JPH10129396A - 表皮カバーの縫製部構造 - Google Patents
表皮カバーの縫製部構造Info
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- JPH10129396A JPH10129396A JP8291967A JP29196796A JPH10129396A JP H10129396 A JPH10129396 A JP H10129396A JP 8291967 A JP8291967 A JP 8291967A JP 29196796 A JP29196796 A JP 29196796A JP H10129396 A JPH10129396 A JP H10129396A
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- Japan
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- sewn
- skin
- sewing
- skin cover
- skin material
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/20—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
- B60R21/207—Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特別なファスナー構造を要せずに、縫製部の
開裂部位のみをエアバッグにより簡単に押し破れるよう
にした表皮カバーの縫製部構造を提供する。 【解決手段】 複数の表皮材５、６、７を縫製してシー
トバック３を覆う表皮カバー４が形成され、該表皮カバ
ー４の所定の縫製部８に設定された開裂部位Ａが、外部
に飛び出すエアバッグ１３により押し破られる構造であ
って、前記所定の縫製部８における開裂部位Ａでは表皮
材の各端部がそのまま縫製され、他の部位では表皮材の
各端部が折り返された状態で縫製されたものである。開
裂部位Ａにおける縫製強度が相対的に他の部位Ｂよりも
弱まることとなり、該開裂部位Ａがエアバッグ１３によ
り簡単に押し破られるようになる。
開裂部位のみをエアバッグにより簡単に押し破れるよう
にした表皮カバーの縫製部構造を提供する。 【解決手段】 複数の表皮材５、６、７を縫製してシー
トバック３を覆う表皮カバー４が形成され、該表皮カバ
ー４の所定の縫製部８に設定された開裂部位Ａが、外部
に飛び出すエアバッグ１３により押し破られる構造であ
って、前記所定の縫製部８における開裂部位Ａでは表皮
材の各端部がそのまま縫製され、他の部位では表皮材の
各端部が折り返された状態で縫製されたものである。開
裂部位Ａにおける縫製強度が相対的に他の部位Ｂよりも
弱まることとなり、該開裂部位Ａがエアバッグ１３によ
り簡単に押し破られるようになる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイドエアバッグ
装置が設けられた車両のシートバックフレームを覆う表
皮カバーの縫製部構造に関する。
装置が設けられた車両のシートバックフレームを覆う表
皮カバーの縫製部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両が側方から衝突を受けた場合に、シ
ートバックの側部に設けられたエアバッグを、表皮カバ
ーの縫製部を押し破って前方へ飛び出させ、該エアバッ
グにより乗員を保護する構造のサイドエアバッグ装置が
知られている（類似技術として、特開平６−６４４９１
号公報参照）。
ートバックの側部に設けられたエアバッグを、表皮カバ
ーの縫製部を押し破って前方へ飛び出させ、該エアバッ
グにより乗員を保護する構造のサイドエアバッグ装置が
知られている（類似技術として、特開平６−６４４９１
号公報参照）。
【０００３】この種のサイドエアバッグ装置の場合、表
皮カバーの縫製部には予めエアバッグにより押し破られ
る開裂部位が設定されている。つまり、縫製部の開裂部
位がエアバッグにより簡単に開かないと、該エアバッグ
の前方への確実な飛び出し状態が得られないため、従来
はこの開裂部位に比較的小さな力で簡単に開くファスナ
ー構造を設けている。
皮カバーの縫製部には予めエアバッグにより押し破られ
る開裂部位が設定されている。つまり、縫製部の開裂部
位がエアバッグにより簡単に開かないと、該エアバッグ
の前方への確実な飛び出し状態が得られないため、従来
はこの開裂部位に比較的小さな力で簡単に開くファスナ
ー構造を設けている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、縫製部の途中に特別なファ
スナー構造を設けるため、表皮カバーの製造作業が大変
に面倒である。すなわち、ファスナー構造自体の取付け
が面倒であり、またファスナー構造と縫製部との繋ぎ部
分の処理も面倒である。
うな従来の技術にあっては、縫製部の途中に特別なファ
スナー構造を設けるため、表皮カバーの製造作業が大変
に面倒である。すなわち、ファスナー構造自体の取付け
が面倒であり、またファスナー構造と縫製部との繋ぎ部
分の処理も面倒である。
【０００５】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、特別なファスナー構造を要せず
に、縫製部の開裂部位のみをエアバッグにより簡単に押
し破れ得るようにした表皮カバーの縫製部構造を提供す
るものである。
てなされたものであり、特別なファスナー構造を要せず
に、縫製部の開裂部位のみをエアバッグにより簡単に押
し破れ得るようにした表皮カバーの縫製部構造を提供す
るものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項１の発明は、複数の表皮材を縫製してシー
トバックフレームを覆う表皮カバーが形成され、該表皮
カバーの所定の縫製部に設定された開裂部位が、外部に
飛び出すエアバッグにより押し破られ得る表皮カバーの
縫製部構造であって、前記所定の縫製部における開裂部
位では表皮材の各端部がそのまま縫製され、他の部位で
は表皮材の各端部が折り返された状態で縫製されたこと
を特徴とする。
めに、請求項１の発明は、複数の表皮材を縫製してシー
トバックフレームを覆う表皮カバーが形成され、該表皮
カバーの所定の縫製部に設定された開裂部位が、外部に
飛び出すエアバッグにより押し破られ得る表皮カバーの
縫製部構造であって、前記所定の縫製部における開裂部
位では表皮材の各端部がそのまま縫製され、他の部位で
は表皮材の各端部が折り返された状態で縫製されたこと
を特徴とする。
【０００７】請求項１の発明によれば、開裂部位以外の
他の部位において、表皮材の各端部が折り返された状態
で縫製されているため、縫製強度が開裂部位よりも相対
的に強まる。従って、他の部位における縫製強度を通常
強度に設定すれば、開裂部位における縫製強度が相対的
に通常強度よりも弱まることとなり、該開裂部位がエア
バッグにより簡単に押し破られるようになる。
他の部位において、表皮材の各端部が折り返された状態
で縫製されているため、縫製強度が開裂部位よりも相対
的に強まる。従って、他の部位における縫製強度を通常
強度に設定すれば、開裂部位における縫製強度が相対的
に通常強度よりも弱まることとなり、該開裂部位がエア
バッグにより簡単に押し破られるようになる。
【０００８】請求項２の発明は、請求項１記載の表皮カ
バーの縫製部構造であって、前記表皮材の各端部が、同
じ方向に折り返されて縫製されてなることを特徴とす
る。
バーの縫製部構造であって、前記表皮材の各端部が、同
じ方向に折り返されて縫製されてなることを特徴とす
る。
【０００９】請求項２の発明によれば、請求項１の効果
に加え、同じ方向に折り返されて縫製するという一連の
連続した縫製作業で得ることができるため、従来のよう
に特別なファスナー構造を縫製部の途中に設ける場合に
比べて、表皮カバーの製造作業がとても簡単である。
に加え、同じ方向に折り返されて縫製するという一連の
連続した縫製作業で得ることができるため、従来のよう
に特別なファスナー構造を縫製部の途中に設ける場合に
比べて、表皮カバーの製造作業がとても簡単である。
【００１０】請求項３の発明は、請求項１記載の表皮カ
バーの縫製部構造であって、前記表皮材の各端部が、異
なる方向に折り返されて縫製されてなることを特徴とす
る。
バーの縫製部構造であって、前記表皮材の各端部が、異
なる方向に折り返されて縫製されてなることを特徴とす
る。
【００１１】請求項３の発明によれば、請求項１の効果
に加え、異なる方向に折り返されて縫製するという一連
の連続した縫製作業で得ることができるため、従来のよ
うに特別なファスナー構造を縫製部の途中に設ける場合
に比べて、表皮カバーの製造作業がとても簡単である。
に加え、異なる方向に折り返されて縫製するという一連
の連続した縫製作業で得ることができるため、従来のよ
うに特別なファスナー構造を縫製部の途中に設ける場合
に比べて、表皮カバーの製造作業がとても簡単である。
【００１２】請求項４の発明は、請求項２又は請求項３
記載の表皮カバーの縫製部構造であって、前記表皮材の
各端部の折り返されてなる部分を除き且つ該端部に近接
してなる一般面側が、縫製されてなることを特徴とす
る。
記載の表皮カバーの縫製部構造であって、前記表皮材の
各端部の折り返されてなる部分を除き且つ該端部に近接
してなる一般面側が、縫製されてなることを特徴とす
る。
【００１３】請求項４の発明によれば、請求項２又は請
求項３記載の効果に加え、表皮同士の各端部の折り返さ
れてなる部分を除き且つ該端部に近接してなる一般面側
が、縫製されてなることで、縫製強度がより増すことに
なる。
求項３記載の効果に加え、表皮同士の各端部の折り返さ
れてなる部分を除き且つ該端部に近接してなる一般面側
が、縫製されてなることで、縫製強度がより増すことに
なる。
【００１４】請求項５の発明は、請求項１〜請求項４の
何れかに記載の表皮カバーの縫製部構造であって、他の
部位における表皮材の端部が、折り返し易いように、開
裂部位における表皮材の端部よりも長く裁断されている
ことを特徴とする。
何れかに記載の表皮カバーの縫製部構造であって、他の
部位における表皮材の端部が、折り返し易いように、開
裂部位における表皮材の端部よりも長く裁断されている
ことを特徴とする。
【００１５】請求項５の発明によれば、請求項１〜請求
項４の効果に加え、他の部位における表皮材の端部を、
開裂部位における表皮材の端部よりも長く裁断しておく
ことで、他の部位における表皮材の端部が折り返し易く
なる。
項４の効果に加え、他の部位における表皮材の端部を、
開裂部位における表皮材の端部よりも長く裁断しておく
ことで、他の部位における表皮材の端部が折り返し易く
なる。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の第１実施形態を図１〜図
４に基づいて説明する。１は助手側のシートであり、シ
ートクッション２とシートバック３とから成る。シート
バック３は、表面がシートバックフレームを覆う表皮カ
バー４にて覆われている。この表皮カバー４は、「表皮
材」としての１枚のメイン部５、２枚のメインサイド部
６、２枚のマチ部７を互いに縫製することにより形成さ
れている。
４に基づいて説明する。１は助手側のシートであり、シ
ートクッション２とシートバック３とから成る。シート
バック３は、表面がシートバックフレームを覆う表皮カ
バー４にて覆われている。この表皮カバー４は、「表皮
材」としての１枚のメイン部５、２枚のメインサイド部
６、２枚のマチ部７を互いに縫製することにより形成さ
れている。
【００１７】従って、表皮カバー４には、４本の縫製部
８、９、１０、１１が縦方向に模様となってあらわれ
る。
８、９、１０、１１が縦方向に模様となってあらわれ
る。
【００１８】尚、シートバック３の背面には図示せぬバ
ックパネルが設けられている。
ックパネルが設けられている。
【００１９】そして、４本の縫製部８、９、１０、１１
のうち、最も車幅方向外側（ドア側）に位置する縫製部
８には、開裂部位Ａが途中に設定されている。この開裂
部位Ａを含む縫製部８以外の３本の縫製部９、１０、１
１は、全て通常の縫製強度で縫製されており、シートバ
ック３の長期使用によっても破れないようになってい
る。これに対し、縫製部８の開裂部位Ａの縫製自体の基
本的強度は、他の縫製部９、１０、１１よりも弱く設定
されている。
のうち、最も車幅方向外側（ドア側）に位置する縫製部
８には、開裂部位Ａが途中に設定されている。この開裂
部位Ａを含む縫製部８以外の３本の縫製部９、１０、１
１は、全て通常の縫製強度で縫製されており、シートバ
ック３の長期使用によっても破れないようになってい
る。これに対し、縫製部８の開裂部位Ａの縫製自体の基
本的強度は、他の縫製部９、１０、１１よりも弱く設定
されている。
【００２０】しかしながら、縫製部８における他の部位
Ｂでは、図４に示す通り、メインサイド部６とマチ部７
の各端部６ｂ、７ｂが、開裂部位Ａにおける端部６ａ、
７ａよりも長く裁断されており、且つその長い各端部６
ｂ、７ｂが沿って同じ方向へ折り返されて一緒に縫い糸
１４により縫製されている。
Ｂでは、図４に示す通り、メインサイド部６とマチ部７
の各端部６ｂ、７ｂが、開裂部位Ａにおける端部６ａ、
７ａよりも長く裁断されており、且つその長い各端部６
ｂ、７ｂが沿って同じ方向へ折り返されて一緒に縫い糸
１４により縫製されている。
【００２１】このため、縫製される側が４枚構造となっ
ている他の部位Ｂにおける縫製強度が、縫製される側が
２枚構造となっている開裂部位Ａにおける縫製強度より
も相対的に強まることになる。
ている他の部位Ｂにおける縫製強度が、縫製される側が
２枚構造となっている開裂部位Ａにおける縫製強度より
も相対的に強まることになる。
【００２２】すなわち、縫製部８の開裂部位Ａにおける
縫製強度は、弱く設定されているものの、他の部位Ｂに
おける縫製強度は、縫製される側の強度が向上している
ため、それに伴って、縫製強度が強くなり、他の縫製部
９等と同じ程度の縫製強度になっている。
縫製強度は、弱く設定されているものの、他の部位Ｂに
おける縫製強度は、縫製される側の強度が向上している
ため、それに伴って、縫製強度が強くなり、他の縫製部
９等と同じ程度の縫製強度になっている。
【００２３】従って、結果として、縫製部８では開裂部
位Ａのみが弱い縫製強度のままになるため、車両衝突時
に該開裂部位Ａの縫い糸１４がエアバッグ１３の膨張力
により裂断し、図１に示すように、シートバック３の外
に飛び出すことを可能にしている。
位Ａのみが弱い縫製強度のままになるため、車両衝突時
に該開裂部位Ａの縫い糸１４がエアバッグ１３の膨張力
により裂断し、図１に示すように、シートバック３の外
に飛び出すことを可能にしている。
【００２４】次に、この縫製部８の縫製作業を図４に基
づいて説明する。まず、メインサイド部６とマチ部７の
各端部６ａ、６ｂ、７ａ、７ｂ同士を、表面側を合わせ
た状態で重ねる。そして、他の部位Ｂの各端部６ｂ、７
ｂだけを同じ方向に折り返した状態で、縫製部８の全体
（開裂部位Ａ＋他の部位Ｂ）を連続して縫い糸１４によ
り縫製する。縫製したものを裏返しにすれば、それぞれ
図２及び図３に示すような構造になる。折り返された部
分は縫製部８の裏側に位置するため、表皮カバー４の外
部から見えず、見映えを低下されることはない。
づいて説明する。まず、メインサイド部６とマチ部７の
各端部６ａ、６ｂ、７ａ、７ｂ同士を、表面側を合わせ
た状態で重ねる。そして、他の部位Ｂの各端部６ｂ、７
ｂだけを同じ方向に折り返した状態で、縫製部８の全体
（開裂部位Ａ＋他の部位Ｂ）を連続して縫い糸１４によ
り縫製する。縫製したものを裏返しにすれば、それぞれ
図２及び図３に示すような構造になる。折り返された部
分は縫製部８の裏側に位置するため、表皮カバー４の外
部から見えず、見映えを低下されることはない。
【００２５】このように、前記縫製部８を一連の連続し
た縫製作業で得ることができるため、従来のように特別
なファスナー構造を縫製部の途中に設ける場合に比べ
て、表皮カバー４の製造作業がとても簡単である。
た縫製作業で得ることができるため、従来のように特別
なファスナー構造を縫製部の途中に設ける場合に比べ
て、表皮カバー４の製造作業がとても簡単である。
【００２６】図５は、この発明の第２実施形態を示す図
である。この実施形態では、他の部位Ｂにおける各端部
６ｂ、７ｂをそれぞれ異なる方向へ折り返して縫製した
ものである。このようにしても、先の第１実施形態と同
じ作用効果が得られる。
である。この実施形態では、他の部位Ｂにおける各端部
６ｂ、７ｂをそれぞれ異なる方向へ折り返して縫製した
ものである。このようにしても、先の第１実施形態と同
じ作用効果が得られる。
【００２７】図６は、この発明の第３実施形態を示す図
である。この実施形態では、メインサイド部６とマチ部
７の各端部６ｂ、７ｂの、後述する折り返されてなる部
分を除き且つ該端部６ｂ、７ｂに近接してなる一般面側
の表面側を合わせた状態で重ねて、縫い糸１５により縫
製し、次いで、該端部６ｂ、７ｂだけを同じ方向に折り
返した状態で、図３に示すように、縫製部８の全体（開
裂部位Ａ＋他の部位Ｂ）を連続して縫い糸１４により縫
製したものである。このようにしても、先の第１実施形
態と同じ作用効果が得られる。
である。この実施形態では、メインサイド部６とマチ部
７の各端部６ｂ、７ｂの、後述する折り返されてなる部
分を除き且つ該端部６ｂ、７ｂに近接してなる一般面側
の表面側を合わせた状態で重ねて、縫い糸１５により縫
製し、次いで、該端部６ｂ、７ｂだけを同じ方向に折り
返した状態で、図３に示すように、縫製部８の全体（開
裂部位Ａ＋他の部位Ｂ）を連続して縫い糸１４により縫
製したものである。このようにしても、先の第１実施形
態と同じ作用効果が得られる。
【００２８】図７は、この発明の第４実施形態を示す図
である。この実施形態では、メインサイド部６とマチ部
７の各端部６ｂ、７ｂの、後述する折り返されてなる部
分を除き且つ該端部６ｂ、７ｂに近接してなる一般面側
の表面側を合わせた状態で重ねて、縫い糸１５により縫
製し、次いで、該端部６ｂ、７ｂだけをそれぞれ異なる
方向へ折り返した状態で、図５に示すように、縫製部８
の全体（開裂部位Ａ＋他の部位Ｂ）を連続して縫い糸１
４により縫製したものである。このようにしても、先の
第１実施形態と同じ作用効果が得られる。
である。この実施形態では、メインサイド部６とマチ部
７の各端部６ｂ、７ｂの、後述する折り返されてなる部
分を除き且つ該端部６ｂ、７ｂに近接してなる一般面側
の表面側を合わせた状態で重ねて、縫い糸１５により縫
製し、次いで、該端部６ｂ、７ｂだけをそれぞれ異なる
方向へ折り返した状態で、図５に示すように、縫製部８
の全体（開裂部位Ａ＋他の部位Ｂ）を連続して縫い糸１
４により縫製したものである。このようにしても、先の
第１実施形態と同じ作用効果が得られる。
【００２９】
【発明の効果】この発明によれば、開裂部位以外の他の
部位において、表皮材の各端部が折り返された状態で縫
製されているため、縫製強度が開裂部位よりも相対的に
強まることになり、他の部位における縫製強度を通常強
度に設定すれば、開裂部位における縫製強度が相対的に
通常強度よりも弱まることとなり、該開裂部位がエアバ
ッグにより簡単に押し破られるようになる。
部位において、表皮材の各端部が折り返された状態で縫
製されているため、縫製強度が開裂部位よりも相対的に
強まることになり、他の部位における縫製強度を通常強
度に設定すれば、開裂部位における縫製強度が相対的に
通常強度よりも弱まることとなり、該開裂部位がエアバ
ッグにより簡単に押し破られるようになる。
【００３０】また、この発明の縫製構造は一連の連続し
た縫製作業で得ることができるため、従来のように特別
なファスナー構造を縫製部の途中に設ける場合に比べ
て、表皮カバーの製造作業がとても簡単である。
た縫製作業で得ることができるため、従来のように特別
なファスナー構造を縫製部の途中に設ける場合に比べ
て、表皮カバーの製造作業がとても簡単である。
【図１】この発明の第１実施形態に係る車両シートを示
す斜視図。
す斜視図。
【図２】縫製部の開裂部位を示す断面図。
【図３】縫製部の他の部位を示す断面図。
【図４】縫製作業中における表皮材端部の重ね合わせ状
態を示す斜視図。
態を示す斜視図。
【図５】この発明の第２実施形態を示す図３相当の断面
図。
図。
【図６】この発明の第３実施形態を示す図３相当の断面
図。
図。
【図７】この発明の第４実施形態を示す図３相当の断面
図。
図。
３ シートバック ４ 表皮カバー ５ メイン部（表皮材） ６ メインサイド部（表皮材） ６ａ 開裂部位の端部 ６ｂ 他の部位の端部 ７ マチ部（表皮材） ８〜１１ 縫製部 １３ エアバッグ １４、１５ 縫い糸 Ａ 開裂部位 Ｂ 他の部位
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の表皮材を縫製してシートバックフ
レームを覆う表皮カバーが形成され、該表皮カバーの所
定の縫製部に設定された開裂部位が、外部に飛び出すエ
アバッグにより押し破られ得る表皮カバーの縫製部構造
であって、 前記所定の縫製部における開裂部位では表皮材の各端部
がそのまま縫製され、他の部位では表皮材の各端部が折
り返された状態で縫製されたことを特徴とする表皮カバ
ーの縫製部構造。 - 【請求項２】 請求項１記載の表皮カバーの縫製部構造
であって、 前記表皮材の各端部が、同じ方向に折り返されて縫製さ
れてなることを特徴とする表皮カバーの縫製部構造。 - 【請求項３】 請求項１記載の表皮カバーの縫製部構造
であって、 前記表皮材の各端部が、異なる方向に折り返されて縫製
されてなることを特徴とする表皮カバーの縫製部構造。 - 【請求項４】 請求項２又は請求項３記載の表皮カバー
の縫製部構造であって、 前記表皮材の各端部の折り返されてなる部分を除き且つ
該端部に近接してなる一般面側が、縫製されてなること
を特徴とする表皮カバーの縫製部構造。 - 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項に記載の表
皮カバーの縫製部構造であって、 他の部位における表皮材の端部が、折り返し易いよう
に、開裂部位における表皮材の端部よりも長く裁断され
ていることを特徴とする表皮カバーの縫製部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8291967A JPH10129396A (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | 表皮カバーの縫製部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8291967A JPH10129396A (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | 表皮カバーの縫製部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10129396A true JPH10129396A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17775791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8291967A Pending JPH10129396A (ja) | 1996-11-01 | 1996-11-01 | 表皮カバーの縫製部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10129396A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005328991A (ja) * | 2004-05-19 | 2005-12-02 | Toyota Boshoku Corp | 表皮端部の接合構造 |
| DE102018213496A1 (de) * | 2018-08-10 | 2020-02-13 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeug |
-
1996
- 1996-11-01 JP JP8291967A patent/JPH10129396A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005328991A (ja) * | 2004-05-19 | 2005-12-02 | Toyota Boshoku Corp | 表皮端部の接合構造 |
| JP4556487B2 (ja) * | 2004-05-19 | 2010-10-06 | トヨタ紡織株式会社 | 表皮端部の接合構造 |
| DE102018213496A1 (de) * | 2018-08-10 | 2020-02-13 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeug |
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