JPH10131560A - 切削破壊防止型シリンダ錠 - Google Patents

切削破壊防止型シリンダ錠

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JPH10131560A
JPH10131560A JP29047796A JP29047796A JPH10131560A JP H10131560 A JPH10131560 A JP H10131560A JP 29047796 A JP29047796 A JP 29047796A JP 29047796 A JP29047796 A JP 29047796A JP H10131560 A JPH10131560 A JP H10131560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder lock
key
plug
hole
pin
Prior art date
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Pending
Application number
JP29047796A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoya Suzuki
基哉 鈴木
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Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Alpha Corp filed Critical Alpha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダ錠の前面に、ドリル切削を受けたと
きに空転する防御部材を設けた場合には、ドリル切削以
外の外力で回動する虞があり、鍵孔が合わなくなる問題
があった。 【解決手段】 ケース1の前部に設けた摺動面13に、
プラグ7の鍵孔8に重なる鍵挿通孔18を有する保護キ
ャップ15を回動可能,軸方向移動不能に嵌着し、鍵孔
8の近傍に、保護キャップ15の裏面とプラグ7の前面
と連結する連結ピン23を設け、鍵孔8をドリル切削し
てシリンダ錠Aの施錠機能を破壊する犯罪を行ったとき
に、連結ピン23が切削されて保護キャップ15がドリ
ルと共に空転するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ錠の前面
をドリルで切削して施錠機能を破壊する悪質な不正解錠
を防止する切削破壊防止型シリンダ錠に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダ錠は小型であるので扉などに組
み込み易く、数多のコードのうち正規のコードを有する
キーでなければ解錠されないので、盗難防止効果が大き
く、あらゆる分野の扉などに広く使用されている。シリ
ンダ錠を例えば自動販売機の扉に設置した場合には、人
通りの途絶えた夜間に、泥棒がドリルマシンを使用して
シリンダ錠の前面を切削して施錠機能を破壊して不正解
錠する犯罪が発生することがある。
【0003】シリンダ錠は、キー未挿入の状態では、ケ
ース内のドライバピンがプラグに係入してプラグの回動
を阻止しているが、正規のキーを挿入したときには、プ
ラグ内のタンブラピンがキーに押されてドライバピンを
押し返し、タンブラピンとドライバピンの接触面がプラ
グの外周面であるシャーラインと一致するので、プラグ
が回動可能になり、キーによりプラグを解錠角度に回動
操作すると解錠されて開扉可能になる。
【0004】ドリルによる切削破壊には、シリンダ錠の
前面から鍵孔を穿孔してタンブラピンをつぶす破壊や、
シャーラインを穿孔してドライバピンをつぶす破壊など
があるので、シリンダ錠の前面をドリルの穿孔から防御
する必要がある。防護方法としては、シリンダ錠の前面
を被覆する防御部材を回動可能に取り付け、防御部材に
設けた鍵挿通孔がプラグの鍵孔と一致する角度に、防御
部材を係止しておき、ドリル破壊のような大きな回転力
が防御部材に加わると、防御部材の係止が外れて、防御
部材が空転し、ドリルの切削を妨げるようになってい
る。
【0005】防御部材を係止する手段を備えたシリンダ
錠としては、防御部材に所定値以上の回転力が加わった
ときに防御部材を係止する係合部材がはずれるトルクリ
ミッタ機構を備えたシリンダ錠(実開平3−98274
号公報など参照)や、防御部材に所定値以上の回転力が
加わったときに連結部材が切断するシャーピンを備えた
シリンダ錠(実公昭58−38114号公報など参照)
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】トルクリミッタ機構を
備えたシリンダ錠では、ドリル切削によらなくても防御
部材を回動する外力を受けて回動することがあり、防御
部材が回動すると防御部材の鍵挿通孔とプラグの鍵孔が
合わなくなり、キーを挿入する都度手で防御部材を回動
して鍵挿通孔と鍵孔を合わす面倒な調整が必要であり利
便性に欠ける。シャーピン形式のシリンダ錠では、ドリ
ル切削によらなくても防御部材を回動する外力を受けて
シャーピンが切断されるとキーを挿入する都度鍵挿通孔
と鍵孔を合わす面倒な調整を行わなければならない。本
発明はかかる課題を解決することを目的とし、ドリル切
削を行わない限り防御部材が回動することはなく、鍵孔
を狙ったドリル切削を受ければ防御部材が回動してドリ
ル切削を阻止することができる切削破壊防止型シリンダ
錠を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の切削破壊防止型シリンダ錠は、筒状のケー
ス内に、前面に鍵孔が開口するプラグを挿入し、上記鍵
孔にキーを挿入したときに回動操作が可能となるシリン
ダ錠において、上記ケースに摺動面を形成し、該摺動面
に回動可能,軸方向に移動不能に嵌着され、上記ケース
の前面を被覆する保護キャップに鍵挿通孔を設け、一端
が上記プラグの前面に、他端が上記保護キャップの裏面
に係合し、上記鍵挿通孔と上記鍵孔とが重なる位置で上
記保護キャップを固定する連結ピンを上記鍵孔の近傍に
設けたことを特徴とするとするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明すると、図1は切削破壊防止型シリンダ
錠Aの縦断面図、図2は切削破壊防機構の構造を説明す
る一部破断斜視図、図3は図2の分解斜視図である。一
般のシリンダ錠の構造を図1を利用して簡単に説明する
と、扉などに挿入,固着される筒状のケース1に内周面
から外面に貫通するドライバピン孔2がケース1に軸方
向に配列して設けられる。
【0009】ケース1の上部,下部にそれぞれドライバ
ピン孔2の列が、ケース1の長手方向に配列して設けら
れ、図1では図示されないが、紙面直角方向に向けて第
3のドライバピン孔2の列が配列して設けられる。ケー
ス1の外面には、ドライバピン孔2の列に重なるアリ溝
形状の溝3が設けられ、各溝3には、ドライバピン孔2
を閉塞するカバー4が固着され、各ドライバピン孔2に
挿入されるドライバピン5とカバー4に間にばね6が挿
入される。従って、ドライバピン6はケース1の内周面
から突出する方向に付勢される(図1参照)。
【0010】ケース1の内周面に挿入されるプラグ7に
は、前面に開口する鍵孔8と、鍵孔8からプラグ7の外
周面に貫通し、キー抜取り位置において各ドライバピン
孔2に連通するタンブラピン孔9が設けられ、各タンブ
ラピン孔9にタンブラピン10が挿入される。キーが挿
入されていないときには、ばね6に押されているドライ
バピン5の端部はタンブラピン孔9に係入し、プラグ7
の回動を阻止しており、ドライバピン5に押されたタン
ブラピン10の端部は鍵孔8に突出しているが、このシ
リンダ錠のコードと一致するキーを鍵孔8に挿入する
と、キーに押されたタンブラピン10がドライバピン5
を押動し、タンブラピン10とドライバピン5の接触面
がプラグ外周面(シャーライン)と一致するのでプラグ
7が回動可能になる。
【0011】プラグ7の後端の軸部11に固着されたタ
ング12は、プラグ7の施錠角度で本体側(シリンダ錠
Aが自動販売機の扉に設けられているときには自動販売
機の箱体)にロックし、扉が開扉不能になるが、プラグ
7の解錠角度でロックが解除され、開扉可能になる。以
上のように、シリンダ錠Aの施錠,解錠機構について
は、一般のシリンダ錠のものと同様である。
【0012】本発明のシリンダ錠Aでは、ケース1の先
端部の外面に摺動面13を設け、摺動面13に環状溝1
4を周設し、摺動面13に保護キャップ15を回動可能
に嵌着する。保護キャップ15は、シリンダ錠の前面を
被覆する大きさの被覆壁16と、摺動面13に回動可能
に嵌着される筒部17を有し、被覆壁16には、所定の
角度において鍵孔8と一致する鍵挿通孔18が設けら
れ、筒部17の内周面に係合溝19が周設される(図
1,図2,図3参照)。係合溝19には、摺動面13の
環状溝14に嵌着される止め輪20が係合するので、保
護キャップ15は摺動面13に対して軸方向に移動不能
である。
【0013】プラグ7の前面の鍵孔8の近傍にピン係合
孔21を設け、保護キャップ15の裏面には、鍵挿通孔
18と鍵孔8が一致する角度においてピン係合孔21に
相対する位置にピン係合孔22を設け、連結ピン23の
一端23aを係合孔21に、他端23bを係合孔22に
係入する(図3参照)。連結ピン23は、保護キャップ
15に外力が加わっても剪断される虞のない大きさの直
径に形成される。
【0014】次に、以上のように構成された切削破壊防
止型シリンダ錠の作用を説明する。保護キャップ15
は、連結ピン23によりプラグ7に連結されているの
で、プラグ7と一体となって回動し、保護キャップ15
に外力を加えても連結ピン23は剪断することはないの
で、一体的な連結は常に保持される。鍵孔8と鍵挿通孔
18は一致しているので、キーを鍵挿通孔18を通して
鍵孔8に容易に挿入することができる。鍵孔8に挿入し
たキーによりシリンダ錠を施錠,解錠操作できることは
一般のシリンダ錠と同様である。
【0015】シリンダ錠Aが施錠されているときに、保
護キャップ15に外力が加わっても連結ピン23は切断
されることはなく、鍵孔8と鍵挿通孔18は常に一致し
ている。泥棒が施錠中のシリンダ錠Aの鍵孔8をドリル
切削して各列のタンブラピン10を一度に破壊するため
に、鍵孔8の前面の鍵挿通孔18を穿孔すると、保護キ
ャップ15の表面を穿孔するドリル刃先の孔24が連結
ピン23をつぶす位置に達したときに(図4参照)、保
護キャップ15がドリルと共に空転するのでドリル切削
できなくなり、シリンダ錠Aの施錠機能はドリル破壊さ
れない。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。 (1) 本発明の切削破壊防止型シリンダ錠は、ケースの前
面を被覆する保護キャップとプラグとを、外力により切
断する虞のない大きな直径の連結ピンで連結したので、
外力が加わっても、保護キャップの鍵挿通孔とプラグの
鍵孔とは常に一致し、キーの挿入が妨げられる不具合は
生じない。 (2) 連結ピンは鍵孔,鍵挿通孔の近傍に設けられている
ので、鍵孔を切削するドリル破壊が行われると、シリン
ダ錠の施錠機能が失われるよりも先に連結ピンが切削破
壊され、保護キャップがドリルと共に空転するので、シ
リンダ錠のドリル破壊が阻止される。 (3) 本発明の切削破壊防止機能は構造が簡単であり、切
削破壊防止型シリンダ錠が安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切削破壊防止型シリンダ錠の縦断面図である。
【図2】切削破壊防機構の構造を説明する一部破断斜視
図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】ドリル破壊が阻止される状態を示す一部破断斜
視図である。
【符号の説明】
A 切削破壊防止型シリンダ錠 1 ケース 7 プラグ 8 鍵孔 13 摺動面 15 保護キャップ 18 鍵挿通孔 23 連結ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のケース内に、前面に鍵孔が開口す
    るプラグを挿入し、上記鍵孔にキーを挿入したときに回
    動操作が可能となるシリンダ錠において、 上記ケースに摺動面を形成し、該摺動面に回動可能,軸
    方向に移動不能に嵌着され、上記ケースの前面を被覆す
    る保護キャップに鍵挿通孔を設け、一端が上記プラグの
    前面に、他端が上記保護キャップの裏面に係合し、上記
    鍵挿通孔と上記鍵孔とが重なる位置で上記保護キャップ
    を固定する連結ピンを上記鍵孔の近傍に設けたことを特
    徴とする切削破壊防止型シリンダ錠。
JP29047796A 1996-10-31 1996-10-31 切削破壊防止型シリンダ錠 Pending JPH10131560A (ja)

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JP29047796A JPH10131560A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 切削破壊防止型シリンダ錠

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JPH10131560A true JPH10131560A (ja) 1998-05-19

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JP29047796A Pending JPH10131560A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 切削破壊防止型シリンダ錠

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JP (1) JPH10131560A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11336383A (ja) * 1998-05-22 1999-12-07 Alpha Corp 破壊防止型シリンダ錠
JP2000129970A (ja) * 1998-10-28 2000-05-09 Takigen Mfg Co Ltd シリンダー錠装置
JP2005002562A (ja) * 2003-06-09 2005-01-06 Miwa Lock Co Ltd 防犯サムターンユニット
JP2005009090A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Miwa Lock Co Ltd シリンダー錠の保護構造

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021203