JP3531419B2 - 画像入力方法 - Google Patents

画像入力方法

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JP3531419B2
JP3531419B2 JP11851297A JP11851297A JP3531419B2 JP 3531419 B2 JP3531419 B2 JP 3531419B2 JP 11851297 A JP11851297 A JP 11851297A JP 11851297 A JP11851297 A JP 11851297A JP 3531419 B2 JP3531419 B2 JP 3531419B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークを介して画像の読み取りが可能なネットワーク
画像入力装置および画像入力方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、パソコンなどの能力が向上し、カ
ラー画像の処理も比較的簡単に行えるようになってい
る。これに伴ってカラー画像を読み込めるカラースキャ
ナも普及している。多くのスキャナ3は、図10に示す
ようにユーザのパソコン(クライアントPC)1にセン
トロケーブルやSCSIケーブルなどのケーブルによっ
てローカル接続され、次のような手順で使用される。 【0003】1.スキャナ3に原稿を設定する。 2.クライアントPC1側でアプリケーションプログラ
ムを起動し、スキャナ3のパラメータを設定する。 3.クライアントPC1側でアプリケーションプログラ
ムを用いてスキャンを開始する。 4.スキャナ3はスキャンした画像データをクライアン
トPC1に送る。 5.クライアントPC1側でアプリケーションプログラ
ムに画像データを表示する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】近年、複数のクライア
ントPCでスキャナを共有できるネットワーク対応のス
キャナも検討されている。例えば、図11に示すよう
に、コンピュータネットワーク(ネットワーク)5に画
像データを送信できるネットワーク対応のスキャナ4
は、サーバ2に読み取った画像データをいったん送信
し、サーバ2に蓄積された画像ファイルをクライアント
PC1の側でゲットして画像データを受け取るようにし
ている。従って、このようなネットワークスキャナ4を
用いて画像データを入力する場合は、次のように行われ
る。 【0005】1.クライアントPC1の側のアプリケー
ションにより、ユーザおよび各ユーザ毎のスキャナのパ
ラメータの登録を行い、そのデータをファイルサーバ2
に置く。 2.ネットワークスキャナ4に行ってスキャンする原稿
を設定する。 3.ネットワークスキャナ4の操作パネルでファイルサ
ーバ2のパラメータファイルを用いてユーザ名と、設定
したいパラメータを選択する。 4.原稿のスキャンを開始する。 5.スキャンした画像データは、ファイルサーバ2に送
信される。 6.クライアントPC1は、ファイルサーバ2に対し常
時、スキャンデータが有るか否かをポーリングしてい
る。これに対し、サーバ2は、スキャンした画像データ
が全て送信された後にポーリングに対しスキャンデータ
があることを返信する。 7.クライアントPC1が、スキャンデータ有りを受信
すると、サーバからスキャンデータを読み込み、クライ
アントPCのモニターに表示する。 【0006】このような操作によりスキャナを共有する
ことができるが、記憶容量が大きく、通信処理速度の早
いサーバにいったん画像データを送信し、画像ファイル
を作ることになるので、画像データをクライアントPC
の側で利用できるようになるまでに操作を数多く行う必
要がある。さらに、ネットワークトラフィックも悪化
し、サーバの負荷にもなる。特に、カラー画像は通常の
モノクロ画像の数10倍のデータ量になるためネットワ
ークトラフィックやサーバの容量に対する影響が大き
い。従って、クライアントPCに直にスキャンデータを
送信することが検討されているが、スキャナが読み取っ
た1走査ライン毎のデータをクライアントPCに送り、
その確認を待ってから次の走査ラインを読み取る処理を
行っていたのでは原稿を読み取るスピードが遅く現実に
は使用できない。また、クライアントPCとのコネクシ
ョンが確立しないとスキャンニングが開始できないの
で、スキャナのスタートボタンを押してもすぐには動作
を開始しないといった問題も現れる。さらに、クライア
ントPCとのコネクションが確立しないとスキャナが使
用できないといった点も指摘されている。 【0007】そこで、本発明においては、ネットワーク
を介してスキャナから直にクライアントPCに対し画像
データを送信でき、上記のような問題が発生しないネッ
トワーク画像入力装置および画像入力方法を提供するこ
とを目的としている。そして、サーバやネットワークト
ラフィックの負荷にならずに、複数のユーザで共有でき
るネットワーク画像入力装置および画像入力方法を提供
することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】このため、本発明のネッ
トワーク画像入力装置は、原稿をスキャンして画像デー
タを取得可能な画像入力手段と、コンピュータネットワ
ークと接続してデータを送受信可能なネットワーク接続
手段と、画像入力手段およびネットワーク接続手段の間
でデータ交換可能な制御手段とを有し、さらに、制御手
段に、スキャンニングパラメータを設定して画像入力手
段を制御可能な入力制御手段と、入力制御手段が取得し
た画像データを一時的に記憶可能な記憶手段と、記憶手
段に記憶された画像データをネットワーク接続手段を介
してクライアントPCのアドレスに送信可能な送信制御
手段とを設けるようにしている。この本発明のネットワ
ーク画像入力装置においては、画像データを記憶できる
大容量の、例えば、磁気ディスクなどの記憶手段を設
け、この記憶手段にいったん画像データを記憶すること
により、画像入力手段から得られる画像データの量およ
びタイミングと、ネットワーク接続手段から送信できる
画像データの量およびタイミングを調整できるようにし
ている。 【0009】すなわち、本発明のネットワーク画像入力
装置においては、画像入力手段が読み取った例えば1ラ
イン毎のデータはいったん記憶手段に蓄積される。この
ため、クライアントPC側にそのデータが送られたか否
かにかかわらず画像入力手段は所定のスピードで原稿の
読み取り動作を継続することができる。また、クライア
ントPCとのコネクションが確立していなくとも原稿の
読み取り処理を開始することができる。さらに、読み取
り動作中にクライアントPCとのコネクションが確立で
きない場合でも、記憶手段に蓄積しておいて読み取りが
終了した後にクライアントPCに画像データを送信する
ようにしても良いし、あるいは、クライアントPCに送
信できない場合は、サーバにいったん画像データを蓄積
するような処理も可能である。従って、本発明のネット
ワーク画像入力装置は、クライアントPCとのコネクシ
ョンの状態に影響されずに画像の読み取り処理を行える
ので、原稿の読み取りをすぐに開始し、クライアントP
Cからの応答を待たずに高速で読み取り処理を行うこと
ができる。このため、ネットワーク画像入力装置からク
ライアントPCに直に画像データを送信することが可能
となり、ネットワークトラフィックおよびサーバの負荷
を軽減することができる。 【0010】従って、本発明では、画像入力装置で原稿
をスキャンして取得した画像データを、画像入力装置か
らコンピュータネットワークを介してクライアントPC
に入力する画像入力方法において、次のような工程を採
用することができる。 【0011】1.クライアントPCのアドレスを取得す
る設定工程。 2.画像データを取得開始すると、その画像データを画
像入力装置に設けられた記憶手段に一時的に記憶する読
み取り工程。 3.画像データの取得を開始するときに、コンピュータ
ネットワーク中のアドレスとのコネクションを確立する
接続工程。 4.コネクションが確立すると記憶手段に記憶された画
像データを送信する送信工程。 【0012】このように、記憶手段を設けることによ
り、画像データを取得する読み取り工程と、画像データ
を送信する送信工程を、それぞれのタイミングおよびス
ピードで並列処理することができる。従って、画像入力
装置からクライアントPCに対し、ダイレクトに短時間
で画像データを入力することが可能となる。 【0013】また、記憶手段にいったん画像データを蓄
積することによって、接続工程においてコネクションを
確立できないときは予め設定されたサーバアドレスに画
像データを送信するバックアップ工程を設けることも可
能であり、画像入力装置を長時間独占したり、あるい
は、画像データを入力できずに操作をやり直すといった
事態を防止できる。このような画像入力方法は、ソフト
ウェアとして提供することができ、ハードディスク(H
DD)やROMなどの処理装置が読み取り可能な記憶媒
体に収納して提供することができる。 【0014】さらに、本発明のネットワーク画像入力装
置は、このように、ネットワークを介してクライアント
PCに直に画像データを入力できるようにしているの
で、スキャンニングパラメータを設定する処理もクライ
アントPC側から行えるようにすることができる。すな
わち、ネットワーク接続手段を介してクライアントPC
からスキャンニングパラメータを受信可能な入力制御手
段を設けることにより、クライアントPCでネットワー
クに接続された画像入力装置の制御を行うことができ
る。上記の設定工程に続いて、コンピュータネットワー
クを介してクライアントPCからスキャンニングパラメ
ータを受信するパラメータ設定工程を設けることができ
る。 【0015】また、ネットワーク接続手段が、TCP/
IPを使ってデータを送受信できるようにすることによ
り、より汎用性の高いネットワーク画像入力装置を提供
できる。そして、入力制御手段に、クライアントPCの
ブラウザでスキャンニングパラメータを設定可能な設定
用ファイルを送信できるHTTPサーバ部を設けること
により、クライアントPCのハードウェアやオペレーシ
ョンシステム(OS)に影響されることなく、ネットワ
ークを介してスキャンニングパラメータを設定できる。
また、送信制御手段にも画像データをクライアントPC
のブラウザに送信可能なHTTPサーバ部を設けること
により、ハードウェアやOSの異なるクライアントPC
にも確実に画像データを送信することができる。また、
画像データの読み込みをコンピュータネットワークを介
してクライアントPCから制御するようにすることも可
能である。従って、本発明により、クライアントPCの
プラットフォームに依存しないで使用できるネットワー
ク画像入力装置および画像入力方法を提供することがで
きる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1に、本発明のネットワー
ク画像入力装置として、ネットワークスキャナ10の例
を示してある。本例のネットワークスキャナ10は、従
来のカラースキャナの側方が延びた形状になっており、
ハウジング10aの延びた部分にLCD11とタッチパ
ネル12が積層された操作パネルが配置され、その内部
に管理ユニット17が設置されている。ネットワークス
キャナ10は、さらにLANなどのコンピュータネット
ワーク(ネットワーク)5に接続されており、ネットワ
ーク5を介してユーザのパソコン(クライアントPC)
1およびサーバ2などとデータを交換できるようになっ
ている。 【0017】図2に、ネットワークスキャナ10の概略
構成をブロック図を用いて示してある。本例のネットワ
ークスキャナ10は、裏面にネットワーク5と10BA
SE−Tや100BASE−Tなどのケーブルを用いて
接続するためのネットワークコネクタ15が設けられて
おり、ネットワーク制御部18を介してバス19に接続
されている。このネットワークコネクタ15とネットワ
ーク制御部18によってネットワーク接続部22が構成
されている。また、原稿をスキャンして画像データを取
得するためのスキャナ13とその制御部16によって画
像入力部21が構成されている。これらネットワーク接
続部22および画像入力部21はバス19に接続され、
制御ユニット20を介してデータ交換ができるようにな
っている。 【0018】本例の制御ユニット20は、ネットワーク
スキャナ10の中央処理装置であるCPU25と、CP
U25などを動作するためのソフトウェアやデータを記
憶したROM26と、一次的な記憶領域として使用され
るRAM27とを備えている。また、ネットワークスキ
ャナ10の状態や各モードの設定値などを表示するため
の出力装置としてLCD11およびLCD制御部31が
設けられ、パラメータ設定などのための操作パネルであ
るタッチパネル12およびタッチパネル制御部32が設
けられている。さらに、表示用などのキャラクタを生成
するキャラクタジェネレータ33、送受信するデータの
圧縮および伸長を行う圧縮伸長部34、および画像入力
部21から入力された画像データをクライアントPC1
で取り扱える形式、例えば、GIFやJPEGなどのフ
ァイル形式に従って変換するなどの処理をハードウェア
を用いて行う画像処理部35を備えている。また、本例
のネットワークスキャナ10は、画像入力部21から入
力された画像データの一時的な記憶領域、各ユーザ毎に
設定されたスキャナ13の設定パラメータの記憶領域、
さらにはソフトウェアの記憶領域などとして用いられる
ハードディスク(HDD)36とHDD制御部37を備
えている。 【0019】〔ネットワークスキャナの概略構成〕図3
に、本例のネットワークスキャナ10の各機能を機能ブ
ロック図で示してある。本例のネットワークスキャナ1
0は、スキャナ13を含めた画像入力部21と、コンピ
ュータネットワーク(ネットワーク)5に接続してデー
タを送受信できるネットワーク接続部と、画像入力部2
1および画像入力部21で得られた画像データの入出力
を制御する制御ユニット20を備えている。本例の制御
ユニット20は、スキャナ13を含めた画像入力部21
に対し原稿読み取り時のパラメータを設定して読み取り
動作を開始すると共に、取得した画像データを一時的な
記憶手段であるHDD36の画像データの記憶エリア3
6aに記憶する入力制御ユニット45と、記憶エリア3
6aに記憶された画像データをクライアントPC1用の
画像データに変換してネットワーク経由で送信する送信
制御ユニット46と、さらに、HTTP(Hyper Text
Transfer Protocol)を用いてHTML(Hyper Text
Markup Language)やJAVA言語などで書かれたフ
ァイルをインターネットに接続されたクライアントPC
1のWWWのブラウザに転送できるHTTPサーバユニ
ット47を備えている。また、本例の制御ユニット20
は、入力制御ユニット45および送信制御ユニット46
をネットワークスキャナ10の機側で操作できる操作ユ
ニット23を備えており、入力手段であるタッチパネル
12と表示手段であるLCD11が接続されている。 【0020】本例のネットワークスキャナ10は、ネッ
トワーク接続部22のネットワークドライバがTCP/
IPを用いてデータを送受信でき、さらに、HTTPサ
ーバユニット47の転送用ファイルとして、スキャナ1
3のパラメータ設定用のファイルと、スキャナ13の操
作用のファイルと、さらに、スキャナ13で読み取った
画像データを表示するためのファイルなどがHDD36
の転送ファイル領域36bに用意されている。従って、
本例のネットワークスキャナ10においては、HTTP
サーバユニット47がネットワーク5を介してクライア
ントPC1からパラメータを受信する機能を備えてお
り、HTTPサーバユニット47と入力制御ユニット4
5でパラメータに基づき画像入力部21を制御する入力
制御部41を形成することができる。また、HTTPサ
ーバユニット47がネットワーク5を介してクライアン
トPC1に対し送信制御ユニット46で変換された画像
データを送信する機能を備えているので、送信制御ユニ
ット46とHTTPサーバユニット47とで送信制御部
42を形成することができる。 【0021】また、本例のネットワークスキャナ10
は、クライアントPC側にネットワーク対応のスキャナ
ドライバ(TWAINドライバ)をインストールしてお
くことにより、クライアントPCからネットワーク5お
よびネットワーク接続部22を介して入力制御ユニット
45にアクセスしてパラメータを設定などの入力制御を
行うことができる。また、出力制御ユニット46を用い
てネットワーク5を介してHDD36に記憶された画像
データをクライアントPC1に送信させることも可能で
ある。 【0022】さらに、本例のネットワークスキャナ10
は、操作ユニット23、LCD11およびタッチパネル
12を用いてローカルでスキャナ10を制御して読み取
った画像データをネットワーク5を経由してクライアン
トPC1に送信することももちろん可能であり、ユーザ
やクライアントPC1の環境あるいは原稿の種類などに
応じて様々な処理が行えるようになっている。また、本
例のネットワークスキャナ10は、クライアントPC1
に画像データとのコネクションが成立しないときや、途
中で接続が遮断されたときは読み取った画像データをネ
ットワーク上のサーバ2に自動的に出力先を変えて送信
する機能を備えている。このため、クライアントPC1
の側へのデータ転送を失敗した場合でもサーバ側に画像
データが残るので、スキャナ10で原稿の読み取りを再
度行うなどといった手間や時間をなくし、ネットワーク
スキャナ10が専有されてしまうケースが少なくなるよ
うにしている。 【0023】〔ローカルにおける処理手順〕図4ないし
図9に、本例のネットワークスキャナ10を用いて画像
データをクライアントPCに送信する処理の例を幾つか
示してある。 【0024】図4に示すように、本例のネットワークス
キャナ10は、通常は、ステップ51で動作要求が入力
されるのを待つスタンバイ状態であり、動作要求がある
と、その動作要求に応じた処理を行う。まず、ステップ
52で、ネットワークスキャナ10の操作ユニット23
を介して動作要求があると、ステップ60でローカル処
理を行う。図5にさらに詳しく示してあるように、ロー
カル処理においては、ステップ61で画像データを送信
するクライアントの選択を行うために、操作ユニット2
3でLCD11およびタッチパネル12を用いてクライ
アントPCのアドレスを入力する。あるいは、既にネッ
トワークスキャナ10に登録済のユーザのアドレスを選
択する。次に、ステップ62で、同様に操作ユニット2
3を用いてスキャンニングする際のパラメータを設定す
る。パラメータはタッチパネル12を用いて新たに設定
することも可能であるし、あるいは、既にユーザ名で登
録済のパラメータの組み合わせをLCD11に表示し
て、その中から選択して使用することも可能である。こ
のようにして原稿の読み取る準備が終了すると、原稿を
スキャナ10にセットし、ステップ63でネットワーク
スキャナ10のスタートキーを押し下げる。これによっ
てスキャナ10が処理を開始する。 【0025】まず、ステップ64において、入力制御ユ
ニット45が設定されたパラメータに従い画像入力部2
1を制御し、スキャンを開始する。これによって、スキ
ャナ13が原稿の読み取りを開始し、入力制御ユニット
41は走査ライン毎に画像データを取得して、その画像
データをステップ65でHDDの記憶エリア36aにス
トックする。そして、ステップ67において原稿の読み
取りが終了するまでそれを繰り返す。 【0026】この画像データを読み取る処理と並行し
て、送信制御ユニット46は、ネットワーク接続部22
を用い、ステップ70において画像データの送信先であ
るクライアントPCとのコネクションを確立する。コネ
クションを確立するために、クライアントPC側は固定
のソケット番号でListen状態にされている。ステップ7
1でコネクションが確立されたことが確認できたらステ
ップ66に移行し、HDDの記憶エリア36aにストッ
クされた画像データの送信を開始する。クライアントP
Cの側には画像データが受信されていることがモニター
などに表示される。図5に示してあるように、HDDへ
画像データを記憶する処理(ステップ65)と、HDD
より画像データを送信する処理(ステップ66)は並列
して行われており、いったんコネクションが確立する
と、スキャナ13を備えた画像入力部21からの画像デ
ータの読み込みと、ネットワーク接続部22からの画像
データの送信は同時に行われる。一方、ステップ71で
クライアントPCとのコネクションを確立できない場合
は、ステップ72で送信先をネットワーク上の所定のサ
ーバ72に変更し、ステップ66に移行してサーバ宛に
画像データの送信を行う。コネクションが確立できない
場合は、その旨をスキャナのLCD11に表示すしてユ
ーザのその後の処理を選択させることも可能である。さ
らに、サーバ宛に送信先を変更する代わりに、原稿をよ
みって画像データがHDDに記憶されている間、定期的
にクライアントPCとのコネクションの確立をトライす
るような処理を選択することももちろん可能である。 【0027】クライアントPC1あるいはサーバとのコ
ネクションが確立した場合は、ステップ68において、
HDDの記憶エリア36aの画像データが終了するまで
画像データをクライアントPCあるいはサーバに送信す
るプロセスを繰り返す。ステップ68で画像データが終
了するとステップ69でコネクションを開放し送信を終
了する。 【0028】このように、本例のネットワークスキャナ
10は、画像入力部21から受信した1ライン毎の画像
データをいったんハードディスク上の記憶エリアに蓄積
し、その記憶エリアからクライアントPC1の側に画像
データを送信するようにしており、これらの記憶エリア
に蓄積する処理と、記憶エリアから画像データを送信す
る処理がマルチタスクで並列して行われるようになって
いる。従って、ネットワークスキャナ10とクライアン
トPC1とのコネクションの状態にかかわらず画像デー
タの読み込みを進めることが可能であり、コネクション
の確立の有無にかかわらず画像データの読み込みを開始
することができる。従って、ネットワークとの接続状況
にかかわらずスキャナ13の機能を十分に発揮させるこ
とができる。また、コネクションを確立する工程と、ス
キャナで画像データを取得する工程も並行で処理するよ
うにできるので、ネットワークスキャナ10にスタート
オーダがでるとコネクションの確立を待たずにスキャナ
13をスタートすることが可能であり、ユーザがネット
ワークスキャナ10をローカルで操作する時間を大幅に
低減できる。本例のネットワークスキャナ10において
は、原稿の読み取りと、画像データのクライアントPC
1への送信が並行して処理されるので、ネットワークス
キャナ10のトータルの処理時間は大幅に短縮される。
クライアントPCとのコネクションが確立できないこと
が判明したときでも、サーバ2に切り換えて画像データ
を出力することができるので、スキャナ13で読み取ら
れた画像データを無駄にせずにすむようになっている。 【0029】〔スキャナドライバ(TWAIN)による
処理〕図4に戻って、ネットワークスキャナ10に対
し、ステップ53においてネットワーク5を介して動作
要求があると、ステップ54においてクライアントPC
にインストールされたネットワーク対応のスキャナドラ
イバ(TWAIN)を用いた動作要求であるか否かが確
認される。TWAINを用いたスキャナ処理が要求され
ている場合はステップ80でTWAIN対応の処理を行
う。まず、ユーザが一度、原稿をネットワークスキャナ
10にセットしに行き、スキャナのタッチパネル12に
よってスキャナがユーザによって使用されている状態に
する。スキャナのLCD11にはスキャナ使用中の表示
が行われる。このような処理は、クライアントPCの側
から行うことも可能である。この状態で、スキャナ10
にネットワーク経由でクライアントPCからアクセスが
あると、図6に示してあるように、送信制御ユニット4
6はステップ81でクライアントPCのアドレスを取得
し、送信先にセットする。一方、入力制御ユニット46
は、ステップ82でクライアントPCで画像処理用のア
プリケーションが立ち上げられ、そのアプリケーション
からTWAINを介してパラメータが設定されるのを待
つ。ステップ83で、クライアントPC側のアプリケー
ションを用いてスキャナのパラメータが設定されると、
ステップ84でクライアントPCのアプリケーションか
らスキャン開始のためのパケットが送信されるのを待
つ。そして、スキャン開始のパケットを受信すると原稿
のスキャンを開始する。 【0030】ネットワーク経由のTWAINに対応した
処理において、ローカルでクライアントPCに画像デー
タを送信するのと同様の処理が行われる。まず、ステッ
プ85において、入力制御ユニット45が設定されたパ
ラメータに従い画像入力部21を制御し、スキャンを開
始する。これによって、スキャナ13が原稿の読み取り
を開始し、入力制御ユニット41は走査ライン毎に画像
データを取得して、その画像データをステップ86でH
DDの記憶エリア36aにストックする。そして、ステ
ップ88において原稿の読み取りが終了するまでそれを
繰り返す。 【0031】一方、送信制御ユニット46は、画像デー
タを読み取る処理と並行して、ステップ87でHDDの
記憶エリア36aにストックされた画像データの送信を
開始し、ステップ89においてHDDの記憶エリア36
aの画像データが終了するまで画像データをクライアン
トPCに送信するプロセスを繰り返す。画像データが送
信されると、クライアントPCの側には画像データが受
信されていることがモニターなどに表示される。図6に
示してあるように、HDDへ画像データを記憶する処理
(ステップ86)と、HDDより画像データを送信する
処理(ステップ87)は並列した処理となっており、ス
キャナ13を備えた画像入力部21からの画像データの
読み込みと、ネットワーク接続部22からの画像データ
の送信が同時に進行する。 【0032】このように、ネットワークTWAINに対
応した処理においても、本例のネットワークスキャナ1
0は、画像入力部21から受信した1ライン毎の画像デ
ータをいったんハードディスク上の記憶エリアに蓄積
し、その記憶エリアからクライアントPC1の側に画像
データを送信するようにしており、これらの記憶エリア
に蓄積する処理と、記憶エリアから画像データを送信す
る処理がマルチタスクで並列して行われるようになって
いる。従って、ネットワーク5を経由した送信スピード
やネットワークトラフィックの状態にかかわらず画像入
力部21および入力制御ユニット45においては、画像
データの読み込みを進めることができる。このため、ネ
ットワークとの接続状況にかかわらずスキャナ13の機
能を十分に活かして処理を進めることが可能であり、ユ
ーザにネットワークスキャナ10が専有される時間を可
能な限り低減できる。従って、ネットワークのトラフィ
ック状況が悪く画像データの送信に時間がかかる場合で
も、画像入力部21における原稿の読み取りは通常のス
キャナ13のペースで進められ、次のジョブあるいはユ
ーザにネットワークスキャナ10を明け渡すことができ
る。このため、ネットワークスキャナ10を非常に効率
的に共有することができ、ネットワークに接続された周
辺機器として好適なスキャナとなっている。 【0033】〔ブラウザによる処理〕図4に戻って、次
に、ネットワークスキャナ10に対し、ブラウザを用い
た動作要求があるとステップ55において判断され、ス
テップ100でブラウザに対応したスキャン処理が行わ
れる。この処理においても、ユーザが一度、原稿をネッ
トワークスキャナ10にセットしに行き、スキャナのタ
ッチパネル12によってスキャナがユーザによって使用
されている状態にして、スキャナのLCD11にはスキ
ャナ使用中の表示が行われる。このような処理は、クラ
イアントPCの側から行うことも可能である。この状態
で、クライアントPC1で立ち上げられたブラウザ経由
でアクセスがあると、図7に示してあるように、送信制
御ユニット46はステップ101でクライアントPCの
アドレスを取得し、送信先にセットする。本例のネット
ワークスキャナ10は、クライアントPC1の上でWW
Wのブラウザ、例えば、マイクロソフト社のインターネ
ットエクスプローラ、ネットスケープ社のネットスケー
プナビゲータなどを立ち上げてURL(UniversalResou
rce Locator)として「http://(ネットワー
クスキャナ10のIPアドレス)/(スキャナパラメー
タを設定するためのファイル).html」を設定して
リンクを張ることによりネットワーク経由でアクセスす
ることができる。そして、ネットワークスキャナ10
は、ブラウザからのアクセスがあると、ステップ101
でアクセスを行ったクライアントPC1のIPアドレス
を取得する。次に、ステップ102において、HTTP
サーバ47がパラメータ設定用のHTMLで作成されが
HTMLファイルをクライアントPC1に送信する。ク
ライアントPC1の側は、このHTMLファイルを受信
することにより、スキャナ13の設定画面がブラウザ上
に表示される。従って、クライアントPC1はネットワ
ーク5を経由してローカル接続されたスキャナと同じ条
件でスキャナ13のパラメータ設定が可能になる。 【0034】クライアントPC1にスキャナ13の制御
画面が現れると、スキャナ13のパラメータの設定作業
に入り、スキャナ10はステップ103でパラメータ設
定待ちになる。この間に、ユーザは原稿をネットワーク
スキャナ10のスキャナ13の原稿台にセットすること
も可能である。また、クライアントPC1のブラウザに
表示された設定画面を用いてプレビューを行い、プレビ
ュー画面に基づきスキャナ13のパラメータを選択する
ことが可能である。スキャニング用のパラメータが決定
すると、そのパラメータをブラウザの画面を介してネッ
トワークスキャナに送信し、ステップ104でネットワ
ークスキャナのHTTPサーバ47が受信して入力制御
ユニット45にパラメータを設定する。クライアントP
C1で設定されたパラメータは、HTTPのgetある
いはpostといったAPIを用いてHTTPサーバ4
7で取得することが可能であり、それらのパラメータを
入力制御ユニット41に送ってスキャナ13の設定を行
う。この段階では、クライアントPC1とネットワーク
スキャナ10との間のコネクションが確立しているの
で、ユーザはネットワークスキャナ10をローカル接続
されたスキャナと同様に操作することが可能である。例
えば、スキャナのパラメータを変えながらプレビューを
繰り返して自分の好みの画像が得られるようにパラメー
タを設定することができる。この間、他のユーザに対し
ネットワークスキャナ10が使用中であることを示すた
めにスキャナ10のLCD10に何らかの表示をするこ
とが望ましい。また、別のPCから同ネットワークスキ
ャナにアクセスが生じた場合、ブラウザ上またはネット
ワークTWAIN上で使用中(使用者情報)を表示する
ことが望ましい。 【0035】また、ステップ104で設定する、スキャ
ナ13のパラメータはユーザのIPアドレスなどと共に
ネットワークスキャナ10に登録しておくことが可能で
ある。そして、複数の登録されたパラメータの中から読
み取ろうとしている原稿に適したものをユーザが選択し
てスキャナ13に設定することが可能である。このよう
な登録されたパラメータの選択は、クライアントPC1
の側からも可能であり、また、ネットワークスキャナ1
0のオペレーションパネル19を用いても行う可能であ
る。登録されたパラメータは、先に説明したようなネッ
トワークスキャナ10の側でスキャンニングの操作を行
いクライアントPC1にローカル処理(ステップ60)
で画像データを送信する場合に特に有効である。 【0036】パラメータの設定が終了すると、スキャン
を開始する処理に移る。まず、ステップ105でスキャ
ンを開始するオーダを送信できるHTMLファイルをH
TTPサーバからクライアントPCに送り、ユーザにス
キャンデータを収納するファイル名を設定させる。そし
て、ステップ106で、ネットワークスキャナ10に対
し、GIFやJPEGといったクライアントPC1の側
で受信したいファイル要求のコマンドが送信されるのを
待って、スキャナ13をスタートさせる。ネットワーク
スキャナ10が画像ファイルを要求するパケットを受信
すると、入力制御ユニット45が設定されたパラメータ
に従い画像入力部21を制御し、スキャンを開始する。
これによって、ステップ107でスキャナ13が原稿の
読み取りを開始し、ステップ108で入力制御ユニット
41は走査ライン毎に画像データを取得して、その画像
データをHDDの記憶エリア36aにストックする。そ
して、ステップ111において原稿の読み取りが終了す
るまでそれを繰り返す。 【0037】本例の処理においても、上記と同様に、画
像データを読み取る処理と並行してステップ110で送
信制御ユニット42が、HDDの記憶エリア36aにス
トックされていた画像データを、例えば、1走査ライン
毎にクライアントPC1から要求されたファイル形式の
GIFやJPEGなどの画像データに変換してネットワ
ーク接続部22に送る。ネットワーク接続部22はネッ
トワークドライバによってクライアントPC1のIPア
ドレスに画像データを送信する。そして、ステップ11
3で記憶エリア36aにストックされていた画像データ
が終了するまで画像データの変換および送信を繰り返
す。クライアントPC1の側は、HTTPサーバ47か
ら走査ライン毎に画像データを受信すると、ブラウザ上
に表示用に変換された受信データが表示され、ネットワ
ークスキャナ10からの受信状況が判る。 【0038】ステップ111でスキャナ13による原稿
の読み取りが終了し、さらに、ステップ113で記憶エ
リア36aに一時的にストックされていた画像データの
送信が終了すると、ネットワークスキャナ10を用いた
一連の画像入力処理が終了し、クライアントPCとのコ
ネクションは解消される。一方、ステップ109におい
て、画像データを送る際に、クライアントPC1とのコ
ネクションが絶たれた場合は、画像データを送信するプ
ロセスをバイパスする。そして、ステップ111で原稿
を読み終わった段階で、ステップ112でクライアント
PCに正常に画像データが送信できたか否かを判断し、
送信できなかった場合は、後述するファイル転送の処理
に移行する。ファイル転送処理では、画像データをネッ
トワークサーバ2にいったん転送することによって送信
できなかった画像データが記憶エリア36aに蓄積され
るのを防止すると共に、何らかの原因によってクライア
ントPC1がネットワーク5に接続できなかったときで
も、後でサーバ2から所望の画像ファイルをゲットする
ことができる。このように、一時的な記憶エリア36a
に画像データをいったん記憶することによりサーバ2を
バックアップの記憶領域として利用することが可能にな
る。 【0039】このように、本例のネットワークスキャナ
10は、HTTPサーバを用いた処理においても、画像
入力部21から受信した画像データをいったん記憶エリ
アに蓄積し、その記憶エリアからクライアントPC1の
側に画像データを転送するようにしている。このため、
ネットワークスキャナ10とクライアントPC1とのコ
ネクションの状態、例えば、ネットワーク上のトラフィ
ックやクライアントPC1におけるプログラム処理状況
などにかかわらずネットワークスキャナ10の側では画
像データの読み込みを進めることが可能であり、ネット
ワークスキャナ10が専有される時間を最小限にして共
有化のメリットを最大限に活かせるようにしている。ま
た、上記の処理と同様に、コネクションが確立している
と、記憶エリア36aに画像データを記憶する処理と、
その画像データを随時クライアントPC1に送信する処
理が同時に並行して行われるようにしているので、ネッ
トワークスキャナ10のトータルの処理時間は大幅に短
縮される。さらに、記憶エリア36aに画像データをス
トックしているので、読み取り動作中にクライアントP
Cとのコネクションが遮断されたことが判明したときで
も、サーバ2に切り換えて画像データを出力することが
できるので、スキャナ13で読み取られた画像データを
無駄にせずにすむ。サーバ2に画像データのファイルを
転送する前にクライアントPC1とのコネクションを再
確立するステップを設けることももちろん可能である。 【0040】このように本例のネットワークスキャナ1
0は、コネクションが確立すれば短時間で原稿を読み取
って、その画像データをクライアントPC1に対し直に
送信することができる。従って、従来のネットワークス
キャナが、サーバに必ず画像データをいったんファイル
化して保管し、クライアントPCの側からゲットしなけ
ればならない処理と比較すると、ネットワークトラフィ
ックおよびサーバの負荷を大幅に軽減することができ
る。 【0041】また、クライアントPC1とコネクション
を確立してダイレクトに画像データを送ることができる
ので、スキャン用のパラメータの設定を行うときもクラ
イアントPC1とのコネクションを確立しておくことが
可能である。従って、プレビューを行いながらローカル
接続されたスキャナと同様に操作でき、好みの画像が得
られるようにパラメータをセットすることができる。 【0042】さらに、本例の処理では、TCP/IPを
用いてクライアントPC1と交信が可能であり、HTT
Pを用いてクライアントPC1の側でスキャンニング用
のパラメータを設定することができる。従って、クライ
アントPCのプラットホームに依存しない形式でパラメ
ータを設定するユーティリティーをサービスでき、パソ
コンのハードウェアやOS毎にスキャナドライバを開発
し提供する手間を省くことができる。本例のネットワー
クスキャナ10においてHTTPサーバ47から供給す
るHTMLを用いたスキャナのパラメータ設定用ファイ
ルと同じ機能は、先に述べたネットワーク対応のスキャ
ナドライバ(TWAIN)を用いた処理(ステップ8
0)でも可能であるが、この場合は、各パソコンのハー
ドウェアあるいはOS毎にネットワーク対応のスキャナ
ドライバを開発して提供することが必要になる。 【0043】〔パラメータ設定処理およびファイル転送
処理〕図4に戻って、ネットワークスキャナ10に対
し、ステップ56でネットワーク5を介したパラメータ
設定の要求があるとステップ120のパラメータを設定
する処理が行われる。このパラメータを設定する処理
は、図8に示してあるように、TWAIN対応のスキャ
ン処理80あるいはブラウザを介したスキャン処理10
0の初期設定としてのパラメータ設定と同様の処理であ
る。すなわち、ステップ121でクライアントPCのア
ドレスを取得し、送信先として仮セットする。次に、ス
テップ122でクライアントPCのアプリケーションか
らパラメータが設定されるのを待って、ステップ123
で、設定されたパラメータを記憶する。このパラメータ
は、ローカル処理60や、ネットワークを介してスキャ
ン処理80および100でも選択して使用することがで
きる。 【0044】次に、図4に戻って、ステップ57でファ
イル転送の要求があると、図9に示してあるように、H
DD36に記憶されている画像データの一次ファイルを
サーバ2に転送する処理125を行う。何らかの事情に
より、スキャナ13で読み取った画像データがクライア
ントPCやサーバに送信できない場合は、そのままHD
D36の記憶エリア36aに保存される。従って、コネ
クションが確立した段階で、サーバ2あるいはクライア
ントPCの側からファイル転送要求を出すことによって
HDD36に保持された画像データを転送することがで
きる。転送先はデフォルトとしてネットワークに接続さ
れたサーバ2になっているがクライアントPCの側に変
更することももちろん可能である。 【0045】このように、本例のネットワークスキャナ
10は、ネットワークに接続されて複数のユーザに共有
されることを考慮して様々な処理が用意されている。従
って、ユーザは、ネットワーク経由でもローカル操作で
も、また、スキャナドライバを用いても、あるいはブラ
ウザからでも本例のネットワークスキャナ10を利用す
ることが可能である。また、HDDを介して画像データ
の読み取りと転送をマルチタスク化して転送することに
よって、ネットワークスキャナ10の専有時間を短縮
し、さらに、接続が遮断されたような場合でも読み取っ
た画像データが無駄にならないようにするなど、本例の
ネットワークスキャナ10は、非常に効率良く共有でき
るようになっている。 【0046】 【発明の効果】以上に説明したように、本発明のネット
ワーク画像入力装置は、画像入力部から得られた画像デ
ータをいったん記憶手段に一時的にストックする入力制
御手段と、コネクションが確立したら記憶手段のの画像
データを変換してネットワーク接続部を経由してクライ
アントPCに送信する送信制御手段を有しており、記憶
手段に画像データをいったんストックすることにより、
画像入力部のスキャナが画像データを読み込むタイミン
グと量、およびネットワークを介してクライアントPC
に画像データを送信できるタイミングと量の調整が可能
なので、ファイルサーバを経由しなくても画像データを
クライアントPCに送信することができる。従って、本
発明のネットワーク画像入力装置は、ネットワーク上に
あるクライアントPCから画像データの入力要求を受信
するとクライアントPCにダイレクトに送信することが
可能であり、クライアントPCとのコネクションが確立
しだい、短時間で画像データを送信することができる。
従って、画像データを取得するための操作が非常に簡単
であり、また、ネットワークトラフィックも無駄に増や
さなくて良い。さらに、カラー画像のようにデータ量の
非常に大きな画像ファイルを一時的と言えどもファイル
サーバに設けなくて良いので、サーバの負荷も軽減でき
る。 【0047】さらに、本発明のネットワークスキャナ
は、HTTPを用いてパラメータ設定や操作さらには読
み取った画面を表示するユーティリティを提供できるよ
うにしているので、パソコンのOSなどに依存しないサ
ービスが可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本例のネットワークスキャナを概要を示す図で
ある。 【図2】本例のネットワークスキャナの概略構成を示す
ブロック図である。 【図3】本例のネットワークスキャナの機能的な構成を
示すブロック図である。 【図4】本例のネットワークスキャナの制御の概略を示
すフローチャートである。 【図5】ローカル処理の概略を示すフローチャートであ
る。 【図6】TWAIN対応の処理の概略を示すフローチャ
ートである。 【図7】ブラウザ対応の処理の概略を示すフローチャー
トである。 【図8】パラメータ設定処理の概略を示すフローチャー
トである。 【図9】ファイル転送処理の概略を示すフローチャート
である。 【図10】従来のスキャナをローカル接続した様子を模
式的に示す図である。 【図11】ネットワークスキャナの一例を模式的に示す
図である。 【符号の説明】 1・・クライアントPC 2・・サーバ 5・・コンピュータネットワーク 10・・ネットワークスキャナ 11・・LCD 12・・タッチパネル 17・・ハウジング 18・・管理ユニット 19・・操作パネル 20・・制御ユニット 21・・画像入力部 22・・ネットワーク接続部 23・・操作ユニット 36・・HDD 41・・入力制御部 42・・送信制御部 45・・入力制御ユニット 46・・送信制御ユニット 47・・HTTPサーバユニット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 画像入力装置において原稿をスキャンし
    て取得した画像データを、前記画像入力装置からコンピ
    ュータネットワークを介してクライアントPCに入力す
    る画像入力方法であって、 前記クライアントPCのアドレスを取得する設定工程
    と、 前記画像データを取得開始すると、その画像データを前
    記画像入力装置に設けられた記憶手段に一時的に記憶す
    る読み取り工程と、 前記画像データの取得を開始するときに、前記コンピュ
    ータネットワーク中の前記アドレスとのコネクションを
    確立する接続工程と、 前記接続工程でコネクションが確立すると前記記憶手段
    に記憶された前記画像データを送信する送信工程と、 前記接続工程でコネクションを確立できないときは予め
    設定されたサーバアドレスに前記画像データを送信する
    バックアップ工程とを有することを特徴とする画像入力
    方法。
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