JPH10128467A - プレス用金型装置 - Google Patents

プレス用金型装置

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Publication number
JPH10128467A
JPH10128467A JP29011696A JP29011696A JPH10128467A JP H10128467 A JPH10128467 A JP H10128467A JP 29011696 A JP29011696 A JP 29011696A JP 29011696 A JP29011696 A JP 29011696A JP H10128467 A JPH10128467 A JP H10128467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
cushion
cushion pin
mold
bolster
Prior art date
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Pending
Application number
JP29011696A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kodama
貴史 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP29011696A priority Critical patent/JPH10128467A/ja
Publication of JPH10128467A publication Critical patent/JPH10128467A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段取作業の煩雑化を招来することなく、該金
型とクッションピンとの干渉を防止することのできるプ
レス用金型装置を提供することを解決課題とする。 【解決手段】 本発明は、ボルスタ1の上面1aに開口
し、所定の配置態様で当該ボルスタ1に設けた複数のク
ッションピン収容孔2と、前記クッションピン収容孔2
の開口を避ける位置において前記ボルスタ1の上面1a
との当接部14を確保した金型10と、前記金型10を
前記ボルスタ1の上面1aに位置決め配置させた場合
に、該金型10から前記クッションピン収容孔2の開口
相互間に延在する態様で突出した一対のピンブラケット
15と、前記一対のピンブラケット15の先端部間にお
いて前記クッションピン収容孔2の開口相互間に延在す
る態様で架設した係合ピン16とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス用金型装置
に関するもので、詳しくは、装置本体の取付面に金型を
取り付けて成るプレス用金型装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のプレス用金型装置は、ボルスタ等
の装置本体の取付面に金型を取り付けることによって構
成されている。
【0003】金型は、成形すべきプレス成形品の種類に
応じたものが複数種類用意されており、段取作業の際に
前回使用したものが装置本体から取り外され、その後、
プレス成形品に対応したものが装置本体に取り付けられ
ることになる。
【0004】上述した段取作業においては、金型の側面
から側方に突設したフックにワイヤロープを引掛け、該
ワイヤロープを介してクレーンで吊り上げることによ
り、当該金型を装置本体に対して着脱するようにしてい
る。
【0005】この種のプレス用金型装置では、一般に、
装置本体の取付面にキーブロックを複数配置する一方、
金型におけるキーブロックに対応する部位にそれぞれキ
ー溝を形成するようにしており、該キー溝にキーブロッ
クを嵌合させることによって両者の位置決めを行うよう
にして、上述した段取作業の容易化を図るようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したボ
ルスタ等の装置本体には、その取付面に取り付けた金型
に対してブランクホルダ等の可動部分を作動させるため
に、複数のクッションピンを配設したものがある。
【0007】クッションピンは、装置本体における取付
面の全面に予め所定の態様、たとえば互いに等間隔とな
る態様で行列配置されたクッションピン収容孔の内部に
それぞれ進退可能に配設されており、個々の下端部がそ
れぞれ装置本体の下方域に配設したダイクッション機構
のウェアプレートに係合している。
【0008】ここで、上記のようなプレス用金型装置に
あっては、金型を装置本体に位置決め配置した場合に、
当該金型における装置本体との取付面、あるいは上述し
たワイヤロープを引掛けるためのフックがクッションピ
ン収容孔の延長上に配置される虞れがある。
【0009】このような場合、クッションピンと金型と
が干渉してしまうことになり、該クッションピンに所望
の動作を期待することが不可能となる。
【0010】このため、段取作業を行う度に作業者は、
金型の取付面、あるいはフックが延長上に配置されるク
ッションピン収容孔からクッションピンを抜く一方、ブ
ランクホルダに対応する部位のクッションピン収容孔に
クッションピンを挿入しなければならず、著しく煩雑化
した作業を強いられることになる。
【0011】本発明は、上記実情に鑑みて、段取作業の
煩雑化を招来することなく、該金型とクッションピンと
の干渉を防止することのできるプレス用金型装置を提供
することを解決課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体の取
付面に開口し、所定の配置態様で当該装置本体に設けた
複数のクッションピン収容孔と、前記クッションピン収
容孔の開口を避ける位置において前記装置本体の取付面
との当接域を確保した金型と、前記金型を前記装置本体
の取付面に位置決め配置させた場合に、該金型から前記
クッションピン収容孔の開口相互間に延在する態様で突
出した一対のピンブラケットと、前記一対のピンブラケ
ットの先端部間において前記クッションピン収容孔の開
口相互間に延在する態様で架設した係合ピンとを備えて
いる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態を示す図面に
基づいて本発明を詳細に説明する。図4は、本発明に係
るプレス用金型装置の一実施形態を概念的に示したもの
である。ここで例示するプレス用金型装置は、絞り加工
によって車体プレス部品を成形する場合に適用するもの
で、上面(取付面)1aが矩形状を成すボルスタ(装置
本体)1に複数のクッションピン収容孔2を有してい
る。
【0014】クッションピン収容孔2は、図1乃至図3
に示すように、鉛直方向に沿って延在し、ボルスタ1の
上面1aおよび下面1bにそれぞれ開口したもので、縦
横に一定の間隔a、本実施形態では150mmの間隔a
を確保した状態でボルスタ1の四辺に沿って行列配置し
ており、個々の内部にクッションピン3を進退可能に収
容している。
【0015】クッションピン3は、クッションピン収容
孔2よりも僅かに小さい外径、本実施形態ではφ40m
mの外径を有し、かつ該クッションピン収容孔2よりも
十分な長さを有した円柱状を成したもので、個々の下端
部をダイクッション機構のウェアプレート4に係合して
いる。ウェアプレート4は、ボルスタ1の下方域に水平
に延在しており、この水平状態を確保したままで上記ボ
ルスタ1に対して近接離反移動する作用を成す。
【0016】また、上記ボルスタ1は、図4に示すよう
に、その上面1aに複数のキーブロック5を備えてい
る。これらキーブロック5は、ボルスタ1の上面1aに
設けた金型載置域6の周囲に対応する部位にそれぞれ配
設したもので、矩形断面の柱状を成しており、ボルスタ
1の上面1aから突出する態様で該ボルスタ1に取り付
けている。
【0017】一方、上記プレス用金型装置に適用する金
型10は、成形すべき車体プレス部品の種類に応じたも
のが複数種類用意されている。これら金型10は、各車
体プレス部品毎に専用のもので、その大きさやキャビテ
ィの形状が互いに異なるものの、下型11にブランクホ
ルダ12を具備する点、および後述する構成においては
互いに共通しているため、以下においてはそのうちの一
つについてのみ説明していく。
【0018】金型10は、図2および図3に示すよう
に、下型11の下面にキー溝13を有している。キー溝
13は、上述したキーブロック5に嵌合する断面形状を
有したもので、下型11の下面を上記ボルスタ1の上面
中央部に設けた金型載置域6に合致させた場合に、上記
キーブロック5の配置位置に対応する部位に形成してい
る。なお、これらキー溝13にキーブロック5を嵌合さ
せた場合に上述した金型10は、その四方の側面がそれ
ぞれボルスタ1の四辺に平行となる態様で配置されるこ
とになる。
【0019】また、上記金型10は、図1乃至図3に示
すように、下型11の下面周縁部に上記ボルスタ1との
当接部(当接域)14を確保している。当接部14は、
いずれも上述したクッションピン収容孔2の相互間隔a
よりも小さい幅に形成しており、キー溝13にキーブロ
ック5を嵌合させた場合に、クッションピン収容孔2の
開口を避け、かつ下型11の一部を構成するブランクホ
ルダ12の下面をクッションピン収容孔2の延長域に配
置させる位置に設けている。
【0020】さらに、上記金型10は、下型11におけ
る互いに平行となる二つの側面にそれぞれ二対のピンブ
ラケット15を備えている。ピンブラケット15は、ク
ッションピン収容孔2の相互間隔aよりも小さい板厚
b、本実施形態では70mmの板厚bを有したプレート
状を成すもので、対を成すものの間にクッションピン3
の外径よりも大きな間隙c、本実施形態では70mmの
間隙cを確保した状態で上述した側面の下方両隅部から
側方に向けて突出し、それぞれ鉛直方向に沿って互いに
平行に延在している。図1からも明らかなように、これ
らピンブラケット15は、金型10のキー溝13にキー
ブロック5を嵌合させた場合に、クッションピン収容孔
2の開口を避け、かつ対を成すものの間にクッションピ
ン収容孔2の開口を配置させる態様で設けており、各対
を成すものの先端部間に係合ピン16を架設保持してい
る。
【0021】係合ピン16は、クッションピン収容孔2
の相互間隔aよりも十分小さい外径を有した円柱状を成
しており、金型10のキー溝13にキーブロック5を嵌
合させた場合に、クッションピン収容孔2の開口を避け
る位置において水平に延在している。
【0022】上記のように構成したプレス用金型装置で
は、まず、段取作業において成形すべき車体プレス部品
の種類に応じた金型10が選択される。その際、ボルス
タ1は、予め図示していないスライドの下方域外まで自
走しており、その上方域が開放された状態にある。
【0023】選択された金型10は、図4に示すよう
に、4つの係合ピン16にそれぞれワイヤーロープWを
引掛けることにより、下型11の上部に上型17を搭載
した状態で該ワイヤーロープWを介してクレーンで吊り
上げられ、所定の金型載置置き場(図示せず)からボル
スタ1の上方域に搬入される。
【0024】ボルスタ1の上方域に搬入された金型10
は、そのキー溝13にキーブロック5を嵌合させる態様
で当該ボルスタ1の上面1aに載置され、係合ピン16
に引掛けたワイヤーロープWを除去した後、図示してい
ない下型クランパの作動によって下型11がボルスタ1
に位置決め保持される。
【0025】この状態においては、図1に示すように、
下型11の当接部14、ピンブラケット15および係合
ピン16のいずれもが、ボルスタ1に形成したクッショ
ンピン収容孔2の開口延長上に位置しないため、ボルス
タ1のクッションピン収容孔2の全てにクッションピン
3を収容させた状態で段取作業を行い、その後、図2に
示すように、ボルスタ1をスライド(図示せず)の下方
域に移動させ、ダイクッション機構を動作させた場合に
も、当該クッションピン3が金型10に干渉することが
なく、図2および図3に示すように、プレス成形時にお
いてクッションピン3が所望の動作をすることになる。
【0026】したがって、上記プレス用金型装置によれ
ば、段取作業の際にクッションピン3の入れ替え操作が
一切不要となり、作業の容易化を図ることができるよう
になる。
【0027】因に、下型11がボルスタ1に位置決め保
持されると、ボルスタ1がスライド(図示せず)の下方
域まで自走し、上型17がスライド(図示せず)の下面
中央部に設けた図示していない金型装着域に合致され
る。その後、スライド(図示せず)が下動することによ
って該スライド(図示せず)の下面に取り付けたキーブ
ロック(図示せず)が上型17の上面に設けたキー溝1
8に嵌合し、さらにスライド(図示せず)に設けた図示
していない上型クランパの作動によって当該上型17が
スライド(図示せず)に位置決め保持されることにな
る。
【0028】なお、上述した実施の形態では、絞り加工
によって車体プレス部品を成形する場合に適用するプレ
ス用金型装置を例示しているが、その他のプレス成形品
を成形する金型にももちろん適用することが可能であ
る。
【0029】また、上述した実施の形態では、装置本体
に対してクッションピン収容孔を縦横に一定の間隔を確
保した状態で行列配置させているが、クッションピン収
容孔をその他の配置態様で設けても構わない。たとえ
ば、クッションピン収容孔を行列配置させる場合に縦横
の間隔が互いに異なっていても同様の作用効果を期待す
ることが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置本体に金型を位置決め保持させた場合に、該金型の
当接域、ピンブラケットおよび係合ピンのいずれもがク
ッションピン収容孔の延長域に位置しないため、クッシ
ョンピンの入れ替え作業を行うことなく、全てのクッシ
ョンピン収容孔にクッションピンを収容させた状態で段
取作業を行うことが可能となり、その作業の煩雑化を防
止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレス用金型装置の一実施形態を
概念的に示した要部断面平面図である。
【図2】図1に示したプレス用金型装置を示した断面側
面図である。
【図3】図1に示したプレス用金型装置を示した断面側
面図である。
【図4】図1に示したプレス用金型装置において段取作
業中の状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1…ボルスタ 1a…上面 2…クッションピン収容孔 10…金型 14…当接部 15…ピンブラケット 16…係合ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の取付面に開口し、所定の配置
    態様で当該装置本体に設けた複数のクッションピン収容
    孔と、 前記クッションピン収容孔の開口を避ける位置において
    前記装置本体の取付面との当接域を確保した金型と、 前記金型を前記装置本体の取付面に位置決め配置させた
    場合に、該金型から前記クッションピン収容孔の開口相
    互間に延在する態様で突出した一対のピンブラケット
    と、 前記一対のピンブラケットの先端部間において前記クッ
    ションピン収容孔の開口相互間に延在する態様で架設し
    た係合ピンとを備えたことを特徴とするプレス用金型装
    置。
JP29011696A 1996-10-31 1996-10-31 プレス用金型装置 Pending JPH10128467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29011696A JPH10128467A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 プレス用金型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29011696A JPH10128467A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 プレス用金型装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10128467A true JPH10128467A (ja) 1998-05-19

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ID=17752015

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29011696A Pending JPH10128467A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 プレス用金型装置

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JP (1) JPH10128467A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108380750A (zh) * 2018-03-19 2018-08-10 苏州洲洋精密机械科技有限公司 一种嵌入式可移动模具推块组件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108380750A (zh) * 2018-03-19 2018-08-10 苏州洲洋精密机械科技有限公司 一种嵌入式可移动模具推块组件

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