JPH10136005A - ネットワーク通信システム - Google Patents

ネットワーク通信システム

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JPH10136005A
JPH10136005A JP8299857A JP29985796A JPH10136005A JP H10136005 A JPH10136005 A JP H10136005A JP 8299857 A JP8299857 A JP 8299857A JP 29985796 A JP29985796 A JP 29985796A JP H10136005 A JPH10136005 A JP H10136005A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上の端末装置が、当該端末装置
の通信インターフェースに接続されたモデム装置を制御
してデータ送信を行うためのデータ通信手段を利用し
て、当該ネットワーク経由のデータ送信を行うことがで
きるデータ通信システムを提供すること。 【解決手段】 送信元の端末装置は、データ通信手段か
ら通信インターフェースに対して発行されるモデム制御
命令及び出力される送信データを、ネットワークインタ
ーフェースを介してネットワーク上の特定の通信端末装
置に振り向ける一方、前記ネットワークインターフェー
スを介して通知される、前記モデム制御命令に対する前
記特定の通信端末装置からの応答メッセージを前記デー
タ通信手段に通知するリダイレクト手段を備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上の
送信元の端末装置から送信データを当該ネットワークを
経由して当該ネットワーク上のモデム装置を備えた特定
の通信端末装置に対して転送し、当該通信端末装置が当
該転送された送信データを前記自装置のモデム装置を使
用して通信回線を介して送信先端末装置に送信するネッ
トワーク通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LAN(ローカルエリアネットワ
ーク)等のネットワーク上の、パソコンや、ワークステ
ーション等の送信元の端末装置から前記ネットワーク経
由でファックスデータ等のデータを送信する場合、前記
ネットワーク上に存在する、モデム装置を接続または内
臓することにより備えている特定の通信端末装置に対し
て、前記ファックスデータ等の送信データを、その送信
データの送信先端末装置を特定するための送信先電話番
号等を付加したファイルとして、前記ネットワーク経由
で転送し、転送を受けた前記モデム装置を備えた特定の
通信端末装置が、転送されたファイルを一時メモリやハ
ードディスク装置等の蓄積装置に格納して、格納終了
後、自装置が備えるモデム装置を制御して、通信回線を
介して送信先端末装置に送信するという技術が一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のように、前記ネットワーク上の送信元端末装置
からファックスデータ等の送信データを送信先電話番号
等の情報を付加したファイルとして、前記ネットワーク
上に存在する、モデム装置を備えた特定の通信端末装置
に、前記ネットワーク経由で転送する方法では、前記送
信元端末装置上で稼動するデータ通信アプリケーション
は、前記ネットワーク経由のデータ通信に対応したもの
でなくてはならない。
【0004】一方、近年普及がめざましいパーソナルコ
ンピュータ(パソコン)等のコンピュータ装置は、標準
装備されたRS−232Cインターフェース等の通信イ
ンターフェースを備え、その通信インターフェースに接
続したデータモデム装置、または、ファックスモデム装
置、あるいは、データ/ファックスモデム装置等を、フ
ァクシミリ通信アプリケーション等のデータ通信手段に
よって制御することで、データ通信を行うのが一般的で
ある。
【0005】したがって、標準装備されたRS−232
Cインターフェース等の、低コストな通信インターフェ
ースを備え、その通信インターフェースに接続されるモ
デム装置を制御するデータ通信アプリケーションを、前
記送信元の端末装置が備えていたとしても、前記ネット
ワーク経由のデータ送信を行う場合には、LANインタ
ーフェース等のネットワークインターフェースを新たに
装備したり、前記ネットワーク経由のデータ送信に対応
したデータ通信アプリケーションを新たにインストール
する必要があり、また、前記送信元の端末装置のユーザ
は、通信インターフェースに接続されるモデム装置を制
御するデータ通信アプリケーションとは操作性が異なる
前記ネットワーク経由のデータ送信に対応したデータ通
信アプリケーションを操作しなければならず、操作性が
よくないという問題点が有った。
【0006】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、ネットワーク上の端末装置が、当該端末装置の通
信インターフェースに接続されたモデム装置を制御して
データ送信を行うためのデータ通信手段を利用して、当
該ネットワーク経由のデータ送信を行うことができるデ
ータ通信システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のデータ通信システムは、ネットワー
ク上の送信元の端末装置から送信データを当該ネットワ
ークを経由して当該ネットワーク上のモデム装置を備え
た特定の通信端末装置に対して転送し、当該通信端末装
置が当該転送された送信データを前記自装置のモデム装
置を使用して通信回線を介して送信先端末装置に送信す
るネットワーク通信システムにおいて、前記送信元の端
末装置は、モデム装置が接続可能な通信インターフェー
スと、その通信インターフェースに接続されたモデム装
置を制御してデータ通信を行うデータ通信手段と、前記
ネットワークと接続されるネットワークインターフェー
スと、前記データ通信手段から前記通信インターフェー
スに対して発行されるモデム制御命令及び出力される送
信データを、前記ネットワークインターフェースを介し
て前記ネットワーク上の特定の通信端末装置に振り向け
る一方、前記ネットワークインターフェースを介して通
知される、前記モデム制御命令に対する当該特定の通信
端末装置からの応答メッセージを前記データ通信手段に
通知するリダイレクト手段とを備える一方、前記特定の
通信端末装置は、前記ネットワークと接続されるネット
ワークインターフェースと、前記送信元の端末装置のデ
ータ通信手段から発行または出力され前記リダイレクト
手段により前記ネットワーク経由で転送されてくるモデ
ム制御命令及び送信データを、前記自装置が備えるモデ
ム装置に対して発行または出力する一方、前記自装置が
備えるモデム装置から受信する、前記送信元の端末装置
からのモデム制御命令に対する応答メッセージを前記ネ
ットワークインターフェースを介して前記送信元の端末
装置に通知するモデム装置制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0008】請求項2記載のデータ通信システムは、ネ
ットワーク上の送信元の端末装置から送信データを当該
ネットワークを経由して当該ネットワーク上のモデム装
置を備えた特定の通信端末装置に対して転送し、当該通
信端末装置が当該転送された送信データを前記自装置の
モデム装置を使用して通信回線を介して送信先端末装置
に送信するネットワーク通信システムにおいて、前記送
信元の端末装置は、モデム装置が接続可能な通信インタ
ーフェースと、その通信インターフェースに接続された
モデム装置を制御してデータ通信を行うデータ通信手段
と、前記ネットワークと接続されるネットワークインタ
ーフェースと、前記データ通信手段から前記通信インタ
ーフェースに対して発行されるモデム制御命令及び出力
される送信データを、前記ネットワークインターフェー
スを介して前記ネットワーク上の特定の通信端末装置に
振り向ける一方、前記ネットワークインターフェースを
介して通知される、前記モデム制御命令に対する当該特
定の通信端末装置からの応答メッセージを前記データ通
信手段に通知するリダイレクト手段とを備える一方、前
記特定の通信端末装置は、前記ネットワークと接続され
るネットワークインターフェースと、前記送信元の端末
装置のデータ通信手段から発行または出力され前記リダ
イレクト手段により前記ネットワーク経由で転送されて
くるモデム制御命令及び送信データを受信し、当該モデ
ム制御命令に対しては擬似の応答メッセージを前記ネッ
トワークインターフェースを介して前記送信元の端末装
置に通知しつつ、当該受信した送信データを、前記擬似
応答したモデム制御命令から得られる送信データ情報と
共に仮受信して蓄積装置に格納し、仮受信完了後、その
蓄積装置に格納した送信データを、前記送信データ情報
に基づいて前記自装置が備えるモデム装置を制御して通
信回線を介して送信先端末装置に送信するモデム装置模
擬手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載のデータ通信システムは、ネ
ットワーク上の送信元の端末装置から送信データを当該
ネットワークを経由して当該ネットワーク上のモデム装
置を備えた特定の通信端末装置に対して転送し、当該通
信端末装置が当該転送された送信データを前記自装置の
モデム装置を使用して通信回線を介して送信先端末装置
に送信するネットワーク通信システムにおいて、前記送
信元の端末装置は、モデム装置が接続可能な通信インタ
ーフェースと、その通信インターフェースに接続された
モデム装置を制御してデータ通信を行うデータ通信手段
と、前記ネットワークと接続されるネットワークインタ
ーフェースと、前記データ通信手段から前記通信インタ
ーフェースに対して発行されるモデム制御命令及び出力
される送信データを、前記ネットワークインターフェー
スを介して前記ネットワーク上の特定の通信端末装置に
振り向ける一方、前記ネットワークインターフェースを
介して通知される、前記モデム制御命令に対する当該特
定の通信端末装置からの応答メッセージを前記データ通
信手段に通知するリダイレクト手段とを備える一方、前
記特定の通信端末装置は、前記ネットワークと接続され
るネットワークインターフェースと、前記自装置が備え
るモデム装置がビシー状態でない場合は、前記送信元の
端末装置のデータ通信手段から発行または出力され前記
リダイレクト手段により前記ネットワーク経由で転送さ
れてくるモデム制御命令及び送信データを、前記自装置
が備えるモデム装置に対して発行または出力する一方、
前記自装置が備えるモデム装置から受信する、前記送信
元の端末装置からのモデム制御命令に対する応答メッセ
ージを前記ネットワークインターフェースを介して前記
送信元の端末装置に通知し、前記自装置が備えるモデム
装置がビシー状態である場合は、前記送信元の端末装置
のデータ通信手段から発行または出力され前記リダイレ
クト手段により前記ネットワーク経由で転送されてくる
モデム制御命令及び送信データを受信し、当該モデム制
御命令に対しては擬似の応答メッセージを前記ネットワ
ークインターフェースを介して前記送信元の端末装置に
通知しつつ、当該受信した送信データを、前記擬似応答
したモデム制御命令から得られる送信データ情報と共に
仮受信して蓄積装置に格納し、仮受信完了後、その蓄積
装置に格納した送信データを、前記送信データ情報に基
づいて前記自装置が備えるモデム装置を制御して通信回
線を介して送信先端末装置に送信するモデム装置制御/
模擬手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項4記載のデータ通信システムは、請
求項1、2または3のいずれかの記載のデータ通信シス
テムにおいて、前記特定の通信端末装置は、前記送信元
の端末装置の送信元識別情報とメールアドレスとの対応
テーブルと、前記送信元の端末装置から転送された送信
データの送信先端末装置への送信の完了時に、当該送信
の結果を内容として含む電子メールを作成し、前記ネッ
トワークインターフェースを介して前記送信元端末装置
から転送されるモデム制御命令から得られる送信元識別
情報を前記対応テーブルと照合して得た、当該送信元識
別情報と対応するメールアドレスに送信する送信結果メ
ール送信手段とを更に備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施形態】以下、添付図面を参照しながら本発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】先ず、図1は、本発明の実施形態に係るネ
ットワーク通信システムのブロック構成を示している。
【0013】同図において、コンピュータ端末1及び2
は、それぞれ同一構成のパーソナルコンピュータであ
り、それぞれLAN−I/F1a及び2aにより、イー
サネット等のローカルエリアネットワーク(LAN)6
に接続されている。なおコンピュータ端末1及び2は、
LAN6上のコンピュータ端末を代表的に示したもので
あり、図示していないが、それらと同一構成のコンピュ
ータ端末がLAN6に多数接続されているものとする。
【0014】メールサーバ3は、蓄積装置3bを備え、
LAN6上の端末間の電子メールのやりとりを制御する
ものであり、LAN−I/F3aにより、LAN6に接
続されている。
【0015】ネットワークファックス4及び5は、それ
ぞれ、PSTN等の一般の通信回線に接続されるモデム
装置4b、5bを備え、自装置が備えるスキャナにより
読み取ったファックスデータを送信する単独のファクシ
ミリ装置として動作する他、それぞれLAN−I/F4
a、5aによりLAN6に接続されて、コンピュータ端
末1や2等からLAN6経由で転送されてくるファック
スデータを送信するネットワークファックスとして動作
するものである。本実施の形態ではモデム装置4b、5
bに接続される通信回線は、PSTNであり、ネットワ
ークファックス4及び5は、G3ファクシミリであると
する。また、ネットワークファックス4及び5は、ファ
クシミリデータやその他のデータを格納するための蓄積
装置4c及び5cをそれぞれ備えている。
【0016】図2は、コンピュータ端末1の本発明と直
接関係する部分のブロック構成を示している。なお、コ
ンピュータ端末2も端末1と同一のブロック構成であ
る。
【0017】図2において、LAN−I/F1aは、前
述したように、コンピュータ端末1をLAN6接続する
ためのインターフェースであり、通信I/F1bは、コ
ンピュータ端末1が備えるRS−232Cインターフェ
ース等の通信インターフェースである。この通信I/F
1bには、いわゆるClass1やClass2のAT
コマンド等のモデム制御命令に対応したファックスモデ
ム機能を備えたモデム装置7が接続可能である。ファク
シミリ通信手段1dは、通信I/F1bに接続されたモ
デム装置7に対してモデム制御命令発行する一方、その
モデム制御命令に対するモデム装置7からの応答メッセ
ージを受信することで、通信回線を介して送信先/送信
元端末装置との間でファックスデータの送受信処理を行
うものである。このファクシミリ通信手段1dは、パー
ソナルコンピュータとして所定のオペレーティングシス
テムに基づいて動作するコンピュータ端末1が、パーソ
ナルコンピュータとして備えるハードディスク装置に格
納されたファクシミリ通信アプリケーションをRAMに
展開し、そのRAMに展開されたプログラムに基づいて
MPUが動作することにより実現されるものである。も
ちろん、このファクシミリ通信手段1dは、専用の電子
回路で構成可能であることはいうまでもない。
【0018】以上のコンピュータ端末1の構成は、既に
知られたものであるが、本実施の形態では、さらにリダ
イレクト手段1cを備えている。このリダイレクト手段
1cは、ファクシミリ通信手段1dが、通信I/F1b
に接続されているであろうモデム装置7に対して発行す
るモデム制御命令やファックスデータをパケットとし
て、LANI/F1aを介し、LAN6を経由して所定
のネットワークファックス(本実施の形態ではネットワ
ークファックス4であるものとする)に振り向ける。ま
た、リダイレクト手段1cは、ファクシミリ通信手段1
dから発行されたモデム制御命令に対する前記所定のネ
ットワークファックス4からの応答メッセージをファク
シミリ通信手段1dに通知するためのものである。この
リダイレクト手段1cは、パーソナルコンピュータとし
て所定のオペレーティングシステムに基づいて動作する
コンピュータ端末1が、パーソナルコンピュータとして
備えるハードディスク装置に格納されたドライバソフト
ウェアをRAMに展開して常駐させ、そのRAMに展開
されたドライバソフトウェアに基づいてMPUが動作す
ることにより実現されるものである。もちろん、このリ
ダイレクト手段1cは、専用の電子回路で構成可能であ
ることはいうまでもない。なおリダイレクト手段1cの
動作については、後述する。
【0019】図3は、ネットワークファックス4のブロ
ック構成を示している。なお、ネットワークファックス
5もネットワークファックス4と同一のブロック構成で
ある。
【0020】図3において、LAN−I/F4aは、前
述したように、ネットワークファックス4をLAN6接
続するためのインターフェースである。モデム装置4b
は、いわゆるClass1やClass2のATコマン
ド等のモデム制御命令に対応したファックスモデム機能
を備えたモデム装置である。装置各部を制御するマイク
ロコンピュータであるシステム制御部4dは、モデム装
置4bに対してモデム制御命令発行する一方、そのモデ
ム制御命令に対するモデム装置4bからの応答メッセー
ジを受信することで、通信回線を介して送信先/送信元
端末装置との間でファックスデータの送受信処理を行う
ものである。送信すべきファックスデータは、蓄積装置
4cに格納されているが、その格納されるファックスデ
ータとしては、LAN−I/F4aを介し、LAN6を
経由してコンピュータ端末1等からの転送されるもの
と、自装置が備えるスキャナー4gで原稿画像を読み取
って得たものとがあるが、送信すべきファックスデータ
としては、区別なく扱われる。プロッタ4hは、受信し
たファックスデータを出力するものである。RAM4f
は、システム制御部4dの作業領域となるものであり、
一時的なデータが格納される。ROM4eは、システム
制御部4dの動作手順のプログラムが書き込まれたもの
であり、システム制御部4dは、このROM4eに書き
込まれた手順にしたがって装置各部を制御する。
【0021】次に以上のように構成されるネットワーク
通信システムにおいて、コンピュータ端末から転送され
たファックスデータをネットワークファックスが受信し
て通信回線を介して送信先端末装置に送信する場合の手
順について、第1ないし第4実施形態に分けて説明す
る。
【0022】先ず、第1実施形態に係るファックスデー
タ送信手順について、図4、図5及び図6を参照して説
明する。なお、それらの図において、各処理または判断
に付される符号の先頭にTが付く処理または判断は、コ
ンピュータ端末1側の処理であり、Fが付く処理または
判断は、ネットワークファックス4側の処理であること
を示している。
【0023】それらの図において、コンピュータ端末1
側のファクシミリ通信手段1dによりファックス送信処
理が開始されると、そのファクシミリ通信手段1dから
は、通信I/F1bに対して、それに接続されているば
すのモデム装置7に対するモデム制御命令が発行された
り、送信すべきファックスデータが出力されたりする
が、それらのモデム制御命令や、送信すべきファックス
データは、リダイレクト手段1cにより受信されて処理
される。
【0024】すなわち、リダイレクト手段1cは、ファ
クシミリ通信手段1dからの最初のモデム制御命令の受
信を監視する(判断T101のNoループ)。そして、
最初のモデム制御命令を受信すると(判断T101のY
es)、受信したモデム制御命令を送信データとし、ネ
ットワークファックス4のアドレスを宛先アドレスし、
コンピュータ端末1のアドレスを送信元アドレスとする
パケットをLAN6を経由してネットワークファックス
4に転送する(処理T102)。
【0025】一方、ネットワークファックス4のシステ
ム制御部4dは、LAN−I/F4aを介して特定のコ
ンピュータ端末からのモデム制御命令の受信を監視する
(判断F101のNoループ)。処理T102に対応し
て、パケット中の送信データとして最初のモデム制御命
令を受信すると(判断F101のYes)、そのパケッ
ト中の送信元アドレスにより、前記特定のコンピュータ
端末が、コンピュータ端末1であることがわかる。これ
により、ネットワークファックス4のシステム制御部4
dは、コンピュータ端末1が、自装置を用いてファック
スデータの送信をしたいことを知り、以降仮想的な回線
がLAN6を経由してネットワークファックス4とコン
ピュータ端末1との間に確立される(処理T103、F
102)。また、システム制御部4dは、受信した最初
のモデム制御命令をモデム装置4bに対して発行する
(処理F103)。モデム装置4bからみれば、その発
行されたモデム制御命令が、システム制御部4dから直
接発行されたものか、または、コンピュータ端末1から
の転送されてシステム制御部4dから間接的に発行され
たものかの区別はつかない。
【0026】このように仮想回線が確立された後、コン
ピュータ端末1のリダイレクト手段1cは、ファクシミ
リ通信手段1dからモデム制御命令を受信するか、ファ
ックスデータを受信するか、あるいは、モデム制御命令
の1つである「回線切断」命令を受信するかを監視する
(判断T104のNo、判断T106のNo、判断T1
08のNoループ)。一方、ネットワークファックス4
のシステム制御部4dは、LAN6を経由してコンピュ
ータ端末1からモデム制御命令を受信するか、ファック
スデータを受信するか、あるいは、モデム制御命令の1
つである「回線切断」命令を受信するかを監視する(判
断F104のNo、判断F106のNo、判断F108
のNoループ)。
【0027】リダイレクト手段1cがファクシミリ通信
手段1dからモデム制御命令を受信すると(判断T10
4のYes)、その受信したモデム制御命令をネットワ
ークファックス4に転送する(処理T105)。ネット
ワークファックス4においては、それに対応して判断F
104がYesとなり、LAN6を経由して受信したモ
デム制御命令をモデム装置4bに対して発行する(処理
F105)。
【0028】リダイレクト手段1cがファクシミリ通信
手段1dからファックスデータを受信すると(判断T1
06のYes)、その受信したファックスデータをネッ
トワークファックス4に転送する(処理T107)。ネ
ットワークファックス4においては、それに対応して判
断F106がYesとなり、LAN6を経由して受信し
たファックスデータをモデム装置4bに対して出力する
(処理F107)。
【0029】リダイレクト手段1cがファクシミリ通信
手段1dから「回線切断」命令を受信すると(判断T1
08のYes)、その受信した「回線切断」命令をネッ
トワークファックス4に転送する(処理T109)。ネ
ットワークファックス4においては、それに対応して判
断F108がYesとなり、LAN6を経由して受信し
た「回線切断」命令をモデム装置4bに対して発行する
(処理F109)。
【0030】以上の処理により、コンピュータ端末1の
ファクシミリ通信手段1dから発行されたモデム制御命
令やファックスデータは、LAN6を経由し、システム
制御部4dにより中継されてネットワークファックス4
のモデム装置4bに発行または出力される。したがっ
て、ファクシミリ通信手段1dから発行されたモデム制
御命令により、モデム装置4bは、送信先端末装置への
発呼や、伝送前/後手順等の伝送制御手順を実行し、フ
ァックスデータを送信し、送信が完了すると「回線切断
命令」により、相手先端末装置との回線を切断しファク
シミリ送信が終了する。
【0031】また、システム制御部4dとしては、コン
ピュータ端末1から「回線切断命令」を受信した後は、
今回のファックスデータ送信に関してのモデム制御命令
の受信が完了するため、コンピュータ端末1との間にL
AN6を経由して確立された仮想回線を切断し(処理F
110)、それに対応してコンピュータ端末1も仮想回
線を切断して(処理T110)、すべての処理を終了す
る。
【0032】なお、以上の処理において、モデム装置4
bは、発行されたモデム制御命令に対して、発行された
モデム制御命令の実行が完了した旨等の応答メッセージ
を出力するが、モデム装置4bに対して発行されたモデ
ム制御命令は、コンピュータ端末1のファクシミリ通信
手段1dから発行されたものであるため、それに対応す
るモデム装置4bからの応答メッセージは、ファクシミ
リ通信手段1dに転送される必要が有り、そのために、
図6に示す応答メッセージ転送処理が、図4及び図5に
示す処理と並行して行われる。
【0033】つまり、図6において、ネットワークファ
ックス4のシステム制御部4dは、モデム装置4bから
の応答メッセージの受信を監視し(判断F201のNo
ループ)、応答メッセージを受信した場合(判断201
のYes)は、その受信した応答メッセージを送信デー
タとし、宛先アドレスをコンピュータ端末1のアドレス
とし、送信元アドレスを自装置のアドレスとしたパケッ
トをLAN−I/F4aを介してLAN6を経由してコ
ンピュータ端末1に転送する。
【0034】一方、コンピュータ端末1のリダイレクト
手段1cは、LAN6を経由し、LAN−I/F1aを
介しての応答メッセージのパケットの受信を監視する
(判断T201のNoループ)。応答メッセージを受信
すると(判断T201のYes)、その受信した応答メ
ッセージをファクシミリ通信手段1dに通知して(処理
T202)、判断T201に戻る。
【0035】これにより、モデム装置4bが出力する応
答メッセージは、ファクシミリ通信手段1に転送され
る。
【0036】このように、第1実施形態に係るファック
スデータ送信処理によれば、コンピュータ端末1のファ
クシミリ通信手段1dから見れば、モデム制御命令やフ
ァクシミリデータは、通信I/F1bに接続されている
はずのモデム装置7に対して発行または出力したもので
あり、応答メッセージは、モデム装置7からのものであ
るとして処理しているため、ファクシミリ通信手段1d
としては、従来の通信I/F1bに接続されたモデム装
置7を制御してファクシミリ通信を行うものを使用する
ことができる。一方、ネットワーク通信システム全体と
して見れば、コンピュータ端末1からのファックスデー
タは、LAN6を経由してネットワークファックス4に
転送されて、モデム装置4bにより送信先端末装置に通
信回線を介して送信できる。
【0037】なお、以上説明した第1実施形態において
は、ファックスデータの送信元がコンピュータ端末1
で、ファックスデータを実際に通信回線を介して送信先
端末装置に送信するのがネットワークファックス4であ
る場合を例にとって説明したが、それに限らず、コンピ
ュータ端末2と、ネットワークファックス4との組み合
わせや、コンピュータ端末1と、ネットワークファック
ス5との組み合わせなどについても同様に本発明を適用
可能であるのはいうまでもない。
【0038】次に、第2実施形態に係るファックスデー
タ送信手順について、図7、図8及び図9を参照して説
明する。なお、それらの図において、各処理または判断
に付される符号の先頭にTが付く処理または判断は、コ
ンピュータ端末1側の処理であり、Fが付く処理または
判断は、ネットワークファックス4側の処理であること
を示している。
【0039】それらの図において、コンピュータ端末1
側のファクシミリ通信手段1dによりファックス送信処
理が開始されると、そのファクシミリ通信手段1dから
は、通信I/F1bに対して、それに接続されているば
すのモデム装置7に対するモデム制御命令が発行された
り、送信すべきファックスデータが出力されたりする
が、それらのモデム制御命令や、送信すべきファックス
データは、リダイレクト手段1cにより受信されて処理
される。
【0040】すなわち、リダイレクト手段1cは、ファ
クシミリ通信手段1dからの最初のモデム制御命令の受
信を監視する(判断T301のNoループ)。そして、
最初のモデム制御命令を受信すると(判断T301のY
es)、受信したモデム制御命令を送信データとし、ネ
ットワークファックス4のアドレスを宛先アドレスし、
コンピュータ端末1のアドレスを送信元アドレスとする
パケットをLAN6を経由してネットワークファックス
4に転送する(処理T302)。
【0041】一方、ネットワークファックス4のシステ
ム制御部4dは、LAN−I/F4aを介して特定のコ
ンピュータ端末からのモデム制御命令の受信を監視する
(判断F301のNoループ)。処理T02に対応し
て、パケット中の送信データとして最初のモデム制御命
令を受信すると(判断F301のYes)、そのパケッ
ト中の送信元アドレスにより、前記特定のコンピュータ
端末が、コンピュータ端末1であることがわかる。これ
により、ネットワークファックス4のシステム制御部4
dは、コンピュータ端末1が、自装置を用いてファック
スデータの送信をしたいことを知り、以降仮想的な回線
がLAN6を経由してネットワークファックス4とコン
ピュータ端末1との間に確立される(処理T303、F
302)。また、システム制御部4dは、受信した最初
のモデム制御命令に対して擬似応答する(処理F30
3)。
【0042】その擬似応答及び、以降の処理におけるモ
デム制御命令に対する擬似応答は、いわば、コンピュー
タ端末1の通信I/F1bに接続されたモデム装置7
を、ネットワークファックス4が模擬するためである。
その擬似応答による応答メッセージは、図9に示す処理
によりコンピュータ端末1のファクシミリ通信1dに転
送される。
【0043】つまり、図9において、ネットワークファ
ックス4のシステム制御部4dが、LAN6を経由して
コンピュータ端末1から受信したモデム制御命令に対し
て擬似応答する(処理T401)、すなわち、擬似応答
のための応答メッセージを送信データとし、宛先アドレ
スをコンピュータ端末1のアドレスとし、送信元アドレ
スを自装置のアドレスとしたパケットをLAN−I/F
4aを介してLAN6を経由してコンピュータ端末1に
転送する。
【0044】一方、コンピュータ端末1のリダイレクト
手段1cは、LAN6を経由し、LAN−I/F1aを
介しての応答メッセージのパケットの受信を監視する
(判断T401のNoループ)。応答メッセージを受信
すると(判断T401のYes)、その受信した応答メ
ッセージをファクシミリ通信手段に通知して(処理T4
02)、判断T401に戻る。
【0045】これにより、ネットワークファックス4の
システム制御部4dからの擬似応答のための応答メッセ
ージは、ファクシミリ通信手段1に転送される。
【0046】さて、このようにして仮想回線が確立され
た後、コンピュータ端末1のリダイレクト手段1cは、
ファクシミリ通信手段1dからモデム制御命令を受信す
るか、ファックスデータを受信するか、あるいは、モデ
ム制御命令の1つである「回線切断」命令を受信するか
を監視する(判断T304のNo、判断T306のN
o、判断T308のNoループ)。一方、ネットワーク
ファックス4のシステム制御部4dは、LAN6を介し
てコンピュータ端末1からモデム制御命令を受信する
か、ファックスデータを受信するか、あるいは、モデム
制御命令の1つである「回線切断」命令を受信するかを
監視する(判断F304のNo、判断F306のNo、
判断F308のNoループ)。
【0047】リダイレクト手段1cがファクシミリ通信
手段1dからモデム制御命令を受信すると(判断T30
4のYes)、その受信したモデム制御命令をネットワ
ークファックス4に転送する(処理T305)。ネット
ワークファックス4においては、それに対応して判断F
304がYesとなり、LAN6を経由して受信したモ
デム制御命令に対して擬似応答する(処理F305)。
【0048】リダイレクト手段1cがファクシミリ通信
手段1dからファックスデータを受信すると(判断T3
06のYes)、その受信したファックスデータをネッ
トワークファックス4に転送する(処理T307)。ネ
ットワークファックス4においては、それに対応して判
断F306がYesとなり、LAN6を経由して受信し
たファックスデータを、ネットワーク端末1から転送さ
れるモデム制御命令から得られる、送信先端末装置のフ
ァックス番号等を含む送信ファックス情報と共に蓄積装
置4cにファイルとして格納する(処理F307)。
【0049】リダイレクト手段1cがファクシミリ通信
手段1dから「回線切断」命令を受信すると(判断T3
08のYes)、その受信した「回線切断」命令をネッ
トワークファックス4に転送する(処理T309)。ネ
ットワークファックス4においては、それに対応して判
断F308がYesとなり、LAN6を経由して受信し
た「回線切断」命令に対して擬似応答する(処理F30
9)。
【0050】以上の処理により、コンピュータ端末1の
ファクシミリ通信手段1dから発行されたモデム制御命
令は、LAN6を経由し、ネットワークファックス4の
システム制御部1dにより仮受信されて、その仮受信さ
れたモデム制御命令に対して模擬応答することで、コン
ピュータ端末1のファクシミリ通信手段1dからのファ
ックスデータは、仮受信されてネットワークファックス
4の蓄積装置4cに格納される。
【0051】また、システム制御部4dとしては、コン
ピュータ端末1から「回線切断命令」を受信した後は、
今回のファックスデータ送信に関してのモデム制御命令
の受信が完了するため、コンピュータ端末1との間にL
AN6を経由して確立された仮想回線を切断し(処理F
310)、それに対応してコンピュータ端末1も仮想回
線を切断して(処理T310)、システム制御部4d
は、蓄積装置4cに格納したファックスデータを、モデ
ム装置4bを使用して、通信回線を介して、当該ファッ
クスデータと共に格納されている送信ファックス情報に
基づいて送信先端末装置に発呼して送信する(処理F3
11)。なお、この送信処理は、ネットワークファック
ス4が、蓄積装置4cに格納した、自装置が備えるスキ
ャナ4gで読み取った原稿画像に基づくファックスデー
タを送信先端末装置に送信する場合と同様の処理であ
る。
【0052】このように、第2実施形態に係るファック
スデータ送信処理によれば、コンピュータ端末1のファ
クシミリ通信手段1dから見れば、モデム制御命令やフ
ァクシミリデータは、通信I/F1bに接続されている
はずのモデム装置7に対して発行または出力したもので
あり、応答メッセージは、モデム装置7からのものであ
るとして処理しているため、ファクシミリ通信手段1d
としては、従来の通信I/F1bに接続されたモデム装
置7を制御してファクシミリ通信を行うものを使用する
ことができる。一方、ネットワーク通信システム全体と
して見れば、コンピュータ端末1からのファックスデー
タは、LAN6を経由してネットワークファックス4に
転送されて、モデム装置4bにより送信先端末装置に通
信回線を介して送信できる。
【0053】なお、以上説明した第2実施形態において
は、ファックスデータの送信元がコンピュータ端末1
で、ファックスデータを実際に通信回線を介して送信先
端末装置に送信するのがネットワークファックス4であ
る場合を例にとって説明したが、それに限らず、コンピ
ュータ端末2と、ネットワークファックス4との組み合
わせや、コンピュータ端末1と、ネットワークファック
ス5との組み合わせなどについても同様に本発明を適用
可能であるのはいうまでもない。
【0054】また、ネットワークファックス4に転送さ
たファックスデータは、いったん蓄積装置4cに格納し
てから、転送完了後に順次読み出して送信先装置に送信
するため、LAN6上の複数のコンピュータ端末から同
時にファックスデータの送信要求があっても、それらの
要求を受け付けることができる。
【0055】つまり、例えば、ネットワークファックス
4が、コンピュータ端末1からのファックスデータの転
送を受けて、その転送されたファックスデータを、図1
0に示すようにファイル1として受信している最中に、
コンピュータ端末2からファックスデータの転送要求が
あった場合は、それ自体既に知られたマルチタスクの概
念により、その転送要求を受け付け、コンピュータ端末
2からのファックスデータをファイル2として受信す
る。そして、それらのファックスデータの受信が完了す
ると、対応するファイルをクローズし、受信の完了が早
い順、この場合は、ファイル1、ファイル2の順に順次
読みだして、モデム装置4bを制御して対応する送信先
端末装置に送信する。
【0056】ここで、図10に示すファイルの構造につ
いて説明する。同図において、ファイル1及びファイル
2は、次ファイルのアドレス、送信ファックス情報のア
ドレス、ファックスデータのアドレスをヘッダ情報とし
て持ち、本体情報として、送信ファックス情報と、ファ
ックスデータとを持つ。ファイル1を処理した次に処理
すべきファイル、すなわち、ファイル2は、次のファイ
ルのアドレスにより特定できる。もちろん、ファイル2
以降にもファイルの追加は、可能であり、多数のコンピ
ュータ端末からの同時的なファックスデータ送信要求に
対応することができる。
【0057】次に、第3の実施形態に係るファックスデ
ータ送信手順について、図11を参照して説明する。な
お、その図において、各処理または判断に付される符号
の先頭にTが付く処理または判断は、コンピュータ端末
1または2側の処理であり、Fが付く処理または判断
は、ネットワークファックス4側の処理であることを示
している。
【0058】同図において、コンピュータ端末1または
2側のファクシミリ通信手段1dによりファックス送信
処理が開始されると、そのファクシミリ通信手段1dか
らは、通信I/F1bに対して、それに接続されている
ばすのモデム装置7に対するモデム制御命令が発行され
たり、送信すべきファックスデータが出力されたりする
が、それらのモデム制御命令や、送信すべきファックス
データは、リダイレクト手段1cにより受信されて処理
される。
【0059】すなわち、リダイレクト手段1cは、ファ
クシミリ通信手段1dからの最初のモデム制御命令の受
信を監視する(判断T501のNoループ)。そして、
最初のモデム制御命令を受信すると(判断T501のY
es)、受信したモデム制御命令を送信データとし、ネ
ットワークファックス4のアドレスを宛先アドレスし、
コンピュータ端末1または2のアドレスを送信元アドレ
スとするパケットをLAN6を経由してネットワークフ
ァックス4に転送する(処理T502)。
【0060】一方、ネットワークファックス4のシステ
ム制御部4dは、LAN−I/F4aを介して特定のコ
ンピュータ端末からのモデム制御命令の受信を監視する
(判断F501のNoループ)。処理T502に対応し
て、パケット中の送信データとして最初のモデム制御命
令を受信すると(判断F501のYes)、そのパケッ
ト中の送信元アドレスにより、前記特定のコンピュータ
端末が、コンピュータ端末1または2であることがわか
る。これにより、ネットワークファックス4のシステム
制御部4dは、コンピュータ端末1または2が、自装置
を用いてファックスデータの送信をしたいことを知り、
以降仮想的な回線がLAN6を経由してネットワークフ
ァックス4とコンピュータ端末1または2との間に確立
される(処理T503、F502)。そして、システム
制御部4dは、モデム装置4bがビシー状態かを判断
(判断F503)する。
【0061】ビシー状態でない場合(判断F503のN
o)は、第1実施形態と同様に、受信した最初のモデム
制御命令をモデム装置4bに対して発行する(処理F5
05)。モデム装置4bからみれば、その発行されたモ
デム制御命令が、システム制御部4dから直接発行され
たものか、または、コンピュータ端末1からの転送され
てシステム制御部4dから間接的に発行されたものかの
区別はつかない。
【0062】ビシー状態である場合(判断F503のY
es)は、第2実施形態と同様に、受信した最初のモデ
ム制御命令に対して擬似応答する(処理F504)。
【0063】そして、ビシー状態でない場合(判断F5
03のNo)は、コンピュータ端末側処理においては、
処理T503の後、図5に示す第1実施形態に係る判断
T104に処理を移し、ネットワークファックス側処理
においては、処理F505の後、図5に示す第1実施形
態に係る判断F104に処理を移し、併せて、図6に示
す第1実施形態に係る処理も行う。
【0064】ビシー状態である場合(判断F503のY
es)は、コンピュータ端末側処理においては、処理T
503の後、図8に示す第2実施形態に係る判断T30
4に処理を移し、ネットワークファックス側処理におい
ては、処理F504の後、図8に示す第2実施形態に係
る判断F304に処理を移し、併せて、図9に示す第2
実施形態に係る処理も行う。
【0065】これにより、例えば、モデム装置4bが、
送信中や受信中等の原因による、ビシー状態でない場合
に、コンピュータ端末1からファックスデータ送信要求
があった場合は、コンピュータ端末1からのファックス
データは、蓄積装置4cにしったん格納することなく、
すぐさまモデム装置4bにより通信回線を介して送信先
端末装置に送信されるため、第2実施形態のように、コ
ンピュータ端末1からのファックスデータをモデム装置
4bのビシー状態に関係なく無条件にいったん蓄積装置
4cに格納してから送信するようなことはなく、素早い
ファックスデータの送信が可能となる。
【0066】また、ネットワークファックス4が、コン
ピュータ端末1から転送中のモデム制御命令やファック
スデータをモデム装置4bに振り向けて送信中の場合、
すなわち、モデム装置4bがビシー状態である最中に、
コンピュータ端末2からファックスデータ送信要求があ
ると、それぞれ自体既に知られたマルチタスクの概念に
より判断F501を実行して、その送信要求を受け付
け、第2実施形態と同様にいったん転送されたファック
スデータを蓄積装置4cに格納し、コンピュータ端末1
の分のファックスデータの送信が終了してから読み出し
て送信先端末装置に送信すため、複数のコンピュータ端
末からの同時的なファックスデータ送信要求にも対応す
ることができる。
【0067】次に、第4の実施形態に係るファックスデ
ータ送信手順について、図12を参照して説明する。な
お、その図において、各処理または判断に付される符号
の先頭にTが付く処理または判断は、コンピュータ端末
1または2側の処理であり、Fが付く処理または判断
は、ネットワークファックス4側の処理であることを示
している。また、Mが付く処理または判断は、メールサ
ーバ3側の処理であることを示している。
【0068】この図12に示す第4実施形態に係る処理
は、第1ないし第3実施形態において、ネットワークフ
ァックス4がコンピュータ端末1または2から受信した
ファックスデータの送信を完了した後に行われる処理で
ある。
【0069】この図12に示す処理の前提として、ネッ
トワークファックス4は、予め蓄積装置4cに、図13
に示すアドレス変換テーブルを記憶しておく。このアド
レス変換テーブルは、コンピュータ端末1または2等の
送信元識別情報と、それらのコンピュータ端末のメール
アドレスとを対応付けたものである。送信元識別情報
は、コンピュータ端末1または2等から転送されるモデ
ム制御命令から得られる。つまり、G3ファクシミリに
おいては、伝送前手順において、送信先端末装置に対し
て制御信号TSI(送信端末識別)により、送信元識別
情報を通知するが、その通知のために、コンピュータ端
末1または2等から転送されるモデム制御命令には、送
信元識別情報が含まれ、その情報を検出することで送信
元識別情報を得ることができる。
【0070】さて、図12において、ネットワークファ
ックス4のシステム制御部4dは、特定のコンピュータ
端末(この場合コンピュータ端末1であるとする)から
転送されたファックスデータの送信先端末装置への送信
が完了すると、図13に示すアドレス変換テーブルを参
照して、コンピュータ端末1から転送されたモデム制御
命令から得られた送信元識別情報を検索し、それに対応
する、今送信完了したファックスデータの送信元の端末
であるコンピュータ端末1のメールアドレスを取得する
(処理F601)。そして、送信結果メールを作成する
(処理F602)。この送信結果メールの内容は、送信
が正常に終了したか、あるいは、異常終了したかや、異
常終了時における原因、例えば、話し中、応答なし等、
さらに通信時間等の情報である。システム制御部4d
は、その作成した送信結果メールを処理F601で得た
メールアドレスに、LAN−I/F4aを介して送信す
る(処理603)。
【0071】一方メールサーバ3は、メールの受信を監
視しており(判断M601)、処理F603に対応して
判断M601がYesになると、ネットワークファック
ス4からの送信結果メールを、通常の電子メールと同様
に受信して蓄積装置3bにいったん格納する(処理M6
02)、そして、その格納した送信結果メールを本来の
宛先であるコンピュータ端末1に送信する(処理M60
3)。それに対応してコンピュータ端末1は、メールを
取得し(処理T601)、コンピュータ端末として備え
るディスプレイモニタに取得した送信結果メールを表示
する(処理T602)。これにより、コンピュータ端末
1のユーザは、直接には知ることができない、ネットワ
ークファックス4における、コンピュータ端末1から転
送したファックスデータの、通信回線を介した送信先端
末装置への送信の結果を知ることができる。
【0072】なお、以上説明した実施の形態において
は、本発明をコンピュータ端末からのファックスデータ
をLANを経由してネットワークファックスへ転送し
て、ネットワークファックスから通信回線を介してその
転送されたファックスデータを送信先端末装置に対して
送信する場合を例に説明したが、本発明は、ファックス
データに限らず、バイナリデータやテキストデータ等の
その他の各種データを、コンピュータ端末からLANを
経由してデータ通信端末装置に転送し、その転送された
データをそのデータ通信端末装置から通信回線を介して
送信先端末装置に送信する場合についても同様に適用可
能であることはいうまでもない。
【0073】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、前記送信
元の端末装置の前記データ通信手段からみれば、モデム
制御命令や、送信データを、従来と同様に、前記通信イ
ンターフェースに接続されているであろうモデム装置に
対して発行または出力している。しかし、実際は、それ
らのモデム制御命令や送信データは、前記リダイレクト
手段により、前記ネットワークインターフェースを介し
て前記ネットワーク上の特定の通信端末装置に振り向け
られている。その特定の通信端末装置においては、前記
モデム装置制御手段により、前記送信元の端末装置のデ
ータ通信手段から発行または出力され前記リダイレクト
手段により前記ネットワーク経由で転送されてくるモデ
ム制御命令及び送信データを、前記自装置が備えるモデ
ム装置に対して発行または出力している。したがって、
前記特定の通信端末装置が備えるモデム装置から見れ
ば、それらのモデム制御命令や出力データが、前記送信
元の端末装置から前記ネットワークを経由して転送され
てきたものであるのが、あるいは、前記特定の通信端末
装置から直接発行または出力されたものであるのかの区
別なく受入れ、前記送信元の端末装置からのモデム制御
命令に対して応答メッセージを出力する。その出力され
た応答メッセージは、前記モデム装置制御手段により受
信されて、前記ネットワークインターフェースを介して
前記送信元の端末装置に通知される。その通知された応
答メッセージは、前記リダイレクト手段により前記デー
タ通信手段に通知される。したがって、前記データ通信
手段からみれば、前記通信インターフェースに接続され
ているであろうモデム装置に対して発行したつもりのモ
デム制御命令に対して、当該通信インターフェースに接
続されているであろうモデム装置が応答メッセージを出
力した場合と区別なく、当該応答メッセージを処理す
る。したがって、前記送信元の端末装置においては、当
該端末装置の通信インターフェースに接続されたモデム
装置を制御してデータ送信を行うためのデータ通信手段
を利用することができる。一方、その送信元端末装置か
らの送信データは、前記リダイレクト手段により前記特
定の通信端末装置に前記ネットワークを経由して転送さ
れ、その通信端末装置が備えるモデム装置により、通信
回線を介して送信先端末装置に送信されるため、当該ネ
ットワーク経由のデータ送信を行うことができる。
【0074】請求項2に係る発明によれば、前記送信元
の端末装置の前記データ通信手段からみれば、モデム制
御命令や、送信データを、従来と同様に、前記通信イン
ターフェースに接続されているであろうモデム装置に対
して発行または出力している。しかし、実際は、それら
のモデム制御命令や送信データは、前記リダイレクト手
段により、前記ネットワークインターフェースを介して
前記ネットワーク上の特定の通信端末装置に振り向けら
れている。その特定の通信端末装置においては、前記モ
デム装置模擬手段により、前記送信元の端末装置のデー
タ通信手段から発行または出力され前記リダイレクト手
段により前記ネットワーク経由で転送されてくるモデム
制御命令及び送信データを受信し、当該モデム制御命令
に対しては擬似の応答メッセージを前記ネットワークイ
ンターフェースを介して前記送信元の端末装置に通知し
つつ、当該受信した送信データを、前記擬似応答したモ
デム制御命令から得られる送信データ情報と共に仮受信
して蓄積装置に格納している。その送信元端末装置に通
知された応答メッセージは、前記リダイレクト手段によ
り前記データ通信手段に通知される。したがって、前記
データ通信手段からみれば、前記通信インターフェース
に接続されているであろうモデム装置に対して発行した
つもりのモデム制御命令に対して、当該通信インターフ
ェースに接続されているであろうモデム装置が応答メッ
セージを出力した場合と区別なく、当該応答メッセージ
を処理する。したがって、前記送信元の端末装置におい
ては、当該端末装置の通信インターフェースに接続され
たモデム装置を制御してデータ送信を行うためのデータ
通信手段を利用することができる。一方、その送信元端
末装置からの送信データは、前記リダイレクト手段によ
り前記特定の通信端末装置に前記ネットワークを経由し
て転送され、前記モデム装置模擬手段により仮受信され
て前記蓄積装置に格納され、仮受信完了後、その蓄積装
置に格納した送信データを前記送信データ情報に基づい
て前記自装置が備えるモデム装置を制御して通信回線を
介して送信先端末装置に送信する。この場合、前記特定
の通信端末装置が備えるモデム装置からみれば、前記モ
デム装置模擬手段からの制御は、元々前記特定の通信端
末装置が持っていた送信データを送信するための制御で
あるのか、前記送信元の端末装置から転送された送信デ
ータを送信するための制御であるかの区別は付かない。
このように、前記特定の通信端末装置の前記モデム装置
模擬手段が、送信元の端末装置から転送された送信デー
タを、あたかも、前記送信元の端末装置の前記通信イン
ターフェースに接続されたモデム装置であるかのように
ふるまって仮受信してから、前記特定の通信端末装置が
備えるモデム装置を制御して送信するため、請求項1に
係る発明のように、1つの送信元端末装置から送信デー
タの転送をうけている間は、前記特定の通信端末装置が
備えるモデム装置が、当該1つの送信元端末装置により
占有されているために、他の送信元端末装置からの送信
データを受け付けることができないようなことがなく、
複数の送信元端末装置からそれぞれ転送されてくる送信
データを同時的に仮受信して前記蓄積装置に格納し、そ
の仮受信完了後、それら複数の送信元端末装置からの送
信データを順次前記蓄積装置から読み出して、前記自装
置が備えるモデム装置を制御して、各送信データについ
ての送信先端末装置にそれぞれ送信することが可能とな
る。
【0075】請求項3に係る発明によれば、前記送信元
の端末装置の前記データ通信手段からみれば、モデム制
御命令や、送信データを、従来と同様に、前記通信イン
ターフェースに接続されているであろうモデム装置に対
して発行または出力している。しかし、実際は、それら
のモデム制御命令や送信データは、前記リダイレクト手
段により、前記ネットワークインターフェースを介して
前記ネットワーク上の特定の通信端末装置に振り向けら
れている。その特定の通信端末装置においては、前記自
装置が備えるモデム装置がビシー状態でない場合にモデ
ム制御命令によりデータの送信要求をしてきた前記送信
元の端末装置については、前記モデム装置制御/模擬手
段により、前記送信元の端末装置のデータ通信手段から
発行または出力され前記リダイレクト手段により前記ネ
ットワーク経由で転送されてくるモデム制御命令及び送
信データを、前記自装置が備えるモデム装置に対して発
行または出力している。したがって、前記特定の通信端
末装置が備えるモデム装置から見れば、それらのモデム
制御命令や出力データが、前記送信元の端末装置から前
記ネットワークを経由して転送されてきたものであるの
が、あるいは、前記特定の通信端末装置から直接発行ま
たは出力されたものであるのかの区別なく受入れ、前記
送信元の端末装置からのモデム制御命令に対して応答メ
ッセージを出力する。その出力された応答メッセージ
は、前記モデム装置制御/模擬手段により受信されて、
前記ネットワークインターフェースを介して前記送信元
の端末装置に通知される。その通知された応答メッセー
ジは、前記リダイレクト手段により前記データ通信手段
に通知される。したがって、前記データ通信手段からみ
れば、前記通信インターフェースに接続されているであ
ろうモデム装置に対して発行したつもりのモデム制御命
令に対して、当該通信インターフェースに接続されてい
るであろうモデム装置が応答メッセージを出力した場合
と区別なく、当該応答メッセージを処理する。したがっ
て、前記送信元の端末装置においては、当該端末装置の
通信インターフェースに接続されたモデム装置を制御し
てデータ送信を行うためのデータ通信手段を利用するこ
とができる。一方、その送信元端末装置からの送信デー
タは、前記リダイレクト手段により前記特定の通信端末
装置に前記ネットワークを経由して転送され、その通信
端末装置が備えるモデム装置により、通信回線を介して
送信先端末装置に送信されるため、当該ネットワーク経
由のデータ送信を行うことができる。また、前記特定の
通信端末装置においては、前記自装置が備えるモデム装
置がビシー状態である場合にモデム制御命令によりデー
タの送信要求をしてきた前記送信元の端末装置について
は、前記モデム装置制御/模擬手段により、前記送信元
の端末装置のデータ通信手段から発行または出力され前
記リダイレクト手段により前記ネットワーク経由で転送
されてくるモデム制御命令及び送信データを受信し、当
該モデム制御命令に対しては擬似の応答メッセージを前
記ネットワークインターフェースを介して前記送信元の
端末装置に通知しつつ、当該受信した送信データを、前
記擬似応答したモデム制御命令から得られる送信データ
情報と共に仮受信して蓄積装置に格納している。その送
信元端末装置に通知された応答メッセージは、前記リダ
イレクト手段により前記データ通信手段に通知される。
したがって、前記データ通信手段からみれば、前記通信
インターフェースに接続されているであろうモデム装置
に対して発行したつもりのモデム制御命令に対して、当
該通信インターフェースに接続されているであろうモデ
ム装置が応答メッセージを出力した場合と区別なく、当
該応答メッセージを処理する。したがって、前記送信元
の端末装置においては、当該端末装置の通信インターフ
ェースに接続されたモデム装置を制御してデータ送信を
行うためのデータ通信手段を利用することができる。一
方、その送信元端末装置からの送信データは、前記リダ
イレクト手段により前記特定の通信端末装置に前記ネッ
トワークを経由して転送され、前記モデム装置制御/模
擬手段により仮受信されて前記蓄積装置に格納され、仮
受信完了後、その蓄積装置に格納した送信データを前記
送信データ情報に基づいて前記自装置が備えるモデム装
置を制御して通信回線を介して送信先端末装置に送信す
る。この場合、前記特定の通信端末装置が備えるモデム
装置からみれば、前記モデム装置制御/模擬手段からの
制御は、元々前記特定の通信端末装置が持っていた送信
データを送信するための制御であるのか、前記送信元の
端末装置から転送された送信データを送信するための制
御であるかの区別は付かない。このように、前記特定の
通信端末装置の前記モデム装置制御/模擬手段が、前記
送信元の端末装置から転送された送信データを、あたか
も、前記送信元の端末装置の前記通信インターフェース
に接続されたモデム装置であるかのようにふるまって仮
受信してから、前記特定の通信端末装置が備えるモデム
装置を制御して送信するため、請求項1に係る発明のよ
うに、1つの送信元端末装置から送信データの転送をう
けている間は、前記特定の通信端末装置が備えるモデム
装置が、当該1つの送信元端末装置により占有されてい
るために、他の送信元端末装置からの送信データを受け
付けることができないようなことがなく、複数の送信元
端末装置からそれぞれ転送されてくる送信データを同時
的に仮受信して前記蓄積装置に格納し、その仮受信完了
後、それら複数の送信元端末装置からの送信データを順
次前記蓄積装置から読み出して、前記自装置が備えるモ
デム装置を制御して、各送信データについての送信先端
末装置にそれぞれ送信することが可能となる。また、請
求項2に係る発明のように、前記特定の通信端末装置が
備えるモデム装置がビシー状態でないかあるかにかかわ
らず、前記送信元の端末装置から転送された送信データ
を、前記特定の通信端末装置が無条件に仮受信していっ
たん前記蓄積装置に格納してから再度読み出して前記自
装置が備えるモデム装置を制御して相手先装置に送信す
るのではなく、前記特定の通信端末装置が備えるモデム
装置がビシー状態でない場合にモデム制御命令によりデ
ータの送信要求をしてきた前記送信元の端末装置につい
ては、すぐさま前記特定の通信端末装置が備えるモデム
装置に転送されたモデム制御命令や送信データを発行ま
たは出力して、相手先装置に当該送信データを送信して
しまうため、いっそう迅速に送信元の端末装置から転送
された送信データを送信先端末装置に送信することがで
きる。
【0076】請求項4に係る発明によれば、送信元の端
末装置から前記特定の通信端末装置に転送され、当該特
定の通信端末装置が備えるモデム装置により送信される
ために、前記送信元の端末装置が直接には知ることがで
きない当該送信元の端末装置からの送信データの送信結
果が、前記送信結果メール送信手段により、当該送信元
の端末装置に、電子メールとして送信されてくるため、
当該送信元の端末装置のオペレータは、その電子メール
を見ることにより、送信したデータの送信結果を知るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワーク通信シ
ステムのブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るネットワーク通信シ
ステムを構成するコンピュータ端末の本発明と関係する
部分のブロック構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るネットワーク通信シ
ステムを構成するネットワークファックスのブロック構
成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るネットワーク通信シ
ステムにおけるファックスデータの送信処理手順の第1
実施形態を示すフローチャートである。
【図5】図4と共に本発明の実施の形態に係るネットワ
ーク通信システムにおけるファックスデータの送信処理
手順の第1実施形態を示すフローチャートである。
【図6】図4及び図5と共に本発明の実施の形態に係る
ネットワーク通信システムにおけるファックスデータの
送信処理手順の第1実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の実施形の形態に係るネットワーク通信
システムにおけるファックスデータの送信処理手順の第
2実施形態を示すフローチャートである。
【図8】図7と共に本発明の実施の形態に係るネットワ
ーク通信システムにおけるファックスデータの送信処理
手順の第2実施形態を示すフローチャートである。
【図9】図7及び図8と共に本発明の実施の形態に係る
ネットワーク通信システムにおけるファックスデータの
送信処理手順の第2実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図10】ネットワークファックスの蓄積装置に格納さ
れるファイルの構造例を示す図である。
【図11】本発明の実施形の形態に係るネットワーク通
信システムにおけるファックスデータの送信処理手順の
第3実施形態を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形の形態に係るネットワーク通
信システムにおけるファックスデータの送信処理手順の
第4実施形態を示すフローチャートである。
【図13】ネットワークファックスの蓄積装置に格納さ
れるアドレス変換テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1、2 コンピュータ端末 1a、2a LAN−I/F 1b 通信I/F 1c リダイレクト手段 1d ファクシミリ通信手段 3 メールサーバ 3a LAN−I/F 3b 蓄積装置 4、5 ネットワークファックス 4a、5a LAN−I/F 4b、5b モデム装置 4c、5c 蓄積装置 4d システム制御部 4e ROM 4f RAM 4g スキャナ 4h プロッタ 6 LAN 7 モデム装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 107 1/32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上の送信元の端末装置から
    送信データを当該ネットワークを経由して当該ネットワ
    ーク上のモデム装置を備えた特定の通信端末装置に対し
    て転送し、当該通信端末装置が当該転送された送信デー
    タを前記自装置のモデム装置を使用して通信回線を介し
    て送信先端末装置に送信するネットワーク通信システム
    において、 前記送信元の端末装置は、モデム装置が接続可能な通信
    インターフェースと、その通信インターフェースに接続
    されたモデム装置を制御してデータ通信を行うデータ通
    信手段と、前記ネットワークと接続されるネットワーク
    インターフェースと、前記データ通信手段から前記通信
    インターフェースに対して発行されるモデム制御命令及
    び出力される送信データを、前記ネットワークインター
    フェースを介して前記ネットワーク上の特定の通信端末
    装置に振り向ける一方、前記ネットワークインターフェ
    ースを介して通知される、前記モデム制御命令に対する
    当該特定の通信端末装置からの応答メッセージを前記デ
    ータ通信手段に通知するリダイレクト手段とを備える一
    方、 前記特定の通信端末装置は、前記ネットワークと接続さ
    れるネットワークインターフェースと、前記送信元の端
    末装置のデータ通信手段から発行または出力され前記リ
    ダイレクト手段により前記ネットワーク経由で転送され
    てくるモデム制御命令及び送信データを、前記自装置が
    備えるモデム装置に対して発行または出力する一方、前
    記自装置が備えるモデム装置から受信する、前記送信元
    の端末装置からのモデム制御命令に対する応答メッセー
    ジを前記ネットワークインターフェースを介して前記送
    信元の端末装置に通知するモデム装置制御手段とを備え
    たことを特徴とするネットワーク通信システム。
  2. 【請求項2】 ネットワーク上の送信元の端末装置から
    送信データを当該ネットワークを経由して当該ネットワ
    ーク上のモデム装置を備えた特定の通信端末装置に対し
    て転送し、当該通信端末装置が当該転送された送信デー
    タを前記自装置のモデム装置を使用して通信回線を介し
    て送信先端末装置に送信するネットワーク通信システム
    において、 前記送信元の端末装置は、モデム装置が接続可能な通信
    インターフェースと、その通信インターフェースに接続
    されたモデム装置を制御してデータ通信を行うデータ通
    信手段と、前記ネットワークと接続されるネットワーク
    インターフェースと、前記データ通信手段から前記通信
    インターフェースに対して発行されるモデム制御命令及
    び出力される送信データを、前記ネットワークインター
    フェースを介して前記ネットワーク上の特定の通信端末
    装置に振り向ける一方、前記ネットワークインターフェ
    ースを介して通知される、前記モデム制御命令に対する
    当該特定の通信端末装置からの応答メッセージを前記デ
    ータ通信手段に通知するリダイレクト手段とを備える一
    方、 前記特定の通信端末装置は、前記ネットワークと接続さ
    れるネットワークインターフェースと、前記送信元の端
    末装置のデータ通信手段から発行または出力され前記リ
    ダイレクト手段により前記ネットワーク経由で転送され
    てくるモデム制御命令及び送信データを受信し、当該モ
    デム制御命令に対しては擬似の応答メッセージを前記ネ
    ットワークインターフェースを介して前記送信元の端末
    装置に通知しつつ、当該受信した送信データを、前記擬
    似応答したモデム制御命令から得られる送信データ情報
    と共に仮受信して蓄積装置に格納し、仮受信完了後、そ
    の蓄積装置に格納した送信データを、前記送信データ情
    報に基づいて前記自装置が備えるモデム装置を制御して
    通信回線を介して送信先端末装置に送信するモデム装置
    模擬手段とを備えたことを特徴とするネットワーク通信
    システム。
  3. 【請求項3】 ネットワーク上の送信元の端末装置から
    送信データを当該ネットワークを経由して当該ネットワ
    ーク上のモデム装置を備えた特定の通信端末装置に対し
    て転送し、当該通信端末装置が当該転送された送信デー
    タを前記自装置のモデム装置を使用して通信回線を介し
    て送信先端末装置に送信するネットワーク通信システム
    において、 前記送信元の端末装置は、モデム装置が接続可能な通信
    インターフェースと、その通信インターフェースに接続
    されたモデム装置を制御してデータ通信を行うデータ通
    信手段と、前記ネットワークと接続されるネットワーク
    インターフェースと、前記データ通信手段から前記通信
    インターフェースに対して発行されるモデム制御命令及
    び出力される送信データを、前記ネットワークインター
    フェースを介して前記ネットワーク上の特定の通信端末
    装置に振り向ける一方、前記ネットワークインターフェ
    ースを介して通知される、前記モデム制御命令に対する
    当該特定の通信端末装置からの応答メッセージを前記デ
    ータ通信手段に通知するリダイレクト手段とを備える一
    方、 前記特定の通信端末装置は、前記ネットワークと接続さ
    れるネットワークインターフェースと、前記自装置が備
    えるモデム装置がビシー状態でない場合は、前記送信元
    の端末装置のデータ通信手段から発行または出力され前
    記リダイレクト手段により前記ネットワーク経由で転送
    されてくるモデム制御命令及び送信データを、前記自装
    置が備えるモデム装置に対して発行または出力する一
    方、前記自装置が備えるモデム装置から受信する、前記
    送信元の端末装置からのモデム制御命令に対する応答メ
    ッセージを前記ネットワークインターフェースを介して
    前記送信元の端末装置に通知し、前記自装置が備えるモ
    デム装置がビシー状態である場合は、前記送信元の端末
    装置のデータ通信手段から発行または出力され前記リダ
    イレクト手段により前記ネットワーク経由で転送されて
    くるモデム制御命令及び送信データを受信し、当該モデ
    ム制御命令に対しては擬似の応答メッセージを前記ネッ
    トワークインターフェースを介して前記送信元の端末装
    置に通知しつつ、当該受信した送信データを、前記擬似
    応答したモデム制御命令から得られる送信データ情報と
    共に仮受信して蓄積装置に格納し、仮受信完了後、その
    蓄積装置に格納した送信データを、前記送信データ情報
    に基づいて前記自装置が備えるモデム装置を制御して通
    信回線を介して送信先端末装置に送信するモデム装置制
    御/模擬手段とを備えたことを特徴とするネットワーク
    通信システム。
  4. 【請求項4】 前記特定の通信端末装置は、前記送信元
    の端末装置の送信元識別情報とメールアドレスとの対応
    テーブルと、前記送信元の端末装置から転送された送信
    データの送信先端末装置への送信の完了時に、当該送信
    の結果を内容として含む電子メールを作成し、前記ネッ
    トワークインターフェースを介して前記送信元端末装置
    から転送されるモデム制御命令から得られる送信元識別
    情報を前記対応テーブルと照合して得た、当該送信元識
    別情報と対応するメールアドレスに送信する送信結果メ
    ール送信手段とを更に備えたことを特徴とする請求項
    1、2または3のいずれかの記載のネットワーク通信シ
    ステム。
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