JPH10134U - 中通し釣竿 - Google Patents

中通し釣竿

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JPH10134U
JPH10134U JP32398U JP32398U JPH10134U JP H10134 U JPH10134 U JP H10134U JP 32398 U JP32398 U JP 32398U JP 32398 U JP32398 U JP 32398U JP H10134 U JPH10134 U JP H10134U
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JP
Japan
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tip
rod
fibers
fiber
ratio
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JP32398U
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勝 秋葉
裕 小田
州一 木村
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 もつれたり、結び目状になった釣糸が竿管の
内部を通過しようとする際に該竿管を破損させることを
防止する。 【解決手段】 高強度繊維に樹脂を含浸又は混合したプ
リプレグを巻回して形成した竿管14を、継合部を有す
る元部14Aと、外径の最も細い先部14Cと、その中
間部14Bに分け、前記先部の肉厚が前記中間部の肉厚
よりも厚く、前記先部を構成する繊維の中の円周方向繊
維の割合が、前記中間部を構成する繊維の中で占める円
周方向繊維の割合よりも大きく形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は中通し釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】
釣糸の滑り性の向上や竿管内周面摩擦損傷防止等の観点から、竿管内部に釣糸 ガイドを装着することが、例えば特開昭56−127032号公報や実開昭63 −129466号公報に開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、もつれたり、結び目状になった釣糸が竿管内部の釣糸ガイドに引 っ掛ったまま糸切れすると、竿管の内部であるため引っ掛った釣糸を除去するこ とが困難である。また、結び目状になった釣糸を投擲操作によって、又は引っ掛 り状態を解除するためにそのまま竿管から引き出すと、その際の無理な力によっ て竿管を破損させることがある。
【0004】 依って本考案は、もつれたり、結び目状になった釣糸が竿管の内部を通過しよ うとする際に該竿管を破損させることを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑みて本考案は、高強度繊維に樹脂を含浸又は混合したプリプレグ を巻回して形成した竿管を、継合部を有する元部と、外径の最も細い先部と、そ の中間部に分け、前記先部の肉厚が前記中間部の肉厚よりも厚く、前記先部を構 成する繊維の中の円周方向繊維の割合が、前記中間部を構成する繊維の中で占め る円周方向繊維の割合よりも大きいことを特徴とする中通し釣竿を提供する。
【0006】 結び目状になった釣糸が挿通することで竿管が裂けるのは、通常最も細い先部 であるが、ここが中間部よりも厚く形成され、しかも円周方向繊維の割合が多い ため、該先部は縦に裂けることに対する強度が向上する。
【0007】
【考案の実施の形態例】
以下、本考案を添付図面に示す実施形態例に基づき、更に詳細に説明する。 図1は本考案に係る中通し釣竿の実施形態例を示す。カーボン等の高強度繊維 にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸したり、ポリアミド等の熱可塑性樹脂を 混合した繊維強化プリプレグ(熱可塑性樹脂を含めた広い意味で使用)を巻回焼 成して成形した竿管を用いた元竿10、中竿12、穂先竿14から構成される中 通し釣竿を示している。
【0008】 元竿10にはリールシート18が取り付けられており、これにリール20が装 着されている。その前方には内部に釣糸24を導入する釣糸導入部22が設けら れている。また、穂先竿14の先端部にはトップガイド16が取り付けられてい る。
【0009】 図2は穂先竿14の縦断面図を示す。この穂先竿14は、元来竿管の肉厚が厚 く形成されて補強されている継合部14aを有する元部14Aと、最も細い外径 を有する先方の小さなテーパ状の先部14Cと、それらの中間であって、先部1 4Cよりはやや大きなテーパの中間部14Bとに分けて考えられる。
【0010】 元部14Aの後端部には環状のセラミックス等の釣糸ガイドG1を保持体H1 に保持して螺着している。先部14C先端部にはトップガイド16が取り付けら れており、その先端内周には先端ガイドG6が固定されており、その内部であっ て、先部14Cの先端位置には先部ガイドG5が取り付けられている。この穂先 竿14を結び目状になった部分を有する釣糸が挿通する際に、前後のガイドG1 ,G5の外側で停止すればよいが、もし内部に通った場合には、穂先竿14の内 径寸法によっては該穂先竿14が縦に割れることがある。
【0011】 即ち、先部14Cの内径が釣糸ガイドG1の内口径に比べて小さければ、ここ を通過した結び目状部分を有する釣糸によって裂けることがあるが、充分大きけ れば裂けることはない。従って、穂先竿14の後端部に釣糸ガイドG1が装着さ れている場合では、先部14Cの後述の補強層14CHはこの先部14Cの内径 が釣糸ガイドG1の内口径程度以下の部分に形成するようにすれば、穂先竿14 のしなり特性への影響が最小限で済むため好ましい。
【0012】 本考案では、最も外径の小さな先部14Cの補強を図るため、先部14Cの内 周に円周方向の繊維比率の高い補強層14CHを一体的に形成している。この結 果、中間部14Bに比較してその肉厚が大きくなり、また、円周方向の繊維の割 合が中間部14Bよりも大きくなっている。このため、先部14Cは縦割れ(裂 け)に対して強度が向上し、結び目状等の部分を有する釣糸の挿通時に竿管が裂 ける虞が低下する。
【0013】 補強層14CHは先部14Cのみに形成し、最内層として形成することが好ま しいが、外層又は中層に形成してもよい。この補強層14CHの円周方向繊維は 本体層の繊維や樹脂よりも破断伸び率の小さな(繊維が破断するまでに伸びる割 合の小さなこと、即ち伸び難い)強化繊維を用いることが好ましい。通常の引揃 え繊維の他、先部14Cの前後方向から繊維を袋網状に編んで形成した袋網体で あってもよい。この繊維方向は30度〜60度程度の角度に設定することによっ て円周方向の補強とすることができる。また、先部14Cの外周に糸を巻回して 補強したものでもよい。
【0014】 補強用の強化繊維は、撥水性の有る繊維や耐摩耗性の有る繊維を使用するとよ い。例えばテクミロン繊維(商品名)やセラミックス繊維や金属繊維等である。 補強された先部14Cの肉厚は中間部14Bの1.2〜2倍程度に設定するのが 好ましい。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、もつれたり、結び目状になっ た釣糸が竿管の内部を通過しようとする際に該竿管を破損させる虞を低減できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案に係る実施形態例の中通し釣竿の
側面図である。
【図2】図2は図1の穂先竿部の縦断面図である。
【符号の説明】
14 穂先竿 G1 後部ガイド G5 先部ガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高強度繊維に樹脂を含浸又は混合したプ
    リプレグを巻回して形成した竿管を、継合部を有する元
    部と、外径の最も細い先部と、その中間部に分け、 前記先部の肉厚が前記中間部の肉厚よりも厚く、 前記先部を構成する繊維の中の円周方向繊維の割合が、
    前記中間部を構成する繊維の中で占める円周方向繊維の
    割合よりも大きいことを特徴とする中通し釣竿。
JP32398U 1998-01-16 1998-01-16 中通し釣竿 Expired - Lifetime JP2581408Y2 (ja)

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JP32398U JP2581408Y2 (ja) 1998-01-16 1998-01-16 中通し釣竿

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JP32398U JP2581408Y2 (ja) 1998-01-16 1998-01-16 中通し釣竿

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JPH10134U true JPH10134U (ja) 1998-06-26
JP2581408Y2 JP2581408Y2 (ja) 1998-09-21

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ID=11470708

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JP (1) JP2581408Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4884950U (ja) * 1972-01-14 1973-10-16
JP2010148452A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Globeride Inc リールに使用するスプール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4884950U (ja) * 1972-01-14 1973-10-16
JP2010148452A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Globeride Inc リールに使用するスプール

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JP2581408Y2 (ja) 1998-09-21

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