JPH1013499A - オリジナル呼出音装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電車内など人の込み合った場所で、携帯電話
・ページャーに呼出があったとき、自分の端末への呼出
であるかどうか迷う事が多いため、全く固有の呼出音を
再生することにより、自分の端末への呼出である事を確
実かつ容易に識別することを可能にする。 【解決手段】 オーディオ部を備えた携帯用電話機１０
において、呼出音としての音声を録音するための録音端
子１と、録音の開始と停止を指令する録音ボタン４と、
録音端子と録音ボタンとを経て送られた音声を記憶する
録音部２と、携帯電話機に着信呼があったとき、録音部
から録音内容を取出し、オーディオ部のスピーカへ送り
スピーカを鳴動させる再生部３とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】携帯電話機、ページャー等
で、他の端末と違ったその端末固有の呼出音を実現する
分野に属する。

【０００２】

【従来の技術】従来、携帯電話やページャーを対象とす
る呼出信号に関しては、標準の携帯電話機には、日本移
動通信（株）の取扱説明書Ｈ１０３記載のように、複数
の着信音のパターンが内蔵されていて、この中から特定
の着信音を選定できるものがある。又、特開昭６３−２
９２７３６号公報には、ページャーを対象として、基地
局からの呼出信号の中のファンクションデータからどの
ような呼出情報であるかを判別して複数の音楽のメロデ
ィのうちの１個を選択して呼出音を変えるページング受
信機が記載されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これら一般市場の携帯
電話やページャーの呼出音は殆ど類似した音であり、メ
ロディも特徴に乏しいため、電車内など人の込み合った
場所で、携帯電話・ページャーに呼出があった場合、自
分の端末への呼出であるかどうか迷う事が多いと云う問
題があった。

【０００４】本願発明の目的は、電車内など人の込み合
った場所で、携帯電話・ページャーに呼出があった場
合、自分の端末への呼出であるかどうか迷う事が多いた
め、全く固有の呼出音により、自分の端末への呼出であ
る事を確実に、かつ、容易に識別する事を可能にするこ
とにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のオリジナル呼出
音方式は、送受信部、信号処理部、制御部およびスピー
カとマイクを有するオーディオ部を備えた携帯用電話機
において、呼出音としての音声を録音するための録音端
子と、録音の開始と停止を指令するための録音ボタン
と、前記録音端子と録音ボタンとを経て送られた音声を
記憶する録音部と、携帯電話機に着信呼があったとき、
前記録音部から録音内容を取出し、前記オーディオ部の
スピーカへ送りスピーカを鳴動させるための再生部とが
設けられている。

【０００６】又、本発明においてはオーディオ部のマイ
クから音声を録音するための音声録音系統結線が設けら
れている。

【０００７】

【発明の実施の形態】次に、本発明のオリジナル呼出音
装置の一実施の形態につき図面を参照して説明する。図
１は本発明の構成を示すブロック図である。

【０００８】本発明のオリジナル呼出音装置は、図１に
示すように、標準の移動体１０に録音端子１，録音部
２，再生部３，および録音ボタン４を設けた構成になっ
ている。録音端子１は携帯電話機の所有者に対する呼出
音として、所望の音声（音楽のメロディ，声など）を録
音するための外部端子である。録音ボタン４はこれら所
望の音声の録音の開始と停止を指令するもので、録音部
２は、録音端子１と録音ボタン４を経由して送られて来
たこれら外部の音声を録音しておく記憶部である。再生
部３は、携帯電話機に着信呼があったとき、録音部２よ
り記憶されている音声の録音内容を取出して呼出を知ら
せるために携帯電話のオーディオ部１１のスピーカを鳴
動させて録音内容を再生するものである。

【０００９】上述の機能は、呼出時、録音内容を再生す
るための再生指示系統結線、再生内容をスピーカに送る
鳴動系統結線、および携帯電話機のマイクからの音声を
録音するための音声録音系統結線により実現している。

【００１０】次に本発明のオリジナル呼出音装置の動作
について述べる。携帯者の所望の呼出音を外部音源から
録音するときは、先ず音楽など外部の音源を録音端子１
に接続し、音源送出に合わせて録音ボタン４を押し、予
定の音源送出後、録音ボタン４を離す。又、携帯電話機
のマイクから録音するときは、録音ボタン４を押してマ
イクより録音内容を喋り、喋り終ると録音ボタン４を離
す。そして、携帯電話機に着信があると、移動端末１０
の信号処理部１２，制御部１３等で処理されて着信が検
出され、制御部ＡＳＩＣで検出された後、録音部２と再
生部３に再生開始の指示が送られる。その結果、再生部
３から再生内容がスピーカへ送られ、スピーカが鳴動し
て所望の呼出音が発せられる。従って所有者の気に入っ
た音楽や人気タレントの声など、全く独創的な呼出音の
作成が可能である。

【００１１】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、携帯電話
の呼出時の鳴動音を所有者に固有の音声にすることによ
り、電車内や人混みの中などで、携帯電話に着信を受け
たとき、所有者自身への着信であることを確実かつ容易
に判別することができると云う効果がある。

【００１２】更に、呼出時の鳴動音を、全く独創的なユ
ニークなものとすることが可能なため、携帯電話機とし
て差別化が計られ、商品として拡販につながると云う効
果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のオリジナル呼出音方式の実施の形態の
構成を示すブロック図。

【符号の説明】 １ 録音端子 ２ 録音部 ３ 再生部 ４ 録音ボタン １０ 標準の移動体端末 １１ オーディオ部 １２ 信号処理部 １３ 制御部ＡＳＩＣ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 送受信部、信号処理部、制御部およびス
   ピーカとマイクを有するオーディオ部を備えた携帯用電
   話機において、 呼出音としての音声を録音するための録音端子と、 録音の開始と停止を指令するための録音ボタンと、 前記録音端子と録音ボタンとを経て送られた音声を記憶
   するための録音部と、 携帯電話機に着信呼があったとき、前記録音部から録音
   内容を取出し、前記オーディオ部のスピーカへ送りスピ
   ーカを鳴動させるための再生部とが設けられているオリ
   ジナル呼出音装置。
2. 【請求項２】 マイクから音声を録音部に録音するため
   の音声録音系統結線が設けられている請求項１記載のオ
   リジナル呼出音装置。