制御部15、GPS(Global Positioning System)/GPRS(General Packet Radio System)及びBluetoothTM制御部16、記憶媒体17、入力装置18、表示装置19、ビデオ回路20、メモリ21、CPU22などを備えている。また、電子機器には、外部からAC電源10の電力を供給することができるようになっている。
【0013】
バス1は、電子機器を構成する各種の構成要素を接続し、要素間のデータのやり取りを媒介する。
【0014】
バッテリ11は、電子機器に内蔵のリチャージャブルな電池であり、AC電源10が電子機器に供給されている間は充電が可能である。
【0015】
電源制御装置12は、AC電源10またはバッテリ11の電力に基づき、電子機器内の各構成要素に必要な電力を供給する。
【0016】
LAN制御部13は、電子機器本体とLANとの間のインタフェースを行う。
【0017】
WLAN制御部14は、電子機器本体とWLANとの間のインタフェースを行う。
【0018】
WWAN制御部15は、電子機器本体とWWANとの間のインタフェースを行う。
【0019】
GPS/GPRS及びBluetoothTM制御部16は、GPS制御部、GPRS制御部、及びBluetooth制御部を含む。GPS制御部は、衛星と地上の制御局を利用して電子機器の位置を知得するGPS機能を有する。GPRS制御部は、汎用パケット無線システムによるGSMを中心としたパケット交換データサービスを享受して電子機器の位置を知得する機能を有する。Bluetooth制御部は、Bluetoothの仕様に基づく無線通信により電子機器の位置を知得する機能を有する。
【0020】
記憶媒体17は、例えばハードディスクドライブであり、複数の構成要素に対する電力制御を個々に行うための異なる制御情報がそれぞれ定義された複数の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)を記憶している。記憶媒体17内のデータは、必要に応じてメモリ21上にロードされる。
【0021】
入力装置18は、キーボードやマウスに相当するものであり、例えば表示装置の画面上でデータの編集・設定などを行うために使用される。
【0022】
表示装置19は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)であり、ビデオ回路20から供給されるデータに従って各種設定画面などを表示する。
【0023】
ビデオ回路20は、CPU22による制御のもとで、記憶媒体17内のデータや入力装置18を介して入力されたデータなどを表示装置へ出力する。
【0024】
メモリ21は、CPU22の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)であり、CPU22により実行されるOSや各種のアプリケーション、ドライバ、データなどを記憶する。
【0025】
CPU22は、電子機器全体の動作を司るプロセッサであり、各種のプログラムを実行したりする。
【0026】
図2は、本実施形態における電力制御を実現するための機能構成を示す図である。
【0027】
図2に示される使用環境判定部31、電力制御プロファイル選択部32、及び電力制御部33は、上記メモリ21に記憶される電力制御用のアプリケーションやユーティリティプログラムにより実現される。
【0028】
使用環境判定部31は、電源制御装置12(もしくはACアダプタ)を通じて、使用中の電源の種類(AC電源10とバッテリ(DC電源)11のいずれが使用されているか)を判定することが可能である。また、使用環境判定部31は、LAN制御部13、WLAN制御部14、およびWWAN制御部15を通じて、使用中のネットワークの種類(LANとWLANとWWANのいずれが接続・使用されているか)を判定することが可能である。また、この使用環境判定部31は、GPS/GPRS及びBluetooth制御部16を通じて、GPS機能等の使用/不使用の区別や当該電子機器の位置を知得・判定することができる。
【0029】
電力制御プロファイル選択部32は、使用環境判定部31により判定された結果に基づいて、記憶媒体17に記憶されている複数の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)のうちの一つを選択する。
【0030】
電力制御部33は、電力制御プロファイル選択部32により選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御を行う。この場合、電力制御プロファイルには、(a)CPU22のスピード、(b)表示装置19の明るさ、(c)表示装置19への電力供給を停止するするまでの待ち時間、(d)ハードディスクドライブへの電力供給を停止するまでの待ち時間、(e)システムのスタンバイを実行するまでの待ち時間、(f)システムのハイバネートを実行するまでの待ち時間、を示す制御情報がそれぞれ定義されている。
【0031】
図3は、電子機器の使用環境に応じて決定される個々の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)の違いを比較して示す図である。
【0032】
同図に示されるように、電子機器が、「LAN」、「WLAN」、「WWAN」のいずれに接続中であるか、「GPS」から得られる位置が所定範囲内であるか、AC電源とDC電源のいずれを使用中か、といった使用環境に応じて、該当する電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9のいずれか)が決まる。
【0033】
電力制御プロファイルが決まったら、その電力制御プロファイルに定義されている各種の制御情報(上述した(a)〜(f)の制御情報)にしたがって該当する電力制御が実行されることになる。
【0034】
図3の例によれば、プロファイル#1は、電子機器が屋内(事務所の机上等)においてAC電源を使用し、LANに接続中であるとき等に適用される。
【0035】
プロファイル#2は、電子機器が屋内(会議室等)でAC電源を使用し、無線LANに接続中であるとき等に適用される。
【0036】
プロファイル#3は、電子機器が屋内(客先の会議室等)でAC電源を使用し、LANや無線LANを使わずに電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0037】
プロファイル#4は、LAN接続は可能であるが、AC電源を使えない会議室等において電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0038】
プロファイル#5は、無線LAN接続は可能であるが、AC電源を使えない職場内等において電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0039】
プロファイル#6は、社外の屋内において電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0040】
プロファイル#7は、WiFiゾーンにおいて電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0041】
プロファイル#8は、電子機器が屋外で無線WANに接続中であるとき等に適用される。
【0042】
プロファイル#9は、GPSにより電子機器の位置を確定できる屋外において電子機器を使用しているとき等に適用される。
【0043】
上記プロファイル#6およびプロファイル9(共に、AC電源を未使用)は、ネットワーク接続状態から特定することはできないが、GPS、GPRS、Bluetooth装置を通じて得られる位置情報により特定することができる。
【0044】
図4は、電力制御プロファイルの設定のための画面を示す図である。
【0045】
同図に示されるように、画面中には、AC電源の使用中に適用されるべきプロファイル群の設定のための設定領域41と、DC電源(バッテリ)の使用中に適用されるべきプロファイル群の設定のための設定領域42とが設けられている。
【0046】
各設定領域内に示されている個々のプロファイルは、削除したり、コピーして新たなプロファイルを作成したりすることが可能である。また、各プロファイルに定義されている個々の制御情報を編集して設定値などを変更することが可能となっている。
【0047】
次に、図5を参照して、電子機器における電力制御の全体の動作について説明する。
【0048】
入力装置18により表示装置19の画面上で各種の電力制御プロファイルが作成され、これらが記憶媒体17に予め保存される(ステップA1)。
【0049】
そして、CPU22により、メモリ21に記憶されている電力制御用のアプリケーション/ユーティリティプログラムを用いた電力制御が開始される(ステップA2)。
【0050】
まず、上記プログラム中の使用環境判定部31において、使用中の電源の種類(AC電源10とバッテリ(DC電源)11のいずれが使用されているか)、使用中のネットワークの種類(LANとWLANとWWANのいずれが接続・使用されているか)、GPS機能等の使用/不使用の区別や当該電子機器の位置、といった使用環境が判定される(ステップA3)。
【0051】
次に、電力制御プロファイル選択部32において、使用環境判定部31により判定された結果に基づいて、記憶媒体17に記憶されている複数の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)のうちの一つが選択される(ステップA4)。
【0052】
そして、電力制御部33においては、電力制御プロファイル選択部32により選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御が行われる(ステップA5)。
【0053】
この後、使用環境判定部31により、電子機器の使用環境に変化があったか否かが判定される(ステップA6)。使用環境に変化がなければ、上記ステップA5の処理を続ける。一方、使用環境に変換があった場合は、上記ステップA3〜A5の処理を繰り返す。
【0054】
次に、図6を参照して、使用環境の判定と電力制御プロファイルの選択に関する詳細な動作について説明する。
【0055】
使用環境の判定においては、まず、電子機器がLANに接続しているか否かが判定される(ステップB1)。LANに接続していれば、AC電源を使用しているか否かが判定される(ステップB2)。AC電源を使用していれば、プロファイル#1が選択される。一方、AC電源を使用していなければ(バッテリを使用していれば)、プロファイル#1が選択される。
【0056】
上記ステップB1において、LANに接続していなければ、WLANに接続しているか否かが判定される(ステップB3)。WLANに接続していれば、電子機器の位置がWiFiゾーンに該当するか否かが判定される(ステップB4)。WiFiゾーンに該当しなければ、AC電源を使用しているか否かが判定される(ステップB5)。AC電源を使用していれば、プロファイル#2が選択される。一方、AC電源を使用していなければ(バッテリを使用していれば)、プロファイル#5が選択される。また、ステップB4において、WiFiゾーンに該当すれば、プロファイル#7が選択される。
【0057】
上記ステップB3において、WLANに接続していなければ、WWANに接続しているか否かが判定される(ステップB6)。WWANに接続していれば、プロファイル#8が選択される。
【0058】
上記ステップB6において、WWANに接続していなければ、GPSにより電子機器の位置が確定されているか否かが判定される(ステップB7)。位置が確定されていれば、プロファイル#9が選択される。
【0059】
上記ステップB7において、位置が確定されていなければ、AC電源を使用しているか否かが判定される(ステップB8)。AC電源を使用していれば、プロファイル#3が選択される。一方、AC電源を使用していなければ(バッテリを使用していれば)、プロファイル#6が選択される。
【0060】
ところで、本実施形態の電子機器には、ピークシフト機能と呼ばれる電源管理機能も備わっている。このピークシフト機能は、例えばメモリ21に記憶されるアプリケーションもしくはユーティリティプログラムにより実現される。ピークシフト機能は、電力使用のピーク時間帯(特に夏季の日中13時〜16時)に入ると、自動的にAC電源からの供給を止め、それまで電力を蓄えていたバッテリを電源として動作させる電源管理機能である。このピークシフト制御に関する設定画面の例を図7に示す。
【0061】
図7に示されるように、画面中には、ピークシフト時間の設定のための領域50が設けられている。この領域50の中には、ピークシフト制御の期間を設定するための領域51と、バッテリ充電を停止する時間帯を設定するための領域52と、バッテリを稼動させる時間帯(AC電源の使用を禁止する時間帯)を設定するための領域53とが設けられる。
【0062】
上記領域51、52、及び53に設定されている値は、電子機器がAC電源を使用中か否かを判定する際に使用するように構築してもよい。例えば、前述の図6中のステップB2、ステップB5、及びステップB8の処理(AC電源を使用中か否かの判定処理)において、上記領域51、52、及び53に設定されている値を用いて判定を行うようにしてもよい。これにより、ピークシフト制御にも連動した適切な電力制御を実現することが可能となる。
【0063】
このように、本実施形態によれば、ACアダプタの接続の有無だけをみて電力制御を切り換えるのではなく、ネットワークの接続状態やGPS等による位置情報についても加味することで、電子機器を構成する個々の構成要素に対する電力制御をより細やかに行うことが可能となる。
【0064】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、電子機器の種々な使用環境に応じて細やかな電力制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子機器の構成を示すブロック図。
【図2】電力制御を実現するための機能構成を示す図。
【図3】電子機器の使用環境に応じて決定される個々の電力制御プロファイル(プロファイル#1〜#9)の違いを比較して示す図。
【図4】電力制御プロファイルの設定のための画面を示す図。
【図5】電子機器における電力制御の全体の動作を示すフローチャート。
【図6】使用環境の判定と電力制御プロファイルの選択に関する詳細な動作を示すフローチャート。
【図7】ピークシフト制御に関する設定画面の例を示す図。
【符号の説明】1…バス、10…AC電源、11…バッテリ、12…電源制御装置、13…LAN制御部、14…WLAN制御部、15…WWAN制御部、16…GPS/GPRS及びBluetooth制御部、17…記憶媒体、18…入力装置、19…表示装置、20…ビデオ回路、21…メモリ、22…CPU、31…使用環境判定部、32…電力制御プロファイル選択部、33…電力制御部、41,42…領域。
Claims (13)
- 電力制御の対象となる複数の構成要素を有する電子機器であって、
前記複数の構成要素に対する電力制御を個々に行うための異なる制御情報がそれぞれ定義された複数の電力制御プロファイルを記憶する記憶手段と、
少なくとも使用中の電源の種類および使用中のネットワークの種類を判定する使用環境判定手段と、
前記使用環境判定手段により判定された結果に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記複数の電力制御プロファイルのうちの一つを選択する電力制御プロファイル選択手段と、
前記電力制御プロファイル選択手段により選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御を行う電力制御手段と
を具備することを特徴とする電子機器。 - 前記使用環境判定手段は、使用中のネットワークの種類がLAN、WLAN、およびWWANのうちのいずれであるかを判定することが可能であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 当該電子機器の位置を知得する位置知得手段を更に具備し、
前記使用環境判定手段は、前記位置知得手段により知得された位置を用いて前記判定を行うことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記使用環境判定手段は、GPS、GPRS、およびBluetooth装置のうちの少なくとも一つを用いて前記位置を知得することを特徴とする請求項3記載の電子機器。
- 前記複数の電力制御プロファイルに定義されている制御情報には、少なくともプロセッサを制御するための制御情報、表示装置を制御するための制御情報、及びハードディスクドライブを制御するための制御情報が含まれていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 前記複数の電力制御プロファイルに定義されている制御情報には、少なくともシステムのスタンバイを実行するまでの待ち時間を制御するための制御情報、およびシステムのハイバネートを実行するまでの待ち時間を制御するための制御情報が含まれていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 電力制御の対象となる複数の構成要素を有する電子機器に適用される電力制御方法であって、
前記複数の構成要素に対する電力制御を個々に行うための異なる制御情報がそれぞれ定義された複数の電力制御プロファイルを記憶媒体に記憶しておき、
少なくとも使用中の電源の種類および使用中のネットワークの種類を判定し、
前記判定された結果に基づいて、前記記憶媒体に記憶されている前記複数の電力制御プロファイルのうちの一つを選択し、
前記選択された電力制御プロファイルに定義された制御情報に基づく電力制御を行うことを特徴とする電力制御方法。 - 当該電子機器の位置を知得し、
前記知得された位置を用いて前記判定を行うことを特徴とする請求項7記載の電力制御方法。 - GPS、GPRS、およびBluetooth装置のうちの少なくとも一つを用いて前記位置を知得することを特徴とする請求項8記載の電力制御方法。
- 前記複数の電力制御プロファイルに定義されている制御情報には、少なくともプロセッサを制御するための制御情報、表示装置を制御するための制御情報、及びハードディスクドライブを制御するための制御情報が含まれていることを特徴とする請求項7記載の電力制御方法。
- 前記複数の電力制御プロファイルに定義されている制御情報には、少なくともシステムのスタンバイを実行するまでの待ち時間を制御するための制御情報、およびシステムのハイバネートを実行するまでの待ち時間を制御するための制御情報が含まれていることを特徴とする請求項7記載の電力制御方法。
- 前記記憶媒体に記憶されている前記複数の電力制御プロファイルにおける制御情報は、設定画面を通じて個々に編集可能であることを特徴とする請求項7記載の電力制御方法。
- 時間帯に応じてAC電源の使用を禁止することを示す設定情報に基づいて前記使用中の電源の種類を判定することを特徴とする請求項7記載の電力制御方法。
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