JPH10136088A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH10136088A
JPH10136088A JP28260596A JP28260596A JPH10136088A JP H10136088 A JPH10136088 A JP H10136088A JP 28260596 A JP28260596 A JP 28260596A JP 28260596 A JP28260596 A JP 28260596A JP H10136088 A JPH10136088 A JP H10136088A
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JP28260596A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Sagiya
喜春 鷺谷
Toshiaki Kounoe
俊彰 鴻江
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グループセキュリティサービスが設定された
端末環境において、グループ外発信不可端末からグルー
プ外の宛先局への送信を自動的に実現する。 【解決手段】 グループ外発信不可端末である端末Aか
らグループ外の端末Fへ発信し(102)、端末Fがグ
ループ内端末でない旨のエラーメッセージを端末Aで受
信すると(110で肯定判定)、同じグループ内のグル
ープ外発信可能端末(端末D)の番号をメモリから読み
出し(120)、端末Dに対して端末Fへの中継送信を
依頼する(124)。そして、端末Dで中継送信が許可
された(126で肯定判定された)場合に、端末Dに画
情報を送信して(130)端末Fへの中継送信を実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信システムに係
り、より詳しくは、ISDN網が提供する閉域ユーザグ
ループのサービスにおいて、グループ外の回線番号の通
信端末装置への発信が可能な通信端末装置(グループ外
発信可能端末)と、グループ内の回線番号の通信端末装
置に対してのみ発信が可能な通信端末装置(グループ外
発信不可端末)とで構成された通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル通信技術の発達に伴い、
ISDN網の利用が広がっている。また、ネットワーク
のコンピュータ制御の推進に伴い、インテリジェントネ
ットワークのサービスが注目を得ている。そのサービス
の1つに閉域ユーザグループサービスがある。日本電信
電話株式会社(NTT)は、この閉域ユーザグループサ
ービスとして、ISDN網においてグループセキュリテ
ィサービスというサービス名称で提供している。
【0003】このグループセキュリティサービスは、I
SDN網を利用する複数の回線番号によって予めグルー
プを形成し、このグループに属した回線番号の通信端末
装置(グループ内の通信端末装置)を対象として、グル
ープに属していない回線番号の通信端末装置(グループ
外の通信端末装置)への発信及びグループ外の通信端末
装置からの着信を制限するものであり、これにより、グ
ループ内の通信端末装置において例えば、部外者への情
報の流出やダイレクトメール等の不要な情報の流入を防
止し、通信のセキュリティを確保することができる。
【0004】このグループセキュリティサービスにおけ
る発信及び着信の規制には、以下の4つのパターンがあ
り、回線の契約時に1つのパターンが選択され、設定さ
れる。 A:グループ内通信のみ可能 B:グループ内通信+グループ外通信(グループ外から
の着信のみ可能) C:グループ内通信+グループ外通信(グループ外への
発信のみ可能) D:グループ内通信+グループ外通信(グループ外から
の着信及びグループ外への発信が可能) 一般的には、1つのグループを形成する複数の回線番号
のうち、上記Bパターン、Cパターン、Dパターンの設
定は少数にとどめ、残りの回線番号に対しAパターンを
設定する。
【0005】ところで、上記のグループセキュリティサ
ービスでは、Aパターン又はBパターンに設定された回
線番号の端末(発信局)から、目的とする宛先局へ発信
する場合には、該宛先局がグループに属しているか否か
を発信局のオペレータが事前に把握しておく必要があ
る。
【0006】ここで、宛先局の回線番号がグループに属
していない場合には、発信局のオペレータは該宛先局へ
の発信を中止する又は同じグループ内のCパターン又は
Dパターンに設定された回線番号の端末に対し中継送信
を指示する等の対応を行う。但し、ここで中継送信を指
示するためには、発信局のオペレータがグループ内のC
パターン又はDパターンに設定された回線番号の端末を
事前に把握しておく必要がある。
【0007】このようにAパターン又はBパターンに設
定された回線番号の端末(発信局)からグループ外の宛
先局へ発信する場合には、発信局のオペレータが把握し
ておくべき事項は多く、特に、多数の通信端末装置で1
つのグループを形成している場合にはオペレータの負担
が非常に大きかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解消するために成されたものであり、グループセキュリ
ティサービスが設定された通信環境において、グループ
外発信不可端末からグループ外の宛先局への発信を自動
的に実現することで、オペレータの負担を軽減すること
ができる通信システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の通信システムは、複数の回線番号に
より1つのグループを形成し、前記複数の回線番号に対
応する複数の通信端末装置のうち、グループ外の回線番
号の通信端末装置への発信が可能な通信端末装置(グル
ープ外発信可能端末)の数及びグループ外の回線番号の
通信端末装置からの着信が可能な通信端末装置(グルー
プ外着信可能端末)の数を制限するためのISDN網が
提供する閉域ユーザグループのサービスにおいて、前記
グループ外発信可能端末と、グループ内の回線番号の通
信端末装置に対してのみ発信が可能な通信端末装置(グ
ループ外発信不可端末)とで、構成された通信システム
であって、前記グループ外発信不可端末は、前記グルー
プ外発信可能端末に、目的とするグループ外の宛先局へ
の中継送信を指示する中継送信指示手段を有することを
特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の通信システムでは、
請求項1記載の通信システムにおいて、前記グループ外
発信不可端末は、前記グループ外発信可能端末の回線番
号を記憶する記憶領域としてのメモリと、宛先局へ発信
したときにISDN網から送信されてくるメッセージを
解析する解析手段と、前記メッセージが、前記宛先局が
グループに属していないという内容であった場合に、前
記メモリにグループ外発信可能端末の回線番号が記憶さ
れているか否かを判定する判定手段と、をさらに有し、
前記中継送信指示手段は、前記メモリにグループ外発信
可能端末の回線番号が記憶されている場合に、前記グル
ープ外発信可能端末に前記宛先局への中継送信を指示す
る、ことを特徴とする。
【0011】また、請求項3記載の通信システムでは、
請求項2記載の通信システムにおいて、前記グループ外
発信不可端末は、前記メモリにグループ外発信可能端末
の回線番号が記憶されていない場合に、通信を中止させ
る通信中止手段をさらに有することを特徴とする。
【0012】また、請求項4記載の通信システムでは、
請求項2又は請求項3に記載の通信システムにおいて、
前記グループ外発信不可端末は、ISDN網からのメッ
セージの内容及び通信の処理内容の少なくとも一方を報
知する報知手段をさらに有することを特徴とする。
【0013】また、請求項5記載の通信システムでは、
請求項2乃至請求項4の何れか一項に記載の通信システ
ムにおいて、前記グループ外発信可能端末は、自端末が
グループ外発信可能端末である旨の識別情報をグループ
外発信不可端末に通知する通知手段をさらに有し、前記
グループ外発信不可端末は、前記グループ外発信可能端
末から前記識別情報を通知された場合に、該グループ外
発信可能端末の回線番号を前記メモリに登録する番号登
録手段をさらに有することを特徴とする。
【0014】また、請求項6記載の通信システムでは、
請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の通信システ
ムにおいて、前記グループ外発信可能端末は、前記グル
ープ外発信不可端末から前記中継送信指示を受信した場
合に、該中継送信指示を所定の判断情報に基づいて許可
するか否かを判断する判断手段をさらに有することを特
徴とする。
【0015】また、請求項7記載の通信システムでは、
請求項6記載の通信システムにおいて、前記判断手段
は、前記中継送信指示を送信したグループ外発信不可端
末の回線番号が予め設定された許可しうるグループ外発
信不可端末の回線番号に含まれるか否か、及び宛先局の
回線番号が予め設定された許可しうる宛先局の回線番号
に含まれるか否か、の少なくとも一方に基づいて、中継
送信指示を許可するか否かを判断する、ことを特徴とす
る。
【0016】また、請求項8記載の通信システムは、複
数の回線番号により1つのグループを形成し、前記複数
の回線番号に対応する複数の通信端末装置のうち、グル
ープ外の回線番号の通信端末装置への発信が可能な通信
端末装置(グループ外発信可能端末)の数及びグループ
外の回線番号の通信端末装置からの着信が可能な通信端
末装置(グループ外着信可能端末)の数を制限するため
のISDN網が提供する閉域ユーザグループのサービス
において、前記グループ外発信可能端末と、グループ内
の回線番号の通信端末装置に対してのみ発信が可能な通
信端末装置(グループ外発信不可端末)とで構成され、
且つ構成する各通信端末装置が宛先局の回線番号に対応
する短縮番号を登録する短縮登録機能を有する通信シス
テムであって、前記グループ外発信不可端末は、前記グ
ループ外発信可能端末の回線番号を記憶したメモリと、
宛先局の回線番号に対応する短縮番号を登録する場合
に、前記宛先局の回線番号がグループ内であるかグルー
プ外であるかを表す所属情報を登録する所属情報登録手
段と、宛先局の回線番号がグループ外であると登録した
場合に、前記宛先局へ中継送信する中継局となるグルー
プ外発信可能端末の回線番号を前記メモリから読み出す
読出手段と、読み出された中継局となるグループ外発信
可能端末の回線番号を前記短縮番号及び所属情報に対応
付けて登録する中継局番号登録手段と、を有することを
特徴とする。
【0017】また、請求項9記載の通信システムは、複
数の回線番号により1つのグループを形成し、前記複数
の回線番号に対応する複数の通信端末装置のうち、グル
ープ外の回線番号の通信端末装置への発信が可能な通信
端末装置(グループ外発信可能端末)の数及びグループ
外の回線番号の通信端末装置からの着信が可能な通信端
末装置(グループ外着信可能端末)の数を制限するため
のISDN網が提供する閉域ユーザグループのサービス
において、前記グループ外発信可能端末と、グループ内
の回線番号の通信端末装置に対してのみ発信が可能な通
信端末装置(グループ外発信不可端末)とで構成され、
且つ構成する各通信端末装置が宛先局の回線番号に対応
する短縮番号を登録する短縮登録機能を有する通信シス
テムであって、前記グループ外発信不可端末は、前記グ
ループ外発信可能端末の回線番号を記憶したメモリと、
宛先局へ発信したときにISDN網から送信されてくる
メッセージを解析する解析手段と、宛先局に対応する短
縮番号を用いて前記宛先局へ発信したときにISDN網
から送信されてきたメッセージが、前記宛先局がグルー
プに属していないという内容であった場合に、該宛先局
の回線番号がグループ外である旨の所属情報を登録する
登録手段と、宛先局の回線番号がグループ外であると登
録した場合に、前記宛先局へ中継送信する中継局となる
グループ外発信可能端末の回線番号を前記メモリから読
み出す読出手段と、読み出された中継局となるグループ
外発信可能端末の回線番号を前記短縮番号及び所属情報
に対応付けて登録する中継局番号登録手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0018】上記請求項1記載の通信システムは、IS
DN網が提供するグループセキュリティサービスにおい
て、グループ外の回線番号の通信端末装置への発信が可
能な通信端末装置(グループ外発信可能端末)と、グル
ープ内の回線番号の通信端末装置に対してのみ発信が可
能な通信端末装置(グループ外発信不可端末)とで、構
成されている。
【0019】このような通信システムにおいて、グルー
プ外発信不可端末は、宛先局がグループ内の通信端末装
置である場合は宛先局へデータを送信できるものの、宛
先局がグループ外の通信端末装置である場合は本来宛先
局へデータを送信できない。
【0020】そこで、グループ外発信不可端末は、同じ
グループに属するグループ外発信可能端末に中継送信指
示手段によって宛先局への中継送信を自動的に指示す
る。これにより、グループ外発信可能端末はグループ外
発信不可端末からのデータを宛先局へ自動的に中継送信
する。
【0021】このように、オペレータの負担を軽減して
自動的にグループ外発信不可端末からグループ外の宛先
局への送信を実現することができる。なお、上記の宛先
局への中継送信は、複数の宛先局への中継同報を含んで
おり、グループ外発信不可端末から複数の宛先局へ同報
送信したいが該複数の宛先局がグループ外端末である場
合に、請求項1記載の発明によってグループ外発信可能
端末に複数の宛先局への中継送信(中継同報)を指示す
ることで、グループ外発信不可端末から複数の宛先局へ
の同報送信を実現することができる。
【0022】例えば、宛先局がグループ内の通信端末装
置であるかグループ外の通信端末装置であるかが把握さ
れていない場合には、請求項2記載の発明のように、グ
ループ外発信不可端末が、ISDN網から送信されてく
るエラーメッセージを解析する解析手段と、グループ外
発信可能端末の番号を記憶するためのメモリと、を具備
した上で、まずグループ外発信不可端末から宛先局への
発信を試みる。ここで、宛先局がグループ内の通信端末
装置である場合、発信は成功する。
【0023】一方、宛先局がグループ外の通信端末装置
である場合は発信が失敗し、ISDN網から宛先局がグ
ループに属していないという内容のエラーメッセージが
送信されてくる。そこで、解析手段でエラーメッセージ
を解析し、該エラーメッセージが、前記宛先局がグルー
プに属していないという内容であった場合に、メモリに
グループ外発信可能端末の番号が記憶されているか否か
を判定手段によって判定する。ここで、グループ外発信
可能端末の番号が記憶されている場合に、中継送信指示
手段によってグループ外発信可能端末に宛先局への中継
送信を指示すれば良い。
【0024】但し、上記でメモリにグループ外発信可能
端末の番号が記憶されていない場合には、宛先局への中
継送信を指示する相手が存在しないので、請求項3記載
の発明のように、通信中止手段によって通信を中止させ
れば良い。
【0025】上記請求項2又は請求項3記載の発明のよ
うに、メモリにグループ外発信可能端末の番号が記憶さ
れているか否かを判定し、その判定結果に基づいて自動
的に宛先局への中継送信を指示したり通信を中止したり
する場合には、請求項4記載の発明のように、グループ
外発信不可端末に報知手段を備え、この報知手段によっ
てISDN網からのメッセージの内容及び通信の処理内
容の少なくとも一方をオペレータに報知することが望ま
しい。もちろん、メッセージの内容と通信の処理内容の
両方を報知することがより望ましい。
【0026】このように報知することで、オペレータは
ISDN網からのメッセージの内容や現在実行されてい
る通信の処理内容を認識することができる。
【0027】ところで、1つのグループ内にグループ外
発信可能端末とグループ外発信不可端末とが混在する場
合には、各端末においてどの端末がグループ外発信可能
端末であり、どの端末がグループ外発信不可端末である
かを把握することが望ましい。そのために、請求項5記
載の発明のように、グループ外発信可能端末は、通知手
段によって自端末がグループ外発信可能端末である旨の
識別情報をグループ外発信不可端末に通知することが望
ましい。
【0028】そして、上記識別情報を通知されたグルー
プ外発信不可端末では、番号登録手段によって、前記通
知してきたグループ外発信可能端末の回線番号を自動的
にメモリに登録することが望ましい。
【0029】以上では、グループ外発信可能端末が中継
送信指示を受信し、その中継送信指示通りに中継送信を
行うものとして説明したきたが、請求項6記載の発明の
ように、グループ外発信可能端末側に中継送信指示の許
可機能を持たせても良い。
【0030】即ち、請求項6記載の発明では、グループ
外発信可能端末において、グループ外発信不可端末から
の中継送信指示を受信すると、判断手段によって該中継
送信指示を所定の判断情報に基づいて許可するか否かを
判断する。
【0031】より具体的には、請求項7記載の発明のよ
うに、グループ外発信可能端末の判断手段は、グループ
外発信不可端末の回線番号が予め設定された許可しうる
グループ外発信不可端末の回線番号に含まれるか否か、
及び宛先局の回線番号が予め設定された許可しうる宛先
局の回線番号に含まれるか否か、の少なくとも一方に基
づいて、中継送信指示を許可するか否かを判断すれば良
い。例えば、宛先局の番号が遠隔地の番号であった場合
には、中継送信に要する通信コストが高くなってしまう
ので、遠隔地の宛先局への中継送信を許可しない等の対
応を行うことができる。
【0032】上記請求項8又は請求項9に記載の通信シ
ステムを構成する各通信端末装置は、宛先局の回線番号
に対応する短縮番号を登録する短縮登録機能を有してい
る。
【0033】このうち請求項8記載の通信システムを構
成するグループ外発信不可端末は、グループ外発信可能
端末の回線番号を記憶したメモリを備えており、このメ
モリでグループ外発信可能端末の回線番号を管理してい
る。一方でこのグループ外発信不可端末では、宛先局の
回線番号に対応する短縮番号を登録する場合に、該宛先
局の回線番号がグループ内であるかグループ外であるか
を表す所属情報を所属情報登録手段によって登録する。
【0034】ここで、宛先局の回線番号がグループ外で
あると登録すると、宛先局へ中継送信する中継局となる
グループ外発信可能端末の回線番号を読出手段によって
自動的にメモリから読み出し、中継局番号登録手段によ
って前記読み出された中継局となるグループ外発信可能
端末の回線番号を短縮番号及び所属情報に対応付けて登
録する。
【0035】これにより、宛先局の回線番号に対応する
短縮番号を登録する場合に該宛先局の回線番号の所属情
報を自動的に登録することができると共に、宛先局の回
線番号がグループ外であると登録した場合には中継局と
なるグループ外発信可能端末の回線番号を短縮番号及び
所属情報に対応付けて自動的に登録することができる。
【0036】一方の請求項9記載の通信システムを構成
するグループ外発信不可端末も、グループ外発信可能端
末の回線番号を記憶したメモリを備えており、このメモ
リでグループ外発信可能端末の回線番号を管理してい
る。一方でこのグループ外発信不可端末では、宛先局へ
発信したときにISDN網から送信されてくるメッセー
ジを解析手段によって解析することができる。
【0037】ここで、宛先局に対応する短縮番号を用い
て宛先局へ発信したときにISDN網から送信されてき
たメッセージが、宛先局がグループに属していないとい
う内容であった場合、該宛先局の回線番号がグループ外
である旨の所属情報を登録手段によって自動的に登録す
る。さらに、宛先局へ中継送信する中継局となるグルー
プ外発信可能端末の回線番号を読出手段によってメモリ
から読み出し、中継局番号登録手段によって前記読み出
された中継局となるグループ外発信可能端末の回線番号
を短縮番号及び所属情報に対応付けて登録する。
【0038】これにより、短縮番号を用いて宛先局へ発
信しISDN網から送信されてきたメッセージが、宛先
局がグループに属していないという内容であった場合
に、宛先局の回線番号がグループ外である旨の所属情報
を自動的に登録することができると共に、中継局となる
グループ外発信可能端末の回線番号を短縮番号及び所属
情報に対応付けて自動的に登録することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、本発明に係る第1実施形態を説
明する。
【0040】図1には、本発明に係る通信システムを構
成する通信端末装置10のブロック図が示されている。
この通信端末装置10には、通信端末装置10全体の制
御を行うCPU12と、装置全体を制御するための制御
プログラム、本発明に係る中継送信指示に関する制御を
行うためのプログラム、他の通信端末装置から中継送信
指示を受けた場合に中継局として中継送信を実行するた
めのプログラム、短縮登録処理を制御するためのプログ
ラム等が予め記憶されたROM28と、上記各種プログ
ラム等が使用する作業用記憶域としてのRAM14と、
が設けられている。
【0041】また、通信端末装置10には、磁気ディス
ク装置等で構成され電源切断後でも記憶しておくべきデ
ータの記憶装置としての不揮発性記憶装置16と、オペ
レータが各種処理の開始・停止指示等の操作を行うため
のキーボード及び各種処理に関する情報を表示するため
のディスプレイにより構成された操作表示装置18と、
送信される原稿を読み取る読取装置20と、読取装置2
0により読み取った画情報に対し符号化、復号化、拡
大、縮小等の処理を行う画像処理装置22と、画情報専
用のメモリとしての画像蓄積装置24と、が設けられて
いる。なお、上記画情報は送信される原稿から読み取っ
た情報を意味し、この画情報には画像、文字、記号等の
情報が含まれる。
【0042】また、通信端末装置10には、通信端末装
置10をISDN網39へ接続するためのISDN制御
装置36が設けられており、このISDN制御装置36
は、G4ファクシミリ通信等のデジタル網に適した通信
を制御する通信制御部30に接続されると共に、G3フ
ァクシミリ通信等のアナログ網に適した通信を制御する
通信制御部32に変復調器(CODEC)34を介して
接続されている。
【0043】更に、通信端末装置10には、グループ外
発信可能端末の回線番号を記憶するためのメモリとして
のグループ外発信可能端末番号記憶メモリ38と、中継
送信を許可するか否かを判断するための基準となる情報
を記憶するためのメモリとしての中継送信許可設定情報
メモリ40と、が設けられている。
【0044】なお、以上の装置のうち変復調器34を除
く他の装置は、システムバス26を介して相互に接続さ
れている。
【0045】次に、図2を用いて、本発明の通信システ
ムに相当するグループセキュリティサービスの端末環境
を説明する。図2に示すように本実施形態での端末環境
は、前述した図1の通信端末装置10と同一の構成の通
信端末装置(以下、端末と称する)7台で形成されてい
るものとし、各端末に対してISDN回線が1本接続さ
れているとする。
【0046】7台の端末のうち、枠90で囲んだ5台の
端末A、B、C、D、Eで使用される回線の回線番号が
ISDN網に1つのグループとして登録されており、端
末G、Fで使用される回線の回線番号はこのグループに
は属していない(即ち、端末G、Fはグループ外端末で
ある)。さらに、端末A、B、Cはグループ内の端末に
対してのみ発信可能な端末(グループ外発信不可端末)
として、端末D、Eはグループ内の端末のみならずグル
ープ外端末へも発信可能な端末(グループ外発信可能端
末)としてISDN網に登録されている。なお、上記図
2の端末環境は、後述する第2〜第5実施形態でも同様
である。
【0047】次に、本第1実施形態の作用を説明する。
ここでは、特許請求の範囲の請求項1〜4に記載した発
明に関連し、図2の端末Aからグループ外端末である端
末Fへ発信し「宛先局がグループ内端末でない」旨のエ
ラーメッセージを受信した場合に、端末Aにおいてグル
ープ外発信可能端末に中継送信を指示して宛先局へ中継
送信させる例を、図3を用いて説明する。
【0048】端末Aのオペレータが操作表示装置18の
キーボードによって端末Fへの発信処理の実行指示を行
うと、端末AのCPU12によって図3に示す制御ルー
チンが実行開始される。
【0049】図3のステップ102では、端末Fを宛先
局として発呼する。この発呼が成立すればステップ10
6へ進み通常の通信を実行するが、上記のように宛先局
としての端末Fがグループ外端末である場合には発呼は
成立せず、通信エラーとなる。そして、「宛先局がグル
ープ内端末でない」旨のエラーメッセージがISDN網
から端末Aへ送信される。
【0050】端末Aでは、次のステップ108でエラー
メッセージの内容を解析する。ここで、「宛先局がグル
ープ内端末でない」旨のエラーメッセージでない場合に
はステップ112へ進み、通常のエラー処理を実行す
る。一方、「宛先局がグループ内端末でない」旨のエラ
ーメッセージである場合にはステップ114へ進み、そ
のエラー内容を操作表示装置18のディスプレイに表示
する。これにより、端末Aのオペレータは端末Fがグル
ープ内端末でないことを認識することができる。
【0051】次のステップ116では、グループ外発信
可能端末番号記憶メモリ38にグループ外発信可能端末
の回線番号が記憶されているか否かをチェックし、ここ
でグループ外発信可能端末の回線番号が記憶されていな
い場合は、グループ外発信可能端末に中継送信を依頼す
ることができないので、ステップ118へ進み、グルー
プ外発信可能端末が無いため通信を中止する旨を操作表
示装置18のディスプレイに表示する。これにより、端
末Aのオペレータは、グループ外発信可能端末が無いた
め通信を中止することを認識することができる。
【0052】一方、ステップ116でグループ外発信可
能端末の回線番号が記憶されている場合は、ステップ1
20へ進み、グループ外発信可能端末番号記憶メモリ3
8から1つのグループ外発信可能端末の回線番号を読み
出す。ここで、複数のグループ外発信可能端末の回線番
号が記憶されている場合は、例えば、宛先局への中継送
信を行ったときに通信料金が最も安くなるようにグルー
プ外発信可能端末を選択してその回線番号を読み出して
も良い。更に、選択したグループ外発信可能端末に対し
後述するステップ124で発呼したときに話中であった
場合には、他のグループ外発信可能端末を選択してその
回線番号を読み出しても良い。なお、ここでは図2に示
す端末Dの回線番号を読み出したとする。
【0053】次のステップ122では、宛先局としての
端末Fがグループ外端末であるので端末Dに端末Fへの
中継送信を依頼する旨を操作表示装置18のディスプレ
イに表示する。これにより、端末Aのオペレータは、端
末Dに端末Fへの中継送信を依頼することを認識するこ
とができる。そして、次のステップ124で宛先局とし
ての端末Fへ中継送信するよう端末Dに依頼する。
【0054】グループ外発信可能端末である端末Dで
は、端末Aから中継送信を依頼されると、所定条件(例
えば、宛先局としての端末Fが遠隔地の端末ではないか
等)に基づいて中継送信を許可するか否かを判断し、そ
の判断結果を端末Aへ通知する。
【0055】端末Aでは、次のステップ126で端末D
による判断結果を判定し、端末Dにより不許可とされた
場合はステップ128へ進み、中継送信が許可されなか
ったため通信を中止する旨を操作表示装置18のディス
プレイに表示する。これにより、端末Aのオペレータ
は、中継送信が許可されず通信を中止することを認識す
ることができる。
【0056】一方、ステップ126で端末Dにより許可
された場合はステップ130へ進み、端末Dに画情報を
送信する。画情報を受信した端末Dでは、画情報を端末
Fへ中継送信する。そして、端末Aでは、全ての画情報
を端末Dに送信完了すると、ステップ134で通信終了
処理を行い、発信処理を終了する。
【0057】以上の第1実施形態では、グループ外発信
不可端末である端末Aからグループ外の端末Fへ発信し
エラーとなっても、自動的にグループ外発信可能端末で
ある端末Dの回線番号をメモリから読み出し端末Dに中
継送信を依頼することによって、端末Aから端末Dを経
由して端末Fへデータを送信することができる。このよ
うに、オペレータの負担を軽減して自動的にグループ外
の宛先局へ発信することができる。
【0058】また、ISDN網からのエラーメッセージ
の内容や通信の処理内容をディスプレイに表示してオペ
レータに報知するので、オペレータはISDN網からの
エラーメッセージの内容や現在実行されている通信の処
理内容を的確に把握することができる。
【0059】[第2実施形態]次に、第2実施形態を説
明する。ここでは、特許請求の範囲の請求項5に記載し
た発明に関連し、図2の端末Dから同じグループ内のグ
ループ外発信不可端末(端末A、B、C)に「自端末が
グループ外発信可能端末である」旨を通知し、該通知を
受けた端末A、B、Cにおいてグループ外発信可能端末
番号記憶メモリ38に端末Dの回線番号を登録する例
を、図4、5を用いて説明する。
【0060】最初に、図4を用いて端末Dからの通知処
理を説明する。端末Dのオペレータが操作表示装置18
のキーボードによって、グループ外発信不可端末への通
知処理の実行指示を行うと、端末DのCPU12によっ
て図4に示す制御ルーチンが実行開始される。
【0061】まず、通知対象とするグループ内の端末
(グループ内の全てのグループ外発信不可端末、即ち図
2の端末A、B、C)の回線番号を呼設定メッセージ
(SETUPメッセージ)にセットし(ステップ20
2)、自端末がグループ外発信可能端末である旨の情報
を、呼設定メッセージのユーザユーザ情報要素(以下、
UUI情報要素と称する)にセットする(ステップ20
4)。
【0062】そして、上記セットした呼設定メッセージ
をグループ内の全てのグループ外発信不可端末(図2の
端末A、B、C)へ送信する(ステップ206)。この
発呼はUUI情報要素の送信だけであるので、呼を設定
することなく切断メッセージを送信して通信を終了する
(ステップ206)。
【0063】次に、図5を用いて端末A、B、Cでのグ
ループ外発信可能端末の登録処理を説明する。まず、呼
設定メッセージの受信を待つ(ステップ142)。呼設
定メッセージを受信したら、その呼設定メッセージを解
析し(ステップ144)、該呼設定メッセージにUUI
情報要素が含まれているか否かをチェックする(ステッ
プ146)。ここで、UUI情報要素が含まれていなけ
れば通常の着信処理を行う(ステップ156)。
【0064】一方、呼設定メッセージにUUI情報要素
が含まれている場合は、そのUUI情報要素を解析し
(ステップ148)、その解析結果に基づいて該UUI
情報要素に「発信端末がグループ外発信可能端末であ
る」旨の情報が含まれているか否かをチェックする(ス
テップ150)。ここで、「発信端末がグループ外発信
可能端末である」旨の情報が含まれていなければ通常の
着信処理を行う(ステップ156)。
【0065】一方、「発信端末がグループ外発信可能端
末である」旨の情報が含まれている場合は、呼設定メッ
セージを発信した端末(端末D)の回線番号をグループ
外発信可能端末番号記憶メモリ38に格納する(ステッ
プ152)。そして、格納後は通信を終了するために端
末Dに切断復旧メッセージを送信して(ステップ15
4)、処理を終了する。
【0066】以上の第2実施形態によれば、グループ外
発信不可端末(図2の端末A、B、C)においてグルー
プ外発信可能端末(例えば、端末D)の回線番号をグル
ープ外発信可能端末番号記憶メモリ38に格納すること
で、グループ内のグループ外発信可能端末を把握するこ
とができる。
【0067】なお、自端末がグループ外発信可能端末で
ある旨の情報は、UUI情報要素にセットして送信する
ことに限定されるものではなく、上記の情報を示す予め
定められた回線番号をサブアドレスの設定領域にセット
して送信しても良い。
【0068】[第3実施形態]次に、第3実施形態を説
明する。ここでは、特許請求の範囲の請求項6、7に記
載した発明に関連し、図2の端末Eにおいて、グループ
外発信不可端末である端末(端末A、B、Cの何れか)
からのグループ外端末への中継送信指示を許可するか否
かを判断する例を、図6を用いて説明する。
【0069】まず、着信を待ち(図6のステップ22
2)、着信したら当該着信の内容が中継送信依頼である
か否かをチェックする(ステップ224)。中継送信依
頼でない場合は通常の着信処理を行い(ステップ22
6)、中継送信依頼である場合は、中継送信許可設定情
報を中継送信許可設定情報メモリ40から読み込む(ス
テップ228)。
【0070】この中継送信許可設定情報としては、例え
ば、中継送信依頼を許可する端末(依頼した端末)の回
線番号や宛先局の回線番号を挙げることができる。即
ち、グループ内のグループ外発信不可端末の中で中継送
信依頼を許可する端末を個別に設定することができる。
また、宛先局が遠隔地である場合には通信料金が高くな
ってしまうので、通信料金が所定の範囲内である地域の
宛先局の回線番号のみを許可するように設定することが
できる。
【0071】また、中継送信許可設定情報としては、例
えば、中継送信依頼を許可する基準となる時間帯、送信
される画情報の最大許容データ量、画情報の各ページの
サイズ、画情報の最大許容ページ数等の情報を挙げるこ
とができる。
【0072】そして、このような中継送信許可設定情報
に基づいて中継送信を許可するか否かを判断する(ステ
ップ230)。例えば、中継送信依頼を受けた時間が基
準の時間帯内であったため中継送信を許可すると判断す
る。また、画情報のデータ量が最大許容データ量よりも
多かったため中継送信を許可しないと判断する。
【0073】このような判断により、中継送信を許可し
ない場合はすみやかに通信を終了する(ステップ23
6)。一方、中継送信を許可する場合は中継送信処理を
実行する(ステップ232)。そして、中継送信処理が
終了すると通信を終了する(ステップ236)。
【0074】以上のように、第3実施形態によれば、中
継送信依頼を受けた端末において、中継送信許可設定情
報に基づいて中継送信依頼を許可するか否かを判断する
ことで、適切な中継送信を実現することができる。
【0075】[第4実施形態]次に、第4実施形態を説
明する。ここでは、特許請求の範囲の請求項8に記載し
た発明に関連し、図2の端末Aにおいて、短縮登録の設
定で宛先局の情報として、グループ内/外の区分及びグ
ループ外の場合に中継局となる端末の回線番号を自動的
に設定する例を、図7、8を用いて説明する。端末Aの
オペレータが、操作表示装置18のディスプレイに表示
された図8の短縮登録設定画面において、入力領域82
に短縮番号を入力し、入力領域84に宛先番号、及び宛
先端末がグループ内端末かグループ外端末かの区分を入
力すると、端末AのCPU12によって前記入力された
短縮番号、宛先番号及び区分情報を設定する(図7のス
テップ162)。
【0076】ここで、宛先端末がグループ内端末と設定
した場合は、以上で短縮番号登録処理を終了する。一
方、宛先端末がグループ外端末と設定した場合は、グル
ープ外発信可能端末番号記憶メモリ38から1つのグル
ープ外発信可能端末の回線番号を読み出し試行する(ス
テップ166)。グループ外発信可能端末番号記憶メモ
リ38にグループ外発信可能端末の回線番号が記憶され
ておらず、この読み出し試行においてグループ外発信可
能端末の回線番号を読み出せなかった場合は、短縮番号
登録処理を終了する。
【0077】上記読み出し試行においてグループ外発信
可能端末の回線番号を読み出せた場合は、図8の中継送
信に関する情報設定領域86において、自動的に中継送
信を「する」に設定し(ステップ170)、中継局番号
として前記読み出したグループ外発信可能端末の回線番
号を設定して(ステップ172)、短縮番号登録処理を
終了する。
【0078】以上の第4実施形態によれば、オペレータ
により宛先端末がグループ外端末であると入力される
と、自動的に中継送信を「する」に設定し中継局番号と
してグループ外発信可能端末の回線番号を設定するの
で、短縮登録設定においてオペレータが中継局番号とな
るグループ外発信可能端末の回線番号を調査し設定する
手間を省くことができ、オペレータの負荷を軽減するこ
とができる。
【0079】[第5実施形態]次に、第5実施形態を説
明する。ここでは、特許請求の範囲の請求項9に記載し
た発明に関連し、図2の端末Aにおいて、短縮登録を利
用してグループ外の宛先局へ発信した場合に、該宛先局
に関する短縮登録内容を自動的に修正する例を、図9を
用いて説明する。なお、図9のフローチャートでは、図
3と同じ処理にはステップ番号の末尾に「A」を付して
いる。
【0080】端末Aのオペレータが、操作表示装置18
のキーボードから宛先局の短縮番号を入力し発呼指示を
行うと、図9に示す制御ルーチンで宛先局の短縮番号の
入力及び発呼指示が検出され(図9のステップ10
1)、入力された短縮番号に対応する宛先局の回線番号
に自動的に発呼する(ステップ103)。
【0081】このようにして短縮登録を利用して宛先局
へ発呼した場合に、宛先局がグループ外端末であったと
きには、発呼は成立せず、ISDN網から「宛先局がグ
ループ内端末でない」旨のエラーメッセージが送信され
てくる。ここで、エラーメッセージの内容を解析し(ス
テップ108A)、宛先局がグループ内端末でない旨の
エラーメッセージを操作表示装置18のディスプレイに
表示する(ステップ114A)。
【0082】さらに、グループ外発信可能端末番号記憶
メモリ38にグループ外発信可能端末の回線番号が記憶
されているか否かをチェックする(ステップ116
A)。ここでは、グループ外発信可能端末の回線番号が
記憶されているとする。この場合、グループ外発信可能
端末番号記憶メモリ38から1つのグループ外発信可能
端末の回線番号を読み出す(ステップ120A)。ここ
では図2に示す端末Dの回線番号を読み出したとする。
【0083】そして、宛先局に関する短縮登録の設定内
容でグループ内/外の項目を「グループ外」に設定する
と共に、中継送信を「する」に設定し、中継局番号とし
て前記読み出したグループ外発信可能端末の回線番号を
設定する(ステップ121)。
【0084】以後、宛先局の端末Fへ中継送信するよう
端末Dに依頼し(ステップ124A)、端末Dに画情報
を送信する(ステップ130A)。画情報を受信した端
末Dでは、画情報を端末Fへ中継送信する。そして、端
末Aでは、全ての画情報を端末Dに送信完了すると、通
信終了処理を行い(ステップ134A)、処理を終了す
る。
【0085】以上の第5実施形態によれば、グループ外
発信不可端末(端末A)から短縮登録を利用してグルー
プ外端末(端末F)へ発信しエラーになった場合に、グ
ループ外発信不可端末(端末A)の短縮登録設定情報に
ついて、自動的に中継送信を「する」に設定し中継局番
号としてグループ外発信可能端末の回線番号を設定する
ので、オペレータが短縮登録設定情報を修正する手間が
省け、オペレータの負荷を軽減することができる。
【0086】
【発明の効果】本発明の通信システムによれば、グルー
プ外発信不可端末では、オペレータの介在無しに自動的
に、グループ外発信可能端末を経由してグループ外の宛
先局へデータを送信することができる。
【0087】また、グループ外発信可能端末では、グル
ープ外発信不可端末からの中継送信指示を許可するか否
かを判断することができ、無条件にグループ外発信不可
端末からグループ外の宛先局へデータが送信されるとい
った事態を回避することができる。
【0088】また、請求項8又は請求項9記載の発明に
よれば、グループ外発信不可端末における短縮登録で
は、宛先局の回線番号の所属情報及び中継局となるグル
ープ外発信可能端末の回線番号を自動的に登録すること
ができ、オペレータの負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施形態における通信端末装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】各実施形態におけるグループセキュリティサー
ビスの端末環境を示す図である。
【図3】第1実施形態において端末Aで実行される制御
ルーチンを示す流れ図である。
【図4】第2実施形態において端末Dで実行される制御
ルーチンを示す流れ図である。
【図5】第2実施形態において端末A、B、Cで実行さ
れる制御ルーチンを示す流れ図である。
【図6】第3実施形態において端末Eで実行される制御
ルーチンを示す流れ図である。
【図7】第4実施形態において端末Aで実行される制御
ルーチンを示す流れ図である。
【図8】短縮登録設定画面を示す図である。
【図9】第5実施形態において端末Aで実行される制御
ルーチンを示す流れ図である。
【符号の説明】
10 通信端末装置 12 CPU 18 操作表示装置 38 グループ外発信可能端末番号記憶メモリ 40 中継送信許可設定情報メモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H04Q 3/58 106 H04L 11/20 103A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回線番号により1つのグループを
    形成し、前記複数の回線番号に対応する複数の通信端末
    装置のうち、グループ外の回線番号の通信端末装置への
    発信が可能な通信端末装置(グループ外発信可能端末)
    の数及びグループ外の回線番号の通信端末装置からの着
    信が可能な通信端末装置(グループ外着信可能端末)の
    数を制限するためのISDN網が提供する閉域ユーザグ
    ループのサービスにおいて、前記グループ外発信可能端
    末と、グループ内の回線番号の通信端末装置に対しての
    み発信が可能な通信端末装置(グループ外発信不可端
    末)とで、構成された通信システムであって、 前記グループ外発信不可端末は、 前記グループ外発信可能端末に、目的とするグループ外
    の宛先局への中継送信を指示する中継送信指示手段を有
    する、 ことを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記グループ外発信不可端末は、 前記グループ外発信可能端末の回線番号を記憶する記憶
    領域としてのメモリと、 宛先局へ発信したときにISDN網から送信されてくる
    メッセージを解析する解析手段と、 前記メッセージが、前記宛先局がグループに属していな
    いという内容であった場合に、前記メモリにグループ外
    発信可能端末の回線番号が記憶されているか否かを判定
    する判定手段と、 をさらに有し、 前記中継送信指示手段は、前記メモリにグループ外発信
    可能端末の回線番号が記憶されている場合に、前記グル
    ープ外発信可能端末に前記宛先局への中継送信を指示す
    る、 ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記グループ外発信不可端末は、 前記メモリにグループ外発信可能端末の回線番号が記憶
    されていない場合に、通信を中止させる通信中止手段を
    さらに有する、 ことを特徴とする請求項2記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記グループ外発信不可端末は、 ISDN網からのメッセージの内容及び通信の処理内容
    の少なくとも一方を報知する報知手段をさらに有する、 ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記グループ外発信可能端末は、 自端末がグループ外発信可能端末である旨の識別情報を
    グループ外発信不可端末に通知する通知手段をさらに有
    し、 前記グループ外発信不可端末は、 前記グループ外発信可能端末から前記識別情報を通知さ
    れた場合に、該グループ外発信可能端末の回線番号を前
    記メモリに登録する番号登録手段をさらに有する、 ことを特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか一項に
    記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 前記グループ外発信可能端末は、 前記グループ外発信不可端末から前記中継送信指示を受
    信した場合に、該中継送信指示を所定の判断情報に基づ
    いて許可するか否かを判断する判断手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に
    記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記判断手段は、 前記中継送信指示を送信したグループ外発信不可端末の
    回線番号が予め設定された許可しうるグループ外発信不
    可端末の回線番号に含まれるか否か、及び宛先局の回線
    番号が予め設定された許可しうる宛先局の回線番号に含
    まれるか否か、の少なくとも一方に基づいて、中継送信
    指示を許可するか否かを判断する、 ことを特徴とする請求項6記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 複数の回線番号により1つのグループを
    形成し、前記複数の回線番号に対応する複数の通信端末
    装置のうち、グループ外の回線番号の通信端末装置への
    発信が可能な通信端末装置(グループ外発信可能端末)
    の数及びグループ外の回線番号の通信端末装置からの着
    信が可能な通信端末装置(グループ外着信可能端末)の
    数を制限するためのISDN網が提供する閉域ユーザグ
    ループのサービスにおいて、前記グループ外発信可能端
    末と、グループ内の回線番号の通信端末装置に対しての
    み発信が可能な通信端末装置(グループ外発信不可端
    末)とで構成され、且つ構成する各通信端末装置が宛先
    局の回線番号に対応する短縮番号を登録する短縮登録機
    能を有する通信システムであって、 前記グループ外発信不可端末は、 前記グループ外発信可能端末の回線番号を記憶したメモ
    リと、 宛先局の回線番号に対応する短縮番号を登録する場合
    に、前記宛先局の回線番号がグループ内であるかグルー
    プ外であるかを表す所属情報を登録する所属情報登録手
    段と、 宛先局の回線番号がグループ外であると登録した場合
    に、前記宛先局へ中継送信する中継局となるグループ外
    発信可能端末の回線番号を前記メモリから読み出す読出
    手段と、 読み出された中継局となるグループ外発信可能端末の回
    線番号を前記短縮番号及び所属情報に対応付けて登録す
    る中継局番号登録手段と、 を有することを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】 複数の回線番号により1つのグループを
    形成し、前記複数の回線番号に対応する複数の通信端末
    装置のうち、グループ外の回線番号の通信端末装置への
    発信が可能な通信端末装置(グループ外発信可能端末)
    の数及びグループ外の回線番号の通信端末装置からの着
    信が可能な通信端末装置(グループ外着信可能端末)の
    数を制限するためのISDN網が提供する閉域ユーザグ
    ループのサービスにおいて、前記グループ外発信可能端
    末と、グループ内の回線番号の通信端末装置に対しての
    み発信が可能な通信端末装置(グループ外発信不可端
    末)とで構成され、且つ構成する各通信端末装置が宛先
    局の回線番号に対応する短縮番号を登録する短縮登録機
    能を有する通信システムであって、 前記グループ外発信不可端末は、 前記グループ外発信可能端末の回線番号を記憶したメモ
    リと、 宛先局へ発信したときにISDN網から送信されてくる
    メッセージを解析する解析手段と、 宛先局に対応する短縮番号を用いて前記宛先局へ発信し
    たときにISDN網から送信されてきたメッセージが、
    前記宛先局がグループに属していないという内容であっ
    た場合に、該宛先局の回線番号がグループ外である旨の
    所属情報を登録する登録手段と、 宛先局の回線番号がグループ外であると登録した場合
    に、前記宛先局へ中継送信する中継局となるグループ外
    発信可能端末の回線番号を前記メモリから読み出す読出
    手段と、 読み出された中継局となるグループ外発信可能端末の回
    線番号を前記短縮番号及び所属情報に対応付けて登録す
    る中継局番号登録手段と、 を有することを特徴とする通信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007336090A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Fujitsu Ltd 携帯無線通信装置、サービス中継プログラム、サービス中継システムおよびサービス中継方法
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