JPH10130043A - 重量モルタル - Google Patents

重量モルタル

Info

Publication number
JPH10130043A
JPH10130043A JP9211353A JP21135397A JPH10130043A JP H10130043 A JPH10130043 A JP H10130043A JP 9211353 A JP9211353 A JP 9211353A JP 21135397 A JP21135397 A JP 21135397A JP H10130043 A JPH10130043 A JP H10130043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
mortar
cement
granulated slag
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9211353A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Tanaka
喜樹 田中
Yukio Kamiyama
行男 神山
Yasuhiko Yoshioka
保彦 吉岡
Takehisa Yamazaki
武久 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUKAI KK
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
NITSUKAI KK
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NITSUKAI KK, Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical NITSUKAI KK
Priority to JP9211353A priority Critical patent/JPH10130043A/ja
Publication of JPH10130043A publication Critical patent/JPH10130043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種放射性物質遮蔽用に使用する重量モルタ
ルの提供である。 【解決手段】 セメント100重量部に対して、細骨材と
して、銅水砕スラグ200〜250重量部及び減水剤、膨張剤
及び増粘剤を含む混和材料8〜12重量部が均一に配合さ
れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重量モルタルであ
って、原子炉遮蔽壁等の各種放射性物質取扱い施設の遮
蔽体として使用する均一、かつ施工性の良好な重量モル
タルに関するものである。
【0002】重量モルタルは、原子炉遮蔽壁、原子炉と
梁、基礎版の取合い部の充填用或は圧延機、タービン、
コンプレッサー等の重機械類の据付工事等に広く用いら
れるものである。また、重量モルタルは設置部材の数cm
の間隙から注入し間隙内部まで充填できる優れた流動性
及び放射線を完全に遮蔽するための高比重(通常2.1〜
2.3)と均一性並びに構造部材としての構造耐力、機械
設備の運転時に生ずる各種荷重を支持し、基礎部に伝達
させるための力学性能が要求される。
【0003】
【従来の技術】従来の重量モルタルで高比重を確保する
方法として、 (1)細骨材の一部或は全部を砂鉄、スティールショット
等又は磁鉄鉱粉に置換する方法。 (2)細骨材に転炉風砕スラグを使用する方法(特開昭5
8ー190859号公報)。 (3)細骨材に金属骨材系収縮プレミックス材を使用する
方法。等が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来における重量モル
タルの高比重を確保するもののうち、前記(1)は置換す
る重量細骨材の比重が4.6〜7.9で、他の材料との比重差
が大きく均一混合が困難で偏在し易く、かつその粒径も
悪く、流動性を改善するために、水/結合材比が大とな
り、分離現象を助長するのでさらに均一性が得難い。こ
れに対し、前記(2)は転炉風砕スラグの比重が約3.6程度
であって、材料の比重差による材料分離は生じにくい
が、粒子が球形に近く、セメントペーストとの接触面積
が少なく、ベアリング作用もあってこれによる材料分離
が生じ易い。また、これを防止するために、水/結合材
比を小さくしてペーストの粘性を高める必要があるた
め、充填性が懸念される。
【0005】また、前記(3)は、プレミックスタイプで
計量の手間がなく、品質管理面でも有利であるが、逆に
配合が一定であるため、対象物によっては必要以上に重
量モルタルの比重が過大となり、かつ大型部材において
は結合材の水和熱によるひび割れ発生の問題がある。本
発明は前述従来の欠点を改善し、均一、かつ施工性の良
好な重量モルタルを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、重量モルタル
として、セメント100重量部に対し、細骨材として銅水
砕スラグ200〜250重量部並びに減水剤、膨張剤及び増粘
剤を含む混和材料8〜12重量部が配合されているという
構成を採用している。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の細骨材として使用する銅
水砕スラグの組成の一例を、公知の細骨材と比較して示
せば、表1及び表2の如くである。
【0008】
【表1】
【0009】
【表2】
【0010】即ち、本発明で使用する銅水砕スラグは、
溶融スラグを20〜40倍の水中に落下させて急冷粉砕した
もので、一般の空冷スラグにみられるライム固溶体は存
在しない。また、その物性値は、表2に示すように、絶
乾比重が普通骨材に比べて大きく、また砂鉄や鉄鉱石の
ように過大でもなく、適度に偏平な針状結晶を含み良好
な粒形と粒度分布を有するという特質がある。
【0011】本発明で使用するポルトランドセメント
は、JIS R 5210 「ポルトランドセメント」に規定され
るものはいずれも使用できるが、普通或は中庸熱ポルト
ランドセメントが好ましい。また、ポゾラン物質含有ポ
ルトランドセメントも使用できる。この場合、ポルトラ
ンドセメントに含有されるポゾラン物質としては、高炉
水砕スラグ、フライアッシュ及びシリカが好ましく、ポ
ゾラン物質の含有量は、ポゾラン物質含有ポルトランド
セメント100重量部中に10〜28重量部の範囲で含有する
のが望ましい。
【0012】本発明で使用する混和材料は、減水剤、膨
張剤及び増粘剤からなるもので、市販されている上記材
料はいずれも使用できるが、例えば日曹マスタービルダ
ーズ社製、商品名「GADー2000TN」が好ましく、混
和材料の使用量はポゾラン物質含有ポルトランドセメン
ト100重量部に対して8〜12重量部である。8重量部より
少ないとモルタルの流動性が低下し、12重量部より多い
と材料分離が生じ易くなり、いずれも本発明の目的が達
成できない。
【0013】本発明で使用する銅水砕スラグの使用量
は、セメント100重量部に対して、200〜250重量部であ
る。200重量部未満ではモルタル中のセメント量が相対
的に増加して水和発熱が大きくなり、また、250重量部
を超えると、材料分離が生じるほか、流動性も低下する
ので好ましくない。
【0014】また、本発明は、高比重、高単位容積質量
で、かつ適度に偏平な粒形と適度な粒度分布を有してい
る銅水砕スラグを細骨材としているため、高い流動性と
材料分離のないものたらしめることができ、また硬化後
における重量モルタルの乾燥比重の規定値2.1〜2.3を十
分に満足することができる。また、本発明の重量モルタ
ルを施工するには、可及的に現場近傍で混練し、できる
だけ速く原子炉壁等に注入することが望ましく、これに
よってダマの形成がなく、材料分離を生ずるおそれがな
い。
【0015】
【発明の効果】以上の如く本発明は、銅水砕スラグを細
骨材とし、減水剤、膨張剤及び増粘剤を含む混和材料を
配合することによって、銅水砕スラグの適度に偏平な針
状結晶を含む粒形、良好な粒度分布と、更に、混和材料
とにより、高い流動性と材料分離を起こさない良好な施
工性を確保でき、硬化後は通常用いられている重量モル
タルの規定値2.1〜2.3を十分満足し、かつ均一で、放射
線遮蔽性に優れた構造物を構築できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 保彦 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式会 社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 山崎 武久 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント100重量部に対し、細骨材とし
    て、銅水砕スラグ200〜250重量部並びに減水剤、膨張剤
    及び増粘剤を含む混和材料8〜12重量部が配合されてい
    ることを特徴とする重量モルタル。
JP9211353A 1997-07-22 1997-07-22 重量モルタル Pending JPH10130043A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9211353A JPH10130043A (ja) 1997-07-22 1997-07-22 重量モルタル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9211353A JPH10130043A (ja) 1997-07-22 1997-07-22 重量モルタル

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6142389A Division JP2729267B2 (ja) 1989-03-14 1989-03-14 重量モルタルの製造法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10130043A true JPH10130043A (ja) 1998-05-19

Family

ID=16604572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9211353A Pending JPH10130043A (ja) 1997-07-22 1997-07-22 重量モルタル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10130043A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343479A (ja) * 2000-03-30 2001-12-14 Toshiba Eng Co Ltd 開口部閉塞方法及び開口部閉塞構造
KR100362089B1 (ko) * 1999-12-01 2002-11-23 한일시멘트 (주) 조립식 건축용 패널의 접합모르타르 조성물 및 그의제조방법
JP2003201164A (ja) * 2001-12-31 2003-07-15 Sengoku:Kk 主として産業廃棄物を利用したコンクリートおよびコンクリート製品の製造方法
KR100475425B1 (ko) * 2001-10-08 2005-03-10 김낙주 모르타르
JP2014025722A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Ohbayashi Corp 海水で練り混ぜた放射線遮蔽用コンクリート
JP2014210681A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 三菱マテリアル株式会社 ブリーディングを抑制した銅スラグ細骨材とそのコンクリート

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100362089B1 (ko) * 1999-12-01 2002-11-23 한일시멘트 (주) 조립식 건축용 패널의 접합모르타르 조성물 및 그의제조방법
JP2001343479A (ja) * 2000-03-30 2001-12-14 Toshiba Eng Co Ltd 開口部閉塞方法及び開口部閉塞構造
KR100475425B1 (ko) * 2001-10-08 2005-03-10 김낙주 모르타르
JP2003201164A (ja) * 2001-12-31 2003-07-15 Sengoku:Kk 主として産業廃棄物を利用したコンクリートおよびコンクリート製品の製造方法
JP2014025722A (ja) * 2012-07-24 2014-02-06 Ohbayashi Corp 海水で練り混ぜた放射線遮蔽用コンクリート
JP2014210681A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 三菱マテリアル株式会社 ブリーディングを抑制した銅スラグ細骨材とそのコンクリート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4558281B2 (ja) 固化体製造方法
JP4560887B2 (ja) 製鋼スラグを原料とする水中硬化体
JP5313514B2 (ja) カウンターウェイトの製造方法
JP3099166B2 (ja) 水硬性組成物
JPH10130043A (ja) 重量モルタル
WO2009096359A1 (ja) 重量コンクリート
EP0437324A2 (en) Cement and production thereof and concrete made therefrom
JP2000128616A (ja) セメント組成物の製造方法
JP4295343B1 (ja) 重量コンクリート
JP3823815B2 (ja) 製鋼スラグ硬化体の製造方法
JP2007119316A (ja) 発泡剤、無収縮グラウト組成物、及びそれを用いた無収縮グラウト材
JP2009179503A (ja) 重量骨材を含む遮蔽硬化体
JPH07121821B2 (ja) コンクリ−ト又はモルタル用混和材及びこれを含む混練物
JP2869489B2 (ja) 球状化セメント硬化物及びその製造方法並びにその製造用組成物
JP6901833B2 (ja) コンクリート組成物及びコンクリート硬化体
JP2017075071A (ja) セメント組成物、及び、セメント硬化体
JP3001664B2 (ja) コンクリート組成物
JP2002020156A (ja) 製鋼スラグを原料とする路盤材
JP2020001943A (ja) 高炉スラグ粉末、並びに高炉スラグ粉末を含むセメント組成物及びモルタル組成物、並びにセメント組成物の流動性予測方法
JP2873384B2 (ja) 高強度セメント硬化物の製造方法
JP2934343B2 (ja) 細骨材
JP4059376B2 (ja) 軽量モルタルおよびそれを用いた放射性廃棄物の固化方法
JP2879113B2 (ja) 高強度セメント硬化物製造用組成物
JPH06345548A (ja) 耐火物廃材を用いた流し込み材の製造方法並びにその成形体及び成形体の製造方法
JPH04260645A (ja) 水硬性組成物及び硬化体の製造方法