JP3119820B2 - 車両用シートのエアバッグ装置 - Google Patents

車両用シートのエアバッグ装置

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JP3119820B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/207Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle seats

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の側面衝突の
際に、シートバック等に設けたエアバッグを展開させる
ことにより、車体側壁から受ける衝撃荷重を緩和して乗
員を保護することができる車両用シートのエアバッグ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の側面衝突の際に、その衝撃
荷重により変形するドア等の車体側壁と着座者との直接
的な衝撃を回避するために、例えば特開平4−5005
2号公報等で知られているような種々のエアバッグ装置
が提案されている。
【0003】シートバックを例にしてその構造を説明す
ると、まずシートバック内部のシートバックフレームの
側部に、エアバッグとインフレータを内蔵した構造のエ
アバッグモジュールを取付けると共に、該シートバック
フレームにパッド材を取付け、最後にエアバッグモジュ
ール及びパッド材を取付けたシートバックフレーム全体
を表皮材により覆った構造となっている。この表皮材は
複数の部材から成るもので、各部材を上下方向に沿う接
合部(縫製部)を介して袋状に一体化したものである。
【0004】そして、表皮材の複数の縫製部のうち、エ
アバッグの展開方向(前方)に位置する縫製部が正規の
開裂位置であり、車両衝突時に膨張したエアバッグによ
り該縫製部が開裂し、そこからエアバッグが前方へ展開
するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、エアバッグの展開方向に位
置する正規の縫製部をエアバッグにより開裂させる構造
になっているものの、膨張するエアバッグの力は展開方
向にある正規の縫製部だけでなく、その付近に位置する
別の縫製部にも作用するため、場合よっては正規の縫製
部以外の意図せぬ縫製部が開裂してしまうおそれがあ
る。展開方向以外の縫製部が開裂すると、エアバッグが
正規の方向へ展開しなくなるため好ましくない。そのた
めに、従来は展開方向にある正規の縫製部の近くに別の
縫製部を設定することが困難で、表皮材のデザイン的自
由度が制限されていた。
【0006】また、エアバッグの膨張力により表皮材が
縫製部以外の途中部位から開裂するおそれもある。その
ため、表皮材全体を高強度部材で形成する必要がある。
つまり、一部のみを高強度部材にすると、その部分だけ
目立ち、見映えが悪くなるため、表皮材全体を高強度部
材で形成しなければならず、コストの面で大変に不利と
なる。
【0007】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、見映えの低下を招くことなく、
正規の接合部だけを確実に開裂させることができる車両
用シートのエアバッグ装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
シートバックのシートバックフレーム及びパッド材を覆
う表皮材が、少なくとも、シートバックの前面中央部位
を覆うメイン部と、シートバックの前面両側部位を覆う
メインサイド部と、シートバックの側面部位を覆うマチ
部と、シートバックの背面部位を覆うバック部とから成
っていると共に、それぞれの対応端同士が上下方向に沿
う接合部で接合されており、且つ該シートバックフレー
ムの車幅方向外側部に、前方へ展開するエアバッグ及び
ガス発生用のインフレータを内蔵したエアバッグモジュ
ールが取付けられ、マチ部の裏側の少なくともエアバッ
グモジュールに対応する部位に、強度がマチ部以上で且
つ伸縮性がマチ部以下の補強シートを設けると共に、該
補強シートの対応端もマチ部の両端の接合部で各々接合
した車両用シートのエアバッグ装置であって、前記マチ
部が2つ以上の部材から形成され、マチ部の途中部位に
該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1本以上の
接合部が上下方向に沿って形成されている。
【0009】請求項1記載の発明によれば、マチ部の裏
側に設けられている補強シートが、マチ部以上の強度で
且つマチ部以下の伸縮性を有しているため、エアバッグ
の膨張力はこの補強シートにて受け止められることとな
り、マチ部には直接的に加わらない。つまり、補強シー
トは高強度のため破れるおそれがなく、また伸縮性が低
いため膨張力を全て受け止めることができるため、マチ
部に膨張力が直接的に作用することがなく、マチ部が接
合部以外の途中部分から開裂することはない。更に、補
強シートの前後の対応端もマチ部の前後の接合部で接合
されており、エアバッグの膨張力は補強シートを介して
マチ部の前後の接合部へ加わることになるが、エアバッ
グの展開方向が前方のため、前方にある正規の接合部に
加わる力の方が大きくなり、該正規の接合部が確実に開
裂することとなる。
【0010】更に、マチ部の裏側に補強シートが設けら
れているため、マチ部の途中に別の接合部を設定して
も、その接合部から開裂することはない。従って、正規
の接合部の近くに別の接合部を設けることが可能とな
り、表皮材のデザイン的自由度が向上する。加えて、表
皮材は補強シートを、外側からは見えない裏側に備えて
いるため、見映えの点で優れている。また、補強シート
の対応端がそれぞれ縫製部へ一緒に縫合されているた
め、該補強シートが表皮材と一体化し、該表皮材でシー
トバックフレーム及びパッド材を包む作業が容易であ
る。
【0011】尚、この発明の構造は、上記の構成さえ備
えていれば、バック部の裏側、メイン部の裏側にそれぞ
れ補強シートを設けても良いし、補強シートを設けたバ
ック部及びメイン部の途中に別の接合部を設定しても良
い(請求項2〜5)。
【0012】請求項7記載の発明は、マチ部及びメイン
サイド部の両方の裏側の少なくともエアバッグモジュー
ルに対応する部位に、強度がマチ部及びメインサイド部
以上で且つ伸縮性がマチ部及びメインサイド部以下の補
強シートをそれぞれ設けると共に、該補強シートの各対
応端もマチ部とメインサイド部の両端の接合部で各々接
合し、且つ、マチ部とメインサイド部との接合部に接合
力低下手段を施したものである。
【0013】請求項7記載の発明によれば、マチ部及び
メインサイド部の両方の裏側にそれぞれ補強シートを設
けたため、マチ部及びメインサイド部がそれぞれ接合部
以外の途中部分から開裂することはない。また、マチ部
とメインサイド部との正規の接合部に接合力低下手段が
施されているため、エアバッグの膨張力により該正規の
接合部が確実に開裂する。
【0014】更に、マチ部及びメインサイド部の裏側に
補強シートが設けられているため、マチ部及びメインサ
イド部の途中に別の接合部を設定しても、その接合部か
ら開裂することはない。尚、この発明の構造は、上記の
構成さえ備えていれば、バック部の裏側、メイン部の裏
側にそれぞれ補強シートを設けても良いし、補強シート
を設けたバック部及びメイン部の途中に別の接合部を
定しても良い(請求項8〜17)。
【0015】請求項18記載の発明は、メインサイド部
の裏側の少なくともエアバッグモジュールに対応する部
位に、強度がメインサイド部以上で且つ伸縮性がメイン
サイド部以下の補強シートを設けると共に、該補強シー
トの対応端もメインサイド部の両端の接合部で接合し、
前記メインサイド部の両端の接合部のうち、マチ部側の
接合部に接合力低下手段を施し、更にメインサイド部が
2つ以上の部材から形成され、メインサイド部の途中部
位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1本以
上の接合部が上下方向に沿って形成されている。
【0016】請求項18記載の発明によれば、メインサ
イド部の裏側に補強シートを設けたため、メインサイド
部が接合部以外の途中部分から開裂することはない。ま
た、マチ部側の正規の接合部に接合力低下手段が施され
ているため、エアバッグの膨張力により該接合部が確実
に開裂する。更に、メインサイド部の裏側に補強シート
が設けられているため、メインサイド部の途中に設定さ
れた別の接合部から開裂することはない。
【0017】尚、この発明の構造は、上記の構成さえ備
えていれば、バック部の裏側、メイン部の裏側にそれぞ
れ補強シートを設けても良いし、補強シートを設けたバ
ック部及びメイン部の途中に別の接合部を設定しても良
(請求項19〜22)
【0018】表皮材は、布部材でも、ワッディング部を
布で挟んだ構造のものでも、皮革でも、ビニールでも何
でもよい。接合部は、縫製糸による縫製部でも、接着材
による接着部でも、熱による溶着部でも良い。
【0019】接合力低下手段としては、接合部が縫製糸
による縫製部の場合は、縫製ピッチを相対的に拡大する
ようにしても良く(請求項23)、また縫製糸の強度を
相対的に低下させるようにしても良い(請求項24)
【0020】メイン部及びメインサイド部を一枚物とし
て連続形成しても良い(請求項6)
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を説明する
前に、図1〜図4に基づいて基本構造を説明する。この
基本構造自体は本発明ではない。図1は左側フロントの
シート1を示すものであり、フロアパネルに前後動自在
に取付けられたシートクッション2と、前後回動自在な
シートバック3とからなっている。
【0022】シートバック3の内部には、図面上形状が
明らかでないが逆U字状のシートバックフレーム4が設
けられており、該シートバックフレーム4の左右両側部
にはサイドパネル5が固着されている(図3及び図4に
は左側のサイドパネル5のみ図示)。左右のサイドパネ
ル5間にはS字状のシートスプリング6が設けられてい
る。
【0023】左右のサイドパネル5のうち、車体側壁に
対面する左側(車幅方向外側)のサイドパネル5にはエ
アバッグモジュール7が取付けられている。このエアバ
ッグモジュール7は、前方に開口8を有する金属製ケー
ス9と、蛇腹状に折りたたまれたエアバッグ10と、そ
れを膨張・展開させるためのガスを発生するインフレー
タ11とから成っている。エアバッグ10とインフレー
タ11とはケース9内に収納され、ケース9の開口8は
破断容易な薄いシート(図示せず)にて塞がれている。
このエアバッグモジュール7はケース9の上下に形成さ
れた取付片12を介してサイドパネル5に固定されてい
る。
【0024】また、シートバック3にはクッション性を
得るためのパッド材13が設けられている。このパッド
材13の左右両側にはサイド部13aが隆起形成されて
いる。
【0025】そして、このようなパッド材13やエアバ
ッグモジュール7が取付けられたシートバックフレーム
4の全体が、表皮材14により覆われている。この表皮
材14はワッディング部を布で挟んだ構造になっている
が図示は省略する。
【0026】この表皮材14は、シートバック3の前面
中央部位を覆うメイン部15と、前面両側部位(前記サ
イド部13a)を覆うメインサイド部16と、シートバ
ック3の側面部位を覆うマチ部17と、シートバック3
の背面部位を形成するバック部18とから成っている。
そして、メイン部15、メインサイド部16、マチ部1
7、バック部18の対応端同士が、それぞれ上下方向に
沿う「接合部」としての縫製部H1 、H2 、H3 にて縫
合されている。
【0027】尚、シートクッション2も基本的にはシー
トバック3と同様の構造をしており、図示せぬシートク
ッションフレームにパッド材を取付け、全体を表皮材1
9で覆った構造をしている。シートクッション2のシー
トクッションフレームにもエアバッグを上向きに展開す
るエアバッグモジュールが取付けられる場合がある。シ
ートクッション2の表皮材19は、上面中央部位を覆う
メイン部20と、上面両側部位を覆うメインサイド部2
1と、前面を覆うフロント部22と、側面部位を覆うマ
チ部23とからなり、それぞれが縫製部H4 、H5 、H
6 により縫合されている。このシートクッション2の下
面部位はスライドレール機構を設置するため表皮材19
が省略されている。
【0028】また、前記シートバック3のマチ部17の
裏側におけるエアバッグモジュール7に対応する部位に
は補強シートS1 が設けられている(図1、2中斜線図
示部分)。この補強シートS1 の対応端はそれぞれマチ
部17の前後の縫製部H1 、H2 で一緒に縫合されてい
る。この補強シートS1 は、マチ部17と同等以上の高
強度で、且つマチ部17と同等以下の伸縮性を有したも
のでなければならない。この基本構造では、補強シート
S1 として、エアバッグ10と同じ材質(例えば、ポリ
エステル、ナイロン等)を使用することにより、マチ部
17よりも十分に強度が高く、またマチ部17よりも十
分に伸縮性の低いものとしている。
【0029】この表皮材14は前記補強シートS1 を、
外側からは見えない裏側に備えているため、見映えの点
で優れている。また、補強シートS1 の対応端がそれぞ
れ縫製部H1 、H2 へ一緒に縫合されているため、該補
強シートS1 が表皮材14と一体化し、該表皮材14で
シートバックフレーム4及びパッド材13を包む作業が
容易である。
【0030】この基本構造のエアバッグ10は前方に展
開するもので、マチ部17とメインサイド部16との縫
製部H1 が正規の開裂位置となり、表皮材14はこの縫
製部H1 で開裂しなければならない。一般に、表皮材1
4における正規な開裂位置は、エアバッグモジュール7
の構造や、シートバック3に隣接する車体側壁との間隔
に応じて変化するものであるが、この実施形態の場合
は、エアバッグ10の展開方向にある縫製部H1 が開裂
することにより、エアバッグ10が最も効果的な状態で
前方へ展開するようになっている。
【0031】そして、このような基本構造に、図5
(b)に示す如く、マチ部17が2つの部材から形成さ
れ、マチ部17の途中部位に各部材の対応端同士を接合
する1本の接合部h1が上下方向に沿って形成されてい
るのが、この第1実施形態に係る構造である。
【0032】このような第1実施形態の構造において、
エアバッグ10が展開する際の状態を説明する。車両が
側面衝突を起こすと、その状態をセンサーが感知し、イ
ンフレータ11内からエアバッグ10内に高圧のガスが
噴出される。このガスによりエアバッグ10がケース9
内で膨張し、該エアバッグ10はケース9の開口縁8a
を外側へ押し拡げながら前方へ展開し、前方のパッド材
13を押し破る。
【0033】この時、マチ部17にはケース9の開口縁
8aからの外向き力が加わるが、マチ部17の裏側に補
強シートS1 が設けられているため、マチ部17が開口
縁8aに対応する位置、或いは接合部h1から開裂する
ことはない。つまり、補強シートS1 がマチ部17より
も高強度で且つマチ部17よりも伸縮しないため、開口
縁8aから外側へ加わるエアバッグ10の膨張力は、こ
の補強シートS1 にて確実に受け止められ、マチ部17
が途中(開口縁8aに対応する位置)から開裂するのを
確実に防止する。
【0034】補強シートS1 に加わったエアバッグ10
の膨張力は、補強シートS1 を介してマチ部17の前後
の縫製部H1 、H2 に加わるが、エアバッグ10の展開
方向が前方であり、且つパッド材13を押し破って前方
へ展開するエアバッグ10の直接的な力も加わり、前方
の正規の縫製部H1 に加わる力の方が、後方の縫製部H
2 に加わる力よりも大きくなる。従って、前方の正規の
縫製部H1 が確実に開裂し、エアバッグ10が最適な状
態で前方へ展開する。
【0035】次に、第1実施形態の変形例を図5に示
す。尚、図中の○の中の数字は本願の出願当初の明細書
に記載された特許請求の範囲の請求項に対応するもので
ある。つまり、例えばは請求項2を示している。ま
た、図5(b)以降の図において、重要でない符号は図
面の煩雑化を避けるために省略した。
【0036】図5中には、念のために、基本構造図5
(a)と、第1実施形態の構造図5(b)も示されてい
る。また、図5(c)、図5(e)は参考例で、本発明
ではない。
【0037】図5(c)のように、バック部18の裏側
にも補強シートS2 を設けた。この補強シートS2 の両
端の対応端はバック部18の縫製部H2 へ一緒に縫合さ
れる。このようにすることにより、マチ部17の後側の
縫製部H2 の接合力が高まり、前側の正規の縫製部H1
が確実に開裂することなる。
【0038】図5(d)のように、バック部18の裏側
に補強シートS2 を設けても良い。また、図5(f)の
ように、図5(d)のバック部18に、別の縫製部h2
を設定しても良い。
【0039】図6(a)〜(f)は、図5(a)〜
(f)のメイン部5の裏側に補強シートS3 をそれぞれ
設けた例を示すものであるが、図6(a)、図6
(c)、図6(e)は参考例で、本発明ではない。
【0040】図7(a)〜(f)は、図6(a)〜
(f)のメイン部5に別の縫製部h3 をそれぞれ設けた
例を示すものであるが、図7(a)、図7(c)、図7
(e)は参考例で、本発明ではない。
【0041】図8(a)〜(f)は、バック部18の裏
側のみに補強シートS2 を設けたものであるが、これら
も参考例で、本発明ではない。
【0042】次に、本発明の第2実施形態を図9(a)
に基づいて説明する。この実施形態では、マチ部17及
びメインサイド部16の両方の裏側にそれぞれ補強シー
トS1 、S4 を設けた。そして、それぞれの対応端を正
規の縫製部H1 で縫合した。従って、このままでは、縫
製部H1 の接合力が強くなり、この正規の縫製部H1で
の確実な開裂が期待できなくなるため、この縫製部H1
に接合力低下手段T(図中に○で図示)を設けた。接合
力低下手段Tは、縫製部H1 の縫製ピッチを他の縫製部
H2 、H3 よりも相対的に拡大したり、或いは縫製部H
1 の縫製糸の強度を他の縫製部H2 、H3 の縫製糸より
も相対的に低下させたりする方法があるが、この第2実
施形態では前者を採用した。この第2実施形態によれ
ば、マチ部17及びメインサイド部16での途中開裂が
確実に防止されると共に、前記の接合力低下手段Tによ
り正規の縫製部H1 で確実に開裂させることができる。
【0043】次に、第2実施形態の変形例を図9(b)
〜図17(d)に示す。図9(b)のようにマチ部17
に別の縫製部h1 を設定しても良い。図9(c)のよう
にメインサイド部16に別の縫製部h4 を設定しても良
い。図9(d)のようにマチ部17及びメインサイド部
16に別の縫製部h1 、h4 を設定しても良い。
【0044】図10(a)〜(d)に示すように、図9
(a)〜(d)のメイン部15の裏側にそれぞれ補強シ
ートS3 を設けてもよい。
【0045】図11(a)〜(d)に示すように、図1
0(a)〜(d)のメイン部15に別の縫製部h3 を設
けても良い。
【0046】図12(a)〜(d)に示すように、図9
(a)〜(d)のバック部18の裏側にそれぞれ補強シ
ートS2 を設けてもよい。
【0047】図13(a)〜(d)に示すように、図1
2(a)〜(d)のバック部18に別の縫製部h2 を設
けても良い。
【0048】図14(a)〜(d)に示すように、図1
2(a)〜(d)のメイン部15の裏側にそれぞれ補強
シートS3 を設けてもよい。
【0049】図15(a)〜(d)に示すように、図1
4(a)〜(d)のメイン部15に別の縫製部h3 を設
けても良い。
【0050】図16(a)〜(d)に示すように、図1
4(a)〜(d)のバック部18に別の縫製部h2 を設
けても良い。
【0051】図17(a)〜(d)に示すように、図1
6(a)〜(d)のメイン部15に別の縫製部h3 を設
けても良い。
【0052】次に、本発明の第3実施形態の基本構造
図18(a)に基づいて説明する。この図18(a)自
体は本発明ではない。この実施形態では、メインサイド
部16の裏側に補強シートS4 を設けた。従って、この
ままでは、縫製部H1 の接合力が強くなり、この正規の
縫製部H1 での確実な開裂が期待できなくなるため、こ
の実施形態でも縫製部H1 に接合力低下手段Tを設け
た。
【0053】そして、このような基本構造のメインサイ
ド部16に、図18(b)に示すような別の縫製部h4
を設定したのが、第3実施形態の構造である。更に、図
18(d)のように図18(b)のバック部18の裏側
に補強シートS2 を設けても良い。図18(f)のよう
に図18(d)のバック部18に別の縫製部h2 を設け
ても良い。尚、図18(c)、図18(e)は、基本構
造である図18(a)に基づいた参考例で、本発明では
ない。
【0054】図19(a)〜(d)に示すように、図1
8(a)〜(d)のメイン部15の裏側にそれぞれ補強
シートS3 を設けてもよいが、図19(a)、図19
(c)、図19(e)は参考例で、本発明ではない。
【0055】図20(a)〜(d)に示すように、図1
9(a)〜(d)のメイン部15に別の縫製部h3 を設
けても良いが、図20(a)、図20(c)、図20
(e)は参考例で、本発明ではない。
【0056】尚、以上の説明では、車両のフロント側の
シート1を例にしたが、本発明はリヤ側のシートにも適
用できる。
【0057】更に、補強シートS1 等をマチ部17等の
エアバッグモジュール7に対応する部分のみに設ける例
を示したが、マチ部17等と同じサイズのものを該マチ
部17の裏面全体に設けてもよい。
【0058】加えて、補強シートS1 等は、その対応端
のみ接合し、それ以外の部分はマチ部17等に対してフ
リーな状態で設けるようにしたが、補強シートS1 等の
全面をマチ部17等の裏面に密着(ラミネート又はコー
ティング)したものでも良い。
【0059】また、シートバック3の表皮材14におけ
るバック部18に代えてトリムを取付けても良い。
【0060】
【発明の効果】この発明によれば、見映えの低下を招く
ことなく、正規の接合部だけを確実に開裂させることが
できる。従って、マチ部の途中に別の接合部を設定する
ことができ、表皮材のデザイン的自由度が向上する。
【0061】また、補強シートの対応端が表皮材の接合
部へ一緒に接合されるため、該補強シートが表皮材に一
体化し、該表皮材をシートバックフレーム及びパッド材
に被せる作業が容易である。
【0062】表皮材の各部位に種々の組み合わせで補強
シートが設けられているため、補強シートが設けられて
いる部位は接合部以外の途中部分で開裂することはな
い。補強シートを設けたことにより、正規の接合部の接
合力が高まるような場合は、その接合部に接合力低下手
段が施されているため、該正規の接合部が確実に開裂す
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るシートの基本構造
示す斜視図。
【図2】エアバッグが前方へ展開した状態を示す図1相
当の斜視図。
【図3】図1中矢示SA−SA線に沿うシートバックの
断面図。
【図4】エアバッグが前方へ展開した状態を示す図3相
当の断面図。
【図5】第1実施形態及びその変形例ならびに参考例
示すシートバックの概略断面図。
【図6】メイン部に補強シートを追加した変形例ならび
に参考例を示す図5相当の概略断面図。
【図7】メイン部に別の接合部を設けた変形例ならびに
参考例を示す図6相当の概略断面図。
【図8】バック部に補強シートを追加した変形例ならび
に参考例を示す図5相当の概略断面図。
【図9】この発明の第2実施形態及びその変形例に係る
シートバックを示す概略断面図。
【図10】メイン部に補強シートを追加した変形例を示
す図9相当の概略断面図。
【図11】メイン部に別の接合部を設けた変形例を示す
図10相当の概略断面図。
【図12】バック部に補強シートを追加した変形例を示
す図9相当の概略断面図。
【図13】バック部に別の接合部を設けた変形例を示す
図12相当の概略断面図。
【図14】メイン部に補強シートを追加した変形例を示
す図13相当の概略断面図。
【図15】メイン部に別の接合部を設けた変形例を示す
図14相当の概略断面図。
【図16】バック部に別の接合部を設けた変形例を示す
図14相当の概略断面図。
【図17】メイン部に別の接合部を設けた変形例を示す
図16相当の概略断面図。
【図18】この発明の第3実施形態及びその変形例に係
るシートバックを示す概略断面図。
【図19】メイン部に補強シートを追加した変形例を示
す図18相当の概略断面図。
【図20】メイン部に別の接合部を設けた変形例を示す
図19相当の概略断面図。
【符号の説明】
1 シート 2 シートクッション 3 シートバック 4 シートバックフレーム 5 サイドパネル 6 シートスプリング 7 エアバッグモジュール 8 開口 8a 開口縁 9 ケース 10 エアバッグ 11 インフレータ 12 取付片 13 パッド材 13a サイド部 14 表皮材 15 メイン部 16 メインサイド部 17 マチ部 18 バック部 19 表皮材(シートクッション) 20 メイン部(シートクッション) 21 メインサイド部(シートクッション) 22 フロント部(シートクッション) 23 マチ部(シートクッション) H1 〜H3 シートバックの縫製部(接合部) H4 〜H6 シートクッションの縫製部(接合部) h1 〜h4 別の縫製部(接合部) S1 〜S4 補強シート T 接合力低下手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 公文 秀昭 神奈川県綾瀬市小園771番地池田物産株 式会社内 (72)発明者 阿部 純子 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産 自動車株式会社内 (72)発明者 成田 雅則 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産 自動車株式会社内 (72)発明者 松浦 康城 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産 自動車株式会社内 (72)発明者 宇野 高明 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−202205(JP,A) 特開 平9−123861(JP,A) 特開 平9−71205(JP,A) 特開 平9−295547(JP,A) 特開 平9−123860(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックのシートバックフレーム及
    びパッド材を覆う表皮材が、少なくとも、シートバック
    の前面中央部位を覆うメイン部と、シートバックの前面
    両側部位を覆うメインサイド部と、シートバックの側面
    部位を覆うマチ部と、シートバックの背面部位を覆うバ
    ック部とから成っていると共に、それぞれの対応端同士
    が上下方向に沿う接合部で接合されており、且つ該シー
    トバックフレームの車幅方向外側部に、前方へ展開する
    エアバッグ及びガス発生用のインフレータを内蔵したエ
    アバッグモジュールが取付けられ、 マチ部の裏側の少なくともエアバッグモジュールに対応
    する部位に、強度がマチ部以上で且つ伸縮性がマチ部以
    下の補強シートを設けると共に、該補強シートの対応端
    もマチ部の両端の接合部で各々接合した車両用シートの
    エアバッグ装置であって、 前記マチ部が2つ以上の部材から形成され、マチ部の途
    中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1
    本以上の接合部が上下方向に沿って形成されていること
    を特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用シートのエアバッ
    グ装置であって、 バック部の裏側の少なくともエアバッグモジュールに対
    応する部位に、強度がバック部以上で且つ伸縮性がバッ
    ク部以下の補強シートを設けると共に、該補強シートの
    対応端もバック部の両端の接合部で各々接合したことを
    特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用シートのエアバッ
    グ装置であって、 バック部が2つ以上の部材から形成され、バック部の途
    中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1
    本以上の接合部が上下方向に沿って形成されていること
    を特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載の車両用シー
    トのエアバッグ装置であって、 メイン部の裏側の少なくともエアバッグモジュールに対
    応する部位に、強度がメイン部以上で且つ伸縮性がメイ
    ン部以下の補強シートを設けると共に、該補強シートの
    対応端もメイン部の両端の接合部で接合したことを特徴
    とする車両用シートのエアバッグ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両用シートのエアバッ
    グ装置であって、 メイン部が2つ以上の部材から形成され、メイン部の途
    中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1
    本以上の接合部が上下方向に沿って形成されていること
    を特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車
    両用シートのエアバッグ装置であって、 メイン部及びメインサイド部が一枚物として連続形成さ
    れていることを特徴とする車両用シートのエアバッグ装
    置。
  7. 【請求項7】 シートバックのシートバックフレーム及
    びパッド材を覆う表皮材が、少なくとも、シートバック
    の前面中央部位を覆うメイン部と、シートバックの前面
    両側部位を覆うメインサイド部と、シートバックの側面
    部位を覆うマチ部と、シートバックの背面部位を覆うバ
    ック部とから成っていると共に、それぞれの対応端同士
    が上下方向に沿う接合部で接合されており、且つ該シー
    トバックフレームの車幅方向外側部に、前方へ展開する
    エアバッグ及びガス発生用のインフレータを内蔵したエ
    アバッグモジュールが取付けられている車両用シートの
    エアバッグ装置において、 前記マチ部及びメインサイド部の両方の裏側の少なくと
    もエアバッグモジュールに対応する部位に、強度がマチ
    部及びメインサイド部以上で且つ伸縮性がマチ部及びメ
    インサイド部以下の補強シートをそれぞれ設けると共
    に、該補強シートの各対応端もマチ部とメインサイド部
    の両端の接合部で各々接合し、 且つ、マチ部とメインサイド部との接合部に接合力低下
    手段を施したことを特徴とする車両用シートのエアバッ
    グ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車両用シートのエアバッ
    グ装置であって、 マチ部又はメインサイド部の少なくともいずれか一方が
    2つ以上の部材から形成され、マチ部又はメインサイド
    部の途中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合
    する1本以上の接合部が上下方向に沿ってそれぞれ形成
    されていることを特徴とする車両用シートのエアバッグ
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の車両用シートのエアバッ
    グ装置であって、 バック部の裏側の少なくともエアバッグモジュールに対
    応する部位に、強度がバック部以上で且つ伸縮性がバッ
    ク部以下の補強シートを設けると共に、該補強シートの
    対応端もバック部の両端の接合部で接合したことを特徴
    とする車両用シートのエアバッグ装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の車両用シートのエアバ
    ッグ装置であって、 メイン部の裏側の少なくともエアバッグモジュールに対
    応する部位に、強度がメイン部以上で且つ伸縮性がメイ
    ン部以下の補強シートを設けると共に、該補強シートの
    対応端もメイン部の両端の接合部で接合したことを特徴
    とする車両用シートのエアバッグ装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の車両用シートのエアバ
    ッグ装置であって、 バック部の裏側の少なくともエアバッグモジュールに対
    応する部位に、強度がバック部以上で且つ伸縮性がバッ
    ク部以下の補強シートを設けると共に、該補強シートの
    対応端もバック部の両端の接合部で接合したことを特徴
    とする車両用シートのエアバッグ装置。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の車両用シートのエア
    バッグ装置であって、 メイン部が2つ以上の部材から形成され、メイン部の途
    中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1
    本以上の接合部が上下方向に沿って形成されていること
    を特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の車両用シートのエア
    バッグ装置であって、 バック部が2つ以上の部材から形成され、バック部の途
    中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1
    本以上の接合部が上下方向に沿って形成されていること
    を特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の車両用シートのエア
    バッグ装置であって、 メイン部の裏側の少なくともエアバッグモジュールに対
    応する部位に、強度がメイン部以上で且つ伸縮性がメイ
    ン部以下の補強シートを設けると共に、該補強シートの
    対応端もメイン部の両端の接合部で接合したことを特徴
    とする車両用シートのエアバッグ装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の車両用シートのエア
    バッグ装置であって、 メイン部が2つ以上の部材から形成され、メイン部の途
    中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1
    本以上の接合部が上下方向に沿って形成されていること
    を特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の車両用シートのエア
    バッグ装置であって、 バック部が2つ以上の部材から形成され、バック部の途
    中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1
    本以上の接合部が上下方向に沿って形成されていること
    を特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の車両用シートのエア
    バッグ装置であって、 メイン部が2つ以上の部材から形成され、メイン部の途
    中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1
    本以上の接合部が上下方向に沿って形成されていること
    を特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  18. 【請求項18】 シートバックのシートバックフレーム
    及びパッド材を覆う表皮材が、少なくとも、シートバッ
    クの前面中央部位を覆うメイン部と、シートバックの前
    面両側部位を覆うメインサイド部と、シートバックの側
    面部位を覆うマチ部と、シートバックの背面部位を覆う
    バック部とから成っていると共に、それぞれの対応端同
    士が上下方向に沿う接合部で接合されており、且つ該シ
    ートバックフレームの車幅方向外側部に、前方へ展開す
    るエアバッグ及びガス発生用のインフレータを内蔵した
    エアバッグモジュールが取付けられ、 メインサイド部の裏側の少なくともエアバッグモジュー
    ルに対応する部位に、強度がメインサイド部以上で且つ
    伸縮性がメインサイド部以下の補強シートを設けると共
    に、該補強シートの対応端もメインサイド部の両端の接
    合部で接合し、 前記メインサイド部の両端の接合部のうち、マチ部側の
    接合部に接合力低下手段を施した車両用シートのエアバ
    ッグ装置であって、 前記メインサイド部が2つ以上の部材から形成され、メ
    インサイド部の途中部 位に該2つ以上の各部材の対応端
    同士を接合する1本以上の接合部が上下方向に沿って形
    成されていることを特徴とする車両用シートのエアバッ
    グ装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の車両用シートのエア
    バッグ装置であって、 バック部の裏側の少なくともエアバッグモジュールに対
    応する部位に、強度がバック部以上で且つ伸縮性がバッ
    ク部以下の補強シートを設けると共に、該補強シートの
    対応端もバック部の両端の接合部で接合したことを特徴
    とする車両用シートのエアバッグ装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の車両用シートのエア
    バッグ装置であって、 バック部が2つ以上の部材から形成され、バック部の途
    中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1
    本以上の接合部が上下方向に沿って形成されていること
    を特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  21. 【請求項21】 請求項18〜20のいずれか1項に記
    載の車両用シートのエアバッグ装置であって、 メイン部の裏側の少なくともエアバッグモジュールに対
    応する部位に、強度がメイン部以上で且つ伸縮性がメイ
    ン部以下の補強シートを設けると共に、該補強シートの
    対応端もメイン部の両端の接合部で接合したことを特徴
    とする車両用シートのエアバッグ装置。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の車両用シートのエア
    バッグ装置であって、 メイン部が2つ以上の部材から形成され、メイン部の途
    中部位に該2つ以上の各部材の対応端同士を接合する1
    本以上の接合部が上下方向に沿って形成されていること
    を特徴とする車両用シートのエアバッグ装置。
  23. 【請求項23】 請求項11〜22のいずれか1項に記
    載の車両用シートのエアバッグ装置であって、 接合部が縫製糸による縫製部で、接合力低下手段とし
    て、当該接合部の縫製ピッチを他の接合部よりも相対的
    に拡大したことを特徴とする車両用シートのエアバッグ
    装置。
  24. 【請求項24】 請求項11〜22のいずれか1項に記
    載の車両用シートのエアバッグ装置であって、 接合部が縫製糸による縫製部で、接合力低下手段とし
    て、当該接合部の縫製糸の強度を他の接合部の縫製糸よ
    りも相対的に低下したことを特徴とする車両用シートの
    エアバッグ装置。
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