JPH1053081A - 車両用エアバッグ装置及びそのエアバッグ - Google Patents

車両用エアバッグ装置及びそのエアバッグ

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JPH1053081A
JPH1053081A JP21143696A JP21143696A JPH1053081A JP H1053081 A JPH1053081 A JP H1053081A JP 21143696 A JP21143696 A JP 21143696A JP 21143696 A JP21143696 A JP 21143696A JP H1053081 A JPH1053081 A JP H1053081A
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JP
Japan
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opening
airbag
inflator
tongue piece
outer peripheral
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JP21143696A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Matsuhashi
俊明 松橋
Kazumi Isaji
和美 伊佐治
Yutaka Ohashi
豊 大橋
Kiyoshi Sugimura
清 杉村
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 舌片と共にエアバッグを構成するエアバッグ
本体においてインフレータを挿入するために形成される
開口部のシール性を、余分な構成部材を採用することな
く、高めるようにした車両用エアバッグ装置及びそのエ
アバッグを提供することを目的とする。 【解決手段】 エアバッグの舌片70は、エアバッグ本
体60の開口部60aの開口壁部62cから一体に延出
してなるので、この舌片70の外周縁部71は、これに
対応するエアバッグ本体60の上下両壁の外周縁部と共
に縫製部70aとして縫製されている。これにより、イ
ンフレータを開口部60aに挿入しても、このインフレ
ータの吐出ガスに対するシール性を高め得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用エアバッグ
装置及びそのエアバッグに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の助手席等に配置される
エアバッグ装置としては、実開平5−82710号公報
にて開示されたものがある。このエアバッグ装置では、
エアバッグに筒状開口部を設け、この筒状開口部内にイ
ンフレータのリテーナを収納するとともに、このリテー
ナ内に、筒状開口部の両端挿入口の一方からインフレー
タを挿入するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
エアバッグ装置では、上述のごとくインフレータを挿入
しても、筒状開口部の両端挿入口は、開いたままになる
ため、これら両端挿入口をそれぞれリングにより塞い
で、開口部を外部からシールするようになっている。
【0004】しかし、これによると、開口部のシールを
確保できるとしても、リングの採用が必須となり、部品
点数の増加やこれに伴う重量及びコストの増大を招くと
いう不具合がある。これに対しては、エアバッグ本体
と、このエアバッグ本体の開口部の一側開口壁部から延
出する舌片とにより構成したエアバッグを採用し、イン
フレータを、エアバッグ本体の開口部内に挿入した後、
この開口部を、舌片によりインフレータを覆うようにし
て閉じるようにすることも考えられる。
【0005】この場合、開口部は、舌片の先端部を開口
部の他側開口壁部に重ね合わせることにより閉じられ
る。しかし、このような状態で、インフレータがガスを
吐出すると、このガスが舌片と開口部の他側開口壁部と
の重ね合わせ部分の間から外部に漏れ、シール性(気密
性)に欠けるという不具合を生ずる。特に、インフレー
タのガス吐出口が開口部の幅方向端部に位置している
と、この幅方向端部からのガスの漏洩が著しい。
【0006】その結果、エアバッグが、その内圧不足に
より円滑に膨れず、展開不十分となり保護機能の低下を
招く。これに対し、開口部の開口面積を小さくすると、
シール性は向上するものの、インフレータを開口部に挿
入しにくい。また、開口部の開口面積を小さくすること
なく、舌片の先端部及び開口部の他側開口壁部を、ガス
吐出口側にて相互に縫製しシールすることも考えられ
る。
【0007】しかし、この縫製後にインフレータを開口
部に挿入しようとすると、開口部が狭くなっているた
め、挿入しにくい。一方、インフレータを開口部に挿入
した後に上記縫製を施すようにすると、インフレータが
邪魔になり縫製しにくいという不具合が生ずる。そこ
で、本発明は、以上のようなことに対処するため、舌片
と共にエアバッグを構成するエアバッグ本体においてイ
ンフレータを挿入するために形成される開口部のシール
性を、余分な構成部材を採用することなく、高めるよう
にした車両用エアバッグ装置及びそのエアバッグを提供
することを目的とする。
【0008】また、本発明は、さらに、エアバッグ本体
の開口部にインフレータを容易に挿入し得るようにした
車両用エアバッグ装置及びそのエアバッグを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1及び2に記載の発明によれば、エアバッグ
の舌片が、そのエアバッグ本体の開口部の幅方向両端部
側の各外周縁部の少なくとも一方にて、これに対するエ
アバッグ本体の対応部に取り付けられている。これによ
り、開口部の幅方向両端部の少なくとも一方が確実にシ
ールされ得る。従って、インフレータがガスをエアバッ
グ本体の開口部内に噴出しても、このガスが外部に漏れ
ることがなく、エアバッグ本体のシール性を高めること
ができる。その結果、エアバッグの内圧を十分に確保し
つつ、エアバッグを円滑に展開させ得る。
【0010】また、上述のごとく、舌片の外周縁部をエ
アバッグ本体の対応部に取り付けるのみ故、余分な部品
点数の増加を招くこともない。ここで、請求項2に記載
の発明のように、舌片の各外周縁部の少なくとも一方
が、開口部の幅方向に外方へ広がっており、この開口部
が、インフレータを挿入し易い程度に広く形成されてお
れば、インフレータの開口部への挿入作業を容易にしつ
つ、上記シール性をより一層高め得る。
【0011】また、請求項3及び4に記載の発明によれ
ば、請求項1及び2に記載の発明の作用効果を達成し得
るエアバッグを備えたエアバッグ装置の提供が可能とな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る側突型エアバ
ッグ装置Sが車両の運転席10のシートバック10aの
右側側壁11の上下方向中間部位内に組み付けられてい
る。なお、シートバック10aの右側側壁11は、図1
及び図2にて示すごとく、当該車両の右側リアドア20
aとこのリアドア20a及び右側フロントドア20b間
に位置する右側センターピラー20cとの双方に対向し
ている。
【0013】エアバッグ装置Sは、図2及び図3にて示
すごとく、ケーシングCを備えており、このケーシング
Cは、断面略コ字状のケーシング部材30と、カバー部
材40とを有するように、弾性合成樹脂材料でもって略
L字状に一体成形されている。なお、ケーシングCは、
シートバック10aの表皮10bの右側側壁部分により
覆われている。
【0014】ケーシング部材30は、その前部31aに
て、シートバック10aの右側側壁11に形成した凹所
11a内に収容されており、このケーシング部材30
は、その略L字状後部31b底壁から延出する各ボルト
32aと各ナット32bとの締着により、シートバック
10a内のフレームの一部12に取り付けられている。
カバー部材40は、その後縁41にて、ケーシング部材
30の後壁33と一体となり、この後壁33に、回動し
ながら開閉できるようにヒンジ連結されている。なお、
カバー部材40は、その前縁に形成したクランク状係合
部42にて、ケーシング部材30の前縁内壁に形成した
溝状被係合部34内に係脱可能に係合している。
【0015】インフレータ50は、図3にて示すごと
く、ケーシング部材30の後部31b内にて、エアバッ
グBの開口部60a(後述する)に収納されて、そのリ
テーナ51にて、ケーシング部材30の後部31b底壁
を介し、各ボルト32aと各ナット32bとの締着によ
り上記フレームの一部12に支持固定されている。ここ
で、インフレータ50の軸方向が、エアバッグBの開口
部60aの幅方向(シートバック10aの上下方向)に
一致している。なお、インフレータ50のガス吐出口
は、インフレータ50のコネクタ端面52とは反対側端
面53に設けられており、コネクタ端面52には、外部
電源に接続するためのコネクタ52aが装着されている
(図9(a)参照)。
【0016】次に、エアバッグBの構成につき、図4乃
至図8を参照して、詳細に説明する。エアバッグBは、
開口部60aを有する略四角形状のエアバッグ本体60
と、このエアバッグ本体60の開口部60aから延出す
る略台形形状の舌片70とにより構成されている。ここ
で、舌片70の後述するエアバッグ本体60との縫製処
理を前提に、開口部60aの開口面積は、インフレータ
50を開口部60aの幅方向に挿入し易いように十分に
広くしてある。
【0017】エアバッグ本体60は、互いに一体な上下
両壁61、62を備えており、上下両壁61、62は、
図5にて示すごとく、その境界線(以下、折り畳み線R
という)に対しほぼ対称的な形状となっている。ここ
で、上下両壁61、62は、開口部60a側の折り畳み
線R近傍にて、それぞれ、外周縁部61a、62aを備
えており、これら外周縁部61a、62aは、互いにV
字状となるように、折り畳み線Rを基準に対称的に形成
されている。
【0018】また、上壁61の内面には、両補強布61
bが、互いに重ね合わされて開口部60a近傍にて、補
強部Haとして縫製されており、一方、下壁62及び舌
片70の両内面には、両補強布62bが、互いに重ね合
わされて、開口部60a近傍にて,補強部Hbとして縫
製されている。舌片70は、図5にて示すごとく、下壁
62の開口部60a側外周縁部62c(以下、開口部6
0aの開口壁部62cという)から一体に延出してなる
ので、この舌片70の外周縁のうち折り畳み線R側外周
縁部71は、下壁62の外周縁部62aと共にV字状と
なるように、開口壁部62cと舌片70との境界線(以
下、折り畳み線R1という)を基準に対称的に形成され
ている。
【0019】この場合、外周縁部71は、図5にて図示
状態にあるとき、外周縁部61aと平行となっている。
また、舌片70の外周縁部71とは他側に位置する外周
縁部72は、折り畳み線R1と直交している。なお、エ
アバッグ本体60及び舌片70の各縫い代は、エアバッ
グ本体60の内側に位置している(図4参照)。次に、
エアバッグBの縫製方法について説明する。
【0020】エアバッグ本体60の上壁61、62及び
舌片70に対応する形状の主布材M並びに各補強布61
b、62bに対応する形状の各補強布材S1、S2を準
備する(図5及び図6参照)。なお、主布材M及び各補
強布材S1、S2としては、ナイロン、ポリエステル等
の合成繊維、植物繊維、動物繊維等の繊維が採用されて
いる。
【0021】そして、主布材Mの両補強部Ha、Hbに
対する各対応部に、図5にて図示紙面の裏側から両補強
布材S1及び両補強布材S2をそれぞれ重ね合わせて、
補強部Ha及びHbとして縫製a及びbする。然る後、
主布材Mを折り畳み線Rを基準に折り畳んで、上壁61
を下壁62上に折り畳んだ状態にする(図7参照)。さ
らに、主布材Mを折り畳み線R1を基準に折り畳んで、
舌片70を上壁61上に補強部Haの一部を介し補強部
Hbと共に折り畳んだ状態にする(図7参照)。このと
き、舌片70の外周縁部71、上壁61の外周縁部61
a及び下壁62の外周縁部62aが互いに重なった状態
となる。
【0022】ついで、このように重なった状態にある上
下両壁61、62の各外周縁部61b、62b及び舌片
70の外周縁部71を、図7にて示すごとく、縫製部7
0aとして縫製cする。さらに、上下両壁61、62の
残りの各外周縁部を縫製dする。このような縫製後、上
下両壁61、62を舌片70と共に裏返して、図4にて
示すエアバッグBとする。なお、上壁61の補強部Ha
に対する対応部及び補強部Haには両取り付け穴部61
cが形成され、舌片70の補強部Hbに対する対応部及
び補強部Hbには、両取り付け穴部62dが、両取り付
け穴部61cに対応する位置にて形成される。
【0023】このようにして縫製したエアバッグBに対
するインフレータ50の挿入は、次のようにして行う。
まず、舌片70を、図9(a)にて示すように、エアバ
ッグ本体60の上壁61の開口部60a内からこの開口
部60aを開くように、引っ張り出す。然る後、インフ
レータ50の軸方向が開口部60aの幅方向に沿うよう
に、インフレータ50を開口部60a内に挿入する。そ
して、舌片70を、インフレータ50をくるむようにこ
れに沿わせ、その先端部にて上壁61の開口壁部62c
の内側に入れてこれと重ね合わせる。そして、舌片70
の各取り付け穴部62d及び上壁61の各取り付け穴部
61c内に、リテーナ51の各ボルト32aを挿入する
(図9(b)、図10、図11参照)。
【0024】この場合、上述のごとく、舌片70のエア
バッグ本体60に対する縫製のもと、開口部60aの開
口面積は、インフレータ50を開口部60a内にその幅
方向に挿入し易い広さになっている。このため、インフ
レータ50の開口部60aへの挿入及び両ボルト32a
の各両取り付け穴部61c、62d内への挿入が容易に
なされ得る。
【0025】このような状態では、インフレータ50
が、そのガス吐出口にて、舌片70及びエアバッグ本体
60の縫製部70aの内側に位置している。その後、エ
アバッグBを折り畳み、この折り畳んだエアバッグB
を、インフレータ50と共に、両ボルト32aをケーシ
ング部材30の貫通穴部に挿通しながらこのケーシング
部材30に収納して、カバー部材40により閉じる。そ
して、ケーシングCをその前部31aにてシートバック
10aの凹所11a内に収納し、両ボルト32aを上記
フレームの一部12に挿通し、各ナット32bとの締着
により当該フレームに支持する。
【0026】このように支持したエアバッグ装置におい
て、インフレータ50がガスをエアバッグ本体60の開
口部60a内に噴出しても、開口部60a幅方向一端が
縫製部70aによりシールされているので、この開口部
60aの幅方向一端からガスが漏れることはない。ま
た、縫製部70aを設けてあるため、上壁61及び舌片
70の重なり状態を確保し易い。しかも、舌片70は、
フレームの一部12を介し、ボルト32aとナット32
bとの締着により、上壁61上に挟持されている。
【0027】このため、開口部60aがガス圧により膨
らむと、開口部60aの開口壁部62c及び舌片70が
密着して開口部60a全体のシール性を高める。従っ
て、ガスが回り込んで開口部60aの他の部分から漏れ
ることもない。よって、エアバッグBは、十分なガス圧
のもと、シートバック10aの前方に向けこのシートバ
ック10aとセンターピラーやフロントドアの間の隙間
に逸速く迅速に展開し得る(図1及び図2参照)。その
結果、運転席10に着座した乗員をエアバッグBにより
確実に保護され得る。
【0028】また、余分な構成部材を採用することな
く、舌片70をエアバッグ本体60に縫製cするのみ
で、開口部60aのシール性を十分に確保できる。従っ
て、部品点数の増大を招くことがなく、コストや重量の
増大を防止できる。図12及び図13は上記実施の形態
の第1変形例を示している。この第1変形例では、上記
実施形態にて述べた図8に示す折り畳み状態とは異な
り、舌片70を折り畳み線R1を基準に上下両壁61、
62間に折り畳む。そして、互いに重なっている上壁6
1の外周縁部61a、舌片70の外周縁部71及び下壁
62の外周縁部62aを縫製し上記縫製部70aとす
る。
【0029】その後、上記実施形態と同様に縫製dを行
った上、上下両壁61、62を舌片70と共に裏返す。
これにより、舌片70は、上記実施形態とは異なり、上
壁61にその外側にて重なっている状態となる。その他
の構成は上記実施形態と同様である。このように構成し
た本第1変形例においても、舌片70を開口部60aを
開くように引っ張り、上記実施形態と同様に、インフレ
ータ50を開口部60a内に収納する。これにより、上
記実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0030】図14乃至図16は、上記実施形態の第2
変形例を示している。この第2変形例では、上記実施形
態にて述べたエアバッグBにおいて、舌片70に代え
て、舌片70Aが採用されている。この舌片70Aは、
舌片70において、外周縁部71に対向する外周縁部7
3が、下壁62の外周縁部62eと共にV字状となるよ
うに、折り畳み線R1を基準に対称的に形成されてい
る。また、下壁62及び舌片70Aの境界部には、図1
4にて示すごとく、貫通孔62fが形成されている。
【0031】しかして、上記実施形態と同様に、上壁6
1を下壁62上に折り畳んだ後、両縫製c、dに加え、
互いに重ね合わせられた舌片70の外周縁部73、上下
両壁61、62の各外周縁部61d、62eを縫製部7
0bとして縫製eする。その後、上下両壁61、62及
び舌片70Aを裏返し、図16にて示すようなエアバッ
グBとする。ここで、舌片70A及び上下両壁61、6
2の縫い代は、エアバッグBの内側に位置している。
【0032】このエアバッグB内にインフレータ50を
挿入するにあたっては、開口部60aを開くように舌片
70Aの中央部を上下両壁61、62の間から引っ張り
出す。その後、上記実施形態と同様にインフレータ50
を開口部60a内に挿入し、インフレータ50のコネク
タのリード線を貫通孔62fを通し取り出す。ついで、
舌片70Aの中央部を上壁61の内側に押し込んで、イ
ンフレータ50の各ボルト32aを、舌片70A及び上
壁61の各両取り付け孔部内に挿入する。その後、上記
実施形態と同様にケーシングC内にエアバッグBを収納
してフレームの一部12に支持する。その他の構成は上
記実施形態と同様である。
【0033】このように構成した本第2変形例では、開
口部60aが、その両端に位置する両縫製部70a、7
0bによりシールされているので、インフレータ50の
ガス漏れをより一層確実に防止できる。また、上記実施
形態にて述べたように開口部60aの開口面積がとって
あるから、開口部60aの両端が縫製されていても、イ
ンフレータ50の開口部60a内への挿入が容易であ
る。なお、この第2変形例においては、舌片70Aを開
口部60aの開口壁部62cに内側から重ねて縫製した
後、上下両壁を裏返し舌片70Aを外側に位置させるよ
うにしてもよい。
【0034】なお、本発明の実施にあたっては、エアバ
ッグ装置Sは、シートバック10aに限らず、例えば、
右側フロントドア20b内に収納するようにしてもよ
い。また、本発明の実施にあたり、エアバッグ装置S
は、側突型に限ることなく、各種のエアバッグ装置に本
発明を適用して実施してもよい。また、本発明の実施に
あたり、上記実施形態にて述べた舌片70の外周縁部7
1は、外周縁部62aと共にV字状となる形状に限るこ
となく、例えば、折り畳み線R1に直交する外周縁部で
あってもよく、また、湾曲状のものであってもよい。
【0035】また、本発明の実施にあたっては、上記各
実施形態にてエアバッグBに施した各縫製は、接着剤に
よる接着で代用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用側突型エアバッグ装置の一
実施形態が運転席のシートバックの右側側壁内に組み付
けられた状態を示す斜視図である。
【図2】図1にて2−2線に沿う部分拡大断面図であ
る。
【図3】図2のエアバッグ装置の断面図である。
【図4】図3のエアバッグの縫製完了時の平面図であ
る。
【図5】図3のエアバッグを形成する主布及び各補強布
の折り畳み前の平面図である。
【図6】図5の主布及び各補強布の側面図である。
【図7】図5の主布及び各補強布を折り畳んで縫製した
状態を示す平面図である。
【図8】図7の8−8線に沿う断面図である。
【図9】(a)は図7のエアバッグの開口部にインフレ
ータを挿入する前の状態を示す斜視図であり、(b)
は、エアバッグの開口部にインフレータを挿入した状態
を示す斜視図である。
【図10】図9(a)のエアバッグの平面図である。
【図11】図10にて11−11線に沿う断面図であ
る。
【図12】上記実施形態の第1変形例を示すエアバッグ
の平面図である。
【図13】図12にて13−13線に沿う断面図であ
る。
【図14】上記実施形態の第2変形例を示す主布及び各
補強布の折り畳み前の平面図である。
【図15】図14の主布を折り畳み線R、R1を基準に
折り畳んで縫製した状態を示す平面図である。
【図16】図15の主布を裏返してエアバッグとした状
態を示す平面図である。
【符号の説明】
50…インフレータ、60…エアバッグ本体、60a…
開口部、62c…開口壁部、70…舌片、71、72、
73…外周縁部、エアバッグ…B、S…エアバッグ装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉村 清 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用エアバッグ装置(S)のインフレ
    ータ(50)を挿入する開口部(60a)を有してなる
    エアバッグ本体(60)と、 前記開口部の幅方向と交差してその一側開口壁部(62
    c)から前記インフレータを覆うように延出されて前記
    開口部の他側開口壁部に先端部にて重ね合わされる舌片
    (70)とを備えるエアバッグにおいて、 前記舌片が、その前記開口部の幅方向両端部側各外周縁
    部(71、72、73)の少なくとも一方にて、これに
    対する前記エアバッグ本体の対応部に取り付けられてい
    ることを特徴とする車両用エアバッグ装置のためのエア
    バッグ。
  2. 【請求項2】 前記舌片の前記各外周縁部の少なくとも
    一方が、前記開口部の幅方向に外方へ広がっており、 前記開口部が、前記インフレータを挿入し易い程度に広
    く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車
    両用エアバッグ装置のためのエアバッグ。
  3. 【請求項3】 インフレータ(50)と、 このインフレータを挿入した開口部(60a)を有する
    エアバッグ本体(60)と、前記開口部の幅方向と交差
    してその一側開口壁部(62c)から前記インフレータ
    を覆うように延出されて前記開口部の他側開口壁部に先
    端部にて重ね合わされた舌片(70)とを有するエアバ
    ッグ(B)と、 前記舌片の先端部と前記開口部の他側開口壁部とを通し
    前記インフレータから軸状に延出する延出部材にて静止
    部材(12)に固定するようにした車両用エアバッグ装
    置において、 前記舌片が、その前記開口部の幅方向両端部側各外周縁
    部の少なくとも一方にて、これに対する前記エアバッグ
    本体の対応部に取り付けられていることを特徴とする車
    両用エアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 前記舌片の前記各外周縁部の少なくとも
    一方が、前記開口部の幅方向に外方へ広がっており、 前記開口部が、前記インフレータを挿入し易い程度に広
    く形成されていることを特徴とする請求項3に記載の車
    両用エアバッグ装置。
JP21143696A 1996-08-09 1996-08-09 車両用エアバッグ装置及びそのエアバッグ Pending JPH1053081A (ja)

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