JPH10135844A - シリアル/パラレル変換装置 - Google Patents

シリアル/パラレル変換装置

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JPH10135844A
JPH10135844A JP28833696A JP28833696A JPH10135844A JP H10135844 A JPH10135844 A JP H10135844A JP 28833696 A JP28833696 A JP 28833696A JP 28833696 A JP28833696 A JP 28833696A JP H10135844 A JPH10135844 A JP H10135844A
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JP
Japan
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data
clock
parallel
serial
output
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Application number
JP28833696A
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Inventor
Makoto Sato
真 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成回路素子を大幅に増加することなく、出
力されるバラレルデータの信頼性を向上する。 【解決手段】 第1の装置1から入力されるシリアルデ
ータaを第1のS/P変換部22で第1のパラレルデー
タに変換し、この第1のパラレルデータを第2のS/P
変換部24で第2のパラレルデータへ変換する。この第
2のS/P変換部24から出力される第2のパラレルデ
ータを出力バッファ26に一時記憶し、出力バッファ2
6に記憶された第2のパラレルデータを出力回路28で
規定ビット構成のパラレルデータbとして出力する。そ
して、第2の装置4のクロックのタイミングと第1の装
置1のクロックのタイミングとの関係に基づいて出力さ
れる第2のパラレルデータの出力バッファ26に対する
書込タイミングjを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリアルデータをパ
ラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、通信ネットワークを介して互い
に接続されたコンピュータ等の情報処理装置相互間にお
いては、原則として、イーサネット、電話回線、ISD
N回線、FDDI(光ファイバー分布データインタフェ
ース)等を介してデータ送受信が行われる。したがっ
て、各情報処理装置に対して、送信すべきデータをシリ
アルデータに変換するパラレル/シリアル変換装置、及
び受信したシリアルデータを情報処理装置が処理可能な
例えば16ビット構成、32ビット構成、64ビット構
成等のパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変
換装置が付加されている。
【0003】図5は上述した複数のシリアル/パラレル
変換装置が組込まれたシステムを示す模式図である。例
えば通信ネットワークの例えばn台の受信装置11 ,1
2 ,…,1n から出力されたシリアルデータa1 ,a
2 ,….an はそれぞれシリアル/パラレル変換装置
(以下S/P変換装置と略記する)21 ,22 ,…,2
n へ入力される。
【0004】また、各S/P変換装置21 ,22 ,…,
n の前段には、入力される各シリアルデータa1 ,a
2 ,….an の各クロックCK1 ,CK2 ,…,CKn
を検出するクロック再生部31 ,32 ,…,3n が設け
られている。各S/P変換装置21 ,22 ,…,2n
入力した各シリアルデータa1 ,a2 ,….an を例え
は32ピット構成の各パラレルデータb1 ,b2 ,….
n へ変換し、情報処理装置4内に組込まれているクロ
ック発生回路5から出力されるクロックCKPに同期し
て32ビット構成のデータバス6上へ出力する。
【0005】なお、情報処理装置4から出力されるクロ
ックCKP の周期は当然受信機1のクロックCKS の周
期の32倍の周期を有する。32ビット構成のパラレル
データを処理可能なコンピュータ等の情報処理装置4
は、必要に応じてデータバス6上へ出力された32ビッ
ト構成の各パラレルデータb1 ,b2 ,….bn を取込
む。
【0006】図6は図1に示すシステムにおけるn台の
S/P変換装置21 ,22 ,…,2n のうちの任意の1
台のS/P変換装置2を取出して示すブロック図であ
る。受信装置1から入力されたシリアルデータaは、3
2個のフリップ/フロップ(以下F/Fと略記する)7
1 ,72 ,…,732を直列接続してなるS/P変換部8
の先頭のF/F71 へ入力される。各F/F71 ,7
2 ,…,732には、クロック再生回路3で再生された受
信装置1のクックCKS (CK1 )が入力される。
【0007】32個の各F/F71 〜732の出力はそれ
ぞれ個別に出力バッファ9へ入力される。この出力バッ
ファ9は、例えば図7に示すように、切換回路10とレ
ジスタ本体11とで構成されている。レジスタ本体11
はトリガ端子Tに前記受信装置1のクックCKS が入力
する毎に、データ端子Dに印加されている32ビット構
成のパラレルデータを取込んで端子Qから出力する。端
子Qから出力されたパラレルデータは切換回路10の一
方に端子に印加されている。切換回路10の他方の端子
にはS/P変換部8の各F/F71 〜732から出力され
た32ビット分のデータが入力される。
【0008】制御部12は、受信装置1のクロックCK
S のクロック数を計数しており、計数値が32に達する
毎に、取込信号dを切換回路10へ送出する。すると、
切換回路10がS/P変換部8側に切替わり、レジスタ
本体11は、次の受信装置1からのクックCKS に応動
して各F/F71 〜732から出力された32ビット分の
データを32ビット構成のパラレルデータeとして内部
に記憶保持する。
【0009】図6において、出力バッファ9に記憶され
た32ビット構成のパラレルデータeは出力回路13に
て前記情報処理装置4からのクロックCKP に同期して
32ビット構成のパラレルデータbとしてデータバス6
上へ送出される。
【0010】図8は、図6に示すように構成されたS/
P変換装置2の動作を示すタイムチャートである。図示
するように、S/P変換部8の各F/F71 ,F/F7
2 .….F/F78 、…,F/F724,…,F/F732
において、受信装置1のクロックCKS のクロック数が
32に達する毎に、32ビット構成のパラレルデータe
が出力バッファ9へ順次書込まれる。
【0011】そして、この出力バッファ9へ順次書込ま
れる32ビット構成のパラレルデータeは情報処理装置
4からのクックCKP に同期して順次読出されて出力回
路13からデータバス6へ出力される。
【0012】しかしながら、受信装置1のクックCKS
と情報処理装置4のクックCKP とは互いに独立したク
ロック発生回路で生成されるので、全く同期しておら
ず、情報処理装置4のクロックCKP のタイミング、す
なわち、出力バッファ9からパラレルデータeの読出タ
イミングがこの出力バッファ9に対する書込タイミング
に一致した場合は、書込途中の誤ったデータが読出され
る懸念がある。
【0013】さらに、図中丸で囲ったように、読出タイ
ミングが書込タイミングに近似している場合は、クロッ
クCKP の周期の変動や誤差等に起因して、この読出タ
イミングが書込タイミングの前後に移動する場合があ
る。このような状態になると、同一データを2回連続し
て読取ったり、1つのデータを抜かして読取る懸念があ
る。
【0014】その結果、入力されたシリアルデータaを
正しく規定ビット構成のパラレルデータbに変換できな
い。このような不都合を解消するために、図9に示すよ
うに、互いに並列接続された2個の出力バッファ9a,
9b及び1個の選択回路14を設けたS/P変換装置2
aが提唱されている。
【0015】そして、制御部12aは、受信装置1のク
ックCKS のクロック数を計数しており、計数値が32
に達する毎に、取込信号d1 ,d2 を交互に出力バッフ
ァ9a,9bへ送出する。したがって、各出力バッファ
9a,9bには、図10に示すように、S/P変換部8
から出力される32ビット構成のパラレルデータが交互
に書込まれる。
【0016】各出力バッファ9a,9bに記憶された各
パラレルデータe1 ,e2 は選択回路32へ入力され
る。制御部12aは、情報処理装置4からのクロックC
P に同期して選択回路13へ前記各パラレルデータe
1 ,e2 を交互に選択して出力する選択出力指令を送出
する。
【0017】その結果、選択回路13からは、図10の
タイムチャートに示すように、情報処理装置4からのク
ロックCKP が入力される毎に、各出力バッファ9a,
9bに記憶されている各32ビット構成の各パラレルデ
ータe1 ,e2 を交互に読出してデータバス6へ32ビ
ット構成のパラレルデータbとして出力する。
【0018】このようなS/P変換装置2aにおいて
は、各出力バッファ9a,9bに対するデータの書換え
周期は図6に示すS/P変換装置2に比較して2倍とな
るので、たとえ、受信装置1のクロックCKS と情報処
理装置4のクロックCKP とが全く同期していなかった
としても、図10に示すように、同一出力バッファ9
a,9bにおいて、書込タイミングと該当出力バッファ
9a,9bの読出タイミングとが一致または接近する確
率が非常に小さくなる。その結果、変換されたパラレル
データbの信頼性が向上する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示す並列接続された2つの出力バッファ9a,9bを用
いたS/P変換装置2aにおいても、まだ解消すべき次
のような課題があった。すなわち、各出力バッファ9
a,9bは一般にFIFOメモリで形成されているの
で、大量のF/Fが必要となる。図5に示すように複数
のS/P変換装置21 〜2n を内蔵したシステムのLS
Iを製造する場合において、F/Fが多いと、LSIの
規模が大ききなり、開発費や製造費が上昇する。
【0020】また、図10に示すように、同一出力バッ
ファ9a,9bにおいて、書込タイミングと該当出力バ
ッファ9a,9bの読出タイミングとが一致または接近
する確率が非常に小さくなるが、書込タイミングと読出
タイミングとが一致または接近する可能性が全くなくな
ることはない。
【0021】例えば、図10において、情報処理装置4
のクロックCKP が点線矢印で示す方向に移動した場合
は、特定の出力バッファ9a(9b)に対する書込タイ
ミングと読出タイミングとが一致または接近して、出力
されるパラレルデータbに誤りが発生する懸念がある。
【0022】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、出力バッファの設置数を増加することな
く、かつ出力バッファに対する書込みタイミングと読出
タイミングとが一致又は接近することが未然に防止で
き、構成回路素子を大幅に増加することなく、高い信頼
性が得られるシリアル/パラレル変換装置を提供するこ
とを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、第1の装置から入力されたシリアルデータ
を規定ビット構成のパラレルデータに変換して第2の装
置へ送出するシリアル/パラレル変換装置において、第
1の装置から入力されるシリアルデータを第1装置のク
ロックに同期して規定ビット構成に対して1/N(N:
正整数)のビット構成の第1のパラレルデータに変換す
る第1のシリアル/パラレル変換部と、この第1のシリ
アル/パラレル変換部から出力される第1のパラレルデ
ータを第1装置のクロックを用いて規定ビット構成の第
2のパラレルデータへ変換する第2のシリアル/パラレ
ル変換部と、この第2のシリアル/パラレル変換部から
出力される第2のパラレルデータを一時記憶する出力バ
ッファと、この出力バッファに記憶された第2のパラレ
ルデータを第2の装置のクロックに同期して規定ビット
構成のパラレルデータとして出力する出力回路と、第2
の装置のクロックのタイミングと第1の装置のクロック
のタイミングとの関係に基づいて出力される第2のパラ
レルデータの出力バッファに対する書込タイミングを調
整する書込タイミング制御手段とを備えたものである。
【0024】また、別の発明は、上記発明のシリアル/
パラレル変換装置において、書込タイミング制御手段
は、第1の装置のクロックに基づいて得られた出力バッ
ファに対する書込タイミングと第2のクロックに一致す
る出力回路の出力タイミングとの間のタイミング差が第
1のクロックにおける許容クロック数以下になると、書
込タイミングを出力タイミングから離れる方向に移動さ
せるようにしている。
【0025】このように構成されたシリアル/パラレル
変換装置においては、第1の装置から入力されたシリア
ルデータは第1のシリアル/パラレル変換部で、最終に
出力される第2の装置で処理可能な規定ビット構成のバ
ラレルデータにおける規定ビット構成に対して1/N
(N:正整数)のビット構成の第1のパラレルデータに
変換される。
【0026】すなわち、この第1のパラレルデータのデ
ータ周期(クロック周期)は変換前のシリアルデータに
比較してN倍となってる。そして、この第1のパラレル
データは次段の第2のシリアル/パラレル変換部で規定
ビット構成の第2のパラレルデータに変換される。
【0027】第2のシリアル/パラレル変換部から出力
された第2のパラレルデータは出力バッファへ書込まれ
る。この出力バッファへ書込まれた第2のパラレルデー
タは出力回路にて、第2の装置のクロックに同期して順
次読出されて規定ビット構成のパラレルデータとして第
2の装置へ送出される。
【0028】この場合、第2のパラレルデータの出力バ
ッファに対する書込タイミングがこの出力バッファに対
する読出タイミング、すなわち出力回路の出力タイミン
グに一致または近接しないように調整される。
【0029】シリアルデータは直接規定ビット構成のパ
ラレルデータに変換しなくて、第1,第2のシリアル/
パラレル変換部で2段階に亘って変換される。したがっ
て、第1のパラレルデータのデータ周期(クロック周
期)は変換前のシリアルデータに比較してN倍となるの
で、第2のシリアル/パラレル変換部から出力される第
2のパラレルデータの前記出力バッファに対する書込タ
イミングの前後方向の移動可能範囲は、第1のパラレル
データのデータ周期であるシリアルデータのクロックの
N倍の時間範囲となる。
【0030】その結果、たとえこのシリアルデータのク
ロック周期のN倍の時間範囲で書込タイミングを移動し
たとしても、同じ値のデータが書込まれる。したがっ
て、書込タイミングが読出タイミングに一致または近接
すると、この移動可能範囲内で、書込タイミングを前後
に移動することが可能である。
【0031】なお、シリアルデータを1台のシリアル/
パラレル変換部で直接規定ビット構成のパラレルデータ
に変換した場合は、前記書込タイミングの移動可能範囲
はシリアルデータのクロック周期の時間範囲となり、実
際問題として書込タイミングを前後に移動させることこ
とはできなかった。
【0032】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面を用
いて説明する。図1は本発明の実施形態に係わるシリア
ル/パラレル変換装置の概略構成を示すブロック図であ
る。図6に示す従来のシリアル/パラレル変換装置2と
同一部分には同一符号が付されている。したがって、重
複する部分の詳細説明は省略されている。
【0033】この実施形態のシリアル/パラレル変換装
置(以下S/P変換装置)20においては、第1の装置
としての受信装置1から入力されたシリアルデータa
は、8個のF/F211 ,212 ,…,217 ,218
を直列接続してなる第1のS/P変換部22の先頭のF
/F211 へ入力される。各F/F211 ,212
…,218 には、クロック再生回路3で再生された受信
装置1のクックCKS が入力される。
【0034】この第1のS/P変換部22の8個のF/
F71 〜732の各出力は8ビット構成の第1のパラレル
データとして第2のS/P変換部24内の互いに並列接
続された4個の各レジスタ231 ,232 ,233 ,2
4 のデータ端子へ印加される。
【0035】第2のS/P変換部24は、前記並列接続
された4個のレジスタ231 ,232 ,233 ,234
と1個の制御部25とで構成されている。そして、各レ
ジスタ231 〜234 はそれぞれ8ビットデータを記憶
保持することが可能である。また、各レジスタ231
234 のトリガ端子にはクロック再生回路3で再生され
た受信装置1のクロックCKS が入力される。
【0036】さらに、各レジスタ231 〜234 は、図
7で説明したように、レジスタ本体と切換回路とからな
り、制御部25から切換信号dが入力されると、次のク
ロックCKS に同期して、データ端子に印加されている
第1のパラレルデータの8ビットデータを取込む。
【0037】制御部25は、クロック再生回路3で再生
された受信装置1のクロックCKのクロック数を計数
しており、計数値が8に達する毎に、各レジスタ23
〜234 に対して順番に切換信号dを送出する。した
がって、各レジスタ231 〜234 は32クロック毎に
切換信号d入力される。その結果、各レジスタ231
234 には第1のS/P変換部22から出力された第1
のパラレルデータの各並列8ビットデータが順番に書込
まれる。4個のレジスタ231 〜234 に順番にそれぞ
れ並列8ビットデータが書込まれた時点で、各レジスタ
からそれぞれ出力される8ビット毎にのデータを合成す
ることによって、32ビット構成からなる第2のパラレ
ルデータhが得られる。
【0038】この第2のS/P変換部24から出力され
た32ビット構成の第2のパラレルデータhは出力バッ
ファ26のデータ端子へ印加される。また、第2のS/
P変換部24の制御部25はクロックCKS の計数値が
32に達する毎に別の制御部26へ基準タイミング信号
gを送出する。
【0039】前記出力バッファ26は、32ビットデー
タを記憶保持することができ、トリガ端子に制御部27
から書込タイミング信号jが入力すると、データ端子へ
印加されている32ビットのデータを取込んで記憶保持
する。
【0040】制御部27は、第2の装置としての前記情
報処理装置4からクロックCKP が入力されると、この
クロックCKP に同期して、出力回路28へ読出タイミ
ング信号kを送出する。
【0041】出力回路28はクロックCKP に同期する
読出タイミング信号kが入力すると、出力バッファ26
に記憶された32ビット構成のパラレルデータiを読出
して規定ビット数である32ビット構成のパラレルデー
タbとしてデータバス6へ出力とする。
【0042】また、前記制御部27は、新規のシリアル
データaが入力した場合においては、図2のタイムチャ
ートに示すように、第2のS/P変換部24の基準タイ
ミング信号gを受信してから受信機1のクロックCKP
における4クロック周期時間だけ経過したタイミングで
書込タイミング信号jを出力バッファ26へ送出する。
前述したように、第2のパラレルデータの値は8クロッ
ク周期毎に変化するので、データ値が更新された瞬間か
ら次にデータ値が更新されるまでの期間の中心のタイミ
ングで、32ビットデータが出力バッファ26へ書込ま
れる。
【0043】そして、制御部27はこの書込タイミング
信号jと情報処理装置4におけるクロックCKP と同期
する読出タイミング信号kとの間のタイミング差ΔTを
検出する。そして、検出されたタイミング差ΔTが、図
2に示すように、受信機1のクロックCKP における許
容クロック数である3クロック周期を越える場合、すな
わち4クロック周期以上の場合は、次回以降書込タイミ
ング信号jの出力タイミングを変更しない。
【0044】また、検出されたタイミング差ΔTが、図
3,図4に示すように、受信機1のクロックCKP にお
ける許容クロック数である3クロック周期以下の場合
は、書込タイミング信号jが読出タイミング信号kに対
していずれの方向に位置しているかを調べる。
【0045】そして、図3に示すように、書込タイミン
グ信号jが読出タイミング信号kより後方に位置してい
る場合は、次回以降書込タイミング信号jの出力タイミ
ングを、タイミング差ΔTが4クロック周期になるよう
に、読出タイミング信号kに対して遅れる方向に移動す
る。そして、これ以降、この修正したタイミングで書込
タイミング信号jを出力バッファ26へ出力していく。
【0046】一方、図4に示すように、書込タイミング
信号jが読出タイミング信号kより前方に位置している
場合は、次回以降書込タイミング信号jの出力タイミン
グを、タイミング差ΔTが4クロック周期になるよう
に、読出タイミング信号kに対して進む方向に移動す
る。そして、これ以降、この修正したタイミングで書込
タイミング信号jを出力バッファ26へ出力していく。
【0047】このように構成されたS/P変換装置20
の動作を図3,図4,図5のタイムチャーチを用いて説
明する。図示するように、シリアルデータaは第1のS
/P変換部22にて第1のパラレルデータへ変換され、
この第1のパラレルデータは第2のS/P変換部24の
各レジスタ231 〜234 へ順番に書込まれる。そし
て、各レジスタ231 〜234 に書込まれた32ビット
データは書込タイミング信号jに同期して出力バッファ
26へ書込まれる。
【0048】出力バッファ26に順次書込まれる各32
ビットデータは情報処理装置4のクロックCKP と等し
いタイミングの読出タイミング信号kに同期して読出さ
れて、32ビット構成のパラレルデータbとしてデータ
バス6へ出力される。
【0049】この場合、図2に示すように、書込タイミ
ング信号jと読出タイミング信号kとのタイミング差Δ
Tが4クロック周期分以上はなれていた場合は、書込タ
イミング信号jは、データ値が更新された瞬間から次に
値が更新されるまでの期間の中心のタイミングに設定さ
れる。
【0050】そして、図3.図4に示すように、タイミ
ング差ΔTが3クロック周期以下なると、書込タイミン
グ信号jが読出タイミング信号kに対して4クロック周
期離れるように書込タイミング信号jが前述した8クロ
ック周期分の移動可能期間内で自動的に移動する。
【0051】したがって、クロックCKP の周期の変動
や誤差等に起因して、出力バッファ26に対する読出タ
イミングが書込タイミングに一致したり、前後に移動す
ることが未然に防止される。よって、書込動作途中のデ
ータを誤って読取ったり、同一データを2回連続して読
取ったり、1つのデータを抜かして読取ことはない。
【0052】その結果、入力されたシリアルデータaを
正しく規定ビット構成のパラレルデータbに変換でき
る。また、32ビットデータを一時記憶する例えばFI
FOメモリで構成された出力ハッファ26の設置数を1
に低減できるので、F/Fの使用量を少なくできる。
【0053】さらに、シリアルデータを図6に示す一つ
のS/P変換部8で32ビット構成のバラレルデータに
変換する場合に比較して、シリアルデータを直列接続さ
れた二つのS/P変換部22,24で32ビット構成の
バラレルデータに変換する場合の方が回路素子が大きく
増加することはない、すなわち、構成回路素子を大幅に
増加することなく、高い信頼性が得られる。
【0054】次に、各クロックCKS ,CKP の変動及
び誤差と書込タイミングの移動量について検証する。受
信装置1からこのS/P変換装置20に入力されるシリ
アルデータaはイーサーネットのフレームとする。イー
サーネットフレームの最大長は1518Byteであ
る。また、32ビット構成のパラレルデータbの出力先
のデータバス6は32ビット構成である。データバス6
へはイーサーネットからのシリアルデータ32ヒット分
(32クロック周期分)に一度アクセスできる。
【0055】受信装置1のクロックCKS と情報処理装
置4のクロックCKP とは互いに独立しているか、クロ
ックCKS ,CKP のばらつき(信頼度)は100pp
mとする。以上の条件は本発明を実現するのに合理的な
条件である。
【0056】同条件において、上述した最大フレームを
S/P変換した場合、クロックCKS とクロックCKP
との合成された最大誤差は2.4クロック周期分であ
る。以下にその計算方法を示す。
【0057】 最大フレーム長 1518byte×8=12,144ビット(クロック) CKS での最大誤差100ppm 1.21ビット(クロック) CKP での最大誤差100ppm 1.21ビット(クロック) 合計 2.42ビット(クロック) このように、イーサーネットの最大長フレームをS/P
変換した場合、最大3ビット(クロック)分の誤差を生
ずる可能性がある。
【0058】したがって、出力バッファ26に対する書
込タイミングが同じく出力バッファ26に対する読出タ
イミングに対して3クロック周期以下に接近すると、上
述した最大誤差に起因して、出力バッファ26に対する
書込タイミングと読出タイミングとが前後に入れ替った
り、一致する懸念がある。
【0059】そこで、実施形態においては、出タイミン
グに対して3クロック周期以下に接近するときに強制的
に4クロック周期分だけ離すことによって、それ以降、
書込タイミングと読出タイミングとが前後に入れ替った
り、一致することが未然に防止できる。したがって、タ
イミング差ΔTの検出及び書込タイミングの調整処理
は、最初の1回のみでよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシリアル/
パラレル変換装置においては、入力したシリアルデータ
を最終の規定ビット構成のパラレルデータに変換する場
合に、直列接続された2つのシリアル/パラレル変換部
を用いている。したがって、出力バッファに対する書込
タイミングを複数クロック周期の時間範囲に亘って調整
可能となり、出力バッファの設置数を増加することな
く、かつ出力バッファに対する書込みタイミングと読出
タイミングとが一致又は接近することが未然に防止で
き、構成回路素子を大幅に増加することなく、出力され
るバラレルデータの信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係わるシリアル/パラレ
ル変換装置の概略構成を示すブロック図
【図2】 同シリアル/パラレル変換装置の動作を示す
タイムチャート
【図3】 同じく同シリアル/パラレル変換装置の動作
を示すタイムチャート
【図4】 同じく同シリアル/パラレル変換装置の動作
を示すタイムチャート
【図5】 複数のシリアル/パラレル変換装置が組込ま
れたシステムを示す模式図
【図6】 従来のシリアル/パラレル変換装置の概略構
成を示すブロック図
【図7】 同シリアル/パラレル変換装置の要部におけ
る詳細回路図
【図8】 同シリアル/パラレル変換装置の動作を示す
タイムチャート
【図9】 従来の他のシリアル/パラレル変換装置の概
略構成を示すブロック図
【図10】 同シリアル/パラレル変換装置の動作を示
すタイムチャート
【符号の説明】
1…受信装置 3…クロック再生部 4…情報処理部 6…データバス 20…S/P変換装置 211 〜218 …F/F 22…第1のS/P変換部 231 〜234 …レジスタ 24…第2のS/P変換部 25,27…制御部 26…出力バッファ 28…出力回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の装置から入力されたシリアルデー
    タを規定ビット構成のパラレルデータに変換して第2の
    装置へ送出するシリアル/パラレル変換装置において、 前記第1の装置から入力されるシリアルデータを前記第
    1装置のクロックに同期して前記規定ビット構成に対し
    て1/N(N:正整数)のビット構成の第1のパラレル
    データに変換する第1のシリアル/パラレル変換部と、 この第1のシリアル/パラレル変換部から出力される第
    1のパラレルデータを前記第1装置のクロックを用いて
    前記規定ビット構成の第2のパラレルデータへ変換する
    第2のシリアル/パラレル変換部と、 この第2のシリアル/パラレル変換部から出力される第
    2のパラレルデータを一時記憶する出力バッファと、 この出力バッファに記憶された第2のパラレルデータを
    前記第2の装置のクロックに同期して前記規定ビット構
    成のパラレルデータとして出力する出力回路と、 前記第2の装置のクロックのタイミングと前記第1の装
    置のクロックのタイミングとの関係に基づいて前記出力
    される第2のパラレルデータの前記出力バッファに対す
    る書込タイミングを調整する書込タイミング制御手段と
    を備えたシリアル/パラレル変換装置。
  2. 【請求項2】 前記書込タイミング制御手段は、前記第
    1の装置のクロックに基づいて得られた前記出力バッフ
    ァに対する書込タイミングと前記第2のクロックに一致
    する前記出力回路の出力タイミングとの間のタイミング
    差が前記第1のクロックにおける許容クロック数以下に
    なると、前記書込タイミングを前記出力タイミングから
    離れる方向に移動させることを特徴する請求項1記載の
    シリアル/パラレル変換装置。
JP28833696A 1996-10-30 1996-10-30 シリアル/パラレル変換装置 Pending JPH10135844A (ja)

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