JPS5838114Y2 - 錠装置 - Google Patents
錠装置Info
- Publication number
- JPS5838114Y2 JPS5838114Y2 JP3033381U JP3033381U JPS5838114Y2 JP S5838114 Y2 JPS5838114 Y2 JP S5838114Y2 JP 3033381 U JP3033381 U JP 3033381U JP 3033381 U JP3033381 U JP 3033381U JP S5838114 Y2 JPS5838114 Y2 JP S5838114Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- main body
- rotor
- lock
- locking device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Drilling Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ドリルによる不正解錠に対して安全な錠装置
に関するものである。
に関するものである。
不正解錠の方法としては、針金等のピッキング用具によ
る非破壊的な方法と、レンチやドリルによる暴力破壊的
な方法とがある。
る非破壊的な方法と、レンチやドリルによる暴力破壊的
な方法とがある。
このドリルによる不正解錠は、ロータの鍵挿込み口にド
リルの刃先を突き当て、錠孔を中心として大径孔をロー
タに穿つことによって、ピンタンブラ−等といった錠止
手段の全部又は一部を破壊したり、当該大径孔内に落し
込むことによって、錠本体に対するロータの錠止を解く
のである。
リルの刃先を突き当て、錠孔を中心として大径孔をロー
タに穿つことによって、ピンタンブラ−等といった錠止
手段の全部又は一部を破壊したり、当該大径孔内に落し
込むことによって、錠本体に対するロータの錠止を解く
のである。
本考案の目的は、ドリルによる不正解錠を的確に阻止で
き、また、ドリルの突き合て部分の破損を最少限にとど
め、その再使用を可能にする錠装置を提供することであ
る。
き、また、ドリルの突き合て部分の破損を最少限にとど
め、その再使用を可能にする錠装置を提供することであ
る。
以下、図面に基いて詳細に説明すると、錠本体1に回転
自在に収容されたロータ2は、錠止手段を装備した本体
部分2aと、鍵挿込み口3を含む前位部分2bとに、分
割して構成されている。
自在に収容されたロータ2は、錠止手段を装備した本体
部分2aと、鍵挿込み口3を含む前位部分2bとに、分
割して構成されている。
前位部分2bの前端小径部4が錠本体1の小径軸孔5に
嵌め込まれ、本体部分2aの後端に装備した止め輪6が
、錠本体1の大径軸孔7に設けた受溝8に突入している
ため、ロータの前位部分2bと本体部分2aは、錠本体
1から抜脱不能に装着されている。
嵌め込まれ、本体部分2aの後端に装備した止め輪6が
、錠本体1の大径軸孔7に設けた受溝8に突入している
ため、ロータの前位部分2bと本体部分2aは、錠本体
1から抜脱不能に装着されている。
錠本体1とロータ2との錠止手段としては、公知のピン
タンブラ−構造が使用され、本体部分2aには従動ピン
9と駆動ピン10の摺動孔11が設けられ、駆動ピン1
0は、錠本体1の受孔12に装入された圧縮コイルばね
13によって摺動付勢され、従動ピン9は、錠孔14に
形成された停止突条15に先端が当接している。
タンブラ−構造が使用され、本体部分2aには従動ピン
9と駆動ピン10の摺動孔11が設けられ、駆動ピン1
0は、錠本体1の受孔12に装入された圧縮コイルばね
13によって摺動付勢され、従動ピン9は、錠孔14に
形成された停止突条15に先端が当接している。
ロータの前位部分2bと本体部分2aは、軸方向に配設
された小孔17と18に嵌め込まれた部材16によって
、連結されており、この連結部材16は、針金や小径ピ
ンといったように剪断強度が比較的小さいもので構成さ
れている。
された小孔17と18に嵌め込まれた部材16によって
、連結されており、この連結部材16は、針金や小径ピ
ンといったように剪断強度が比較的小さいもので構成さ
れている。
また、前位部分2bは、純鉄やカーボン数の少ない軟鋼
といった、ドリルの刃先が喰い付き易い材料で構成され
ている。
といった、ドリルの刃先が喰い付き易い材料で構成され
ている。
このように構成された錠装置では、鍵挿込み口3にドリ
ルを突き当てて回した時、ドリルの刃先が喰い付いた前
位部分2bには、これをドリルと同方向に回そうとする
トルクか生じることになる。
ルを突き当てて回した時、ドリルの刃先が喰い付いた前
位部分2bには、これをドリルと同方向に回そうとする
トルクか生じることになる。
このトルクがある大きさに達した時には、前記の連結部
材16が剪断されるため、前位部分2bはドリルと一緒
に回転することになる。
材16が剪断されるため、前位部分2bはドリルと一緒
に回転することになる。
前位部分2bとドリルとが一体に回転するということは
、ドノルの刃先が前位部分2b内に前進しないことを意
味する。
、ドノルの刃先が前位部分2b内に前進しないことを意
味する。
このように、ロータの本体部分2aにはドリルが全く達
しないため、ピンタンブラ−の破壊や錠止不能位置への
ピンタンブラ−の落ち込みを可能とする大径孔を、本体
部分2aに穿つことはできないのである。
しないため、ピンタンブラ−の破壊や錠止不能位置への
ピンタンブラ−の落ち込みを可能とする大径孔を、本体
部分2aに穿つことはできないのである。
合鍵を錠孔14に挿込んで回した時には前位部分2bと
本体部分2aが一体的に回転するため、連結部材16に
は剪断力は全く作用しない。
本体部分2aが一体的に回転するため、連結部材16に
は剪断力は全く作用しない。
以上のように、本考案の錠装置では、ロータ2を、ピン
タンブラ−等の錠止手段を装備した本体部分2aと、鍵
挿込み口3を含む前位部分2bとに分割して構成し、本
位部分2aと前位部分2bとを、剪断強度の大きくない
部材16で連結しであるため、ドリルを鍵挿込み口3に
突き当てて回転させた時には、前記連結部材16がある
段階で剪断され、ドリルの刃先が喰い付いた前位部分2
bが、錠有体内で空転することになる。
タンブラ−等の錠止手段を装備した本体部分2aと、鍵
挿込み口3を含む前位部分2bとに分割して構成し、本
位部分2aと前位部分2bとを、剪断強度の大きくない
部材16で連結しであるため、ドリルを鍵挿込み口3に
突き当てて回転させた時には、前記連結部材16がある
段階で剪断され、ドリルの刃先が喰い付いた前位部分2
bが、錠有体内で空転することになる。
このように、本体部分2aには解錠を可能にする大径孔
を穿てないため、本発明によれば、ドリルによる不正解
錠に対して極めて安全な錠装置が提供されるのである。
を穿てないため、本発明によれば、ドリルによる不正解
錠に対して極めて安全な錠装置が提供されるのである。
また、本考案では、ロータの本体部分2aが錠本体1の
正面に露出せず、この前方に配置された前位部分2bに
よって本体部分2aが防護されているため、本体部分2
aをプラスチック成形やアルミ等のダイカスト成形で作
成することができ、錠装置のより安価な提供を可能にす
る。
正面に露出せず、この前方に配置された前位部分2bに
よって本体部分2aが防護されているため、本体部分2
aをプラスチック成形やアルミ等のダイカスト成形で作
成することができ、錠装置のより安価な提供を可能にす
る。
また、前記のように前位部分2bを純鉄やカーボン数の
少ない軟鋼といったように、ドリルと喰い付き易い材料
で作成したので、ドリルの刃先が前位部分2b内に深く
進入しない段階で、連結部材16が切断されることにな
り、そのため前位部分2bの損傷は軽微であり、再使用
に耐え得る程度にとどめることができ、かくして、錠装
置の補修コストを低減させることができる。
少ない軟鋼といったように、ドリルと喰い付き易い材料
で作成したので、ドリルの刃先が前位部分2b内に深く
進入しない段階で、連結部材16が切断されることにな
り、そのため前位部分2bの損傷は軽微であり、再使用
に耐え得る程度にとどめることができ、かくして、錠装
置の補修コストを低減させることができる。
本考案は種々の態様で実施され、第2図に示したように
、ロータ2の軸に対して直角方向に伸びる部材16で、
本体部分2aの受部19に収容した前位部分2bを、本
体部分2aに連結してもよい。
、ロータ2の軸に対して直角方向に伸びる部材16で、
本体部分2aの受部19に収容した前位部分2bを、本
体部分2aに連結してもよい。
連結部材16の使用本数は1本に限定されず、全体の剪
断強度がドリルで前位部分2bを回した時に直ちに剪断
される程度になるように、複数本組込むこともできる。
断強度がドリルで前位部分2bを回した時に直ちに剪断
される程度になるように、複数本組込むこともできる。
連結部材16を前位部分2b、本体部分2aと別体に作
成することには限定されず、前位部分2bと本体部分2
aの一方に連結部材を一体に突設し、他方にこの係合孔
を設けることもできる。
成することには限定されず、前位部分2bと本体部分2
aの一方に連結部材を一体に突設し、他方にこの係合孔
を設けることもできる。
錠本体1とロータ2との錠止手段として、ピンタンブラ
以外の手段を利用できることは勿論である。
以外の手段を利用できることは勿論である。
第2図に例示したように、錠孔14の中心から剪断面に
至る距離ができるだけ大きくなるように連結部材16を
配置した時には、それだけ大きなトルクが生じ、連結部
材16が早期に剪断されるため、前位部分2bの損傷が
軽微になる。
至る距離ができるだけ大きくなるように連結部材16を
配置した時には、それだけ大きなトルクが生じ、連結部
材16が早期に剪断されるため、前位部分2bの損傷が
軽微になる。
第1図は本考案の実施例に係る錠装置の縦断面図、第2
図は本考案の他の実施例に係る錠装置の縦断面図である
。 1・・・・・・錠本体、2・・・・・・ロータ、2a・
・・・・・ロータの本体部分、2b・・・・・・ロータ
の前位部分、3・・・・・・鍵挿込み口、16・・・・
・・連結部材。
図は本考案の他の実施例に係る錠装置の縦断面図である
。 1・・・・・・錠本体、2・・・・・・ロータ、2a・
・・・・・ロータの本体部分、2b・・・・・・ロータ
の前位部分、3・・・・・・鍵挿込み口、16・・・・
・・連結部材。
Claims (1)
- 錠本体に回転自在に収容されたロータを、ピンタンブラ
−等の錠止手段を装備した本体部分と、鍵挿込み口を含
む前位部分とに分割して構成し、本体部分を前位部分の
内側に隠蔽すると共に、本体部分と前位部分とを、剪断
強度が大きくない部材で連結し、かつ、前位部分を、ド
リルが喰い付き易い材料で作成したことを特徴とする錠
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3033381U JPS5838114Y2 (ja) | 1981-03-06 | 1981-03-06 | 錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3033381U JPS5838114Y2 (ja) | 1981-03-06 | 1981-03-06 | 錠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56135063U JPS56135063U (ja) | 1981-10-13 |
JPS5838114Y2 true JPS5838114Y2 (ja) | 1983-08-29 |
Family
ID=29626223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3033381U Expired JPS5838114Y2 (ja) | 1981-03-06 | 1981-03-06 | 錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838114Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2545038B2 (ja) * | 1993-09-08 | 1996-10-16 | 株式会社サンポウロック | ハンドルロック |
-
1981
- 1981-03-06 JP JP3033381U patent/JPS5838114Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56135063U (ja) | 1981-10-13 |
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