JPH10129545A - クローラ式足廻り装置の遊動輪構造 - Google Patents

クローラ式足廻り装置の遊動輪構造

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JPH10129545A
JPH10129545A JP30243896A JP30243896A JPH10129545A JP H10129545 A JPH10129545 A JP H10129545A JP 30243896 A JP30243896 A JP 30243896A JP 30243896 A JP30243896 A JP 30243896A JP H10129545 A JPH10129545 A JP H10129545A
Authority
JP
Japan
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idler wheel
crawler
track
crawler belt
wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP30243896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunitomo Shimizu
邦友 清水
Kazumichi Iwasa
一通 岩佐
Shigeki Adachi
重喜 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority to JP30243896A priority Critical patent/JPH10129545A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明はクローラ式作業機械の改良された
足廻り装置を提供する。 【解決手段】 トラックフレーム、駆動輪、遊動輪、転
輪および履帯から構成されたクローラ式作業機械の足廻
り装置であって、遊動輪の外周面に履帯のトラックリン
ク間に掛け渡されたリンクピン乃至ブッシュと噛合う歯
部を形成してなる。遊動輪の幅は履帯のトラックリンク
を構成する左右一対のリンク部材間の幅とほぼ同等であ
ることが好ましい。 【効果】 駆動輪からの動力を履帯を介して的確に遊動
輪に伝達することができ、高速走行時、急激な走行切換
えなどにおいても、遊動輪が履帯のトラックリンク上を
滑るようなことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタや油圧
ショベルなどの作業機の足廻り装置に係り、特に遊動輪
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベルなどの作業機の足廻
り装置として、クローラ式足廻り装置が知られている。
この足廻り装置は、ベースフレームの左右両側に設けら
れたトラックフレームの前後に駆動モータと接続された
駆動輪と従動側となる遊動輪を軸支し、該駆動輪と遊動
輪の間に履帯を掛け渡している。そして駆動輪はスプロ
ケットからなっており、その回転で履帯のトラックリン
クに噛合して履帯を動かすと共に、回転するトラックリ
ンクに沿わせて遊動輪を従動させ、履帯をスムーズに回
転させる構成からなっている。ここで図4及び図5に示
すように、遊動輪14は、ホイールの外周中央に沿って
隆起する隆起部を有しており、トラックシューを連結す
る左右のトラックリンク15の間に上記隆起部が嵌め込
まれその外側はトラックリンク15の上部に衝合して従
動しうるようになっている。
【0003】近年、都市型の土木工事の増加に伴い、ク
ローラ式足廻り装置を備えた作業機械もアスファルトの
ような固い路面で稼働する機会が増えている。ここで従
来のクローラ式足廻り装置では、トラックリンク上に遊
動輪を沿わせて駆動輪からの走行を伝える構造となって
いるので、前記のような固い路面上で高速走行したとき
や急激な走行切換えを行ったときにトラックシューがば
たつき、またスピンターンやピボットターンを行った際
に遊動輪がトラックリンク上を滑って駆動輪の駆動を遊
動輪に的確に伝達しなかったりする。
【0004】図5に示す従来の遊動輪14では、トラッ
クリンク15と衝合しているためにその厚み方向の幅が
広くなっており、そのため遊動輪14を回転可能に保持
するための角ベアリング13の幅が制限を受け、角ベア
リング13と遊動輪支持部(アイドラサポート)12の
ガイドプレート19とが接する面が小さくなり、十分な
接触面圧が取れないなどの問題もあった。また、遊動輪
14の幅が広いため、図6に示すように、トラックフレ
ーム11と遊動輪支持部12との接続部分に段違いが生
じ、遊動輪支持部12に外力が加わった時、トラックフ
レーム11本体側の接続部Pに応力が集中し破損を生じ
易いなど強度上の問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記事情に
鑑みてなされたものであって、その主たる課題は、走行
挙動の信頼性を高めたクローラ式足廻り装置の遊動輪構
造を提供することにある。また、第2の課題は、アイド
ルサポートとトラックフレームの段差を解消して強度を
高めることができるクローラ式足廻り装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、トラックフレームの前後に駆
動輪と遊動輪を設け、履帯を掛け渡してなるクローラ式
足廻り装置において、遊動輪の外周に履帯に噛合う歯部
を形成してなる、という技術的手段を講じている。請求
項2の発明では、遊動輪の厚み方向の長さが、トラック
シューに連結される左右一対のトラックリンク間の隙間
の長さより短く設定されてなる、という技術的手段を講
じている。 また、請求項3の発明では、遊動輪を左右
両側で支持する遊動輪支持部の幅がこれに連接されるト
ラックフレームの幅と略同一に設定されており、両者の
断面を合わせてなる、という技術的手段を講じている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、この発明のクローラ式足
廻り装置の遊動輪構造を油圧ショベルに適用した好適実
施例について図面を参照しながら説明する。この足廻り
装置の遊動輪は、図示省略のベースフレームに左右一対
に設けられたトラックフレーム1の一方端に連設される
遊動輪支持部(アイドラサポート)2に軸支された遊動
輪4からなっており、トラックフレーム1の他方端に軸
支されたスプロケット型の駆動輪(図示せず)との間に
履帯6が掛け渡されており、該履帯6は図示しない上部
ガイドローラおよび下部ガイドローラによりその回転を
ガイドされている。
【0008】ここで、遊動輪4は両側方に遊動輪の中央
を貫通するシャフトを旋回自在に軸受けする角ベアリン
グ3を有している。この角ベアリング3は、トラックフ
レームのアイドラサポート2に形成された断面コ字状の
ガイドプレート9に嵌着され、支持されている。なお、
この実施の形態において、遊動輪4を除く足廻り装置の
構造(トラックフレーム1、駆動輪、履帯6、上下ガイ
トローラなど)は特に限定されず従来と同じ構造でよ
く、また任意の構成のものとすることができる。
【0009】次に、遊動輪4は、外周に沿ってトラック
リンクと噛み合う歯部が等間隔に突設されたスプロケッ
ト形状からなっている。即ち、この遊動輪4には、履板
(トラックシュー)8を連結しながら相互に連続して連
結される左右一対のトラックリンク5間に掛け渡された
リンクピン乃至これに外嵌されるブッシュ7と噛合う歯
部4aが一体に形成されている。この歯部4aは遊動輪
4として一体成形するものであると、あるいはホイール
状の本体にスプロケットを固着して形成するものである
とを問わない。
【0010】そして、この遊動輪4は歯部4aが前記の
ようにリンクピン乃至ブッシュ7を介して履帯6と噛み
合うので、その厚みは図2に示すように左右のトラック
リンク5の間の幅より小さく設定することができる。こ
れにより、遊動輪4の幅が狭くなるので角ベアリング3
とアイドラサポートのガイドプレート9との接触する面
を従来よりも十分大きくとることができる。
【0011】このように遊動輪4の厚みを従来より薄く
することができるので、図3に示すように、これを覆う
アイドラサポートの幅をこれに連接されるトラックフレ
ームの幅と同一に設定することができ、遊動輪支持部と
これに連接するトラックフレームとの断面を合わせるこ
とができる。これにより、トラックフレームにかかる極
部負荷を緩和することができる。この発明のクローラ式
足廻り装置は、油圧ショベルに限らず、建設機械、土木
機械、その他の作業機械に用いることができ用途は限定
されず、この発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変
更しうること勿論である。
【0012】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明のクローラ
式足廻り装置によれば、遊動輪が履帯と噛合う歯部を外
周に有するため、駆動輪からの動力を的確に遊動輪に伝
達することができる。これにより、固い路面上での高速
走行時や急激な走行切換えを行ったときでもトラックシ
ューが激しく振動したり、遊動輪が履帯上を滑るような
虞れがない。また、この発明によれば、遊動輪の厚みを
左右のトラックリンク間の隙間に嵌込可能な幅に設定す
ることができ、角ベアリングとガイドプレートとの接す
る面を大きくとれるので、余裕のある面圧をとることが
できる。さらに、前述のように遊動輪の厚みが薄くなる
ため、トラックフレームと遊動輪支持部との接続部を揃
えることができ、段差を生じさせないのでこの連設部分
の強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のクローラ式足廻り装置の遊
動輪部分を示す側面図。
【図2】図1の履帯を切った状態での遊動輪部分の正面
図。
【図3】トラックフレームの遊動輪支持部との連設状態
を示す平面図。
【図4】従来のクローラ式足廻り装置の要部を示す側面
図。
【図5】図4の履帯を切った状態での遊動輪部分の正面
図。
【図6】従来のトラックフレームの遊動輪支持部との連
設状態を示す平面図。
【符号の説明】
1…トラックフレーム 2…遊動輪支持部 3…角ベアリング 4…遊動輪 5…トラックリンク 6…履帯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックフレームの前後に駆動輪と遊動
    輪を設け、履帯を掛け渡してなるクローラ式足廻り装置
    において、 遊動輪の外周に履帯に噛合う歯部を形成してなることを
    特徴とするクローラ式足廻り装置の遊動輪構造。
  2. 【請求項2】 遊動輪の厚み方向の長さが、トラックシ
    ューに連結される左右一対のトラックリンク間の隙間の
    長さより短く設定されてなることを特徴とする請求項1
    に記載のクローラー式足廻り装置の遊動輪構造。
  3. 【請求項3】 遊動輪を左右両側で支持する遊動輪支持
    部の幅がこれに連接されるトラックフレームの幅と略同
    一に設定されており、断面を合わせてなることを特徴と
    する請求項1または2に記載のクローラ式足廻り装置の
    遊動輪構造。
JP30243896A 1996-10-28 1996-10-28 クローラ式足廻り装置の遊動輪構造 Pending JPH10129545A (ja)

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JP30243896A JPH10129545A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 クローラ式足廻り装置の遊動輪構造

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JP30243896A JPH10129545A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 クローラ式足廻り装置の遊動輪構造

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JPH10129545A true JPH10129545A (ja) 1998-05-19

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ID=17908941

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JP30243896A Pending JPH10129545A (ja) 1996-10-28 1996-10-28 クローラ式足廻り装置の遊動輪構造

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Effective date: 20010807