JPH10135314A - 基板保持装置 - Google Patents

基板保持装置

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JPH10135314A
JPH10135314A JP29159796A JP29159796A JPH10135314A JP H10135314 A JPH10135314 A JP H10135314A JP 29159796 A JP29159796 A JP 29159796A JP 29159796 A JP29159796 A JP 29159796A JP H10135314 A JPH10135314 A JP H10135314A
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Akihiko Morita
彰彦 森田
Takeshi Yoshida
武司 吉田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の保持および開放を確実に行うことがで
きる基板保持装置を提供する。 【解決手段】 軸1aを中心として基板を回転させる回
転式基板処理装置に用いられる基板保持装置であって、
回動式保持部材5を回動軸体8を中心に回動させること
により偏心した保持部7の位置を変えて基板Wの保持お
よび開放を行う基板保持装置100において、カップ1
50の下部にリング状磁石11を設け上部に補助磁石1
8を設ける。これにより、カップ150がエアシリンダ
120により上昇するとリング状磁石11が回動用磁石
10に近接して、回動式保持部材5が基板Wを保持する
ように回動し、カップ150が下降すると補助磁石18
が回動用磁石10に近接して、回動式保持部材5が基板
Wを開放するように回動する。その結果、基板Wの保持
および開放を確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板や液
晶表示器用ガラス基板などの基板を取り扱う回転式基板
処理装置や基板搬送装置などにおいて基板を保持するた
めに用いられる基板保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は回転式基板処理装置に用いられ
る従来の基板保持装置900の一例を示す図である。こ
の基板保持装置では、基板Wが回転台901と共に軸A
を中心に回転しながら処理液の供給などの所定の処理が
施されるようになっており、回転中の基板Wは基板押圧
部材911および回転台901に固定された基板保持部
材902により支持されている。
【0003】基板押圧部材911は回転台901上の回
動軸受部材912の支点912aにおいて回動可能に支
持されており、基板押圧部材911が回動することによ
り押圧面911aが基板Wの外縁部Waに接離可能とな
っている。
【0004】基板保持部材902は基板支持部903が
基板Wを下方から支持し、突起状の水平位置規制部90
4が基板Wの外縁部に接して基板Wの回転台901に対
する水平位置を規制するようになっている。
【0005】また、基板押圧部材911の押圧面911
aと反対側の一端911bには永久磁石913が設けら
れており、回転台901の周囲を覆う処理液回収カップ
(以下、単に「カップ」という。)908にはその内面
に沿って軸Aを中心とするリング状のリング状磁石92
0が設けられている。これにより、カップ908を上方
に移動すると永久磁石913とリング状磁石920とが
反発しあって(図中N極とN極とが反発)基板押圧部材
911が回動して押圧面911aが基板Wの外縁部Wa
を押圧し、基板Wが水平位置規制部904と押圧面91
1aとにより水平方向に対して規制されて保持されるこ
ととなる。この状態で回転台901は軸Aを中心に回転
し、永久磁石913はリング状磁石920のリング形状
に沿って移動しつつ絶えず反発力を受け、基板Wは保持
されたまま回転台901と共に回転することとなる。
【0006】さらに、基板押圧部材911の重心Gは支
点912aから外れた位置となるよう設計されており、
基板Wの処理が完了すると回転台901の回転を停止し
てカップ908が下降し、基板押圧部材911が自重に
より回動して押圧面911aが基板Wの外縁部Waから
離れ、基板Wが開放されるようになっている。
【0007】これにより、基板Wは回転台901と共に
回転している間水平方向に対して規制され、基板Wのす
べりなどによる発塵や基板の損傷が防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように図14に
示される従来の基板保持装置の一例では、基板Wが回転
している間永久磁石913およびリング状磁石920の
反発力を利用して基板Wが保持される。
【0009】しかし、基板Wの開放を確実に行うには基
板押圧部材911の自重による回転力を十分に大きくす
る必要があり、基板押圧部材911が重くなってしま
う。これにより、回転台901のバランスが悪くなり安
定した高速回転が困難となってしまう。また、回転台9
01上のバランスをとるように基板押圧部材911に対
向する位置に重りを設けたのでは回転台901の回転と
停止との切替を迅速に行うことができず、処理速度が低
下することとなる。
【0010】このような問題を解消するために、重心G
と支点912aとを一致させて基板押圧部材911の重
さを低減し、かつ、リング状磁石920の上下動のみを
用いて基板Wの規制および開放を行う基板保持装置が検
討されつつあるが、基板Wの確実な保持および開放の実
現は容易なことではない。
【0011】そこで、この発明は、上記課題に鑑みなさ
れたもので、基板の回転動作に影響を与えることなく簡
易な構造にて基板の保持および開放を確実に行うことが
できる基板保持装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
を回転し、前記基板に所定の処理を施す回転式基板処理
装置に用いられる基板保持装置であって、第1の軸を中
心として回転する回転台と、前記回転台に固定配置さ
れ、前記基板の外縁部に当接して前記基板の前記回転台
に対する位置を規制する固定式保持部材と、前記回転台
に可動に支持された可動式保持部材と、前記可動式保持
部材と連結されて動きを共にする保持用磁性部材と、前
記回転台の外部に配置された第1の外部磁性部材と、前
記回転台の外部において、前記第1の外部磁性部材とは
異なる位置に配置された第2の外部磁性部材と、前記保
持用磁性部材、前記第1の外部磁性部材、および、前記
第2の磁性部材の相対的配置の状態を第1の配置状態と
第2の配置状態とに変更する配置変更手段とを備え、前
記第1の配置状態では前記保持用磁性部材が前記第1の
外部磁性部材からの力を利用して前記可動式保持部材が
前記基板の外縁部を押圧付勢し、前記第2の配置状態で
は前記保持用磁性部材が前記第2の外部磁性部材からの
力を利用して前記可動式保持部材が前記基板を開放す
る。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の基板保
持装置であって、前記第1の外部磁性部材が前記第1の
軸を中心とする所定の回転軌跡に沿って配置された略円
環状の磁石である。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の基板保持装置であって、前記回転台の側方周囲を覆う
カップをさらに備え、前記第2の外部磁性部材が前記カ
ップに固定配置されている。
【0015】請求項4の発明は、請求項3に記載の基板
保持装置であって、前記第1の外部磁性部材が前記カッ
プに固定配置されており、前記配置変更手段が前記カッ
プを前記第1の軸に沿って移動させる。
【0016】請求項5の発明は、請求項3記載の基板保
持装置であって、前記カップが前記第1の外部磁性部材
と独立して移動可能とされている。
【0017】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかに記載の基板保持装置であって、前記可動式保持
部材が、回動可能な回動式保持部材であり、前記回動式
保持部材は、前記第1の軸にほぼ平行であって前記回転
台に固定された第2の軸を中心として回動可能な回動式
支持部と、前記第2の軸に偏心して前記回動式支持部に
設けられた保持部とを有し、前記回動式保持部材が回動
することにより、前記保持部が前記基板の外縁部を当接
して押圧付勢することと、当接状態を脱して前記基板を
開放することとが可能とされている。
【0018】請求項7の発明は、請求項1ないし6のい
ずれかに記載の基板保持装置であって、前記保持用磁性
部材が前記回転台に固定された第3の軸を中心に回動可
能とされており、前記保持用磁性部材の回動が回転伝達
機構を介して前記回動式支持部に伝達される。
【0019】請求項8の発明は、請求項1ないし7のい
ずれかに記載の基板保持装置であって、前記第1の外部
磁性部材が電磁石である。
【0020】請求項9の発明は、請求項1ないし8のい
ずれかに記載の基板保持装置であって、前記第2の外部
磁性部材が電磁石である。
【0021】請求項10の発明は、基板を回転し、前記
基板に所定の処理を施す回転式基板処理装置に用いられ
る基板保持装置であって、第1の軸を中心として回転す
る回転台と、前記回転台に固定配置され、前記基板の外
縁部に当接して前記基板の前記回転台に対する位置を規
制する固定式保持部材と、前記回転台に可動に支持され
た可動式保持部材と、前記可動式保持部材と連結されて
動きを共にする保持用磁性部材と、前記回転台の外部に
配置され、前記第1の軸を中心とする所定の回転軌跡に
沿って配置された略円環状の電磁石と、前記電磁石に流
れる電流の向きおよび大きさを変化させる電流制御手段
とを備え、前記電磁石に流れる電流の向きを反転させて
前記電磁石が前記保持用磁性部材に及ぼす力を反転させ
ることにより、前記可動式保持部材が前記基板の外縁部
を押圧付勢することと、前記基板を開放することとを可
能とし、前記電磁石に流れる電流の大きさを変化させる
ことにより前記可動式保持部材が前記基板の外縁部を押
圧付勢する力の大きさを変更可能とする。
【0022】請求項11の発明は、基板を搬送する基板
搬送装置に用いられる基板保持装置であって、移動する
ことにより前記基板を搬送する支持本体部と、前記支持
本体部に固定配置され、前記基板の外縁部に当接して前
記基板の前記支持本体部に対する位置を規制する固定式
保持部材と、前記支持本体部に可動に支持された可動式
保持部材と、前記可動式保持部材と連結されて動きを共
にする保持用磁性部材と、前記支持本体部の外部に配置
された第1の外部磁性部材と、前記支持本体部の外部に
おいて、前記第1の外部磁性部材とは異なる位置に配置
された第2の外部磁性部材と、前記保持用磁性部材、前
記第1の外部磁性部材、および、前記第2の磁性部材の
相対的配置の状態を第1の配置状態と第2の配置状態と
に変更する配置変更手段とを備え、前記第1の配置状態
では前記保持用磁性部材が前記第1の外部磁性部材から
の力を利用して前記可動式保持部材が前記基板の外縁部
を押圧付勢し、前記第2の配置状態では前記保持用磁性
部材が前記第2の外部磁性部材からの力を利用して前記
可動式保持部材が前記基板を開放する。
【0023】請求項12の発明は、請求項11記載の基
板保持装置であって、前記第1の外部磁性部材が電磁石
である。
【0024】
【発明の実施の形態】
<1.第1の実施の形態>図1は回転式基板処理装置に
用いられる基板保持装置100を示す断面図である。こ
の基板保持装置100は回転台1の上方にて基板Wを保
持するようになっており、この基板保持装置100を用
いる回転式基板処理装置は回転台1を回転させながら基
板Wに洗浄液や現像液などとった所定の処理液を供給す
るようになっている。
【0025】基板保持装置100は、モータ110によ
り軸1aを中心として回転する回転台1および回転台1
の側方周囲を覆うカップ150を有しており、回転台1
上には固定配置された固定式保持部材2、および、回動
可能に支持された回動式保持部材5が基板Wを保持する
ために設けられている。また、回動式保持部材5には永
久磁石である回動用磁石10が連結されており、回動式
保持部材5と共に軸1aと平行な軸を中心として回動す
るようになっている。
【0026】また、カップ150内面であって回転台1
の下方には軸1aを回転中心とするリング状の永久磁石
であるリング状磁石11が取り付けられており、カップ
150の上部にも永久磁石である補助磁石18が取り付
けられている。さらに、カップ150はエアシリンダ1
20に昇降棒125およびカップベース151を介して
接続されており、矢印S1の方向に昇降するようになっ
ている。
【0027】この基板保持装置100は、図1に示すよ
うにカップ150が上昇すると回動式保持部材5が回動
して基板Wの水平方向の位置を規制して保持し、図2に
示すようにカップ150が下降すると回動式保持部材5
が回動して基板Wを開放するようになっている。次に、
この基板Wの保持および開放を行う固定式保持部材2お
よび回動式保持部材5の形状および配置について図3を
用いて説明する。
【0028】図3に示すように、回転台1の上面には基
板Wを規制して保持するために4つの固定式保持部材2
と2つの回動式保持部材5とが保持すべき基板Wの外縁
にほぼ沿うように同一円周上に配置されている。固定式
保持部材2は円柱状の基板支持部3の上面に突起状の水
平位置規制部4を設けた形状をしている。また、回動式
保持部材5も円柱状の支持部6の上面に突起状の保持部
7を設けた形状をしている。ただし、図4に示すよう
に、支持部6の矢印R方向の回動の中心となる回動軸体
8の中心軸(図3における軸1aに平行)から偏心した
位置に保持部7が設けられている。したがって、回動式
保持部材5が回動すると保持部7が回転台1の中心の軸
1aから遠ざかったり近づいたりすることとなる。
【0029】なお、補助磁石18は図3に示すように回
動式保持部材5とカップ150との間にのみ設けられて
おり、回転台1が停止したときには回転台1は常に回動
用磁石10が補助磁石18の方向に位置するように停止
するようになっている。
【0030】基板Wは図3に示すように固定式保持部材
2の基板支持部3および回動式保持部材5の支持部6の
上面に載置されるが、このとき保持部7が回転台1の軸
1aから遠ざかった状態にしておき、基板Wの外縁部の
外側に水平位置規制部4および保持部7が並ぶようにす
る。ここで、回動式保持部材5を回動させると保持部7
が軸1aに近づくように移動し、基板Wの外縁部に当接
することとなる。また、軸1aに対して回動式保持部材
5とほぼ対向するような位置に固定式保持部材2が回転
台1上に固定されているため、基板Wは外縁部を水平位
置規制部4と保持部7とに挟まれるようにして水平方向
に対して規制されて保持されることとなる。また、この
状態から保持部7が軸1aから遠ざかるように先の回動
とは逆向きに回動式保持部材5が回動すると基板Wの外
縁部は保持部7から離れて開放されることとなる。な
お、この回動式保持部材5の回動の中心軸はほぼ重心を
通るように設計されており、また、回転台1の回転に影
響を与えないように重さの低減も図られている。
【0031】このようにして、回動式保持部材5が回動
することにより、基板Wの保持と開放とが行われるが、
次に、回動式保持部材5の回動を実現する機構について
説明する。
【0032】図4に示すように、回動式保持部材5の下
部は回動軸体8を介して磁石保持部材9が連結されてお
り、磁石保持部材9に固定されるように回動用磁石10
が取り付けられている。また、図1に示すように回動軸
体8は回転台1を上下に貫通して回動可能に支持されて
おり、回動式保持部材5および回動用磁石10は回動軸
体8を介して同時に回動するようになっている。なお、
この回動用磁石10に外部から磁力を作用させると回動
式保持部材5が回動することとなる。
【0033】回動式保持部材5を回動させるために、図
1に示したように回転台1の側方周囲を覆うカップ15
0の上部には磁石保持部18aが取り付けられており、
その内部には補助磁石18が設けられている。また、回
転台1の下方には円板11aが取り付けられており、そ
の内部にはリング状磁石11が設けられている。これら
の位置関係を示したものが図3であり、前述のように、
補助磁石18は回転台1が停止した状態において回動用
磁石10の側方近傍の位置に存在するように配置されて
いる。
【0034】図1に示すようにカップ150が上昇した
状態では、リング状磁石11が回動用磁石10の側方に
位置し、図2に示すようにカップ150が下降した状態
では、補助磁石18が回動用磁石10の側方に位置す
る。したがって、カップ150がエアシリンダ120に
より昇降することによりリング状磁石11および補助磁
石18が回動用磁石10の位置に形成する磁界の方向が
異なり、回動用磁石10が回動することとなる。この様
子を図5(a)および図5(b)を用いてさらに説明する。
【0035】図5(a)はカップ150が上昇した際の回
動式保持部材5の近傍の様子を示す図であり、図5(b)
はカップ150が下降した際(ただし、回転台1は停止
しているものとする)の回動式保持部材5の近傍の様子
を示す図である。図5(a)のようにカップ150が上昇
した状態では、回動用磁石10がリング状磁石11の側
方に位置し、回動用磁石10がリング状磁石11から大
きな磁力の作用を受けることとなる。したがって、図5
(a)の例では、リング状磁石11のN極に回動用磁石1
0のS極が引き寄せられるように回動式保持部材5が回
動することとなる。このとき、回動式保持部材5の保持
部7は回動用磁石10のS極側に偏心して設けられてお
り、保持部7の側面が基板Wの外縁部を当接して押さえ
ることとなる。これにより、基板Wの回転台1に対する
水平方向の位置は規制されて保持されることとなる。
【0036】次に、図5(b)に示すように、カップ15
0が下降すると、回動用磁石10が補助磁石18の側方
に位置するようになる。このとき、リング状磁石11か
らの磁力線は矢印Mに示すようにN極からカップ150
に向かって進んだ後向きを変えて回動用磁石10の位置
ではほぼカップ150から回転台1の中心に向かって進
むこととなる。したがって、回動用磁石10は図5(a)
とは逆にカップ150側にS極が向くようになる。さら
に、この基板保持装置100では、補助磁石18が回動
用磁石10に対してN極を向けて配置されているため、
回動用磁石10はS極がカップ150側に向くように一
層力を受けることとなる。これにより、回動式保持部材
5は確実に回動して保持部7が回転台1の中心から遠ざ
かった状態となり、保持部7は基板Wの外縁部から離れ
て基板Wが開放されることとなる。
【0037】なお、以上の説明では回動用磁石10が回
動して反転するように図示および説明しているが、回動
用磁石10または回動式保持部材5の回動量を規制して
僅かに回動するようにしてもよい。以下の説明において
も同様である。
【0038】また、補助磁石18の代わりに強力な磁石
を取り付け、回動の補助を目的とせずに回動用磁石10
に大きな力を与えるようにしてももちろんよい。
【0039】以上のように、この実施の形態では、回動
式保持部材5がほぼ重心を通る回転軸に支持されて重さ
の低減が図られるとともに、カップ150にリング状磁
石11および補助磁石18を設けることにより、基板W
の保持および開放のいずれの動作においても回動用磁石
10が十分な力を受けて回動させることができ、安定し
た基板Wの回転が実現されるとともに、基板Wの保持お
よび開放の確実な動作が実現されている。
【0040】<2.第2の実施の形態>図6はこの発明
に係る基板保持装置の第2の実施の形態を示す図であ
る。この基板保持装置は第1の実施の形態と同様、リン
グ状磁石11および補助磁石18を利用して回動式保持
部材5を回動させるものであるが、カップ250とリン
グ状磁石11とが独立して昇降するという点が異なって
いる。他の構成要素は第1の実施の形態と同様であり、
同一の符号を付している。
【0041】図6に示すように、この基板保持装置では
カップ250はエアシリンダ230に昇降棒235を介
して連結されて昇降するようになっており、回転台1の
下方のリング状磁石11が設けられた円板11aは昇降
棒225を介して別のエアシリンダ220に連結されて
昇降するようになっている。これにより、この基板保持
装置では次のような動作が可能となる。
【0042】まず、図5(b)に示したように補助磁石1
8が回動用磁石10の側方に位置し、リング状磁石11
が回動用磁石10の側方下方に位置するように配置し、
リング状磁石11による磁力を補助磁石18が補助する
ようにして保持部7が確実に回転台1の中心の軸1aか
ら遠ざかった状態となるようにする。もちろん、このよ
うな配置ではなく、リング状磁石11を回動用磁石10
に影響を与えない位に遠ざけ、補助磁石18に強力な磁
石を用いることにより、補助磁石18のみを用いて回動
式保持部5を回動させてもよい。
【0043】次に、基板Wを回転台1上に載置した後、
図5(b)に示される補助磁石18の位置から補助磁石1
8を下降させ、リング状磁石11を回動用磁石10の側
方へ配置して基板Wを確実に保持する。もし、この時点
で基板Wの保持不良が生じた場合、リング状磁石11お
よび補助磁石18を再度図5(b)に示す位置に配置して
基板Wを開放し、基板Wを回転台上まで搬送してきた搬
送手段(図示省略)を用いて基板Wを置き直す。そし
て、基板Wの保持をもう一度行う。
【0044】基板Wの適切な保持が確認できると、カッ
プ250を図6に示す位置まで上昇させ、基板Wを回転
させて所定の処理を施す。
【0045】このように、2つのエアシリンダ220、
230を用いることにより、カップ250を最も高い上
昇位置まで上昇させることなく迅速に基板Wの再保持動
作が可能となるとともに、搬送手段とカップ250とが
干渉することのない安全な再保持動作が容易に実現され
る。
【0046】<3.第3の実施の形態>図7はこの発明
に係る基板保持装置の第3の実施の形態を示す図であ
り、回動式保持部材5の近傍のみを示している。他の構
成要素については第1の実施の形態と同様であり、図7
においても同様の構成要素については同符号を付してい
る。
【0047】この基板保持装置の第1の実施の形態との
相違点は、回動用磁石10からの回動力が直接回動式保
持部材5に伝達されるのではなく、2つの歯車13a、
13bを介して伝達されるという点にある。すなわち、
回動用磁石10は回動軸体8a(回動軸受12bにより
回転台1に対して回動可能に支持されている)を介して
歯車13bに連結されており、歯車13bは歯車13a
とかみ合っており、歯車13aは回動軸体8(回動軸受
12aにより回転台1に対して回動可能に支持されてい
る)を介して回動式保持部材5に連結されている。した
がって、回動用磁石10が回動すると両歯車13b、1
3aが回動し、回動式保持部材5が回動することとな
る。これにより、第1の実施の形態と同様、基板Wの保
持および開放が実現される。
【0048】回動式保持部材5と回動用磁石10とをこ
のような構造で動作上の連結を行うことにより、次のよ
うな効果が得られる。まず、両歯車13a、13bの歯
数の比に応じて回動式保持部材5を回動させるトルクが
異なるため、基板Wを適切な力で押さえつけるように容
易に設計が可能となる。次に、回動式保持部材5と回動
用磁石10との位置に水平方向に対して間隔が生じるの
で、回動式保持部材5の位置と回動用磁石10との位置
関係を任意に設計できる。さらに、回動式保持部材5や
回動用磁石10などの構成要素を1組の交換可能なもの
とすることにより、様々な大きさの基板の品種切替に対
して容易に対応が可能となる。
【0049】図8および図9(a)は図7と同様に回転伝
達機構を介して回動式保持部材5を回動させる他の機構
を示す図である。なお、図9(b)は図9(a)における伝達
機構を回転台1の下方より見た図である。
【0050】図8では、回動用磁石10の回動を回動軸
体8a(回動軸受12dにより回転台1に対して回動可
能に支持されている)、プーリ14b、ベルト15、プ
ーリ14a、回動軸体8をそれぞれ介して回動式保持部
材5に伝達されるようになっている。図9では、回動用
磁石10の回動を回動軸体8a、回転体16b、フック
17b、リンク17、フック17a、回転体16a、回
動軸体8をそれぞれ順に介して回動式保持部材5に伝達
されるようになっている。いずれの形態においても図7
と同様に設計や品種切替が容易となる。
【0051】<4.第4の実施の形態>図10はこの発
明に係る第4の実施の形態である基板保持装置の回転台
1およびリング状磁石11cを示す図である。この基板
保持装置と第1の実施の形態における基板保持装置10
0との違いは、リング状磁石11cとして電磁石を用い
ている点である。すなわち、図10に示すようにリング
状磁石11cとして複数のコイルを円環状に配列し、図
1におけるリング状磁石11と同様の磁界を生じる電磁
石を構成している。
【0052】この基板保持装置は第1の実施の形態と同
様の動作をし、確実な基板Wの保持および開放の動作を
実現するという同様の効果を奏するものであるが、この
基板保持装置ではリング状磁石11cを電磁石を用いて
構成することにより、基板保持装置を組み立てた後に基
板Wの保持および開放が適切な力で行われるようにリン
グ状磁石11cが回動用磁石10に与える磁力を調整す
ることができるという長所を有している。
【0053】したがって、リング状磁石を永久磁石にて
作成するよりも容易に設計および調整を行うことが可能
となる。
【0054】<5.第5の実施の形態>第4の実施の形
態では、リング状磁石11cに電磁石を用いたが、この
発明に係る第5の実施の形態である基板保持装置は、図
1に示す基板保持装置100において補助磁石18が電
磁石である基板保持装置となっている。これにより、補
助磁石18が回動用磁石10に与える力の大きさを調整
することができるようになる。また、補助磁石18の設
計も容易となる。
【0055】さらに、この実施の形態では補助磁石18
に流れる電流を図11に示すように変化させている。図
11中、符号L1を付した状態では基板Wが保持されて
おり、このとき補助磁石18には電流が流れておらず、
基板Wは補助磁石18の影響を全く受けることなくリン
グ状磁石11のみにより保持される。また、基板Wが回
転している間においても補助磁石18は基板Wの保持に
全く影響を与えることはない。
【0056】また、符号L2を付した状態では基板Wは
回動式保持部材5から開放されており、このとき補助磁
石18には所定の値の電流を流すようになっている。し
たがって、基板Wは確実に開放されることとなる。
【0057】このように、補助磁石18に電磁石を用い
ることにより、回転中の基板Wの保持に全く影響を与え
ることなく基板Wを確実に開放することができ、また、
開放動作の調整も容易となる。
【0058】<6.第6の実施の形態>この発明の第6
の実施の形態である基板保持装置では、第4の実施の形
態と同様、図10に示すようにリング状磁石11cが電
磁石にて構成されている。第4の実施の形態と大きく異
なる点は補助磁石18が取り付けられていない点であ
る。他の構成要素は図1と同様である。また、この実施
の形態では基板Wの保持および開放の動作においてリン
グ状磁石11cは常に回動用磁石10の側方に位置する
ようになっている。
【0059】リング状磁石11cには図12に示すよう
に大きさおよび方向が異なる電流が流されるようになっ
ている。図12中符号L3を付した状態では、基板Wが
開放されるようにリング状磁石11cが回動用磁石10
に力を与える。符号L4を付した状態では、符号L3を
付した状態と逆方向の電流がリング状磁石11cに流
れ、基板Wの保持動作が行われる。また、符号L5を付
した状態では、符号L4を付した状態よりも大きな値の
電流が流れ、基板Wがさらに強い力で保持されて基板W
の回転が行われる。
【0060】このように、リング状磁石11cに流れる
電流の大きさおよび向きを変化させることにより、基板
Wの保持および開放がリング状磁石11cのみにより確
実に行うことができる。また、基板Wの保持動作および
回転中の保持力を調整することができるので、保持動作
時に基板Wに損傷を与えることはなく、かつ、基板の回
転に必要な保持力を十分に得ることが容易にできる。
【0061】<7.第7の実施の形態>図13(a)はこ
の発明の第7の実施の形態である基板保持装置を示す平
面図である。この基板保持装置は、基板Wを基板処理装
置間を搬送したり、基板処理装置と基板格納装置との間
を搬送したりする基板搬送装置に用いられるものであ
る。また、図13(b)はこの基板保持装置の部分縦断面
図である。
【0062】この基板保持装置は、搬送のために移動す
る搬送アーム510、搬送アーム上に設けたれた2つの
固定式保持部材520、1つの回動式保持部材530、
回動式保持部材530に回動軸体535を介して取り付
けられた回動用磁石550、補助磁石561、補助磁石
561に連結された外部磁石560、および、外部磁石
560を昇降させるエアシリンダ570から構成され
る。
【0063】固定式保持部材520は基板Wの下面およ
び外縁部に接するようにL字状の溝が形成された形状を
しており、回動式保持部材530は第1の実施の形態と
同様、円柱状の支持部531の上面に突起状の保持部5
32を有する形状をしている。また、回動式保持部材5
30は回動軸体535を中心に搬送アーム510が伸び
る面に対して垂直な軸を中心として回動可能に支持され
ており、保持部532はこの軸から偏心している。ま
た、回動式保持部530と回動用磁石550とは第1の
実施の形態と同様、連結されて同時に回動するようにな
っている。
【0064】回動用磁石550の側方には互いに連結さ
れた外部磁石560および補助磁石561とが配置さ
れ、これらの磁石はエアシリンダ570により矢印S2
に示す方向に上下に昇降可能とされている。したがっ
て、外部磁石560と補助磁石561とが交互に回動用
磁石550の側方に配置可能とされている。なお、これ
らの磁石は共に永久磁石にて形成されており、回動用磁
石550に対して異なった極を向けている。
【0065】次に、この基板保持装置の基板Wの保持お
よび開放の動作について説明する。
【0066】まず、エアシリンダ570の昇降棒571
が上昇して外部磁石560が回動用磁石550の側方に
位置するとき、回動用磁石550からの力により回動す
る回動式保持部材530の保持部532は基板Wの外縁
部を押さえつけるように回動する。したがって、固定式
保持部材520および支持部531上に載置された基板
Wは固定式保持部材520側に押さえつけられて水平方
向の位置が規制され保持される。
【0067】次に、エアシリンダ570の昇降棒571
が下降すると、外部磁石560が下降して補助磁石56
1が回動用磁石550の側方に位置し、第1の実施の形
態における図5(b)と同様に回動用磁石550は外部磁
石560からの力を受けて基板Wを開放する方向に回動
することとなる。また、このとき補助磁石561は回動
用磁石550に作用して基板Wの開放を補助するように
力を与える。したがって、基板Wは確実に開放されるこ
ととなる。なお、補助磁石18を強力な磁石とし、補助
的でなく回動用磁石550に大きな力を作用させて基板
Wを開放するようにしてもよい。
【0068】以上のように、この基板保持装置では、外
部磁石560と補助磁石561とを設けることにより、
基板Wの保持および開放を確実に行うことができる。
【0069】また、この実施の形態においても第5の実
施の形態と同様、補助磁石561に電磁石を用いるよう
にしてもよい。これにより、基板Wを開放する際に補助
磁石561が回動用磁石550に与える力を調整するこ
とができるとともに、不要なときは磁石として機能させ
ないようにすることができる。
【0070】<8.変形例>以上、この発明に係る実施
の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の
形態に限定されるものではない。
【0071】例えば、上記実施の形態では、回動式保持
部材5(530)を用いて基板Wを保持するようにして
いるが、スライド式の保持部材にしてもよい。この場
合、回動用磁石10(550)に相当するものをスライ
ドさせて保持部材をスライドさせるようにしてもよい
し、回動用磁石10(550)の回動をスライド運動に
変換するようにしてもよい。
【0072】また、固定式保持部材2(520)や回動
式保持部材5(530)の個数は各実施の形態に限定さ
れることはなく、固定式保持部材2(520)は2以上
であればよく、回動式保持部材5(530)は1以上で
あればよい。
【0073】また、固定式保持部材2(520)や回動
式保持部材5(530)の形状は、各実施の形態と同様
の作用をするものであればどのような形状であってもよ
い。
【0074】また、リング状磁石11は複数の磁石がお
よそリング状に集合したものであってもよい。
【0075】また、回転式基板処理装置に用いられる基
板保持装置では、補助磁石18もカップに沿ったリング
状の形状をしていてもよい。このようにすることによ
り、回転台1の回転の停止位置を考慮する必要がなくな
る。
【0076】また、第3の実施の形態における回転伝達
機構も回転を伝達するのであるならばどのような形態で
あってもよい。
【0077】また、第4ないし第7の実施の形態では電
磁石を利用して基板Wの保持および開放を行っている
が、電磁石に流す電流の大きさを連続的に変化させるな
どしてもよい。
【0078】さらに、第7の実施の形態ではエアシリン
ダ570を用いて外部磁石560および補助磁石561
を昇降させているが、エアシリンダ570を用いずに基
板搬送時の搬送アーム510自身の上下動を利用して、
基板保持装置外部から(外部と接触させるなどして)こ
れらの磁石の上下動を行うようにしてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、保持用磁性部材を第1の外部磁性部材と第2の
外部磁性部材とを利用して動かすため、基板の押圧付勢
および開放を確実に行うことができる。
【0080】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明と同様、基板の押圧付勢および開放を確実に行うこ
とができる上に、第1の外部磁性部材が略円環状の磁石
であるので、基板の回転中においても基板を安定して押
圧付勢することができる。
【0081】請求項3記載の発明では、第2の外部磁性
部材がカップに配置されているので、基板の押圧付勢お
よび開放を行う機構を容易に構成することができる。
【0082】請求項4記載の発明では、第1および第2
の外部磁性部材がカップに固定配置されており、カップ
を第1の軸に沿って移動させるので、容易に保持用磁性
部材と第1および第2の外部磁性部材との配置変更が可
能となる。
【0083】請求項5記載の発明では、カップが第1の
外部磁性部材と独立して移動可能とされているので、基
板の載置および基板の保持確認をカップの位置に影響さ
れることなく行うことができる。
【0084】請求項6記載の発明では、可動式保持部材
が回動可能な回動式保持部材となっているので、可動式
保持部材の重さを低減することができ、安定した基板の
回転を行うことができる。
【0085】請求項7記載の発明では、保持用磁性部材
の回動が回転伝達機構により回動式保持部材に伝達され
るので、基板の保持力の変更が容易にできるとともに、
異なる大きさの基板に容易に対応することができる。
【0086】請求項8記載の発明では、第1の外部磁性
部材が電磁石であるため、基板の押圧付勢および開放の
調整が容易にできる。
【0087】請求項9記載の発明では、第2の外部磁性
部材が電磁石であるため、基板の開放の調整が容易にで
きる。
【0088】請求項10記載の発明では、回転台の外部
に第1の軸を中心とする略円環状の電磁石を有し、電磁
石に流れる電流の向きおよび大きさを変化させることが
できるので、基板の押圧付勢および開放の動作の調整お
よび適切な押圧付勢および開放の制御が可能となる。
【0089】請求項11記載の発明では、保持用磁性部
材を第1の外部磁性部材と第2の外部磁性部材とを利用
して動かすため、基板の押圧付勢および開放を確実に行
うことができる。
【0090】請求項12記載の発明では、第2の外部磁
性部材が電磁石であるため、基板の開放の調整が容易に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る基板保持装
置を示す断面図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態に係る基板保持装
置を示す断面図である。
【図3】図1に示す基板保持装置の回転台、リング状磁
石、および、補助磁石の配置を示す斜視図である。
【図4】回動式保持部材および回動用磁石を示す斜視図
である。
【図5】回動式保持部材の回動の原理を示す図である。
【図6】この発明の第2の実施の形態に係る基板保持装
置を示す断面図である。
【図7】この発明の第3の実施の形態に係る基板保持装
置の回動式保持部材近傍を示す断面図である。
【図8】この発明の第3の実施の形態に係る基板保持装
置の回動式保持部材近傍を示す断面図である。
【図9】この発明の第3の実施の形態に係る基板保持装
置の回動式保持部材近傍を示す図である。
【図10】この発明の第4の実施の形態に係る基板保持
装置の回転台およびリング状磁石の配置を示す斜視図で
ある。
【図11】この発明の第5の実施の形態に係る基板保持
装置の補助磁石に流れる電流の様子を示すグラフであ
る。
【図12】この発明の第6の実施の形態に係る基板保持
装置のリング状磁石に流れる電流の様子を示すグラフで
ある。
【図13】この発明の第7の実施の形態に係る基板保持
装置の平面図および側面図である。
【図14】従来の基板保持装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 回転台 1a 軸 2、520 固定式保持部材 3 基板支持部 4 水平位置規制部 5、530 回動式保持部材 6、531 支持部 7、532 保持部 8、535 回動軸体 10、550 回動用磁石 11、11c リング状磁石 13a、13b 歯車 14a、14b プーリ 15 ベルト 17 リンク 18、561 補助磁石 110 モータ 120、220、230、570 エアシリンダ 150、250 カップ 510 搬送アーム 560 外部磁石 R 矢印 S1、S2 矢印 W 基板

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を回転し、前記基板に所定の処理を
    施す回転式基板処理装置に用いられる基板保持装置であ
    って、 第1の軸を中心として回転する回転台と、 前記回転台に固定配置され、前記基板の外縁部に当接し
    て前記基板の前記回転台に対する位置を規制する固定式
    保持部材と、 前記回転台に可動に支持された可動式保持部材と、 前記可動式保持部材と連結されて動きを共にする保持用
    磁性部材と、 前記回転台の外部に配置された第1の外部磁性部材と、 前記回転台の外部において、前記第1の外部磁性部材と
    は異なる位置に配置された第2の外部磁性部材と、 前記保持用磁性部材、前記第1の外部磁性部材、およ
    び、前記第2の磁性部材の相対的配置の状態を第1の配
    置状態と第2の配置状態とに変更する配置変更手段と、
    を備え、 前記第1の配置状態では前記保持用磁性部材が前記第1
    の外部磁性部材からの力を利用して前記可動式保持部材
    が前記基板の外縁部を押圧付勢し、前記第2の配置状態
    では前記保持用磁性部材が前記第2の外部磁性部材から
    の力を利用して前記可動式保持部材が前記基板を開放す
    ることを特徴とする基板保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板保持装置であって、 前記第1の外部磁性部材が前記第1の軸を中心とする所
    定の回転軌跡に沿って配置された略円環状の磁石である
    ことを特徴とする基板保持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の基板保持装置で
    あって、 前記回転台の側方周囲を覆うカップ、をさらに備え、 前記第2の外部磁性部材が前記カップに固定配置されて
    いることを特徴とする基板保持装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板保持装置であっ
    て、 前記第1の外部磁性部材が前記カップに固定配置されて
    おり、 前記配置変更手段が前記カップを前記第1の軸に沿って
    移動させることを特徴とする基板保持装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の基板保持装置であって、 前記カップが前記第1の外部磁性部材と独立して移動可
    能とされていることを特徴とする基板保持装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の基
    板保持装置であって、 前記可動式保持部材が、回動可能な回動式保持部材であ
    り、 前記回動式保持部材は、 前記第1の軸にほぼ平行であって前記回転台に固定され
    た第2の軸を中心として回動可能な回動式支持部と、 前記第2の軸に偏心して前記回動式支持部に設けられた
    保持部と、を有し、 前記回動式保持部材が回動することにより、前記保持部
    が前記基板の外縁部を当接して押圧付勢することと、当
    接状態を脱して前記基板を開放することとが可能とされ
    ていることを特徴とする基板保持装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の基
    板保持装置であって、 前記保持用磁性部材が前記回転台に固定された第3の軸
    を中心に回動可能とされており、 前記保持用磁性部材の回動が回転伝達機構を介して前記
    回動式支持部に伝達されることを特徴とする基板保持装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の基
    板保持装置であって、 前記第1の外部磁性部材が電磁石であることを特徴とす
    る基板保持装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の基
    板保持装置であって、 前記第2の外部磁性部材が電磁石であることを特徴とす
    る基板保持装置。
  10. 【請求項10】 基板を回転し、前記基板に所定の処理
    を施す回転式基板処理装置に用いられる基板保持装置で
    あって、 第1の軸を中心として回転する回転台と、 前記回転台に固定配置され、前記基板の外縁部に当接し
    て前記基板の前記回転台に対する位置を規制する固定式
    保持部材と、 前記回転台に可動に支持された可動式保持部材と、 前記可動式保持部材と連結されて動きを共にする保持用
    磁性部材と、 前記回転台の外部に配置され、前記第1の軸を中心とす
    る所定の回転軌跡に沿って配置された略円環状の電磁石
    と、 前記電磁石に流れる電流の向きおよび大きさを変化させ
    る電流制御手段と、を備え、 前記電磁石に流れる電流の向きを反転させて前記電磁石
    が前記保持用磁性部材に及ぼす力を反転させることによ
    り、前記可動式保持部材が前記基板の外縁部を押圧付勢
    することと、前記基板を開放することとを可能とし、前
    記電磁石に流れる電流の大きさを変化させることにより
    前記可動式保持部材が前記基板の外縁部を押圧付勢する
    力の大きさを変更可能とすることを特徴とする基板保持
    装置。
  11. 【請求項11】 基板を搬送する基板搬送装置に用いら
    れる基板保持装置であって、 移動することにより前記基板を搬送する支持本体部と、 前記支持本体部に固定配置され、前記基板の外縁部に当
    接して前記基板の前記支持本体部に対する位置を規制す
    る固定式保持部材と、 前記支持本体部に可動に支持された可動式保持部材と、 前記可動式保持部材と連結されて動きを共にする保持用
    磁性部材と、 前記支持本体部の外部に配置された第1の外部磁性部材
    と、 前記支持本体部の外部において、前記第1の外部磁性部
    材とは異なる位置に配置された第2の外部磁性部材と、 前記保持用磁性部材、前記第1の外部磁性部材、およ
    び、前記第2の磁性部材の相対的配置の状態を第1の配
    置状態と第2の配置状態とに変更する配置変更手段と、
    を備え、 前記第1の配置状態では前記保持用磁性部材が前記第1
    の外部磁性部材からの力を利用して前記可動式保持部材
    が前記基板の外縁部を押圧付勢し、前記第2の配置状態
    では前記保持用磁性部材が前記第2の外部磁性部材から
    の力を利用して前記可動式保持部材が前記基板を開放す
    ることを特徴とする基板保持装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の基板保持装置であっ
    て、 前記第1の外部磁性部材が電磁石であることを特徴とす
    る基板保持装置。
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