JPH06120317A - 真空装置用ウエハ搬送機構 - Google Patents

真空装置用ウエハ搬送機構

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JPH06120317A
JPH06120317A JP4094793A JP9479392A JPH06120317A JP H06120317 A JPH06120317 A JP H06120317A JP 4094793 A JP4094793 A JP 4094793A JP 9479392 A JP9479392 A JP 9479392A JP H06120317 A JPH06120317 A JP H06120317A
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JP
Japan
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pair
magnets
superconductors
vacuum
hollow cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP4094793A
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English (en)
Inventor
Osamu Fujiki
収 藤木
Toshio Koike
土志夫 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Publication date
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Publication of JPH06120317A publication Critical patent/JPH06120317A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、ゴミの発生箇所を少なくし
て、ウエハを搬送することが可能であって、かつ、寿命
の長い真空装置用ウエハ搬送機構を提供するものであ
る。 【構成】この発明の真空装置用ウエハ搬送機構は、真空
槽の底面上又はこれより少し上方の真空槽内にリング状
に配設された中空の冷却槽と、この中空の冷却槽内に左
右対象に配設された一対の超電導体と、真空槽の底面よ
り下方の真空槽外に配設され、真空槽の底面に沿うよう
に移動することによって、一対の超電導体を中空の冷却
槽内で移動させる一対の駆動用磁石と、中空の冷却槽の
上方に配設され、一対の超電導体にピン止め力により浮
上拘束され、一対の超電導体の移動にしたがって移動す
る一対の浮上用磁石と、この浮上用磁石の各々に一端部
を取り付けられた取り付けられた一対のアームと、この
一対のアームの他端部に歯車により拘束結合された搬送
台とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はウエハを搬送する真空
装置用ウエハ搬送機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の真空装置用ウエハ搬送機構には種
々のものがあり、その一例として、特開昭60−183
76号公報に記載されたものがある。同公報に記載され
た真空装置用ウエハ搬送機構は図5に示されている。同
図において、駆動アーム21の一端部には歯車21aが
設けられ、また、駆動アーム22の一端部には歯車22
aが設けられ、これらの歯車21a、22aは歯合して
いる。駆動アーム21の他端部にはピン23を介して従
動アーム24の一端部がピン結合され、また、駆動アー
ム22の他端部にはピン25を介して従動アーム26の
一端部がピン結合されている。従動アーム24の他端部
には歯車24aが設けられ、また、従動アーム26の他
端部には歯車26aが設けられ、これらの歯車24a、
26aは歯合している。従動アーム24の他端部の歯車
24aの回転中心にはピン27を介して移動台29がピ
ン結合され、また、従動アーム26の他端部の歯車26
aの回転中心にはピン28を介して移動台29がピン結
合されている。このような構成にすることによって、駆
動アーム21、22と、従動アーム24、26とで四辺
形のリンク機構が形成されている。なお、駆動アーム2
1の一端部の歯車21aには駆動用歯車30が歯合して
いる。また、移動台29の上にはウエハ(図示せず)が
載せられ、移動台29の移動とともに搬送されるように
なっている。
【0003】このような真空装置用ウエハ搬送機構にお
いては、駆動用歯車30が図中の矢印の方向に右回転す
ると、これと歯合する歯車21aは左回転し、駆動アー
ム21が左回転するようになる。また、歯車21aの左
回転により、これと歯合する歯車22aは右回転し、駆
動アーム22が右回転するようになる。そして、駆動ア
ーム21の左回転に伴って従動アーム24が回転すると
共に、駆動アーム22の右回転に伴って従動アーム26
も回転し、移動台29が歯車21a、22aの方向に移
動される。なお、駆動用歯車30が上記と反対に左回転
すると、移動台29は歯車21a、22aより遠ざかる
方向に移動するようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空装置用ウエ
ハ搬送機構は、上記のように歯車21a、22aを歯合
したり、あるいは、駆動アーム21、22と従動アーム
24、26をピン23、25を介して結合しているの
で、移動台29を移動させるときにはこれらの部分より
摩擦によるゴミが発生したり、また、歯車21a、22
aやピン23、25が磨耗したりして、寿命が短くなる
等の問題が起きた。
【0005】この発明の目的は、上記問題を解決して、
ゴミの発生を少なくし、ウエハを搬送することが可能で
あって、かつ、寿命の長い真空装置用ウエハ搬送機構を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の真空装置用ウエハ搬送機構は、真空槽の
底面上又はこれより少し上方の真空槽内にリング状に配
設された中空の冷却槽と、この中空の冷却槽内に左右対
称に配設された一対の超電導体と、真空槽の底面より下
方の真空槽外に配設され、真空槽の底面に沿うように移
動することによって、上記一対の超電導体を上記中空の
冷却槽内で移動させる駆動用磁石と、上記中空の冷却槽
の上方に配設され、上記一対の超電導体にピン止め力に
より浮上拘束され、上記一対の超電導体の移動にしたが
って移動する一対の浮上用磁石と、この一対の浮上用磁
石の各々に一端部を取り付けられた一対のアームと、こ
の一対のアームの他端部に歯車により拘束結合された搬
送台とを備えたものである。
【0007】
【作用】この発明においては、一対の超電導体を駆動用
磁石および浮上用磁石に垂直に重なるようにして冷却
し、一対の駆動用磁石を真空槽の底面に向かって上昇さ
せる。すると、超電導体は駆動用磁石の磁束をピン止め
し、超電導体が中空の冷却槽内において磁気浮上する。
超電導体の磁気浮上により、浮上用磁石もその磁束がピ
ン止めされ、中空の冷却槽と僅かな隙間をもって磁気浮
上するようになる。その後、駆動用磁石を円軌道を描く
ように右回転および左回転させると、アームがそれに伴
って回転し、搬送台が直線運動をする。このとき、浮上
用磁石は自転するような力が作用するがねこの回転方向
には磁束の変化がないため、円滑に動き、従来この部分
に用いられていたピンを除くことができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。この発明の実施例の真空装置用ウエ
ハ搬送機構は図1、図2および図3に示されており、こ
れらの図において、真空槽1の底面1a下方の大気側に
は、底面1aと僅かな隙間をもって底面1aに沿って移
動する一対の駆動用磁石2a、2bが左右対称に配設さ
れている。真空槽1の底面1aより少し上方の真空槽1
内には中空の冷却槽3がリング状、即ち、ドーナツ状に
配設されている。中空の冷却槽3内には一対の円板状の
超電導体4a、4bが左右対称になるように移動自在に
配設され、超電導体4a、4bが一対の駆動用磁石2
a、2bの位置と対向している。また、中空の冷却槽3
内には冷却媒体が注入され、超電導体4a、4bが冷却
されるようになっている。中空の冷却槽3の上方には一
対の浮上用磁石5a、5bが超電導体4a、4bと対向
するように移動自在に配設されている。一対の浮上用磁
石5a、5bの各々には取付部材6a、6bが固定さ
れ、取付部材6aには左部のアーム7aの一端部が結合
され、また、取付部材6bには右部のアーム7bの一端
部が結合されている。左部のアーム7aと右部のアーム
7bの各他端部には歯車8a、8bが設けられており、
歯車8a、8bとが噛み合った状態で、搬送台9がピン
10a、10bにより歯車8a、8bに拘束結合されて
いる。搬送台9上にはウエハ11が載せられるようにな
っている。
【0009】このような実施例において、中空の冷却槽
3内に冷却媒体を注入して、超電導体4a、4bを冷却
し、駆動用磁石2a、2bの磁束および浮上用磁石5
a、5bの磁束を超電導体4a、4bにピン止めさせ
る。その後、真空槽1の底面1a下方の大気側に配設さ
れた一対の駆動用磁石2a、2bを底面1aに向かって
上昇させると、超電導体4a、4bがピン止め力により
中空の冷却槽3内において磁気浮上する。超電導体4
a、4bの磁気浮上により、浮上用磁石5a、5bもピ
ン止め力により中空の冷却槽3と僅かな隙間をもって、
磁気浮上するようになる。その後、駆動用磁石2a、2
bを図4に示されるように円軌道を描くように同時に右
回転および左回転させると、アーム7a、7bがそれに
伴って回転し、搬送台9が直線運動をする。図2は真空
装置用ウエハ搬送機構が縮んでいるときの搬送台9の位
置、図3は真空装置用ウエハ搬送機構が伸びているとき
の搬送台9の位置を示している。また、アーム7a、7
bが図2の状態で、駆動用磁石2a、2bを同方向に回
転させると、アーム7a、7bはその方向に回転してウ
エハ11の搬送方向を変えることができる。
【0010】ところで、上記実施例では、駆動用磁石、
超電導体、浮上用磁石等は一対になっているが、その代
わりに、片方だけであってもよい。
【0011】
【発明の効果】この発明においては、中空の冷却槽と対
向しなが円軌道を描くように右回転および左回転する駆
動用磁石により超電導体をピン止め力により浮上拘束さ
せ、更に、浮上用磁石をピン止め力により浮上拘束さ
せ、そして、駆動用磁石を円軌道を描くように右回転お
よび左回転させ、アームの回転により、搬送台を直線運
動させるようにしているので、従来の駆動機構による駆
動部および関節部からのゴミの発生を防いで、ウエハを
搬送することが可能になると共に、寿命の長いものを得
ることが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の断面図
【図2】この発明の実施例真空装置用ウエハ搬送機構が
縮んでいるときの搬送台の位置を示す説明図
【図3】この発明の実施例真空装置用ウエハ搬送機構が
伸びているときの搬送台の位置を示す説明図
【図4】この発明の実施例に用いられている一対の駆動
用磁石の運動を示す説明図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・真空槽 1a・・・・・・・・・・真空槽の底面 2a、2b・・・・・・・駆動用磁石 3・・・・・・・・・・・中空の冷却槽 4a、4b・・・・・・・超電導体 5a、5b・・・・・・・浮上用磁石 6a、6b・・・・・・・取付部材 7a、7b・・・・・・・アーム 8a、8b・・・・・・・歯車 9・・・・・・・・・・・搬送台 10a、10b・・・・・ピン 11・・・・・・・・・・ウエハ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月2日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の断面図
【図2】この発明の実施例の真空装置用ウエハ搬送機構
が縮んでいるときの搬送台の位置を示す説明図
【図3】この発明の実施例の真空装置用ウエハ搬送機構
が伸びているときの搬送台の位置を示す説明図
【図4】この発明の実施例に用いられている一対の駆動
用磁石の運動を示す説明図
【図5】従来の真空装置用ウエハ搬送機構を示す説明図
【符号の説明】 1・・・・・・・・・・・真空槽 1a・・・・・・・・・・真空槽の底面 2a、2b・・・・・・・駆動用磁石 3・・・・・・・・・・・中空の冷却槽 4a、4b・・・・・・・超電導体 5a、5b・・・・・・・浮上用磁石 6a、6b・・・・・・・取付部材 7a、7b・・・・・・・アーム 8a、8b・・・・・・・歯車 9・・・・・・・・・・・搬送台 10a、10b・・・・・ピン 11・・・・・・・・・・ウエハ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空槽の底面上又はこれより少し上方の真
    空槽内にリング状に配設された中空の冷却槽と、この中
    空の冷却槽内に左右対称に配設された一対の超電導体
    と、真空槽の底面より下方の真空槽外に配設され、真空
    槽の底面に沿うように移動することによって、上記一対
    の超電導体を上記中空の冷却槽内で移動させる駆動用磁
    石と、上記中空の冷却槽の上方に配設され、上記一対の
    超電導体にピン止め力により浮上拘束され、上記一対の
    超電導体の移動にしたがって移動する一対の浮上用磁石
    と、この一対の浮上用磁石の各々に一端部を取り付けら
    れた一対のアームと、この一対のアームの他端部に歯車
    により拘束結合された搬送台とを備えた真空装置用ウエ
    ハ搬送機構。
JP4094793A 1992-03-20 1992-03-20 真空装置用ウエハ搬送機構 Pending JPH06120317A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391000B1 (ko) * 2001-06-30 2003-07-12 주식회사 하이닉스반도체 반도체 노광 장치
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US20220130701A1 (en) * 2020-01-12 2022-04-28 Tokyo Electron Limited Substrate transfer apparatus, substrate transfer method, and substrate processing system
KR20220102108A (ko) * 2021-01-12 2022-07-19 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 반송 장치, 기판 반송 방법, 및 기판 처리 시스템
US20230377927A1 (en) * 2019-11-29 2023-11-23 Tokyo Electron Limited Substrate transfer apparatus and substrate processing system

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