JPH10169263A - ドリル破壊防止型錠装置 - Google Patents
ドリル破壊防止型錠装置Info
- Publication number
- JPH10169263A JPH10169263A JP35314996A JP35314996A JPH10169263A JP H10169263 A JPH10169263 A JP H10169263A JP 35314996 A JP35314996 A JP 35314996A JP 35314996 A JP35314996 A JP 35314996A JP H10169263 A JPH10169263 A JP H10169263A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- fixed case
- pin
- front part
- hardness
- Prior art date
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- Pending
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- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 材料費を節減したドリル破壊防止型錠装置を
提供する。 【解決手段】 固定ケースにロータを回転可能に収容
し、タンブラ錠機構によってロータを固定ケースに対し
て回転不能に拘束する錠装置において、ロータの前方部
を高硬度材料で作製し、ロータの後方主体部を普通の金
属材料で作製し、ロータの前方部と後方主体部を蟻溝接
合によって連結する。
提供する。 【解決手段】 固定ケースにロータを回転可能に収容
し、タンブラ錠機構によってロータを固定ケースに対し
て回転不能に拘束する錠装置において、ロータの前方部
を高硬度材料で作製し、ロータの後方主体部を普通の金
属材料で作製し、ロータの前方部と後方主体部を蟻溝接
合によって連結する。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】 本発明は、ロータのドリル
穿孔によりタンブラ錠機構が破壊されて錠機能を喪失す
ることがない、ドリル破壊防止型錠止め機能に関するも
のである。
穿孔によりタンブラ錠機構が破壊されて錠機能を喪失す
ることがない、ドリル破壊防止型錠止め機能に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】 ドリル破壊に対する防盗性の向上のた
めに高硬度材料でロータの全体を構成したものが、特願
平８−１８１４８６号で既に提案されている。この先行
発明では、固定ケースにロータを回転可能に収納し、タ
ンブラ錠機構によってロータを固定ケースに対して回転
不能に拘束する錠装置において、ロータの全体を高硬度
材料で作製する。ロータの前端部にはタンブラ錠機構が
収容されている固定本体の前面部を被覆するフランジを
設け、固定ケースの前面部に凸部を設けフランジの全体
を該凹部に収容することも提案されている。
めに高硬度材料でロータの全体を構成したものが、特願
平８−１８１４８６号で既に提案されている。この先行
発明では、固定ケースにロータを回転可能に収納し、タ
ンブラ錠機構によってロータを固定ケースに対して回転
不能に拘束する錠装置において、ロータの全体を高硬度
材料で作製する。ロータの前端部にはタンブラ錠機構が
収容されている固定本体の前面部を被覆するフランジを
設け、固定ケースの前面部に凸部を設けフランジの全体
を該凹部に収容することも提案されている。
【０００３】盗犯者がドリル工具によってタンブラ錠機
構を破壊しようとしてロータの前面にドリルビットを突
き当てたとき、高硬度のロータには歯が立たないため、
ドリルビットはロータの前面に当接したまま空転するだ
けであり、ロータ側に収容されているタンブラ錠機構へ
のドリルビットの接近は確実に阻止される。
構を破壊しようとしてロータの前面にドリルビットを突
き当てたとき、高硬度のロータには歯が立たないため、
ドリルビットはロータの前面に当接したまま空転するだ
けであり、ロータ側に収容されているタンブラ錠機構へ
のドリルビットの接近は確実に阻止される。
【０００４】ロータの前端部にフランジを設けたときに
は固定本体側に収容されているタンブラ錠機構へのドリ
ルビットの接近も的確に阻止される。
は固定本体側に収容されているタンブラ錠機構へのドリ
ルビットの接近も的確に阻止される。
【０００５】また、固定本体の前面部分の凹部にロータ
のフランジの全体を収容したときには、挟み工具によっ
てフランジを挟みつけてロータを固定本体から暴力的に
抜き取ったり、フランジを側面方向からハンマーなどで
打撃破壊して損壊することもできない。
のフランジの全体を収容したときには、挟み工具によっ
てフランジを挟みつけてロータを固定本体から暴力的に
抜き取ったり、フランジを側面方向からハンマーなどで
打撃破壊して損壊することもできない。
【０００６】しかし、ロータ全体やフランジを高硬度の
金属材料で作製すると、材料費が大幅に増大してしまう
という欠点がある。
金属材料で作製すると、材料費が大幅に増大してしまう
という欠点がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、材料費を節減したドリル破壊防止型錠装置を提
供することである。
目的は、材料費を節減したドリル破壊防止型錠装置を提
供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると本発明では、固定ケース１に
ロータ２３を回転可能に収容し、タンブラ錠機構１８に
よってロータ２３を固定ケース１に対して回転不能に拘
束する錠装置において、ロータ２３を前方部２と後方主
体部８に分離して作製する。ロータ前方部２は高硬度材
料で作製し、ロータ後方主体部８は安価な普通の金属材
料で作製する。
照符号を用いて説明すると本発明では、固定ケース１に
ロータ２３を回転可能に収容し、タンブラ錠機構１８に
よってロータ２３を固定ケース１に対して回転不能に拘
束する錠装置において、ロータ２３を前方部２と後方主
体部８に分離して作製する。ロータ前方部２は高硬度材
料で作製し、ロータ後方主体部８は安価な普通の金属材
料で作製する。
【０００９】ロータ２３の前方部２と後方主体部８は、
蟻溝接合により連結することができる。ロータ前方部２
と後方主体部８は軸方向には分離しないように接合さ
れ、固定ケース１に一連に収納したときには両者の軸芯
は自動的に合致する。
蟻溝接合により連結することができる。ロータ前方部２
と後方主体部８は軸方向には分離しないように接合さ
れ、固定ケース１に一連に収納したときには両者の軸芯
は自動的に合致する。
【００１０】この錠装置では、盗犯者がドリル工具によ
りタンブラ錠装置１８を破壊しようとしてロータ前方部
２にドリルビットを突き当てても、高硬度のロータ前方
部２では歯が立たないため、ロータ２３側に収納されて
いるタンブラ錠機構１８へのドリルビットの接近は確実
に阻止される。
りタンブラ錠装置１８を破壊しようとしてロータ前方部
２にドリルビットを突き当てても、高硬度のロータ前方
部２では歯が立たないため、ロータ２３側に収納されて
いるタンブラ錠機構１８へのドリルビットの接近は確実
に阻止される。
【００１１】更にロータ前方部２のみが高硬度材料で作
製され、後方主体部８は硬度は落ちるが安価な普通の金
属材料で作製される。ロータ前方部２と後方主体部８は
蟻溝接合により軸方向には分離しないように接合され、
固定ケース１に一連に収納したときには両者の軸心は自
動的に合致することになる。
製され、後方主体部８は硬度は落ちるが安価な普通の金
属材料で作製される。ロータ前方部２と後方主体部８は
蟻溝接合により軸方向には分離しないように接合され、
固定ケース１に一連に収納したときには両者の軸心は自
動的に合致することになる。
【００１２】
【発明の実施の形態】 図示の実施例ではロータ前方部
２は硬度が十分に高い鋼材やセラミック材で作製され
る。ロータ前方部２の前面は円錐台形状の隆起４が設け
られ、該隆起部４にはガイド溝２１が直径方向に設けら
れている。
２は硬度が十分に高い鋼材やセラミック材で作製され
る。ロータ前方部２の前面は円錐台形状の隆起４が設け
られ、該隆起部４にはガイド溝２１が直径方向に設けら
れている。
【００１３】タンブラ錠機構１８としては公知のピンタ
ンブラ錠機構が使用され、固定ケースの半径方向のドラ
イバーピン孔１８ｄに収容されたドライバーピン１８ｂ
は、ロータ２３の半径方向のタンブラピン１８ａに当接
しており、圧縮コイルバネ１８ｃによってロータ２３の
鍵孔２２の方向に移動付勢されている。鍵孔２２に正規
に鍵が挿入されたとき、タンブラピン１８ａとドライバ
ーピン１８ｂの当接点がロータ２３の外周面に移動する
ため、固定ケース１に対するロータ２３の拘束が解除さ
れロータ２３は回転可能となる。タンブラ錠機構１８と
してはディスクタンブラ錠機構等の他の錠機構も任意に
選択使用できる。
ンブラ錠機構が使用され、固定ケースの半径方向のドラ
イバーピン孔１８ｄに収容されたドライバーピン１８ｂ
は、ロータ２３の半径方向のタンブラピン１８ａに当接
しており、圧縮コイルバネ１８ｃによってロータ２３の
鍵孔２２の方向に移動付勢されている。鍵孔２２に正規
に鍵が挿入されたとき、タンブラピン１８ａとドライバ
ーピン１８ｂの当接点がロータ２３の外周面に移動する
ため、固定ケース１に対するロータ２３の拘束が解除さ
れロータ２３は回転可能となる。タンブラ錠機構１８と
してはディスクタンブラ錠機構等の他の錠機構も任意に
選択使用できる。
【００１４】ロータの環状受け溝１３に嵌め込まれたＣ
型止め輪１４は、固定本体１の後端面に当接している。
ロータ２３の先端小径部１０には座金６と座金７を介し
て回転角度規制板１２と止め金１１が嵌められ、ナット
９によってロータ２３に固着されている。固定本体１の
前端部には鋼材製の円錐台形状のガードリング１７が嵌
められ、固定本体１はガードリング１７とナット１５に
よって扉１６に締め付け固着される。
型止め輪１４は、固定本体１の後端面に当接している。
ロータ２３の先端小径部１０には座金６と座金７を介し
て回転角度規制板１２と止め金１１が嵌められ、ナット
９によってロータ２３に固着されている。固定本体１の
前端部には鋼材製の円錐台形状のガードリング１７が嵌
められ、固定本体１はガードリング１７とナット１５に
よって扉１６に締め付け固着される。
【００１５】
【発明の効果】 以上のように本発明の請求項１のドリ
ル破壊防止型装置では、ロータの前方部２を高硬度材料
で作製したので、タンブラ錠機構１８へのドリルビット
の接近が確実に阻止されて、防犯性に優れたドリル破壊
防止型装置が得られると共に、ロータ前方部２のみが高
硬度材料で作製され、後方主体部８は安価な一般の金属
で作製されるために、材料費を節減することが可能とな
る。
ル破壊防止型装置では、ロータの前方部２を高硬度材料
で作製したので、タンブラ錠機構１８へのドリルビット
の接近が確実に阻止されて、防犯性に優れたドリル破壊
防止型装置が得られると共に、ロータ前方部２のみが高
硬度材料で作製され、後方主体部８は安価な一般の金属
で作製されるために、材料費を節減することが可能とな
る。
【００１６】請求項２の錠装置では、ロータの前方部２
と後方主体部８は軸方向には分離しないように蟻溝接合
によって連結され、この連結は、蟻溝雄部１９と蟻溝雌
部２０の単なる側面方向からの嵌め込みのみによってな
され、連結のための加工が一切不要であるから、ビス締
め溶接による場合と比較して加工コストが節減され、組
立作業性の面でも優れている。
と後方主体部８は軸方向には分離しないように蟻溝接合
によって連結され、この連結は、蟻溝雄部１９と蟻溝雌
部２０の単なる側面方向からの嵌め込みのみによってな
され、連結のための加工が一切不要であるから、ビス締
め溶接による場合と比較して加工コストが節減され、組
立作業性の面でも優れている。
【図１】 本発明の一実施例に係るドリル破壊防止型錠
装置の鍵抜き取り時の正面図である。
装置の鍵抜き取り時の正面図である。
【図２】 該錠装置のロータ前方部と後方主体部の連結
状態の右側面図である。
状態の右側面図である。
【図３】 該ロータ後方主体部の正面図である。
【図４】 該ロータ後方主体部の底面図である。
【図５】 該ロータ前方部の正面図である。
【図６】 該ロータ前方部の底面面図である。
【図７】 該ロータ前方部の左側面図である。
【図８】 該ロータ前方部の背面図である。
【図９】 該錠装置の鍵挿入時のＡーＡ線断面図であ
る。
る。
１ 固定ケース ２ ロータ前方部 ３ 鍵 ４ ロータ前面隆起部 ５ 凹部 ６ 座金 ７ 座金 ８ ロータ後方主体部 ９ ナット １０ ロータ小径部 １１ 止め金板 １２ 回転角度規制板 １３ ロータの環状受け孔 １４ 止め輪 １５ ナット １６ 扉 １７ ガードリング １８ タンブラ錠機構 １８ａ タンブラピン １８ｂ ドライバーピン １８ｃ 圧縮コイル １８ｄ ドライバーピン孔 １９ 蟻溝接合の雄部 ２０ 蟻溝接合の雌部 ２１ ガイド溝 ２２ 鍵孔 ２３ ロータ
Claims (2)
- 【請求項１】 固定ケースにロータを回転可能に収容
し、タンブラ錠機構によってロータを固定ケースに対し
て回転不能に拘束する錠装置において、ロータの前方部
を高硬度材料で作製したことを特徴とするドリル破壊防
止型錠装置。 - 【請求項２】 高硬度材料で作製したロータの前方部と
普通の金属材料で作製したロータ後方部を蟻溝接合によ
って連結したことを特徴とする請求項１に記載のドリル
破壊防止型錠装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35314996A JPH10169263A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | ドリル破壊防止型錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35314996A JPH10169263A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | ドリル破壊防止型錠装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10169263A true JPH10169263A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18428899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35314996A Pending JPH10169263A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | ドリル破壊防止型錠装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10169263A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014094241A1 (zh) * | 2012-12-18 | 2014-06-26 | Lai Wenkun | 一种榫接式防盗锁芯 |
| WO2015031387A1 (en) * | 2013-08-26 | 2015-03-05 | George David L | Tamper resistant padlocks |
| CH718767A1 (de) * | 2021-06-25 | 2022-12-30 | Sea Schliess Systeme Ag | Zylinderschloss mit einer Frontplatte. |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP35314996A patent/JPH10169263A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014094241A1 (zh) * | 2012-12-18 | 2014-06-26 | Lai Wenkun | 一种榫接式防盗锁芯 |
| WO2015031387A1 (en) * | 2013-08-26 | 2015-03-05 | George David L | Tamper resistant padlocks |
| CH718767A1 (de) * | 2021-06-25 | 2022-12-30 | Sea Schliess Systeme Ag | Zylinderschloss mit einer Frontplatte. |
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