JPH10135467A - 薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタおよびその製造方法

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JPH10135467A
JPH10135467A JP29189696A JP29189696A JPH10135467A JP H10135467 A JPH10135467 A JP H10135467A JP 29189696 A JP29189696 A JP 29189696A JP 29189696 A JP29189696 A JP 29189696A JP H10135467 A JPH10135467 A JP H10135467A
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insulating film
gate insulating
semiconductor layer
gate
thin film
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JP29189696A
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Masataka Ito
政隆 伊藤
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFTのオフ電流を低減する。ゲート電極5
の断線、短絡等を低減し、オフセット構造のTFTの信
頼性、安定性を従来よりも向上させる。 【解決手段】 ガラス基板1上にバッファ層2を介して
多結晶シリコンから成る半導体層3が設けられる。この
半導体層3において、ソース領域3aとチャネル部3c
との間、ドレイン領域3bとチャネル部3cとの間に、
それぞれ高抵抗のオフセット部3d、3eが設けられ
る。そして、半導体層3のチャネル部3c上に、ゲート
絶縁膜4aが設けられ、このゲート絶縁膜4a上に、該
ゲート絶縁膜4aを覆うようにゲート絶縁膜4bが設け
られる。このゲート絶縁膜4bの表面は、例えばスピン
コート法により平坦化される。該ゲート絶縁膜4bは、
例えばポリイミド系の絶縁性樹脂で構成され、ゲート絶
縁膜4aよりも比誘電率は低い。ゲート絶縁膜4b上に
は、ゲート絶縁膜4aを覆うようにゲート電極5が設け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(Thin Film Transistor)およびその製造方法に関する
ものであり、詳しくは、アクティブマトリクス型液晶デ
ィスプレイ(Active Matrix Liquid Crystal Displa
y)、イメージセンサ等に好適に備えられる薄膜トラン
ジスタおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイは著しい発展を遂げており、この発展と共に高
性能、高信頼性を有する薄膜トランジスタの必要性が益
々増してきている。そこで、現在では、例えば多結晶シ
リコンを用いた薄膜トランジスタ(poly-Si TFT)の
研究が盛んに行われており、薄膜トランジスタの高性能
化が図られている。
【0003】多結晶シリコンを用いた薄膜トランジスタ
は、非晶質(アモルファス)シリコンを用いたものより
も大きな移動度が得られるため、アクティブマトリクス
型液晶ディスプレイあるいはイメージセンサ等において
駆動回路を同一基板上に同時に形成できるデバイスとし
て、現在最も注目を浴びている。しかし、この薄膜トラ
ンジスタにおいては、例えばそれを液晶表示装置等の画
素のスイッチング素子として用いた場合にオフ電流の大
きいことがしばしば問題となっている。
【0004】このオフ電流を抑制する方法として、例え
ば薄膜トランジスタをオフセット構造、あるいはLDD
(Lightly-Doped Drain )構造で構成する方法がある。
なお、オフセット構造とは、チャネル部にゲート電極と
オーバーラップしないオフセット部を設ける構造であ
る。一方、LDD構造とは、ゲート電極近傍のソース/
ドレイン領域における不純物濃度を低下させるようにし
た構造である。
【0005】ここで、オフセット構造の薄膜トランジス
タを図4に示す。この種の薄膜トランジスタでは、同図
に示すように、透明なガラス基板51上にバッファ層5
2を介して多結晶シリコンから成る半導体層53が形成
されている。この半導体層53は、ソース領域53a、
ドレイン領域53bおよびチャネル部53cを含んで構
成されていると共に、上記ソース領域53a、ドレイン
領域53bと上記チャネル部53cとの間にそれぞれ、
高抵抗のオフセット部53d、53eが設けられてい
る。
【0006】そして、この半導体層53上には、該半導
体層53を覆うように、例えばSiO2 から成るゲート
絶縁膜54が形成されており、上記ゲート絶縁膜54上
には、オフセット部53d、53eとオーバーラップし
ないようにゲート電極55が設けられている。そして、
ゲート電極55を覆うようにして形成された層間絶縁膜
56を貫通して、ソース領域53a、ドレイン領域53
bと接触するように、ソース電極57a、ドレイン電極
57bが設けられている。
【0007】オフ電流の原因は、一般的にトランジスタ
がオフのとき、ソース電極57a、ドレイン電極57b
間に印加された電圧が、ドレイン領域53bとチャネル
部53cとの境界部分に集中し、その接合部でトラップ
を介して漏れ電流が生じるためと考えられている。した
がって、上記のようなオフセット構造の薄膜トランジス
タは、このようにドレイン領域53bとチャネル部53
cとの間に設けられた高抵抗のオフセット部53eで上
記接合部での電界を分散させることにより、オフ電流を
低減させることができるようになっている。なお、LD
D構造の薄膜トランジスタも、基本的には上記のオフセ
ット構造の場合と同様の考え方である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記オフセ
ット構造の薄膜トランジスタでは、ゲート電極55がオ
フセット部53d、53eを覆っていないので、層間絶
縁膜56中の電荷、またはプロセス中の帯電等により、
オフセット部53d、53eの抵抗が容易に変化する。
また、オフセット部53d、53eの抵抗は、半導体層
53を構成する多結晶シリコン膜の膜質、およびソース
領域53a、ドレイン領域53bにおける不純物の拡散
の程度にも左右される。したがって、上記従来のオフセ
ット構造の薄膜トランジスタの構成では、オフセット部
53d、53eの抵抗が安定せず、その結果、薄膜トラ
ンジスタの安定性が損なわれるという問題が生ずる。
【0009】また、従来のようにアモルファスシリコン
を用いて薄膜トランジスタを構成した場合、ゲート配線
はフラットな基板面に最初の工程で作製される。したが
って、この場合、ゲート配線の段差部において断線、短
絡等の欠陥が生じにくく、段差部におけるゲート絶縁膜
の被覆性は大きな問題とはならなかった。また、従来の
場合、ゲート絶縁膜の膜厚を厚くする等、上記の欠陥に
対するプロセスマージンを大きく取ることができた。
【0010】しかし、多結晶シリコンを用いて薄膜トラ
ンジスタを構成した場合、上記薄膜トランジスタは、図
4に示したように、ゲート電極55を半導体層53上部
に形成する、いわゆるトップゲート構造を取る。さら
に、上記の場合、動作電流を大きく取る必要性から、ゲ
ート絶縁膜54はSiNよりも誘電率の小さいSiO2
で構成される。しかも、上記ゲート絶縁膜54の膜厚は
100〜200nmであり、これはアモルファスシリコ
ンを用いた場合の1/2〜1/3倍の厚さとなってい
る。
【0011】このようにゲート絶縁膜54が薄膜化され
ると、アモルファスシリコンを用いた場合に比べて電界
強度が2〜3倍強くなる。特に、半導体層53のエッジ
部ではゲート絶縁膜54の膜厚がより薄くなるため、電
界強度が最も強くなる。その結果、上記従来の構成で
は、ゲート電極55と半導体層53とが短絡したり、あ
るいはゲート電極55が断線したりするという問題が生
ずる。また、ゲート絶縁膜54中に電子やホールが注入
されて、しきい値電圧Vthがシフトしたり、界面のト
ラップ準位によって薄膜トランジスタの特性が劣化した
り、あるいは経時的に絶縁耐圧が不足したりする等、薄
膜トランジスタの信頼性が損なわれるという問題が生ず
る。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、オフ電流を低減すると共
に、ゲート電極の断線、短絡等を低減し、オフセット構
造の信頼性、安定性を従来よりも向上させることのでき
る薄膜トランジスタおよびその製造方法を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る薄
膜トランジスタは、上記の課題を解決するために、絶縁
性基板上にチャネルとなる半導体層、ゲート絶縁層、ゲ
ート電極がこの順で積層された薄膜トランジスタにおい
て、上記ゲート絶縁層の少なくとも一部は、誘電率の異
なる2つ以上の絶縁膜が積層されて成り、該絶縁膜の少
なくとも1つは絶縁性樹脂から成ることを特徴としてい
る。
【0014】上記の構成によれば、絶縁性基板上にチャ
ネルとなる半導体層、ゲート絶縁層、ゲート電極がこの
順で積層される。このとき、ゲート絶縁層の少なくとも
一部は、誘電率の異なる2つ以上の絶縁膜が積層されて
成っているので、上記半導体層内にゲート容量の異なる
領域が作り出される。つまり、チャネルの一部に高容量
部と低容量部とが作り出される。これにより、トランジ
スタのオフ時に、例えば上記の低容量部でチャネル端部
に集中する電界を分散させることができるようになる。
したがって、上記構成によれば、トランジスタのオフ時
に生じる漏れ電流、すなわち、オフ電流を低減すること
ができる。
【0015】また、上記絶縁膜の少なくとも1つは絶縁
性樹脂から成っているので、上記絶縁膜の表面を容易に
平坦化することができる。これにより、半導体層のエッ
ジ部では絶縁膜の膜厚が厚くなり、外部電界の影響を受
けにくくなる。その結果、例えばゲート電極と半導体層
とが短絡したり、あるいはゲート電極が断線したりする
ようなことがなくなる。したがって、上記構成によれ
ば、上記のような各種欠陥の発生を防止することがで
き、薄膜トランジスタの信頼性を従来よりも向上させる
ことができる。
【0016】請求項2の発明に係る薄膜トランジスタ
は、上記の課題を解決するために、請求項1の構成にお
いて、上記ゲート絶縁層は、少なくとも第1絶縁膜と第
2絶縁膜とを含む複数の絶縁膜が積層されて成り、上記
第1絶縁膜の少なくとも1つは所定のパターンに加工さ
れていると共に、上記第2絶縁膜および上記ゲート電極
が上記第1絶縁膜を覆うように形成されていることを特
徴としている。
【0017】上記の構成によれば、上記第2絶縁膜およ
び上記ゲート電極が、所定のパターンで加工された上記
第1絶縁膜を覆うように形成されているので、例えばプ
ロセス中の帯電等により、半導体層において第1絶縁膜
がその上に形成されていない部分の抵抗が容易に変化す
るのを防止することができる。したがって、上記構成に
よれば、薄膜トランジスタの安定性を従来よりも向上さ
せることができる。
【0018】請求項3の発明に係る薄膜トランジスタ
は、上記の課題を解決するために、請求項2の構成にお
いて、上記第2絶縁膜の誘電率は、上記第1絶縁膜の誘
電率よりも低いことを特徴としている。
【0019】上記の構成によれば、上記第2絶縁膜の誘
電率は、上記第1絶縁膜の誘電率よりも低いので、半導
体層において第1絶縁膜がその上に形成されていない部
分は低容量部となる一方、該第1絶縁膜がその上に形成
された部分は高容量部となる。これにより、トランジス
タのオフ時に、例えば上記の低容量部でチャネル端部に
集中する電界を分散させることができる。したがって、
上記構成によれば、トランジスタのオフ時に生じる漏れ
電流、すなわち、オフ電流を低減させることができる。
【0020】請求項4の発明に係る薄膜トランジスタの
製造方法は、上記の課題を解決するために、絶縁性基板
上にチャネルとなる半導体層を形成し、該半導体層を島
状にパターニングする工程と、上記半導体層上の一部に
第1絶縁膜を形成する工程と、絶縁性樹脂から成り、か
つ、上記第1絶縁膜とは誘電率の異なる第2絶縁膜を上
記第1絶縁膜を覆うように形成する工程と、上記第1絶
縁膜を覆うように上記第2絶縁膜上にゲート電極を形成
する工程とから成ることを特徴としている。
【0021】上記の構成によれば、絶縁性基板上にチャ
ネルとなる半導体層が形成される。この半導体層が島状
にパターニングされると、上記半導体層上の一部に第1
絶縁膜が形成される。そして、上記第1絶縁膜とは誘電
率の異なる第2絶縁膜が、上記第1絶縁膜を覆うように
形成される。続いて、上記第1絶縁膜を覆うように上記
第2絶縁膜上にゲート電極が形成される。
【0022】つまり、上記構成によれば、第1絶縁膜
と、該第1絶縁膜を覆うようにして形成される第2絶縁
膜とは誘電率が互いに異なっているので、上記半導体層
においてゲート容量の異なる領域が作り出される。つま
り、チャネルの一部に高容量部と低容量部とが作り出さ
れる。これにより、トランジスタのオフ時に、例えば上
記の低容量部でチャネル端部に集中する電界を分散させ
ることができる。したがって、上記構成によれば、上記
のような簡便なプロセスを用いてトランジスタのオフ時
に生じる漏れ電流、すなわち、オフ電流を低減させるこ
とができ、オフ特性に優れた薄膜トランジスタを得るこ
とができる。
【0023】また、上記構成によれば、第2絶縁膜とし
て絶縁性樹脂を用いているので、上記第2絶縁膜の表面
を、例えばスピンコート法により容易に平坦化すること
ができる。これにより、半導体層のエッジ部では絶縁膜
の膜厚が厚くなり、電界の影響を受けにくくなる。その
結果、以降のプロセスで作製されるゲート電極等が断線
したりすることがなくなる。したがって、上記構成によ
れば、上記のような各種欠陥の発生を防止して、薄膜ト
ランジスタの信頼性を従来よりも向上させることができ
ると共に、上記薄膜トランジスタを高良品率で生産する
ことができる。
【0024】また、上記構成によれば、第2絶縁膜およ
びゲート電極が第1絶縁膜を覆うように形成されるの
で、例えばプロセス中の帯電等により、半導体層におい
て第1絶縁膜がその上に形成されていない部分の抵抗が
容易に変化するのを防止することができる。したがっ
て、上記構成によれば、薄膜トランジスタの安定性を従
来よりも向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図3に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0026】本実施形態における薄膜トランジスタ(Th
in Film Transistor)は、図1に示すように、透明なガ
ラス基板1(絶縁性基板)上に、バッファ層2を介して
多結晶シリコン(poly-Si )から成る半導体層3が形成
されている。この半導体層3は、ソース領域3a、ドレ
イン領域3bおよびチャネル部3cを含んで構成されて
いる。また、上記ソース領域3aと上記チャネル部3c
との間、上記ドレイン領域3bと上記チャネル部3cと
の間には、それぞれオフセット部3d、3eが設けられ
ている。なお、このオフセット部3d、3eには不純物
は注入されていない。
【0027】上記半導体層3上にはゲート絶縁層4が形
成されている。このゲート絶縁層4の少なくとも一部
は、互いに誘電率の異なるゲート絶縁膜4a(第1絶縁
膜)とゲート絶縁膜4b(第2絶縁膜)とから成ってい
る。
【0028】つまり、本実施形態では、比誘電率ε1が
4.0の例えばSiO2 から成るゲート絶縁膜4aが所
定のパターンで、すなわち、上記半導体層3のチャネル
部3c上に設けられている。なお、このゲート絶縁膜4
aは上記のSiO2 に限定されず、SiO2 以外にも例
えばSiN、SiONでゲート絶縁膜4aが構成されて
もよい。
【0029】そして、上記ゲート絶縁膜4a上に、該ゲ
ート絶縁膜4aを覆うようにゲート絶縁膜4bが設けら
れている。該ゲート絶縁膜4bは、本実施形態ではポリ
イミド系の絶縁性樹脂(比誘電率ε2=3.0〜3.
3)で構成されている。つまり、ゲート絶縁膜4bは、
ゲート絶縁膜4aよりも比誘電率が低くなっている。ま
た、上記ゲート絶縁膜4bの表面は、スピンコート法に
より平坦化されている。
【0030】なお、上記のゲート絶縁膜4bは、ゲート
絶縁膜4aよりも誘電率の低い材料であれば上記のポリ
イミド系樹脂に限定されない。上記のポリイミド系樹脂
以外にも、例えばアクリル系樹脂、BCB樹脂等でゲー
ト絶縁膜4bを構成するようにしてもよい。また、本実
施形態では、2層のゲート絶縁膜4a、4bでゲート絶
縁層4を構成しているが、2層以上のゲート絶縁膜でゲ
ート絶縁層4を構成するようにしてもよい。
【0031】平坦化されたゲート絶縁膜4b上には、上
記ゲート絶縁膜4aよりも一回り大きくなるように、つ
まり、ゲート絶縁膜4aを覆うようにゲート電極5が設
けられている。そして、ゲート電極5を覆うようにして
形成された層間絶縁膜6を貫通して、ソース領域3a、
ドレイン領域3bと接触するように、ソース電極7a、
ドレイン電極7bがそれぞれ設けられている。
【0032】上記の構成によれば、ゲート絶縁層4の少
なくとも一部は、誘電率の異なる少なくとも2つのゲー
ト絶縁膜4a、4bが積層されて成っているので、上記
半導体層3においてゲート容量の異なる領域が作り出さ
れる。本実施形態では、ゲート絶縁膜4bの誘電率が、
ゲート絶縁膜4aの誘電率よりも低くなっているので、
半導体層3においてゲート絶縁膜4aがその上に形成さ
れていない部分、すなわち、オフセット部3d、3eは
低容量部となる一方、ゲート絶縁膜4aがその上に形成
された部分、すなわち、チャネル部3cは高容量部とな
る。これにより、トランジスタのオフ時に、例えば上記
の低容量部でチャネル端部に集中する電界を分散させる
ことができるようになる。したがって、上記構成によれ
ば、トランジスタのオフ時に生じる漏れ電流、すなわ
ち、オフ電流を低減させることができる。
【0033】また、上記ゲート絶縁膜4bは、例えばポ
リイミド系樹脂等の絶縁性樹脂から成っているので、上
記ゲート絶縁膜4bの表面を容易に平坦化することがで
きる。これにより、半導体層3のエッジ部ではゲート絶
縁膜4bの膜厚が厚くなり、電界の影響を受けにくくな
る。ましてや、ゲート電極5がシールド電極として働く
ため、半導体層3のエッジ部は上記ゲート電極5の電位
の影響のみを受け、外部電界の影響を受けにくくなる。
その結果、例えばゲート電極5と半導体層3とが短絡し
たり、あるいはゲート電極5、ソース電極7a、ドレイ
ン電極7bが断線したりするようなことがなくなる。し
たがって、上記構成によれば、上記のような各種欠陥の
発生を防止することができ、薄膜トランジスタの信頼性
を従来よりも向上させることができる。
【0034】また、上記の構成によれば、上記ゲート絶
縁膜4bおよび上記ゲート電極5が、所定のパターンに
加工された上記ゲート絶縁膜4aを覆うように形成され
ているので、例えば層間絶縁膜6中の電荷、プロセス中
の帯電等により、半導体層3においてゲート絶縁膜4a
がその上に形成されていない部分の抵抗、すなわち、オ
フセット部3d、3eの抵抗が容易に変化するのを防止
することができる。したがって、上記構成によれば、薄
膜トランジスタの安定性を従来よりも向上させることが
できる。
【0035】次に、上記した薄膜トランジスタの製造方
法について、図2に基づいて説明すれば、以下のとおり
である。なお、上記の説明で用いた部材と同一の機能を
有する部材には同一の部材番号を付記する。
【0036】まず、図2(a)に示すように、透明なガ
ラス基板1上に、例えばSiO2 から成る膜厚300n
m〜500nmのバッファ層2を例えばスパッタリング
法で形成する。次に、該バッファ層2上に多結晶シリコ
ンから成る膜厚50nmの半導体層3を例えば化学気相
成長法(Chemical Vapor Deposition )により形成す
る。この半導体層3の膜厚は、10〜100nm程度が
適当である。例えば上記の膜厚が10nmより薄いと、
後述のソース領域3a、ドレイン領域3b(同図(e)
参照)の抵抗が高くなり、ドライバ回路を形成するとき
に問題となる。
【0037】次に、同図(b)に示すように、半導体層
3をエッチングして島状にパターニング(アイランド
化)し、トランジスタとなる部分のみを残す。続いて、
同図(c)に示すように、上記の半導体層3上に、例え
ばSiO2 から成る膜厚80nmのゲート絶縁膜4aを
例えばスパッタリング法により形成する。そして、後述
のチャネル部3c(同図(e)参照)上の部分のみが残
るように上記ゲート絶縁膜4aをエッチングする。
【0038】その後、同図(d)に示すように、半導体
層3、ゲート絶縁膜4aを覆うようにゲート絶縁膜4b
を例えばスパッタリング法で形成する。このゲート絶縁
膜4bは、先述したようにゲート絶縁膜4aよりも誘電
率の低い、例えばポリイミド系の樹脂で構成されてい
る。続いて、スピンコート法により上記ゲート絶縁膜4
bの表面を平坦化する。ここで、例えば4000rpm
の回転数でゲート絶縁膜4bをコーティングする場合、
ゲート絶縁膜4a上のゲート絶縁膜4bの膜厚が20n
mになるように液粘度を調整する。
【0039】次に、同図(e)に示すように、平坦化さ
れたゲート絶縁膜4b上にゲート絶縁膜4aを覆うよう
にゲート電極5を形成する。ゲート電極5は、例えばA
lまたはAlの合金等からなる。続いて、上記ゲート電
極5をマスクとして例えばリンイオン(P+ )を注入
し、半導体層3にソース領域3a、ドレイン領域3bを
形成する。このとき、半導体層3におけるゲート絶縁膜
4aの真下の部分が高容量部のチャネル部3cとなる。
一方、ソース領域3a、ドレイン領域3bとチャネル部
3cとの間がそれぞれ、低容量部のオフセット部3d、
3eとなる。
【0040】最後に、同図(f)に示すように、上記ゲ
ート電極5を覆うように例えばSiO2 からなる層間絶
縁膜6を形成する。そして、層間絶縁膜6を貫通するコ
ンタクトホールを形成した後、ソース領域3a、ドレイ
ン領域3bと接触するようにソース電極7a、ドレイン
電極7bをそれぞれ形成し、薄膜トランジスタを完成さ
せる。ソース電極7a、ドレイン電極7bは、例えばT
i、Mo、またはAl合金を積層したものからなる。
【0041】ここで、図3に示すように、ゲート絶縁膜
4aの容量をC1、ゲート絶縁膜4a上のゲート絶縁膜
4bの容量をC2、オフセット部3d、3e上のゲート
絶縁膜4bの容量をC2′、真空の誘電率をε、ゲート
絶縁膜4a、4bの比誘電率をそれぞれε1、ε2、ゲ
ート絶縁膜4aの膜厚をT1、ゲート絶縁膜4a上のゲ
ート絶縁膜4bの膜厚をT2とすると、 C1=ε1・ε/T1 C2=ε2・ε/T2 C2′=ε2・ε/(T1+T2) である。したがって、チャネル部3cにおけるゲート容
量Ccは、 Cc=C1・C2/(C1+C2) となり、一方、チャネル部3cの外側に形成されたオフ
セット部3d、3eにおけるゲート容量Coは、 Co=C2′ となる。
【0042】ここで、本実施形態のように、例えばε1
=4.0、ε2=3.0、T1=80nm、T2=20
nmとした場合、オフセット部3d、3eにおけるゲー
ト容量Coとチャネル部3cにおけるゲート容量Ccと
の比率Co/Ccは、上述の式を用いて算出すると、 Co/Cc=4/5 となる。つまり、オフセット部3d、3eにおけるゲー
ト容量Coは、チャネル部3cにおけるゲート容量Cc
よりも2割程度小さくなる。つまり、一定のゲート電圧
を印加しても、チャネル部3c周辺部分に加わる電界は
2割程度小さくなる。
【0043】上記の構成によれば、ゲート絶縁膜4a
と、該ゲート絶縁膜4aを覆うようにして形成されるゲ
ート絶縁膜4bとは誘電率が互いに異なっているので、
上記半導体層3においてゲート容量の異なる領域が作り
出される。本実施形態では、ゲート絶縁膜4bの誘電率
が、ゲート絶縁膜4aの誘電率よりも低くなっているの
で、半導体層3においてゲート絶縁膜4aがその上に形
成されていない部分、すなわち、オフセット部3d、3
eは低容量部となる一方、ゲート絶縁膜4aがその上に
形成された部分、すなわち、チャネル部3cは高容量部
となる。
【0044】これにより、トランジスタのオフ時に、例
えば上記の低容量部でチャネル端部に集中する電界を分
散させることができる。したがって、上記構成によれ
ば、上記のような簡便なプロセスを用いてトランジスタ
のオフ時に生じる漏れ電流、すなわち、オフ電流を低減
させることができ、オフ特性に優れた薄膜トランジスタ
を得ることができる。
【0045】また、上記構成によれば、ゲート絶縁膜4
bとしてポリイミド系樹脂等の絶縁性樹脂を用いている
ので、上記ゲート絶縁膜4bの表面を、例えばスピンコ
ート法により容易に平坦化することができる。これによ
り、半導体層3のエッジ部ではゲート絶縁膜4bの膜厚
が厚くなるので、外部電界の影響を受けにくくなる。
【0046】つまり、半導体層3は、従来から一般的に
テーパエッチされるようになっているが、テーパエッチ
を頻繁に使用していたのでは、半導体層3のエッジ部の
結晶性が悪くなって不安定となり、薄膜トランジスタの
信頼性、安定性に悪影響を及ぼす。
【0047】ところが、上記構成によれば、スピンコー
ト法を用いてゲート絶縁膜4bの表面を平坦化している
ため、特に半導体層3のエッジ部では従来とは違ってゲ
ート絶縁膜4bの膜厚が厚くなり、電界の影響を受けに
くくなる。ましてや、ゲート電極5がシールド電極とし
て働くため、半導体層3のエッジ部は上記ゲート電極5
の電位の影響のみを受け、外部電界の影響を受けにくく
なる。また、特に薄膜トランジスタのオフ状態では、チ
ャネルが反転(例えばn-chTFTではチャネルがp-chと
なる)状態で、通常の構造に比べてドレイン領域3bの
近傍での電界強度が軽減される。
【0048】したがって、このように半導体層3のエッ
ジ部は外部電界の影響を受けにくくなるので、ゲート電
極5と半導体層3とが短絡したり、以降のプロセスで作
製されるゲート電極5、ソース電極7a、ドレイン電極
7b等が断線したりすることがなくなる。したがって、
上記構成によれば、上記のような各種欠陥の発生を防止
して、薄膜トランジスタの信頼性を従来よりも向上させ
ることができると共に、上記薄膜トランジスタを高良品
率で生産することができる。
【0049】また、上記構成によれば、ゲート絶縁膜4
bおよびゲート電極5がゲート絶縁膜4aを覆うように
形成されるので、例えば層間絶縁膜6中の帯電、プロセ
ス中の帯電等により、半導体層3においてゲート絶縁膜
4aがその上に形成されていない部分の抵抗、すなわ
ち、オフセット部3d、3eの抵抗が容易に変化するの
を防止することができる。したがって、上記構成によれ
ば、薄膜トランジスタの安定性を従来よりも向上させる
ことができる。
【0050】なお、本実施形態では、比誘電率ε1が
4.0のゲート絶縁膜4aと、比誘電率ε2が3.0の
ゲート絶縁膜4bとを用いているが、ゲート絶縁膜4a
とゲート絶縁膜4bとにおける誘電率の差が大きくなる
ように、ゲート絶縁膜4bを選定すれば、上記のような
効果をさらに高めることができる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明に係る薄膜トランジスタ
は、以上のように、上記ゲート絶縁層の少なくとも一部
は、誘電率の異なる2つ以上の絶縁膜が積層されて成
り、該絶縁膜の少なくとも1つは絶縁性樹脂から成る構
成である。
【0052】それゆえ、上記半導体層において高容量部
と低容量部とが作り出され、これにより、トランジスタ
のオフ時に、例えば上記の低容量部でチャネル端部に集
中する電界を分散させることができるようになる。した
がって、上記構成によれば、トランジスタのオフ時に生
じる漏れ電流、すなわち、オフ電流を低減させることが
できるという効果を奏する。
【0053】また、上記絶縁膜の少なくとも1つは絶縁
性樹脂から成っているので、上記絶縁膜の表面を容易に
平坦化することができる。これにより、半導体層のエッ
ジ部では絶縁膜の膜厚が厚くなって外部電界の影響を受
けにくくなり、その結果、例えばゲート電極と半導体層
とが短絡したり、あるいはゲート電極が断線したりする
ようなことがなくなる。したがって、上記構成によれ
ば、上記のような各種欠陥の発生を防止することがで
き、薄膜トランジスタの信頼性を従来よりも向上させる
ことができるという効果を併せて奏する。
【0054】請求項2の発明に係る薄膜トランジスタ
は、以上のように、請求項1の構成において、上記ゲー
ト絶縁層は、少なくとも第1絶縁膜と第2絶縁膜とを含
む複数の絶縁膜が積層されて成り、上記第1絶縁膜の少
なくとも1つは所定のパターンに加工されていると共
に、上記第2絶縁膜および上記ゲート電極が上記第1絶
縁膜を覆うように形成されている構成である。
【0055】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、例えばプロセス中の帯電等により、半導体層にお
いて第1絶縁膜がその上に形成されていない部分の抵抗
が容易に変化するのを防止することができる。したがっ
て、上記構成によれば、薄膜トランジスタの安定性を従
来よりも向上させることができるという効果を奏する。
【0056】請求項3の発明に係る薄膜トランジスタ
は、以上のように、請求項2の構成において、上記第2
絶縁膜の誘電率は、上記第1絶縁膜の誘電率よりも低い
構成である。
【0057】それゆえ、半導体層において第1絶縁膜が
その上に形成されていない部分は低容量部となる一方、
該第1絶縁膜がその上に形成された部分は高容量部とな
る。これにより、トランジスタのオフ時に、例えば上記
の低容量部でチャネル端部に集中する電界を確実に分散
させることができる。したがって、上記構成によれば、
トランジスタのオフ時に生じる漏れ電流、すなわち、オ
フ電流を確実に低減させることができるという効果を奏
する。
【0058】請求項4の発明に係る薄膜トランジスタの
製造方法は、以上のように、絶縁性基板上にチャネルと
なる半導体層を形成し、該半導体層を島状にパターニン
グする工程と、上記半導体層上の一部に第1絶縁膜を形
成する工程と、絶縁性樹脂から成り、かつ、上記第1絶
縁膜とは誘電率の異なる第2絶縁膜を上記第1絶縁膜を
覆うように形成する工程と、上記第1絶縁膜を覆うよう
に上記第2絶縁膜上にゲート電極を形成する工程とから
成る構成である。
【0059】それゆえ、第1絶縁膜と、該第1絶縁膜を
覆うようにして形成される第2絶縁膜とは誘電率が互い
に異なっているので、上記半導体層において高容量部と
低容量部とが作り出される。これにより、トランジスタ
のオフ時に、例えば上記の低容量部でチャネル端部に集
中する電界を分散させることができる。したがって、上
記構成によれば、上記のような簡便なプロセスを用いて
トランジスタのオフ時に生じる漏れ電流、すなわち、オ
フ電流を低減させることができ、オフ特性に優れた薄膜
トランジスタを得ることができるという効果を奏する。
【0060】また、上記構成によれば、第2絶縁膜とし
て絶縁性樹脂を用いているので、上記第2絶縁膜の表面
を、例えばスピンコート法により容易に平坦化すること
ができる。これにより、半導体層のエッジ部では絶縁膜
の膜厚が厚くなり、電界の影響を受けにくくなる。その
結果、以降のプロセスで作製されるゲート電極等が断線
したりすることがなくなる。したがって、上記構成によ
れば、上記のような各種欠陥の発生を防止して、薄膜ト
ランジスタの信頼性を従来よりも向上させることができ
ると共に、上記薄膜トランジスタを高良品率で生産する
ことができるという効果を奏する。
【0061】また、上記構成によれば、第2絶縁膜およ
びゲート電極が第1絶縁膜を覆うように形成されるの
で、例えばプロセス中の帯電等により、半導体層におい
て第1絶縁膜がその上に形成されていない部分の抵抗が
容易に変化するのを防止することができる。したがっ
て、上記構成によれば、薄膜トランジスタの安定性を従
来よりも向上させることができるという効果を併せて奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜トランジスタの一構成例を示
す断面図である。
【図2】(a)ないし(f)は、上記薄膜トランジスタ
の製造工程を示す断面図である。
【図3】上記薄膜トランジスタにおいて、2つのゲート
絶縁膜の容量、膜厚を図式的に示した説明図である。
【図4】従来の薄膜トランジスタの一構成例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板(絶縁性基板) 3 半導体層 4 ゲート絶縁層 4a ゲート絶縁膜(第1絶縁膜) 4b ゲート絶縁膜(第2絶縁膜) 5 ゲート電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基板上にチャネルとなる半導体層、
    ゲート絶縁層、ゲート電極がこの順で積層された薄膜ト
    ランジスタにおいて、 上記ゲート絶縁層の少なくとも一部は、誘電率の異なる
    2つ以上の絶縁膜が積層されて成り、該絶縁膜の少なく
    とも1つは絶縁性樹脂から成ることを特徴とする薄膜ト
    ランジスタ。
  2. 【請求項2】上記ゲート絶縁層は、少なくとも第1絶縁
    膜と第2絶縁膜とを含む複数の絶縁膜が積層されて成
    り、上記第1絶縁膜の少なくとも1つは所定のパターン
    に加工されていると共に、上記第2絶縁膜および上記ゲ
    ート電極が上記第1絶縁膜を覆うように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ。
  3. 【請求項3】上記第2絶縁膜の誘電率は、上記第1絶縁
    膜の誘電率よりも低いことを特徴とする請求項2に記載
    の薄膜トランジスタ。
  4. 【請求項4】絶縁性基板上にチャネルとなる半導体層を
    形成し、該半導体層を島状にパターニングする工程と、 上記半導体層上の一部に第1絶縁膜を形成する工程と、 絶縁性樹脂から成り、かつ、上記第1絶縁膜とは誘電率
    の異なる第2絶縁膜を上記第1絶縁膜を覆うように形成
    する工程と、 上記第1絶縁膜を覆うように上記第2絶縁膜上にゲート
    電極を形成する工程とから成ることを特徴とする薄膜ト
    ランジスタの製造方法。
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